JP2013012799A - 画像処理装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 少ない計算量で、二値画像の拡大時に発生するライン幅のムラを抑制し、拡大後の画像の画質を向上させる。
【解決手段】 特徴検出部33は、変換前の二値画像において細線に属するドットを有する画素を検出し、拡大処理部32は、変換前の二値画像においてドットを有する画素に対応する変換後の二値画像における画素領域を特定し、パターン処理部34は、拡大処理部32により特定された画素領域のうち、細線に対して垂直方向において、少なくとも1つの他の画素領域のドット幅より大きいドット幅を有する画素領域におけるドットを間引く。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置および画像形成装置に関するものである。
ニアレストネイバー法などで、二値画像に対して非整数倍の拡大処理を行う場合、拡大後の画像に、拡大前の画像にはない周期構造が生じることがある。
例えば1〜2倍の非整数倍での拡大処理において、拡大前の画像における1ドット幅の斜め細線は、拡大後の画像において周期的に配置される1ドット幅ラインと2ドット幅ラインに変換される。特に水平垂直方向に近い角度を持つ斜め細線が拡大されると、拡大後の画像における、このような周期構造が顕著になる。なお、画像の拡大は、画像の解像度の増加と同義である。
図7は、解像度を1.5倍にした場合に生ずる拡大後の画像における周期構造の一例を示す図である。図7(A)は、拡大前の画像を示す図であり、図7(B)は、拡大後の画像を示す図である。拡大前の画像では、ドット幅が1画素である横細線が斜めに配列されており、斜め細線が表現されている。図7(A)に示す画像をニアレストネイバー法で1.5倍に拡大すると、図7(B)に示すように、ドット幅が1画素のラインとドット幅が2画素のラインとが交互に発生する。
このような問題を解消するために、拡大前の細線を安定した幅の線に拡大する技術が提案されている(例えば特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の技術は、投影処理を行い、さらに線幅の細線化処理を行うことで、拡大後の線の幅を安定させている。また、特許文献2に記載の技術は、画素間の位置の濃度を線形補間により補間値として計算し、拡大後の画素内でその補間値を積分し、その積分値と閾値とを比較して、拡大後の画素のドットの有無を決定する。
特開平4−281574号公報 特開2010−21974号公報
上述の技術では、拡大後の画像における線の幅が安定するものの、計算量が多いため、特に計算能力の低い装置では、拡大処理に要する時間が長くなってしまう。
なお、拡大後の画像が印刷される場合、印刷時のドットゲインを考慮すると、拡大後の画像内の線は細いものであることが好ましい。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、少ない計算量で、二値画像の拡大時に発生するライン幅のムラを抑制し、拡大後の画像の画質を向上させる画像処理装置および画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る画像処理装置は、変換前の二値画像において細線に属するドットを有する画素を検出する特徴検出部と、変換前の二値画像においてドットを有する画素に対応する変換後の二値画像における画素領域を特定する拡大処理部と、拡大処理部により特定された画素領域のうち、細線に対して垂直方向において、少なくとも1つの他の画素領域のドット幅より大きいドット幅を有する画素領域におけるドットを間引くパターン処理部とを備える。
これにより、画素領域の形状から簡単に、ドットを間引く画素領域を特定することができるので、少ない計算量で、二値画像の拡大時に発生するライン幅のムラを抑制し、拡大後の画像の画質を向上させることができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、パターン処理部は、細線に対して垂直方向におけるドット数が上述の他の画素領域のドット幅と同一になるように、画素領域におけるドットを間引く。
これにより、二値画像の拡大時に発生するライン幅のムラを視覚上より抑制することができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、パターン処理部は、細線に属するドットを有する画素のうち、細線のライン端のドットを有する画素以外の画素に対応する画素領域におけるドットを間引き、細線のライン端のドットを有する画素に対応する画素領域におけるドットを間引かない。
