JP2013020474A - Etc車載器、制御方法、及びプログラム - Google Patents

Etc車載器、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両に搭載され、挿入されたICカードに記録された情報を用いて、料金所に設けられたETC路側無線装置との間で電波を用いて無線通信を行い、有料道路等の料金の支払いに必要なデータの送受信処理を行うこと。
【解決手段】ICカード200に記録された情報を間欠的に読み出し続ける情報読出部120と、情報読出部120が情報を読み出せなかった場合に、ICカード200を再起動させるICカード再起動部130とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ETC(Electronic Toll Collection System)車載器、制御方法、及びプログラムに関する。特に本発明は、車両に搭載され、挿入されたIC(Integrated Circuit)カードに記録された情報を用いて、料金所に設けられたETC路側無線装置との間で電波を用いて狭域無線通信を行い、有料道路等の料金の支払いに必要なデータの送受信処理を行うETC車載器、当該ETC車載器を制御する制御方法、並びに当該ETC車載器用のプログラムに関する。
ETCは、車両が有料道路等の料金所ゲートを通過する際、狭域無線通信を用いて、一旦停止することなく、自動的に通行料金の支払い手続を可能とするシステムである。より具体的に説明すると、ETCは、出口料金所あるいは入口料金所のゲートに無線機としてのETC路側無線装置を配設すると共に、このETC路側無線装置の路側アンテナを介して狭域無線通信をして料金収受処理を行うETC車載器を車両側に搭載して構成している。ETC車載器には、料金の支払いをする使用者の情報を記録させたICカードを装着するように構成されており、狭域無線通信の際に使用者や車両の確認と共に料金所の料金情報等を授受して記録するように構成されている。
課金処理の手順としては、例えば、接触式のICカードをETC車載器に装着すると、ETC車載器は、ICカードに記録されている契約情報や料金所情報等を読み出し、ETC車載器内部のセキュリティモジュール部に記憶する。また、料金所を通過する際には、ETC車載器は、ETC路側無線装置との間で狭域無線通信を行って、ETC車載器内部に登録された車両情報とICカードから読み出した契約情報や料金所情報等を送信すると共に、ETC路側無線装置から通行料金に関する課金情報を得てこれをICカードに書き込む処理を行って一連の処理を終了する。
このようなICカードの情報として示した契約情報は、ICカードの識別情報や有効期限情報あるいは決済に関する情報であり、これらはICカードの発行時に内部に固定的に記録された情報である。また、ICカードに記録する情報としては、この他に、最後に利用した料金所の情報や、利用履歴に関する情報等がある。また、車両情報としては、車両の形状や重量等の車両の特徴を表す情報であり、これらの情報は、ETC車載器を対象車両にセットアップする作業の時にETC車載器内部の車載器情報登録媒体に記憶されるものである。そして、課金処理に必要な料金所情報としては、ETC路側無線装置との狭域無線通信で受信する入口情報や通行履歴情報等であり、料金所通過時に受信した最新情報がICカードに記録されるようになっている。この料金所情報は、次の料金所において狭域無線通信を介して読み出され、どの料金所を経由したかを知ることで課金処理を行うことに利用される。
このように、ETCにおいては、ICカードに記録されている情報を使用して課金処理を行うと共に、課金処理の結果がETC車載器によりICカードに記録されるように構成されているので、ICカードとの情報の授受が失敗すると正しい課金情報が記録されないことになり、次の料金所において正常に課金処理が行えなくなる問題がある。この原因としては、ICカードが接触式のものであることから、例えば車両の振動等で装着したICカードとETC車載器のICカードインタフェース部との接触が不良となるような場合や、ICカードの接触する電極部に汚れがあったり、これを介して静電気等の悪影響を受けてICカードとのデータのやり取りが異常となったりする場合等が考えられる。
そして、このようなICカードへの書き込み処理の失敗が生ずると、既知のシステムにおいては、ユーザに対してカードエラー等が発生した旨の警告通知を行い、ユーザにICカードの再装着を行うように促すことが行われている。これにより、ICカードとの間の電極の接触状態を回復させたり、再起動したりすることによって異常状態の回避を図ろうとするものである。
