JP2013009504A - フラット回路体組付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラット回路体と該フラット回路体が巻かれる巻き付け部との間にゆるみが発生することを防止でき、それに加えて、防水性を高めることができる。
【解決手段】貫通孔22を設けた基壁21と、基壁の裏側面に設けた凸部23と、基壁の表側面に設けられ相手方ハウジング8を嵌合させる周壁24と、貫通孔の縁から立設され周壁内に突出した巻き付け部3と、巻き付け部の両側において基壁に設けたFPC挿通用の一対のスリット29と、を有するハウジング2と、凸部に嵌る孔部42を設けたFPC4と、貫通孔に圧入される弾性の栓部5と、を備え、孔部が凸部に嵌められ、FPCが巻き付け部に沿って架け渡され基壁の裏側に引っ張られた状態で、栓部が貫通孔に圧入されることにより該FPCを貫通孔の内面22bに押し付ける構成のフラット回路体組付け構造1を採用した。
【選択図】図1

Description

本発明は、フラット回路体をハウジングに組み付けてコネクタを構成するフラット回路体組付け構造に関する。
従来より、例えば絶縁性フィルム上に電気導体を焼き付けて形成するフレキシブル・プリント・配線基壁(以下、FPCと記す)や、互いに平行配置された複数本の導体を絶縁被覆して成るフレキシブル・フラット・ケーブル等のフラット回路体は、その構造から狭い箇所での配策を可能にするとともに、可撓性を有する特性から可動部位に使用できるものとして、自動車の電装品を繋ぐワイヤハーネスや、電算機など各種機器類に多用されている。
ところで、これらフラット回路体は回路自体が可撓性を有するため、コネクタ接続する場合に、その端末がリジットな状態に端子化される必要がある(特許文献1、特許文献2参照)。図14は、従来のコネクタ構造を示す断面図である。図14に示すように、特許文献1に記載された従来のコネクタ構造100は、複数の接続端子125と、これら接続端子125を収容する複数の端子収容室126を有するコネクタハウジング121と、該端子収容室126内に嵌装される複数の平板部151を有するホルダ105と、該ホルダ105に保持されるフラット回路体としてのFPC101と、を備えている。
上記ホルダ105は、複数の基体部150と、各基体部150からコネクタハウジング121に向かって延びた複数の平板部151と、を備えている。上記複数の平板部151それぞれには一対の固定ピン110が設けられている。上記一対の固定ピン110は、平板部151の基体部150側の端部(付根)に設けられている。また、一対の固定ピン110は、平板部151の表側面、及び、裏側面に設けられ、互いに離れる方向に凸である。
上記FPC101は、所定回路を構成する複数の導体(図示しない)が絶縁性フィルム(図示しない)上に焼き付けられており、複数の導体は絶縁性シート(符号101で代用)によって覆われている。また、FPC101には導体が互いに所定間隔を有して平行配置された導電部が形成されている。この導電部における導体間の絶縁性フィルムには、各平板部151の一対の固定ピン110に挿通される一対の取付孔102が形成されている。FPC101は、各平板部151の各固定ピン110にFPC101の各取付孔102が挿通されることにより、ホルダ105に組み付けられている。
特開2001−68189号公報 特開2002−124326号公報
しかしながら、上述した従来のコネクタ構造100には以下に示す問題点があった。即ち、従来のコネクタ構造100は、ホルダ105の各固定ピン110と、FPC101の各取付孔102と、の位置ずれによって、FPC101と該FPC101が巻かれるホルダ105との間にゆるみが生じてしまう虞れがあるという問題があった。FPC101と該FPC101が巻かれるホルダ105との間にゆるみが生じてしまうと、FPC101と相手方の接続端子125との接触不良が生じてしまったり、FPC101が接続端子125で傷んでしまう虞れがあるという問題があった。
本発明は、上記課題にかかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、フラット回路体と該フラット回路体が巻かれる巻き付け部との間にゆるみが発生することを防止でき、それに加えて、防水性を高めることができるフラット回路体組付け構造を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、貫通孔が設けられた基壁と、該基壁の裏側面に設けられた少
