JP2012526493A - 発振器におけるフリッカー雑音消去 - Google Patents

発振器におけるフリッカー雑音消去 Download PDF

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Abstract

発振器について説明する。発振器は第1のキャパシタを含む。発振器は第2のキャパシタをも含む。発振器は第1の電流源をさらに含む。発振器は第2の電流源をも含む。発振器は、第1の入力と第2の入力とを有する比較器をさらに含む。発振器は基準ノードをも含む。発振器は、第1の時間期間中に第1の電流源を第1のキャパシタに選択的に接続することと、第2の電流源を基準ノードに選択的に接続することとを行うように構成されたコントローラをさらに含む。

Description

本開示は、一般にワイヤレス通信システムに関する。より詳細には、本開示は、発振器におけるフリッカー雑音消去のためのシステム及び方法に関する。
ワイヤレス通信機器は、消費者のニーズを満たし、携帯性と利便性とを高めるために、より小さく、より強力になった。消費者は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータなどのワイヤレス通信機器に依存するようになった。消費者は、信頼できるサービス、カバレージエリアの拡大、及び機能の増加を期待するようになった。
ワイヤレス通信機器において電力を節約する一般的な方法は、ワイヤレス通信機器が使用されていないときに、電子機器を低消費電力状態(例えば、「スリープモード」)にすることである。ワイヤレス通信機器がスリープモードにあるとき、スリープクロックを使用して、時間を追跡し、ワイヤレス通信機器が「起動する」ときをスケジュールすることができる。
クロックは、従来、低周波水晶発振器など、共振器ベースの発振器(例えば、一般に腕時計に見られる32キロヘルツ(kHz)発振器)を含む。しかしながら、水晶発振器は、そのサイズ及びコストのために、大量生産されるマイクロシステムに適していない。スリープモードでは、共振器ベースの発振器の代わりに、緩和発振器が使用され得る。しかしながら、緩和発振器など、非共振器ベースの発振器は、同じレベルの消費電力に対して、共振器ベースの発振器によって示されるジッタよりも高いジッタを示し得る。ジッタは、クロック信号期間対時間の時間変動である。ジッタは、様々な雑音源によって生じることがある。
回路のジッタは、回路の熱雑音によるジッタと、回路のフリッカー雑音によるジッタとによって生じることがある。緩和発振器の基準電圧に反比例することがわかっている、緩和発振器における熱雑音によるジッタを低減するために、様々な解決策が提案されている。しかしながら、そのような提案された回路は、フリッカー雑音によるジッタには対処していない。
フリッカー雑音によるジッタは、一般に、回路中のトランジスタのサイズを増加させることによって低減される。しかしながら、回路中のトランジスタのサイズを増加させることは、大量生産されるマイクロシステムの場合、実現可能でないことがある。さらに、より大きいトランジスタによる追加のキャパシタンスは、回路の速度を低減し、回路の電荷注入を増加させ得る。フリッカー雑音によるジッタを低減する緩和発振器の改善によって、利益が実現され得る。
関連出願
本出願は、発明者Sylvain M. Colin、Jun Young Park及びMarzio Pedrali-Noyによる「Flicker noise cancellation In Oscillators」と題する2009年5月7日に出願された米国仮特許出願第61/176,358号に関し、その優先権を主張する。
発振器におけるフリッカー雑音消去のための方法について説明する。発振器の発振期間の第1の時間期間中に第1の電流源を発振器の第1のキャパシタに選択的に結合する。発振期間の第2の時間期間中に第1の電流源を発振器の基準ノードに選択的に結合する。
第1の電流源によって生成される電流は、発振器におけるフリッカー雑音によって影響を及ぼされ得る。発振器は水晶を含まないことがある。発振器は緩和発振器であり得る。第1の電流源は、第1のキャパシタに選択的に結合され、スイッチを介して基準ノードに選択的に結合され得る。基準ノードは抵抗器に結合され得る。第1の時間期間と第2の時間期間との和は発振期間に実質的に等しいことがある。
発振期間の第3の時間期間中に第2の電流源を発振器の第2のキャパシタに選択的に結合し得る。発振期間の第4の時間期間中に第2の電流源を基準ノードに選択的に結合し得る。第3の時間期間と第4の時間期間との和は発振期間に実質的に等しいことがある。
第1のキャパシタを発振器の比較器の第1の入力に選択的に結合し得る。第2のキャパシタを比較器の第2の入力に選択的に結合し得る。基準ノードを第1の入力又は第2の入力に選択的に結合し得る。第1のキャパシタと第2のキャパシタとのうちの少なくとも1つを比較器に結合し得る。
発振器について説明する。発振器は、第1のキャパシタと、基準ノードと、第1の時間期間中に第1の電流源を第1のキャパシタに選択的に結合することと、第2の時間期間中に第1の電流源を基準ノードに選択的に結合することとを行うように構成されたコントローラとを含む。
発振器は水晶発振素子を含まないことがある。コントローラはスイッチを含み得る。基準ノードは抵抗器に結合され得る。第1の時間期間と第2の時間期間との和は発振器の発振期間に実質的に等しいことがある。第1の電流源によって生成される電流は、発振器におけるフリッカー雑音によって影響されるかもしれない。
発振器は、第2のキャパシタと第2のコントローラとを含み得る。第2のコントローラは、第3の時間期間中に第2の電流源を第2のキャパシタに選択的に結合することと、第4の時間期間中に第2の電流源を基準ノードに選択的に結合することとを行うように構成され得る。第3の時間期間と第4の時間期間との和は発振器の発振期間に実質的に等しいことがある。
発振器は、第1の入力と第2の入力とを含む比較器をも含み得る。比較器は、第1のキャパシタを第1の入力に選択的に結合し、基準ノードを第2の入力に選択的に結合するための論理を含む。比較器は、基準ノードを第1の入力に選択的に結合し、第2のキャパシタを第2の入力に選択的に結合するための論理をも含み得る。比較器は、第1のキャパシタを第1の入力に選択的に結合し、第2のキャパシタを第2の入力に選択的に結合するための論理をさらに含み得る。
発振器についても説明する。発振器は、第1のキャパシタと、第2のキャパシタと、第1の電流源と、第2の電流源と、第1の入力と第2の入力とを有する比較器とを含む。発振器は、基準ノードと、第1の時間期間中に第1の電流源を第1のキャパシタに選択的に結合することと、第2の電流源を基準ノードに選択的に結合することとを行うように構成されたコントローラとをも含む。
コントローラは、第2の時間期間中に第1の電流源を基準ノードに選択的に結合することと、第2の電流源を第2のキャパシタに選択的に結合することとを行うように構成され得る。第1の時間期間と第2の時間期間との和は発振器の発振期間に実質的に等しいことがある。コントローラは、第3の時間期間中に第1の電流源を第1のキャパシタに選択的に結合することと、第2の電流源を第2のキャパシタに選択的に結合することとを行うように構成され得る。発振器は基準抵抗を含み得る。基準ノードは基準抵抗に結合され得る。
コントローラは、第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチと、第5のスイッチと、第6のスイッチとを含み得る。コントローラは、発振器におけるフリッカー雑音を低減するために、スイッチの5つの構成を使用して複数の状態にわたって発振器を循環させ得る。第1のスイッチと第2のスイッチとは、位相発生器によって発生される第1の位相に応答し得る。第3のスイッチは、位相発生器によって発生される第2の位相に応答し得る。第4のスイッチは、位相発生器によって発生される第3の位相に応答し得る。第5のスイッチと第6のスイッチとは、位相発生器によって発生される第4の位相に応答し得る。
位相発生器は、比較器の出力によって制御され得る。比較器の出力の立上りエッジは、第1の位相の立上りエッジをトリガし、続いて第2の位相の立上りエッジをトリガし、続いて第3の位相の立上りエッジをトリガし、続いて第4の位相の立上りエッジをトリガし得る。比較器の出力の立下りエッジは、第4の位相の立下りエッジをトリガし、続いて第3の位相の立下りエッジをトリガし、続いて第2の位相の立下りエッジをトリガし、続いて第1の位相の立下りエッジをトリガする。
第1のスイッチは、第1の電流源と比較器の第1の入力とを選択的に結合し得る。第2のスイッチは、第1のキャパシタを第1の位置において接地に選択的に結合し、第2の位置において第1の電流源に選択的に結合し得る。第3のスイッチは、比較器の第1の入力を第1の位置において基準ノードに選択的に結合し、第2の位置において第1のキャパシタに選択的に結合し得る。第4のスイッチは、比較器の第2の入力を第1の位置において第2の電流源に選択的に結合し、第2の位置において基準ノードに選択的に結合し得る。第5のスイッチは、第2のキャパシタを第1の位置において第2の電流源に選択的に結合し、第2の位置において接地に選択的に結合し得る。第6のスイッチは、基準ノードを第2の電流源に選択的に結合し得る。
スイッチの第1の構成は、閉じた第1のスイッチと、第1の位置にある第2のスイッチと、第1の位置にある第3のスイッチと、第1の位置にある第4のスイッチと、第1の位置にある第5のスイッチと、開いた第6のスイッチとを含み得る。スイッチの第2の構成は、開いた第1のスイッチと、第2の位置にある第2のスイッチと、第1の位置にある第3のスイッチと、第1の位置にある第4のスイッチと、第1の位置にある第5のスイッチと、開いた第6のスイッチとを含み得る。スイッチの第3の構成は、開いた第1のスイッチと、第2の位置にある第2のスイッチと、第2の位置にある第3のスイッチと、第1の位置にある第4のスイッチと、第1の位置にある第5のスイッチと、開いた第6のスイッチとを含み得る。
スイッチの第4の構成は、開いた第1のスイッチと、第2の位置にある第2のスイッチと、第2の位置にある第3のスイッチと、第2の位置にある第4のスイッチと、第1の位置にある第5のスイッチと、開いた第6のスイッチとを含み得る。スイッチの第5の構成は、開いた第1のスイッチと、第2の位置にある第2のスイッチと、第2の位置にある第3のスイッチと、第2の位置にある第4のスイッチと、第2の位置にある第5のスイッチと、閉じた第6のスイッチとを含み得る。発振器は緩和発振器であり得る。発振器はワイヤレス通信機器において使用され得る。
発振器におけるフリッカー雑音消去のための方法について説明する。比較器は、第1の構成、第2の構成、第3の構成、第4の構成又は第5の構成のうちの1つを用いて選択的に構成される。比較器は、第1の入力と第2の入力とを有し得る。発振器の構成要素は、コントローラを使用して複数の状態にわたって循環される。発振器の構成要素は、第1の電流源と、第2の電流源と、第1のキャパシタと、第2のキャパシタと、基準ノードとを含む。複数の状態にわたって発振器の構成要素を循環させることにより、発振器は、フリッカー雑音が低減されて発振するようになる。
コントローラは、第1の時間期間中に第1の電流源を第1のキャパシタに選択的に結合することと、第2の時間期間中に第1の電流源を基準ノードに選択的に結合することとを行うように構成され得る。第1の時間期間と第2の時間期間との和は発振器の発振期間に実質的に等しいことがある。コントローラは、第3の時間期間中に第2の電流源を第2のキャパシタに選択的に結合することと、第4の時間期間中に第2の電流源を基準ノードに選択的に結合することとを行うように構成され得る。第3の時間期間と第4の時間期間との和は発振器の発振期間に実質的に等しいことがある。
発振器は基準抵抗をも含み得る。基準ノードは基準抵抗に結合され得る。コントローラは、第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチと、第5のスイッチと、第6のスイッチとを含み得る。コントローラは、発振器におけるフリッカー雑音を低減するために、スイッチの5つの構成を使用して複数の状態にわたって発振器を循環させ得る。
複数の状態にわたって発振器の構成要素を循環させることは、第1の電流源を基準ノードに結合することと、第2の電流源を第1のキャパシタに結合することと、第1のキャパシタの両端間の電圧を基準ノードにおける電圧+オフセット電圧と比較することとを含み得る。第1のキャパシタの両端間の電圧が基準ノードにおける電圧+オフセット電圧よりも大きくない場合、低クロック信号を出力し得る。第1のキャパシタの両端間の電圧が基準ノードにおける電圧+オフセット電圧よりも大きい場合、高クロック信号を出力し得る。
