JP6853229B2 - 仮設手すり - Google Patents

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本発明は仮設手すりに関する。
仮設手すりとしては、例えば、特開2010−220851号公報と、特開2013−92034号公報とが提案されている。
特開2010−220851号公報には、特に、立ち上がり動作補助具と横移動用手すりの連結方法が提案されている。また、同公報では、ベースにほぼ垂直に支持された支柱に、複数本の横桟が連結されている。
特開2013−92034号公報では、上端を天井に当接させた状態で、支柱がベースに立てられている。当該支柱から離して手すりを取り付ける柱が立てられ、支柱と、手すり取り付け用の柱の上端との間に、手すりが架け渡されている。
特開2010−220851号公報 特開2013−92034号公報
特開2010−220851号公報に提案される構造は、玄関ポーチなど段差がある場所での設置は難しい。特開2013−92034号公報に提案される構造は、支柱上端を天井に当接させているが、屋外のように天井がないような場所や、高い吹き抜けがある場所では、設置できない場合がある。また、玄関ポーチの段差や玄関への道筋は、住宅個々に違っている。このため、段差や道筋が異なる場合でも設置が可能な汎用性がある構造が望ましい。また、使用者個々に体格差があるため、使用者個々に合わせて手すりの高さや角度が変更できることが望ましい。
ここで提案される仮設手すりは、屋外に設置される仮設手すりであって、第1ベースプレートと、第2ベースプレートと、前記第1ベースプレートに取り付けられた第1支柱と、前記第2ベースプレートに取り付けられた第2支柱と、前記第1支柱の上端部に取り付けられた第1ヒンジと、前記第1ヒンジを介して、前記第1支柱に対して角度が変更可能に取り付けられた第1手すり取付部と、前記第2支柱の上端部に取り付けられた第2ヒンジと、前記第2ヒンジを介して、前記第2支柱に対して角度が変更可能に取り付けられた第2手すり取付部と、前記第1手すり取付部と前記第2手すり取付部とに架け渡された第1手すりと、を備える。前記第1支柱は、前記第1ベースプレートの長辺方向の一方側に偏って配置され、前記第2支柱は、前記第2ベースプレートの長辺方向の一方側に偏って配置されている。前記第1ベースプレートの長辺方向の中央部および前記第2ベースプレートの長辺方向の中央部には、それぞれ通路が設定されている。前記第2ベースプレートの短辺方向の長さは、前記第1ベースプレートの短辺方向の長さよりも短い。
図1は、ここで提案される仮設手すり100を示す図である。 図2は、第1ベースプレート101の平面図である。 図3は、第1ベースプレート101の底面図である。 図4は、第2ベースプレート102の平面図である。 図5は、第2ベースプレート102の底面図である。 図6は、第1支柱111の上端を示す側面図である。 図7は、第1支柱111の上端を示す側面図である。 図8は、第1支柱111の上端を示す正面図である。 図9は、第2支柱112の上端を示す側面図である。
以下、ここで提案される仮設手すりを図面に基づいて説明する。各図において同じ作用を奏する部材や部位には、同じ符号を付し、適宜に重複する説明を省略している。ここでは、説明の便宜上、仮設手すりに対して適宜に、前後左右の方向を設定する。図面上、前をF、後をRe、左をL、右をRと表す。
〈仮設手すり100〉
図1は、ここで提案される仮設手すり100を示す図である。仮設手すり100は、図1に示すように、第1ベースプレート101と、第2ベースプレート102と、第1支柱111と、第2支柱112と、第3支柱113と、第4支柱114と、第5支柱115と、第6支柱116と、第1ヒンジ121と、第2ヒンジ122と、第3ヒンジ123と、第4ヒンジ124と、第5ヒンジ125と、第6ヒンジ126と、第1手すり131と、第2手すり132と、第3手すり133と、第4手すり134とを備えている。図1において、仮設手すり100は、玄関アプローチのような小さい段差がある場所に設置された状態を示している。ここでは、段差の下側に第1ベースプレート101が設置され、段差の上側に第2ベースプレート102が配置されている。また、ここでは、第1ベースプレート101が設置される側を前(F)とし、第2ベースプレート102が設置される側を後(Re)としている。
この実施形態では、図1に示すように、第1ベースプレート101の上面左部には、後側に第1支柱111が設置され、前側に第3支柱113が設置されている。第1支柱111の上端には、第1ヒンジ121を介して第1手すり取付部191が取り付けられている。また、第1支柱111の上端には、第3ヒンジ123を介して第3手すり取付部193が取り付けられている。第3支柱113の上端には、第1保持部材201が取り付けられている。第3手すり取付部193と第1保持部材201とには、第2手すり132が架け渡されている。
第1ベースプレート101の上面右部には、後側に第4支柱114が設置され、前側に第6支柱116が設置されている。第4支柱114の上端には、第4ヒンジ124を介して第4手すり取付部194が取り付けられている。また、第4支柱114の上端には、第6ヒンジ126を介して第6手すり取付部196が取り付けられている。第6支柱116の上端には、第2保持部材202が取り付けられている。第6手すり取付部196と第2保持部材202とには、第4手すり134が架け渡されている。
第2ベースプレート102の上面左部に第2支柱112が設置されており、上面右部に第5支柱115が設置されている。第2支柱112の上端には、第2ヒンジ122を介して第2手すり取付部192が取り付けられている。第5支柱115の上端には、第5ヒンジ125を介して第5手すり取付部195が取り付けられている。そして、第2ベースプレート102は、第2支柱112と第5支柱115が、第1ベースプレート101の第1支柱111と第4支柱114に対向するように、第1ベースプレート101の後方に離して配置されている。
