JP2013019629A - ヒートポンプ温水暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで使用性の向上を実現したヒートポンプ温水暖房装置を提供すること。
【解決手段】水冷媒熱交換器5にて加熱された熱媒を外部放熱器2へと循環させる循環ポンプ16と、外方へ突出した後方外装体47を有し前記水冷媒熱交換器5を内設した外装体36と、前記外装体36と前記外部放熱器2とを配管で接続する熱媒往きポート21、熱媒戻りポート23と、前記熱媒を貯湯するシスターンタンク17とを備え、前記外装体36の側方に、前記熱媒往きポート21、前記熱媒戻りポート23を配設し、かつ、前記後方外装体47内に前記シスターンタンク17、前記循環ポンプ16を配設するとともに、前記後方外装体47の底部が、前記水冷媒熱交換器5の上部と略同一位置になるように構成したことを特徴とするヒートポンプ温水暖房装置。
【選択図】図7

Description

本発明は、水あるいは不凍液などの熱媒を加熱して暖房を行うことができるヒートポンプ温水暖房装置に関するものである。
従来、この種のヒートポンプ温水暖房装置は、圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧手段および蒸発器である蒸発器を環状に接続した冷凍回路と、この冷媒回路から冷媒の供給を受けて熱交換により低温の水あるいは不凍液などの熱媒を加熱し高温の水あるいは不凍液などの熱媒とする水冷媒熱交換器と、この水冷媒熱交換器で加熱された水あるいは不凍液などの熱媒を搬送する循環ポンプと、加熱された水あるいは不凍液などの熱媒を貯めるシスターンタンクを備え、前記シスターンタンクと循環ポンプはヒートポンプ装置の上に載置されている。
図11は、従来のヒートポンプ温水暖房装置00の上面内観図と正面要部内観図を示すものであり、水あるいは不凍液などの熱媒の補給と、膨張した水あるいは不凍液などの熱媒のバッファの役目をするシスターンタンク101と、温水を離れた所に設置した外部放熱器(床暖房やファンコンベクターなど)に供給する循環ポンプ102を備え、それらを全周を外装枠103で覆い、ヒートポンプ装置104を上下仕切板105で上下に分割した上方に載置したことを特徴としている。
また、外部放熱器と配管を接続するための複数の接続口を有する熱媒往きポート106、熱媒戻りポート107も同じく水平仕切板105の上方で、複数の接続口は水平方向に、後方に向いて配されている。また、ヒートポンプ装置104の右側方には、電源線などを収納する配管カバー108が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−144986号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、水を貯めるシスターンタンク101、水を搬送する循環ポンプ102が、ヒートポンプ装置の上方にあることは、シスターンタンク101から膨張した水が溢れて漏れた場合、あるいは、循環ポンプ102の配管接合部から漏れた場合などに、ヒートポンプ装置100に流れ、ヒートポンプ装置100内部に侵入する可能性がある。
それを防ぐために、ヒートポンプ装置上方のシスターンタンク101周囲に堰を設けるなどの対策を行うことが必要だが、そのことは部品点数の増加、ひいてはコストアップにつながることとなるなど、コスト面で課題を有している。
本発明は上記課題を解決するもので、低コストで使用性の向上を実現したヒートポンプ温水暖房装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ温水暖房装置は、圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧器、蒸発器を接続した冷媒回路と、前記水冷媒熱交換器にて加熱され
た熱媒を外部放熱器へと循環させる循環ポンプと、外方へ突出した後方外装体を有し前記水冷媒熱交換器を内設した外装体と、前記外装体と前記外部放熱器とを配管で接続する熱媒往きポート、熱媒戻りポートと、前記熱媒を貯湯するシスターンタンクとを備え、前記外装体の側方に、前記熱媒往きポート、前記熱媒戻りポートを配設し、かつ、前記後方外装体内に前記シスターンタンク、前記循環ポンプを配設するとともに、前記後方外装体の底部が、前記水冷媒熱交換器の上部と略同一位置になるように構成したことを特徴とするものである。