複数の状態にわたって発振器の構成要素を循環させることは、第1のスイッチを開くことと、第2のスイッチを第1の位置から第2の位置に移動することと、第1の電流源を第2のキャパシタに結合することと、第3のスイッチを第1の位置から第2の位置に移動することと、第4のスイッチを第1の位置から第2の位置に移動することと、第5のスイッチを第1の位置から第2の位置に移動することと、第6のスイッチを閉じることと、基準ノードにおける電圧を第1のキャパシタの両端間の電圧+オフセット電圧と比較することとをも含み得る。基準ノードにおける電圧が第1のキャパシタの両端間の電圧+オフセット電圧よりも大きくない場合、高クロック信号を出力し得る。基準ノードにおける電圧が第1のキャパシタの両端間の電圧+オフセット電圧よりも大きい場合、低クロック信号を出力し得る。
複数の状態にわたって発振器の構成要素を循環させることは、第6のスイッチを開くことと、第5のスイッチを第2の位置から第1の位置に移動することと、第4のスイッチを第2の位置から第1の位置に移動することと、第3のスイッチを第2の位置から第1の位置に移動することと、第2のスイッチを第2の位置から第1の位置に移動することと、第1のスイッチを閉じることとをさらに含む。
発振器におけるフリッカー雑音消去のための装置について説明する。本装置は、第1の構成、第2の構成、第3の構成、第4の構成及び第5の構成のうちの1つを用いて比較器を選択的に構成するための手段を含む。比較器は、第1の入力と第2の入力とを有する。本装置はまた、コントローラを使用して複数の状態にわたって発振器の構成要素を循環させるための手段を含む。発振器の構成要素は、第1の電流源と、第2の電流源と、第1のキャパシタと、第2のキャパシタと、基準ノードとを含む。複数の状態にわたって発振器の構成要素を循環させることにより、発振器は、フリッカー雑音が低減されて発振するようになる。
本システム及び方法において使用するための電子機器を示すブロック図。 フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器を含む電子機器を動作させるための方法の流れ図。 第1のキャパシタC1と第2のキャパシタC2とを用いる緩和発振器におけるフリッカー雑音効果を示す電圧及びタイミング図。 フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器を示す回路図。 第1の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器を示す回路図。 第2の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器を示す回路図。 第3の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器を示す回路図。 第4の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器を示す回路図。 第5の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器を示す回路図。 第6の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器を示す回路図。 第7の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器を示す回路図。 第8の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器を示す回路図。 第9の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器を示す回路図。 第10の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器を示す回路図。 緩和発振器におけるフリッカー雑音消去のための方法の流れ図。 緩和発振器におけるフリッカー雑音消去のための別の方法の流れ図。 本システム及び方法において使用するための位相発生器を示す回路図。 緩和発振器におけるフリッカー雑音消去を示す電圧及びタイミング図。 緩和発振器におけるフリッカー雑音消去のための別の方法の流れ図。 本システム及び方法において使用するための緩和発振器の電子機器製造プロセスのための方法の流れ図。 電子機器内に含まれ得るいくつかの構成要素を示す図。
図1は、本システム及び方法において使用するための電子機器101を示すブロック図である。電子機器101はワイヤレス通信機器であり得る。ワイヤレス通信機器は、移動局、加入者局、アクセス端末、リモート局、ユーザ端末、端末、加入者ユニット、ユーザ機器(UE)などと呼ばれることがある。
ワイヤレス通信機器は、アップリンク及びダウンリンク上の伝送を介して1つ以上の基地局と通信し得る。アップリンク(又は逆方向リンク)は、ワイヤレス通信機器から基地局への通信リンクを指し、ダウンリンク(又は順方向リンク)は、基地局からワイヤレス通信機器への通信リンクを指す。ワイヤレス通信システムは、複数のワイヤレス通信機器のための通信を同時にサポートし得る。
ワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅及び送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多重接続システムであり得る。そのような多重接続システムの例には、符号分割多重接続(CDMA)システム、時分割多重接続(TDMA)システム、周波数分割多重接続(FDMA)システム、直交周波数分割多重接続(OFDMA)システム、及び空間分割多重接続(SDMA)がある。
一構成では、電子機器101はブルートゥース(登録商標)を使用し得る。例えば、電子機器101はブルートゥースヘッドセットであり得る。ブルートゥースは、固定及びモバイル機器から短い距離にわたってデータを交換するためのワイヤレスプロトコルである。
電子機器101は、メモリ109に結合され、水晶発振器106と緩和発振器110とにも結合された、デジタル信号プロセッサ(DSP)108などのプロセッサを含み得る。緩和発振器110は水晶レスの発振器であり得る。緩和発振器110は水晶(又は他の共振器)を有しないので、緩和発振器110の周波数はプロセスパラメータ及び環境変数(温度及び供給電圧など)によって異なり得る。さらに、緩和発振器の発振周波数は、共振器を使用する発振器と同じ電流消費量に対して1桁高いジッタを示し得る。緩和発振器110はフリッカー雑音消去を含み得る。緩和発振器110について、図4に関して以下でさらに詳細に説明する。緩和発振器110は、1つ以上のスイッチ111と、1つ以上の電流源112と、1つ以上のキャパシタ114と、1つ以上の基準抵抗113と、比較器154とを含み得る。一構成では、緩和発振器110は、6つのスイッチ111と、2つの電流源112と、2つのキャパシタ114と、1つの基準抵抗113と、比較器154とを含み得る。
水晶発振器106は第1のクロック信号を発生し得、緩和発振器110は第2のクロック信号115を発生し得る。水晶発振器106及び緩和発振器110はそれぞれ較正回路107に結合され得る。較正回路107は、水晶発振器106によって発生された第1のクロック信号を用いて緩和発振器110を較正し得る。
電子機器101は位相発生器116をも含み得る。位相発生器116は、緩和発振器110から第2のクロック信号115を受信し得る。位相発生器116は、次いで、1つ以上の位相117を発生し得る。位相117は、緩和発振器110中のスイッチ111に印加され得る。位相117に応じて、スイッチ111は、第1の位置又は第2の位置のいずれかにあり得る。
電子機器101は、デジタル信号プロセッサ108とディスプレイ102とに結合されたディスプレイコントローラ105を含み得る。コーダ/デコーダ(コーデック)119もデジタル信号プロセッサ108に結合され得る。スピーカー120及びマイクロフォン118はコーデック119に結合され得る。
電子機器101はワイヤレスコントローラ122をも含み得る。ワイヤレスコントローラ122(例えば、ブルートゥースコントローラ)は、デジタル信号プロセッサ108とワイヤレスアンテナ123とに結合され得る。一構成では、DSP108と、ディスプレイコントローラ105と、メモリ109と、CODEC119と、ワイヤレスコントローラ122と、発振器106及び110と、較正回路107とは、システムインパッケージ又はシステムオンチップ104中に含まれ得る。入力機器103及び電源121がオンチップシステム104に結合され得る。ディスプレイ102と、入力機器103と、スピーカー120と、マイクロフォン118と、ワイヤレスアンテナ123と、電源121とは、オンチップシステム104の外部にあり得る。しかしながら、各々は、インターフェース又はコントローラなど、オンチップシステム104の構成要素に結合され得る。
図2は、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器110を含む電子機器101を動作させるための方法200の流れ図である。方法200は、電子機器101によって実行され得る。電子機器101は、水晶発振器106と緩和発振器110とを含み得る。緩和発振器110は水晶レスの発振器であり得る。緩和発振器110はフリッカー雑音消去を含み得る。202において、電子機器101は、水晶発振器106によって発生された第1のクロック信号を使用して第1のモードで動作する。一構成では、第1のモードは電源投入モード又は全電力モードであり得る。
204において、電子機器101は、次いで、水晶発振器106を使用して緩和発振器110を較正する。緩和発振器110は、水晶発振器106を使用して較正回路107によって較正され得る。緩和発振器110は、第1の時間期間中に第1の電流源I1を第1のキャパシタC1に選択的に結合することと、第2の時間期間中に第1の電流源I1を基準ノードに選択的に結合することとを行うように構成され得る。206において、電子機器101は第1のモードから第2のモードに切り替わる。一構成では、第2のモードは低電力消費モードであり得る。例えば、第2のモードは「スリープ」モードであり得る。208において、電子機器101は、次いで、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器110によって発生される第2のクロック信号115を使用して、第2のモードで動作する。第2のモードにある間、電子機器101の1つ以上の構成要素は第2のクロック信号115を使用し得る。
210において、電子機器101は第2のモードから第1のモードに切り替わる。例えば、210において、電子機器101は「スリープ」モードから「アウェイク」モードに切り替わる。202において、電子機器101は、次いで、水晶発振器106によって発生された第1のクロック信号を使用して第1のモードで動作する。図2の方法は、電子機器101が、通常動作中に水晶発振器106を使用して動作し、低電力消費モード中に水晶レスの緩和発振器110を使用して動作することを可能にし得る。電子機器101中での水晶レスの緩和発振器110の使用を可能にすることにより、電子機器101のサイズならびに電子機器101の製造コストの両方の低減がもたらされ得る。
図3は、第1のキャパシタC1と第2のキャパシタC2とを用いる緩和発振器110におけるフリッカー雑音効果を示す電圧及びタイミング図300である。破線Vref324、VC1 326、及びVC2 328は、フリッカー雑音によって影響を及ぼされない緩和発振器110についてのタイミング及び電圧を示す。理想的な状態下で、緩和発振器110の(電圧曲線VC1 326によって示される)第1のキャパシタC1を充電する時間TC1 329と、(電圧曲線VC2 328によって示される)第2のキャパシタC2を充電する時間TC2 330とは、一定である。言い換えれば、TC1 329及びTC2 330は発振期間にわたって変動せず、電圧曲線VC1 326及びVC2 328は発振期間にわたって傾きが一貫している。
緩和発振器110はフリッカー雑音によって影響を及ぼされ得る。緩和発振器110中フリッカー雑音は、緩和発振器110のキャパシタに印加される電流の変動を生じ得る。緩和発振器110がフリッカー雑音によって影響を及ぼされたとき、緩和発振器110中のキャパシタは、理想的な状態中よりも速く又は遅く充電し得る。例えば、フリッカー雑音が、第1のキャパシタC1を充電する電流の増加を生じたとき、第1のキャパシタC1は、TC1 329よりも短い時間期間Tcurrentincrease331中に(電圧曲線Vcurrentincrease325によって示されるように)最大電圧まで充電し得る。同様に、フリッカー雑音が、第1のキャパシタC1を充電する電流の減少を生じたとき、第1のキャパシタC1は、TC1 329よりも長い時間期間Tcurrentdecrease331中に(電圧曲線Vcurrentdecrease327によって示すように)最大電圧まで充電し得る。
