JP2013017039A - 固体撮像装置およびダークシェーディング補正方法 - Google Patents

固体撮像装置およびダークシェーディング補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】構成が簡便でかつ個体ばらつきや撮像条件の変化に追従してダークシェーディング補正が可能な固体撮像装置を提供する。
【解決手段】遮光されていない有効画素で形成された有効画素部と、同一行に配置された全画素が遮光されている遮光画素で形成された垂直OB部とを有する撮像素子と、前記垂直OB部のシェーディング特性を表す信号値の一部をサンプリングするサンプリング部293と、サンプリング部293によるサンプリング値を記憶及び更新する記憶部であるサンプリング値格納レジスタ295と、前記サンプリング値に基づいてダークシェーディング補正関数を算出し、前記ダークシェーディング補正関数に基づいて各列のダークシェーディング補正値を算出する算出部である補間演算部296と、前記撮像素子の出力信号値から前記ダークシェーディング補正値を減算する減算部である減算回路291と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は固体撮像装置に関し、より詳細には、ダークシェーディング成分を補正するダークシェーディング固体撮像装置およびその駆動方法に関するものである。
撮像素子の出力に含まれるダークシェーディング成分を補正するためには、最低でも1ライン分のシェーディング補正データをあらかじめ記憶しておき、シェーディング補正データを減算することで、ダークシェーディング補正を行うことが提案されている(例えば、特許文献1)。
また、ダークシェーディング補正を行うために必要なメモリ容量を削減するために、ダークシェーディング成分の特性を表わす関数の係数のみを記憶し、係数と撮像条件に基づいてダークシェーディング成分を算出し、減算することでダークシェーディング補正を行うことが提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2003−244513号公報 特開2008−312170号公報
しかし、特許文献1記載の装置では、ダークシェーディング補正残りは少ないものの、最低でも1ライン分以上のラインメモリが必要となり、必要なメモリ容量が大きい。
また、特許文献2記載の装置では、必要となるメモリ容量は小さいが、ダークシェーディング補正残りが特許文献1記載の装置に比べて大きい。加えて、ダークシェーディング特性の固体ばらつきがある場合に個別に補正係数の合わせこみが必要となる。他にも、ダークシェーディング特性が温度によって変化する場合、補正係数を温度に応じて変化させる必要があるため、別途温度センサが必要となる上に、補正係数を温度に応じて変化させる分、必要となるメモリ容量が増える。
本発明の目的は、ダークシェーディング成分の除去に必要なメモリの容量と温度変化を検知するための温度センサを削減しつつも、固体ばらつきや撮像条件の変化に応じて、自動的かつ精度よくダークシェーディング補正が可能な固体撮像装置を提供することである。
上記目的を達成する固体撮像装置は、遮光されていない有効画素で形成された有効画素部と、同一行に配置された全画素が遮光されている遮光画素で形成された垂直OB部とを有する撮像素子と、前記垂直OB(Optical Black)部の全列に配置された遮光画素から出力され前記垂直OB部のシェーディング特性を表す信号値のうち、一部の列に配置された遮光画素から出力された信号値をサンプリングするサンプリング部と、前記サンプリング部でサンプリングされた信号値であるサンプリング値を記憶及び更新する記憶部と、前記記憶部に記憶されているサンプリング値に基づいてダークシェーディング補正関数を算出し、前記ダークシェーディング補正関数に基づいて各列のダークシェーディング補正値を算出する算出部と、前記撮像素子の有効画素から出力された信号値から、当該有効画素が配置された列の前記ダークシェーディング補正値を減算する減算部と、を備える。
この構成によれば、ラインメモリや温度検知手段を必要としない為、ダークシェーディング成分の除去に必要なメモリの容量と温度を検知するための温度センサを削減しつつも、固体ばらつきや撮像条件の変化に応じて、自動的かつ精度よくダークシェーディング補正ができる。
本発明は、ダークシェーディング成分の除去に必要なメモリの容量と温度変化を検知するための温度センサを削減しつつも、固体ばらつきや撮像条件の変化に応じて、自動的かつ精度よくダークシェーディング補正ができる。