これにより、後方外装体の直下を最大接続数4系統(8本)の熱媒配管を引き回すスペースを確保し引き回すことが可能となるとともに、ヒートポンプ温水暖房装置の左方向へ熱媒配管を引き回した際に、熱媒配管の上下方向の動きを後方外装体の底部で規制し、かつ、外装体内に配設された水冷媒熱交換器の高さ付近で収まることで、蒸発器の熱媒配管による通風妨害を防ぎ、性能の低下を防止することができる。
本発明によれば、低コストで使用性の向上を実現したヒートポンプ温水暖房装置を提供できる。
本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ温水暖房装置の冷媒回路および水回路図 同ヒートポンプ温水暖房装置の正面内観斜視図 同ヒートポンプ温水暖房装置の背面内観斜視図 同ヒートポンプ温水暖房装置の外観斜視図 同ヒートポンプ温水暖房装置の背面外観斜視図 同ヒートポンプ温水暖房装置の固定金具取付構成図 同ヒートポンプ温水暖房装置の右側面図 同ヒートポンプ温水暖房装置の外箱詳細斜視図 同ヒートポンプ温水暖房装置の固定金具詳細斜視図 同ヒートポンプ温水暖房装置の施工図 同ヒートポンプ温水暖房装置の配管施工斜視図 (a)従来のヒートポンプ温水暖房装置の内観上面図(b)従来のヒートポンプ温水暖房装置の正面図 (a)従来の放熱器を備えた温水加熱機能付き冷暖房用エアコンの要部斜視図(b)従来の放熱器を備えた温水加熱機能付き冷暖房用エアコンの正面図
第1の発明は、圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧器、蒸発器を接続した冷媒回路と、前記水冷媒熱交換器にて加熱された熱媒を外部放熱器へと循環させる循環ポンプと、外方へ突出した後方外装体を有し前記水冷媒熱交換器を内設した外装体と、前記外装体と前記外部放熱器とを配管で接続する熱媒往きポート、熱媒戻りポートと、前記熱媒を貯湯するシスターンタンクとを備え、前記外装体の側方に、前記熱媒往きポート、前記熱媒戻りポートを配設し、かつ、前記後方外装体内に前記シスターンタンク、前記循環ポンプを配設するとともに、前記後方外装体の底部が、前記水冷媒熱交換器の上部と略同一位置になるように構成したことを特徴とするヒートポンプ温水暖房装置である。
これにより、後方外装体の直下を最大接続数4系統(8本)の熱媒配管を引き回すスペースを確保し引き回すことが可能となるとともに、ヒートポンプ温水暖房装置の左方向へ熱媒配管を引き回した際に、熱媒配管の上下方向の動きを後方外装体の底部で規制し、かつ、外装体内に配設された水冷媒熱交換器の高さ付近で収まることで、蒸発器の熱媒配管
による通風妨害を防ぎ、性能の低下を防止することができる。
第2の発明は、前記後方外装体内に配設されたシスタータンクの給水口を、前記後方外装体より突出させる構成としたことを特徴とするもので、外装体を脱着せずに、容易に給水作業が行えメンテナス性が向上できる。
また、万一給水作業時に水がオーバーフローした場合、給水口以外は外装体で覆われているため機器内部への水の浸入を防止し、安全性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ温水暖房装置の冷媒回路、水回路図である。
1は循環される水あるいは不凍液などの熱媒を加熱するためのヒートポンプ温水暖房装置の室外機であり、2はヒートポンプ温水暖房装置の室外機1と熱媒配管3で接続された外部放熱器であり、図では床暖房などのパネル状の外部放熱器としているが、パネルヒーターまたは送風ファンを備えたファンコンベクターなどでも構わない。
前記室外機1で生成された温水が、熱媒配管3を通り、外部放熱器2へと送られ、外部放熱器2の設置された居室を暖房するのが、温水暖房であり、室外機1はその熱源となるものである。
このヒートポンプ熱源機の室外機1内に組み込まれている部品は以下の様になっている。