そして、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102との間では、第1手すり131と、第3手すり133とが、架け渡されている。この実施形態では、第1手すり131は、第1ヒンジ121と第2ヒンジ122とを介在させて、第1手すり取付部191と第2手すり取付部192とに装着されている。第3手すり133は、第4ヒンジ124と第5ヒンジ125とを介在させて、第3手すり取付部193と第5手すり取付部195とに装着されている。
〈通路A〉
第1ベースプレート101の中央部と、第2ベースプレート102の中央部とには、それぞれ通路Aが設定されている。第1支柱111と第2支柱112と第3支柱113と第1手すり131と第2手すり132とは、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102とに対して、それぞれ通路Aの片側(ここでは、左側)に偏って配置されている。また、この実施形態では、第4支柱114と第5支柱115と第6支柱116と第3手すり133と第4手すり134とが、通路Aの反対側(右側)に配置されている。
第1支柱111に対する第1手すり131の角度は、第1ヒンジ121によって変えられる。第2支柱112に対する第1手すり131の角度は、第2ヒンジ122によって変えられる。第4支柱114に対する第3手すり133の角度は、第4ヒンジ124によって変えられる。第5支柱115に対する第3手すり133の角度は、第5ヒンジ125によって変えられる。
以下、仮設手すり100の各部材をより詳しく説明する。
〈第1ベースプレート101〉
図2は、第1ベースプレート101の平面図である。図3は、第1ベースプレート101の底面図である。第1ベースプレート101は、図2に示すように、略長方形の板状の部材である。この実施形態では、第1ベースプレート101は、図2および図3に示すように、表面プレート101aと、補強プレート101bと、エッジカバー101cと、アジャスタ171とを備えている。表面プレート101aは、第1ベースプレート101の上面に配置される矩形のプレートである。表面プレート101aは、金属製のプレートである。表面プレート101aの中央部には、平坦な矩形の領域が形成されている。表面プレート101aの周辺部は、縁から中央部に向けて盛り上がっている。なお、表面プレート101aには、錆難い材料が用いられている。例えば、表面プレート101aは、ステンレス製としたり、所要の表面処理が施されていたりしているとよい。
補強プレート101bは、図3に示すように、表面プレート101aの裏面に取り付けられている。この実施形態では、補強プレート101bは、表面プレート101aの中央部の平坦な矩形の領域に対して、前後方向に少し短いものの、左右方向に凡そ同じ幅である。補強プレート101bは、表面プレート101aよりも厚く、また剛性の高い素材で構成されている。補強プレート101bは、第1ベースプレート101が仮設手すり100のベースとして安定するように、所要の重量を有している。エッジカバー101cは、表面プレート101aの周縁部を覆う部材で有り、例えば、樹脂性あるいはゴム製の部材である。
第1ベースプレート101の中央部には、通路Aが設定されている。設定された通路Aとしての領域には、滑り止め機能を有するシート141が張られていると良い。滑り止め機能を有するシートとしては、当該機能を奏する種々の市販のシートが用いられ、例えば、ポリ塩化ビニール製のシートを用いることができる。
この実施形態では、図1に示すように、第1ベースプレート101の長辺が対向する方向に沿って人が通るように通路Aが設定されている。当該通路Aが設定された方向に直交する方向(通路Aに直交する方向)では、第1ベースプレート101の両側に支柱が配置され、手すりが取り付けられている。この実施形態では、第1ベースプレート101の短辺が対向する方向における両側部(通路Aの左右両部)に支柱が配置されている。この実施形態では、第1ベースプレート101の通路Aの左右両側部には、それぞれ前後2箇所に支柱が取り付けられている。
ここでは、図2および図3に示すように、第1ベースプレート101の通路Aの左右両側において、支柱111,113,114,116の基端を取り付ける取付穴150が形成されている。第1ベースプレート101の通路Aの左右には、前後の支柱(111,113),(114,116)の間隔が変えられるように、複数の取付位置が設けられている。ここで取付穴150は、第1ベースプレート101の表面プレート101aと補強プレート101bとが重ねられた箇所において、表面プレート101aと補強プレート101bにそれぞれを貫通している。補強プレート101b側の取付穴150には、ねじ溝が形成されている。
支柱111〜116の基端には、図1に示すように、それぞれカバー161が装着されている。なお、図1では、支柱111〜113の基端のカバー161は外れている。この実施形態では、支柱111,113,114,116の基端には、径方向に延びたフランジ162を備えている。フランジ162には、取付穴150に合わせて挿通穴が形成されている。そして、支柱111,113,114,116のフランジ162の挿通穴を、第1ベースプレート101の取付穴150に合わせて、ねじ163を上方から装着する。ねじ163は、フランジ162と表面プレート101aを貫通し、補強プレート101bにねじ止めされている。補強プレート101bから露出するねじ163の下端には、キャップが装着されているとよい。なお、第1ベースプレート101に対する支柱111,113,114,116の取付構造は、このようなねじ止めに限定されず種々の構造を採用できる。