ところが、このような処置を実行する場合に問題となる事情がある。即ち、ICカードのセキュリティ上の点から、ICカードがETC車載器から抜き取られると、その時点でICカードから読み出していた契約情報、料金所から受信した料金所情報等の決済情報について破棄をすることが望ましいため、ICカードを再装着した時点ではICカードに書き込むべき課金情報も破棄されているので、書き込むべき課金情報がなく、最新の課金情報が更新記録されることもなくなってしまうというものである。
このような背景に鑑みて成されたETC車載器としては、課金処理が終了してICカードへの課金情報の書き込みの際に失敗した場合でも、ユーザが操作することなく自動的に書き込み処理を達成すべく処置をとることができるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載のETC車載器は、ICカードへの記録処理が達成できなかったときに、ICカードが装着されたままの状態でアクセス手段により再度アクセス許可を得た上でICカードへの情報の再記録処理を実行する。
特許第4319977号公報
ところで、料金所のなかには、2つの路側アンテナと、通行車両の車種を判別するための車種判別システムとが設けられている場合がある。1つめの路側アンテナの近傍を車両が通過するとき、ETC車載器は、これまでに車両が通過した最新の料金所の情報と、自車両の車種の情報と含むデータを、1つめの路側アンテナへ送信する。1つめの路側アンテナは、ETC車載器から送信されたデータを受信すると、そのデータに含まれている車両の車種の情報と共に、この料金所の情報を含むデータを、ETC車載器へ送信する。ETC車載器は、1つめの路側アンテナから送信されたデータを受信すると、そのデータに含まれている情報を以て、ICカード内の料金所の情報や、ETC車載器内の車両の車種の情報を更新する。但し、車両の車種の情報は、ETC車載器から1つめの路側アンテナへ送信されたデータに含まれていた情報と同じものであるから、実際には変更されていない。そして、2つめの路側アンテナの近傍を車両が通過するとき、ETC車載器は、更新された料金所の情報と、自車両の車種の情報とを含むデータを、2つめの路側アンテナへ送信する。2つめの路側アンテナは、ETC車載器から送信されたデータを受信すると、そのデータに含まれている料金所の情報と共に、車種判別システムによって判別された通行車両の車種の情報を含むデータを、ETC車載器へ送信する。ETC車載器は、2つめの路側アンテナから送信されたデータを受信すると、そのデータに含まれている情報を以て、ICカード内の料金所の情報や、ETC車載器内の車両の車種の情報を更新する。このようにして、料金所を通過する際、料金所の情報は、最新の料金所の情報に更新され、車両の車種の情報は、車種判別システムによって判別された正確な車種の情報に更新されることになる。
特許文献1に記載のETC車載器は、上述したような料金所において、1つめの路側アンテナから受信したデータに含まれる情報を、ICカードへ記録できなかった場合、ICカードを再起動して再認証することになる。そのため、特許文献1に記載のETC車載器は、2つめの路側アンテナと狭域無線通信すべきタイミングまでにICカードを再起動して再認証することができなかった場合、2つめの路側アンテナと狭域無線通信することができなくなってしまう。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、車両に搭載され、挿入されたICカードに記録された情報を用いて、料金所に設けられたETC路側無線装置との間で電波を用いて狭域無線通信を行い、有料道路等の料金の支払いに必要なデータの送受信処理を行うETC車載器であって、ICカードに記録された情報を間欠的に読み出し続ける情報読出部と、情報読出部が情報を読み出せなかった場合に、ICカードを再起動させるICカード再起動部とを備える。
ICカードに記録された情報の間欠読み出しを制御するきっかけとなるイベントを検知するイベント検知部を更に備え、情報読出部は、ICカードに記録された情報の間欠読み出しを開始制御するきっかけとなる開始イベントをイベント検知部が検知した場合、ICカードに記録された情報の間欠読み出しを開始してよい。
イベント検知部は、開始イベントとして、ICカードが起動されたことを検知してよい。
イベント検知部は、開始イベントとして、ICカードが起動された後に、路側無線装置に対する処理が初めて行われたことを検知してよい。
イベント検知部は、開始イベントとして、車両が料金所よりも手前の所定位置に到達したことを検知してよい。
情報読出部は、ICカードに記録された情報の間欠読み出しを終了制御するきっかけとなる終了イベントをイベント検知部が検知した場合、ICカードに記録された情報の間欠読み出しを終了してよい。
