JP2012527122A - 多段階基板洗浄の方法及び装置 - Google Patents

多段階基板洗浄の方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【解決手段】基板の表面に対して1回目の洗浄材料の適用がなされる。洗浄材料は、基板の表面上に存在する汚染物質を取り込むための1つ又は2つ以上の粘弾性材料を含む。基板の表面から洗浄材料をすすぐために、基板の表面に対して1回目のすすぎ流体の適用がなされる。すすぎ流体の1回目の適用は、基板の表面上にすすぎ流体の残留薄膜を残らせるようにも実施される。すすぎ流体の残留薄膜を上に有する基板の表面に対して2回目の洗浄材料の適用がなされる。次いで、基板の表面から洗浄材料をすすぐために、基板の表面に対して2回目のすすぎ流体の適用がなされる。
【選択図】図2C

Description

集積回路やメモリセルなどの半導体デバイスの作成では、半導体ウエハ(「ウエハ」)上に特徴を画定するために、一連の製造工程が実施される。ウエハ(又は基板)は、シリコン基板上に画定された多層構造の形の集積回路デバイスを含む。基板の層には、拡散領域を伴うトランジスタデバイスが形成される。続く層には、所望の集積回路デバイスを形成するために、金属化相互接続配線がパターン化され、トランジスタデバイスに電気的に接続される。また、パターン化導電層は、誘電体材料によってその他の導電層から絶縁される。
一連の製造工程中、ウエハ表面は、様々なタイプの汚染物質に曝される。基本的に、製造工程中に存在するあらゆる材料が、潜在的汚染源である。例えば、汚染源は、なかでも特に、プロセスガス、ケミカル、堆積材料、及び液体を含みえる。これらの様々な汚染物質は、微粒子の形でウエハ表面上に堆積する恐れがある。もしこのような微粒子汚染が除去されないと、汚染付近のデバイスは、動作不能になりやすくなる。したがって、ウエハ上に画定された特徴を損傷させることなく十分に完全なやり方でウエハ表面から汚染物質を洗浄する必要がある。しかしながら、微粒子汚染のサイズは、多くの場合、ウエハ上に作成される特徴の限界寸法のサイズと同程度である。ウエハ上の特徴に悪影響を及ぼすことなくこのような小さな微粒子汚染を除去することは、極めて難しい可能性がある。
一実施形態では、基板を洗浄するための方法が開示される。方法は、基板の表面に対して1回目の洗浄材料の適用を実施するための工程を含む。洗浄材料は、基板の表面上に存在する汚染物質を取り込むための1つ又は2つ以上の粘弾性材料を含む。方法は、基板の表面から洗浄材料をすすぐために基板の表面に対して1回目のすすぎ流体の適用を実施するための工程に続く。1回目のすすぎ流体の適用は、基板の表面上にすすぎ流体の残留薄膜を残らせるようにも実施される。方法は、また、すすぎ流体の残留薄膜を上に有する基板の表面に対して2回目の洗浄材料の適用がなされるように、基板の表面に対して2回目の洗浄材料の適用を実施するための工程も含む。方法は、次いで、基板の表面から洗浄材料をすすぐために基板の表面に対して2回目のすすぎ流体の適用を実施するための工程に続く。
別の実施形態では、基板を洗浄するための方法が開示される。方法は、洗浄対象とされる基板を第1の処理ヘッドの下で移動させることを含む。第1の処理ヘッドは、基板が第1の処理ヘッドの下で移動されるのに伴って基板の上に洗浄材料を吐出するように動作される。洗浄材料は、基板上に存在する汚染物質を取り込むための1つ又は2つ以上の粘弾性材料を含む。第1の処理ヘッドは、基板が第1の処理ヘッドの下から現れ出るのに伴って基板上にすすぎ流体の残留薄膜を残らせるために、基板上に洗浄材料を吐出することに続いて基板をすすぐように動作される。方法は、また、すすぎ流体の残留薄膜を上に有する基板を第2の処理ヘッドの下で移動させることも含む。第2の処理ヘッドは、基板上に存在するすすぎ流体の残留薄膜に洗浄材料が接触するように基板の上に洗浄材料を吐出するように動作される。第2の処理ヘッドは、また、第2の処理ヘッドによって基板上に洗浄材料を吐出することに続いて基板をすすぐようにも動作される。
別の実施形態では、基板を洗浄するための装置が開示される。装置は、基板を実質的に水平な向きに維持しつつ基板を実質的に直線状の経路で移動させるように構成された基板キャリアを含む。装置は、また、基板の経路の上方に位置決めされた第1の処理ヘッドを含む。第1の処理ヘッドは、基板の上に洗浄材料を吐出し、基板上にすすぎ流体を吐出し、基板上にすすぎ流体の残留薄膜を残らせるように基板からすすぎ流体及び洗浄材料を除去するように構成される。装置は、更に、基板の経路の上方に且つ基板キャリアの進行方向に対して第1の処理ヘッドよりも後ろに位置決めされた第2の処理ヘッドを含む。第2の処理ヘッドは、基板上に存在するすすぎ流体の残留薄膜に洗浄材料が接触されるように基板の上に洗浄材料を吐出するように構成される。第2の処理ヘッドは、また、基板上にすすぎ流体を吐出し、基板からすすぎ流体及び洗浄材料を除去するようにも構成される。第1及び第2の各処理ヘッドによって吐出される洗浄材料は、基板上に存在する汚染物質を取り込むための1つ又は2つ以上の粘弾性材料を含む。
本発明を例として示した添付の図面に関連させた以下の詳細な説明から、本発明のその他の態様及び利点が明らかになる。
本発明の一実施形態にしたがった、粘弾性材料をその中に分布された洗浄溶液を含む液状洗浄材料を示した図である。 本発明の一実施形態にしたがった、液状洗浄材料の粘弾性成分内に取り込まれた幾つかの汚染物質粒子を示した図である。 洗浄材料の粘弾性成分がどのようにしてデバイス構造に損傷力を及ぼすことなくデバイス構造の周囲を滑動することができるかを説明した図である。 本発明の一実施形態にしたがった、洗浄溶液中に乳化されたゲル状粘弾性成分の滴を伴う液状洗浄材料を示した図である。 本発明の一実施形態にしたがった、洗浄溶液中に溶解されて洗浄溶液内で明確な境界を有さないゲル状粘弾性成分の塊を形成した粘弾性材料を伴う液状洗浄材料を示した図である。 本発明の一実施形態にしたがった、洗浄溶液内に分散された気泡を有する洗浄材料を示した図である。 本発明の一実施形態にしたがった、基板から汚染物質を洗浄するためのシステムを示した図である。 本発明の一実施形態にしたがった、処理ヘッドの下に且つ下側処理ヘッドの上方に位置付けられた基板キャリアを伴うチャンバの縦断面図である。 本発明の一実施形態にしたがった、基板の上面に対して多段階の洗浄材料の適用を提供するように位置決めされた2つの処理ヘッドを示した図である。 本発明の一実施形態にしたがった、第1及び第2の上側処理ヘッドの下を基板が通過するのに伴って基板の底面をすすぐように配された第1及び第2の下側処理ヘッドを示した図である。 本発明の典型的な一実施形態にしたがった、処理ヘッドの略底面図である。 本発明の一実施形態にしたがった、基板を洗浄するための方法のフローチャートである。 本発明の別の一実施形態にしたがった、基板を洗浄するための方法のフローチャートである。