これにより、ライン端を間引かないようにすることで、隣接するラインとの隙間が大きくならず、拡大後の画像の画質を向上させることができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、パターン処理部は、画素領域において間引くドットを、画素座標値に基づいて決定する。
これにより、簡単な計算で、間引くドットを決定できる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、パターン処理部は、画素領域において間引くドットが縦または横に連続しないように、画素領域において間引くドットを決定する。
これにより、拡大後の画像の画質を向上させることができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、画像処理装置は、縦方向および/または横方向に非整数倍で二値画像を拡大する。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、拡大処理部は、ニアレストネイバー法で、変換前の二値画像においてドットを有する画素に対応する変換後の二値画像における画素領域を特定する。
これにより、少ない計算量で画素領域を特定することができる。
本発明に係る画像形成装置は、上記の画像処理装置のいずれかを備え、その画像処理装置により画像解像度を増加させる。
これにより、画素領域の形状から簡単に、ドットを間引く画素領域を特定することができるので、少ない計算量で、二値画像の拡大時に発生するライン幅のムラを抑制し、拡大後の画像の画質を向上させることができる。
本発明によれば、少ない計算量で、二値画像の拡大時に発生するライン幅のムラを抑制し、拡大後の画像の画質を向上させる画像処理装置および画像形成装置を得ることができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1における画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。 図3は、実施の形態1における画像処理装置による1.5倍の拡大処理の一例を説明する図である。 図4は、実施の形態1における、拡大後の画素領域形状および画素特徴とパターン処理の要否との対応関係を示す図である。 図5は、実施の形態2における画像処理装置による1.5倍の拡大処理の一例を説明する図である。 図6は、実施の形態2における画像処理装置による2.5倍の拡大処理の一例を説明する図である。 図7は、解像度を1.5倍にした場合に生ずる拡大後の画像における周期構造の一例を示す図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置1の構成を示すブロック図である。図1に示す画像形成装置1は、複合機である。ただし、画像形成装置1は、プリンター、コピー機、ファクシミリ機などでもよい。
この画像形成装置1は、印刷装置11と、画像読取装置12と、ファクシミリ装置13と、画像処理装置14とを備える。
印刷装置11は、ラスター画像データに基づいて原稿画像を印刷する内部装置である。印刷装置11は、例えば、画像処理装置14により拡大処理された画像データに基づいて原稿画像を印刷する。
画像読取装置12は、原稿から原稿画像を光学的に読み取り、原稿画像の画像データを生成する内部装置である。
ファクシミリ装置13は、送信すべき原稿画像の画像データからファクシミリ信号を生成し所定の通信路を介して送信するとともに、ファクシミリ信号を所定の通信路を介して受信し画像データに変換する内部装置である。
画像処理装置14は、画像読取装置12、ファクシミリ装置13などで生成された画像データに対して拡大処理などの画像処理を行う。特に、画像処理装置14は、縦方向および/または横方向に非整数倍で二値画像を拡大する。例えば、画像処理装置14は、ファクシミリ装置13により受信された400dpi(dot per inch)の画像の解像度を、印刷用の600dpiに変換する。
画像処理装置14は、演算処理装置21とメモリー22とを有する。演算処理装置21は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やマイクロコンピューターで実現され、各種処理部を有する。メモリー22は、RAM(Random Access Memory)などの書換可能な記憶装置である。メモリー22には、拡大処理などの画像処理を施す前の画像データ、画像処理の途中のデータ、画像処理を施した後の画像データなどが一時的に記憶される。