また、この実施形態では、第1ベースプレート101に取り付けられる4つの支柱111,113,114,116のうち、前側(第2ベースプレート102から離れた側)の支柱113,116が取り付けられる取付部153,156は、予め定められた位置に設けられている。これに対して、後ろ側(第2ベースプレート102に近い側)の支柱111,114が取り付けられる取付部151,154は、前後に複数設けられている。これにより後ろ側の支柱111,114の取付位置は、前後に変更できるようになっている。支柱111,113,114,116の基端は、それぞれ第1ベースプレート101に取り付けられた後で、カバー161が被せられる。
〈アジャスタ〉
仮設手すり100は、屋外の玄関ポーチのような場所に設置されうる。玄関ポーチは、屋外に設置されるため、雨水が溜まらないように、適宜、傾斜が付けられている。傾斜は、玄関側から外側に向けて低くなり、雨水が流れるようになっていたり、ポーチの通路などでは、通路の中央部が通路の縁よりも高くなっていたりする。このような微妙な傾斜に対して、第1ベースプレート101は、安定して設置できることが望ましい。
第1ベースプレート101には、アジャスタ171が取り付けられている。アジャスタ171は、第1ベースプレート101の底面に突出し、突出量が調整できる部材である。この実施形態では、アジャスタ171は、外周面にねじ溝が形成されたねじ軸である。第1ベースプレート101には、アジャスタ171が装着されるねじ穴172が設けられている。アジャスタ171は、ねじ穴172に装着され、第1ベースプレート101から突出する量が調整される。この実施形態では、アジャスタ171は、第1ベースプレート101の四隅に近い位置に取り付けられる。アジャスタ171が取り付けられる位置は、例えば、支柱111,113,114,116の近くや、支柱111,113,114,116の真下に取り付けられているとよい。
この実施形態では、図3に示すように、第1ベースプレート101の後ろ側に取り付けられるアジャスタ171は、支柱111,114の基端の真下に設けられたねじ穴172に取り付けられている。なお、ねじ穴172は、第1ベースプレート101の補強プレート101bに形成された穴にねじ溝が形成されている。また、第1ベースプレート101の前側では、アジャスタ171が取り付けられる部位に、補強プレート101bが延びていない。この実施形態では、第1ベースプレート101の前側のアジャスタ171が取り付けられる部位には、表面プレート101aに貫通孔が形成されており、表面プレート101aの裏面にナット173が溶接されている。前側のアジャスタ171は、当該ナット173に取り付けられている。
第1ベースプレート101は、前後左右の4箇所にアジャスタ171が取り付けられている。そして、各アジャスタ171の突出量を調整することによって、安定して設置することができる。
この実施形態では、第1ベースプレート101は、左右に横長であり、通路Aは、第1ベースプレート101の長辺が対向する方向を前後方向に設定されている。第1ベースプレート101は、かかる形態に限定されず、通路Aに沿って前後に縦長のプレートとしてもよい。第1ベースプレート101が前後に縦長のプレートである場合、通路Aは、第1ベースプレート101の短辺が対向する方向(前後方向)に沿って設定される。
〈第2ベースプレート102〉
第2ベースプレート102は、図1に示すように、略長方形の板状の部材である。この実施形態では、第2ベースプレート102の長辺は、第1ベースプレート101と同じ幅であり、第2ベースプレート102の短辺は、第1ベースプレート101よりも短い。図4は、第2ベースプレート102の平面図であり、図5は、第2ベースプレート102の底面図である。
第2ベースプレート102は、表面プレート102aと、補強プレート102bと、エッジカバー102cと、アジャスタ176とを備えている。第2ベースプレート102の表面プレート102aと、補強プレート102bと、エッジカバー102cと、アジャスタ176とは、第1ベースプレート101の表面プレート101aと、補強プレート101bと、エッジカバー101cと、アジャスタ171と、それぞれ凡そ同じ構成である。ここでは、第2ベースプレート102が、第1ベースプレート101と異なる点を重点的に説明する。
第2ベースプレート102では、図1に示すように、横長の部材である。補強プレート102bは、表面プレート102aの裏面に取り付けられている。エッジカバー102cは、表面プレート102aの周縁部を覆うように取り付けられている。第2ベースプレート102には、左右両側に、支柱(第2支柱112と第5支柱115)が取り付けられる。また、第2支柱112と第5支柱115との間において、第2ベースプレート102の中央部には、通路Aが設定されている。通路Aとしての領域には、滑り止め機能を有するシート142が取り付けられている。ここでは、第2ベースプレート102に第2支柱112と第5支柱115を取り付ける構造は、凡そ同じである。
第2ベースプレート102には、左側に第2支柱112が取り付けられる取付部152(図4および図5参照)が設けられ、右側に第5支柱115が取り付けられている取付部155が設けられている。第2ベースプレート102には、第2支柱112と第5支柱115を取り付ける位置に、取付穴150が形成されている。取付穴150は、表面プレート102aと補強プレート102bを貫通しており、補強プレート102bにねじ穴が形成されている。第2支柱112と第5支柱115の基端には、それぞれフランジ162が設けられる。フランジ162には、第2ベースプレート102の取付穴150に合わせて挿通穴(図示省略)が形成されている。フランジ162の挿通穴を、それぞれ第2ベースプレート102の取付穴150に合わせ、フランジ162の上方からねじ163で止めることによって、第2ベースプレート102に、第2支柱112と第5支柱115が取り付けられている。第2支柱112と第5支柱115との基端には、それぞれカバー161が取り付けられている。