以下の説明では、本発明の完全な理解を可能にするために、多くの詳細が特定されている。しかしながら、当業者ならば明らかなように、本発明は、これらの一部又は全部の詳細を特定しなくても実施されえる。また、本発明が不必要に不明瞭になるのを避けるために、周知のプロセス工程は詳細に説明されていない。
ここでは、基板から汚染物質粒子を洗浄するための方法及び装置が開示される。方法は、洗浄対象とされる基板の表面に対する多段階の洗浄材料の適用(塗布)を含む。一実施形態では、2段階の洗浄材料の適用及びすすぎが用いられる。しかしながら、その他の実施形態では3段階以上の洗浄材料の適用及びすすぎが用いられてもよいことが理解されるべきである。多段階の各段階において適用される洗浄材料は、基板上に存在する汚染物質粒子を取り込むように構成される。すすぎ流体は、多段階の各段階において、洗浄材料内に捕捉された汚染物質粒子とともに洗浄材料を除去するために基板表面に適用される。基板が多段階の段階間を移動するにあたり、基板表面上にすすぎ流体の薄膜が残されてよい。洗浄材料と、基板の表面上に存在する残ったすすぎ流体との間の相互作用は、粒子除去効率(PRE)を向上させる。
本明細書で言うところの基板は、製造工程又は取り扱い工程の最中に汚染されえる半導体ウエハ、ハードディスクドライブ、光ディスク、ガラス基板、フラットパネルディスプレイ表面、液晶ディスプレイ表面などを意味するが、これらに限定はされない。実際の基板に応じて、表面は、様々に汚染されえると考えられ、その汚染の許容レベルは、基板が取り扱われている特定の産業において規定されている。議論を容易にするために、本明細書では、基板の汚染は、基板表面上における汚染物質粒子の存在によって記述される。しかしながら、本明細書で言うところの汚染物質粒子は、基本的にあらゆる基板処理工程及び基板取り扱い工程の最中に基板に接触しえる基本的にあらゆる種類の汚染物質の形をとりえることが理解されるべきである。
各種の実施形態において、本明細書で開示される装置、システム、及び方法は、パターン化基板からも非パターン化基板からも同様に汚染物質粒子を洗浄するために使用することができる。パターン化基板の場合、洗浄対象とされるパターン化基板上の隆起構造は、ポリシリコン配線又は金属配線などの隆起した線に対応するであろう。加えて、洗浄対象とされるパターン化基板表面は、化学的機械的平坦化(CMP)プロセスの結果として得られる凹んだビアなどの凹み特徴を含むこともある。
図1Aは、本発明の一実施形態にしたがった、粘弾性材料をその中に分布された洗浄溶液105を含む液状洗浄材料100を示している。実施形態の一例では、粘弾性材料は、高分子量のポリマ110で形成される。別の例の実施形態では、液状洗浄材料100は、ゲル状のポリマである。更に別の例の実施形態では、液状洗浄材料100は、ゾルである、すなわち液体中に固体粒子を含むコロイド懸濁液である。更に別の実施形態では、液状洗浄材料100は、液体溶液である。液状洗浄材料100は、基板に適用されたときに基板から汚染物質粒子を除去するように構成される。
図1Bは、本発明の一実施形態にしたがった、液状洗浄材料100の粘弾性成分110内に取り込まれた幾つかの汚染物質粒子120を示している。一実施形態では、粘弾性成分110は、長いポリマ鎖を形成する高分子量(例えば10,000g/モルを超える分子量)のポリマである。これらの長いポリマ鎖は、互いに絡み合い、基板の表面上の汚染物質粒子を取り込むように及び基板の表面からいったん除去された取り込まれた汚染物質粒子を戻らせないように機能するポリマ網目を形成する。
粘弾性成分110は、洗浄溶液105中に溶解される。洗浄溶液105は、pH値に影響を及ぼして粘弾性成分110の溶解度を向上させる要素を含む。洗浄溶液105中に溶解された粘弾性成分110は、軟質ゲルであってよい、又は洗浄溶液105中に懸濁されたゲル状の滴になってよい。また、一実施形態では、洗浄溶液105中に複数のタイプの粘弾性成分110が同時に溶解されてよい。一実施形態では、基板表面上の汚染物質は、イオン力、ファン・デル・ワールス力、静電力、疎水性相互作用、立体相互作用、又は化学結合によって溶媒和した粘弾性成分110に付着する。したがって、粘弾性成分110は、汚染物質付近の相互作用範囲内にきたときに、汚染物質を捕捉して取り込む。加えて、液状洗浄材料100は、洗浄プロセス中に基板上に存在するデバイス構造に対して優しいように調合される。例えば、図1Cに示されるように、洗浄材料100中の粘弾性成分110は、デバイス構造102に損傷力を及ぼすことなくデバイス構造102の周囲を滑動することができる。
高分子量のポリマを有する粘弾性材料の非限定的な例として、a)ポリアクリルアミド(PAM)などのアクリルポリマ、b)Carbopol 940TM及びCarbopol 941TMなどのポリアクリル酸(PAA)、c)ポリ−(N,N−ジメチル−アクリルアミド)(PDMAAm)、d)ポリ−(N−イソプロピル−アクリルアミド)(PIPAAm)、e)ポリメタクリル酸(PMAA)、f)ポリメタクリルアミド(PMAAm)、g)ポリエチレンイミン(PEI)、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリプロピレンオキシド(PPO)などの、ポリイミン及びオキシド、h)ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチレンスルホン酸(PESA)、ポリビニルアミン(PVAm)、ポリビニル−ピロリドン(PVP)、ポリ−4−ビニルピリジン(P4VP)などの、ビニルポリマ、i)メチルセルロース(MC)、エチル−セルロース(EC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、カルボキシメチルセルロース(CMC)などの、セルロース誘導体、j)アカシア(アラビアゴム)、寒天及びアガロース、ヘパリン、グアーゴム、キサンタンゴムなどの、多糖類、並びにk)卵白、コラーゲン、グルテンなどの、タンパク質が挙げられる。