また、演算処理装置21は、処理部として、制御部31、拡大処理部32、特徴検出部33、およびパターン処理部34を有する。
制御部31は、拡大前の(つまり、解像度変換前の)二値画像の画像データにおいて、主走査方向および副走査方向に沿って順番に画素をスキャンしていき、ドットのある画素(つまり、画素値が1である画素)を注目画素として検出していく。
拡大処理部32は、拡大前の二値画像においてドットを有する画素に対応する変換後の二値画像における画素領域を特定する。実施の形態1では、拡大処理部32は、ニアレストネイバー法で、変換前の二値画像においてドットを有する画素に対応する変換後の二値画像における画素領域を特定する。
特徴検出部33は、解像度変換前の二値画像において細線に属するドットを有する画素を検出する。特徴検出部33は、注目画素の周辺画素の値を取得し、その周辺画素の値に基づいて、注目画素が細線に属するドットを有するか否かを判定する。
実施の形態1では、細線は1ドット幅の縦または横の線であり、細線のライン端のドットも細線に含むものとする。ここで、横の線は、主走査方向に沿って直線的に連続するドットの集合であり、縦の線は、副走査方向に沿って直線的に連続するドットの集合である。
パターン処理部34は、拡大処理部32により特定された画素領域のうち、細線に対して垂直方向において、少なくとも1つの他の画素領域のドット幅より大きいドット幅を有する画素領域におけるドットを間引く。
また、パターン処理部34は、細線に対して垂直方向におけるドット数が上述の他の画素領域のドット幅と同一になるように、画素領域におけるドットを間引く。
さらに、パターン処理部34は、画素領域において間引くドットが縦または横に連続しないように、画素領域において間引くドットを決定する。
次に、上記画像形成装置の動作について説明する。
図2は、図1における画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。図3は、実施の形態1における画像処理装置による1.5倍の拡大処理の一例を説明する図である。
まず、非整数倍の拡大処理の対象となる二値画像を有する画像データがメモリー22に記憶される。また、拡大処理後の二値画像を有する画像データのための記憶領域が確保され、各画素値は、ドットなしを示す値(ここでは、0)に初期化される。
そして、制御部31は、ユーザーなどによる拡大処理の要求を受け付けると、その画像データを読み出し、その画像データにおいて、主走査方向および副走査方向に沿って順番に画素値を確認していき、ドットを有する画素を検出し、その画素を注目画素とする(ステップS1)。
なお、制御部31は、注目画素に対して以下の処理が実行された後、その注目画素の次の画素から主走査方向および副走査方向に沿って順番に画素値を確認していき、ドットを有する次の画素を検出し、注目画素を、その画素に切り替える。
次に、拡大処理部32は、その注目画素に対応する、拡大処理後の二値画像における画素領域を特定する(ステップS2)。ここでは、拡大後の画像において、拡大処理部32は、注目画素に対応する1または複数の画素からなる画素領域をニアレストネイバー法で特定する。拡大処理部32は、特定した画素領域内の画素の値をドットありを示す値(ここでは、1)に設定する。
例えば、拡大処理の対象となる画像が図3(A)に示すものである場合、画素61,63に対応する画素領域は、図3(B)に示す画素領域71,73となる。画素領域71,73は、横1画素、縦1画素の領域である。同様に、画素62,64に対応する画素領域は、画素領域72,74となる。画素領域72,74は、横2画素、縦1画素の領域である。同様に、画素65,67に対応する画素領域は、画素領域75,77となる。画素領域75,77は、横1画素、縦2画素の領域である。同様に、画素66,68に対応する画素領域は、画素領域76,78となる。画素領域76,78は、横2画素、縦2画素の領域である。
このように、1ドット幅の横細線に属する画素61〜68に対応する画素領域71〜78の形状は、4種類のいずれかとなる。
拡大処理部32は、注目画素に対応する画素領域が、細線に対して垂直方向において、少なくとも1つの他の画素領域のドット幅より大きいドット幅を有する画素領域であるか否かを判定する(ステップS3)。
例えば、図3(B)に示す場合、画素領域75〜78は、横細線に対して垂直方向(つまり、縦方向)において、少なくとも1つの他の画素領域71〜74のドット幅(=1)より大きいドット幅(=2)を有する画素領域であると判定される。一方、画素領域71〜74は、横細線に対して垂直方向(つまり、縦方向)において、少なくとも1つの他の画素領域のドット幅より大きいドット幅を有する画素領域であるとは判定されない。
注目画素に対応する画素領域が、細線に対して垂直方向において、少なくとも1つの他の画素領域のドット幅より大きいドット幅を有する画素領域であると判定された場合、特徴検出部33は、画像データにおける注目画素の周辺画素の画素値を読み出し、注目画素が細線に属するドットを有する画素であるか否かを判定する(ステップS4)。
注目画素を中心とした縦3画素、横3画素の領域において、注目画素、およびその横の両側の2画素がドットを有し、その他の画素がドットを有さない場合、注目画素は横細線に属するドットを有する画素であると判定し、注目画素、およびその縦の両側の2画素がドットを有し、その他の画素がドットを有さない場合、注目画素は縦細線に属するドットを有する画素であると判定する。
また、注目画素を中心とした縦3画素、横3画素の領域において、注目画素、およびその横の両側のうちの一方の1画素のみがドットを有し、それらのドットを有する2画素(注目画素とその横隣りの画素)の縦および横の画素に別のドットがない場合、注目画素は横細線のライン端を有する画素であると判定し、注目画素、およびその縦の両側のうちの一方の1画素のみがドットを有し、それらのドットを有する2画素(注目画素とその縦隣りの画素)の縦および横の画素に別のドットがない場合、注目画素は縦細線のライン端を有する画素であると判定する。図3(A)では、画素61と画素64と画素65と画素68が、横細線のライン端を有する画素であると判定される。
実施の形態1では、横細線のライン端のドットも横細線に属するものとし、縦細線のライン端のドットも縦細線に属するものとする。
そして、注目画素が縦細線または横細線に属するドットを有する画素である場合、パターン処理部34は、注目画素に対応する、拡大後の画像における画素領域に対して、その画素領域におけるドットを間引く処理を行う(ステップS5)。このとき、パターン処理部34は、ドットを間引く画素の画素値を、ドットなしを示す値に設定する。
一方、ステップS3において、注目画素に対応する画素領域が、細線に対して垂直方向において、少なくとも1つの他の画素領域のドット幅より大きいドット幅を有する画素領域であると判定されなかった場合、およびステップS4において、注目画素が縦細線または横細線に属するドットを有する画素であると判定されなかった場合、その注目画素に対応する画素領域に対するステップS5のパターン処理(ドット間引き)は実行されない。
図4は、実施の形態1における、拡大後の画素領域形状および画素特徴とパターン処理の要否との対応関係を示す図である。図4に示すように、拡大後の画素領域の形状は、4種類となり、拡大後の画素領域についての縦横の画素数は、縦方向の倍率nと横方向の倍率mとfloor関数とceil関数とで表すことができる。floor関数は、引数の小数点以下の部分を切り捨てて得られる整数を返す関数であり、ceil関数は、引数の小数点以下の部分を切り上げて得られる整数を返す関数である。引数が1より大きく2より小さい場合には、floor関数は、1を返し、ceil関数は、2を返す。
例えば、図3に示す場合では、図3(C)に示すように、注目画素に対応する画素領域が画素領域75〜78のいずれかである場合(つまり、横細線に対して垂直方向において、少なくとも1つの他の画素領域のドット幅より大きいドット幅を有する画素領域である場合)には、その画素領域内のドットが間引かれる。一方、図3(C)に示すように、注目画素に対応する画素領域が画素領域71〜74のいずれかである場合(つまり、横細線に対して垂直方向において、少なくとも1つの他の画素領域のドット幅より大きいドット幅を有する画素領域ではない場合)には、その画素領域内のドットは間引かれず、すべての画素がドットありとされる。
なお、実施の形態1では、パターン処理部34は、例えば、拡大後の画素領域の周辺画素の値に基づいて、ドットを間引く画素を決定する。例えば図3の場合では、画素領域75内の画素のうち、縦方向のドット幅が小さい画素領域74に近い画素についてはドットを間引かず、別の画素のドットを間引いている。また、画素領域75〜78のように、ドット幅が大きい画素領域が連続する場合には、パターン処理部34は、ドットを間引く画素が縦また横に連続しないように、ドットを間引く画素を決定する。
そして、ステップS2〜S5の処理の後、制御部31は、現時点の注目画素の次の画素から主走査方向および副走査方向に沿って順番に画素値を確認していき、ドットを有する次の画素を検出し、注目画素を、その画素に切り替えて、ステップS2〜S5の処理を再度実行させる(ステップS6)。一方、画像データ内に、ドットを有する次の画素が検出されなかった場合、制御部31は、すべてのドットについての処理が完了したと判断し、拡大処理を終了する。
以上のように、上記実施の形態1によれば、特徴検出部33は、解像度変換前(つまり、拡大前)の二値画像において細線に属するドットを有する画素を検出し、拡大処理部32は、変換前の二値画像においてドットを有する画素に対応する変換後の二値画像における画素領域を特定し、パターン処理部34は、拡大処理部32により特定された画素領域のうち、細線に対して垂直方向において、少なくとも1つの他の画素領域のドット幅より大きいドット幅を有する画素領域におけるドットを間引く。
これにより、画素領域の形状から簡単に、ドットを間引く画素領域を特定することができるので、少ない計算量で、二値画像の拡大時に発生するライン幅のムラを抑制し、拡大後の画像の画質を向上させることができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る画像形成装置は、実施の形態1に係る画像形成装置と同様の構成を有するが、実施の形態2におけるパターン処理部34の動作が、実施の形態1におけるパターン処理部34の動作とは異なる。
実施の形態2では、パターン処理部34は、拡大前の画像における細線に属するドットを有する画素のうち、細線のライン端のドットを有する画素以外の画素に対応する画素領域におけるドットを間引き、細線のライン端のドットを有する画素に対応する画素領域におけるドットを間引かない。
また、実施の形態2では、パターン処理部34は、画素領域において間引くドットを、画素の座標値に基づいて決定する。
次に、実施の形態2における画像処理装置の動作について説明する。
実施の形態2では、特徴検出部33は、横細線のライン端のドットは横細線に属さないと判定し、縦細線のライン端のドットは縦細線に属さないと判定する。なお、注目画素が、細線のライン端のドットを有する画素であるか否かは、実施の形態1と同様にして判定される。
図5は、実施の形態2における画像処理装置による1.5倍の拡大処理の一例を説明する図である。
例えば、拡大処理の対象となる画像が図5(A)に示すものである場合、拡大処理後の画像は図5(B)に示すものとなる。図5(A)において、画素81〜88が、横細線のライン端のドットを有する画素として検出される。これらのうち、画素83,84,87,88に対応する画素領域91,92,93,94にはパターン処理(ドット間引き)が行われない。
また、実施の形態2では、ドットを間引く画素が画素座標値に基づいて決定される。画素座標値は、主走査方向と副走査方向とをそれぞれ座標軸として画素の位置を示す。主走査方向の座標をXとし、副走査方向の座標をYとすると、パターン処理部34は、ドット幅の大きい画素領域において、X座標値についての2(つまり、画素領域のドット幅)の剰余XmodとY座標値についての2(つまり、画素領域のドット幅)の剰余Ymodを計算し、XmodとYmodの一方がゼロとなり他方が1となる画素のドットを消去する。これにより、ドット幅の大きい画素領域の、幅方向のドット数が、ドット幅の小さい画素領域の、幅方向のドット数(=1)と同一となる。
図6は、実施の形態2における画像処理装置による2.5倍の拡大処理の一例を説明する図である。
例えば、拡大処理の対象となる画像が図6(A)に示すものである場合、拡大処理後の画像は図6(B)に示すものとなる。図6(A)において、画素81〜88が、横細線のライン端のドットを有する画素として検出される。これらのうち、画素83,84,87,88に対応する画素領域101,102,103,104にはパターン処理(ドット間引き)が行われない。
また、図6に示す場合では、パターン処理部34は、ドット幅の大きい画素領域において、X座標値についての3(つまり、画素領域のドット幅)の剰余XmodとY座標値についての3(つまり、画素領域のドット幅)の剰余Ymodを計算し、XmodとYmodとが等しい値となる画素のドットを消去する。これにより、ドット幅の大きい画素領域の、幅方向のドット数が、ドット幅の小さい画素領域の、幅方向のドット数(=2)と同一となる。
以上のように、上記実施の形態2によれば、パターン処理部34は、細線に属するドットを有する画素のうち、細線のライン端のドットを有する画素以外の画素に対応する画素領域におけるドットを間引き、細線のライン端のドットを有する画素に対応する画素領域におけるドットを間引かない。これにより、ライン端を間引かないようにすることで、隣接するラインとの隙間が大きくならず、拡大後の画像の画質を向上させることができる。
また、上記実施の形態2によれば、パターン処理部34は、画素領域において間引くドットを、画素座標値に基づいて決定する。これにより、簡単な計算で間引くドットを決定できる。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記の各実施の形態において、拡大処理における縦の倍率と横の倍率とが異なっていてもよい。また、縦および横の一方のみを拡大してもよい。
上記の各実施の形態において、縦方向の倍率nと横方向の倍率mとが同一である場合、パターン処理部34は、ドットを間引いた後の画素領域において、ドットありの画素数と全画素数との比がfloor(n):ceil(n)となるようにドットを間引いている。
縦の倍率nと横の倍率mとが異なる場合には、上述の場合と同様に、図3に示す関係に基づいてパターン処理を行う画素領域が決定される。そして、パターン処理部34は、注目画素が横細線に属するドットを有する場合、ドットを間引いた後の画素領域において、ドットありの画素数と全画素数との比がfloor(n):ceil(n)となるようにドットを間引く。また、パターン処理部34は、注目画素が縦細線に属するドットを有する場合、ドットを間引いた後の画素領域において、ドットありの画素数と全画素数との比がfloor(m):ceil(m)となるようにドットを間引く。
本発明は、例えば、複合機などにおける画像解像度の変換に適用可能である。
1 画像形成装置
14 画像処理装置
32 拡大処理部
33 特徴検出部
34 パターン処理部
71〜78 画素領域

Claims (8)

  1. ドット幅が1である細線を有する二値画像の解像度を変換して前記二値画像を拡大する画像処理装置において、
    変換前の二値画像において細線に属するドットを有する画素を検出する特徴検出部と、
    変換前の二値画像においてドットを有する画素に対応する変換後の二値画像における画素領域を特定する拡大処理部と、
    前記拡大処理部により特定された前記画素領域のうち、前記細線に対して垂直方向において、少なくとも1つの他の前記画素領域のドット幅より大きいドット幅を有する前記画素領域におけるドットを間引くパターン処理部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記パターン処理部は、前記細線に対して垂直方向におけるドット数が前記他の画素領域のドット幅と同一になるように、前記画素領域におけるドットを間引くことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記パターン処理部は、前記細線に属するドットを有する画素のうち、前記細線のライン端のドットを有する画素以外の画素に対応する前記画素領域におけるドットを間引き、前記細線のライン端のドットを有する画素に対応する前記画素領域におけるドットを間引かないことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記パターン処理部は、前記画素領域において間引くドットを、画素座標値に基づいて決定することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の画像処理装置。
  5. 前記パターン処理部は、前記画素領域において間引くドットが縦または横に連続しないように、前記画素領域において間引くドットを決定することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の画像処理装置。
  6. 縦方向および/または横方向に非整数倍で前記二値画像を拡大することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の画像処理装置。
  7. 前記拡大処理部は、ニアレストネイバー法で、変換前の二値画像においてドットを有する画素に対応する変換後の二値画像における画素領域を特定することを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の画像処理装置。
  8. 請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の画像処理装置を備え、
    前記画像処理装置により画像解像度を増加させること、
    を特徴とする画像形成装置。
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