〈支柱111〜116〉
この実施形態では、支柱111〜116は、それぞれ高さ調整が可能である。なお、支柱111〜116の高さを調整する機構は、種々の機構を採用することができる。支柱111〜116は、上述のようにそれぞれ基端にフランジ162(図1参照)を有しており、第1ベースプレート101または第2ベースプレート102の取付部151〜156(図2および図4参照)にそれぞれ取り付けられる。支柱111〜114の上端には、それぞれヒンジ121〜124が取り付けられている。
〈ヒンジ121〜126〉
この実施形態では、第1ベースプレート101に取り付けられた第1支柱111には、第1ヒンジ121と第3ヒンジ123が取り付けられている。また、第2ベースプレート102に取り付けられた第2支柱112には、第2ヒンジ122が取り付けられている。第1ベースプレート101に取り付けられた第4支柱114には、第4ヒンジ124と第6ヒンジ126が取り付けられている。また、第2ベースプレート102に取り付けられた第5支柱115には、第5ヒンジ125が取り付けられている。
〈第1ヒンジ121、第3ヒンジ123〉
図6と図7は、第1ヒンジ121および第3ヒンジ123が設けられた第1支柱111の上端を示す側面図である。第1支柱111の上端には、図6および図7に示すように、支柱側ブラケット181と、揺動ブラケット182と、第1回転ブラケット183と、第2回転ブラケット184と、揺動支持軸185と、回転支持軸186と、キャップ187と、第1手すり取付部191と、第3手すり取付部193とが取り付けられている。図7では、第1支柱111の上端から第1手すり取付部191と、第3手すり取付部193とが取り外された状態を示す図である。また、図8は、図7の状態からさらに、第1回転ブラケット183と第2回転ブラケット184とが取り外された状態を示す図であり、前側から見た側面図(正面図)である。
〈支柱側ブラケット181〉
支柱側ブラケット181は、第1支柱111の上端に取り付けられる部材である。支柱側ブラケット181の上部には、揺動ブラケット182が揺動可能に接続されている。ここで、支柱側ブラケット181の上部には、円板状の取付片181aが設けられている。支柱側ブラケット181の上部は、取付片181aの円弧の下部に沿って揺動ブラケット182が装着されるべく段差181bが設けられている。この実施形態では、円板状の取付片181aの法線方向が、左右方向に向けて配置されている。円板状の取付片181aの中心には、取付片181aの法線方向に沿って揺動支持軸185が装着される。
〈揺動ブラケット182〉
揺動ブラケット182は、台座部182aと、取付片182bとを備えている。台座部182aは、円板状の部位であり、支柱側ブラケット181の上方に配置されている。取付片182bは、台座部182aから下方に延びており、支柱側ブラケット181の取付片181aに重ねられている。揺動支持軸185は、支柱側ブラケット181の取付片181aと、揺動ブラケット182の取付片182bとを水平方向に貫通している。これにより、揺動ブラケット182は、揺動支持軸185を揺動中心軸として、支柱側ブラケット181に対して揺動する。揺動ブラケット182の台座部182aの中心には、回転支持軸186を取り付けるためのねじ穴が形成されている。揺動ブラケット182の台座部182aの上には、第1回転ブラケット183と、第2回転ブラケット184とが順に重ねられる。
〈第1回転ブラケット183、第2回転ブラケット184〉
第1回転ブラケット183は、基部183a(第1回転部)と、取付片183b(第1突出部)とを備えている。基部183aは、円板状の部材であり、中心に回転支持軸186が挿通される挿通穴が形成されている。取付片183bは、基部183aから径方向に延びた、略円板状の部位である。取付片183bの中心には、揺動中心軸183cが装着されている。第2回転ブラケット184は、基部184aと、取付片184bとを備えている。基部184aは、円板状の部材であり、中心に回転支持軸186が挿通される挿通穴が形成されている。基部184aは、第1回転ブラケット183の基部183aの上に挿通穴を合わせて重ねられている。取付片184bは、基部184aから径方向に延びた、略円板状の部位である。取付片184bの中心には、揺動中心軸184cが装着されている。
〈回転支持軸186〉
上述したように、第1回転ブラケット183の基部183aと第2回転ブラケット184の基部184aとには、それぞれ中心に挿通穴が形成されている。揺動ブラケット182の台座部182aの中心には、回転支持軸186を取り付けるためのねじ穴が形成されている。これに対して、回転支持軸186は、基部183aと基部184aの挿通穴に挿通されうる太さの軸部材で有り、回転支持軸186の下端部には、台座部182aのねじ穴に装着されるねじ部が設けられている。回転支持軸186は、図7および図8に示すように、上下に重ねられた第1回転ブラケット183の基部183aと第2回転ブラケット184の基部184aとの、それぞれ中心に形成された挿通穴に、上方から挿通される。回転支持軸186の下端は、揺動ブラケット182の台座部182aにねじ止めされる。回転支持軸186の上端には、キャップ187が取り付けられる。これにより、第1回転ブラケット183と第2回転ブラケット184は、それぞれ回転支持軸186の周方向(第1支柱111の周方向)に回転する。
このように、揺動ブラケット182の台座部182aと、第1回転ブラケット183の基部183aと、第2回転ブラケット184の基部184aとは、それぞれ上下方向に重ねられている。この実施形態では、揺動ブラケット182の台座部182aの上面は、回転支持軸186の周りにおいて、突出したリング状の突起182c(図8参照)や、リング状の溝(図示省略)を有している。また、詳しい図示は省略するが、第1回転ブラケット183の基部183aの下面は、揺動ブラケット182の台座部182aのリング状の突起が嵌まる溝や、揺動ブラケット182の台座部182aのリング状の溝に嵌まる突起を有している。また、第1回転ブラケット183の基部183aの上面は、回転支持軸186の周りにおいて、突出したリング状の突起や、リング状の溝を有している。第2回転ブラケット184の基部184aの下面は、第1回転ブラケット183の基部184aの上面に設けられたリング状の突起が嵌まる溝や、リング状の溝に嵌まる突起を有している。このように、揺動ブラケット182と、第1回転ブラケット183と、第2回転ブラケット184は、重なり合う部分に、回転支持軸186の周りにおいて、互いに嵌まり合うリング状の突起やリング状の溝を備えている。かかるリング状の突起やリング状の溝が互いに嵌まり合うことによって、第1回転ブラケット183と、第2回転ブラケット184とが、揺動ブラケット182に対して、がたつかず安定してスムーズに回動する。
〈第1手すり取付部191〉
第1手すり取付部191は、図6に示すように、第2回転ブラケット184の取付片184bに装着された揺動中心軸184cに揺動可能に取り付けられている。第1手すり取付部191は、図1に示すように、第2ベースプレート102に配置された第2支柱112に向けられている。第1手すり取付部191は、第1手すり131の一端が挿入される挿入部を有している。この実施形態では、第1手すり取付部191は、第1支柱111の上端部に、第1ヒンジ121を介して角度が変更可能に取り付けられている。つまり、第1ヒンジ121は、第1支柱111に対して周方向に回転可能な基部184a(第1回転部)と、基部184aから外径方向に突出した取付片184b(第1突出部)とを備えている。そして、第1手すり取付部191は、取付片184bに対して上下方向に揺動可能に取り付けられている。
〈第3手すり取付部193〉
第3手すり取付部193は、図6に示すように、第1回転ブラケット183の取付片183bに装着された揺動中心軸183cに揺動可能に取り付けられている。第3手すり取付部193は、図1に示すように、同じ第1ベースプレート101において、第1支柱111の前側に配置された第3支柱113に向けられている。第3手すり取付部193は、第2手すり132の一端が挿入される挿入部を有している。この実施形態では、第1回転ブラケット183は、第1支柱111と第3手すり取付部193との間に介在した第3ヒンジ123として機能する。つまり、第3手すり取付部193は、第1支柱111の上端部に、第3ヒンジ123を介して取り付けられている。つまり、第3ヒンジ123は、第1支柱111に対して周方向に回転可能な基部183aと、基部183aから外径方向に突出した取付片183bとを備えている。そして、第3手すり取付部193は、取付片183bに対して上下方向に揺動可能に取り付けられている。
次に、図9は、第2支柱112の上端に取り付けられた第2ヒンジ122を示す側面図である。第2ヒンジ122は、第1ヒンジ121と凡そ同じ構造を備えている。ここでは、第1回転ブラケット183に換えて、回転支持軸186にスペーサ188が装着されている。第2ヒンジ122では、第2回転ブラケット184に第2手すり取付部192が取り付けられている。第2手すり取付部192は、第1支柱111に向けられている。
第4支柱114の上端に取り付けられた第4ヒンジ124は、第1ヒンジ121(図1および図6参照)と同様の構造であり、第5ヒンジ125は、第3ヒンジ123(図1および図6参照)と同様の構造である。ここでは、第5ヒンジ125を構成する第1回転ブラケット183に、第6手すり取付部196が取り付けられている。第6手すり取付部196は、第6支柱116の方に向けられている。また、第4ヒンジ124を構成する第2回転ブラケット184に、第4手すり取付部194が取り付けられている。第4手すり取付部194は第5支柱115の方に向けられている。
第5支柱115の上端に取り付けられた第5ヒンジ125は、第2ヒンジ122と同様の構成である(図1および図9参照)。第5ヒンジ125では、第2回転ブラケット184に第5手すり取付部195が取り付けられている。第5手すり取付部195は、第4支柱114の方に向けられている。
〈第1保持部材201、第2保持部材202〉
この実施形態では、第1ベースプレート101の左前部に設置された第3支柱113の上端には、第1保持部材201が取り付けられている。第1保持部材201は、第2手すり132の端部が挿入される挿入部を備えている。第1保持部材201の挿入部は、第1支柱111の方に向けられている。また、第1ベースプレート101の右前部に設置された第6支柱116の上端には、第2保持部材202が取り付けられている。第2保持部材202は、第4手すり134の端部が挿入される挿入部を備えている。第2保持部材202の挿入部は、第4支柱114の方に向けられている。
〈手すり131〜手すり134〉
第1手すり131は、図1に示すように、第1支柱111に設けられた第1手すり取付部191と、第2支柱112に設けられた第2手すり取付部192とに装着されている。
第2手すり132は、第1支柱111に設けられた第3手すり取付部193と、第3支柱113に設けられた第1保持部材201とに装着されている。
