JP2008306565A - 撮像装置及びその信号補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】CMOSイメージセンサの列アンプの特性ばらつき、出力バッファアンプが複数ある場合にはその特性ばらつきを、効率よく且つ精度良く測定し、補正することにより、固定パターンノイズのない画質良好な撮像画像を得る撮像装置を提供する。
【解決手段】列アンプ、または出力バッファアンプなどの、CMOSイメージセンサ内の構成要素に対して、テスト用の電圧信号を印加できる手段をセンサ内に構成する。センサ外からテスト用の電圧信号レベルとテストモードを制御し、テストモード時のセンサの出力信号から、列アンプ、出力バッファアンプなどの構成要素の特性ばらつき情報を検出する。前記特性ばらつき情報に基づき補正データを求め、この補正データにより通常撮影時のセンサ出力から、前記特性ばらつきに起因する固定パターンノイズを除去して、映像信号を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、CMOS型撮像素子などの固体撮像素子を用いた撮像装置及びその信号補正方法に関するものである。
近年ディジタルカメラ、ビデオカメラなどの撮像装置において、従来のCCD型撮像素子に代わって、CMOS型撮像素子を搭載する撮像装置が増えてきている。
CMOS型撮像素子は、一般的に次のような動作をする。即ち、フォトダイオードにより得られた光電荷を、フォトダイオードに隣接した位置に形成されたフローティングディフュージョンアンプ(以下、単にFDアンプと記す)により電圧信号に変換する。そして、そこで得られた画素電圧を、垂直走査回路により生成される行選択信号により水平行単位で内部配線(垂直信号線)経由で読み出す。さらに、各垂直信号線に対応して構成されている列アンプにより信号増幅しておき、水平走査回路による水平駆動信号により順次読み出す。水平走査により外部に読み出す際には、出力バッファアンプを経由する。
また、CMOS型撮像素子では、フォトダイオードの発生電荷を外部に出力するまでの経路が、内部配線により構成できることから、複数の読み出し経路を構成することが、CCD型撮像素子よりはるかに容易である。そのため、近年の撮像素子の画素数の増加に伴い、複数の出力バッファアンプを構成する場合が多くなっている。
上記アンプ類はトランジスタによるアナログ能動回路を含む回路で実現されるが、複数のアナログ能動回路を構成した場合、必ず、回路出力のレベル、ゲイン、非直線性(入力に比例した出力が得られる度合い)にばらつきが発生する。これらのばらつきを除去、選別すると、CMOS型撮像素子の製造歩留まりの低下を招くため、特に民生用途とする場合には、ある程度のばらつきは許容するのが常となっている。ただし、前記ばらつきは撮像装置としてみた場合には、撮像画像において検知されてしまうこともある。
FDアンプの特性ばらつきは、面状の固定パターンノイズ、列アンプの特性ばらつきは、縦線状の固定パターンノイズ、出力バッファアンプ(複数ある場合)の特性ばらつきはその後の信号処理システムに依存した画像の変化として検知されることとなる。特に、列アンプにおいてゲインアップをかける場合、列アンプの特性ばらつきが顕著に現れるため、縦線状の固定パターンノイズが最も見えやすい状態となり、CMOS型撮像素子を撮像装置に適用する際の問題となっていた。
この問題に対し、例えば特許文献1においては、撮像素子上に遮光された画素を一部構成しておき、前記遮光画素の出力信号から列アンプの特性ばらつきにより発生する縦線状の固定パターンノイズ情報を取得する。そして、遮光されていない有効領域の画素の信号を補正することにより、撮像装置の撮像画像としては縦線状の固定パターンノイズが見えないようにする技術が開示されている。
また、特許文献2においては、複数の出力バッファアンプの非直線性により生ずる撮像画像の画質劣化を補正するために、入射光量を所定の複数レベル徐々に変化させながら、複数の出力バッファアンプレベルを各々測定する。そして、その測定結果に基づき、複数の出力バッファアンプの非直線性の補正データを算出しておき、実際に被写体を撮影する際には、前記補正データによる補正をかけるという技術が開示されている。
特開2000−261730号公報 特開2004−350202号公報
しかしながら、上記公報の技術では、次のような問題点があった。
撮像画像においては、上記説明した固定パターンノイズ以外に、種々のランダム性ノイズが重畳している。代表的なものとしては、FDアンプのアナログ能動素子に対してリセット動作をかけた際に発生するリセットノイズや、フォトダイオード自体で発生する、入射光量に応じて発生する光ショットノイズなどがある。
特許文献1に開示の技術では、縦線状の固定パターンノイズ情報を検出する際に、フォトダイオードやFDアンプで発生するランダム性ノイズに対する対策が十分含まれていない。そのため、検出された縦線状の固定パターンノイズ情報に誤差を生じ、その結果、固定パターンノイズが十分補正できずに撮像画像で消え残ってしまう恐れがある。