本発明の実施形態1〜4に係る固体撮像装置のシステム構成例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る画像信号前処理部とダークシェーディング補正回路の詳細な構成例を示す図である。 A/D変換回路からメディアンフィルタに入力された信号値を示す図である。 メディアンフィルタが出力する信号値を示す図である。 有効画素部と垂直OB部とによって構成される撮像部と、通信及びタイミング制御部より入力される垂直OB判別パルスの関係について示す図である。 垂直OB部のダークシェーディング特性とサンプリングポイントを示すグラフである。 サンプリング値に基づいて、補間演算部により算出されたダークシェーディング特性補正関数を示すグラフである。 ダークシェーディング補正処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る画像信号前処理部とダークシェーディング補正回路の詳細な構成例を示す図である。 1行のデータが7列で構成される場合のメディアンフィルタの出力例を示す図である。 メディアンフィルタ出力の1階微分を示す図である。 メディアンフィルタ出力の2階微分(絶対値)を示す図である。 本発明の実施形態3に係る画像信号前処理部とダークシェーディング補正回路の詳細な構成例を示す図である。 本発明の実施形態4に係る固体撮像装置内の単位セルの詳細な構成例を示す図である。 本発明の実施形態4に係る画像信号前処理部とダークシェーディング補正回路の詳細な構成例を示す図である。
(実施形態1)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態1に係る撮像装置、固体撮像装置について説明する。
まず、本明細書で例示する本発明の各実施形態に共通する撮像システム(カメラ)の構成を図1に示す。この撮像システムの構成は、後述する実施形態にも適用される。
図1に示すように本発明の撮像システムは、大きく分けて光学系100、固体撮像装置200、画像信号処理部500、およびカメラシステム制御部600から構成されている。
光学系100は、被写体からの光を集光して固体撮像装置200の撮像領域上に画像イメージを形成するレンズ101と、レンズ101と固体撮像装置200の間の光路上に位置し、撮像領域上に導かれる光量を制御するメカニカルシャッタ102(以後、幕シャッタと称す)を備えている。
固体撮像装置200は、撮像素子210、行走査部220、カラムアンプ215、A/D変換回路230、DAC回路270、カウンタ/メモリ240、水平走査部250、画像信号前処理部410、出力I/F回路260、及び、通信及びタイミング制御部280を備える。後述の実施形態では、画像信号前処理部410は、画像信号前処理部411、412、及び413のいずれかに置き換えられる。
撮像素子210は、フォトダイオードなどの光感応素子やMOSトランジスタ等を含む単位セルを2次元配列上に並べた画素配列からなり、有効画素211と、有効画素と同じ構造の画素の上部に当該画素の光感応素子を覆う遮光膜を配置した遮光画素212とによって構成される。行走査部220は、撮像素子210の画素を行単位で選択し、画素のリセットや読み出しを制御する。カラムアンプ215は、撮像素子210から読み出された画素信号を増幅する。
A/D変換回路230は、カラムアンプ215からの信号をA/D変換する。DAC回路270は、A/D変換を行う際の参照信号を生成する。カウンタ/メモリ240は、A/D変換された画素信号を保持する。
水平走査部250は、カウンタ/メモリ240の各列を選択して、保持されているデジタル画素信号の読み出しを駆動する。画像信号前処理部410は、カウンタ/メモリ240から読み出されるデータにダークシェーディング補正やOB補正等を行う。出力I/F回路260は、画像信号前処理部410で処理したデータを、固体撮像装置200の外部に出力する。
通信及びタイミング制御部280は、カラムアンプ215、行走査部220、A/D変換回路230、DAC回路270、カウンタ/メモリ240、水平走査部250、出力I/F回路260、画像信号前処理部410に対するタイミング制御、及び画像信号前処理部410、カメラシステム制御部600との通信制御を行う。
カラムアンプ215は、必須の構成ではないので、なくてもよい。