イベント検知部は、終了イベントとして、車両が料金所よりも先の所定位置に到達したことを検知してよい。
情報読出部は、ICカードに記録された情報の間欠読み出しを一時停止制御するきっかけとなる一時停止イベントをイベント検知部が検知した場合、ICカードに記録された情報の間欠読出しを一時停止し、ICカードに記録された情報の間欠読み出しを再開制御するきっかけとなる再開イベントをイベント検知部が検知した場合、ICカードに記録された情報の間欠読出しを再開してよい。
イベント検知部は、一時停止イベントとして、開始イベントを検知した後に、路側無線装置から電波を受信したことを検知し、再開イベントとして、当該路側無線装置に対する処理が完了したことを検知してよい。
本発明の第2の形態によると、車両に搭載され、挿入されたICカードに記録された情報を用いて、料金所に設けられたETC路側無線装置との間で電波を用いて狭域無線通信を行い、有料道路等の料金の支払いに必要なデータの送受信処理を行うETC車載器を制御する制御方法であって、ICカードに記録された情報を間欠的に読み出し続ける情報読出段階と、情報読出段階において情報を読み出せなかった場合に、ICカードを再起動させるICカード再起動段階とを備える。
本発明の第3の形態によると、車両に搭載され、挿入されたICカードに記録された情報を用いて、料金所に設けられたETC路側無線装置との間で電波を用いて狭域無線通信を行い、有料道路等の料金の支払いに必要なデータの送受信処理を行うETC車載器用のプログラムであって、ETC車載器を、ICカードに記録された情報を間欠的に読み出し続ける情報読出部、情報読出部が情報を読み出せなかった場合に、ICカードを再起動させるICカード再起動部として機能させる。
なおまた、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、例えば、車両の振動等で装着したICカードとの接触が不良となったような場合に、ETC路側無線装置との狭域無線通信に支障をきたすことなく、ICカードを再起動して再認証することができる。
一実施形態に係るETC車載器100のブロック構成の一例を示す図である。 ETC車載器100の動作シーケンスの一例を示す図である。 ETC車載器100の動作シーケンスの他の例を示す図である。 ETC車載器100の動作シーケンスの更に他の例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係るETC車載器100のブロック構成の一例を示す。ETC車載器100は、車両に搭載され、挿入されたICカード200に記録された情報を用いて、料金所に設けられたETC路側無線装置との間で電波を用いて狭域無線通信を行い、有料道路等の料金の支払いに必要なデータの送受信処理を行う機器である。
ETC車載器100は、イベント検知部110、情報読出部120、及びICカード再起動部130を備える。以下、各構成要素の機能及び動作を説明する。
なおまた、ETC車載器100は、これら構成要素以外にも、挿入されたICカード200に記録された情報を用いて、料金所に設けられたETC路側無線装置との間で電波を用いて狭域無線通信を行い、有料道路等の料金の支払いに必要なデータの送受信処理を行うための様々な構成要素を備えているが、それら構成要素は、本発明によって新たに追加されたものではなく、既知の技術と同様の機能及び動作であるから説明を省略する。
イベント検知部110は、ICカード200に記録された情報の間欠読み出しを制御するきっかけとなるイベントを検知する。より具体的に説明すると、イベント検知部110は、ICカード200に記録された情報の間欠読み出しを開始制御するきっかけとなる開始イベントを検知する。例えば、イベント検知部110は、開始イベントとして、ICカード200が起動されたことを検知する。また、例えば、イベント検知部110は、開始イベントとして、ICカード200が起動された後に、初めて狭域無線通信による電波を受信したことを検知する。また、例えば、イベント検知部110は、開始イベントとして、車両が料金所よりも手前の所定位置に到達したことを検知する。
また、イベント検知部110は、ICカード200に記録された情報の間欠読み出しを終了制御するきっかけとなる終了イベントを検知するようにしてもよい。その場合、イベント検知部110は、例えば、終了イベントとして、車両が料金所よりも先の所定位置に到達したことを検知するようにする。