第3手すり133は、第4支柱114に設けられた第4手すり取付部194と、第5支柱115に設けられた第5手すり取付部195とに装着されている。
第4手すり134は、第4支柱114に設けられた第6手すり取付部196と、第6支柱116に設けられた第2保持部材202とに装着されている。
この仮設手すり100は、図1に示すように、玄関ポーチのような段差に設置することができる。図1では、第1ベースプレート101が段差の下側に置かれ、第2ベースプレート102が段差の上側に置かれている。仮設手すり100は、置くだけで設置できる。
また、玄関ポーチの段差や玄関への道筋は、住宅個々に違っている。
この仮設手すり100は、図1に示すように、第1ベースプレート101と、第1支柱111と、第1ヒンジ121と、第1手すり取付部191と、第2ベースプレート102と、第2支柱112と、第2ヒンジ122と、第2手すり取付部192と、第1手すり131とを備えている。第1支柱111は、第1ベースプレート101に取り付けられている。第1ヒンジ121は、第1支柱111の上端部に取り付けられている。第1手すり取付部191は、第1ヒンジ121を介して、第1支柱111に対して角度が変更可能に取り付けられている。第2支柱112は、第2ベースプレート102に取り付けられている。第2ヒンジ122は、第2支柱112の上端部に取り付けられている。第2手すり取付部192は、第2ヒンジ122を介して、第1支柱111に対して角度が変更可能に取り付けられている。第1手すり131は、第1手すり取付部191と第2手すり取付部192とに架け渡されている。そして、第1支柱111と第2支柱112は、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102とにおいて、それぞれ片側に偏って配置されている。
かかる仮設手すり100は、図1に示すように、第1支柱111に設けられた第1手すり取付部191は、第1ヒンジ121によって、第1支柱111に対して周方向および上下方向において、任意の向きに向けられる。また、第2支柱112に設けられた第2手すり取付部192は、第2ヒンジ122によって、第2支柱112に対して周方向および上下方向において任意の向きに向けられる。また、この実施形態では、第4支柱114に第4ヒンジ124を介して第4手すり取付部194が取り付けられている。第5支柱115に第5ヒンジ125を介して第5手すり取付部195が取り付けられている。第4支柱114に設けられた第4手すり取付部194は、第4ヒンジ124によって、第4支柱114に対して周方向および上下方向において、任意の向きに向けられる。また、第5支柱115に設けられた第5手すり取付部195は、第5ヒンジ125によって、第5支柱115に対して周方向および上下方向において任意の向きに向けられる。
このため、仮設手すり100は、第1ベースプレート101に対して、第2ベースプレート102を上下方向および周方向に位置を変えて設置できる。このため、段差や道筋が異なる玄関ポーチにも設置が可能であり、汎用性が高い。また、支柱111〜116の高さが変更できるので、手すり131〜134の高さを適宜に変えることができるので、使用者個々に合わせて手すり131〜134の高さや角度が変更できる。
また、この仮設手すり100は、図1に示すように、第1支柱111と第2支柱112は、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102とにおいて、それぞれ片側に偏って配置されている。そして、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102の中央部に通路Aを設定することができる。この場合、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102の上に、十分な通路用のスペースが確保できる。また、第1手すり131を支える第1支柱111、第2支柱112に対して、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102の重心が離れている。このため、第1手すり131に荷重が掛かっても、仮設手すり100が倒れにくい。
なお、上述した実施形態では、図1に示すように、第4支柱114と第5支柱115とが、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102とにおいて、第1支柱111と第2支柱112とは反対側に偏って配置されている。仮設手すり100は、このようにベースプレート101、102の左右両側に、それぞれ支柱と手すりが配置されていてもよい。ベースプレート101、102の左右両側に、それぞれ支柱と手すりが配置されている場合には、使用者の両側に手すりがあるので、使用者の安心感や利便性が増す。なお、かかる形態に限らず、仮設手すり100は、ベースプレート101、102の左右のうち片側のみに、支柱と手すりが配置されていてもよい。
この実施形態では、第1ヒンジ121は、第1支柱111に対して周方向に回転可能な第1回転部(基部184a)と、当該第1回転部184aから外径方向に突出した第1突出部(取付片184b)とを備えている。第1手すり取付部191は、第1突出部184bに対して上下方向に揺動可能に取り付けられている。このような構成によって、第1支柱111に対して第1手すり131の向きを調整できる第1ヒンジ121をコンパクトに構成できる(図1および図6参照)。また、実施例で挙げたヒンジ121〜126は、何れも上述の第1回転部と第1突出部のような回転部と突出部を備えている。このような構成によって、ヒンジ121〜126は、何れもコンパクトに構成されている。なお、ヒンジ121〜126の構造は、実施例で挙げた構造に限定されるものではない。