典型的な粘弾性成分110構造について、ポリアクリルアミド(PAM)は、「n」を整数として、アクリルアミドサブユニットから形成されるアクリラートポリマ(−CH2CHCONH2−)nである。ポリビニルアルコール(PVA)は、「m」を整数として、ビニルアルコールサブユニットから形成されるポリマ(−CH2CHOH−)mである。ポリアクリル酸(PAA)は、「o」を整数として、アクリル酸サブユニットから形成されるポリマ(−CH2=CH−COOH−)oである。粘弾性材料中の高分子量の粘弾性成分110は、水溶液中において可溶性である、又は水溶液中に軟質ゲルを形成できるように高吸水性である。粘弾性成分110は、洗浄溶液中に溶解することができる、洗浄溶液中に完全に分散することができる、洗浄溶液中に液滴を形成する(乳化する)ことができる、又は洗浄溶液中に塊を形成することができる。
一実施形態では、粘弾性材料の分子量は、100,000g/モルを上回る。別の一実施形態では、粘弾性材料の分子量は、約0.1Mg/モルから約100Mg/モルまでの範囲内である。別の実施形態では、粘弾性化合物の分子量は、約1Mg/モルから約20Mg/モルまでの範囲内である。更に別の実施形態では、粘弾性化合物の分子量は、約15Mg/モルから約20Mg/モルまでの範囲内である。
一実施形態では、洗浄材料100中における粘弾性成分110の重量パーセントは、約0.001%から約20%までの範囲内である。別の実施形態では、洗浄材料100中における粘弾性成分110の重量パーセントは、約0.001%から約10%までの範囲内である。別の実施形態では、洗浄材料100中における粘弾性成分110の重量パーセントは、約0.01%から約10%までの範囲内である。更に別の実施形態では、洗浄材料100中における粘弾性成分110の重量パーセントは、約0.05%から約5%までの範囲内である。
或いは、粘弾性成分110は、2つ又は3つ以上のモノマ種から得られるコポリマであってよい。例えば、コポリマ分子は、90%のアクリルアミド(AM)と、10%のアクリル酸(AA)とを含むことができる。また、粘弾性成分110は、2種類又は3種類以上のポリマの混合であってよい。例えば、粘弾性成分110は、90%のPAMと10%のPAAのように2種類のポリマを溶媒中で混合することによって作ることができる。
図1A〜1Cの典型的な実施形態では、粘弾性成分110は、洗浄溶液105中に一様に溶解される。洗浄溶液105の基礎液体、すなわち溶媒は、テレピン油などの非極性液体、又は水(H2O)などの極性液体であってよい。溶媒のその他の例には、イソプロピルアルコール(IPA)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、及びジメチルホルムアミド(DMF)がある。一実施形態では、溶媒は、2種類又は3種類以上の液体の混合である。PAM、PAA、又はPVAのように極性を有する粘弾性成分110の場合は、洗浄溶液105に適した溶媒は、水(H2O)などの極性液体である。
別の実施形態では、洗浄溶液105は、洗浄材料100を改質するために、水などの溶媒以外の化合物を含む。例えば、洗浄溶液105は、洗浄溶液105の及び対応する洗浄材料100の水素指数(pH)値を調整するために、緩衝剤を含むことができ、この緩衝剤は、弱酸又は弱塩基であってよい。弱酸の一例は、クエン酸である。弱塩基の一例は、アンモニウム(NH4OH)である。洗浄材料100のpH値は、約1から約12までの間である。一実施形態において、(銅及び金属間誘電体の蒸着前の)フロントエンド用途の場合は、洗浄材料100は、pH値が約7から約12までの範囲内の塩基性である。別の実施形態では、フロントエンド用途の場合のpH値は、約8から約11までの範囲内である。更に別の実施形態では、フロントエンド用途の場合のpH値は、約8から約10までの範囲内である。
一実施形態において、(銅及び金属間誘電体の蒸着後の)バックエンド処理の場合は、洗浄溶液は、弱塩基性、中性、又は酸性であってよい。一実施形態では、バックエンド用途の場合のpH値は、約1から約7までの範囲内である。別の実施形態では、バックエンド用途の場合のpH値は、約1から約5までの範囲内である。更に別の実施形態では、バックエンド用途の場合のpH値は、約1から約2までの範囲内である。
一実施形態では、洗浄溶液は、洗浄溶液105中における粘弾性成分110の分散を助けるために、ドデシル硫酸アンモニウム(ADS)又はドデシル硫酸ナトリウム(SDS)などの表面活性剤を含む。一実施形態では、表面活性剤は、基板表面上における洗浄材料100の湿潤化も助ける。基板表面上における洗浄材料100の湿潤化は、洗浄材料100が基板表面及びその上の汚染物質粒子に密接することを可能にする。湿潤化は、また、洗浄効率を向上させる。また、表面の湿潤化、基板の洗浄、すすぎ、及びその他の関連の性質を向上させるために、その他の添加物を追加することもできる。
一実施形態では、洗浄溶液105は、緩衝溶液として調合される。例えば、洗浄溶液105は、0.44wt%(重量パーセント)のNH4OHと0.4wt%のクエン酸のように、塩基性の緩衝剤と酸性の緩衝剤とを含む緩衝アンモニウム溶液(BAS)であってよい。更に、BASなどの緩衝洗浄溶液は、洗浄溶液105中における粘弾性成分110の懸濁及び分散を助けるために、1wt%のADS又はSDSなどの幾らかの量の表面活性剤を含むことができる。1wt%のADS又はSDS、0.44wt%のNH3、及び0.4wt%のクエン酸を含む洗浄溶液105は、本明細書では、溶液「S100」として言及される。溶液「S100」及びBASは、ともに、約10のpH値を有する。
図1Dは、本発明の一実施形態にしたがった、洗浄溶液105’中に乳化されたゲル状粘弾性成分の滴140を伴う液状洗浄材料100’を示している。洗浄溶液105’は、分離された小さな粘弾性成分106も含むことができる。洗浄溶液105’全体にゲル状粘弾性成分の滴140が一様に分散することを助けるために、ADS又はSDSなどの表面活性剤が追加されてよい。図1Dの典型的な実施形態では、洗浄溶液105’と、ゲル状粘弾性成分の滴140との間に、境界141が生じる。ゲル状粘弾性成分の滴140は、軟質であり、基板表面上のデバイス特徴の周りで変形する。ゲル状粘弾性成分の滴140は、デバイス特徴の周りで変形するので、デバイス特徴に損傷力を及ぼさない。一実施形態では、ゲル状粘弾性成分の滴140の直径は、約0.1μm(マイクロメータ)から約100μmまでの範囲内である。