画像信号処理部500は、固体撮像装置200から出力されたデジタル画素信号を受けて、カメラ信号処理として必要な、ガンマ補正、色補間処理や空間補間処理、オートホワイトバランスなどの処理を行うDSP(Digital Signal Processor)等である。また、JPEGなどの圧縮フォーマットへの変換や画像メモリへの記録、カメラが備える画像表示デバイス(例えば液晶画面など)への表示用信号の処理などを行う場合もある。
カメラシステム制御部600は、ユーザI/F(図示せず)で指定された各種の設定に従って、光学系や固体撮像装置、画像信号処理部の制御を行い、撮像装置の全体動作を統合するマイクロコンピュータ等である。
次に図2を用いて、ダークシェーディング補正方法について説明する。図2は、本実施形態に係る画像信号前処理部410とダークシェーディング補正回路420の詳細な構成例を示す図である。
画像信号前処理部410は、ダークシェーディング補正回路420とデジタル処理回路430とによって構成される。デジタル処理回路430には、ダークシェーディング補正以外の各種の信号処理を行う回路として、例えば、OB補正回路、画素加算回路、デジタルゲイン回路、出力レベルクリップ回路、パラレル−シリアル変換回路が含まれる。A/D変換回路230の出力値が、画像信号前処理部410およびデジタル処理回路430にて処理され、画像信号前処理部410から出力I/F回路260に出力される。
ダークシェーディング補正回路420ではA/D変換回路230の出力がメディアンフィルタ292に入力され、メディアンフィルタ292に入力された信号は、少なくとも水平前後1画素の信号値と比較して、中央値をサンプリング部293に出力する。これにより、欠陥画素や列回路故障等によって発生する異常値の信号がサンプリングされることを防ぐ。
サンプリング部293は、通信及びタイミング制御部280より入力された列番号Xとサンプリング列指定レジスタ294に格納されているサンプリング列とが一致し、かつ垂直OB判別パルスがハイレベルとなっている時、メディアンフィルタ292から入力された信号値をサンプリング値格納レジスタ295に格納する。サンプリング値格納レジスタ295に先に格納されている信号値は、新たに格納される信号値で更新される。サンプリング値格納レジスタ295は、格納されている信号値を補間演算部296に出力する。
サンプリング列指定レジスタ294及びサンプリング値格納レジスタ295より入力されたサンプリング値(X1,Y1)〜(Xn,Yn)は、補間演算部296に入力され、ダークシェーディング補正関数の算出を行う。通信及びタイミング制御部280より入力された列番号Xを変数として、ダークシェーディング補正関数の演算を行い、ダークシェーディング補正値が減算回路291に出力される。
減算回路291は、ダークシェーディング補正値を、A/D変換回路230から与えられる有効画素の出力値から減算する。これによりダークシェーディング補正が完了する。その後、OB補正回路等を含むデジタル処理回路430を経由して、出力I/F回路260に入力される。
このような構成において、サンプリング値格納レジスタ295が記憶部の一例であり、補間演算部296が算出部の一例であり、減算回路291が減算部の一例である。
次に図3Aと図3Bを用いて、3つの信号値の中央値を求めるメディアンフィルタ292の動作について説明する。図3Aは、A/D変換回路230からメディアンフィルタ292に入力された信号値の例を示す図である。図3Bは図3Aの入力に対してメディアンフィルタ292の出力する信号値を示す図である。1行のデータは7列で構成されるとする。メディアンフィルタ292は、例えば、1、2、3列目の各信号レベル40、50、40の中央値を出力するとき、2列目の信号値に注目する。よってメディアンフィルタ292の出力は50となる。同様にして、3列目以降も前後列の各信号レベルの中央値を出力する。但し、両端列、この例では1列目と7列目では前列もしくは後列が存在しない為、入力値をそのまま出力する。
メディアンフィルタ292は、垂直OB部213の遮光画素212から出力された信号値を列方向に平滑化するデジタルフィルタの一例である。
次に図4を用いて、ダークシェーディング補正回路420のサンプリング部293と垂直OB判別パルスについて説明する。図4は撮像素子210の垂直OB部213および有効画素部214と、通信及びタイミング制御部280より入力される垂直OB判別パルスとの関係について示す図である。