なくとも1つの凸部と、該基壁の表側面に設けられ、相手方ハウジングを嵌合させる周壁と、前記貫通孔の縁から立設され、該周壁内に突出した巻き付け部と、該巻き付け部の両側において該基壁に設けられたフラット回路体挿通用の一対のスリットと、を有するハウジングと、前記凸部に嵌る孔部が設けられたフラット回路体と、前記貫通孔に圧入されて前記巻き付け部の前記基壁側の端部に当接する弾性の栓部と、を備え、前記孔部が前記凸部に嵌められ、前記フラット回路体が前記巻き付け部に沿って架け渡され前記基壁の裏側に引っ張られた状態で、前記栓部が前記貫通孔に圧入されることにより該フラット回路体を前記貫通孔の内面に押し付けることを特徴とするフラット回路体組付け構造である。
上記構成により、弾性の栓部が貫通孔に圧入されて圧縮され、該圧縮反力でフラット回路体を貫通孔の内面に押し付ける。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記貫通孔がフラット回路体幅方向に沿う前記内面を含む一対の長辺部と、フラット回路体長手方向に沿う一対の短辺部と、を有し、前記栓部が該長辺部と該短辺部とに弾性的に接触する矩形柱状に形成されたことを特徴とする。
上記構成により、弾性の栓部が貫通孔に圧入されて圧縮され、該圧縮反力で栓部が貫通孔の長辺部と短辺部とに弾性的に接触する。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記基壁には、前記貫通孔及び前記凸部を囲うようにリブが立設され、該リブの内側にシリコーンが流し込まれることを特徴とする。
上記構成により、液状のシリコーンが枠状のリブ内に充填されて、常温設置で弾性的に硬化される。
請求項1の発明によれば、前記孔部が前記凸部に嵌められ、前記フラット回路体が前記巻き付け部に沿って架け渡され前記基壁の裏側に引っ張られた状態で、前記栓部が前記貫通孔に圧入されることにより該フラット回路体を前記貫通孔の内面に押し付けるので、フラット回路体と巻き付け部との間にゆるみが発生することを防ぎ、フラット回路体と相手方の端子との接触不良を防止することができるとともに、フラット回路体が傷んでしまうことを防止することができる。また、水などの液体が貫通孔から基壁の表側、及び、基壁の裏側に侵入することを防止できる。
請求項2の発明によれば、前記貫通孔がフラット回路体幅方向に沿う前記内面を含む一対の長辺部と、フラット回路体長手方向に沿う一対の短辺部と、を有し、前記栓部が該長辺部と該短辺部とに弾性的に接触する矩形柱状に形成されたので、栓部が貫通孔を隙間なく塞ぐこととなり、水などの液体が貫通孔から基壁の表側、及び、基壁の裏側に侵入することを、確実に防止できる。
請求項3の発明によれば、前記基壁には、前記貫通孔及び前記凸部を囲うようにリブが立設され、前記リブの内側にシリコーンが流し込まれるので、自動車の走行中の振動などによってフラット回路体と巻き付け部との間にゆるみが発生することを、より一層、確実に防止できるとともに、水などの液体が貫通孔から基壁の表側、及び、基壁の裏側に侵入することを、より一層、確実に防止できる。
本発明にかかるフラット回路体組付け構造の一実施形態を示す断面図である。 図1に示されたフラット回路体組付け構造におけるコネクタに相手方コネクタが嵌合した状態を示す断面図である。 図2に示されたコネクタを構成するハウジングの表側を示す斜視図である。 図3に示されたハウジングの裏側を示す斜視図である。 図3中のI−I線に沿う断面図である。 図4に示されたハウジングに液状のシリコーンが流し込まれた状態を示す斜視図である。 図2に示されたコネクタを構成するフラット回路体であるFPCを示す斜視図である。 図2に示されたコネクタを構成する栓部を示す斜視図である。 図3に示されたハウジングにFPCが組み付けられる様子を示す斜視図である。 図9に示されたハウジングに栓部が組み付けられた状態を示す斜視図である。 図10に示されたハウジングの要部を拡大して示す図である。 図3に示されたハウジングにFPCが組み付けられた状態を示す斜視図である。 図2に示された相手方コネクタを示す斜視図である。 従来のコネクタ構造を示す断面図である。