ヒートポンプ温水暖房装置には、冷媒を圧縮し循環する圧縮機4、熱伝導率の高い銅管で構成された、水あるいは不凍液などの熱媒と冷媒の熱交換を行う水冷媒熱交換器5、減圧手段である膨張弁6、空気冷媒熱交換器である蒸発器7があり、圧縮機4、水冷媒熱交換器5、減圧手段6、蒸発器7を順次環状に接続して閉回路を構成し、冷媒を循環させる冷媒回路8を構成している。
水冷媒熱交換器5は、銅管で構成され、冷媒管5aを外方に配し、内方に水管5bを配した二重管構造の熱交換器であり、外方を冷媒が循環し、内方を水あるいは不凍液などの熱媒が冷媒の流れとは逆方向に循環させることで熱交換を行い、水あるいは不凍液などの熱媒を加熱するようになっている。
9は蒸発器である蒸発器7に空気を搬送する送風ファンであり、蒸発器7の熱交換能力を促進している。
10は冷媒回路8の中で、水冷媒熱交換器5にロウ付けされて取り付けられた凝縮温センサー、11は圧縮機4の圧縮機吐出配管12に設けられた圧縮機出口温センサー、13は蒸発器7の空気熱交出口配管14に設けられた空気熱交出口温センサーである。
一方、水冷媒熱交換器5に水あるいは不凍液などの熱媒を循環し、冷媒と熱交換を行うのが温水回路15である。16は、温水回路15内の水あるいは不凍液などの熱媒を強制的に循環する循環ポンプであり、水冷媒熱交換器5の上流側に配されている。
17は、循環ポンプ16の上流に配された水あるいは不凍液などの熱媒の補給と、膨張した水あるいは不凍液などの熱媒のバッファの役目をするシスターンタンクであり、そのシスターンタンク17には、水あるいは不凍液などの熱媒を補給するために開口するキャップ18、シスターンタンク17内の水位を検出する水位センサー19が設けられている。
20は、水冷媒熱交換器5で加熱された温水を外部放熱器2に送るために温水回路15の往き側の末端部に設けられた熱動弁であり、使用される外部放熱器2に応じ、開放、閉止動作を行い、必要な外部放熱器2にのみ、温水を供給されるように制御される。
21は熱動弁20の先に設けられた、熱動弁と一体化されている熱媒往きポートであり、この熱媒往きポート21に熱媒配管3が接続される。全ての外部放熱器2が使用されない時は、熱動弁20は閉止されている。図中では、熱動弁20を4個備えた図となっているが、これは1個の場合もあれば、4個以上の複数の場合もある。
22は、熱動弁と一体化されている温水回路15と、熱動弁20をつなぐ往きヘッダ管であり、温水回路15の1箇所が、熱動弁20の数量に応じた複数個所へと分岐される。
23は、外部放熱器2で放熱されて、温度の低下した温水が温水回路15に戻ってくる際の熱媒戻りポートであり、この熱媒戻りポート数は、熱動弁20と同じ数量具備しており、この図1では4ヵ所備えている。
この熱媒戻りポート23には、戻りヘッダ24があり、複数の外部放熱器より戻ってきた温水を機器内部の温水回路15へと合流する。
25は、水冷媒熱交換器5に入る温水の温度を測定する水冷媒熱交換器入口温センサー、26は、水冷媒熱交換器5の出口側の水あるいは不凍液などの熱媒の温度を測定するための水冷媒熱交換器出口温センサーである。
27は、ヒートポンプ温水暖房装置の各種アクチュエーターやセンサーの制御を行う電子制御装置、28は機器の運転を行い、各種設定を行うリモコンである。
この図1のヒートポンプ温水暖房装置の冷媒回路及び温水回路図で示した部品をレイアウトしたヒートポンプ温水暖房装置を図2、図3、図4を用いて説明する。
ヒートポンプ温水暖房装置の最下部には基板29があり、前記基板の上部は防音板34を隔てて、圧縮機4と減圧手段である膨張弁6を冷媒配管で環状に接続した冷媒回路8と、他方に蒸発器7と、空気と冷媒の熱交換を促進する送風ファン9及び、それを駆動させるモータ32にを具備した送風回路を形成している。
水冷媒熱交換器5は外側に冷媒管5aを内側に水管5bを配した二重管構造の熱交換器であり、螺旋状に形成された二重管が積層し構成される。(この積層数は特に限定されるものではない。)二重管内の流体の流れは、冷媒と水または不凍液が対向流となっており熱交換を行っている。
水冷媒熱交換器5を構成する冷媒管5aは、冷媒回路8の一部を形成しており圧縮機4にて生成した高温の冷媒が吐出配管12で接続され、水冷媒熱交換器5にて水または不凍液と熱交換を行い高温水を生成する。
一方、水管5bを循環する水は、積層された二重管の最下層から上部へと加熱される。