撮像素子210の水平方向に同一行の全列に遮光画素が配置されている部分が垂直OB部213となる。図4では行番号1、2、3行目の領域が垂直OB部213となる。垂直OB部213の信号がA/D変換され、ダークシェーディング補正回路420に入力されている間、垂直OB判別パルスはハイレベルとなるように制御される。通信及びタイミング制御部280より入力された列番号Xとサンプリング列指定レジスタ294に格納されているサンプリング列とが一致し、かつ垂直OB判別パルスがハイレベルとなっている時、サンプリング部293は、メディアンフィルタ292から入力された信号をサンプリング値格納レジスタ295に格納する。
次に図5Aと図5Bを用いて、ダークシェーディング補正回路420のサンプリング部293と補間演算部296の説明を行う。
図5Aは、垂直OB部213のダークシェーディング特性とサンプリングポイントを示したグラフである。まず、サンプリング列指定レジスタ294に格納されている値X1と列番号Xが一致した時の出力レベルY1をサンプリング値格納レジスタ295に記憶する。続いて、サンプリング列指定レジスタ294に格納されている値X2と列番号Xが一致した時の出力レベルY2をサンプリング値格納レジスタ295に記憶する。このようにして、サンプリング値格納レジスタ295にダークシェーディング特性の一部(すなわち、垂直OB部213における一部の列の出力レベル)がサンプリングされる。
次に図5Bは、前述のサンプリング値に基づいて、補間演算部296で直線補間によりダークシェーディング特性補正関数の算出を行ったグラフである。直線補間によるダークシェーディング特性補正関数の算出のため、まず、サンプリング値(X1,Y1)とサンプリング値(X2,Y2)を結ぶ直線Z1の算出を行う。以下の式により算出できる。
Z1={(Y2−Y1)/(X2−X1)}X+Y1
同様にして、サンプリング値(Xm,Ym)とサンプリング値(Xm+1,Ym+1)を結ぶ直線Zmの算出を以下の式により行う。(1≦m≦6)
Zm={(Ym+1−Ym)/(Xm+1−Xm)}X+Ym
ダークシェーディング補正関数は以下のようになる。
Xm≦X<Xm+1の時(1≦m≦6)
Zm={(Ym+1−Ym)/(Xm+1−Xm)}X+Ym
以上で算出されたダークシェーディング補正関数と列番号Xによって、ダークシェーディング補正値が算出される。
A/D変換回路230の出力から、算出されたダークシェーディング補正値を減算することで、ダークシェーディング補正が完了する。
以下、ダークシェーディング補正処理の一例を示すフローチャートである図6を用いて、ダークシェーディング補正回路の具体的な動作について説明する。
まず、A/D変換回路230の出力値がメディアンフィルタ292に入力され、メディアンフィルタにより入力値の中央値が出力される(S01)。
次に、垂直OB判別パルスの状態を判定する(S02)。
垂直OB判別パルスがローレベルであれば、メディアンフィルタ292の出力はサンプリングされない。
垂直OB判別パルスがハイレベルであれば、サンプリング列指定レジスタ294に格納されている値Xnと列番号Xの一致を確認する(S03)。
サンプリング列指定レジスタ294に格納されている値Xnと列番号Xが一致しなければ、メディアンフィルタ292の出力はサンプリングされない。
サンプリング列指定レジスタ294に格納されている値Xnと列番号Xが一致すれば、メディアンフィルタ292の出力はサンプリング値格納レジスタ295に記憶される(S04)。
次に、サンプリング値格納レジスタ295の値とサンプリング列指定レジスタ294の値が補間演算部296に入力される(S05)。
次に、補間演算部296で入力されたサンプリング値格納レジスタ295の値とサンプリング列指定レジスタ294の値に基づいて、ダークシェーディング補正関数が算出される(S06)。
次に、ダークシェーディング補正関数に、変数となる列番号Xを代入することで、ダークシェーディング補正値が算出される(S07)。
最後に、A/D変換回路230の出力値から補間演算部296で算出されたダークシェーディング補正値を減算することで、ダークシェーディング補正が完了する(S08)。
なお、本実施の形態では、シェーディング特性を平滑化するためのデジタルフィルタとしてメディアンフィルタ292を用いたが、本発明は、デジタルフィルタを用いずに、A/D変換回路出力を直接サンプリングする構成にも適用可能である。
なお、本実施の形態では、シェーディング特性を平滑化するためのデジタルフィルタとして3列の信号値の中央値を求めるメディアンフィルタを用いたが、本発明は、3列以上の信号値の中央値を求めるメディアンフィルタや、IIR(無限インパルス応答)フィルタやFIR(有限インパルス応答)フィルタを用いる構成にも適用可能である。
