JP2013017271A - リニアモータの積層鉄心およびその製造方法 - Google Patents

リニアモータの積層鉄心およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013017271A
JP2013017271A JP2011147167A JP2011147167A JP2013017271A JP 2013017271 A JP2013017271 A JP 2013017271A JP 2011147167 A JP2011147167 A JP 2011147167A JP 2011147167 A JP2011147167 A JP 2011147167A JP 2013017271 A JP2013017271 A JP 2013017271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
laminated
core
teeth
back yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011147167A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5638475B2 (ja
Inventor
Satoshi Yamashiro
諭 山代
Akira Hashimoto
昭 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2011147167A priority Critical patent/JP5638475B2/ja
Priority to CN201110442791.XA priority patent/CN102857066B/zh
Publication of JP2013017271A publication Critical patent/JP2013017271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5638475B2 publication Critical patent/JP5638475B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Linear Motors (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】
ティース部の先端の拡幅部の幅寸法を大きくした場合でも、材料歩留まりの向上ならびにトルク性能の改善を図ることができるリニアモータの積層鉄心およびリニアモータ用積層鉄心の製造方法を提供するものである。
【解決手段】
バックヨーク部とティース部のいずれか一方を、ティース係合凸部を有する鋼板とティース係合凸部を有しない鋼板とを交互に積層した第1の積層加工ブロックから構成され、バックヨーク部とティース部のいずれか他方を、ティース係合凹部を有する鋼板とティース係合凹部を有しない鋼板とを交互に積層した第2の積層加工ブロックから構成され、前記第1および第2の積層加工ブロックをそれぞれのティース係合凸部とティース係合凹部とが互いに嵌合するように積層配置したものである。
【選択図】図2

Description

この発明は、積層鉄心の材料歩留まりと特性改善を図るリニアモータの積層鉄心及びその製造方法に係り、特に、積層加工時の鋼板ブロックの組立て性とマテハン性を改善したリニアモータの積層鉄心及びその製造方法に関するものである。
リニアモータは、駆動コイルを巻回した磁極ティースを複数個連設してなる可動子と、この可動子と所定の空隙を介して対設され進行方向に互いに異なる極性の永久磁石を配列してなる固定子とからなり、上記駆動コイルを励磁することにより、発生する進行磁界によって可動子に推力を与え、この推力によって可動子に搭載された被搬送物を搬送するものである。
上記可動子は所定のピッチでスロットが形成された櫛歯状の磁性鉄板を複数枚積層して形成されるが、その製造に際しては、駆動コイルの組み込みの関係上、磁極ティースごとに分割して構成するもの(例えば、特許文献1参照)や、各磁極ティースの少なくとも一対の縁部同士を屈曲可能に連結する連結手段を設けたもの(例えば、特許文献2参照)等がある。
特開2000−217334号([請求項1]、図1等) 特許第3428486号([請求項1]、図7等)