また、水冷媒熱交換器5と熱動弁20あるいは、熱媒戻りポート23を結ぶ熱媒配管は、圧縮機4の前面を通してある。
図2にあるように、水冷媒熱交換器5は断熱性を高めるため、発泡スチロールなどの断熱材上30a及び断熱材下30bでその周囲を覆われており、断熱材下30bは基板29の平面凹凸形状に係合するように基板29上に設置されている。
さらに周囲を断熱材30a及び30bに収納された水冷媒熱交換器5は、基板29底部から高さ123mmに上部が位置するカバー31にて、前後左右上面を覆われている(図4では、水冷媒熱交換器5が見えるように、放熱器断熱材30a及び30b、カバー体31の一部をカットしている、実際にはこのようにカットされている形状ではない)。
また前記水冷媒熱交換器5の上部には、送風ファン9と、送風ファン9を駆動する送風モータ32がモータ台33にて保持されており、モータ台33はカバー体31の上面に固定されている。その背面にはL字状に曲げられた蒸発器である蒸発器7が基板29に設置されており、送風ファン9によって強制的に空気を通過させ、空気と冷媒の熱交換を促進する構成となっている。
電子制御装置27は、防音板34の上部に配置されており、この電子制御装置27から、右側方に電源線接続ターミナル35a、リモコン接続ターミナル35bが取り出されている。
以上、ここまで記載した各種部品が、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の外装体36に収納されている。この外装体36は、図4の外観斜視図で示すように、基板29に取り付けられた、前方を覆う前板37、右側方及び右後方を覆う右側板38、左側方を覆う左側板39があり、前板37、右側板38、左側板39に載置されて上方を覆う天板40で構成されている。さらに右側板28側には、配管カバー53が取り付けられている。
図2、図3にもどり、熱動弁20及び熱媒戻りポート23は外装体36の右側方を形成する右側板38の外側に隣接して配置された取付金具41に互いに並列して取り付けらている。
この時、外装体36の右側に張り出した熱動弁と熱媒戻りポートは配管接続口を除き、取付金具41とカバー42にて周囲を覆われた構成となっている。
さらにその外周に配管カバー53を配し、電源線接続ターミナル35a、リモコン接続ターミナル35b及び取付金具41に固定された熱動弁20と熱媒戻りポート23への外部からの水の浸入を防止する。
22は熱動弁20に接続された往きヘッダ管であり、この往きヘッダ管22と、水冷媒熱交換器5の水管5bを接続するのが熱動弁配管43である。また、この熱動弁配管43には水冷媒熱交換器出口温センサー26が取り付けられている。
17は、外装体36の右側板38の背面側に配置したシスターンタンクである。このシスターンタンク17下面には、熱媒戻りポート23と一体化された戻りヘッダ管24に接続される戻りポート熱媒配管44が接続されており、外部放熱器2により、放熱され温度の低下した水あるいは不凍液などの熱媒が、シスターンタンク17に導かれることとなる。
また、シスターンタンク17上方には水あるいは不凍液などの熱媒を補給するキャップ
18が設けられており、一部に切れ込みがあり、シスターンタンク17内の上昇した圧力を逃がすこともできる。
また、シスターンタンク17に規定以上の水あるいは不凍液などの熱媒が入れられた際は、このキャップ18より膨張した水あるいは不凍液などの熱媒が溢れることとなり、それを外方に逃がすこととしている。
19は、シスターンタンク17に設けられた、水位センサーであり、シスターンタンク17内の水位を検知し、水位が下がると、警告を使用者に知らせ、リモコン28に表示することで、水あるいは不凍液などの熱媒の補給を使用者に促す。
循環ポンプ16はシスターンタンク17の直下に搭載し、シスターンタンク17と同様に外装体36の冷媒回路側背面側から後方に張り出した位置に配置されている。
循環ポンプ16は、温水回路15内を、温水が強制的に循環するように運転を行う。この循環ポンプ16は、水冷媒熱交換器5の配管bとポンプ出口配管46によって接続されており、このポンプ出口配管46には水冷媒熱交換器5に入る温水の温度を測定する水冷媒熱交換器入口温センサー25が取り付けてある。