図1Eは、本発明の一実施形態にしたがった、洗浄溶液105”中に溶解されて洗浄溶液105”内で明確な境界を有さないゲル状粘弾性成分の塊150を形成した粘弾性材料を伴う液状洗浄材料100”を示している。洗浄溶液105”は、分離された小さな粘弾性成分106も含むことができる。ゲル状粘弾性成分の塊150は、軟質であり、基板表面上のデバイス特徴の周りで変形し、デバイス特徴に損傷力を及ぼさない。一実施形態では、粘弾性成分の塊150の直径は、約0.1μmから約100μmまでの範囲内である。
上記の洗浄材料100、100’、及び100”は、全て、液相である。更に別の実施形態では、洗浄材料100、100’、及び100”は、N2などのガス、不活性ガス、又は空気などのガス混合の追加によって撹拌して泡状にすることができる。図1Fは、本発明の一実施形態にしたがった、洗浄溶液105内に分散された気泡160を有する洗浄材料100*を示している。この洗浄材料は、粘弾性成分の鎖110、粘弾性成分の滴140、又は粘弾性成分の塊150、又はそれらの組み合わせを含むことができる。洗浄材料100*は、気相部分及び液相部分の両方を含むことが認識されるべきである。
図1A〜1Cに示されるように、高分子量の粘弾性成分110の長い鎖は、網目を形成し、該網目は、粘弾性成分の架橋を含むことも含まないこともある。図1Cに示されるように、粘弾性成分110は、基板表面上の(汚染物質粒子120I及び120IIなどの)汚染物質粒子に接触し、それらの汚染物質粒子を取り込む。基板表面からの汚染物質粒子の除去に際して、汚染物質粒子は、粘弾性成分110の網目によって洗浄材料100中に懸濁される。例えば、図1Cは、それぞれ粘弾性成分の鎖111I、111IIへの付着によって洗浄材料100中に懸濁された汚染物質粒子120III、120IVを示している。汚染物質粒子は、どれも、粘弾性成分の網目内の複数の粘弾性成分の鎖に付着できることが理解されるべきである。
上記のように、基板上の汚染物質粒子は、洗浄材料100の粘弾性成分の鎖/網目に取り込まれる。洗浄材料100に取り込まれた汚染物質粒子は、すすぎによって基板から洗浄材料100が除去されるときに、基板から除去される。具体的には、洗浄材料100及びその中に取り込まれた汚染物質を除去するために、基板にすすぎ流体が適用される。すすぎ流体材料は、洗浄材料100及び洗浄対象とされる基板と化学的に適合性であることが望ましい。一実施形態では、すすぎ流体は、脱イオン水(DIW)である。しかしながら、その他の実施形態では、すすぎ流体は、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセテート(DMAC)、DIWと容易に混合可能な極性溶媒、噴霧化極性溶媒などの噴霧化液体(例えばDIW)などの、液体状態にある多くの異なる材料の1つ、又はこれらの任意の組み合わせであってよい。上記のすすぎ流体材料は、例として挙げられたものであり、全てのすすぎ流体材料を表すものではないことが理解されるべきである。
図2Aは、本発明の一実施形態にしたがった、基板から汚染物質を洗浄するためのシステムを示している。システムは、囲い壁201によって画定されたチャンバ200を含む。チャンバ200は、入力モジュール219と、処理モジュール221と、出力モジュール223とを含む。基板キャリア203及び対応する駆動装置は、矢印207によって示されるような、入力モジュール219から処理モジュール221を経て出力モジュール123に至る基板202の直線移動を提供するように構成される。駆動レール205A及び誘導レール205Bは、基板202が駆動レール205A及び誘導レール205Bによって画定された直線状の経路に沿って実質的に水平な向きに維持されるように、基板キャリア203の制御された直線移動を提供するように構成される。
入力モジュール219は、基板202がチャンバ200に挿入されるときに基板202を基板ハンドリング機器によって通らせることができるドアアセンブリ213を含む。入力モジュール219は、また、入力モジュール219内においてその上に基板キャリア203が中心合わせされたときに基板キャリア203の開口領域を通って垂直に移動するように構成された基板リフタ209を含む。基板リフタ209は、基板202がドアアセンブリ213を通ってチャンバ200に挿入されたときに基板202を受け取るために上昇することができる。基板リフタ209は、次いで、基板202を基板キャリア203上に配して基板キャリア203の直線状の進行経路を空けるために下降することができる。
処理モジュール221は、基板202を上に置かれた基板キャリア203が下を移動するのに伴って基板202を処理するように配された幾つかの処理ヘッド217A〜217Cを含む。処理モジュール221は、また、基板キャリア203が処理モジュール221を通って移動するのに伴って基板202の底面を処理するように構成され且つ位置決めされるように基板キャリア203の直線状の進行経路の下方に配された追加の下側処理ヘッドも含むことができる。以下で更に詳しく論じられるように、本発明に関連して、処理ヘッド217A及び217Bは、基板202の上面に対して多段階の洗浄材料の適用を実施するように構成される。加えて、一実施形態では、処理ヘッド217Cは、処理ヘッド271A及び217Bによって多段階の洗浄プロセスが実施された後に基板202の上面に対して乾燥プロセスを実施するように構成される。
基板キャリア203は、処理モジュール221を通って移動すると、出力モジュール215に到着する。出力モジュール215は、出力モジュール211内において基板キャリア203がその上に中心合わせされたときに基板キャリア203の開口領域を通って垂直に移動するように構成された基板リフタ211を含む。基板リフタ211は、基板202を基板キャリア203からチャンバ200からの回収のための位置へ持ち上げるために上昇することができる。出力モジュール211は、また、基板202がチャンバ200から回収されるときに基板202を基板ハンドリング機器によって通らせることができるドアアセンブリ215を含む。基板202が基板リフタ211から回収されたら、基板リフタ211は、基板キャリア203の直線状の進行経路を空けるために下降することができる。次いで、基板キャリア203は、次の処理対象基板を取得するために入力モジュール219に戻ることができる。