一般に、上記積層鉄心を構成する磁極ティースは、その形状がバックヨーク部とこのバックヨーク部から突出したティース部とからなっており、これらを一枚の磁性鋼板からプレス打ち抜きにより製造される。このプレス打ち抜きは2枚1組で打ち抜かれる。即ち、2枚の抜き板は、1つ目の抜き板のティース部間に2つ目の抜き板のティース部が位置するように、互いに逆向きに、かつ、ピッチをずらして打ち抜かれる。
ところが、トルク脈動を低減しトルク性能を向上させるために、ティース部先端の拡幅部の幅寸法を大きくした(スロット開口幅を小さくした)場合に、1つ目の抜き板のティース部間に2つ目の抜き板のティース部を配置することができなくなり、材料歩留まりが低下するという問題がある。逆に言うと、1つ目の抜き板のティース部間に2つ目の抜き板のティース部を配置するために、ティース部先端の拡幅部の幅寸法が制限され、トルク特性の改善を妨げていた。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、ティース部の先端の拡幅部の幅寸法を大きくした場合でも、材料歩留まりの向上ならびにトルク性能の改善を図ることができるリニアモータの積層鉄心およびリニアモータ用積層鉄心の製造方法を提供するものである。
本発明に係るリニアモータの積層鉄心は、バックヨーク部とティース部とからなる磁極ティースコア片を互いに隣接するティース部が略平行になるように複数個直線状に並べて構成され、前記磁極ティースコア片は、上記隣接するティース部間に形成される空間に他の同形状の磁極ティースコア片のティース部が反対向きに配置されるよう複数個直線状に並べた状態で積層加工されるリニアモータの積層鉄心において、前記積層加工された磁極ティースコア片はそれぞれそのバックヨーク部とティース部とが互いに分離した状態で積層配置され、前記分離されたバックヨーク部とティース部は、そのいずれか一方にティース係合凸部を有する鋼板とティース係合凸部を有しない鋼板とを交互に積層した第1の積層加工ブロックと、上記バックヨーク部とティース部のいずれか他方にティース係合凹部を有する鋼板とティース係合凹部を有しない鋼板とを交互に積層した第2の積層加工ブロックとで構成され、前記第1および第2の積層加工ブロックをそれぞれのティース係合凸部とティース係合凹部とが互いに嵌合できるように対向配置されたことを特徴とするものである。
また、この発明に係るリニアモータの積層鉄心の製造方法は、バックヨーク部とティース部とからなる磁極ティースコア片を互いに隣接するティース部が略平行になるように複数個直線状に並べて構成され、2つの磁極ティースコア片が互いに反対方向から嵌め合い配置した状態で積層加工されるリニアモータの積層鉄心の製造方法において、
バックヨーク部からなる主部第1コア片とティース部からなる副部第1コア片とを互いに離間した状態でプレス打ち抜きを行う第1工程と、
バックヨーク部とティース部のいずれか一方にティース係合凸部を有する主部第2コア片と、バックヨーク部とティース部のいずれか他方にティース係合凹部を有する副部第2コア片とを互いに離間した状態でプレス打ち抜きを行う第2工程と、
前記第1工程でプレス打ち抜きされたコア片と前記第2工程でプレス打ち抜きされたコア片とをそれぞれの主副間の離間関係を保持した状態で交互に積層配置する第3工程と、
前記工程を上記互いに反対方向から嵌め合い配置したそれぞれの磁極ティースコア片について行い、それぞれの磁極ティースコア片における各積層鋼板ブロックをその状態で結合し一体化する第4工程と、
一体化された各積層鋼板ブロックの互いに対向した前記ティース係合凸部とティース係合凹部を嵌合させて磁極ティースコア片を形成する第4工程と、
からなることを特徴とするものである。
本発明に係るリニアモータの積層鉄心およびその製造方法においては、バックヨーク部とティース部のいずれか一方を、ティース係合凸部を有する鋼板とティース係合凸部を有しない鋼板とを積層した第1の積層加工ブロックにて構成し、バックヨーク部とティース部の他方を、ティース係合凹部を有する鋼板とティース係合凹部を有しない鋼板とを積層した第2の積層加工ブロックにて構成したので、隣接するティース部間に形成される空間に他の同形状のティース部が配置されるよう反対向きに磁極ティースを複数個直線状に並べた状態で積層加工することができ、最終的に前記第1および第2の積層加工ブロックをそれぞれのティース係合凸部とティース係合凹部とが互いに嵌合して一体化でき、高トルク性能を有する積層鉄心を材料歩留まり及び生産性を向上させながら実現できる効果がある。