また、イベント検知部110は、ICカード200に記録された情報の間欠読み出しを一時停止制御するきっかけとなる一時停止イベント検知し、ICカード200に記録された情報の間欠読み出しを再開制御するきっかけとなる再開イベントを検知する。例えば、イベント検知部110は、一時停止イベントとして、開始イベントを検知した後に、路側無線装置から電波を受信したことを検知し、再開イベントとして、当該路側無線装置に対する処理が完了したことを検知する。
情報読出部120は、ICカード200に記録された情報を間欠的に読み出し続ける。より具体的に説明すると、情報読出部120は、開始イベントをイベント検知部110が検知した場合、ICカード200に記録された情報の間欠読み出しを開始する。また、情報読出部120は、終了イベントをイベント検知部110が検知した場合、ICカード200に記録された情報の間欠読み出しを終了する。また、情報読出部120は、一時停止イベントをイベント検知部110が検知した場合、ICカード200に記録された情報の間欠読出しを一時停止し、再開イベントをイベント検知部110が検知した場合、ICカード200に記録された情報の間欠読出しを再開する。
ICカード再起動部130は、情報読出部120が情報を読み出せなかった場合に、ICカード200を再起動させる。
図2は、ETC車載器100の動作シーケンスの一例を示す。この動作フローは、ETC車載器100の動作のうち、本発明によって新たに追加された動作を示す。なおまた、この動作フローは、図1を共に参照して説明する。
この例のETC車載器100のイベント検知部110は、ICカード200がETC車載器100に挿入された後に、起動して認証されたかどうかを常に監視している(S101)。そして、ICカード200がETC車載器100に挿入された後に、起動して認証されると、イベント検知部110は、その旨を開始イベントとして検知して(S101:Yes)、開始イベントを検知したことを通知するデータを、情報読出部120へ送る。
ETC車載器100の情報読出部120は、イベント検知部110から送られたデータを受け取ると、ICカード200に記録された情報の読み出しを開始する(S102)。例えば、情報読出部120は、ICカード200に記録されている情報のうち、通過した料金所の通過時刻、料金所番号、処理結果等の通行履歴情報を読み出す。情報読出部120は、このような情報を、間欠的に読み出し続ける(S102→S203:Noの繰り返し)。
ところで、ETC車載器100に挿入されているICカード200は、車両の振動等で接触不良となる場合がある。ICカード200が接触不良になると、ETC車載器100は、ICカード200に記録されている情報を読み出すことができなくなる。
情報読出部120は、ICカード200から情報を読み出すことができなかった場合(S103:Yes)、その旨を示すデータを、ICカード再起動部130へ送る。
ETC車載器100のICカード再起動部130は、情報読出部120から送られたデータを受け取ると、ICカード200を再起動させる(S104)。このようにして、ICカード200が再起動されて再認証されると、ICカード起動検知部110は、その旨を再度検知する。そして、ETC車載器100は、この動作フローのステップS101からの処理を再度実行することになる。
以上説明したように、ETC車載器100は、ICカード200が検知された場合に、その旨を検知する。そして、ETC車載器100は、ICカード200の起動を検知した場合に、ICカード200に記録された情報の読み出しを開始する。そして、ETC車載器100は、ICカード200に記録された情報を間欠的に読み出し続ける。そして、ETC車載器100は、情報を読み出せなかった場合に、ICカード200を再起動させる。
このように、ETC車載器100は、ICカード200の起動後に接触不良が生じたとしても、即座にICカード200を再起動させて、正常な状態に復帰させることができる。したがって、ETC車載器100は、ETC路側無線装置との間で狭域無線通信を行うべきタイミングに、ICカード200への情報の書き込みが失敗する確率を大幅に低減させることができる。
図3は、ETC車載器100の動作シーケンスの他の例を示す。この動作フローは、ETC車載器100の動作のうち、本発明によって新たに追加された動作を示す。なおまた、この動作フローは、図1、2を共に参照して説明する。
有料道路には、料金所の手前に予告用路側無線装置が設けられていることがある。予告用路側無線装置は、ETC車載器100と狭域無線通信を行って、そのETC車載器100にICカード200が挿入されていない場合、その旨を警告する。
この例のETC車載器100のイベント検知部110は、ETC車載器100と予告用路側無線装置との間で狭域無線通信が行われたかどうかを常に監視している(S201)。そして、ETC車載器100と予告用路側無線装置との間で狭域無線通信が行われると、イベント検知部110は、その旨を開始イベントとして検知して(S201:Yes)、開始イベントを検知したことを通知するデータを、情報読出部120へ送る。
ETC車載器100の情報読出部120は、イベント検知部110から送られたデータを受け取ると、ICカード200に記録された情報の読み出しを開始する(S202)。そして、ETC車載器100は、図2に示す例のETC車載器100のステップS102〜S104と同様の処理を実行することになる(S202〜S204)。
以上説明したように、ETC車載器100は、予告用路側無線装置との間の狭域無線通信を検知した場合に、ICカード200に記録された情報の読み出しを開始する。したがって、ETC車載器100は、ETC路側無線装置と狭域無線通信することがない一般道路等を車両が走行しているような場合に、ICカード200からの情報の読み出しをさせないようにすることができる。
図4は、ETC車載器100の動作シーケンスの更に他の例を示す。この動作フローは、ETC車載器100の動作のうち、本発明によって新たに追加された動作を示す。なおまた、この動作フローは、図1から図3を共に参照して説明する。
ETC車載器100は、カーナビゲーションシステムと電気的に接続されているものとする。カーナビゲーションシステムは、道順案内等を行いドライバーの運転を支援する車載システムである。より具体的に説明すると、カーナビゲーションシステムは、現在位置を自動的に割り出しシステムに記録された地図と照らし合わせることでドライバーの運転を支援する他、無線通信を行い、天候、道路状況等の情報提供を行う。現在位置を割り出す方法には、GPS(Global Positioning System)衛星を利用する方法やジャイロ等の自律航法装置を用いるものがある。
ここで、カーナビゲーションシステムは、車両の現在位置を割り出して、地図と照らし合わせた結果、所定位置に車両が到達していた場合、その旨を示すデータを、ETC車載器100へ送信するものとする。
この例のETC車載器100のイベント検知部110は、カーナビゲーションシステムから送信されたデータを、ETC車載器100が受信するのを監視している(S301)。そして、料金所よりも手前の所定位置に車両が到達したことを示すデータをETC車載器100が受信すると、イベント検知部110は、その旨を開始イベントとして検知して(S301:Yes)、開始イベントを検知したことを通知するデータを、情報読出部320へ送る。
ETC車載器100の情報読出部120は、イベント検知部110から送られたデータを受け取ると、ICカード200に記録された情報の読み出しを開始する(S302)。そして、ETC車載器100は、図2に示す例のETC車載器100のステップS102〜S104と同様の処理を実行することになる(S302〜S304)。
その間も、ETC車載器100のイベント検知部110は、カーナビゲーションシステム900から送信されたデータを、ETC車載器100が受信するのを監視している(S305)。そして、料金所よりも先の所定位置に車両が到達したことを示すデータをETC車載器100が受信すると、イベント検知部110は、その旨を終了イベントとして検知して(S305:Yes)、終了イベントを検知したことを通知するデータを、情報読出部120へ送る。情報読出部120は、イベント検知部110から送られたデータを受け取ると、ICカード200に記録された情報の読み出しを終了する(S306)。
なおまた、図2から図4に示すいずれの動作の場合にも、ETC車載器100のイベント検知部110は、開始イベントを検知した後に、ETC車載器100が路側無線装置から電波を受信すると、その旨を一時停止イベントとして検知して、一時停止イベントを検知したことを通知するデータを、情報読出部120へ送る。情報読出部120は、イベント検知部110から送られたデータを受け取ると、ICカード200に記録された情報の間欠読出しを一時停止する。そして、その路側無線装置に対する処理が完了すると、イベント検知部110は、その旨を再開イベントとして検知して、再開イベントを検知したことを通知するデータを、情報読出部120へ送る。情報読出部120は、イベント検知部110から送られたデータを受け取ると、ICカード200に記録された情報の間欠読出しを再開する。このように、ETC車載器100は、料金所のETC路側無線装置との通信中にはICカード200から情報の間欠読み出しを一時的に停止するので、ETC路側無線装置に対する処理を妨げることがない。
また、ETC車載器100は、図3に示す動作の場合にも、図4に示す動作の場合と同じように、終了イベントを検知して、ICカード200からの情報の間欠読み出しを終了させるようにしてもよい。