また、第1支柱111と第2支柱112とは、それぞれ高さが調整できるとよい。これにより、仮設手すり100の汎用性が増し、例えば、使用者の体格に合わせて手すり131の高さを調整できる。
また、第3支柱113は、第1支柱111から離れた位置において第1ベースプレート101に取り付けられている。第3支柱113の上端部には、第1保持部材201が取り付けられている。第1支柱111の上端部には、第3手すり取付部193が設けられている。第2手すり132は、第1保持部材201と第3手すり取付部193とに架け渡されている。このように、第1ベースプレート101には、前後に複数の第1支柱111、113が配置され、その上端部に手すり132が架け渡されていてもよい。使用者の使い易さが向上する。例えば、第3支柱113は、第1ベースプレート101において、第1支柱111と同じ側に偏って配置されているとよい。
また、第1支柱111の上端部に、第3ヒンジ123が設けられていてもよい。この場合、第3手すり取付部193は、第3ヒンジ123を介して、第1支柱111に取り付けられ、第1支柱111に対して周方向に向きが変えられるとよい。これにより、例えば、第1支柱111と第3支柱113の高さが違うような場合において、第2手すり132の角度を変えて設置することができる。上述した実施形態では、第1ベースプレート101は、第1支柱111の取付位置が変更可能なように、複数の取付部を備えている。このように、第1支柱111または第3支柱113を取り付け位置が変更可能な取り付け構造を有していることによって、第1支柱111または第3支柱113の配置を換えることができる。これにより、仮設手すりの汎用性を向上し、より多様な設置場所に設置でき、また、使用者のニーズに応じて使用状態を変えることができる。
また、上述した実施形態のように、第1ベースプレート101は、第6支柱116と第4手すり134を配置して、第1ベースプレート101の両側に、支柱と手すりを配置してもよい。第1ベースプレート101の両側に、支柱と手すりを配置することによって、使用者の安心感や利便性が増す。
また、上述した実施形態では、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102とは、矩形のプレートであり、第1ベースプレート101と、第2ベースプレート102とは、大きさが異なる。具体的には、第1ベースプレート101は、前後方向において、第2ベースプレート102よりも長い。例えば、玄関ポーチなどで、玄関の扉の前のスペースが限られている場合には、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102の一方を小さいプレートとしておくことで、汎用性が増す。この場合、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102は、必ずしも矩形のプレートでなくてもよい。
また、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102は、同じ構造の部材としてもよい。これにより部品を共通させることができ、コストを低く抑えることができる。また、支柱111〜116や、ヒンジ121〜126、手すり取付部191〜196なども、部品を共通化させることによって、仮設手すり100のコストを低く抑えることができる。
以上、本発明の一実施形態に係る仮設手すり100について、種々説明をしたが、本発明の仮設手すり100は、ここで言及される形態に限定されない。
ここで、仮設手すり100は、最小単位となる構成を、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102を例示して説明している。仮設手すり100は、例えば、第1ベースプレート101や第2ベースプレート102と同様に、支柱や手すりを設けた複数のベースプレートをさらに備えていてもよい。
また、仮設手すり100の各構成部材は、特に言及されない限りにおいて、上述した実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。
(他の発明)
ここで提案される仮設手すりは、第1ベースプレートと、第2ベースプレートと、第1支柱と、第2支柱と、第1ヒンジと、第1手すり取付部と、第2ヒンジと、第2手すり取付部と、第1手すりとを備えている。第1支柱は、第1ベースプレートに取り付けられており、第1ヒンジは、第1支柱の上端部に取り付けられている。第1手すり取付部は、第1ヒンジを介して、第1支柱に対して角度が変更可能に取り付けられている。また、第2支柱は、第2ベースプレートに取り付けられており、第2支柱の上端部に第2ヒンジが取り付けられている。第2手すり取付部は、第2ヒンジを介して、第2支柱に対して角度が変更可能に取り付けられている。第1手すりは、第1手すり取付部と第2手すり取付部とに架け渡されている。ここで、第1支柱と第2支柱とは、第1ベースプレートと第2ベースプレートとにおいて、それぞれ片側に偏って配置されている。
第1支柱と第2支柱とは、第1ベースプレートと第2ベースプレートとにおいて、それぞれ片側に偏って配置されているので、ベースプレート上に十分な通路用のスペースを確保できる。ここで、「手すり取付部」は、「手すりが取り付けられる部位」であり、その形状や構造は、特に言及されない限りにおいて限定されない。
また、第1ヒンジは、第1支柱に対して周方向に回転可能な第1回転部と、第1回転部から外径方向に突出した第1突出部とを備えていてもよい。この場合、第1手すり取付部は、第1突出部に対して上下方向に揺動可能に取り付けられているとよい。また、第2ヒンジは、第2支柱に対して周方向に回転可能な第2回転部と、第2回転部から外径方向に突出した第2突出部とを備えていてもよい。この場合、第2手すり取付部は、第2突出部に対して上下方向に揺動可能に取り付けられているとよい。これによりヒンジがコンパクトな構成となるとともに、仮設手すりの汎用性が増す。