図5は、外装体36の背面に設けた後方外装体47の構成を示すヒートポンプ温水暖房装置の外観斜視図である。循環ポンプ16、シスターンタンク17は、外装体36の冷媒回路側背面の右側板38後方に凸状に張り出した後方外装体47の内部に配置されており、その周囲を後方外装体47にて覆われている。
この後方外装体47は、後方外装体47の下部を構成する底板48、外装体の周囲を覆う外箱49、上面を覆う天板50で構成されている。
また図6に示すように、後方外装体47を構成する底板48は、外装体36の背面及び右側面の外郭を形成する右側板38の背面側にネジにて締結固定され、その上部に循環ポンプ16及び、シスターンタンク17が縦列に配置される。
さらに右側板38の背面側に後方外装体47の外箱49を締結固定するための固定板51と52が取り付けられている。
この時前記底板48は、図7に示すように外装体36の最下面にあたる基板29脚部より111mm上方の位置で右側板38に締結固定され、続いて外箱49及び天板50を取り付け後方外装体47が構成される。また、周囲を断熱材30a及び30bに収納された水冷媒熱交換器5は、基板29底部から高さ123mmに上部が位置するカバー31にて、前後左右上面を覆われている
その際、外箱49の蒸発器7側を形成する面には図8に示すように、後方外装体47の内側に向かい折り曲げ面49aが形成されている。
一方、図9に示すように固定板52にも前記外箱折り曲げ49aに相対して折り曲げ面52aが設けられており、固定板52と折り曲げ面52aの内側の隙間寸法Aは外箱折り曲げ面49aの素材厚みより広い寸法を確保した、互いに嵌合する構成とし外箱49を上部よりセットする際は、外箱折り曲げ面49aは、固定板52と折り曲げ面52aの間に確保した隙間寸法Aに沿って所定の位置にセット、固定される。
他方固定板51は外箱49とネジで締結固定し、後方外装体47の周囲を覆うものである。さらに後方外装体47の上面を形成する露出したキャップ18の周囲と本体右側面へ
向かう絞り形状50aを設けた天板50をセットし、シスターンタンク17の給水口を外郭に露出した図5に示す後方外装体47が形成される。
前述した構成にてヒートポンプ温水暖房装置の室外機1に熱媒配管3を接続した施行図が、図10である。
通常この種のユニットは、ユニット内の熱交換にて生成された凝縮水をドレン水として機器外部に適切に処理するためにブロック54を用いて、その上部にヒートポンプ温水暖房装置を設置し、地面とヒートポンプ温水暖房装置の底部との距離を100mm以上確保した施工状態が一般的である。前記ブロック54は一般的に市販されておりコンクリートまたは樹脂で形成されている。
3は、熱媒往きポート21、熱媒戻りポート23に取り付けられた熱媒配管であり、この熱媒配管は、内部に架橋PE管となっており、その外方に被覆材として断熱材が設けられている。架橋ポリエチレン管の径としては、φ10が主として使用される。
そして、この熱媒配管3を外部放熱器2と接続して、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1で加熱された水あるいは不凍液などの熱媒を、熱媒往きポート21から、熱媒往き配管3aを通り、外部放熱器2へと送り、暖房を行い、そこで熱交換されて低温となった、水あるいは不凍液などの熱媒が、熱媒戻り配管3bを通り、熱媒戻りポート23へと戻され、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の中で、再度加熱されることとなり、この動作を繰り返すこととなる。
この熱媒配管3の引き回しには、熱媒配管3を蒸発器7背面を通過する左引き回し、その逆に本体正面から見て右側へ引き出す右引き回し、そのまま壁面に真直ぐに家屋に引き出す各引き回し方法があるが、この図では、機器の性能低下への影響及び最も施工性の困難な左引き回しによる施工例を示している(それ以外にも置き台を用いた施工などもある)。
以上のように構成されたヒートポンプ温水暖房装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、外装体36の冷媒回路側背面に凸状に形成した後方外装体47を設け、前記後方外装体47の底部を構成する底板48の取付位置を外装体36の設置面である基板29の脚部より111mm以上確保することで、後方外装体47の下部には、後方外装体47を上部見た際の投影面積分の空間を確保した構成となる。