緩和発振器110中のフリッカー雑音は、多くの発振期間にわたって変動を伴う、数個の発振期間にわたって本質的に一定である、緩やかに変動するオフセットとして近似され得る。緩和発振器の、値Cの2つのキャパシタを給電する第1の電流源I1と第2の電流源I2とによって発生される電流雑音の和は、Incと呼ばれることがある。緩和発振器110の基準ノード中に注入される電流雑音は、Inrefと呼ばれることがある。緩和発振器110の周波数に対する電流雑音の影響は、以下の式(1)を使用してモデル化され得る。
Figure 2012526493
式(1)では、f0(雑音なし)は、雑音がないときの緩和発振器110の周波数であり、ICrefは、基準ノードにおける電流であり、Vrefは、基準ノードの電圧であり、Rrefは、基準ノードにおける抵抗である。雑音が存在する場合、緩和発振器110の周波数は、以下の式(2)を使用してモデル化され得る。
Figure 2012526493
緩和発振器110中のフリッカー雑音は、概して、緩和発振器110中の電流源112によるフリッカー雑音と、緩和発振器110中の比較器154によるフリッカー雑音との2つの源に起因し得る。
緩和発振器110の期間タイミングに対する電流源112によるフリッカー雑音の影響を打ち消すために、緩和発振器110中の第1の電流源I1と第2の電流源I2とはそれぞれ基準抵抗Rref113を交互に給電し得る。基準抵抗Rref113を給電しないとき、第1の電流源I1は第1のキャパシタC1を給電し、第2の電流源I2は第2のキャパシタC2を給電し得る。
第1の半期間では、第1の電流源I1はC1を供給し、第2の電流源I2はRrefを給電し得る。第2の半期間では、第1の電流源I1はRrefを供給し、第2の電流源I2はC2を給電し得る。電流雑音は1つの時間期間にわたって一定として近似され得るので、第1の半期間中に第1のキャパシタの充電時間に対して第1の電流源I1のフリッカー雑音によってもたらされる誤差は、第2の半期間中にVref上に発生する誤差によって補償され得る。定量的に、第1の半期間T1は、以下の式(3)を使用して表され得る。
Figure 2012526493
定量的に、第2の半期間T2は、以下の式(4)を使用して表され得る。
Figure 2012526493
第1の半期間T1と第2の半期間T2とは、加算され、
Figure 2012526493
及び
Figure 2012526493
をもつ1次テイラー級数展開によって近似されて、以下の式(5)に達し得る。
Figure 2012526493
従って、緩和発振器110中の全ての電流源(即ち、I1、I2、及びIref)のフリッカー雑音寄与は、1次まで消去され得る。この方法は電流源フリッカー雑音消去(IFC)と呼ばれることがある。
緩和発振器110中の比較器154によるフリッカー雑音は、数個の時間期間にわたってごくわずかの変動を伴う、比較器154の入力における緩やかに変動するオフセット電圧によって近似され得る。比較器154からの雑音の影響を打ち消すために、比較器オフセット電圧は、発振期間の第1の半期間T1中に(C1又はC2から)キャパシタ電圧に印加され、発振期間の第2の半期間T2中に(Rrefから)基準電圧に印加され得る。従って、比較器154のフリッカー雑音寄与も1次まで消去され得る。この方法は、比較器フリッカー雑音消去(CFC)と呼ばれることがある。
緩和発振器110中にIFC及びCFCを実装するために、図4に示す構成では、1つの比較器154と2つの電流源112とが使用され得る。但し、IFC及びCFCは、1つのキャパシタと2つの基準電圧とを用いるなど、他の回路を使用して実行され得る。さらに、図5〜図14には、最初に発振器中で電流源112の出力を切り替え、続いて比較器154の入力を切り替えることを含む、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器110についての10個の異なる状態が示されているが、代替構成では、最初に比較器154の入力を切り替え、続いて緩和発振器110中の電流源112の出力を切り替え得る。
図4は、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器410を示す回路図である。図4の緩和発振器410は、図1の緩和発振器110の1つの構成であり得る。緩和発振器410の回路は、第1の電流源I1 434と、第2の電流源I2 435と、第1のキャパシタC1 448と、第2のキャパシタC2 449と、基準抵抗Rref441と、基準ノード450aと、比較器454とを含み得る。C1 448の両端間の電圧はVC1 458によって指示され得る。C2 449の両端間の電圧はVC2 456によって指示され得る。
比較器454は、(電圧Vmによって指示された)第1の入力453と、(電圧Vpによって指示された)第2の入力452とを受け付け得る。比較器454はまた、出力信号Vcomp455を発生し得る。出力信号Vcomp455は、論理高値又は論理低値のいずれかであり得る。出力信号Vcomp455は、緩和発振器410によって出力されたクロック信号115であり得る。キャパシタC1 448及びC2 449ならびに基準抵抗Rref441はそれぞれ負電圧源Vss442に結合され得る。負電圧源Vss442は接地であり得る。第1の電流源I1 434と第2の電流源I2 435とはそれぞれ、正電圧源Vdd433から離れる方向に伝わり得る。
図3に関して上記で説明したように、緩和発振器410はフリッカー雑音によって影響を及ぼされ得る。従って、緩和発振器410中のフリッカー雑音による変動は、比較器454の第1の入力453に印加される電圧オフセットVoff451によって表され得る。フリッカー雑音消去(IFC及びCFC)を実行するために、緩和発振器410の回路は、本明細書で説明したように、10個の状態にわたって循環され得る。状態変化は、緩和発振器410内のスイッチによって達成され得、スイッチは、位相発生器116によって発生された位相117に応答して状態を変化させる。位相発生器116について、図17に関して以下でさらに詳細に説明する。
基準ノード450aは基準抵抗Rref441に結合され得る。基準ノード450aは、基準抵抗Rref441に結合されるとして図4に示されているが、基準ノード450aは、代わりに抵抗以外の回路要素に結合され得ることに留意されたい。例えば、基準ノード450aは電流源又はキャパシタに結合され得る。基準ノードは電圧Vref450bを有し得る。
緩和発振器410は、6つのスイッチを含み得る。スイッチはコントローラと呼ばれることがある。従って、コントローラは緩和発振器110を制御し得る。第1のスイッチ436は、第1の電流源I1 434を比較器454の第1の入力453と選択的に結合し得る。第1のスイッチ436は第1の位相phi1に応答し得る。従って、第1の位相phi1が立上りエッジを有するとき、第1のスイッチ436は閉位置から開位置に移動し得、第1の位相phi1が立下りエッジを有するとき、第1のスイッチ436は開位置から閉位置に移動し得る。第2のスイッチ437は、第1のキャパシタC1 448を第1の電流源I1 434又は接地442のいずれかに選択的に結合し得る。第2のスイッチ437は第1の位相phi1に応答し得る。従って、第1の位相phi1が立上りエッジを有するとき、第2のスイッチ437は、第1のキャパシタC1 448を第1の電流源I1 434に結合することから、第1のキャパシタC1 448を接地442に結合することに移動し得る。言い換えれば、第1の位相が立上りエッジを有するとき、第2のスイッチ437は第1の位置438aから第2の位置438bに移動し得る。第1の位相phi1が立下りエッジを有するとき、第2のスイッチ437は、第1のキャパシタC1 448を接地442に結合することから、第1のキャパシタC1 448を第1の電流源I1 434に結合することに移動し得る。
第3のスイッチ439は、比較器454の第1の入力453を基準ノード450a又は第1のキャパシタC1 448に選択的に結合し得る。第3のスイッチ439は第2の位相phi2に応答し得る。第2の位相phi2が立上りエッジを有するとき、第3のスイッチ439は、比較器454の第1の入力453を基準ノード450aに結合することから、比較器454の第1の入力453を第1のキャパシタC1 448に結合することに移動し得る。言い換えれば、第2の位相が立上りエッジを有するとき、第3のスイッチ439は第1の位置440aから第2の位置440bに移動し得る。第2の位相が立下りエッジを有するとき、第3のスイッチ439は、比較器454の第1の入力Vm453を第1のキャパシタC1 448に結合することから、比較器454の第1の入力453を基準ノード450aに結合することに移動し得る。
第4のスイッチ443は、比較器454の第2の入力452を第2の電流源I2 435又は基準ノード450aのいずれかに選択的に結合し得る。第4のスイッチ443は第3の位相phi3に応答し得る。第3の位相phi3が立上りエッジを有するとき、第4のスイッチ443は、比較器454の第2の入力452を第2の電流源I2 435に結合することから、比較器454の第2の入力452を基準ノード450aに結合することに移動し得る。言い換えれば、第3の位相が立上りエッジを有するとき、第4のスイッチ443は第1の位置444aから第2の位置444bに移動し得る。第3の位相が立下りエッジを有するとき、第4のスイッチ443は、比較器454の第2の入力452を基準ノード450aに結合することから、比較器454の第2の入力452を第2の電流源I2 435に結合することに移動し得る。
第5のスイッチ445は、第2のキャパシタC1 449を第2の電流源I2 435又は接地442のいずれかに選択的に結合し得る。第5のスイッチ445は第4の位相phi4に応答し得る。第4の位相phi4が立上りエッジを有するとき、第5のスイッチ445は、第2のキャパシタC2 449を第2の電流源I2 435に結合することから、第2のキャパシタC2 449を接地442に結合することに移動し得る。言い換えれば、第4の位相が立上りエッジを有するとき、第5のスイッチ445は第1の位置446aから第2の位置446bに移動し得る。第4の位相phi4が立下りエッジを有するとき、第5のスイッチ445は、第2のキャパシタC2 449を接地442に結合することから、第2のキャパシタC2 449を第2の電流源I2 435に結合することに移動し得る。
第6のスイッチ447は、基準ノード450aを第2の電流ソースI2 435に選択的に結合し得る。第6のスイッチ447は第4の位相phi4に応答し得る。第4の位相phi4が立上りエッジを有するとき、第6のスイッチ447は、開位置から閉位置に移動し、基準ノード450aを第2の電流源I2 435に結合し得る。第4の位相が立下りエッジを有するとき、第6のスイッチ447は閉位置から開位置に移動し得る。
緩和発振器は、1つの発振期間中に、図5〜図14に示す10個の状態にわたって循環し得る。比較器454の得られた出力Vcomp455は、クロック信号115として使用され得る。
図5は、第1の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器510を示す回路図である。図5のフリッカー雑音消去を用いる緩和発振器510は、図4の緩和発振器410の1つの構成であり得る。簡単のために、図5〜図14にはスイッチを示していない。しかしながら、図5は、閉じた第1のスイッチ436と、第1の位置438aにある第2のスイッチ437と、第1の位置440aにある第3のスイッチ439と、第1の位置444aにある第4のスイッチ443と、第1の位置446aにある第5のスイッチ445と、開いた第6のスイッチ447をもつ、図4の緩和発振器410を表す。フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器510が第1の状態にあるときの6つのスイッチの位置は、スイッチの第1の構成と呼ばれることがある。
従って、第1のキャパシタC1 548は接地542に結合され得る。第1のキャパシタC1 548の両端間の電圧は電圧曲線VC1 558を有し得る。第1の電流源I1 534は比較器554の第1の入力553に接続され得、比較器554の第1の入力553は基準ノード550aに接続され得る。従って、第1の電流源I1 534は、基準抵抗541の両端間の電圧Vref550bを生成し得る。さらに、比較器554の第2の入力552は第2の電流源I2 535に結合され得、第2のキャパシタC2 549は第2の電流源I2 535に結合され得る。従って、第2の電流源I2 535は、電圧曲線VC2 556をもつ第2のキャパシタC2 549を充電し得る。
比較器554の第1の入力553における電圧Vmは、オフセット電圧Voff551+電圧Vref550bに等しくなり得る。比較器554の第2の入力552における電圧Vpは、電圧VC2 556に等しくなり得る。比較器554は、VmとVpとを比較し得る。次いで、比較器554は、Vcomp(Vp−Vm)560を出力し得る。Vp≧Vmであるとき、比較器554は、Vcomp560について高論理値を出力し得る。Vp<Vmであるとき、比較器554は、Vcomp560について低論理値を出力し得る。第1の状態では、Vp>Vmであり、比較器554は、Vcomp560について高論理値557を出力している。