また、特許文献2に開示の技術では、上記ランダム性ノイズに関する問題と、さらに、撮像素子に光学像を結像させる光学系(レンズなど)による要因で、入射光量が画素の位置により一定にならないという問題が生じている。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、次のような目的を有する撮像装置及びその信号補正方法を提供するものである。即ち、フォトダイオードやFDアンプなどで発生するランダム性ノイズや結像光学系に起因した誤差を完全に除去して、より高精度な固定パターンノイズ情報を検出し、これを補正することにより、画質良好な撮像画像を得ることができるようにする。
本発明は上記目的を達成するため、被写体像を光電変換し画素電圧を出力する複数の画素回路と、前記複数の画素回路から出力された画素電圧に対応した出力を外部へ送出する出力手段とを有する個体撮像素子を備えた撮像装置において、テストモード時に、前記画素電圧とは別の任意の電圧信号を前記個体撮像素子の内部における前記出力手段の前段側に印加する電圧信号印加手段と、前記出力手段の出力信号に所定の信号処理を行う信号処理手段と、前記出力手段の出力信号、または前記信号処理手段により生成された信号に基づいて、前記個体撮像素子の構成要素の特性ばらつき情報を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された前記特性ばらつき情報に基づき、補正情報を生成する補正情報生成手段と、前記補正情報に基づき、前記出力手段の出力信号または前記信号処理手段により生成された信号に対して補正処理を行う補正手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、被写体像を光電変換し画素電圧を出力する複数の画素回路と、前記複数の画素回路から出力された画素電圧に対応した出力を外部へ送出する出力手段とを有する個体撮像素子を備えた撮像装置の信号補正方法であって、テストモード時に、前記画素電圧とは別の任意の電圧信号を前記個体撮像素子の内部における前記出力手段の前段側に印加する電圧信号印加工程と、前記出力手段の出力信号、または前記出力手段の出力信号に所定の信号処理を行う信号処理手段により生成された信号に基づいて、前記個体撮像素子の構成要素の特性ばらつき情報を検出する検出工程と、前記検出工程で検出された前記特性ばらつき情報に基づき、補正情報を生成する補正情報生成工程と、前記補正情報に基づき、前記出力手段の出力信号または前記信号処理手段により生成された信号に対して補正処理を行う補正工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、個体撮像素子で発生するランダム性ノイズや結像光学系に起因した誤差を完全に除去して、より高精度な固定パターンノイズ情報を検出し、これを補正することができ、画質良好な撮像画像を得ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1の実施の形態]
<CMOS型撮像素子の構成及び動作>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置に搭載されるCMOS型撮像素子の構成を示す回路図である。
図1に示すように、このCMOS型撮像素子(個体撮像素子)は、光電変換用の画素回路201が水平行、垂直列の二次元に配列されている。各画素回路201は、被写体像を光電変換し画素電圧を出力する回路であり、フォトダイオード202、電荷読み出し用のスイッチ203、及びFDアンプ204でそれぞれ構成されている。FDアンプ204は、フォトダイオード202により得られた電荷を画素電圧に変換する。
各画素回路201のスイッチ203は、行選択線205の各行毎に共通接続され、その行選択線205が垂直走査回路207に接続されている。垂直走査回路207は、前記各FDアンプ204の動作を水平行単位で制御する回路である。各FDアンプ204は、垂直信号線(列信号線)206の各列毎に共通接続され、垂直走査回路207により制御された水平行単位の画素電圧を伝送する。
そして、各列毎の垂直信号線206は、切り替えセレクタ回路214の一方の入力側にそれぞれ接続されている。切り替えセレクタ回路214の他方の入力側には、テスト電圧線212を介してテスト電圧発生回路208(電圧信号印加手段)からのテスト電圧が印加されるようになっている。テスト電圧発生回路208は、前記画素電圧とは別に、任意のテスト電圧を生成する回路である。各切り替えセレクタ回路214は、テストスイッチ制御線213を介してテストスイッチ制御回路209から送られてくる制御信号により切り替え動作が制御される。
各切り替えセレクタ回路214の出力側には、列アンプ215(電圧保持手段)がそれぞれ接続されている。列アンプ215は、複数の垂直信号線206により伝送された水平行単位の画素電圧を増幅または保持するアンプである。各列アンプ215の出力側は、列信号読み出しスイッチ216を介して水平信号線217に共通接続されている。列信号読み出しスイッチ216は、水平走査回路218からの走査信号によりスイッチング動作が制御される。水平信号線217は、出力バッファアンプ219(出力手段)を介して映像出力端子220に接続され、出力バッファアンプ219は、水平信号線217により伝送された列アンプ215の画素電圧を映像出力端子220へ送出するようになっている。
上記説明したように、フォトダイオード202には、各画素入射光量に応じた光電荷が蓄積されており、行選択線205のレベル変化により電荷読み出し用のスイッチ203がオンすると、前記光電荷がFDアンプ204において電圧信号に変換される。この電圧信号は、垂直信号線206を経由してセレクタ回路214へと伝送される。