本発明の実施の形態1のリニアモータを示す断面図である。 本発明の実施の形態1によるコア部材の積層加工状態を示す平面図である。 図2の積層鉄心を構成する第1コア片のプレス加工状態を示す部分平面図である。 図2の積層鉄心を構成する第2コア片のプレス加工状態を示す部分平面図である。 本発明の実施の形態1によるコア部材の積層加工状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2による図4の第2コア片のプレス加工状態の他の実施例を示す部分平面図である。 本発明の実施の形態3によるコア部材の積層加工状態を示す平面図である。 図7の積層鉄心を構成する第1コア片のプレス加工状態を示す部分平面図である。 図7の積層鉄心を構成する第2コア片のプレス加工状態を示す部分平面図である。 本発明の実施の形態3によるコア部材の積層加工状態を示す斜視図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の実施の対象となるリニアモータの運転状態を示す概略構成図である。図1に示すように、リニアモータ1は、固定子2と可動子3により構成される。固定子2は、モータ駆動方向(図中、両向き矢印の方向)に延在する板状の固定子鉄心21と、固定子鉄心21上にモータ駆動方向に沿って所定の間隔で配置され交互に極性が異なる複数の永久磁石22、23とから構成されている。
一方、可動子3は、上記固定子2の永久磁石22、23と所定の間隔を介して配置され、モータ駆動方向に沿って順次連設された複数の磁極ティースコア片30と、各磁極ティースコア片30にインシュレータ32を介して巻回された駆動コイル33とから構成されている。各磁極ティースコア片30は、バックヨーク部12と、バックヨーク部12から固定子2側に突出したティース部13とを有する形状とし、これを紙面方法に複数個積層してなる分割積層鉄心を、複数個(図では6個)互いのバックヨーク部12を当接しながら、例えば接着等で直線状に連結されて磁極連設体を構成している。
図2は実施の形態1によるコア部材の積層加工状態を示す平面図であり、本発明の積層鉄心を作成する際のコア部材の積層加工工程を示したものである。図2に示すように、2つの磁極ティースコア片30、31が互いに反対方向から嵌め合いした配置が採用されている。磁極ティースコア片30、31は例えば磁性鋼板で構成され、一方の磁極ティースコア片30のティース部となる副鉄心部82間に形成された空間に、他方の磁極ティースコア部材31のティース部となる副鉄心部82が位置するように配置されている。上記一方の副鉄心部82と他方の副鉄心部82は互いに同一形状を有している。
副鉄心部82の先端部には拡幅部13dが設けられており、鉄心のトルク特性を高めるためにはこの拡幅部13dを大きくする必要がある。そこでこの実施の形態1では後で説明するティース係合凸部83を設け、この互いに隣接するティース係合凸部83間の距離をBs、拡幅部13dの幅寸法をBtとした場合、Bs>Btとなるようにティース係合凸部83の左右に空間8が形成されるように設定している点が重要である。
上記磁極ティースコア片30、31はそれぞれ互いに分離された主鉄心部81と副鉄心部82とから構成され、主鉄心部81と副鉄心部82とが図2のように一部重なり合い、かつ、離間した状態に成形される。以下その加工手順を図3乃至図5により説明する。
主鉄心部81はティース係合凸部83を含まない矩形のバックヨーク部12からなる主部1コア片81a(図3参照)とティース係合凸部83を含むバックヨーク部12からなる主部第2コア片81b(図4参照)との2種類で構成し、また、副鉄心部82はティース係合凹部84を含まない矩形のティース部13からなる副部第1コア片82a(図3参照)とティース係合凹部84を含むティース部13とからなる副部第2コア片82b(図4参照)との2種類で構成している。