本発明の一実施の形態にかかるフラット回路体組付け構造におけるコネクタを図1ないし図13を参照して説明する。上記コネクタ2’は、自動車の電装品である車載用カメラを接続するワイヤハーネスの一部を構成するものである。図1、図2に示すように、コネクタ2’は、該コネクタ2’が嵌合する相手方コネクタ7の後述する相手方ハウジング8を嵌合させる周壁24と、該周壁24内に突出する巻き付け部3と、を有するハウジング2と、該巻き付け部3に沿って配策されるFPC(フレキシブル・プリント・ケーブル)4と、ハウジング2に設けられた後述する貫通孔22を塞ぐ弾性の栓部5と、を備えている。
上記ハウジング2は、図3、図4に示すように、貫通孔22が設けられた板状の基壁21と、該基壁21の裏側面から凸に設けられ、FPC4の後述する孔部42に嵌る2つのボス23と、該基壁21の表側面に立設され貫通孔22を囲う周壁24と、該周壁24内に突出した巻き付け部3と、貫通孔22及び2つのボス23を囲うように枠状に立設され、内側に液状のシリコーンが流し込まれるリブ26と、基壁21の周縁から立設しリブ26を囲う枠部27と、を一体に備えている。また、本発明において、図1、図2、図5中の基壁21よりも紙面方向における上側を「表」と表現し、基壁21よりも紙面方向における下側を「裏」と表現する。
上記基壁21の表側面のうち、図5に示すように、後述する周壁24の内側の部分は、周壁24の外側の部分よりも高い位置、即ち、上方に位置している。また、基壁21の裏側面のうち、後述するリブ26の内側の部分は、リブ26の外側の部分よりも高い位置、即ち、上方に位置している。
上記貫通孔22は、図4、図5に示すように、互いに相対する一対の第1内面22a、22bと、これら第1内面22a、22bの縁に連なる一対の第2内面22c、22dと、によって構成されている。これら内面22a、22b、22c、22dは、基壁21の表側面と裏側面とに連なっている。各第1内面22a、22bの矢印Y方向の寸法は、各第2内面22c、22dの矢印X方向の寸法よりも大きく、貫通孔22は平面視が長方形状に形成されている。上記第1内面22a、22bのうち、後述する2つのボス23側には第1内面22aが設けられ、2つのボス23から離れた側には第1内面22bが設けられている。また、一対の第1内面22aは、特許請求の範囲に記載された「長辺部」に相当し、第1内面22bは、特許請求の範囲に記載された「貫通孔の内面」及び「長辺部」に相当する。また、一対の第2内面22c、22dは、特許請求の範囲に記載された「短辺部」に相当する。
また、本明細書では、矢印Xは貫通孔22の幅方向を示し、矢印Yは貫通孔22の長手方向を示し、矢印Zは、矢印Y方向及び矢印X方向に対して直交する方向であり、貫通孔22の貫通方向、コネクタ2’の高さ方向、コネクタ2’と相手コネクタ7との嵌合方向、及び、巻き付け部3の突出方向を示している。
また、貫通孔22の長手方向(矢印Y方向)の寸法は、後述するFPC4の幅方向(矢印X方向)よりも僅かに大きくなるように形成されている。このFPC4は、貫通孔22の長手方向とFPC4の幅方向とが平行となるように配索され、貫通孔22の幅方向とFPC4の長手方向とが平行となるように配索される。
上記2つのボス23は、図4に示すように、互いに間隔をあけて貫通孔22の長手方向(矢印Y方向)に設けられている。各ボス23は基壁21の裏側面から凸の円柱状に形成されている。2つのボス23が貫通孔22の長手方向に設けられているので、FPC4は、該FPC4の幅方向と貫通孔22の長手方向とがFPC4の幅方向とが平行となるように配索される。各ボス23は、特許請求の範囲に記載された「凸部」に相当する。2つのボス23は、少なくとも一つ設けられていれば良い。
上記周壁24は、図3に示すように、貫通孔22を互いの間に位置付ける一対の第1壁部24a、24bと、これら壁部24a、24bを互いに連ねる一対の第2壁部24c、24dと、によって枠状に形成されている。上記各第1壁部24a、24bの矢印Y方向の寸法は、上記各第2壁部24c、24dの矢印X方向の寸法よりも大きく、周壁24は平面視が長方形状に形成されている。また、一対の第1壁部24a、24bのうち一方の第1壁部24aの外面には、相手方ハウジング8の後述する係止孔83に係止する係止突起25が設けられている。