また、第1支柱と第2支柱とは、それぞれ高さが調整できるとよい。これにより、仮設手すりの汎用性がさらに増す。
また、第1支柱から離れた位置において第1ベースプレートに取り付けられた、第3支柱と、第3支柱の上端部に取り付けられた第1保持部材と、第1支柱の上端部に設けられた第3手すり取付部と、第1保持部材と第3手すり取付部とに架け渡された第2手すりとを備えていてもよい。また、第1支柱の上端部に、第3ヒンジが設けられていてもよい。この場合、第3手すり取付部は、第3ヒンジを介して、第1支柱に取り付けられており、第1支柱に対して周方向に向きが変えられてもよい。これにより、仮設手すりの汎用性が増すとともに、使用者の利便性が増す。
第1ベースプレートは、第1支柱または第3支柱を取り付け位置が変更可能な取り付け構造を有していてもよい。この場合、第3支柱は、第1ベースプレートにおいて、第1支柱と同じ側に偏って配置されていてもよい。
また、第1ベースプレートに取り付けられた第4支柱と、第2ベースプレートに取り付けられた第5支柱と、第4支柱の上端部に取り付けられた第4ヒンジと、第4ヒンジを介して、第4支柱に対して角度が変更可能に取り付けられた第4手すり取付部と、第5支柱の上端部に取り付けられた第5ヒンジと、第5ヒンジを介して、第5支柱に対して角度が変更可能に取り付けられた第5手すり取付部と、第4手すり取付部と第5手すり取付部とに架け渡された第3手すりとを備え、第4支柱と第5支柱とは、第1ベースプレートと第2ベースプレートとにおいて、第1支柱と第2支柱とは反対側に偏って配置されていてもよい。このように、第1ベースプレート101と第2ベースプレート102の両側に手すりを備えていることによって、仮設手すりの利便性が増す。また、使用者に与える安心感が向上する。
この場合、第4支柱から離れた位置において第1ベースプレートに取り付けられた、第6支柱と、第6支柱の上端部に取り付けられた第2保持部材と、第4支柱の上端部に設けられた第6手すり取付部と、第2保持部材と第6手すり取付部とに架け渡された第4手すりとを備えていてもよい。また、第4支柱の上端部に、第6ヒンジが設けられており、第6手すり取付部は、第6ヒンジを介して、第4支柱に取り付けられており、第4支柱に対して周方向に向きが変えられるとよい。
また、第1ベースプレートと第2ベースプレートとは、同じ構造の部材であってもよい。この場合、部品を共通化させることができ、仮設手すりの製造コストを低く抑えることができる。また、第1ベースプレートと、第2ベースプレートとは、大きさが異なっていてもよい。第1ベースプレートと第2ベースプレートの大きさを異ならせておくことによって、仮設手すりの汎用性が増す。
本発明は、上述したように仮設手すりを提供するものであり、産業上利用可能である。
101 第1ベースプレート
101a 表面プレート
101b 補強プレート
101c エッジカバー
102 第2ベースプレート
102a 表面プレート
102b 補強プレート
102c エッジカバー
111−116 支柱
121−126 ヒンジ
131−134 手すり
151−156 取付部
171、176 アジャスタ
181 支柱側ブラケット
182 揺動ブラケット
183 第1回転ブラケット
183a 基部(回転部)
183b 取付片(突出部)
183c 揺動中心軸
184 第2回転ブラケット
184a 基部(回転部)
184b 取付片(突出部)
184c 揺動中心軸
185 揺動支持軸
186 回転支持軸
187 キャップ
188 スペーサ
191−196 手すり取付部
201、202 保持部材

Claims (4)

  1. 屋外に設置される仮設手すりであって、
    第1ベースプレートと、
    第2ベースプレートと、
    前記第1ベースプレートに取り付けられた第1支柱と、
    前記第2ベースプレートに取り付けられた第2支柱と、
    前記第1支柱の上端部に取り付けられた第1ヒンジと、
    前記第1ヒンジを介して、前記第1支柱に対して角度が変更可能に取り付けられた第1手すり取付部と、
    前記第2支柱の上端部に取り付けられた第2ヒンジと、
    前記第2ヒンジを介して、前記第2支柱に対して角度が変更可能に取り付けられた第2手すり取付部と、
    前記第1手すり取付部と前記第2手すり取付部とに架け渡された第1手すりと、
    を備え、
    前記第1支柱は、前記第1ベースプレートの長辺方向の一方側に偏って配置され、
    前記第2支柱は、前記第2ベースプレートの長辺方向の一方側に偏って配置され、
    前記第1ベースプレートの長辺方向の中央部および前記第2ベースプレートの長辺方向の中央部には、それぞれ通路が設定され、
    前記第2ベースプレートの短辺方向の長さは、前記第1ベースプレートの短辺方向の長さよりも短い、仮設手すり。
  2. 前記第2ベースプレートにおいて、前記第2支柱の前記第2ベースプレートの短辺方向の隣には、他の支柱が配置されていない、請求項1に記載の仮設手すり。
  3. 前記第1ベースプレートにおいて、前記第1支柱の前記第1ベースプレートの短辺方向の隣には、第3支柱が設置され、
    前記第1支柱の上端部に設けられた第3手すり取付部と、
    前記第3支柱の上端部に設けられた第1保持部材と、
    前記第1保持部材と前記第3手すり取付部とに架け渡された第2手すりと、
    を備えている、請求項1または2に記載の仮設手すり。
  4. 置くだけで設置されるように構成されている、請求項1〜3のいずれか一つに記載の仮設手すり。
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