図3に示すように、上記主部第1コア片81aと副部第1コア片82aを同層に所定方向に所定距離離間して配置される状態でプレス打ち抜きを行い、図5の1層目(最下段)に配置する。次に図4に示すように主部第2コア片81bと副部第2コア片82bを他の同層に所定方向に所定距離離間して配置される状態でプレス打ち抜きを行い、図5に示すように次の層に配置する。なお、図3乃至図5は図2で示した2つの磁極ティースコア片30、31が互いに反対方向から嵌め合い配置した構成のうち、いずれか一方のみ取り出して示したものであり、他方の磁極ティースコア片についても同様にプレス打ち抜きおよび積層工程が行われる。
前述したように主部第2コア片81bと副部第2コア片82bには、互いに嵌合する先端部が略台形状のティース係合凸部83とティース係合凹部84が設けられ、ティース係合凸部83とティース係合凹部84には両端面が平行な保持部83a、84aが設けられている。この工程を交互に繰り返し、主部第1コア片81a及び副部第1コア片82aと主部第2コア片81b及び副部第2コア片82bを交互に1層ずつ図5に示すように積み上げる。なお、図5では1層1枚ごとに交互に積み上げる例について示したが、各層の枚数は1枚に限ったものではないことはもちろんである。
実際の積層工程においては、図示していないが所定内部形状を有する金型が利用され、この内部に上記主部第1コア片81a及び副部第1コア片82aと主部第2コア片81b及び副部第2コア片82bを順次挿入することによって行われる。その後、例えば抜きカシメを設け、金型内のガイドに沿わせて加圧することで、主部第1コア片81aと主部第2コア片81bを連結し一体化された積層加工ブロックとし、また、副部第1コア片82aと副部第2コア片82bを連結して、他の積層加工ブロックとする。なお、抜きカシメを用いなくとも例えば金型から取り出し、積層鉄心同士がずれないようなガイドに嵌め合わせ溶接や接着などで積層鋼板同士を結合してもよい。
最後に、上記積層加工ブロック完成後、金型からその積層加工ブロックを取り出し、図5の矢視Xに示す向きに主鉄心部81に副鉄心部82をスライドさせて、互いに対向位置に配置されているティース係合凸部83とティース係合凹部84を嵌合させて主鉄心部81と副鉄心部82を一体化して積層鉄心を完成する。その後、図1のようにティース部13にインシュレータ32を設け、これに駆動コイル33を巻回することで、リニアモータ用可動鉄心部3を作成する。
以上のように、本実施の形態1によるリニアモータの積層鉄心では、前記磁極ティースコア片を、上記隣接するティース部間に形成される空間に他の同形状のティース部が配置されるように反対向きに磁極ティースを複数個直線状に並べた状態で積層加工されるようにしたので、高トルク性能を有する積層鉄心を材料歩留まり及び生産性を向上させながら実現できる効果がある。
このため、図2に示すように、バックヨーク部とティース部のいずれか一方を、ティース係合凸部を有する鋼板とティース係合凸部を有しない鋼板とを交互に積層した第1の積層加工ブロックから構成され、バックヨーク部とティース部のいずれか他方を、ティース係合凹部を有する鋼板とティース係合凹部を有しない鋼板とを交互に積層した第2の積層加工ブロックから構成され、前記第1および第2の積層加工ブロックをそれぞれのティース係合凸部とティース係合凹部とが互いに嵌合するように積層配置したことを特徴とするものである。
このように構成したので、駆動トルクや回転時のトルク脈動などの特性を良好とするために拡幅部の大きなティース形状としても、積層鉄心5を直線2列抜きすることが可能となり、積層鉄心の材料歩留りを向上することができ、積層鉄心のコストを削減できる。
また、主鉄心部81と副鉄心部82を重なり合って構成したので、一体として扱うことができ、積層加工ブロックのマテハン性を向上することができる。さらに、ティース係合凸部とティース係合凹部を重なった状態でプレスしてカシメることができ、これらの部位が折れ曲ることなく、精度良く製造することができ、組立作業性及びコア精度が向上する。
また、主鉄心部81と副鉄心部82の一部が重なり合っており、ティース係合凸部83とティース係合凹部84の先端部が略台形状を呈しているので、主鉄心部81への副鉄心部82 のスライドと嵌合を容易に行うことができる。また、ティース係合凸部83とティース係合凹部84には両端面が平行な保持部83a、84aを設けているので、主鉄心部81と副鉄心部82の嵌合を締り嵌め(圧入)にできるので、主鉄心部81に副鉄心部82を強固に保持でき、電磁振動などに対しての信頼性が向上する。
実施の形態2.