合わせて施工時に一般的に使用するブロック54の高さ100mmを合算することにより設置面(地面)より後方外装体47の底部までの距離221mm以上の高さ寸法を確保できることができる。
この高さ寸法を確保することにより、図10及び図11のように熱媒配管3を蒸発器7の背面を通過する左引き回しを行う場合、長期耐久性に支障の無い範囲での曲げ加工で配管施工なスペースを確保できる。
以上のように、本実施の形態において、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の外装体36の設置面である基板29の脚部と後方外装体底部、水冷媒熱交換器の上部の位置関係を定量的に空間を確保することで、施工状態において、外装体の右側方に取付け金具によって並列に設置された熱動弁及び熱媒戻りポートに接続された熱媒配管の引き回しスペース、および、蒸発器における通風路を確保できる。
同時に熱媒配管を蒸発器側へ配管施工した際の熱媒配管による通風妨害を防止し、性能の低下を防止することができる。
また、本実施の形態の凸部を形成する後方外装体の左右及び後方向を構成する外箱と外箱を固定する固定具に折り曲げ面を設け嵌合構成とすることで、天板を上部よりセットする際、外箱の蒸発器側を形成する面から内側に向けて構成した折り曲げ面が、固定具とその折曲げ面の間に構成された隙間に沿って外箱を所定の位置まで導き、同時に固定されるため、蒸発器側からのビスの脱着作業を廃止し、蒸発器のフィンによる怪我を防止し、メンテナンス時の安全性を確保することができる。
また、本実施の形態の凸部を形成する後方外装体内に内臓されたシスタータンクの給水口を、前記後方外装体の上部に露出させた構成とすることで、外装体を脱着せずに、容易に給水作業が行えメンテナス性が向上できる。
また、本実施の形態の凸部を形成する後方外装体の上方を構成する天板に、露出した給水口の周囲と本体右側面へ向かう絞り形状を設けることで、給水作業時に溢れた水または不凍液の流水経路を絞り形状によって本体右方向へ排出するように規制でき、ヒートポンプ温水暖房装置の背面に位置する家屋外壁の損傷を防止することができる。
以上のように、本発明にかかるヒートポンプ温水暖房装置は、据付時の性能低下の防止と施工性を向上させ、同時にメンテナス作業の向上が可能となるので、機器に温水回路と冷媒回路を内臓した給湯器または暖房用装置等の用途にも適用できる。
1 ヒートポンプ温水暖房装置の室外機
2 外部放熱器
3 熱媒配管
4 圧縮機
5 水冷媒熱交換器
7 蒸発器
8 冷媒回路
15 温水回路
16 循環ポンプ
17 シスターンタンク
21 熱媒往きポート
23 熱媒戻りポート
36 外装体
47 後方外装体
53 配管カバー

Claims (2)

  1. 圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧器、蒸発器を接続した冷媒回路と、前記水冷媒熱交換器にて加熱された熱媒を外部放熱器へと循環させる循環ポンプと、外方へ突出した後方外装体を有し前記水冷媒熱交換器を内設した外装体と、前記外装体と前記外部放熱器とを配管で接続する熱媒往きポート、熱媒戻りポートと、前記熱媒を貯湯するシスターンタンクとを備え、前記外装体の側方に、前記熱媒往きポート、前記熱媒戻りポートを配設し、かつ、前記後方外装体内に前記シスターンタンク、前記循環ポンプを配設するとともに、前記後方外装体の底部が、前記水冷媒熱交換器の上部と略同一位置になるように構成したことを特徴とするヒートポンプ温水暖房装置。
  2. 前記後方外装体内に配設されたシスタータンクの給水口を、前記後方外装体より突出させる構成としたことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ温水暖房装置。
JP2011154556A 2011-07-13 2011-07-13 ヒートポンプ温水暖房装置 Active JP5786135B2 (ja)

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