上記巻き付け部3は、図3に示すように、基壁21の表側面に対して垂直な本体壁部31と、該本体壁部31の矢印Y方向の両端に設けられ、貫通孔22の第2内面22c、22dに連なる一対の側壁部32と、を一体に有している。即ち、巻き付け部3は貫通孔22の縁から立設されている。
上記本体壁部31は、該本体壁部31の基壁21から離れた先端部3aが断面半円状に形成されている。この本体壁部31の先端は、図5に示すように、周壁24よりも低い位置、即ち、下方に位置している。
また、本体壁部31は、図5に示すように、該本体壁部31の基壁21側の基端3bに向かうに従って、貫通孔22の第1内面22a、22bから離れる方向に傾斜した一対のテーパ3cを有している。上記一対のテーパ3cは貫通孔22内に設けられている。この一対のテーパ3cが設けられているので、各第1内面22a、22bと各テーパ3cとの間口が大きくなり、FPC4を後述するスリット29内に挿通し易くできる。また、本体壁部31は、その基端3bが平坦に形成されている。
また、図5に示すように、本体壁部31と第1内面22a、22bとは互いに間隔を空けている。このため、本体壁部31と第1内面22a、22bと間には、基壁21の表面側、に開口し、貫通孔22の長手方向に延びた、FPC挿通用の一対のスリット29が形成されている。上記一対のスリット29は巻き付け部3の矢印X方向の両側に設けられている。上記一対のスリット29は貫通孔22と連通している。
上記リブ26は、図4に示すように、4つの隔壁26aを備えている。これら隔壁26aはその形状が等しく形成され、リブ26は平面視が矩形状に形成されている。このリブ26内に、図6に示すように、液状のシリコーンが流し込まれることにより該液状のシリコーンがリブ26内に充填されて、該液状のシリコーンが弾性的に硬化されることにより、ボス23などを埋設した覆い部6が形成される。この覆い部6は、栓部5によって塞がれた基壁21の貫通孔22をさらに覆うので、水などの液体が貫通孔22から基壁21の表側、及び、基壁21の裏側に侵入するのを、確実に防止できる。
上記枠部27は、図4に示すように、4つの外壁27aを備えている。これら外壁27aはその形状が等しく形成され、リブ26は平面視が矩形状に形成されている。
上記FPC4は、図7に示すように、複数の導体40と、該導体40を被覆する被覆部41と、を有して扁平な帯状に形成されている。導体40は少なくとも銅または銅合金を含んだ導電性を有する金属で構成されている。また、導体40は、断面形状が矩形状に形成されているとともに複数の導体40が互いに平行に延びている。上記被覆部41は、絶縁性の合成樹脂からなり、扁平な帯状に形成されて導体40を被覆している。また、被覆部41は、複数の導体40同士を電気的に絶縁している。また、FPC4は、特許請求の範囲に記載された「フラット回路体」に相当する。「フラット回路体」は、本明細書においては、複数の導体40と該導体40を被覆する被覆部41とを備えて扁平な帯状に形成されているものを意味する。「フラット回路体」として、FPC4の代わりにFFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)を用いることもできる。
FPC4には、図7に示すように、前述したハウジング2の2つのボス23それぞれに嵌る2つの孔部42が設けられている。2つの孔部42は、FPC4の幅方向に間隔をあけて設けられている。各孔部42は正円形である。2つの孔部42はFPC4の一端部に設けられている。また、FPC4の孔部42よりも他端側には、L字状に曲げられた2つの曲げ部4a、4bと、2つの曲げ部4a、4b間のU字状の折り返し部43と、が設けられている。上記折り返し部43のうち、後述する相手方コネクタ7の端子9が接触する部分は、導体40が外部に露出している。この折り返し部43は、巻き付け部3に巻かれる。