テストスイッチ制御回路209の入力端子211(図2のCPU106に接続)に通常撮影モードが設定されている場合、テストスイッチ制御回路209によりテストスイッチ制御線213は、セレクタ回路214を、垂直信号線206側を選択する状態にする。前記電圧信号は、そのまま列アンプ215において所定のゲインをかけられ、増幅電圧信号となる。
次いで、列信号読み出し用のスイッチ216が閉じられた列の前記増幅電圧信号は、水平信号線217により、出力バッファアンプ219に伝送され、出力端子220より映像信号として、外部に出力される(図2のADC103に伝送)。行選択線205は、垂直走査回路207により読み出す順に従って、いずれか一本(図1においては4行構成にて図示)がアクティブとなるように制御される。
垂直走査回路207は、その入力端子221から入力される垂直タイミング信号(図2のTG105から与えられる)により、前記読み出す順序が決定される。また、スイッチ216の開閉は、水平走査回路218により読み出す順に従って、いずれか一箇所(図1においては4列構成にて図示)が閉じた状態となるように制御される。水平走査回路218は、その入力端子222のから入力される水平タイミング信号(図2のTG105から与えられる)により、前記読み出す順序が決定される。
<撮像装置の構成及び動作>
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
(A)撮像装置の入力段側
本実施の形態に係る撮像装置は、例えばビデオカメラに適用される。図2に示すように、ビデオカメラの入力段には、結像レンズ101を介して、上記図1のCMOS型撮像素子102が配置されている。さらにその後段には、アナログ・ディジタルコンバータ(以下、単にADCと記す)103を介して、OBクランプ回路117(信号処理手段)が接続されている。
結像レンズ101を通じ、CMOS型撮像素子102の受光面上に光学像が結像されると、CMOS型撮像素子102上のフォトダイオードには、各々の画素での入射光量に応じて光電荷が発生する。各々の画素に生じた光電荷は、タイミング信号発生回路(以下、TGと略す)105で生成されたタイミング信号によってCMOS型撮像素子102の内部駆動回路が駆動されることにより、映像出力端子220から出力映像電圧信号として出力される。
出力映像電圧信号は、前記光電荷に応じて変化する映像信号の他、後述する列アンプのオフセット特性、ゲイン特性ばらつきによる固定パターンノイズが含まれている。出力映像電圧信号は、ADC103においてディジタルデータに変換され、OBクランプ回路117において、映像黒レベルを0値化し、以降はディジタル信号処理されることとなる。104のSSGは、いわゆるビデオ同期信号を発生し、本実施の形態のビデオカメラのタイミングの源となる。
前記ビデオ同期信号は、TG105の基準となり、CMOS型撮像素子102の駆動の基準となる。また、後述詳述する検出メモリ108及び補正メモリ109、10のアドレス制御、書き込み・読み出し制御にも使用される。したがって、CMOS型撮像素子102出力である前記出力映像電圧信号と、各メモリ108〜110の読み書きは完全に同期していることとなる。CPU106はCMOS型撮像素子102の内部動作モードの設定と、各メモリ108〜110へのアクセスを行う。前記各メモリ108〜110へのアクセスはCPUインタフェース回路107を通じて実施される。
(B)ばらつきデータ検出のための設定動作
上述したCMOS型撮像素子の通常動作により得られた出力端子220からの映像信号には、各画素入射光量に応じた信号成分の他、次のようなノイズ成分が重畳されている。
・フォトダイオード202において発生する暗電流やショットノイズ
・FDアンプ204において発生するリセットノイズやFDアンプ204の特性ばらつきに起因する固定パターンノイズ
・列アンプ215において発生するリセットノイズや列アンプの特性ばらつきに起因する固定パターンノイズ
・出力バッファアンプ219において発生するリセットノイズ
これらのうち、特に列アンプの特性ばらつきに起因する固定パターンノイズは、縦線状のなることから、視覚的に最も目立ちやすいものとなっている。なお、列アンプの特性ばらつきの内容として、列アンプの出力直流成分がばらつくオフセットばらつきと、列アンプのゲイン値がばらつくゲインばらつきが存在する。
前記通常動作により得られた映像信号から、列アンプのオフセットばらつき(非直線特性のばらつきテータ)とゲインばらつき(ゲイン特性のばらつきデータ)の情報を検出する場合には、その他のノイズと各画素入射光量に応じた信号成分を含んだ状態で検出しなければならない。そのうち、信号成分については一定照度被写体を撮影する状態とすれば良いが、結像レンズ101により生ずるシェーディングの影響だけは避けられない。あるいは遮光状態としても良いが、その場合には前記オフセットばらつきの情報しか得られない。また、前記その他のノイズについては除去できないので、その影響による検出精度低下は避けられない。