図6は上記実施の形態1の第2コア片のティース係合凸部83とティース係合凹部84との嵌合方法の他の実施例を示すものである。図から理解されるように、ティース係合凸部83の保持部83aに半円凸状を呈した抜け止め部83bが設けられ、ティース係合凹部84の保持部84aには抜け止め部83bと係合する半円凹状の抜け止め部84bが設けられている。抜け止め部83b、84bを設けることによって、主鉄心部81に副鉄心部82をスライドさせてティース係合凸部83とティース係合凹部84を嵌合させ一体化する時に、抜け止め部83b、84b が係合するので主鉄心部81に副鉄心部82を強固に保持できるようになり、電磁振動などに対しての信頼性が向上する。
なお、上記実施例では、抜け止め部83b、84b の形状を半円凹凸状としているが、例えば三角や四角状などの他の形状であっても互いに係合可能であれば良い。また、ティース係合凸部83に凹状の抜け止め部、ティース係合凹部84に凸状の抜け止め部を設けても効果は同じある。
実施の形態3.
図7は実施の形態3によるコア部材の積層加工状態を示す平面図であり、図2の実施の形態1に対応するものである。一方の磁極ティースコア片30のティース部となる副鉄心部92間に形成された空間に、他方の磁極ティースコア部材31のティース部となる副鉄心部92が位置するように配置される点は、実施の形態1と同じである。上記磁極ティースコア片30、31はそれぞれ互いに分離された主鉄心部91と副鉄心部92とから構成され、その加工手順を図8乃至図10に示している。
主鉄心部91はティース係合凹部93を含まない矩形のバックヨーク部12からなる主部1コア片91a(図8参照)とティース係合凹部93を含むバックヨーク部12からなる主部第2コア片91b(図4参照)との2種類で構成し、また、副鉄心部92はティース係合凸部94を含まない矩形のティース部13からなる副部第1コア片92a(図8参照)とティース係合凸部94を含むティース部13とからなる副部第2コア片92b(図9参照)との2種類で構成している。
主部第1コア片91aと副部第1コア片92aを同層に所定方向に所定距離離間して配置し、主部第2コア片91bと副部第2コア片92bを他の同層に所定方向に所定距離離間して配置してそれぞれプレス打ち抜きを行う。
具体的には、図8に示すように、主部第1コア片91aと副部第1コア片92aを離間した状態で打ち抜き、図10の1層目(最下段)に配置する。
次に図9に示すように、主部第2コア片91bと副部第2コア片92bを離間した状態で打ち抜き、図10の下から二層目に配置する。なお、主部第2コア片91bと副部第2コア片92bには、互いに嵌合する先端部が略台形状のティース係合凹部93とティース係合凸部94が設けられ、ティース係合凹部93とティース係合凸部94にはそれぞれ両端面が平行な保持部93a、94aが設けられている。
この工程を交互に繰り返し、主部第1コア片91a及び副部第1コア片92aと主部第2コア片91b及び副部第2コア片92bを交互に1層ずつ図10に示すように積み上げる。実際の積層工程においては、図示していないが所定内部形状を有する金型が利用され、その後、抜きカシメ等を設け、金型内のガイドに沿わせて加圧することで、主部第1コア片91aと主部第2コア片91bを連結し、また、副部第1コア片92aと副部第2コア片92bを連結して、積層鉄心同士を結合する工程、及びその後の工程は実施の形態1と同様である。
実施の形態1では主部第2コア片81bにティース係合凸部83を、副部第2コア片82bにティース係合凹部84を設けて、両者を結合させる例を示したが、実施の形態3はこれを反対にして主部第2コア片91bにティース係合凹部93を、副部第2コア片92bにティース係合凸部94を設けて、両者を結合させるようにしたものであり、このようにしても実施の形態1と同様の効果が得られる。
1 リニアモータ、 2 固定子、 3 可動子、 12 バックヨーク部、
13 ティース部、 22、23 永久磁石、 30、31 磁極ティースコア片、
32 インシュレータ、 33 駆動コイル、 81、91 主鉄心部、
82、92 副鉄心部、 81a、91a 主部第1コア片、
82a、92a 副部第1コア片、 81b、91b 主部第2コア片、
82b、92b 副部第2コア片、 83、93 ティース係合凸部、
84、94 ティース係合凹部、 83a、84a、93a、94a 保持部、
83b、84b 抜け止め部。

Claims (9)

  1. バックヨーク部とティース部とからなる磁極ティースコア片を互いに隣接するティース部が略平行になるように複数個直線状に並べて構成され、前記磁極ティースコア片は、上記隣接するティース部間に形成される空間に他の同形状の磁極ティースコア片のティース部が反対向きに配置されるよう複数個直線状に並べた状態で積層加工されるリニアモータの積層鉄心において、前記積層加工された磁極ティースコア片はそれぞれそのバックヨーク部とティース部とが互いに分離した状態で積層配置され、前記分離されたバックヨーク部とティース部は、そのいずれか一方にティース係合凸部を有する鋼板とティース係合凸部を有しない鋼板とを交互に積層した第1の積層加工ブロックと、上記バックヨーク部とティース部のいずれか他方にティース係合凹部を有する鋼板とティース係合凹部を有しない鋼板とを交互に積層した第2の積層加工ブロックとで構成され、前記第1および第2の積層加工ブロックをそれぞれのティース係合凸部とティース係合凹部とが互いに嵌合できるように対向配置されたことを特徴とするリニアモータの積層鉄心。