上記栓部5はゴムなどの弾性体から構成されている。また、栓部5は、図8に示すように、互いに相対する一対の第1の面5a、5bと、これら面5a、5bの幅方向の両縁aに連なる一対の第2の面5c、5dと、各面5a、5b、5c、5dの長手方向の両縁bに連なる一対の第3の面5e、5fと、によって、矩形柱状に形成されている。上記各面5a、5b、5c、5dは長方形状に形成されている。この栓部5は、縁aの寸法が貫通孔22の長手方向の寸法よりも大きく、縁bの寸法が、貫通孔22の幅方向の寸法よりも大きく形成されており、第2の面5c、5dの面積は、貫通孔22よりも大きい。
この栓部5は、図1に示すように、基壁21の貫通孔22を塞ぐように該貫通孔22に圧入されて圧縮された状態で、一対の第2の面5c、5dのうち一方の面5cが巻き付け部3の基端3bに当接し、栓部5の圧縮反力で第1の面5a、5bが、貫通孔22の第1内面22a、22bに弾性的に接触し、第3の面5e、5fが、貫通孔22の第2内面22c、22dに弾性的に接触する。栓部5が貫通孔22の内面22a、22b、22c、22dに弾性的に接触することにより、水などの液体が貫通孔22から基壁21の表側、及び、基壁21の裏側に侵入することを、確実に防止できる。
次に、FPC4をハウジング2に組み付ける手順について、図9、図10、図11、図12を参照しながら以下に説明する。まず、図9に示すように、FPC4の2つの孔部42それぞれを2つのボス23に嵌めて、FPC4の該FPC4の孔部42から離れた他端を、貫通孔22及び一方のスリット29に挿通させ、そして、巻き付け部3に沿って他方のスリット29及び貫通孔22に挿通させて、FPC4を巻き付け部3に沿って架け渡し、図10に示すように、FPC4の他端を基板21の裏側に引っ張りながら、栓部5を貫通孔22に圧入する。こうすることにより、図11に示すように、弾性の栓部5が貫通孔22に圧入されて圧縮され、該圧縮反力で栓部5が、FPC4を貫通孔22の第1内面22a、22bに押し付けるとともに、第2内面22c、22dに弾性的に接触する。こうして、図12に示すように、FPC4はハウジング2にゆるみなく組み付けられる。
上記相手方コネクタ7は、図2、図13に示すように、複数(図示例では3つ)の端子9と、これら端子9を収容する端子収容室81と、各端子9に接続された電線10を収容する電線収容室85(図2に示す)と、を有する相手方ハウジング8と、を備えている。
上記各端子9は、一対の電線10それぞれに接続される一対の電線接続部91と、該一対の電線接続部91それぞれに連なる各弾性接触片92と、を備えている。上記一対の弾性接触片92は互いの間に前述した巻き付け部3及びFPC4の折り返し部43を挟持することにより、端子9とFPC4とを電気的に接続する。各端子9は互いに間隔をあけて並び、各一対の弾性接触片92は各端子9が並ぶ方向(矢印Y方向)に対して直交する方向(矢印X方向)に設けられる。
上記相手方ハウジング8は、図13に示すように、端子収容室81と該端子収容室81に連なる電線収容室85(図2に示す)とを有した相手方ハウジング本体80と、該相手方ハウジング本体80を囲う筒状の外壁82と、を一体に備えている。上記外壁82には、コネクタの周壁24に設けられた係止突起25が係止する係止孔83と、該係止孔83の両側に設けられ、該外壁82の縁を切り欠いた一対のスリット84と、が設けられている。
次に、上述した構成のコネクタ2’の組み立て手順について以下に説明する。まず、周知の射出成型によって、貫通孔22が設けられた基壁21と、2つのボス23と、周壁24と、巻き付け部3と、リブ26と、枠部27と、が一体成形されたハウジング2を得る。このハウジング2にFPC4を配策し、栓部5を貫通孔22内に圧入し、リブ26内に液状のシリコーンを流し込み、該シリコーンを常温設置により硬化することにより覆い部6を形成する。こうしてコネクタ2’を組み立てる。
次に、コネクタ2’と相手方コネクタ7とを嵌合させる手順について、図2を参照して説明する。まず、コネクタの周壁24を相手方コネクタ7の相手方ハウジング本体80と外壁82との間に矢印Zに沿って挿入して、一対の弾性接触片92によって巻き付け部3及びFPC4の折り返し部43を挟持させる。係止突起25が係止孔83に係止する。こうして、FPC4と相手方コネクタ7の端子9とが電気的に接続され、コネクタ2’と相手方コネクタ7とが嵌合する。
