JP2013002061A - 高安定型離岸堤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】海底Gの上に、或いは、海底Gに形成された基礎マウンド2の上に、多数の消波ブロック3を、沖側及び岸側に法面4a,4bがそれぞれ形成されるように積み上げることによって構築される離岸堤1であって、岸側法先部に配置される消波ブロック3aが、固定手段によって、岸側へ移動しないように固定され、固定手段として、根固めブロック6と鋼管杭5が使用され、根固めブロック6は、岸側法先部の各消波ブロック3aの岸側にそれぞれ近接して配置され、鋼管杭5は、下部が海底に埋設された状態で根固めブロック6の岸側にそれぞれ近接して配置されていることを特徴とする。
【選択図】図6
Description
まず、図1に示した消波ブロック3の模型(重量M:58.9g)を多数用意し、一端側に造波装置を付帯する水理実験用の水槽(全長:29m、横幅:50cm)の底面の所定範囲に砂利を配設し、天端面を均して基礎マウンドを形成し、その上に消波ブロックの模型を乱積みして、次のような条件で離岸堤(模型)を構築した。
次に、水槽内に比較例1と同一の条件で離岸堤を構築するとともに、岸側法先部に配置される消波ブロックを、固定手段によって水槽の底面に対して固定して、水槽内にほぼ同一の規模の津波を発生させ、造波装置側から離岸堤の反対側まで津波を進行させて、離岸堤を構成する消波ブロックの位置の変化(離岸堤の高さの変化)を考察した。その結果を図8に示す。尚、この実験において、津波が到来した際の離岸堤の中央位置における津波高(静水面からの高さηmax)は、15.1cmであった。
図9は、比較例1と同様の条件にて行った水理実験の結果を示すグラフである。尚、この実験においては、上部が水面から上方へ8cm突出する大きさとなるように離岸堤を構築し(水面からの突出高さhc:8cm)、それ以外の点については、比較例1と同一の条件とした。尚、この実験において、津波が到来した際の離岸堤の中央位置における津波高(静水面からの高さηmax)は、14.9cmであった。
図10は、比較例2と同一の条件で離岸堤を構築するとともに、岸側法先部に配置される消波ブロックを、固定手段によって水槽の底面に対して固定して行った実験の結果を示すグラフである。尚、この実験において、津波が到来した際の離岸堤の中央位置における津波高(静水面からの高さηmax)は、15.1cmであった。
図11は、比較例1、比較例2と同様の条件にて行った水理実験の結果を示すグラフである。尚、この実験においては、消波ブロックの模型として、重量(M)が125gのものを使用した。また、上部が水面から上方へ8cm突出する大きさとなるように離岸堤を構築した(水面からの突出高さhc:8cm)。尚、この実験において、津波が到来した際の離岸堤の中央位置における津波高(静水面からの高さηmax)は、15.3cmであった。
図12は、比較例3と同一の条件で離岸堤を構築するとともに、岸側法先部に配置される消波ブロックを、固定手段によって水槽の底面に対して固定して行った実験の結果を示すグラフである。尚、この実験において、津波が到来した際の離岸堤の中央位置における津波高(静水面からの高さηmax)は、15.2cmであった。
2:基礎マウンド、
3:消波ブロック、
3a:岸側法先部の消波ブロック、
3b:沖側法先部の消波ブロック、
4a:沖側法面、
4b:岸側法面、
5:鋼管杭、
6:根固めブロック、
6a:切欠部、
7:鋼製ピン、
13:脚部、
G:海底
Claims (5)
- 海底の上に、或いは、海底に形成された基礎マウンドの上に、多数の消波ブロックを、沖側及び岸側に法面がそれぞれ形成されるように積み上げることによって構築された離岸堤であって、
岸側法先部に配置される消波ブロックが、固定手段によって、岸側へ移動しないように固定され、
前記固定手段として、根固めブロックと杭が使用され、
前記根固めブロックは、岸側法先部の各消波ブロックの岸側に近接して配置され、
前記杭は、下部が海底に埋設された状態で、前記根固めブロックの岸側に近接して配置され、或いは、下部が海底に埋設された状態で、上部が前記根固めブロックの内部に挿通されるように配置されていることを特徴とする離岸堤。 - 海底の上に、或いは、海底に形成された基礎マウンドの上に、多数の消波ブロックを、沖側及び岸側に法面がそれぞれ形成されるように積み上げることによって構築された離岸堤であって、
岸側法先部に配置される消波ブロックが、固定手段によって、岸側へ移動しないように固定され、
前記固定手段として、根固めブロックが使用され、
前記根固めブロックは、岸側法先部の各消波ブロックの岸側に近接して配置されていることを特徴とする離岸堤。 - 前記根固めブロックとして、消波ブロック側の側面の一部が切り欠かれて内側へ凹んだ形状となっており、消波ブロックの脚部のうち、列から突出した状態の脚部の進入を許容できるようになっているもの使用することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の離岸堤。
- 海底の上に、或いは、海底に形成された基礎マウンドの上に、多数の消波ブロックを、沖側及び岸側に法面がそれぞれ形成されるように積み上げることによって構築された離岸堤であって、
岸側法先部に配置される消波ブロックが、固定手段によって、岸側へ移動しないように固定され、
前記固定手段として、杭が使用され、
前記杭は、下部が海底に埋設された状態で、前記岸側法先部に配置される消波ブロックの岸側に近接して配置され、或いは、下部が海底に埋設された状態で、上部が前記岸側法先部の消波ブロックの内部に挿通されるように配置されていることを特徴とする離岸堤。 - 沖側法先部に配置される消波ブロックが、固定手段によって、沖側へ移動しないように固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の離岸堤。
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2011
- 2011-06-14 JP JP2011131725A patent/JP5872797B2/ja active Active
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