  2. 上記ティース係合凸部はバックヨーク部に設けられ、上記ティース係合凹部は上記ティース部に設けられ、上記バックヨーク部のティース係合凸部間の距離が反対側に配置された同形状のティース部の拡幅部の幅寸法より大きいことを特徴とする請求項1のリニアモータの積層鉄心。
  3. 上記ティース係合凸部はティース部に設けられ、上記ティース係合凹部はバックヨーク部に設けられ、上記ティース部のティース係合凸部間の距離が反対側に配置された同形状のティース部の拡幅部の幅寸法より大きいことを特徴とする請求項1のリニアモータの積層鉄心。
  4. ティース係合凸部の保持部には半円凸状の第1の抜け止め部が設けられ、ティース係合凹部の保持部には前記第1の抜け止め部と係合する半円凹状の第2の抜け止め部が設けられていることを特徴とする請求項1のリニアモータの積層鉄心。
  5. バックヨーク部とティース部とからなる磁極ティースコア片を互いに隣接するティース部が略平行になるように複数個直線状に並べて構成され、2つの磁極ティースコア片が互いに反対方向から嵌め合い配置した状態で積層加工されるリニアモータの積層鉄心の製造方法において、
    バックヨーク部からなる主部第1コア片とティース部からなる副部第1コア片とを互いに離間した状態でプレス打ち抜きを行う第1工程と、
    バックヨーク部とティース部のいずれか一方にティース係合凸部を有する主部第2コア片と、バックヨーク部とティース部のいずれか他方にティース係合凹部を有する副部第2コア片とを互いに離間した状態でプレス打ち抜きを行う第2工程と、
    前記第1工程でプレス打ち抜きされたコア片と前記第2工程でプレス打ち抜きされたコア片とをそれぞれの主副間の離間関係を保持した状態で交互に積層配置する第3工程と、
    前記工程を上記互いに反対方向から嵌め合い配置したそれぞれの磁極ティースコア片について行い、それぞれの磁極ティースコア片における各積層鋼板ブロックをその状態で結合し一体化する第4工程と、
    一体化された各積層鋼板ブロックの互いに対向した前記ティース係合凸部とティース係合凹部を嵌合させて磁極ティースコア片を形成する第4工程と、
    からなることを特徴とするリニアモータの積層鉄心の製造方法。
  6. バックヨーク部はティース係合凸部を含まない主部1コア片と、ティース係合凸部を含む主部第2コア片との2種類で構成し、ティース部はティース係合凹部を含まない副部第1コア片とティース係合凹部を含む副部第2コア片との2種類で構成されたことを特徴とする請求項5に記載のリニアモータの積層鉄心の製造方法。
  7. バックヨーク部はティース係合凹部を含まない主部1コア片と、ティース係合凹部を含む主部第2コア片との2種類で構成し、ティース部はティース係合凸部を含まない副部第1コア片とティース係合凸部を含む副部第2コア片との2種類で構成されたことを特徴とする請求項5に記載のリニアモータの積層鉄心の製造方法。
  8. 前記第3工程は所定内部形状を有する金型内で行われ、抜きカシメにより前記金型内のガイドに沿わせて加圧することで各積層鋼板間を結合することを特徴とする請求項5に記載のリニアモータの積層鉄心の製造方法。
  9. 前記主部第2コア片と副部第2コア片のいずれかに設けられたティース係合凸部とティース係合凹部には、互いに嵌合したときに両者を保持する抜け止め部が設けられていることを特徴とする請求項6あるいは7に記載のリニアモータの積層鉄心の製造方法。
JP2011147167A 2011-07-01 2011-07-01 リニアモータの積層鉄心およびその製造方法 Expired - Fee Related JP5638475B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011147167A JP5638475B2 (ja) 2011-07-01 2011-07-01 リニアモータの積層鉄心およびその製造方法
CN201110442791.XA CN102857066B (zh) 2011-07-01 2011-12-27 直线电动机的层叠铁心及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011147167A JP5638475B2 (ja) 2011-07-01 2011-07-01 リニアモータの積層鉄心およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013017271A true JP2013017271A (ja) 2013-01-24
JP5638475B2 JP5638475B2 (ja) 2014-12-10

Family

ID=47403342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011147167A Expired - Fee Related JP5638475B2 (ja) 2011-07-01 2011-07-01 リニアモータの積層鉄心およびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5638475B2 (ja)