なお、本実施の形態では、補間演算部296のシェーディング補正関数算出方式として、直線補間を用いたが、スプライン補間やラグランジュ補間等の曲線補間、最小二乗法等による近似式を用いてもよい。
なお、本実施の形態では、固体撮像装置内の画像信号前処理部410にダークシェーディング補正回路を配置したが、DSP内の画像信号処理部500に配置してもよい。
なお、トランジスタのゲート端子及び配線が形成された面と同じ面側に形成される構造とともに、画素が半導体基板の裏面、すなわちトランジスタのゲート端子及び配線が形成された面に対して裏面側に形成される、いわゆる、裏面照射型イメージセンサ(裏面照射型固体撮像装置)の構造を用いることもできる。
なお、画素からの信号出力経路の回路方式として、カラムアンプ215がある構成を説明したが、本発明は、カラムアンプ215がない構成であっても、適用可能である。
なお、本実施の形態では、固体撮像装置200内にA/D変換回路230が配置されているが、本発明は、固体撮像装置200外にA/D変換回路230が配置されている構成にも適用可能である。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を、図7、図8A、図8B、図8Cを用いて説明する。
本実施形態では、垂直OB部213のダークシェーディング特性と補間演算部296のダークシェーディング補正関数によって算出されたダークシェーディング特性との差分が小さくなるように、サンプリング部293が参照するサンプリング列指定レジスタ294に格納されている値を適応的に変化させることが特徴である。
実施形態1と異なる点について以下に説明する。
図7は、本実施形態に係る固体撮像装置200が備える画像信号前処理部411とダークシェーディング補正回路421の詳細な構成例を示す図である。
ダークシェーディング補正回路421のメディアンフィルタ292の出力は、サンプリング部293だけでなく、2階微分回路320にも入力される。2階微分回路320において、メディアンフィルタ292の出力の2階微分値の算出を行い、算出結果の絶対値を比較器321に入力する。比較器321にはサンプリング値閾値設定レジスタ322の値も入力され、2階微分値がサンプリング値閾値設定レジスタ322の値を超えた時、AND回路323にハイレベルが出力される。AND回路323には列番号Xと比較器321からの出力が入力され、比較器321の出力がハイレベルの時、列番号Xがサンプリング列指定レジスタ294に入力され、サンプリング列指定レジスタ値として記憶される。
次に図8A、図8B、図8Cを用いて、ダークシェーディング特性の2階微分値結果より、サンプリング列が決定される動作について説明する。
図8Aはメディアンフィルタ292の出力例を示す図である。1行のデータは7列で構成されるとする。図8Bはメディアンフィルタ292の出力の1階微分を示す図である。これをさらに1階微分した値を示す図が図8Cである。ここで、3列目と5列目の2階微分値がサンプリング値閾値設定レジスタ322の値(一例として15)を超える為、サンプリング列指定レジスタ294に列番号が記憶される。
以上により、垂直OB部213のダークシェーディング特性とダークシェーディング補正関数によって算出されたダークシェーディング特性との差分が小さくなるようにサンプリング列を適応的に変化させることができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3を、図9を用いて説明する。
本実施形態では、サンプリング部から出力されるサンプリング値を平滑化するデジタルフィルタを備え、平滑化されたサンプリング値を記憶することが特徴である。
実施形態1と異なる点について以下に説明する。
図9は、本実施形態に係る固体撮像装置200が備える画像信号前処理部412とダークシェーディング補正回路422の詳細な構成例を示す図である。
サンプリング部293の出力がIIR(Infinite Impulse Response)フィルタ330に入力され、平滑化されたのちに、サンプリング値格納レジスタ295に記憶される。これにより、サンプリング前のメディアンフィルタ292では除去できない、横線ノイズやフレームフリッカノイズ等についても、サンプリング値への影響を抑えることが可能である。
なお、前フレームと撮像条件が異なる場合、サンプリング値格納レジスタ295に記憶されているサンプリング値に、撮像条件に応じた係数を乗算し、サンプリング値を更新してもよい。