図6は、第2の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器610を示す回路図である。図6のフリッカー雑音消去を用いる緩和発振器610は、図4の緩和発振器410の1つの構成であり得る。緩和発振器610の第2の状態は、第1の位相phi1の立上りエッジによってトリガされ得る。言い換えれば、第1の位相phi1が立上りエッジを有するとき、緩和発振器610は、第1の状態から第2の状態に切り替わり得る。
緩和発振器610が第2の状態にあるとき、スイッチは、第1のスイッチ436が開いており、第2のスイッチ437が第2の位置438bにあり、第3のスイッチ439が第1の位置440aにあり、第4のスイッチ443が第1の位置444aにあり、第5のスイッチ445が第1の位置446aにあり、第6のスイッチ447が開いている、第2の構成に構成され得る。第1の電流源I1 634は、接地(Vss)642への第1のキャパシタC1 648の両端間の電圧曲線VC1 658をもつ第1のキャパシタC1 648を充電し得る。基準ノード650aはもはや第1の電流源I1 634に接続されていないので、基準抵抗641の両端間の基準ノード電圧Vref650bは緩やかに放電し得る。第2の電流源I2 635は第2のキャパシタC2 649を充電し続け得る。比較器654の第2の入力652における電圧Vpは、第2のキャパシタC2 649の両端間の電圧VC2 656に等しくなり得る。比較器654の第1の入力653における電圧Vmは、基準ノードにおける電圧Vref650b+電圧オフセットVoff651に等しくなり得る。Vp>Vmであるので、緩和発振器610が第2の状態にあるとき、比較器654は、660において論理高値を出力し続け得る。
図7は、第3の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器710を示す回路図である。図7のフリッカー雑音消去を用いる緩和発振器710は、図4の緩和発振器410の1つの構成であり得る。緩和発振器710の第3の状態は、第2の位相phi2の立上りエッジによってトリガされ得る。言い換えれば、第2の位相phi2が立上りエッジを有するとき、緩和発振器710は、第2の状態から第3の状態に切り替わり得る。
緩和発振器710が第3の状態にあるとき、スイッチは、第1のスイッチ436が開いており、第2のスイッチ437が第2の位置438bにあり、第3のスイッチ439が第2の位置440bにあり、第4のスイッチ443が第1の位置444aにあり、第5のスイッチ445が第1の位置446aにあり、第6のスイッチ447が開いている、第3の構成に従って構成され得る。第1の電流源I1 734は、電圧曲線VC1 758をもつ第1のキャパシタC1 748を充電し得る。第2の電流源I2 735は、電圧曲線VC2 756をもつ第2のキャパシタC2 749を充電し得る。基準ノード750aと接地(Vss)742との間の基準抵抗741の両端間の基準ノード電圧Vref750bは、緩やかに放電し続け得る。比較器754の第1の入力753における電圧Vmは、第1のキャパシタC1 748の両端間の電圧VC1 758+オフセット電圧Voff751に等しくなり得る。比較器754の第2の入力752における電圧Vpは、第2のキャパシタC2 749の両端間の電圧VC2 756に等しくなり得る。Vp>Vmであるので、緩和発振器710が第3の状態にあるとき、比較器754は、660において論理高値を出力し続け得る。
図8は、第4の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器810を示す回路図である。図8のフリッカー雑音消去を用いる緩和発振器810は、図4の緩和発振器410の1つの構成であり得る。緩和発振器810の第4の状態は、第3の位相phi3の立上りエッジによってトリガされ得る。言い換えれば、第3の位相phi3が立上りエッジを有するとき、緩和発振器810は、第3の状態から第4の状態に切り替わり得る。
緩和発振器810が第4の状態にあるとき、スイッチは、第1のスイッチ436が開いており、第2のスイッチ437が第2の位置438bにあり、第3のスイッチ439が第2の位置440bにあり、第4のスイッチ443が第2の位置444bにあり、第5のスイッチ445が第1の位置446aにあり、第6のスイッチ447が開いている、第4の構成に従って構成され得る。第1の電流源I1 834は、電圧曲線VC1 858をもつ第1のキャパシタC1 848を充電し得る。第2の電流源I2 835は、電圧曲線VC2 856をもつ第2のキャパシタC2 849を充電し得る。比較器854の第1の入力853における電圧Vmは、第1のキャパシタC1 848の両端間の電圧VC1 858+オフセット電圧Voff851に等しくなり得る。基準ノード850aは、比較器854の第2の入力852に結合され得る。従って、比較器854の第2の入力852における電圧Vpは、接地(Vss)842への基準抵抗841の両端間の電圧Vref850bに等しくなり得る。基準ノード電圧Vref850bは緩やかに放電し続け得る。Vp>Vmであるので、緩和発振器810が第4の状態にあるとき、比較器854は、860において論理高値を出力し続け得る。
図9は、第5の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器910を示す回路図である。図9のフリッカー雑音消去を用いる緩和発振器910は、図4の緩和発振器410の1つの構成であり得る。緩和発振器910の第5の状態は、第4の位相phi4の立上りエッジによってトリガされ得る。言い換えれば、第4の位相phi4が立上りエッジを有するとき、緩和発振器910は、第4の状態から第5の状態に切り替わり得る。
緩和発振器910が第4の状態にあるとき、スイッチは、第1のスイッチ436が開いており、第2のスイッチ437が第2の位置438bにあり、第3のスイッチ439が第2の位置440bにあり、第4のスイッチ443が第2の位置444bにあり、第5のスイッチ445が第2の位置446bにあり、第6のスイッチ447が閉じている、第5の構成に従って構成され得る。第1の電流源I1 934は、電圧曲線VC1 958をもつ第1のキャパシタC1 948を充電し得る。比較器954の第1の入力953における電圧Vmは、第1のキャパシタC1 948の両端間の電圧VC1 958+オフセット電圧Voff951に等しくなり得る。第2のキャパシタC2 949は、接地942に接続され、放電を開始し得る。第2のキャパシタC2 949の両端間の電圧は、電圧曲線VC2 956によって指示され得る。第2の電流源I2 935は、基準ノード950aと比較器954の第2の入力952とに接続される。第2の電流源I2 935は、基準抵抗941の両端間の電圧Vref950bを誘起し始め得る。比較器954の第2の入力952における電圧Vpは、基準ノード950aにおける基準抵抗941の両端間の電圧Vref950bに等しくなり得る。Vp>Vmであるので、緩和発振器910が第5の状態にあるとき、比較器954は、960において論理高値を出力し続け得る。
図10は、第6の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器1010を示す回路図である。図10のフリッカー雑音消去を用いる緩和発振器1010は、図4の緩和発振器410の1つの構成であり得る。緩和発振器1010の第6の状態は、比較器1054によってトリガされ得る。比較器1054の第1の入力1053における電圧Vmが、比較器1054の第2の入力1052における電圧Vpよりも大きくなったとき(緩和発振器910が第5の状態にある間に起こる)、比較器1054の出力1060は、1057において論理高値を出力することから低論理値を出力することに切り替え得る。従って、第6の状態は、比較器1054の出力1060の立下りエッジによってトリガされ得る。言い換えれば、比較器1054の出力1060が立下りエッジを有するとき、緩和発振器1010は、第5の状態から第6の状態に切り替わり得る。第6の状態は、第5の状態において使用されるものと同じスイッチの構成を使用し得る。従って、緩和発振器1010が第6の状態にあるとき、スイッチは、第5の構成に従って構成され得る。
第1の電流源I1 1034は、電圧曲線VC1 1058をもつ第1のキャパシタC1 1048を充電し得る。比較器1054の第1の入力1053における電圧Vmは、第1のキャパシタC1 1048の両端間の電圧VC1 1058+オフセット電圧Voff1051に等しくなり得る。第2のキャパシタC2 1049は、接地1042に接続され、放電し得る。第2のキャパシタC2 1049の両端間の電圧は、電圧曲線VC2 1056によって指示され得る。第2の電流源I2 1035は、基準ノード1050aと比較器1054の第2の入力1052とに接続される。第2の電流源I2 1035は、基準抵抗1041の両端間の電圧Vref1050bを誘起し得る。
図11は、第7の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器1110を示す回路図である。図11のフリッカー雑音消去を用いる緩和発振器1110は、図4の緩和発振器410の1つの構成であり得る。緩和発振器1110の第7の状態は、第4の位相phi4の立下りエッジによってトリガされ得る。言い換えれば、第4の位相phi4が立下りエッジを有するとき、緩和発振器1110は、第6の状態から第7の状態に切り替わり得る。
緩和発振器1110が第7の状態にあるとき、スイッチは、第4の構成に従って構成され得る。第1の電流源I1 1134は、電圧曲線VC1 1158をもつ第1のキャパシタC1 1148を充電し得る。第2の電流源I2 1135は、電圧曲線VC2 1156をもつ第2のキャパシタC2 1149を充電し得る。比較器1154の第1の入力1153における電圧Vmは、第1のキャパシタC1 1048の両端間の電圧VC1 1158+オフセット電圧Voff1151に等しくなり得る。基準ノード1150aは、比較器1154の第2の入力1152に結合され得る。従って、比較器1154の第2の入力1152における電圧Vpは、基準抵抗1141の両端間の電圧Vref1150bに等しくなり得る。基準ノード電圧Vref1150bは、接地(Vss)1142に緩やかに放電し得る。Vp<Vmであるので、緩和発振器1110が第7の状態にあるとき、比較器1154は、1160において論理低値を出力し続け得る。
図12は、第8の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器1210を示す回路図である。図12のフリッカー雑音消去を用いる緩和発振器1210は、図4の緩和発振器410の1つの構成であり得る。緩和発振器1210の第8の状態は、第3の位相phi3の立下りエッジによってトリガされ得る。言い換えれば、第3の位相phi3が立下りエッジを有するとき、緩和発振器1210は、第7の状態から第8の状態に切り替わり得る。
緩和発振器1210が第8の状態にあるとき、スイッチは、第3の構成に従って構成され得る。第1の電流源I1 1234は、電圧曲線VC1 1258をもつ第1のキャパシタC1 1248を充電し得る。第2の電流源I2 1235は、電圧曲線VC2 1256をもつ第2のキャパシタC2 1249を充電し得る。基準ノード1250aにおける基準抵抗1241の両端間の電圧Vref1250bは、接地(Vss)1242に緩やかに放電し続け得る。比較器1254の第1の入力1253における電圧Vmは、第1のキャパシタC1 1248の両端間の電圧VC1 1258+オフセット電圧Voff1251に等しくなり得る。比較器1254の第2の入力1254における電圧Vpは、第2のキャパシタC2 1249の両端間の電圧VC2 1256に等しくなり得る。Vp<Vmであるので、緩和発振器1210が第8の状態にあるとき、比較器1254は、1260を論理低値で出力し続け得る。
図13は、第9の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器1310を示す回路図である。図13のフリッカー雑音消去を用いる緩和発振器1310は、図4の緩和発振器410の1つの構成であり得る。緩和発振器1310の第9の状態は、第2の位相phi2の立下りエッジによってトリガされ得る。言い換えれば、第2の位相phi2が立下りエッジを有するとき、緩和発振器1310は、第8の状態から第9の状態に切り替わり得る。