CN (1) CN102857066B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014166131A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Toru Nagaike 推力モーター及び移動体への取り付け方法
CN104638783A (zh) * 2013-11-08 2015-05-20 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 定子结构及电机
US11843280B2 (en) 2020-03-30 2023-12-12 Hyundai Mobis Co., Ltd. Motor including wound coil and method of manufacturing the same

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104578473B (zh) * 2014-12-25 2017-10-17 广东威灵电机制造有限公司 预制冲片、定子冲片、定子和电机
JP6778497B2 (ja) 2016-03-22 2020-11-04 株式会社三井ハイテック 積層鉄心の製造方法及びその製造装置
CN107994753B (zh) * 2017-12-21 2024-03-26 沈阳工业大学 有取向硅钢片分级叠压永磁直线电机及其制作方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5986377A (en) * 1997-04-11 1999-11-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Stator for dynamoelectric machine
JP2001359246A (ja) * 2000-04-14 2001-12-26 Denso Corp 車両用回転電機の固定子、およびその製造方法
JP2003204667A (ja) * 2003-01-23 2003-07-18 Mitsubishi Electric Corp リニアモータ
JP2004194497A (ja) * 2002-11-29 2004-07-08 Denso Corp 回転電機の組み合わせ固定子コア
JP2005111550A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Mitsui High Tec Inc 鉄心の製造方法及び鉄心の製造装置
JP2006050755A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Mitsui High Tec Inc リサイクル容易な固定子鉄心及びその製造方法
JP2006230117A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Mitsubishi Electric Corp 電機子
US20060279160A1 (en) * 2005-06-08 2006-12-14 Denso Corporation Rotary electric machine with a stator core made of magnetic steel sheets and the stator core thereof
JP2007049817A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Mitsubishi Electric Corp リニアモータの電機子及びリニアモータ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10174317A (ja) * 1996-12-05 1998-06-26 Shibaura Eng Works Co Ltd モータの固定子およびモータフレーム
JP2003180044A (ja) * 2001-12-07 2003-06-27 Okuma Corp ステータ及びその製造方法
JP2005160138A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Mitsui High Tec Inc 固定子鉄心

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5986377A (en) * 1997-04-11 1999-11-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Stator for dynamoelectric machine
JP2001359246A (ja) * 2000-04-14 2001-12-26 Denso Corp 車両用回転電機の固定子、およびその製造方法
JP2004194497A (ja) * 2002-11-29 2004-07-08 Denso Corp 回転電機の組み合わせ固定子コア