図2Bは、本発明の一実施形態にしたがった、処理ヘッド217Aの下に且つ下側処理ヘッド218Aの上方に位置付けられた基板キャリア203を伴うチャンバ200の縦断面図を示している。処理ヘッド217Aは、処理ヘッド217Aの垂直位置が駆動レール205Aの垂直位置及び誘導レール205Bの垂直位置の両方に対して間欠送りされ、それによって、それらのレール上に保持された基板キャリア203及び基板202の垂直位置に対して間欠送りされるように、駆動レール205A及び誘導レール205Bの両方に搭載される。
処理ヘッド217Aは、基板キャリア203上に存在する基板202の上面を処理流体231に曝すように構成される。一部の実施形態では、処理ヘッド217Aは、基板202が処理ヘッド217Aの下を横断するのに伴って基板202の上面に処理流体231のメニスカスを吐出するように構成される。同様に、下側処理ヘッド218Aは、基板キャリア203上に存在する基板202の底面を処理流体233に曝すように構成される。やはり、一部の実施形態では、処理ヘッド218Aは、基板202が処理ヘッド218Aの下を横断するのに伴って基板202の底面に処理流体233のメニスカスを吐出するように構成される。各種の実施形態において、処理モジュール221内の各処理ヘッド(例えば処理ヘッド217A及び217B)は、基板202に対して1つ又は複数の基板処理工程を実施するように構成することができる。加えて、一実施形態では、処理モジュール221内の処理ヘッドは、基板キャリア203が上側/下側処理ヘッドの下/上を1回通過すれば基板202の上面/底面の全体が処理されるように、基板202の全直径にわたるように構成される。
本発明は、基板202の上面に対する多段階の洗浄材料100の適用を含む。図2Cは、本発明の一実施形態にしたがった、基板202の上面に対して多段階の洗浄材料100の適用を提供するように位置決めされた2つの処理ヘッド217A及び217Bを示している。この典型的な実施形態は、2つの処理ヘッド217A及び217Bを用いているが、その他の実施形態では、基板202の上面に対する/上面からの洗浄材料100の連続的な適用/除去を提供するために、3つ以上の処理ヘッドが用いられてもよいことが理解されるべきである。
基板202は、矢印251によって示される方向に、処理ヘッド217A及び217Bの下で移動される。第1の処理ヘッド217Aは、洗浄材料100を通らせて基板202上面に適用させるためのチャネル253Aを含む。この実施形態では、基板202上面は、第1の処理ヘッド217Aの下の領域に入るときに、実質的に乾燥している。したがって、第1の処理ヘッド217Aは、実質的に乾燥した基板202上面に洗浄材料100を適用する。第1の処理ヘッド217Aは、更に、すすぎ流体供給チャネル255Aを通じて脱イオン水(DIW)などのすすぎ流体を供給し、真空チャネル257Aを通じてすすぎ流体及び洗浄材料100を除去するように構成される。真空チャネル257Aを通じて提供される吸引は、第1の処理ヘッド217Aの下に、実質的に閉じ込められた流体メニスカスを維持するように制御される。しかしながら、真空チャネル257Aを通じて提供される吸引は、基板202上面上に、残留すすぎ流体の薄膜を残らせるようにも制御される。したがって、基板202上面は、第1の処理ヘッド217Aの下から現れ出るときに湿っている。
一実施形態では、第1の処理ヘッド217Aの下を基板202が横断した後に基板202上面上に残される残留すすぎ流体の薄膜の厚さは、約0.01ミリメートル(mm)から約5mmまでの範囲内に制御される。別の実施形態では、第1の処理ヘッド217Aの下を基板202が横断した後に基板202上面上に残される残留すすぎ流体の薄膜の厚さは、約0.05mmから約2mmまでの範囲内に制御される。更に別の実施形態では、第1の処理ヘッド217Aの下を基板202が横断した後に基板202上面上に残される残留すすぎ流体の薄膜の厚さは、約0.1mmから約1mmまでの範囲内に制御される。一実施形態では、第1の処理ヘッド217Aの下を基板202が横断した後に基板202上面上に残される残留すすぎ流体の薄膜の平均厚さは、約0.3mmである。しかしながら、この平均厚さは、基板202の湾曲、第1の処理ヘッド217Aの湾曲、並びに基板キャリア203及びそれに関連した構成要素の幾何学的特性ゆえに、約0.1mmから約1mmまでの範囲内で変化しえる。
一実施形態では、すすぎ流体は、基板202の上面から洗浄材料100を実質的に完全に除去するように十分な大きさの流量及び力で第1の処理ヘッド217Aを通じて適用される。したがって、この実施形態では、第1の処理ヘッド217Aの下から現れ出るときに基板202の湿った上面上に残っている流体は、主に、すすぎ流体で構成され、考えられる洗浄材料100の残余は僅かである。
第1の処理ヘッド217Aの下を横断した後、基板202は、第2の処理ヘッド217Bに向かって進み続けて第2の処理ヘッド217Bの下を通過する。一実施形態では、第2の処理ヘッド217Bは、第1の処理ヘッド217Aと構造的に同じである。したがって、第2の処理ヘッド217Bは、基板202の湿った上面にそこから洗浄材料100を適用させるためのチャネル253Bを含む。第2の処理ヘッド217Bは、更に、すすぎ流体供給チャネル255Bを通じて脱イオン水(DIW)などのすすぎ流体を供給し、真空チャネル257Bを通じてすすぎ流体及び洗浄材料100を除去するように構成される。
真空チャネル257Bを通じて提供される吸引は、第2の処理ヘッド217Bの下に、実質的に閉じ込められた流体メニスカスを維持するように制御される。一実施形態では、真空チャネル257Bを通じて提供される吸引は、基板202の上面から洗浄材料100及びすすぎ流体の両方を実質的に完全なやり方で除去するようにも制御される。別の実施形態では、真空チャネル257Bによって提供される吸引は、基板202の上面が基板202上にすすぎ流体を残留させた状態で第2の処理ヘッド217Bの下から現れ出ることを可能にしてよい。この実施形態では、基板202の上面を乾燥させるために、図2Aの処理ヘッド217Cのような第3の処理ヘッドが用意されてよい。
図2A〜2Dに示されるように、第1及び第2の処理ヘッド217A及び217Bを間近に連続して配置することに関連する予期せぬ結果は、境界領域261において湿った基板202に洗浄材料100が適用されるときの粒子除去効率(PRE)が、乾燥した基板202に洗浄材料100が適用され、引き続きすすがれたときに達成されるPREに匹敵することが発見されたことである。例えば、境界261では、洗浄材料100が希釈される可能性があるにもかかわらず、境界261における湿った基板202への洗浄材料100の適用は、尚も、思いのほか高いPREを提供する。これは、洗浄材料100の堆積/すすぎのための217A及び217Bなどの複数の処理ヘッドを、それらの処理ヘッドの下を通過する間に基板202を乾燥させる必要なく間近に連続して配置することを可能にするので、この発見は、重要だとみなされる。なお、洗浄材料100の塗布/すすぎのための連続する各処理ヘッドの間に、乾燥のための処理ヘッドを配置することは、システムの費用を増大させるとともに、システムのスループット率を低下させる可能性があることが認識されるべきである。
一実施形態では、第2の処理ヘッド217B(又は(1つ若しくは2つ以上の)更なる後続の処理ヘッド)によって吐出される洗浄材料100は、第1の処理ヘッド217Aの下を基板202が横断した後に基板202上面上に残された残留すすぎ流体の薄膜を押しのける。この押しのけのメカニズムは、洗浄材料100の粘性が残留すすぎ流体と比べて高いこと、及び洗浄材料100の粘弾性の性質によって提供される。
上で言及された押しのけのプロセスは、以下のように発生することができる。第2の処理ヘッド217Bは、高粘性(固体様)流体、すなわち洗浄材料100からなる垂直な「カーテン」又は「壁」を提供する。基板202が第2の処理ヘッド217Bに近づくのに伴って、残留すすぎ膜は、第2の処理ヘッド217Bによって吐出される高粘性流体の垂直カーテンからの高粘性抵抗を受ける。基板202上に残る代わりに、残留すすぎ流体は、第2の処理ヘッド217Bによって吐出される高粘性流体の垂直カーテンに出会って集められる、すなわち滞る。
集められた残留すすぎ流体は、最終的に、1)基板キャリア203及びその上の基板202が第2の処理ヘッド217Bの下を通過するときの、基板202横断経路の下に位置決めされた下側処理ヘッドへ向かう流れ、及び/又は、2)基板202周縁と基板キャリア203との間の隙間を通る、基板202横断経路の下に位置決めされた下側処理ヘッドに向かう流れの組み合わせを通じて、基板202上面から立ち退かされる。洗浄材料100は、残留すすぎ流体と容易に混ざり合わないので、洗浄材料100の粘弾性の性質も、洗浄材料100のカーテンによって残留すすぎ流体に及ぼされる抵抗及び押しのけに寄与する。
しかしながら、第2の処理ヘッド217Bから吐出される洗浄材料100と、洗浄材料100のカーテンに出会う残留すすぎ流体との間には、少量の混合がありえることが理解されるべきである。また、基板202が第2の処理ヘッド217Bの下を横断するのに伴って洗浄材料100とすすぎ流体との間に可能な相互作用時間よりも大幅に長い期間にわたり、洗浄材料100と残留すすぎ流体との間には、対応する洗浄材料100の希釈を伴う大量の混合が発生することが理解されるべきである。したがって、洗浄材料100と残留すすぎ流体との間には、少量の混合が生じえるものの、残留すすぎ流体よりも高い洗浄材料100の粘性は、洗浄材料100による残留すすぎ流体の押しのけを、優勢な相互作用効果にする。図2Dは、本発明の一実施形態にしたがった、第1及び第2の処理ヘッド217A及び217Bの下を基板202が通過するのに伴って基板202の底面をすすぐように配された第1及び第2の下側処理ヘッド218A及び218Bを示している。第1及び第2の各下側処理ヘッド218A及び218Bは、チャネル271A/271Bを通して基板202の底面に向かってすすぎ流体を流すように構成される。また、第1及び第2の各下側処理ヘッド218A及び218Bは、基板202の底面からすすぎ流体を除去するための真空チャネル273A/273Bを含むように構成される。
一実施形態では、チャネル271A/271Bを通るすすぎ流体の流量、及び真空チャネル273A/273Bを通じて提供される吸引は、第1及び第2の各下側処理ヘッド218A及び218Bと基板202の底面との間にそれぞれのすすぎ流体メニスカスが維持されるように制御される。加えて、基板202を挟んで第1及び第2の各処理ヘッド217A及び217Bと反対側からの基板202の底面に対するすすぎ流体の適用は、第1及び第2の処理ヘッド217A及び217Bによって基板202の上面に及ぼされる力に抵抗して裏側から支持する力を基板202の底部に提供することが認識されるべきである。
上側の第1及び第2の処理ヘッド217A及び217Bは、各処理ヘッド217A/217Bが基板202全体に実質的に一様に洗浄材料100を吐出し、引き続き基板202を実質的に一様にすすぐように構成される限り、多くの異なる形に構成することができる。図2Eは、本発明の典型的な一実施形態にしたがった、処理ヘッド217A/217Bの略底面図を示している。洗浄材料100を通らせて吐出させるためのチャネル253A/253Bは、少なくとも基板202の直径に等しい距離にわたるように構成される。すすぎ流体を通らせて吐出させるためのチャネル255A/255Bは、真空を適用するための環状チャネル257A/257Bによって取り囲まれるように形成される。したがって、すすぎ流体は、少なくとも基板202の直径に等しい距離をカバーする有効すすぎ面積を提供するために、チャネル255A/255Bから基板202表面を経て環状真空チャネル257A/257Bに入るように流れる。
図3は、本発明の一実施形態にしたがった、基板を洗浄するための方法のフローチャートを示している。方法は、基板の表面に対して1回目の洗浄材料の適用を実施するための工程301を含む。工程301において適用される洗浄材料は、基板の表面上に存在する汚染物質を取り込むための1つ又は2つ以上の粘弾性材料を含む。一実施形態では、工程301において適用される洗浄材料は、上述された洗浄材料100に相当する。したがって、一実施形態において、この方法で使用される洗浄材料は、ポリアクリルアミドを溶解された極性溶媒として形成される。
方法は、また、基板の表面から洗浄材料をすすぐために基板の表面に対して1回目のすすぎ流体の適用を実施するための工程303も含む。工程303におけるすすぎ流体の適用は、基板の表面上にすすぎ流体の残留薄膜を残らせるようにも実施される。各種の実施形態において、この方法で使用されるすすぎ流体は、脱イオン水、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセテート、極性溶媒、噴霧化極性溶媒、又はこれらの組み合わせのいずれかとして形成される。工程303における1回目のすすぎ流体の適用は、工程301における1回目の洗浄材料の適用のすぐ後に続いて実施される。
方法は、基板の表面に対して2回目の洗浄材料の適用を実施するための工程305に続く。工程305は、すすぎ流体の残留薄膜を上に有する基板の表面に対して2回目の洗浄材料の適用がなされるように実施されることが理解されるべきである。このように、2回目の洗浄材料の適用は、基板上に存在するすすぎ流体の残留薄膜に接触されるようになされる。
方法は、更に、基板の表面から洗浄材料をすすぐために基板の表面に対して2回目のすすぎ流体の適用を実施するための工程307を含む。工程307における2回目のすすぎ流体の適用は、工程305における2回目の洗浄材料の適用のすぐ後に続いて実施される。
一実施形態では、図3の方法は、工程301の1回目の洗浄材料の適用及び工程303の1回目のすすぎ流体の適用の両方を実施するように第1の処理ヘッドを動作させることを含む。また、この実施形態では、第2の処理ヘッドは、工程305の2回目の洗浄材料の適用及び工程307の2回目のすすぎ流体の適用の両方を実施するように動作される。更に、この実施形態では、基板は、第1及び第2の処理ヘッドの下で連続して移動される。加えて、この実施形態の工程303では、第1の処理ヘッドによる真空は、基板の表面上にすすぎ流体の残留薄膜を制御厚さで残らせるように制御される。
図4は、本発明の別の一実施形態にしたがった、基板を洗浄するための方法のフローチャートを示している。方法は、洗浄対象とされる基板を第1の処理ヘッドの下で移動させるための工程401を含む。工程403では、第1の処理ヘッドは、基板が第1の処理ヘッドの下で移動されるのに伴って基板の上に洗浄材料を吐出すように動作される。洗浄材料は、基板上に存在する汚染物質を取り込むための1つ又は2つ以上の粘弾性材料を含む。この方法の洗浄材料は、上述された洗浄材料100に相当する。したがって、この方法の洗浄材料は、基板の表面上に存在する汚染物質を取り込むための1つ又は2つ以上の粘弾性材料を含む。一実施形態において、この方法で使用される洗浄材料は、ポリアクリルアミドを溶解された極性溶媒として形成される。
方法は、基板上に洗浄材料を吐出することに続いて基板をすすぐように第1の処理ヘッドが動作される工程405に進む。工程405は、基板が第1の処理ヘッドの下から現れ出るのに伴って基板上にすすぎ流体の残留薄膜が残されるように実施される。一実施形態では、第1の処理ヘッドによる真空は、基板上にすすぎ流体の残留薄膜を制御厚さで残らせるように制御される。この方法の各種の実施形態において、すすぎ流体は、脱イオン水、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセテート、極性溶媒、及び噴霧化極性溶媒の1つ又は2つ以上として形成される。
工程407では、すすぎ流体の残留薄膜を上に有する基板が第2の処理ヘッドの下で移動される。工程409にしたがって、第2の処理ヘッドは、基板上に存在するすすぎ流体の残留薄膜に洗浄材料が接触するように基板の上に洗浄材料を吐出するように動作される。次いで、工程411において、第2の処理ヘッドは、第2の処理ヘッドによって基板上に洗浄材料を吐出することに続いて基板をすすぐように動作される。
一実施形態では、第1及び第2の各処理ヘッドは、基板がその直径の弦の方向に移動される間に、その直径の弦に垂直に伸びる吐出線に沿って基板全域に洗浄材料を吐出するように動作される。加えて、基板の上面は、基板が第1及び第2の処理ヘッドの下で移動される間、実質的に水平な向きに維持される。第1及び第2の処理ヘッドは、第1及び第2の処理ヘッドと基板の上面との間にすすぎ流体の制御メニスカスをそれぞれ確立するために、基板の上面に十分に接近して維持される。更に、一実施形態では、方法は、基板を第3の処理ヘッドの下で移動させるとともにその第3の処理ヘッドを基板を乾燥させるように動作させるための工程も含むことができる。
本発明は、幾つかの実施形態の観点から説明されてきたが、当業者ならば、先の明細書を読むこと及び図面を検討することによって、各種の代替、追加、置き換え、及び均等物を認識できることがわかる。したがって、本発明は、本発明の真の趣旨及び範囲に含まれるものとして、このようなあらゆる代替、追加、置き換え、及び均等物を含むことを意図される。

Claims (20)

  1. 基板を洗浄するための方法であって、
    基板の表面に対して1回目の洗浄材料の適用を実施する工程であって、前記洗浄材料は、前記基板の前記表面上に存在する汚染物質を取り込むための1つ又は2つ以上の粘弾性材料を含む、工程と、
    前記基板の前記表面から前記洗浄材料をすすぐために及び前記基板の前記表面上に前記すすぎ流体の残留薄膜を残らせるように前記基板の前記表面に対して1回目のすすぎ流体の適用を実施する工程と、
    前記すすぎ流体の残留薄膜を上に有する前記基板の前記表面に対して2回目の洗浄材料の適用を実施する工程と、
    前記基板の前記表面から前記洗浄材料をすすぐために前記基板の前記表面に対して2回目のすすぎ流体の適用を実施する工程と、
    を備える方法。
  2. 請求項1に記載の基板を洗浄するための方法であって、
    前記洗浄材料は、ポリアクリルアミドを溶解された極性溶媒として形成される、方法。
  3. 請求項1に記載の基板を洗浄するための方法であって、
    前記すすぎ流体は、脱イオン水として形成される、方法。
  4. 請求項1に記載の基板を洗浄するための方法であって、
    前記すすぎ流体は、脱イオン水、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセテート、極性溶媒、及び、噴霧化極性溶媒のうちの1つ又は2つ以上として形成される、方法。
  5. 請求項1に記載の基板を洗浄するための方法であって、
    前記1回目のすすぎ流体の適用は、前記1回目の洗浄材料の適用のすぐ後に続いて実施され、前記2回目のすすぎ流体の適用は、前記2回目の洗浄材料の適用のすぐ後に続いて実施される、方法。
  6. 請求項1に記載の基板を洗浄するための方法であって、更に、