なお、本実施の形態では、サンプリング値を平滑化するためのデジタルフィルタとしてIIRフィルタ330を用いたが、FIR(Finite Impulse Response)フィルタやメディアンフィルタ等を用いてもよい。
(実施形態4)
本発明の実施形態4を、図10及び図11を用いて説明する。
本実施形態では、撮像素子210が備える単位セルが、入射光を電荷に変換する2つ以上のフォトダイオードと、電荷を保持するフローティングディフュージョン部と、前記2つ以上のフォトダイオードに対応して設けられ、対応する前記フォトダイオードから前記フローティングディフュージョン部に電荷を転送する2つ以上の転送トランジスタと、前記フローティングディフュージョン部の電位をリセットするリセットトランジスタとを有し、1つの単位セルにおいて、前記2つ以上のフォトダイオードと前記2つ以上の転送トランジスタとは、1つの前記リセットトランジスタと1つの前記フローティングディフュージョン部とを共有する場合、ダークシェーディング補正回路にて単位セルを構成するそれぞれの画素で独立にダークシェーディング補正を行うことを特徴とする。
次に、図10は、本発明の固体撮像装置200内の撮像素子210に設けられる単位セル216の詳細な構成例を示す図である。図10のように、単位セル216はフォトダイオード2個、転送トランジスタ2個に対してフローティングディフュージョン部1個、リセットトランジスタ(共有リセットトランジスタ)1個、出力トランジスタ(共有出力トランジスタ)1個で構成されており、2個のフォトダイオードの信号が各転送トランジスタを通り、フローティングディフュージョン部に読み出される2画素1セル構成である。
なお、本発明の実施形態に係る単位セル216の構成において、2画素1セル構成で説明を行うが、4画素1セル構成や、さらに複数のフォトダイオードが共有化された場合でも、同様の効果を得ることができ、特に限定されることはない。すなわち、上記では2つの画素で信号読み出しのための構成を共有しているが、3画素あるいは4画素などより多くの画素で共有する構成にしてもかまわない。さらに、共有する画素は複数の列にまたがってもかまわない。
次に、図11は、本実施形態に係る固体撮像装置200が備える画像信号前処理部413とダークシェーディング補正回路423の詳細な構成例を示す図である。
図10のような、縦方向の2画素1セル構成である場合、行番号Vの偶数・奇数によって上下どちらの画素であるか判別可能である。よって、図11のように奇数行用のサンプリング値格納レジスタ340と偶数行用のサンプリング値格納レジスタ341とを持ち、行番号Vの最下位bit信号によって、サンプリング値格納レジスタ340、341の何れにサンプリング値を記憶するかセレクタ342によって選択を行う。
また、サンプリング値格納レジスタ340、341から補間演算部296への入力についても、同様に行番号Vの最下位bit信号によって、サンプリング値格納レジスタ340、341の何れの値を入力するかセレクタ343によって選択を行う。
これにより、2画素1セル構成の上下画素でダークシェーディング特性が異なる場合においても、良好なシェーディング補正が可能となる。
本発明は撮像装置及び固体撮像装置として、ダークシェーディング成分の除去に必要なメモリの容量と温度変化を検知するための温度センサを削減しつつも、固体ばらつきや撮像条件の変化に応じて、自動的かつ精度よくダークシェーディング補正ができき、例えば、一眼レフデジタルスチルカメラ、一眼デジタルスチルカメラ、デジタルスチルカメラに適用できる。
100 光学系
101 レンズ
102 メカニカルシャッタ(幕シャッタ)
200 固体撮像装置
210 撮像素子
211 有効画素
212 遮光画素
213 垂直OB部
214 有効画素部
215 カラムアンプ
216 単位セル(2画素1セル)
220 行走査部
230 A/D変換回路
240 カウンタ/メモリ
250 水平走査部
260 出力I/F回路
270 DAC回路
280 通信及びタイミング制御部
291 減算回路
292 メディアンフィルタ
293 サンプリング部
294 サンプリング列指定レジスタ
295 サンプリング値格納レジスタ
296 補間演算部
320 2階微分回路
321 比較器
322 サンプリング値閾値設定レジスタ
323 AND回路
330 IIRフィルタ
340 サンプリング値格納レジスタ(奇数行用)
341 サンプリング値格納レジスタ(偶数行用)
342、343 セレクタ
410〜413 画像信号前処理部
420〜423 ダークシェーディング補正回路
430 デジタル処理回路
500 画像信号処理部
600 カメラシステム制御部