そこで、前記列アンプのオフセットばらつきとゲインばらつきを検出する場合には、テストスイッチ制御回路209の入力端子211がテストモードに設定される。そして、テストスイッチ制御回路209によりテストスイッチ制御線213は、セレクタ回路214を、テスト電圧線212側を選択する状態にする。その結果、テスト電圧発生回路208により生成されたテスト電圧が列アンプ215に印加される状態となる。
従って、上記説明したフォトダイオード202において発生する暗電流やショットノイズや、FDアンプ204において発生するリセットノイズやFDアンプの特性ばらつきに起因する固定パターンノイズに関しては、完全に影響が除去される。また、結像レンズ101により生ずるシェーディングの影響も除去されることとなる。また、テスト電圧発生回路208は、その入力端子210からの電圧設定(図2のCPU106から設定)により任意のレベルを設定できるので、遮光状態であっても、オフセットばらつきとゲインばらつきの両方を検出することが可能である。
即ち、テストモードが設定された状態での出力端子220からの映像信号には、列アンプ215の特性ばらつきに起因する固定パターンノイズ、出力バッファアンプ219において発生するリセットノイズだけが含まれることになる。そして、通常動作により得られた映像信号から、列アンプ215のオフセットばらつきとゲインばらつきの情報を検出する場合に比べ、検出精度が格段に向上したものとなっている。
(C)列アンプ215のオフセットばらつきとゲインばらつきの検出及び補正動作
次に、列アンプ215のオフセットばらつきとゲインばらつきを補正する動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。即ち、テストモード設定時において得られた映像信号により列アンプ215のオフセットばらつきとゲインばらつきを検出し、通常撮影モードにおいて得られた映像信号に対して、列アンプのオフセットばらつきとゲインばらつきを補正する動作について説明する。
図3は、第1の実施の形態に係る、固定パターンノイズの検出と補正処理の手順を示すフローチャートである。この処理フローは、例えばCPU106内部のメモリに格納されたプログラムに従ってCPU106によって実行される。
図3のステップS11において、列アンプ215のオフセットばらつきとゲインばらつきの検出フローを開始する。ステップS12で上記ビデオカメラの電源が投入され、ステップS13で図示しない光学絞りにより遮光状態とし、ステップS14でテストモード設定する。テストモードとは、テスト電圧発生回路208により生成されたテスト電圧が列アンプ215に印加される状態である。
次のステップS15において、ビデオ出力の黒レベルに相当する電圧がテスト電圧発生回路208により生成される。さらにステップS16において、検出メモリ108(検出手段)に、列アンプ215に黒レベル相当電圧が印加されたときのCMOS型撮像素子の映像出力をアナログ/ディジタル変換したデータが1H分(即ち、列アンプの数の分)記録される。
そして、ステップS17において、検出メモリ108の1H分のデータ(以後、検出データ1と記す)がCPU106のメモリに移動する。続くステップS18において、黒レベル相当電圧以外の任意の電圧がテスト電圧発生回路208により生成される。任意電圧は、例えば、ビデオ出力レンジのフルスケールの50%に相当する電圧などとする。
その後のステップS19においては、検出メモリ108に列アンプに任意電圧が印加されたときのCMOS型撮像素子の映像出力をA/D変換したデータが1H分格納される。さらにステップS20において、検出メモリ108の1H分のデータ(以後、検出データ2と記す)がCPU106のメモリに移動する。
続くステップS21では、検出データ1のばらつき、例えば1H分の検出データ1の平均値に対して、検出データ1の各値との差分値を求め、これを補正データ1として算出する(補正情報生成手段)。従って、補正データ1は、黒レベルの列毎のばらつきとなり、即ち、列アンプ215のオフセットばらつき値そのものである。次のステップS22においては、補正データ1を補正メモリ109に書き込む。
次のステップS23においては、検出データ1と検出データ2の比のばらつき、例えば1Hの先頭画素のデータ1とデータ2の比を100%と定義して、他の画素同士の比も100%となるような補正係数(即ち逆数)を算出する。続くステップS24においては、補正係数を補正メモリ110に書き込む。
その後のステップS25においては、通常撮影モードを設定する。通常撮影モードとは、垂直信号線206を通じてフォトダイオード202からの映像信号が列アンプ215に印加される状態である。さらにステップS26においては、ステップS13の遮光状態を解除し、被写体光学像が入射する状態とする。そして、ステップS27において通常の撮影の開始となる。
以上説明したフローが完了した状態では、補正メモリ109には、オフセットばらつき値がセットされ、補正メモリ110には、ゲインばらつき値がセットされた状態となる。さらに、結像レンズ101、CMOS型撮像素子102、及びADC103により、被写体映像信号がディジタル映像データとして、補正回路111(補正手段)に入力される。また、補正メモリ109からは、ADC103からのディジタル映像データに同期して、オフセットばらつき値が読み出され、補正回路111に入力される。
補正回路111は減算回路であるため、ここで、ディジタル映像データに含まれる列アンプ215のオフセットばらつき成分のみが減算される。そのため、補正回路111の出力データにおいては、列アンプ215のオフセットばらつきが除去され、オフセットばらつき補正済み映像データとなる。