JP2003204667A (ja) * 2003-01-23 2003-07-18 Mitsubishi Electric Corp リニアモータ
JP2005111550A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Mitsui High Tec Inc 鉄心の製造方法及び鉄心の製造装置
JP2006050755A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Mitsui High Tec Inc リサイクル容易な固定子鉄心及びその製造方法
JP2006230117A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Mitsubishi Electric Corp 電機子
US20060279160A1 (en) * 2005-06-08 2006-12-14 Denso Corporation Rotary electric machine with a stator core made of magnetic steel sheets and the stator core thereof
JP2007049817A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Mitsubishi Electric Corp リニアモータの電機子及びリニアモータ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014166131A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Toru Nagaike 推力モーター及び移動体への取り付け方法
CN104638783A (zh) * 2013-11-08 2015-05-20 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 定子结构及电机
US11843280B2 (en) 2020-03-30 2023-12-12 Hyundai Mobis Co., Ltd. Motor including wound coil and method of manufacturing the same

Also Published As

Publication number Publication date
CN102857066A (zh) 2013-01-02
CN102857066B (zh) 2014-11-26
JP5638475B2 (ja) 2014-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5518258B2 (ja) リニアモータの積層鉄心およびその製造方法
JP5638475B2 (ja) リニアモータの積層鉄心およびその製造方法
EP2026448B1 (en) Split core and manufacturing method of the same, and stator core
JP4860794B2 (ja) リニアモータ
KR102141793B1 (ko) 영구 자석식 동기기 및 영구 자석식 동기기의 고정자의 제조 방법
KR101679470B1 (ko) 모터의 적층 코어 및 제조 방법
JP5791713B2 (ja) 永久磁石式回転電機
WO2013051125A1 (ja) 積層鉄心の製造方法およびそれにより製造された積層鉄心
US10128726B2 (en) Method for manufacturing a laminate and method for manufacturing a rotor
JP5603437B2 (ja) 回転電機の積層鉄心及びその製造方法
JP5212129B2 (ja) 積層コアの製造方法及びその製造治具
TW200306052A (en) Linear motor
WO2012057100A1 (ja) 分割鉄心及びその製造方法
JP4429234B2 (ja) リニアモータの電機子の製造方法及びリニアモータの製造方法
JP2007221927A (ja) 回転電機の固定子鉄心およびその製造方法
JP2012175851A (ja) リニアモータ電機子およびリニアモータ
JP2007049807A (ja) 永久磁石式モータ
JP2003061319A (ja) ステータの製造方法
JP6045638B2 (ja) 積層鉄心の製造方法
JP5726118B2 (ja) 積層固定子鉄心、積層固定子鉄心の製造方法
JP2003070213A (ja) ステータの製造方法
JP5423971B2 (ja) アキシャルギャップ型電動機
JP2012044761A (ja) アキシャルギャップ型モータ、及びそのアキシャルギャップ型モータに用いられるティースの製造方法
JPS6142501B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141022

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5638475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees