JP2013010597A - エレベータの手摺装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、取付ビスを不要として、構造の簡素化を図り、低コスト化を図るとともに、ドライバーによる締着作業が不要として、取付作業性を向上できるエレベータの手摺装置を得る。
【解決手段】固定金19は、固定金挿通用開口25に平面的に重ね合わせて相対回転させたときに、その全領域が固定金挿通用開口25内に位置する第1の状態と、複数の領域が固定金挿通用開口25外に位置し、かつ残る領域が固定金挿通用開口25内に位置する第2の状態とをとる外形形状に形成され、取付座13は、固定金挿通用開口25に平面的に重ね合わせたときに、固定金挿通用開口25を覆い隠す外形形状に形成されている。ブラケット11は、側壁3の表面側に配された取付座13と側壁3の背面側に第2の状態に配された固定金19との間に側壁3を挟持させた状態で、雄ねじ部21と雌ねじ部15とを緊締して、側壁3に取り付けられる。
【選択図】図2

Description

この発明は、エレベータのかご室の内壁面に設置される手摺装置に関し、特に手摺本体を壁面に取り付けるためのブラケット構造に関するものである。
従来の手摺用ブラケットは、内部中空で弧状に屈曲するブラケット本体の弧状屈曲部分の外径側に開口を設け、この開口をカバーで閉鎖するようにし、ブラケット本体の一方の端部に壁面への取付座と他端に手摺嵌合部を設け、取付座にはブラケット本体の弧状屈曲部分の外径側となる外側寄りの位置に、建物の柱に向けてねじ込む取付ビスの誘導孔を、この取付座の内面側からブラケット本体の弧状屈曲部分の外径側に向けて傾斜するように設けて構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−70611号公報
従来の手摺用ブラケットは、取付ビスを用いて壁面に取り付けられるので、取付ビスが見えることによる意匠性の低下を抑え、さらにいたずらによるビス外しを防止するためにカバーが必要となり、構造が複雑となり、低コスト化が図れないという課題があった。さらに、ドライバーによる取付ビスの締着作業がブラケット本体の内部での作業となるので、作業スペースが狭く、取付作業性が低下するという課題もあった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、かご室の側壁にあけられた固定金挿通用開口を挿通する雄ねじ部の軸周りのブラケット本体の回転により側壁に緊締されるようにし、取付ビスを不要として、構造の簡素化を図り、低コスト化を図るとともに、ドライバーによる締着作業を不要として、取付作業性を向上できるエレベータの手摺装置を得ることを目的とする。
本発明に係るエレベータの手摺装置は、かご室の側壁に所定距離離間して形成された一対の固定金挿通用開口を利用して該側壁に取り付けられる一対のブラケットと、上記一対のブラケット間に架設される手摺パイプと、を備え、上記ブラケットは、固定金と、取付座および該取付座の表面に一体に形成され、上記手摺パイプを支持する支持腕を有するブラケット本体と、上記固定金の表面および上記取付座の裏面の一方に立設された雄ねじ部と、上記固定金および上記取付座の他方に形成された雌ねじ部と、を備えている。上記固定金は、上記固定金挿通用開口に平面的に重ね合わせて相対回転させたときに、その全領域が該固定金挿通用開口内に位置する第1の状態と、複数の領域が該固定金挿通用開口外に位置し、かつ残る領域が該固定金挿通用開口内に位置する第2の状態とをとる外形形状に形成され、上記取付座は、上記固定金挿通用開口に平面的に重ね合わせたときに、上記固定金挿通用開口を覆い隠す外形形状に形成されている。上記ブラケットは、上記側壁の表面側に配された上記取付座と上記側壁の背面側に上記第2の状態に配された上記固定金との間に上記側壁を挟持させた状態で、上記雄ねじ部と上記雌ねじ部とを緊締して、上記側壁に取り付けられる。
本発明によれば、ブラケットは、側壁の表面側に配された取付座と側壁の背面側に第2の状態に配された固定金との間に側壁を挟持させた状態で、雄ねじ部と雌ねじ部とを緊締して、側壁に取り付けられるので、ブラケットを側壁に締着固定する取付ビスが不要となる。そこで、取付ビスを隠すためのカバーが不要となり、手摺装置の構造を簡素化でき、低コスト化を図ることができる。さらに、ドライバーによる締着作業が不要となり、取付作業性を向上させることができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータのかご室を出入り口側から見た図である。 図1のII−II矢視断面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの手摺装置におけるブラケットを示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの手摺装置のブラケットを構成するブラケット本体の構成を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの手摺装置のブラケットを構成する固定金の構成を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの手摺装置の手摺パイプを示す要部斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータのかご室の壁面に形成された取付用開口を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータのかご室の壁面へのブラケットの取付方法を示す工程断面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータのかご室の壁面に取り付けられたブラケットへの手摺パイプの取付方法を示す工程斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの手摺装置における固定金と固定金挿通用開口との関係を説明する平面図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベータの手摺装置における固定金と固定金挿通用開口との関係を説明する平面図である。 この発明の実施の形態4に係るエレベータのかご室の壁面に取り付けられたブラケットへの手摺パイプの取付方法を示す工程斜視図である。
以下、本発明のエレベータの手摺装置の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかご室を出入り口側から見た図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの手摺装置におけるブラケットを示す分解斜視図である。図4はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの手摺装置のブラケットを構成するブラケット本体の構成を説明する図であり、図4の(a)は正面図、図4の(b)は側面図、図4の(c)は底面図である。図5はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの手摺装置のブラケットを構成する固定金の構成を説明する図であり、図5の(a)は側面図、図5の(b)は上面図である。図6はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの手摺装置の手摺パイプを示す要部斜視図、図7はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかご室の壁面に形成された取付用開口を示す正面図、図8はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかご室の壁面へのブラケットの取付方法を示す工程断面図、図9はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかご室の壁面に取り付けられたブラケットへの手摺パイプの取付方法を示す工程斜視図である。
図1において、エレベータのかご室1は、かご床2、一面を意匠面とする鋼板で作製され、意匠面を内側に向けてかご床2上に立設され、かご室1を昇降路(図示せず)に対して隔離する側壁3、側壁3の上部を塞口する天井4、乗り場との間で利用者の乗降を行う出入り口の戸(図示せず)、などを備え、かご枠(図示せず)に支持されて昇降路内を昇降可能に配設されている。そして、手摺装置10が、かご室1の側壁3に取り付けられている。手摺装置10は、側壁3に水平方向に所定距離離反して取り付けられる一対のブラケット11と、一対のブラケット11間に架設される手摺本体としての所定長さの手摺パイプ22と、を備えている。
つぎに、手摺装置10の構造について図2乃至図6を参照しつつ説明する。
ブラケット11は、図2および図3に示されるように、ブラケット本体12と、固定金19と、固定金19の表面の中心位置に立設された雄ねじ部21と、ブラケット本体12に形成され、雄ねじ部21が螺着される雌ねじ部15と、を備えている。
ブラケット本体12は、図4に示されるように、平面形状を正方形とする所定厚みを有する取付座13と、取付座13の表面の中心位置に一体に形成された支持腕14と、軸方向を取付座13の背面と直交する方向として、取付座13の背面の中心位置に開口するように形成された雌ねじ部15と、穴方向を雌ねじ部15の軸方向と直交する方向として、支持腕14を貫通するように形成された手摺本体取付穴としての手摺パイプ取付穴16と、穴方向を手摺パイプ取付穴16の穴方向と平行として、手摺パイプ取付穴16に開口し、かつ支持腕14を貫通するように形成されたガイド穴17と、穴方向を手摺パイプ取付穴16の周方向として、手摺パイプ取付穴16に開口し、かつガイド穴17から所定の角度範囲にわたって形成された係止溝18と、を備えている。
固定金19は、図5に示されるように、平面形状を正方形とする所定厚み有する平板状に作製されている。固定金19は、その中心を取付座13の中心に一致させて、その中心周りに回転させたときに、取付座13の平面内で回転する大きさに形成されている。さらに、位置決め用突起としての突起20が、固定金19の表面の四隅のそれぞれに、平面形状を直角二等辺三角形として所定の高さに突設され、雄ねじ部21が固定金19の表面の中心位置に立設されている。
手摺パイプ22は、図6に示されるように、手摺パイプ取付穴16の内径より僅かに小さい外径を有し、係止ピン23が手摺パイプ22の両端側から径方向外方に突設されている。ここで、ガイド穴17の穴幅は、係止ピン23の外径より広く、係止溝18の溝幅は、ガイド穴17に開口する一端から他端に向って漸次狭くなる先細り状に形成されている。そして、係止溝18の一端の溝幅は係止ピン23の外径より広く、他端の溝幅は係止ピン23の外径より狭くなっている。また、係止ピン23の長さは、ガイド穴17の穴深さおよび係止溝18の溝深さより短くなっている。そして、ガイド穴17、係止溝18および係止ピン23が固定手段を構成する。
つぎに、手摺装置10の側壁3への取付方法について図7乃至図9を参照しつつ説明する。
まず、側壁3には、図7に示されるように、穴形状を正方形とする固定金挿通用開口24が形成され、位置決め用開口25が固定金挿通用開口24の各辺の中央外方に形成されている。固定金挿通用開口24は、固定金19より僅かに大形に、かつ取付座13より小形に形成されている。また、位置決め用開口25は、固定金19の表面に突設された突起20が嵌入される位置関係および穴形状に形成されている。固定金挿通用開口24および位置決め用開口25は、水平方向に離間して、側壁3のブラケット11の取付位置に形成されている。
ここで、固定金挿通用開口24と位置決め用開口25の穴形状について、取付座13、固定金19、および突起20の外形形状に関連して説明する。
取付座13は、固定金挿通用開口24および位置決め用開口25に平面的に重ねたときに、固定金挿通用開口24および位置決め用開口25を覆い隠す外形形状に形成されている。
固定金19は、固定金挿通用開口24に平面的に重ね合わせて相対回転させたときに、その全領域が固定金挿通用開口24内に位置する第1の状態と、固定金19の四隅の領域が固定金挿通用開口24外に位置し、かつ固定金19の残る領域が固定金挿通用開口24内に位置する第2の状態と、をとる外形形状に形成されている。ここでは、固定金19を固定金挿通用開口24に挿入する状態が第1の状態であり、固定金19を固定金挿通用開口24に挿入後、雄ねじ部21の軸周りに90°回転させた状態が第2の状態となる。そして、突起20が、第2の状態に配された固定金19の表面の四隅の、固定金挿通用開口24の外側に位置する領域に突設されている。
また、位置決め用開口25は、第2の状態に配された固定金19の表面の四隅に突設された突起20に相対する位置関係で、突起20が嵌入される穴形状に形成されている。
ついで、雄ねじ部21を雌ねじ部15に螺着し、固定金19をブラケット本体12に装着する。そして、取付座13と固定金19との間の間隔を広くし、図8の(a)に示されるように、かご室内から固定金19を一方の固定金挿通用開口24に挿通する。
ついで、図8の(b)に示されるように、固定金19をブラケット本体12とともに雄ねじ部21の軸周りに90°回転させ、突起20を位置決め用開口25のそれぞれに相対するようにする。そして、ブラケット本体12をかご室内に引き寄せる。これにより、図8の(c)に示されるように、突起20が位置決め用開口25のそれぞれに嵌め込まれる。