緩和発振器1310が第9の状態にあるとき、スイッチは、第2の構成に従って構成され得る。第1の電流源I1 1334は、電圧曲線VC1 1358をもつ第1のキャパシタC1 1348を充電し得る。基準ノード1350aにおける基準抵抗1341の両端間の電圧Vref1350bは、接地(Vss)1342に緩やかに放電し続け得る。第2の電流源I2 1335は、第2のキャパシタC2 1349を充電し続け得る。比較器1354の第2の入力1352における電圧Vpは、第2のキャパシタC2 1349の両端間の電圧VC2 1356に等しくなり得る。比較器1354の第1の入力1353における電圧Vmは、基準ノードにおける電圧Vref1350b+電圧オフセットVoff1351に等しくなり得る。Vp<Vmであるので、緩和発振器1310が第9の状態にあるとき、比較器1354は、1360を論理低値で出力し続け得る。
図14は、第10の状態にある、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器1410を示す回路図である。図14のフリッカー雑音消去を用いる緩和発振器1410は、図4の緩和発振器410の1つの構成であり得る。緩和発振器1410の第10の状態は、第1の位相phi1の立下りエッジによってトリガされ得る。言い換えれば、第1の位相phi1が立下りエッジを有するとき、緩和発振器1410は、第9の状態から第10の状態に切り替わり得る。
緩和発振器1410が第10の状態にあるとき、スイッチは、第1の構成に従って構成され得る。第1のキャパシタC1 1448は、VC2 1458の第1のキャパシタC1 1448の両端間の電圧をもつ接地1442に結合され得、第1の電流源I1 1434は、比較器1454の第1の入力1453に結合され得、比較器1454の第1の入力1453は、基準ノード1450aに結合され得る。従って、第1の電流源I1 1434は、基準抵抗1441の両端間の電圧Vref1450bを作成し得る。比較器1454の第2の入力1452は、第2の電流源I2 1435に結合され得、第2のキャパシタC2 1449は、第2の電流源I2 1435に結合され得る。従って、第2の電流源I2 1435は、電圧曲線VC2 1456をもつ第2のキャパシタC2 1449を充電し得る。
比較器1454の第1の入力1453における電圧Vmは、オフセット電圧Voff1451+電圧Vref1450bに等しくなり得る。比較器1454の第2の入力1452における電圧Vpは、電圧VC2 1456に等しくなり得る。第10の状態では、Vp<Vmであり、比較器1454は、1460においてVcompついて低論理値を出力している。
比較器1454の出力であるVcomp1460が低論理値を出力することから高論理値を出力することに切り替わると、緩和発振器1410は、第10の状態から第1の状態に切り替わり得る。従って、比較器1454の第2の入力1452における電圧Vpが比較器1454の第1の入力1453における電圧Vmよりも大きくなると、緩和発振器1410は、第10の状態から第1の状態に切り替わり得る。
図15は、緩和発振器410におけるフリッカー雑音消去のための方法1500の流れ図である。方法1500は緩和発振器410によって実行され得る。1502において、緩和発振器410は、発振期間の第1の時間期間中に第1の電流源I1 434を第1のキャパシタC1 448に選択的に結合する。次いで1504において、緩和発振器410は、発振期間の第2の時間期間中に第1の電流源I1 434を緩和発振器410の基準ノード450aに選択的に結合して、フリッカー雑音を消去する。次いで1506において、緩和発振器410は、第2の電流源I2 435と、第2のキャパシタC2 449と、比較器454とを使用して発振を達成する。
図16は、緩和発振器410におけるフリッカー雑音消去のための別の方法1600の流れ図である。方法1600は緩和発振器410によって実行され得る。1602において、緩和発振器410は、第1の時間期間中に第1の電流源I1 434を第1のキャパシタC1 448に選択的に結合し、第2の電流源I2 435を基準ノード450aに選択的に結合する。1604において、緩和発振器410は、第2の時間期間中に第1の電流源I1 434を基準ノード450aに選択的に結合し、第2の電流源I2 435を第2のキャパシタC2 449に選択的に結合する。第1の時間期間と第2の時間期間との和は緩和発振器410の発振期間に実質的に等しくなり得る。
1606において、緩和発振器410は、第3の時間期間中に第1の電流源I2 435を第1のキャパシタC1 4448にも選択的に結合する。次いで1610において、緩和発振器410は、第1の構成、第2の構成又は第3の構成のうちの1つを用いて第1の入力453と第2の入力452とを含む比較器454を選択的に構成する。これらの構成は、スイッチの位置を指すことがある。第1の構成では、第1のスイッチ436が開いており、第2のスイッチ437が第2の位置438bにあり、第3のスイッチ439が第2の位置440bにあり、第4のスイッチ443が第2の位置444bにあり、第5のスイッチ445が第2の位置446bにあり、第6のスイッチ447が閉じている。
第2の構成では、第1のスイッチ436が閉じており、第2のスイッチ437が第1の位置438aにあり、第3のスイッチ439が第1の位置440aにあり、第4のスイッチ443が第1の位置444aにあり、第5のスイッチ445が第1の位置446aにあり、第6のスイッチ447が開いている。第3の構成では、第1のスイッチ436が開いており、第2のスイッチ437が第2の位置438bにあり、第3のスイッチ439が第1の位置440aにあり、第4のスイッチ443が第1の位置444aにあり、第5のスイッチ445が第1の位置446aにあり、第6のスイッチ447が開いている。
図17は、本システム及び方法において使用するための位相発生器1716を示す回路図である。図17の位相発生器1716は、図1の位相発生器116の1つの構成であり得る。位相発生器1716は、第1の位相phi1 1765と、第2の位相phi2 1766と、第3の位相phi3 1767と、第4の位相phi4 1768との4つの位相を発生するために使用され得る。生成された位相は、図5〜図14中に示す10個の状態の間で緩和発振器410を遷移するために使用され得る。
位相発生器1710は、3つの非重複クロック信号発生器1759a〜cを含み得る。非重複クロック信号発生器1759の各々は、1つの入力信号を受け付け、2つの重複しない位相信号を発生するように構成され得る。
第1の非重複クロック信号発生器1759aは、入力としてクロック信号1760を受信し得る。クロック信号1760は、緩和発振器410から受信され得る。従って、一構成では、クロック信号1760は、緩和発振器410内の比較器454の出力460から受信され得る。次いで、第1の非重複クロック信号発生器1759aは、2つの重複しない中間位相phiA1761及びphiB1762を発生し得る。中間位相phiA1761は、第2の非重複クロック信号発生器1759bに対する入力として使用され得る。次いで、第2の非重複クロック信号発生器1759bは、第1の位相意phi1 1765と第2の位相phi2 1766とを発生し得る。中間位相phiB1762は、第3の非重複クロック信号発生器1759cに対する入力として使用され得る。次いで、第3の非重複クロック信号発生器1759cは、第3の位相意phi3 1767と第4の位相phi4 1768とを発生し得る。
非重複クロック信号発生器1759はそれぞれ、クロスカップル遅延要素のペアを含み得る。第1のクロスカップル遅延要素1763a、1764a、1764cは、入力信号に応答し得、第2のクロスカップル遅延要素1763b、1764b、17647dは、入力信号の逆元に応答し得る。例えば、第1の非重複クロック信号発生器1759aでは、入力クロック信号1760が低値から高値に遷移するときに、信号phiA1761は、遅延Delay_1 1763aの後に低信号から高信号に遷移し得る。phiA1761の遷移は、追加の遅延Delay_1 1763bの後にphiB1762の低信号から高信号への遷移を生じ得る。入力クロック信号1760が高値から低値に遷移したとき、phiB1762は、遅延Delay_1 1763bの後に高値から低値に遷移し得る。phiB1762の遷移は、追加の遅延Delay_1 1763aの後にphiA1761の高値から低値への遷移を生じ得る。一構成では、第1の非重複クロック信号発生器1759aにおける遅延1763(Delay_1)は、第2の位相phi2 1766と第3の位相phi3 1767とを十分なマージンだけ分離するために、第2の非重複クロック信号発生器1759bと第3の非重複クロック信号発生器1759cとにおける遅延1764(Delay_2)の約2倍であり得る。
図18は、緩和発振器410におけるフリッカー雑音消去を示す電圧及びタイミング図1800である。phi1 1865の立上りエッジ1870aは、Vcomp1860(クロック信号)の立上りエッジ1869aに後続する。phi2 1866の立上りエッジ1871aは、phi1 1865の立上りエッジ1870aに後続する。phi3 1867の立上りエッジ1872aは、phi2 1866の立上りエッジ1871aに後続する。phi4 1868の立上りエッジ1873aは、phi3 1867の立上りエッジ1872aに後続する。Vcomp1860の立下りエッジ1869bは、phi4 1868の立上りエッジ1873aに後続する。phi4 1868の立下りエッジ1873bは、Vcomp1860の立下りエッジ1869bに後続する。phi3 1867の立下りエッジ1872bは、phi4 1868の立下りエッジ1873bに後続する。phi2 1866の立下りエッジ1871bは、phi3 1867の立下りエッジ1872bに後続する。phi1 1865の立下りエッジ1870bは、phi2 1866の立下りエッジ1871bに後続する。
緩和発振器410中の基準電圧Vref1850bは一定のままではない。代わりに、電流源によるフリッカー雑音と比較器410によるフリッカー雑音とを補償するために、基準電圧Vref1850bは、位相phi1 1865、phi2 1866、phi3 1867、及びphi4 1868に基づいて変化する。
第1のキャパシタC1 448の両端間の電圧VC1 1858(傾き=m1)と第2のキャパシタC2 449の両端間の電圧VC2 1856(傾き=m2)とを示す。第2のキャパシタC2 449がフリッカー雑音のために予想よりも速く充電するとき、VC2 1856曲線の傾きm2は、予想よりも急になり、緩和発振器410の第1の半期間は、予想よりも短くなる。このジッタを補償するために、基準抵抗441は、第1のキャパシタC1 448が放電する前により長い間に充電するように、より高い値に調整され得る。従って、ノイズがない状態の場合よりもVC1 1858曲線の傾きm1が緩やかになり、緩和発振器410の第2の半期間が長くなり得る。代替的に、キャパシタC2 449がフリッカー雑音のために予想よりも遅く充電するとき、基準抵抗441は、第1のキャパシタC1 448が放電する前により短い時間期間の間に充電するように、より低い値に調整され得る。従って、ノイズがない状態の場合よりも、VC1 1858曲線の傾きm1が急になり、緩和発振器410の第2の半期間が短くなり得る。緩和発振器410は、このようにしてジッタを低減し得る。
図19は、緩和発振器410におけるフリッカー雑音消去のための別の方法1900の流れ図である。方法1900は緩和発振器410によって実行され得る。1902において、緩和発振器410は、第1の電流源I2 435を基準ノード450aに結合する。基準ノード450aは基準抵抗441に結合され得る。第1の電流源I2 435は、基準ノード450aにおいて電圧Vref450bを誘起し得る。1904において、緩和発振器410はまた、第2の電流源I1 434を第1のキャパシタC2 449に結合する。第2の電流源I1 434は、第1のキャパシタC2 449の両端間に電圧VC2 456を誘起し得る。次いで1906において、緩和発振器410は、第1のキャパシタC2 449の両端間の電圧VC2 456を抵抗器441の両端間の電圧Vref450b+オフセット電圧Voff451と比較する。
1908において、緩和発振器410は、第1のキャパシタC2 449の両端間の電圧VC2 456が抵抗器441の両端間の電圧Vref450b+オフセット電圧Voff451よりも大きいかどうかを決定する。第1のキャパシタC2 449の両端間の電圧VC2 456が抵抗器441の両端間の電圧Vref450b+オフセット電圧Voff451よりも大きくない場合、1910において、緩和発振器410は低クロック信号を出力する。次いで、緩和発振器410は、1906に戻って第1のキャパシタC2 449の両端間の電圧VC2 456を抵抗器441の両端間の電圧Vref450b+オフセット電圧Voff451と比較する。
第1のキャパシタC2 449の両端間の電圧VC2 456が抵抗器441の両端間の電圧Vref450b+オフセット電圧Voff451よりも大きい場合、1912において、緩和発振器410は高クロック信号を出力する。次いで1914において、緩和発振器410は第1のスイッチ436を開く。次に1916において、緩和発振器410は、第2のスイッチ437を第1の位置438aから第2の位置438bに移動する。次いで1918において、緩和発振器410は、第1の電流源I2 435を第2のキャパシタC1 448に結合する。次に1920において、緩和発振器410は、第3のスイッチ439を第1の位置440aから第2の位置440bに移動する。次いで1922において、緩和発振器410は、第4のスイッチ443を第1の位置444aから第2の位置444bに移動する。1924において、緩和発振器410はまた、第5のスイッチ445を第1の位置446aから第2の位置446bに移動する。緩和発振器410が、第5のスイッチ445を第1の位置446aから第2の位置446bに移動すると、1926において、緩和発振器410は、第6のスイッチ447を閉じる。緩和発振器410は、各スイッチを移動する間に遅延し得る。
次いで1928において、緩和発振器410は、基準抵抗441の両端間の電圧Vref450bを第2のキャパシタC1 448の両端間の電圧VC1 458+オフセット電圧Voff451と比較する。1930において、緩和発振器410は、第2のキャパシタC1 448の両端間の電圧VC1 458+オフセット電圧Voff451が基準抵抗441の両端間の電圧Vref450bよりも大きいかどうかを決定する。第2のキャパシタC1 448の両端間の電圧VC1 458+オフセット電圧Voff451が基準抵抗441の両端間の電圧Vref450bよりも大きくない場合、1932において、緩和発振器410は高クロック信号を出力する。次いで1928において、緩和発振器410は、引き続き基準抵抗441の両端間の電圧Vref450bを第2のキャパシタC1 448の両端間の電圧VC1 458+オフセット電圧Voff451と比較する。第2のキャパシタC1 448の両端間の電圧VC1 458+オフセット電圧Voff451が基準抵抗441の両端間の電圧Vref450bよりも大きい場合、1934において、緩和発振器410は低クロック信号を出力する。
1934において、緩和発振器410が低クロック信号を出力すると、1936において、緩和発振器410は第6のスイッチ447を開く。次に1938において、緩和発振器410は、第5のスイッチ445を第2の位置446bから第1の位置446aに移動する。次いで1940において、緩和発振器410は、第2の電流源I1 434を第1のキャパシタC1 449に結合する。次に1942において、緩和発振器410は、第4のスイッチ443を第2の位置444bから第1の位置444aに移動する。次いで1944において、緩和発振器410は、第3のスイッチ439を第2の位置440bから第1の位置440aに移動する。1946において、緩和発振器410はまた、第2のスイッチ437を第2の位置438bから第1の位置438aに移動する。1946において、緩和発振器410が第2のスイッチ437を第2の位置438bから第1の位置438aに移動したとき、1948において、緩和発振器410は、第1のスイッチ436を閉じる。次いで1906において、緩和発振器410は、第1のキャパシタC2 449の両端間の電圧VC2 456を基準抵抗441の両端間の電圧Vref450b+オフセット電圧Voff451と比較する。
図20は、本システム及び方法において使用するための緩和発振器410の電子機器製造プロセスのための方法2000の流れ図である。上記の機器、機能、及び回路は、コンピュータ可読媒体に記憶されたコンピュータファイル(例えばRTL、GDSII、GERBER)中に設計され構成され得る。一部又は全部のそのようなファイルは、そのようなファイルに基づいて機器を作製する作製ハンドラに与えられ得る。得られた製品は、次いで半導体ダイに切断され、図1に関して上記で説明した電子機器などの電子機器101において使用するための半導体チップにパッケージングされる半導体ウエハを含む。
物理機器情報2074は、製造プロセスにおいて受信され得る。物理機器情報2074は、研究コンピュータ2076を介して受信され得る。物理機器情報2074は、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器110の少なくとも1つの物理特性を表す設計情報を含み得る。例えば、物理機器情報2074は、ユーザインターフェース2075を介して研究コンピュータ2076に入力される物理パラメータと、材料特性と、構造情報とを含み得る。研究コンピュータ2076は、メモリ2079などのコンピュータ可読媒体に結合された、1つ以上の処理コアなどのプロセッサ2078を含み得る。メモリ2079は、ファイルフォーマットに準拠するために及びライブラリファイル2080を発生するために、プロセッサ2078に物理機器情報2074を変換させるように実行可能であるコンピュータ可読命令を記憶し得る。
ライブラリファイル2080は、変換された設計情報を含む少なくとも1つのデータファイルを含み得る。例えば、ライブラリファイル2080は、電子設計オートメーション(EDA)ツール2081とともに使用するために与えられる、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器110を含み得る。
ライブラリファイル2080は、メモリ2084に結合された、1つ以上の処理コアなどのプロセッサ2083を含む設計コンピュータ2082においてEDAツール2081と連携して使用され得る。EDAツール2081は、設計コンピュータ8082のユーザがライブラリファイル2080を使用してフリッカー雑音消去を用いる緩和発振器110を含む回路を設計することを可能にするために、メモリ2084においてプロセッサ実行可能命令として記憶され得る。例えば、設計コンピュータ2082のユーザは、設計コンピュータ2082に結合されたユーザインターフェース2086を介して回路設計情報2085を入力し得る。回路設計情報2085は、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器110などの半導体機器の少なくとも1つの物理特性を表す設計情報を含み得る。回路設計特性は、回路設計中の特定の回路及び他の要素との関係の識別情報、配置情報、フィーチャサイズ情報、相互接続情報、又は半導体機器の物理特性を表す他の情報を含み得る。
設計コンピュータ2082は、ファイルフォーマットに準拠するために、回路設計情報2085を含む設計情報を変換するように構成され得る。例えば、ファイル情報は、グラフィックデータシステム(GDSII)ファイルフォーマットなど、階層フォーマット中の回路レイアウトに関する平面地理的形状、テキストラベル、及び他の情報を表すデータベースバイナリファイルフォーマットを含み得る。設計コンピュータ2082は、他の回路又は情報に加えて、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器110について説明する情報を含むGDSIIファイルなど、変換された設計情報を含むデータファイル2087を発生するように構成され得る。
GDSIIファイル2087は、GDSIIファイル2087中の変換された情報に従って、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器110を製造するための作製プロセスにおいて受信され得る。例えば、機器製造プロセスは、リソグラフィ処理のために使用すべきマスク2089など、1つ以上のマスク2089を作成するためにGDSIIファイル2087をマスク製造業者2088に与えることを含み得る。マスク2089は、テストされ、ダイ2092に分離され得る1つ以上のウエハ2091を発生するために作製プロセス2090中に使用され得る。ダイ2092は、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器110を含み得る。
ダイ2092は、ダイ2092がパッケージ2094に組み込まれるパッケージングプロセス2093に与えられ得る。例えば、パッケージ2094は、システムインパッケージ(SiP)構成など、単一のダイ2092又は複数のダイ2092を含み得る。パッケージ2094は、Joint Electron Device Engineering Council(JEDEC)規格などの1つ以上の規格又は仕様に準拠するように構成され得る。
パッケージ2094に関する情報は、コンピュータ2097に記憶された構成要素ライブラリを介してなど、様々な製品設計者に配信され得る。コンピュータ2097は、メモリ2099に結合された、1つ以上の処理コアなどのプロセッサ2098を含み得る。プリント回路板(PCB)ツール2003は、ユーザインターフェース2096を介してコンピュータ2097のユーザから受信したPCB設計情報2095を処理するために、メモリにプロセッサ実行可能命令として記憶され得る。PCB設計情報2095は、回路板上にパッケージングされた半導体機器の物理配置情報を含み、パッケージに対応するパッケージングされた半導体機器は、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器を含み得る。
コンピュータ2097は、回路板上でパッケージングされた半導体機器の物理配置情報ならびにトレース及びビアなどの電気接続レイアウトを含むデータをもつGERBERファイルなどのデータファイル2001を発生するためにPCB設計情報2095を変換するように構成され得、パッケージングされた半導体機器は、フリッカー雑音消去を用いる緩和発振器110中で使用される機器構成要素を含むパッケージに対応する。一構成では、変換されたPCB設計情報によって発生されるデータファイル2001は、GERBERフォーマット以外のフォーマットを有し得る。
GERBERファイル2001は、基板アセンブリプロセス2002において受信され、PCB2003を作成するために使用され、GERBERファイル2001内に記憶された設計情報に従って製造され得る。例えば、GERBERファイル2001は、PCB製造工程の様々なステップを実行するための1つ以上の機械にアップロードされ得る。PCB2003は、表された印刷回路組立体(PCA)2004を形成するためにパッケージを含む電子構成要素を実装され得る。
PCA2004は、製品製造プロセス2005において受信され、第1の電子機器2006及び第2の電子機器2007などの1つ以上の電子機器に統合され得る。第1の電子機器2006、第2の電子機器2007、又は両方は、セットトップボックス、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、ナビゲーション機器、通信機器、携帯情報端末(PDA)、固定位置データユニット、又はコンピュータであり得る。電子機器のうちの1つ又は複数は、モバイルフォンなどのリモートユニット、ハンドヘルドパーソナル通信システム(PCS)ユニット、個人情報端末などのポータブルデータユニット、全地球測位システム(GPS)対応機器、ナビゲーション機器、メータ読取り機器などの固定位置データユニット、ブルートゥースヘッドセット、データ又はコンピュータ命令を記憶又は取り出すいずれかの他の機器、又はそれらの組合せであり得る。
図21は、電子機器2101内に含まれ得るいくつかの構成要素を示す図である。電子機器2101はワイヤレス通信機器であり得る。電子機器2101はプロセッサ2103を含む。プロセッサ2103は、汎用シングル又はマルチチップマイクロプロセッサ(例えば、ARM)、特殊目的マイクロプロセッサ(例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであり得る。プロセッサ2103は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることがある。図21の電子機器2101には単一のプロセッサ2103のみが示されるが、代替構成では、プロセッサ(例えば、ARMとDSP)の組合せを使用することができる。
電子モバイル2101はメモリ2105も含む。メモリ2105は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子構成要素とすることができ得る。メモリ2105は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶メディア、光記憶メディア、RAM中のフラッシュメモリ機器、プロセッサに含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタなど、及びそれらの組合せとして実施され得る。
メモリ2105にデータ2107及び命令2109を記憶し得る。命令2109は、本明細書で開示する方法を実装するためにプロセッサ2103によって実行可能であり得る。命令2109を実行することは、メモリ2105に記憶されたデータ2107の使用を含み得る。プロセッサ2103が命令2109を実行するとき、命令2109aの様々な部分はプロセッサ2103上にロードされ、様々な複数のデータ2107aはプロセッサ2103上にロードされ得る。
電子機器2101はまた、電子機器2101との間での信号の送信及び受信を可能にするために、送信機2111と受信機2113とを含み得る。送信機2111と受信機2113とはトランシーバ2115と総称され得る。アンテナ2117はトランシーバ2115に電気的に結合され得る。電子機器2101はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、及び/又は複数のアンテナを含み得る(図示せず)。
電子機器2101の様々な構成要素は、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバスなどを含み得る1つ以上のバスによって互いに結合され得る。明快のために、図21では、様々なバスはバスシステム2119として示してある。
「決定」という用語は、多種多様なアクションを包含し、従って、「決定」は、計算、算出、処理、導出、調査、探索(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認などを含むことができる。また、「決定」は、受信(例えば、情報を受信すること)、アクセス(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含むことができる。また、「決定」は、解決、選択、選出、確立などを含むことができる。
「に基づいて」という句は、別段に明示されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という句は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を表す。
「プロセッサ」という用語は、汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、状態機械などを包含するものと広く解釈されたい。いくつかの状況下では、「プロセッサ」は、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理機器(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などを指すことがある。「プロセッサ」という用語は、処理機器の組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つ以上のマイクロプロセッサ、或いは他のそのような構成を指すことがある。
「メモリ」という用語は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子構成要素を包含するものと広く解釈されたい。メモリという用語は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気又は光学データ記憶装置、レジスタなど、様々なタイプのプロセッサ可読媒体を指すことがある。プロセッサがメモリから情報を読み取り、及び/又は情報をメモリに書き込むことができる場合、メモリはプロセッサと電子的に通信していると言われる。プロセッサに一体化されたメモリは、プロセッサと電子通信している。
「命令」及び「コード」という用語は、任意のタイプの(1つ以上の)コンピュータ可読ステートメントを含むものと広く解釈されたい。例えば、「命令」及び「コード」という用語は、1つ以上のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャなどを指すことがある。「命令」及び「コード」は、単一のコンピュータ可読ステートメント又は多くのコンピュータ可読ステートメントを備え得る。
本明細書で説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は1つ以上の命令としてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。「コンピュータ可読媒体」又は「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体を指す。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、又は他の光ディスク記憶機器、磁気ディスク記憶機器もしくは他の磁気記憶機器、あるいは命令又はデータ構造の形態で所望のプログラムコードを担持又は記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスできる任意の他の媒体を備え得る。本明細書で使用するディスク(disk)及びディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)及びBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、この場合、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はデータをレーザで光学的に再生する。
ソフトウェア又は命令はまた、送信媒体を介して送信され得る。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、又は赤外線、無線、及びマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、又は赤外線、無線、及びマイクロ波などのワイヤレス技術は、送信媒体の定義に含まれる。
本明細書で開示する方法は、説明した方法を達成するための1つ以上のステップ又はアクションを備える。本方法のステップ及び/又はアクションは、特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、本明細書で説明する方法の適切な動作のためにステップ又はアクションの特定の順序が必要とされない限り、特定のステップ及び/又はアクションの順序及び/又は使用は、特許請求の範囲の範囲を逸脱することなく修正され得る。
さらに、図2、図15、図16及び図19によって示されたものなど、本明細書で説明する方法及び技法を実行するためのモジュール及び/又は他の適切な手段は、機器によってダウンロード及び/又は他の方法で取得され得ることを諒解されたい。例えば、機器は、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を可能にするために、サーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明した様々な方法は、記憶手段を機器に結合するか又は与えるときに機器が様々な方法を獲得し得るように、記憶手段(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、コンパクトディスク(disc)(CD)又はフロッピーディスク(disk)などの物理的記憶媒体など)によって与えられ得る。さらに、本明細書で説明した方法及び技法を機器に提供するための任意の他の適切な技法を利用することができる。
特許請求の範囲は、上記に示した正確な構成及び構成要素に限定されないことを理解されたい。特許請求の範囲の範囲を逸脱することなく、本明細書で説明したシステム、方法、及び装置の構成、動作及び詳細において、様々な改変、変更及び変形を行うことができる。

Claims (55)

  1. 発振器におけるフリッカー雑音消去のための方法であって、
    前記発振器の発振期間の第1の時間期間中に第1の電流源を前記発振器の第1のキャパシタに選択的に接続することと、
    前記発振期間の第2の時間期間中に前記第1の電流源を前記発振器の基準ノードに選択的に接続することと
    を含む方法。
  2. 前記第1の電流源によって生成される電流が、前記発振器におけるフリッカー雑音によって影響される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記発振器が水晶発振素子を含まない、請求項1に記載の方法。
  4. 前記発振器が緩和発振器である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の電流源が、前記第1のキャパシタに選択的に接続され、スイッチを介して前記基準ノードに選択的に接続された、請求項1に記載の方法。
  6. 前記基準ノードが抵抗器に接続された、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1の時間期間と前記第2の時間期間との和が前記発振期間に実質的に等しい、請求項1に記載の方法。
  8. 前記発振期間の第3の時間期間中に第2の電流源を前記発振器の第2のキャパシタに選択的に接続することと、
    前記発振期間の第4の時間期間中に前記第2の電流源を前記基準ノードに選択的に接続することと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第3の時間期間と前記第4の時間期間との和が前記発振期間に実質的に等しい、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1のキャパシタを前記発振器の比較器の第1の入力に選択的に接続することと、
    前記第2のキャパシタを前記比較器の第2の入力に選択的に接続することと、
    前記基準ノードを前記第1の入力又は前記第2の入力に選択的に接続することと、をさらに含み、前記第1のキャパシタと前記第2のキャパシタとのうちの少なくとも1つが前記比較器に接続された、請求項8に記載の方法。
  11. 第1のキャパシタと、
    基準ノードと、
    第1の時間期間中に第1の電流源を前記第1のキャパシタに選択的に接続することと、第2の時間期間中に前記第1の電流源を前記基準ノードに選択的に接続することとを行うように構成されたコントローラと、を備える発振器。
  12. 前記発振器が水晶発振素子を含まない、請求項11に記載の発振器。
  13. 前記コントローラがスイッチを備える、請求項11に記載の発振器。
  14. 前記基準ノードが抵抗器に接続された、請求項11に記載の発振器。
  15. 前記第1の時間期間と前記第2の時間期間との和が前記発振器の発振期間に実質的に等しい、請求項11に記載の発振器。
  16. 前記第1の電流源によって生成される電流が、前記発振器におけるフリッカー雑音によって影響される、請求項11に記載の発振器。
  17. 第2のキャパシタと第2のコントローラとをさらに備え、前記第2のコントローラが、第3の時間期間中に第2の電流源を前記第2のキャパシタに選択的に接続することと、第4の時間期間中に前記第2の電流源を前記基準ノードに選択的に接続することとを行うように構成された、請求項11に記載の発振器。
  18. 前記第3の時間期間と前記第4の時間期間との和が前記発振器の発振期間に実質的に等しい、請求項17に記載の発振器。
  19. 第1の入力と、第2の入力と、
    前記第1のキャパシタを前記第1の入力に選択的に接続し、前記基準ノードを前記第2の入力に選択的に接続することと、
    前記基準ノードを前記第1の入力に選択的に接続し、前記第2のキャパシタを前記第2の入力に選択的に接続することと、
    前記第1のキャパシタを前記第1の入力に選択的に接続し、前記第2のキャパシタを前記第2の入力に選択的に接続することと、を行うように構成された論理と、
    を含む比較器をさらに含む、請求項17に記載の発振器。
  20. 第1のキャパシタと、
    第2のキャパシタと、
    第1の電流源と、
    第2の電流源と、
    比較器であって、第1の入力と第2の入力とを有する比較器と、
    基準ノードと、
    コントローラであって、第1の時間期間中に前記第1の電流源を前記第1のキャパシタに選択的に接続することと、前記第2の電流源を前記基準ノードに選択的に接続することとを行うように構成されたコントローラと、を備える発振器。
  21. 前記コントローラが、第2の時間期間中に前記第1の電流源を前記基準ノードに選択的に接続することと、前記第2の電流源を前記第2のキャパシタに選択的に接続することとを行うように構成され、前記第1の時間期間と前記第2の時間期間との和が前記発振器の発振期間に実質的に等しい、請求項20に記載の発振器。
  22. 前記コントローラが、第3の時間期間中に前記第1の電流源を前記第1のキャパシタに選択的に接続することと、前記第2の電流源を前記第2のキャパシタに選択的に接続することとを行うように構成された、請求項20に記載の発振器。
  23. 基準抵抗をさらに備え、前記基準ノードが前記基準抵抗に接続された、請求項20に記載の発振器。
  24. 前記コントローラが、第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチと、第5のスイッチと、第6のスイッチとを備え、前記コントローラが、前記発振器におけるフリッカー雑音を低減するために、前記スイッチの5つの構成を使用して複数の状態にわたって前記発振器を循環させる、請求項20に記載の発振器。