    前記1回目の洗浄材料の適用及び前記1回目のすすぎ流体の適用の両方を実施するように第1の処理ヘッドを動作させる工程と、
    前記2回目の洗浄材料の適用及び前記2回目のすすぎ流体の適用の両方を実施するように第2の処理ヘッドを動作させる工程と、
    前記基板を前記第1及び第2の処理ヘッドの下に連続して移動させる工程と、
    を備える方法。
  7. 請求項6に記載の基板を洗浄するための方法であって、更に、
    前記基板の前記表面上に前記すすぎ流体の残留薄膜を制御された厚さで残らせるように前記第1の処理ヘッドによる真空を制御する工程を備える方法。
  8. 基板を洗浄するための方法であって、
    洗浄対象とされる基板を第1の処理ヘッドの下で移動させる工程と、
    前記基板が前記第1の処理ヘッドの下で移動されるのに伴って前記基板の上に洗浄材料を吐出するように前記第1の処理ヘッドを動作させる工程であって、前記洗浄材料は、前記基板上に存在する汚染物質を取り込むための1つ又は2つ以上の粘弾性材料を含む、工程と、
    前記基板が前記第1の処理ヘッドの下から現れ出るのに伴って前記基板上に前記すすぎ流体の残留薄膜を残らせるために、前記基板上に前記洗浄材料を吐出する工程に続いて前記基板をすすぐように前記第1の処理ヘッドを動作させる工程と、
    前記すすぎ流体の残留薄膜を上に有する前記基板を第2の処理ヘッドの下で移動させる工程と、
    前記基板上に存在する前記すすぎ流体の残留薄膜に前記洗浄材料が接触するように前記基板の上に前記洗浄材料を吐出するように前記第2の処理ヘッドを動作させる工程と、
    前記第2の処理ヘッドによって前記基板上に前記洗浄材料を吐出することに続いて前記基板をすすぐように前記第2の処理ヘッドを動作させる工程と、
    を備える方法。
  9. 請求項8に記載の基板を洗浄するための方法であって、
    前記洗浄材料は、ポリアクリルアミドを溶解された極性溶媒であり、前記すすぎ流体は、脱イオン水である、方法。
  10. 請求項8に記載の基板を洗浄するための方法であって、
    前記すすぎ流体は、脱イオン水、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセテート、極性溶媒、及び、噴霧化極性溶媒のうちの1つ又は2つ以上として形成される、方法。
  11. 請求項8に記載の基板を洗浄するための方法であって、
    前記第1及び第2の各処理ヘッドは、前記基板がその直径の弦の方向に移動される間に、前記直径の弦に垂直に伸びる吐出線にわたって前記基板全域に前記洗浄材料を吐出するように動作される、方法。
  12. 請求項8に記載の基板を洗浄するための方法であって、
    前記基板の上面は、前記基板が前記第1及び第2の処理ヘッドの下で移動される間、実質的に水平な向きに維持され、前記第1及び第2の処理ヘッドは、前記第1及び第2の処理ヘッドと前記基板の前記上面との間に前記すすぎ流体の制御されたメニスカスをそれぞれ確立するために、前記基板の前記上面に十分に接近して維持される、方法。
  13. 請求項8に記載の基板を洗浄するための方法であって、更に、
    前記基板上に前記すすぎ流体の残留薄膜を制御された厚さで残らせるように前記第1の処理ヘッドによる真空を制御する工程を備える方法。
  14. 請求項8に記載の基板を洗浄するための方法であって、更に、
    前記基板を第3の処理ヘッドの下で移動させる工程と、
    前記基板を乾燥させるように前記第3の処理ヘッドを動作させる工程と、
    を備える方法。
  15. 基板を洗浄するための装置であって、
    基板を実質的に水平な向きに維持しつつ前記基板を実質的に直線状の経路で移動させるように構成された基板キャリアと、
    前記基板の前記経路の上方に位置決めされた第1の処理ヘッドであって、前記基板の上に洗浄材料を吐出し、前記基板上にすすぎ流体を吐出し、前記基板上に前記すすぎ流体の残留薄膜を残らせるように前記基板から前記すすぎ流体及び洗浄材料を除去するように構成された第1の処理ヘッドと、
    前記基板の前記経路の上方に且つ前記基板キャリアの進行方向に対して前記第1の処理ヘッドよりも後ろに位置決めされた第2の処理ヘッドであって、前記基板上に存在する前記すすぎ流体の残留薄膜に洗浄材料が接触されるように前記基板の上に前記洗浄材料を吐出し、前記基板上にすすぎ流体を吐出し、前記基板から前記すすぎ流体及び洗浄材料を除去するように構成された第2の処理ヘッドと、
    を備え、前記洗浄材料は、前記基板上に存在する汚染物質を取り込むための1つ又は2つ以上の粘弾性材料を含む、装置。
  16. 請求項15に記載の基板を洗浄するための装置であって、
    前記第1及び第2の各処理ヘッドは、前記基板キャリアが前記基板を移動させるように構成された直線状の経路に垂直に伸びる吐出線にわたって前記基板全域に前記洗浄材料を吐出するように位置決めされる、装置。
  17. 請求項15に記載の基板を洗浄するための装置であって、
    前記基板キャリアの前記直線状の経路は、前記基板の上面が実質的に水平で且つ前記第1及び第2の各処理ヘッドの下面に平行であるように構成され、前記第1及び第2の処理ヘッドは、前記第1及び第2の各処理ヘッドと前記基板の前記上面との間に前記すすぎ流体の制御されたメニスカスがそれぞれ確立されるように、前記基板キャリアの前記直線状の経路に十分に接近して位置決めされる、装置。
  18. 請求項15に記載の基板を洗浄するための装置であって、
    前記第1の処理ヘッドは、前記基板から前記すすぎ流体及び洗浄材料を除去するための制御可能な真空を含み、前記制御可能な真空は、前記第1の処理ヘッドによって前記基板上に残される前記すすぎ流体の残留薄膜の厚さの制御を可能にするように形成される、装置。
  19. 請求項15に記載の基板を洗浄するための装置であって、
    前記洗浄材料は、ポリアクリルアミドを溶解された極性溶媒として形成され、前記すすぎ流体は、脱イオン水である、装置。
  20. 請求項15に記載の基板を洗浄するための装置であって、更に、
    前記基板の前記経路の上方に且つ前記基板キャリアの進行方向に対して前記第2の処理ヘッドよりも後ろに位置決めされた第3の処理ヘッドであって、前記基板を乾燥させるように構成された第3のヘッドを備える装置。
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