Claims (7)

  1. 遮光されていない有効画素で形成された有効画素部と、同一行に配置された全画素が遮光されている遮光画素で形成された垂直OB部とを有する撮像素子と、
    前記垂直OB部の全列に配置された遮光画素から出力され前記垂直OB部のシェーディング特性を表す信号値のうち、一部の列に配置された遮光画素から出力された信号値をサンプリングするサンプリング部と、
    前記サンプリング部でサンプリングされた信号値であるサンプリング値を記憶及び更新する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されているサンプリング値に基づいてダークシェーディング補正関数を算出し、前記ダークシェーディング補正関数に基づいて各列のダークシェーディング補正値を算出する算出部と、
    前記撮像素子の有効画素から出力された信号値から、当該有効画素が配置された列の前記ダークシェーディング補正値を減算する減算部と、
    を備える固体撮像装置。
  2. さらに、前記垂直OB部の遮光画素から出力された信号値を列方向に平滑化するデジタルフィルタを備え、
    前記サンプリング部は、前記平滑化された後の前記一部の列の信号値をサンプリングする、
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記サンプリング部は、前記垂直OB部の各列の遮光画素から出力された信号値とダークシェーディング補正関数によって算出された対応列のダークシェーディング補正値との差分が減少するように、前記信号値をサンプリングする列を適応的に変化させる、
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. さらに、前記サンプリング部から出力されるサンプリング値を平滑化するデジタルフィルタを備え、
    前記記憶部は、平滑化されたサンプリング値を記憶する
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 前記算出部は、前フレームと撮像条件が異なる場合、前記記憶部に記憶されているサンプリング値に、撮像条件に応じた係数をかける
    請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記撮像素子の単位セルが、
    入射光を電荷に変換する、画素ごとに設けられた2つ以上のフォトダイオードと、
    電荷を保持するフローティングディフュージョン部と、
    前記2つ以上のフォトダイオードに対応して設けられ、対応する前記フォトダイオードから前記フローティングディフュージョン部に電荷を転送する2つ以上の転送トランジスタと、
    前記フローティングディフュージョン部の電位をリセットするリセットトランジスタと
    を有し、
    1つの単位セルにおいて、前記2つ以上のフォトダイオードと前記2つ以上の転送トランジスタとは、1つの前記リセットトランジスタと1つの前記フローティングディフュージョン部とを共有する場合、
    前記算出部は、前記単位セルを構成するそれぞれの画素で独立にダークシェーディング補正を行う
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  7. 撮像素子と、サンプリング部と、記憶部と、算出部と、減算部とを備える固体撮像装置において行われるダークシェーディング補正方法であって、
    前記撮像素子は、遮光されていない有効画素で形成された有効画素部と、同一行に配置された全画素が遮光されている遮光画素で形成された垂直OB部とを有し、
    前記サンプリング部にて、前記垂直OB部の全列に配置された遮光画素から出力され前記垂直OB部のシェーディング特性を表す信号値のうち、一部の列に配置された遮光画素から出力された信号値をサンプリングし、
    記憶部にて、前記サンプリング部でサンプリングされた信号値であるサンプリング値を記憶及び更新し、
    算出部にて、前記記憶部に記憶されているサンプリング値に基づいてダークシェーディング補正関数を算出し、前記ダークシェーディング補正関数に基づいて各列のダークシェーディング補正値を算出し、
    減算部にて、前記撮像素子の有効画素から出力された信号値から、当該有効画素が配置された列の前記ダークシェーディング補正値を減算する、
    ダークシェーディング補正方法。
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