以上説明したように、ETC車載器100は、料金所に近づいたときに、ICカード200に記録された情報の読み出しを開始し、料金所を通過したときに、情報の読み出しを終了する。したがって、ETC車載器100は、ETC路側無線装置と狭域無線通信することがない料金所以外の場所を車両が走行しているような場合に、ICカード200からの情報の読み出しをさせないようにすることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 ETC車載器
110 ICカード起動検知部
120 情報読出部
130 ICカード再起動部
200 ICカード

Claims (11)

  1. 車両に搭載され、挿入されたICカードに記録された情報を用いて、料金所に設けられたETC路側無線装置との間で電波を用いて狭域無線通信を行い、有料道路等の料金の支払いに必要なデータの送受信処理を行うETC車載器であって、
    前記ICカードに記録された情報を間欠的に読み出し続ける情報読出部と、
    前記情報読出部が情報を読み出せなかった場合に、前記ICカードを再起動させるICカード再起動部と
    を備えるETC車載器。
  2. 前記ICカードに記録された情報の間欠読み出しを制御するきっかけとなるイベントを検知するイベント検知部
    を更に備え、
    前記情報読出部は、前記ICカードに記録された情報の間欠読み出しを開始制御するきっかけとなる開始イベントを前記イベント検知部が検知した場合、前記ICカードに記録された情報の間欠読み出しを開始する
    請求項1に記載のETC車載器。
  3. 前記イベント検知部は、前記開始イベントとして、前記ICカードが起動されたことを検知する
    請求項2に記載のETC車載器。
  4. 前記イベント検知部は、前記開始イベントとして、前記ICカードが起動された後に、路側無線装置に対する処理が初めて行われたことを検知する
    請求項2に記載のETC車載器。
  5. 前記イベント検知部は、前記開始イベントとして、前記車両が前記料金所よりも手前の所定位置に到達したことを検知する
    請求項2に記載のETC車載器。
  6. 前記情報読出部は、前記ICカードに記録された情報の間欠読み出しを終了制御するきっかけとなる終了イベントを前記イベント検知部が検知した場合、前記ICカードに記録された情報の間欠読み出しを終了する
    請求項4又は5に記載のETC車載器。
  7. 前記イベント検知部は、前記終了イベントとして、前記車両が前記料金所よりも先の所定位置に到達したことを検知する
    請求項6に記載のETC車載器。
  8. 前記情報読出部は、前記ICカードに記録された情報の間欠読み出しを一時停止制御するきっかけとなる一時停止イベントを前記イベント検知部が検知した場合、前記ICカードに記録された情報の間欠読出しを一時停止し、前記ICカードに記録された情報の間欠読み出しを再開制御するきっかけとなる再開イベントを前記イベント検知部が検知した場合、前記ICカードに記録された情報の間欠読出しを再開する
    請求項2から7のいずれか一項に記載のETC車載器。
  9. 前記イベント検知部は、前記一時停止イベントとして、前記開始イベントを検知した後に、路側無線装置から電波を受信したことを検知し、前記再開イベントとして、当該路側無線装置に対する処理が完了したことを検知する
    請求項8に記載のETC車載器。
  10. 車両に搭載され、挿入されたICカードに記録された情報を用いて、料金所に設けられたETC路側無線装置との間で電波を用いて狭域無線通信を行い、有料道路等の料金の支払いに必要なデータの送受信処理を行うETC車載器を制御する制御方法であって、
    前記ICカードに記録された情報を間欠的に読み出し続ける情報読出段階と、
    前記情報読出段階において情報を読み出せなかった場合に、前記ICカードを再起動させるICカード再起動段階と
    を備える制御方法。
  11. 車両に搭載され、挿入されたICカードに記録された情報を用いて、料金所に設けられたETC路側無線装置との間で電波を用いて狭域無線通信を行い、有料道路等の料金の支払いに必要なデータの送受信処理を行うETC車載器用のプログラムであって、前記ETC車載器を、
    前記ICカードに記録された情報を間欠的に読み出し続ける情報読出部、
    前記情報読出部が情報を読み出せなかった場合に、前記ICカードを再起動させるICカード再起動部
    として機能させるプログラム。
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