次に、オフセットばらつき補正済みの映像データは、補正回路112に入力される。また、補正メモリ110からは、オフセットばらつき補正済みの映像データに同期して、補正係数が読み出され、補正回路112に入力される。補正回路112は乗算回路であるため、ここで、オフセットばらつき補正済みの映像データに含まれる列アンプのゲインばらつき成分の逆数である補正係数が乗算される。このため、補正回路112の出力データにおいては、列アンプ215のゲインばらつきも除去され、オフセット、ゲインばらつき補正済みの映像データとなる。
(D)撮像装置の出力段側
オフセット及びゲインばらつき補正済みの映像データは、カメラ信号処理回路113において、まず、映像黒レベルの調整の後、通常のカメラ処理、即ち、色分離、マトリクス演算、ガンマ補正、及び色バランス調整などが施される。そして、液晶パネルなどの表示装置115に表示され、また、記録用信号処理回路114において、例えばDVD記録フォーマットのコーデック処理が施され、記録メディア116、例えばDVDメディアなどの記録メディア116に記録される。
そして、表示装置115及び記録メディア116へ送られる映像は、各種のノイズ成分が極力排除された良好な画質となる。即ち、CMOS型撮像素子102の列アンプ215のオフセットばらつき、ゲインばらつきに起因する縦線状の固定パターンノイズは、他のノイズや光学シェーディングなどの影響を極力排除した状態で精度良く検出され、補正されている状態となる。
<第1の実施の形態に係る利点>
本実施の形態によれば、CMOS型撮像素子内の複数の列アンプに対して、テスト用の電圧信号を印加する手段として、テスト電圧発生回路208とテストスイッチ制御回路209をCMOS型撮像素子内に構成する。さらに、CMOS型撮像素子外のCPU106が、テスト用の電圧信号レベルとテストモードを制御する。そして、テストモード時のCMOS型撮像素子の出力信号から、出力バッファアンプ219の前段側にある列アンプ215の特性ばらつき情報を検出する(検出メモリ108)。この特性ばらつき情報に基づき補正データを求め(補正メモリ109、110)、この補正データにより通常撮影時のセンサ出力から、前記特性ばらつきに起因する固定パターンノイズを除去して(補正回路111、112)、映像信号を形成する。
このように、本実施の形態では、特性のばらつき情報を測定したい構成要素である複数の列アンプ215に対して直接テスト電圧を印加して、それらの出力電圧を検出することが可能となる。そのため、列アンプ215の特性ばらつきを、効率よく且つ精度良く測定することができるので、フォトダイオード202やFDアンプ204などで発生するランダム性ノイズや結像光学系に起因した誤差を完全に除去することが可能である。即ち、より高精度な固定パターンノイズ情報の検出が可能となるのであり、ひいては、固定パターンノイズの補正により得られた撮像画像の画質が、従来技術に対して、飛躍的に向上する効果がある。
また、特性のばらつき情報の検出を行う上で、CPUなどの制御手段の動作のみで行うことから、特定の被写体を撮影するなどの制限が無く、固定パターン情報の検出を随時行うことが可能である。これにより固定パターンノイズの経時変化に対しても柔軟に対応できるという効果がある。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態として、出力チャネルが2系統で構成されたCMOS型撮像素子を用いた撮像装置について説明をする。
<CMOS型撮像素子の構成及び動作>
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置に搭載されるCMOS型撮像素子の構成を示す回路図であり、図1と共通の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、このCMOS型撮像素子は、出力チャネルが2系統で構成され、第1と第2の水平走査回路520、521と、第1と第2のセレクタ回路516、517を備えている。偶数列の列アンプ514aの出力側は、列信号読み出しスイッチ515aを介して第1の水平信号線518に共通接続され、奇数列の列アンプ514bの出力側は、列信号読み出しスイッチ515bを介して第2の水平信号線519に共通接続されている。
列信号読み出しスイッチ515aは、第1の水平走査回路520からの走査信号によりスイッチング動作が制御される。第1の水平信号線518は、第1のセレクタ回路516の一方の入力側に入力される。列信号読み出しスイッチ515bは、第2の水平走査回路521からの走査信号によりスイッチング動作が制御される。第2の水平信号線519は、第2のセレクタ回路517の一方の入力側に入力される。
第1と第2のセレクタ回路516、517の他方の入力側には、テスト電圧線512を介してテスト電圧発生回路208からのテスト電圧が印加されるようになっている。また、第1と第2のセレクタ回路516、517は、テストスイッチ制御線513を介してテストスイッチ制御回路209から送られてくる制御信号により切り替え動作が制御される。