ついで、ブラケット本体12を雄ねじ部21の軸周りに回転する。このとき、突起20が位置決め用開口25のそれぞれに嵌め込まれており、固定金19はブラケット本体12と共回りしないので、取付座13と固定金19との間の距離が徐々に狭くなる。そして、図8の(d)に示されるように、側壁3が取付座13と固定金19とに挟持された状態で、雄ねじ部21と雌ねじ部15とを緊締し、一方のブラケット11が側壁3に取り付けられる。
ついで、図9の(a)に示されるように、係止ピン23をガイド穴17に合わせ、係止ピン23をガイド穴17内に通しつつ、手摺パイプ22の一端部を一方のブラケット11の支持腕14の手摺パイプ取付穴16に挿入する。そして、図9の(b)に示されるように、手摺パイプ22の一端部を手摺パイプ取付穴16から延出させる。
つぎに、ブラケット本体12に装着された固定金19を他方の固定金挿通用開口24に挿通し、同様にして、他方のブラケット11を側壁3に取り付ける。
ついで、一方のブラケット11の支持腕14の手摺パイプ取付穴16に挿入されている手摺パイプ22を他方のブラケット11側に移動させ、係止ピン23をガイド穴17内に通しつつ、手摺パイプ22の他端部を他方のブラケット11の支持腕14の手摺パイプ取付穴16に挿入する。そして、図9の(c)に矢印で示される方向に、係止ピン23を係止溝18の一端に位置させ、手摺パイプ22を回す。これにより、手摺パイプ22の両端部の係止ピン23が、それぞれ係止溝18の一端から係止溝18内に入り、係止溝18内を他端側に移動する。このとき、係止溝18の溝幅が他端側に向って漸次狭くなっているので、係止ピン23が手摺パイプ22の回動力により係止溝18に圧入・固定され、手摺パイプ22が一対のブラケット11に保持され、手摺装置10が側壁3に取り付けられる。
この実施の形態1によれば、固定金19を側壁3に形成された固定金挿通用開口24に挿通し、固定金19を雄ねじ部21の軸周りに回転させて固定金19の四隅を固定金挿通用開口24の外側に位置させ、側壁3を取付座13と固定金19との間に挟持させて、固定金19の表面に立設された雄ねじ部21と取付座13に形成された雌ねじ部15とを緊締して、ブラケット11を側壁に取り付けている。そこで、ブラケット11を側壁3に取り付けるための取付ビスが不要となる。その結果、取付ビスが見えることによる意匠性の低下を抑え、さらにいたずらによるビス外しを防止するためのカバーが不要となり、ブラケット11の構造を簡素化でき、かつ部品点数が削減され、低コスト化が図られる。さらに、ドライバーによる締着作業が不要となり、取付作業性が向上される。
また、突起20が固定金19の表面の四隅に突設され、位置決め用開口25が固定金挿通用開口24の各辺の外側に突起20が嵌入可能に側壁3に形成されている。そこで、突起20を位置決め用開口25に嵌入させることで、固定金19が位置決めされるとともに、固定金19の回動が阻止される。その結果、ブラケット11の取付位置精度が高められるととともに、雌ねじ部15と雄ねじ部21との締着力を大きくでき、ブラケット11の取付強度が高められる。
また、取付座13は固定金挿通用開口24および位置決め用開口25を覆い隠す外形形状に形成されているので、ブラケット11を取り付けた際に、固定金挿通用開口24および位置決め用開口25が見えなくなり、カバーを用いることなく、意匠性の低下を抑えることができる。
また、係止ピン23が手摺パイプ22の端部の周壁に突設され、手摺パイプ22の端部を手摺パイプ取付穴16に挿入する際に、係止ピン23を案内するガイド穴17が手摺パイプ取付穴16に開口して手摺パイプ取付穴16の穴方向に支持腕14を貫通して形成され、係止溝18が手摺パイプ取付穴16に開口してガイド穴17から手摺パイプ取付穴16の周方向に所定角度範囲に渡って先細り形状に延設されている。そこで、係止ピン23がガイド穴17内を通って係止溝18の位置に至るまで手摺パイプ22の端部を手摺パイプ取付穴16に挿入し、手摺パイプ22を軸周りに回動させることで、係止ピン23が係止溝18に圧入、固定される。その結果、手摺パイプ22の支持腕14への固定するための取付ビスが不要となり、取付ビスを隠すカバーを設ける必要がなく、低コスト化が図られるとともに、ドライバーによる締着作業も不要となり、手摺パイプ22の取付作業性が向上される。
なお、上記実施の形態1では、雄ねじ部21が固定金19の表面に立設され、雌ねじ部15が取付座13に形成されているものとしているが、雄ねじ部が取付座の裏面に立設され、雌ねじ部が固定金に形成されてもよい。
また、上記実施の形態1では、突起20が固定金19の表面の四隅に形成されているものとしているが、突起20は固定金19の表面の四隅の全てに形成する必要はなく、固定金19の表面の四隅うちの少なくとも2つに形成されていればよい。
実施の形態2.
図10はこの発明の実施の形態2に係るエレベータの手摺装置における固定金と固定金挿通用開口との関係を説明する平面図であり、図10の(a)は第1の状態を示し、図10の(b)は第2の状態を示している。
図10において、穴形状を長方形とする固定金挿通用開口30が、側壁3に形成され、穴形状を円形とする位置決め用開口31が、固定金挿通用開口30の長辺中央の外側に形成されている。固定金32は、平面形状を固定金挿通用開口30の穴形状より小形の長方形とする所定厚みを有する平板状に作製されている。そして、雄ねじ部21が固定金32の表面の中央に立設され、位置決め用突起としての突起33が固定金32の表面の長さ方向の両端部に平面形状を円形として所定高さに突設され、位置決め用開口31に嵌入可能に配設されている。また、取付座は、図示していないが、固定金32が第2の状態にあるときに、固定金挿通用開口30と位置決め用開口31を覆い隠す外形形状に形成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
このように構成されたブラケット本体では、第1の状態では、図10の(a)に示されるように、固定金32の全領域が固定金挿通用開口30内に位置する。また、固定金32を第1の状態から雄ねじ部21の軸周りに90°回動させた第2の状態では、図10の(b)に示されるように、固定金32の長さ方向の両端部が固定金挿通用開口30の外側に位置し、突起33が位置決め用開口31に嵌入可能となっている。
そこで、この実施の形態2においても、固定金32を固定金挿通用開口30内に挿入し、固定金32を回動させて第2の状態とし、突起33を位置決め用開口31内に嵌入し、側壁3を取付座と固定金32との間に挟持させて、固定金32の表面に立設された雄ねじ部21と取付座に形成された雌ねじ部とを緊締して、ブラケットを側壁3に取り付けることができる。そして、固定金挿通用開口30と位置決め用開口31が取付座により覆い隠され、利用者に見えないようになっている。
したがって、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図11はこの発明の実施の形態3に係るエレベータの手摺装置における固定金と固定金挿通用開口との関係を説明する平面図であり、図11の(a)は第1の状態を示し、図11の(b)は第2の状態を示している。
図11において、穴形状を正三角形とする固定金挿通用開口35が、側壁3に形成され、穴形状を正三角形とする位置決め用開口36が、固定金挿通用開口35の各辺中央の外側に形成されている。固定金37は、平面形状を固定金挿通用開口35の穴形状より小形の正三角形とする所定厚みを有する平板状に作製されている。そして、雄ねじ部21が固定金37の表面の中央に立設され、位置決め用突起としての突起38が固定金37の表面の各角部に平面形状を正三角形として所定高に突設され、位置決め用開口36に嵌入可能に配設されている。また、取付座は、図示していないが、固定金37が第2の状態にあるときに、固定金挿通用開口35と位置決め用開口36を覆い隠す外形形状に形成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
このように構成されたブラケット本体では、第1の状態では、図11の(a)に示されるように、固定金37の全領域が固定金挿通用開口35内に位置する。また、固定金37を第1の状態から雄ねじ部21の軸周りに60°回動させた第2の状態では、図11の(b)に示されるように、固定金37の角部が固定金挿通用開口35の外側に位置し、突起38が位置決め用開口36に嵌入可能となっている。
そこで、この実施の形態3においても、固定金37を固定金挿通用開口35内に挿入し、固定金37を回動させて第2の状態とし、突起38を位置決め用開口36内に嵌入し、側壁3を取付座13と固定金37との間に挟持させて、固定金37の表面に立設された雄ねじ部21と取付座に形成された雌ねじ部とを緊締して、ブラケット本体を側壁3に取り付けることができる。そして、固定金挿通用開口35と位置決め用開口36が取付座により覆い隠され、利用者に見えないようになっている。
したがって、この実施の形態3においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態4.
図12はこの発明の実施の形態4に係るエレベータのかご室の壁面に取り付けられたブラケットへの手摺パイプの取付方法を示す工程斜視図である。
図12において、係止穴40が、穴方向を手摺パイプ取付穴16の径方向として、手摺パイプ取付穴16と外部とを連通するようにブラケット本体12Aの支持腕14に形成されている。係止ピン41が、手摺パイプ22の両端側に径方向に出没可能に配設され、バネ部材としての押圧バネ42が、係止ピン41を延出させる方向に付勢するように手摺パイプ22内に配設されている。ここで、係止穴40、係止ピン41および押圧バネ42が固定手段を構成する。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態4では、上記実施の形態1と同様に、側壁3を取付座13と固定金19とに挟持した状態で、雄ねじ部21と雌ねじ部15とを緊締して、一方のブラケット本体12Aを側壁3に取り付ける。
そして、図12の(a)に示されるように、手摺パイプ22の一端部を手摺パイプ取付穴16に同軸に位置合わせする。ついで、係止ピン41を埋没させて、手摺パイプ22の一端部を手摺パイプ取付穴16に挿入し、手摺パイプ22の一端部が手摺パイプ取付穴16から延出させる。このとき、図12の(b)に示されるように、係止ピン41の頭部が押圧バネ42の付勢力により手摺パイプ取付穴16の内壁面に押圧されならが、手摺パイプ22の一端部が手摺パイプ取付穴16に挿通される。
つぎに、他方のブラケット本体12Aを、先に取り付けた一方のブラケット本体12Aから所定距離離して、同様にして側壁3に取り付ける。
ついで、一方のブラケット本体12Aの支持腕14の手摺パイプ取付穴16に挿入されている手摺パイプ22を他方のブラケット本体12A側に移動させ、係止ピン41を埋没させて手摺パイプ22の他端部を他方のブラケット本体12Aの支持腕14の手摺パイプ取付穴16に挿入する。そして、図12の(c)に示される方向に、手摺パイプ22を回す。これにより、手摺パイプ22の両端部の係止ピン41が、それぞれ押圧バネ42の付勢力により係止穴40内に延出し、手摺パイプ22が一対のブラケット本体12Aに保持され、手摺装置が側壁3に取り付けられる。
この実施の形態4では、係止ピン41を埋没させた状態で手摺パイプ22の端部を手摺パイプ取付穴16に挿入し、手摺パイプ22を軸周りに回動させることで、係止ピン41が押圧バネ42の付勢力により係止穴40内に延出され、手摺パイプ22の軸周りの回動および軸方向の移動が阻止される。
そこで、この実施の形態4においても、手摺パイプ22の支持腕14への固定するための取付ビスが不要となり、取付ビスを隠すカバーを設ける必要がなく、低コスト化が図られるとともに、ドライバーによる締着作業も不要となり、手摺パイプ22の取付作業性が向上される。
なお、上記各実施の形態では、手摺本体として所定長さの手摺パイプを用いるものとしているが、手摺本体は中空である必要はなく、中実の棒状体であってもよい。
1 かご室、3 側壁、10 手摺装置、11 ブラケット、12,12A ブラケット本体、13 取付座、14 支持腕、15 雌ねじ部、16 手摺パイプ取付穴(手摺本体取付穴、固定手段)、17 ガイド穴(固定手段)、18 係止溝(固定手段)、19 固定金、20 突起(位置決め用突起)、21 雄ねじ部、22 手摺パイプ(手摺り本体)、23 係止ピン(固定手段)、24 固定金挿通用開口、25 位置決め用開口、30 固定金挿通用開口、31 位置決め用開口、32 固定金、33 突起(位置決め用突起)、35 固定金挿通用開口、36 位置決め用開口、37 固定金、38 突起(位置決め用突起)、40 係止穴(固定手段)、41 係止ピン(固定手段)、42 押圧バネ(バネ部材、固定手段)。

Claims (5)

  1. かご室の側壁に所定距離離間して形成された一対の固定金挿通用開口を利用して該側壁に取り付けられる一対のブラケットと、上記一対のブラケット間に架設される手摺パイプと、を備えたエレベータの手摺装置において、
    上記ブラケットは、固定金と、取付座および該取付座の表面に一体に形成され、上記手摺パイプを支持する支持腕を有するブラケット本体と、上記固定金の表面および上記取付座の裏面の一方に立設された雄ねじ部と、上記固定金および上記取付座の他方に形成された雌ねじ部と、を備え、
    上記固定金は、上記固定金挿通用開口に平面的に重ね合わせて相対回転させたときに、その全領域が該固定金挿通用開口内に位置する第1の状態と、複数の領域が該固定金挿通用開口外に位置し、かつ残る領域が該固定金挿通用開口内に位置する第2の状態とをとる外形形状に形成され、
    上記取付座は、上記固定金挿通用開口に平面的に重ね合わせたときに、上記固定金挿通用開口を覆い隠す外形形状に形成され、
    上記ブラケットは、上記側壁の表面側に配された上記取付座と上記側壁の背面側に上記第2の状態に配された上記固定金との間に上記側壁を挟持させた状態で、上記雄ねじ部と上記雌ねじ部とを緊締して、上記側壁に取り付けられることを特徴とするエレベータの手摺装置。
  2. 位置決め用突起が、上記固定金の上記複数の領域の表面に突設され、
    位置決め用開口が、上記第2の状態に配された上記固定金の上記位置決め用突起が嵌入可能に上記壁面に形成されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータの手摺装置。
  3. 上記雄ねじ部の軸方向と直交する方向に上記支持腕を貫通するように形成され、上記手摺パイプの端部が挿入される手摺パイプ取付穴と、
    上記手摺パイプ取付穴に挿入された上記手摺パイプの端部を上記支持腕に固定する固定手段と、をさらに備え、
    上記手摺パイプが、両端を上記手摺パイプ穴に挿入されて上記固定手段により上記支持腕に固定され、上記一対のブラケット間に架設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータの手摺装置。
  4. 上記固定手段は、
    上記手摺パイプ取付穴に開口して、該手摺パイプ取付穴の穴方向に上記支持腕を貫通するように形成されたガイド穴と、
    上記手摺パイプ取付穴に開口して、上記ガイド穴から該手摺パイプ取付穴の周方向に所定角度範囲に渡って延設された係止溝と、
    上記手摺パイプの両端部の周壁から径方向外方に突設され、該手摺パイプの上記手摺パイプ取付穴への挿入時には上記ガイド穴内を通って該手摺パイプの移動を案内し、該手摺パイプの軸周りの回動動作により該ガイド穴から上記係止溝内に圧入されて、該係止溝に固着される係止ピンと、を備えていることを特徴とする請求項3記載のエレベータの手摺装置。
  5. 上記固定手段は、
    上記手摺パイプ取付穴と外部とを連通するように、該手摺パイプ取付穴の径方向に上記支持腕を貫通するように形成された係止穴と、
    上記手摺パイプの両端部に径方向に出没可能に配設された係止ピンと、
    上記手摺パイプに配設されて上記係止ピンを延出方向に付勢するバネ部材と、を備えていることを特徴とする請求項3記載のエレベータの手摺装置。
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