  25. 前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとが、位相発生器によって発生される第1の位相に応答し、前記第3のスイッチが、前記位相発生器によって発生される第2の位相に応答し、前記第4のスイッチが、前記位相発生器によって発生される第3の位相に応答し、前記第5のスイッチと前記第6のスイッチとが、前記位相発生器によって発生される第4の位相に応答する、請求項24に記載の発振器。
  26. 前記位相発生器が前記比較器の出力によって制御される、請求項25に記載の発振器。
  27. 前記比較器の前記出力の立上りエッジが、前記第1の位相の立上りエッジをトリガし、続いて前記第2の位相の立上りエッジをトリガし、続いて前記第3の位相の立上りエッジをトリガし、続いて前記第4の位相の立上りエッジをトリガする、請求項26に記載の発振器。
  28. 前記比較器の前記出力の立下りエッジが、前記第4の位相の立下りエッジをトリガし、続いて前記第3の位相の立下りエッジをトリガし、続いて前記第2の位相の立下りエッジをトリガし、続いて前記第1の位相の立下りエッジをトリガする、請求項26に記載の発振器。
  29. 前記第1のスイッチが、前記第1の電流源と前記比較器の前記第1の入力とを選択的に接続し、前記第2のスイッチが、前記第1のキャパシタを第1の位置において接地に選択的に接続し、第2の位置において前記第1の電流源に選択的に接続し、前記第3のスイッチが、前記比較器の前記第1の入力を第1の位置において前記基準ノードに選択的に接続し、第2の位置において前記第1のキャパシタに選択的に接続し、前記第4のスイッチが、前記比較器の前記第2の入力を第1の位置において前記第2の電流源に選択的に接続し、第2の位置において前記基準ノードに選択的に接続し、前記第5のスイッチが、前記第2のキャパシタを第1の位置において前記第2の電流源に選択的に接続し、第2の位置において接地に選択的に接続し、前記第6のスイッチが、前記基準ノードを前記第2の電流源に選択的に接続する、請求項24に記載の発振器。
  30. 前記スイッチの第1の構成が、閉じた前記第1のスイッチと、前記第1の位置にある前記第2のスイッチと、前記第1の位置にある前記第3のスイッチと、前記第1の位置にある前記第4のスイッチと、前記第1の位置にある前記第5のスイッチと、開いた前記第6のスイッチとを備える、請求項29に記載の発振器。
  31. 前記スイッチの第2の構成が、開いた前記第1のスイッチと、前記第2の位置にある前記第2のスイッチと、前記第1の位置にある前記第3のスイッチと、前記第1の位置にある前記第4のスイッチと、前記第1の位置にある前記第5のスイッチと、開いた前記第6のスイッチとを備える、請求項29に記載の発振器。
  32. 前記スイッチの第3の構成が、開いた前記第1のスイッチと、前記第2の位置にある前記第2のスイッチと、前記第2の位置にある前記第3のスイッチと、前記第1の位置にある前記第4のスイッチと、前記第1の位置にある前記第5のスイッチと、開いた前記第6のスイッチとを備える、請求項29に記載の発振器。
  33. 前記スイッチの第4の構成が、開いた前記第1のスイッチと、前記第2の位置にある前記第2のスイッチと、前記第2の位置にある前記第3のスイッチと、前記第2の位置にある前記第4のスイッチと、前記第1の位置にある前記第5のスイッチと、開いた前記第6のスイッチとを備える、請求項29に記載の発振器。
  34. 前記スイッチの第5の構成が、開いた前記第1のスイッチと、前記第2の位置にある前記第2のスイッチと、前記第2の位置にある前記第3のスイッチと、前記第2の位置にある前記第4のスイッチと、前記第2の位置にある前記第5のスイッチと、閉じた前記第6のスイッチとを備える、請求項29に記載の発振器。
  35. 前記発振器が緩和発振器である、請求項20に記載の発振器。
  36. 前記発振器がワイヤレス通信機器において使用される、請求項20に記載の発振器。
  37. 発振器におけるフリッカー雑音消去のための方法であって、
    第1の構成、第2の構成、第3の構成、第4の構成又は第5の構成のうちの1つを用いて比較器を選択的に構成することであって、前記比較器が第1の入力と第2の入力とを有する、選択的に構成することと、
    コントローラを使用して複数の状態にわたって前記発振器の構成要素を循環させることであって、前記発振器の前記構成要素が、第1の電流源と、第2の電流源と、第1のキャパシタと、第2のキャパシタと、基準ノードとを備え、複数の状態にわたって前記発振器の前記構成要素を循環させることにより、前記発振器は、フリッカー雑音が低減されて発振するようになる、循環させることと、を含む方法。
  38. 前記コントローラが、第1の時間期間中に前記第1の電流源を前記第1のキャパシタに選択的に接続することと、第2の時間期間中に前記第1の電流源を前記基準ノードに選択的に接続することとを行うように構成され、前記第1の時間期間と前記第2の時間期間との和が前記発振器の発振期間に実質的に等しい、請求項37に記載の方法。
  39. 前記コントローラが、第3の時間期間中に前記第2の電流源を前記第2のキャパシタに選択的に接続することと、第4の時間期間中に前記第2の電流源を前記基準ノードに選択的に接続することとを行うように構成され、前記第3の時間期間と前記第4の時間期間との和が前記発振器の発振期間に実質的に等しい、請求項37に記載の方法。
  40. 前記発振器が基準抵抗をさらに備え、前記基準ノードが前記基準抵抗に接続された、請求項37に記載の方法。
  41. 前記コントローラが、第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチと、第5のスイッチと、第6のスイッチとを備え、前記コントローラが、前記発振器におけるフリッカー雑音を低減するために、前記スイッチの5つの構成を使用して複数の状態にわたって前記発振器を循環させる、請求項37に記載の方法。
  42. 前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとが、位相発生器によって発生される第1の位相に応答し、前記第3のスイッチが、前記位相発生器によって発生される第2の位相に応答し、前記第4のスイッチが、前記位相発生器によって発生される第3の位相に応答し、前記第5のスイッチと前記第6のスイッチとが、前記位相発生器によって発生される第4の位相に応答する、請求項41に記載の方法。
  43. 前記位相発生器が前記比較器の出力によって制御される、請求項42に記載の方法。
  44. 前記比較器の前記出力の立上りエッジが、前記第1の位相の立上りエッジをトリガし、続いて前記第2の位相の立上りエッジをトリガし、続いて前記第3の位相の立上りエッジをトリガし、続いて前記第4の位相の立上りエッジをトリガする、請求項43に記載の方法。
  45. 前記比較器の前記出力の立下りエッジが、前記第4の位相の立下りエッジをトリガし、続いて前記第3の位相の立下りエッジをトリガし、続いて前記第2の位相の立下りエッジをトリガし、続いて前記第1の位相の立下りエッジをトリガする、請求項43に記載の方法。
  46. 前記第1のスイッチが、前記第1の電流源と前記比較器の前記第1の入力とを選択的に接続し、前記第2のスイッチが、前記第1のキャパシタを第1の位置において接地に選択的に接続し、第2の位置において前記第1の電流源に選択的に接続し、前記第3のスイッチが、前記比較器の前記第1の入力を第1の位置において前記基準ノードに選択的に接続し、第2の位置において前記第1のキャパシタに選択的に接続し、前記第4のスイッチが、前記比較器の前記第2の入力を第1の位置において前記第2の電流源に選択的に接続し、第2の位置において前記基準ノードに選択的に接続し、前記第5のスイッチが、前記第2のキャパシタを第1の位置において前記第2の電流源に選択的に接続し、第2の位置において接地に選択的に接続し、前記第6のスイッチが、前記基準ノードを前記第2の電流源に選択的に接続する、請求項41に記載の方法。
  47. 前記スイッチの第1の構成が、閉じた前記第1のスイッチと、前記第1の位置にある前記第2のスイッチと、前記第1の位置にある前記第3のスイッチと、前記第1の位置にある前記第4のスイッチと、前記第1の位置にある前記第5のスイッチと、開いた前記第6のスイッチとを備える、請求項46に記載の方法。
  48. 前記スイッチの第2の構成が、開いた前記第1のスイッチと、前記第2の位置にある前記第2のスイッチと、前記第1の位置にある前記第3のスイッチと、前記第1の位置にある前記第4のスイッチと、前記第1の位置にある前記第5のスイッチと、開いた前記第6のスイッチとを備える、請求項46に記載の方法。
  49. 前記スイッチの第3の構成が、開いた前記第1のスイッチと、前記第2の位置にある前記第2のスイッチと、前記第2の位置にある前記第3のスイッチと、前記第1の位置にある前記第4のスイッチと、前記第1の位置にある前記第5のスイッチと、開いた前記第6のスイッチとを備える、請求項46に記載の方法。
  50. 前記スイッチの第4の構成が、開いた前記第1のスイッチと、前記第2の位置にある前記第2のスイッチと、前記第2の位置にある前記第3のスイッチと、前記第2の位置にある前記第4のスイッチと、前記第1の位置にある前記第5のスイッチと、開いた前記第6のスイッチとを備える、請求項46に記載の方法。
  51. 前記スイッチの第5の構成が、開いた前記第1のスイッチと、前記第2の位置にある前記第2のスイッチと、前記第2の位置にある前記第3のスイッチと、前記第2の位置にある前記第4のスイッチと、前記第2の位置にある前記第5のスイッチと、閉じた前記第6のスイッチとを含む、請求項46に記載の方法。
  52. 前記発振器が緩和発振器である、請求項37に記載の方法。
  53. 前記発振器がワイヤレス通信機器において使用される、請求項37に記載の方法。
  54. 複数の状態にわたって前記発振器の前記構成要素を循環させることが、
    前記第1の電流源を前記基準ノードに接続することと、
    前記第2の電流源を前記第1のキャパシタに接続することと、
    前記第1のキャパシタの両端間の電圧を前記基準ノードにおける電圧+オフセット電圧と比較することと、
    前記第1のキャパシタの両端間の前記電圧が前記基準ノードにおける前記電圧+前記オフセット電圧よりも大きくない場合、低クロック信号を出力することと、
    前記第1のキャパシタの両端間の前記電圧が前記基準ノードにおける前記電圧+前記オフセット電圧よりも大きい場合、高クロック信号を出力することと、
    前記第1のスイッチを開くことと、
    前記第2のスイッチを第1の位置から第2の位置に移動することと、
    前記第1の電流源を前記第2のキャパシタに接続することと、
    前記第3のスイッチを第1の位置から第2の位置に移動することと、
    前記第4のスイッチを第1の位置から第2の位置に移動することと、
    前記第5のスイッチを第1の位置から第2の位置に移動することと、
    前記第6のスイッチを閉じることと、
    前記基準ノードにおける電圧を前記第1のキャパシタの両端間の電圧+前記オフセット電圧と比較することと、
    前記基準ノードにおける前記電圧が前記第1のキャパシタの両端間の前記電圧+前記オフセット電圧よりも大きくない場合、高クロック信号を出力することと、
    前記基準ノードにおける前記電圧が前記第1のキャパシタの両端間の前記電圧+前記オフセット電圧よりも大きい場合、低クロック信号を出力することと、
    前記第6のスイッチを開くことと、
    前記第5のスイッチを前記第2の位置から前記第1の位置に移動することと、
    前記第4のスイッチを前記第2の位置から前記第1の位置に移動することと、
    前記第3のスイッチを前記第2の位置から前記第1の位置に移動することと、
    前記第2のスイッチを前記第2の位置から前記第1の位置に移動することと、
    前記第1のスイッチを閉じることと、を含む、請求項41に記載の方法。
  55. 発振器におけるフリッカー雑音消去のための装置であって、
    第1の構成、第2の構成、第3の構成、第4の構成及び第5の構成のうちの1つを用いて第1の入力と第2の入力とを有する比較器を選択的に構成するための手段と、
    コントローラを使用して複数の状態にわたって前記発振器の構成要素を循環させるための手段と、を備え、前記発振器の前記構成要素が、第1の電流源と、第2の電流源と、第1のキャパシタと、第2のキャパシタと、基準ノードとを備え、複数の状態にわたって前記発振器の前記構成要素を循環させることにより、前記発振器は、フリッカー雑音が低減されて発振するようになる、装置。
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