そして、第1と第2のセレクタ回路516、517の出力側が、出力バッファアンプ522、523を介して映像出力端子224、525にそれぞれ接続されている。出力バッファアンプ522、523はそれぞれ、水平信号線518、519により伝送された列アンプ514a、514bの画素電圧を映像出力端子524、525へ出力するようになっている。
電荷読み出し用のスイッチ203がオンしてFDアンプ204から出力された電圧信号は、垂直信号線206を経由して、列アンプ514a、514bにおいて所定のゲインがかけられて増幅電圧信号となる。列信号読み出し用のスイッチ515aまたは515bがオンした列の増幅電圧信号は、第1の水平信号線518と第2の水平信号線519により、それぞれ第1のセレクタ回路516と第2のセレクタ回路517へと伝送される。
ここで、テストスイッチ制御回路209の入力端子211が通常撮影モードに設定されている場合、テストスイッチ制御回路209は次のような制御を行う。即ち、各セレクタ回路516、517がそれぞれ水平信号線518と519を選択する状態となるように、テストスイッチ制御線513を制御する。その結果、増幅電圧信号が、第1と第2の出力バッファアンプ522、523に伝送され、それぞれ第1の出力端子524と第2の出力端子525から映像信号として外部に出力される(図5においてADC403とADC404に伝送)。
また、出力チャネルが2系統であることから、行選択線205は、垂直走査回路207により読み出す順に従って、2本単位で(図4においては4行構成にて図示)アクティブとなるように制御される。また、列信号読み出しスイッチ515a、515bのオン/オフは、第1と第2の水平走査回路520、521により読み出す順に従って、各チャネル毎にいずれか一箇所(図4においては4列構成にて図示)が閉じた状態となるように制御される。
第1と第2の水平走査回路520、521は、共通の入力端子222から入力される水平タイミング信号(図5のTG105から与えられる)により、読み出す順序が決定される。
<撮像装置の構成及び動作>
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図であり、図2と共通の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
(A)撮像装置の入力段側
上述したように、本実施の形態におけるCMOS型撮像素子402は、出力チャネルが2系統で構成されていることから、その出力側には、各系統毎にそれぞれ、アナログ・ディジタルコンバータとOBクランプ回路が接続されている。即ち、ADC403、404とOBクランプ回路405、406が順次接続されている。
そして、OBクランプ回路405、406の出力側は、チャネル間のゲインばらつきを検出するための検出レジスタ411を介してCPUインタフェース回路107に接続されている。さらに、OBクランプ回路405、406の出力側は、チャネル間のゲインばらつきを補正するための補正回路413、414がそれぞれ接続されている。また、CPUインタフェース回路107は、チャネル間のゲインばらつきを補正するための補正レジスタ412を介して、前記補正回路413、414に接続されている。
各々の画素に生じた光電荷は、TG105により生成されたタイミング信号によりCMOS型撮像素子402の内部駆動回路が駆動されることにより、2チャネルの出力端子524、525から所定の順序で出力映像電圧信号として出力される。2チャネルの出力映像電圧信号は、光電荷に応じて変化する映像信号の他、出力バッファアンプ522、523の2チャネル間のオフセットやゲインばらつきに影響がある。出力映像電圧信号は、OBクランプ回路405、406において、映像黒レベルを0値化し、以降はディジタル信号処理されることとなる。この時点で、出力バッファアンプ522、523の2チャネル間のオフセットばらつきは解消される。
SSG104で発生したビデオ同期信号は、各OBクランプ回路405、406におけるOB画素の検出にも使用する。CPU106は、CMOS型撮像素子402の内部動作モードの設定と、各レジスタ411、412へのアクセスを行う。各レジスタ411、412へのアクセスはCPUインタフェース回路107を通じて実施される。
(B)ばらつきデータ検出のための設定動作
上記CMOS型撮像素子の通常動作により得られた各出力端子524、525からの映像信号には、各画素入射光量に応じた信号成分の他、第1の実施の形態で説明したものと同種の次のような各種ノイズ成分が重畳したものとなっている。
・フォトダイオード202において発生する暗電流やショットノイズ
・FDアンプ204において発生するリセットノイズやFDアンプの特性ばらつきに起因する固定パターンノイズ
・列アンプ514a、514bにおいて発生するリセットノイズや列アンプの特性ばらつきに起因する固定パターンノイズ
これに加えて、本実施の形態では、出力バッファアンプ522、523のそれぞれの回路特性のばらつき、即ち、各出力バッファアンプ522、523のオフセットレベルの違いと、ゲインの違いが存在する。そのため、同一の入射光に対する映像出力信号レベルが、各出力バッファアンプ522、523により異なる状態となる。
このうち、各出力バッファアンプ522、523のオフセットレベルの違いは、上述したように、第1及び第2のOBクランプ回路405、406において0値化されることにより解消されるが、チャネル間のゲインばらつきは残った状態となる。各出力バッファアンプ522、523はフォトダイオード202の一列毎の接続であるため、出力映像としてみた場合、縦線状のゲインの違い、即ち、縦線上の固定パターンとして見えてしまう。
本実施の形態において、通常動作により得られた映像信号からチャネル間のゲインばらつきの情報を検出する場合には、まず入力端子211(図5においてCPU106に接続)がテストモードに設定される。そして、テストスイッチ制御回路209によりテストスイッチ制御線513が、各セレクタ回路516、517の切り替え状態を、テスト電圧線512側を選択する状態にする。その結果、テスト電圧発生回路208により生成されたテスト電圧が第1と第2の出力バッファアンプ522、523に印加される状態となる。従って、上記したような各種のノイズ成分は完全に影響が除去される。
また、結像レンズ101により生ずるシェーディングの影響も除去されることとなる。また、テスト電圧発生回路208は、その入力端子210からの電圧設定(図5のCPU106から設定)により任意のレベルを設定できるので、遮光状態であってもオフセットばらつきとゲインばらつきの両方を検出することが可能である。即ち、テストモードが設定された状態での各出力端子524、525から出力される映像信号には、各出力バッファアンプ522、523において発生するリセットノイズだけが含まれることになる。そのため、通常動作により得られた映像信号から、各出力バッファアンプ522、523の2チャネル間のゲインばらつきの情報を検出する場合に比べ、検出精度が格段に向上したものとなっている。
(C)チャネル間のゲインばらつきの検出及び補正動作
次に、テストモード設定時において得られた映像信号により2チャネル間のゲインばらつきを検出し、通常撮影モードにおいて得られた映像信号に対して、2チャネル間のゲインばらつきを補正する動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。
図6は、第2の実施の形態に係る、固定パターンノイズの検出と補正処理の手順を示すフローチャートである。この処理フローは、例えばCPU106内部のメモリに格納されたプログラムに従ってCPU106によって実行される。
まず、ステップS31において、チャネル間のゲインばらつきの検出フローを開始する。そして、ステップS32でビデオカメラの電源が投入され、ステップS33で図示しない光学絞りにより遮光状態とし、ステップS34でテストモード設定する。このテストモードとは、テスト電圧発生回路208により生成されたテスト電圧が第1と第2の出力バッファアンプ522、523に印加される状態である。
次のステップS35において任意の電圧がテスト電圧発生回路208により生成される。任意の電圧は、例えば、ビデオ出力レンジのフルスケールの50%に相当する電圧などとする。続くステップS36においては、検出レジスタ411に、次のようなデータが格納される。このデータは、各出力バッファアンプ522、523に任意の電圧が印加されたときのCMOS型撮像素子402の2チャネル分の映像出力をそれぞれADC403、404を通し、さらにOBクランプ回路405、406で処理した後のデータである。即ち、各OBクランプ回路405と406において、それぞれオフセットばらつきが解消された後の映像レベルが、検出レジスタ411に格納される。
次いでステップS37では、検出レジスタ411の2チャネル分の検出データがCPU106のメモリに移動する。続くステップS38では、該検出データにより2チャネル間のゲインのばらつき、例えば、OBクランプ回路405の出力レベルを100%と定義して、OBクランプ回路406の出力レベルも100%となるような補正係数(即ち逆数)を算出する。
そして、ステップS39において、補正係数を補正レジスタ412に書き込み、さらにステップS40において、通常撮影モードに設定する。通常撮影モードとは、各々の水平信号線518、519を通じて、映像信号が各出力バッファアンプ522、523にそれぞれ印加される状態である。そして、ステップS41において、前記ステップS34の遮光状態を解除し、被写体光学像が入射する状態にし、ステップS42において通常撮影の開始となる。
以上説明したフローが完了した状態では、補正レジスタ412にチャネル間ゲインばらつきの補正係数がセットされた状態である。また、この状態において、CMOS型撮像素子402、ADC403と404、及びOBクランプ回路405と406を通して、被写体映像信号がディジタル映像データとして、補正回路413、414に入力される。
各補正回路413、414は乗算回路であり、チャネル間のゲインばらつきの逆数である補正係数が乗算される。そのため、各補正回路413、414の出力データは、チャネル間のゲインばらつきが解消され、チャネル間のゲインばらつきが補正済みとなった映像データとなる。
チャネル間のゲインばらつき補正済みの映像データは、2チャネルを1チャネルに合成する画面合成回路415で、ラスタスキャンの映像信号となるように時分割多重が行われる。時分割多重がなされたラスタスキャンの映像信号は、カメラ信号処理回路113において、第1の実施の形態で説明したと同様の処理が施されて、表示装置115に表示される。また、カメラ信号処理回路113の出力データは、記録用信号処理回路114を経て、例えばDVDメディアなどの記録メディア116に記録される。
そして、表示装置115、記録メディア116へ送られる映像は、各種のノイズ成分が極力排除された良好な画質となる。即ち、CMOS型撮像素子402におけるチャネル間のゲインばらつきに起因する縦線状の固定パターンノイズは、他のノイズや光学シェーディングなどの影響を極力排除した状態で精度良く検出され、補正されている状態となる。
<第2の実施の形態に係る利点>
本実施の形態によれば、特性のばらつき情報を測定したい構成要素である複数の出力バッファアンプ522、523に対して、直接テスト電圧を印加して、それらの出力電圧を検出することが可能となる。即ち、出力チャネルが2系統で構成されたCMOS型撮像素子を用いた撮像装置においても、上述した第1の実施の形態と同様の効果がある。
第1の実施の形態に係る撮像装置に搭載されるCMOS型撮像素子の構成を示す回路図である。 第1の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る、固定パターンノイズ検出と補正処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る撮像装置に搭載されるCMOS型撮像素子の構成を示す回路図である。 第2の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る、固定パターンノイズの検出と補正処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
102 CMOS型撮像素子
201 画素回路
219、522、523 出力バッファアンプ
208 テスト電圧発生回路
209 テストスイッチ制御回路
214、516、517 セレクタ回路
215、514a、514b 列アンプ
117、405、406 OBクランプ回路
106 CPU
108 検出メモリ
109、110 補正メモリ
110、112、413、414 補正回路
411 検出レジスタ
412 補正レジスタ

Claims (4)

  1. 被写体像を光電変換し画素電圧を出力する複数の画素回路と、前記複数の画素回路から出力された画素電圧に対応した出力を外部へ送出する出力手段とを有する個体撮像素子を備えた撮像装置において、
    テストモード時に、前記画素電圧とは別の任意の電圧信号を前記個体撮像素子の内部における前記出力手段の前段側に印加する電圧信号印加手段と、
    前記出力手段の出力信号に所定の信号処理を行う信号処理手段と、
    前記出力手段の出力信号、または前記信号処理手段により生成された信号に基づいて、前記個体撮像素子の構成要素の特性ばらつき情報を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された前記特性ばらつき情報に基づき、補正情報を生成する補正情報生成手段と、
    前記補正情報に基づき、前記出力手段の出力信号または前記信号処理手段により生成された信号に対して補正処理を行う補正手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記個体撮像素子は、前記複数の画素回路から出力された画素電圧を増幅または保持する複数の電圧保持手段を有し、前記出力手段により、前記複数の電圧保持手段の出力を外部へ送出するように構成し、
    前記電圧信号印加手段は、テストモード時に、前記画素電圧とは別の任意の電圧信号を前記個体撮像素子の内部における前記複数の電圧保持手段の前段側に印加するように構成し、
    前記検出手段は、前記出力手段の出力信号、または前記信号処理手段により生成された信号に基づいて、前記電圧保持手段を含む前記個体撮像素子の構成要素の特性ばらつき情報を検出するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記検出手段は、前記出力手段の出力信号、または前記信号処理手段により生成された信号に基づいて、前記個体撮像素子における前記複数の電圧保持手段または前記出力手段のオフセット特性のばらつきデータ、ゲイン特性のばらつきデータ、または非直線特性のばらつきデータのうち少なくともいずれか1つを特性ばらつき情報として検出するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 被写体像を光電変換し画素電圧を出力する複数の画素回路と、前記複数の画素回路から出力された画素電圧に対応した出力を外部へ送出する出力手段とを有する個体撮像素子を備えた撮像装置の信号補正方法であって、
    テストモード時に、前記画素電圧とは別の任意の電圧信号を前記個体撮像素子の内部における前記出力手段の前段側に印加する電圧信号印加工程と、
    前記出力手段の出力信号、または前記出力手段の出力信号に所定の信号処理を行う信号処理手段により生成された信号に基づいて、前記個体撮像素子の構成要素の特性ばらつき情報を検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出された前記特性ばらつき情報に基づき、補正情報を生成する補正情報生成工程と、
    前記補正情報に基づき、前記出力手段の出力信号または前記信号処理手段により生成された信号に対して補正処理を行う補正工程とを有することを特徴とする撮像装置の信号補正方法。
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