上述した実施形態によれば、フラット回路体としてのFPC4の孔部42がハウジング2の凸部としてのボス23に嵌められ、FPC4が巻き付け部3に沿って架け渡され基壁21の裏側に引っ張られた状態で、弾性の栓部5が貫通孔22に圧入されることにより、栓部5が貫通孔22に圧入されて圧縮され、該圧縮反力でFPC4を貫通孔22の第1内面22bに押し付けることとなり、FPC4と巻き付け部3との間にゆるみが発生することを防ぎ、かつ、FPC4と相手方の端子9との接触不良を防止することができるとともに、FPC4が傷んでしまうことを防止することができる。また、水などの液体が貫通孔22から基壁21の表側、及び、基壁21の裏側に侵入することを防止できる。
また、貫通孔22がフラット回路体幅方向に沿う長辺部である第1内面22a、22bと、フラット回路体長手方向に沿う短辺部である第2内面22c、22dと、を有し、弾性の栓部5が貫通孔22に圧入されて圧縮され、該圧縮反力で栓部5が貫通孔22の第1内面22a、22b(長辺部)と第2内面22c、22d(短辺部)とに弾性的に接触するので、栓部5が貫通孔22を隙間なく塞ぐこととなり、水などの液体が貫通孔22から基壁21の表側、及び、基壁21の裏側に侵入することを、確実に防止できる。
また、基壁21には、貫通孔22及び凸部23を囲うようにリブ26が立設され、該リブ26の内側にシリコーンが流し込まれるので、シリコーンが枠状のリブ26内に充填されて、常温設置で弾性的に硬化されることとなり、自動車の走行中の振動などによってFPC4と巻き付け部3との間にゆるみが発生することを、確実に防止できるとともに、水などの液体が貫通孔22から基壁21の表側、及び、基壁21の裏側に侵入することを、より一層、確実に防止できる。
なお、上述した実施形態では、上記コネクタ2’は、リブ26内にシリコーンが流し込まれることにより形成される覆い部6を備えているが、本発明はこれに限ったものではなく、覆い部6はなくてもよい。
また、上述した実施形態では、コネクタ2’は、自動車の電装品である車載用カメラを接続するワイヤハーネスの一部を構成するものであるが、カメラ以外に、例えば、ワイヤハーネスを構成するコネクタと、機器直付けコネクタとを接続する場合においても適用可能である。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 フラット回路体の組付け構造
2 ハウジング
2' コネクタ
3 巻き付け部
3b 巻き付け部の基部(端部)
4 FPC(フラット回路体)
5 栓部
8 相手方ハウジング
21 基壁
22 貫通孔
22a 第1内面(長辺部)
22b 第1内面(貫通孔の内面、長辺部)
22c、22d (一対の)第2内面(一対の短辺部)
23 ボス(凸部)
24 周壁
26 リブ
29 (一対の)スリット
42 孔部
Z 突出方向

Claims (3)

  1. 貫通孔が設けられた基壁と、該基壁の裏側面に設けられた少なくとも1つの凸部と、該基壁の表側 面に設けられ、相手方ハウジングを嵌合させる周壁と、前記貫通孔の縁
    から立設され、該周壁内に突出した巻き付け部と、該巻き付け部の両側において該基壁に設けられたフラット回路体挿通用の一対のスリットと、を有するハウジングと、
    前記凸部に嵌る孔部が設けられたフラット回路体と、
    前記貫通孔に圧入されて前記巻き付け部の前記基壁側の端部に当接する弾性の栓部と、を備え、
    前記孔部が前記凸部に嵌められ、前記フラット回路体が前記巻き付け部に沿って架け渡され前記基壁の裏側に引っ張られた状態で、前記栓部が前記貫通孔に圧入されることにより該フラット回路体を前記貫通孔の内面に押し付けることを特徴とするフラット回路体組付け構造。
  2. 前記貫通孔がフラット回路体幅方向に沿う前記内面を含む一対の長辺部と、フラット回路体長手方向に沿う一対の短辺部と、を有し、前記栓部が該長辺部と該短辺部とに弾性的に接触する矩形柱状に形成されたことを特徴とする請求項1記載のフラット回路体組付け構造。
  3. 前記基壁には、前記貫通孔及び前記凸部を囲うようにリブが立設され、該リブの内側にシリコーンが流し込まれることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のフラット回路体組付け構造。
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