JP2012524379A - 二次電気化学セル用の電極活物質 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】
本発明は、電極活物質を有する第1の電極と、第1の電極に対する対電極となる第2の対電極と、電解質とを含む電気化学セルを提供する。正極活物質は、一般式AabNbc(PO43で表され、ここで、0<a<9、0<b、c<2である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気化学セルに係り、さらにはリン酸塩を主成分とする活物質を採用した二次電気化学セルに係る。
電池パックは、1つまたはそれ以上の電気化学セルまたは電池からなり、各セルは一般的に、正極と、負極と、電解質または負極と正極の間でイオン電荷キャリアの動きを促進するための他の物質と、を含む。セルが充電される時、陽イオンは正極から電解質に移動し、それと同時に、電解質から負極へ移動する。放電中は、陽イオンは負極から電解質に移動し、それと同時に電解質から正極へ移動する。
本発明は、下記の一般式で表される正極活物質を採用した新規な二次電気化学セルを提供する。
abNbc(PO43
ここで、
(i)Aは周期律表の第1族の元素およびその組み合わせからなる群から選ばれ、0<a<9であり、
(ii)0<b<2であり
(iii)0<c<2であり、
a、b、cは、正極活物質の電気的中性が発生期のまたは合成されたままの状態を保つように選ばれる。
図1は、本発明の円筒形状の非水電解質電気化学セルの断面の概略図である。 図2Aは、実施例4の記載に従って合成されたLi32(PO43のX線回折の結果である。 図2Bは、実施例1の記載に従って合成されたLi2.61.8Nb0.2(PO43のX線回折の結果である。 図3は、一般式Lia−2d2−dNbd(PO43で表される電極活物質において、化学量論変数dの値を関数とした電気伝導率およびイオン伝導率のプロットである。 図4は、Lia−2d2−dNbd(PO43/1MLiPF6(EC/DMC)/Liセル(d=0、0.1、0.2)の電圧プロファイルプロットである。 図5は、Lia−2d2−dNbd(PO43/1MLiPF6(EC/DMC)/Liセル(d=0、0.1、0.2)の、容量に対するセル電圧のプロットである。 図6は、Lia−2d2−dNbd(PO43/1MLiPF6(EC/DMC)/Liセル(d=0、0.1、0.2)の、複数サイクルに対する正極の比容量プロットである。
本発明の新規な電気化学セルは、従来知られていた材料および装置に対して利益を与えることが見出された。そのような利益は、容量の増加、サイクル数の増大、可逆性の改善、イオン伝導性の改善、電気伝導性の改善、速度の改善、低コスト化の1つまたはそれ以上を含み、またこれらに限られない。本発明の詳細な利益および実施形態は、以下に記載する詳細な説明から明らかである。しかしながら、当然のことながら、詳細な説明および実施例は好ましい実施形態を示しているが、これは説明のみを目的とするものであり、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
本発明は、一般式(1)で表される正極活物質に係る。
abNbc(PO43 (1)
ここで、
(i)Aは周期律表の第1族の元素およびその組み合わせからなる群から選ばれ、0<a<9であり、
(ii)0<b<2であり
(iii)0<c<2であり、
a、b、cは、正極活物質の電気的中性が発生期のまたは合成されたままの状態を保つように選ばれる。
特に記載がない限り、本明細書において、ある数と等しい(「=」)、以上(「≦」)、または以下(「≧」)と代数的に記載される変数は、その数と等しいかまたは機能的に同等の数値または数値範囲を包含することを意味する。本明細書に記載される「族」は、現在のIUPAC周期律表に規定される周期律表の族の数(すなわち列)である。(本明細書に参考文献として援用される2000年10月24日発行のBarkerらの米国特許6,136,472を参照のこと。)さらに、個々の成分または成分の混合物がそこから選ばれる、元素、材料またはその他の成分の属は、記載された成分およびその混合物の全ての下位の属の組み合わせを含むことを意図する。
本明細書に記載された電極活物質は、電気化学セルにおいて充放電が繰り返される前は、発生期の状態または合成されたままの状態にある。電極活物質の成分は、合成時において荷電が平衡状態にある電極活物質を提供するように選択される。前記成分の1つまたはそれ以上の元素の化学量論値は非整数値を取り得、そして、一般に式(A)によって決められる。
a(VA)+b(VV)+c(VNb)=9 (A)
ここで、VA、VV、VNbはそれぞれ、活物質の発生期における組成変数A、バナジウム、ニオブの酸化状態を示す。
本明細書に記載された全ての実施形態において、組成変数Aは、本発明の活物質を含む電気化学セルが充電されるときに、陽イオンを形成し、活物質からデインターカレーションを受けることが可能な少なくとも1つの元素を含む。1つの実施形態において、Aは、周期律表の1族の元素、およびその混合物からなる群から選ばれる。他の下位の実施形態では、材料が発生期のまたは合成された状態において、Aはリチウム(Li)である。他の下位の実施形態では、Aはナトリウム(Na)である。
好ましくは、組成変数Aの十分量(a)は、電気化学セルの充電/放電中に、バナジウムがそれぞれ酸化/還元されるように存在すべきである。電気化学セルが通常の動作条件下において動作しているとき、組成変数Aのある量を電極活物質から除去することは、少なくともバナジウムの酸化状態の変化を伴う。本明細書において「通常の動作条件」の語は、セルがその電圧で充電される予定の電圧を意味する。
活物質において酸化/還元に使用可能なバナジウムの量は、除去可能な組成変数Aの量を決定する。そのような考え方は、例えば1984年10月16日発行のFraioliの米国特許4,477,541、および2000年10月24日発行のBarkerらの米国特許6,136,472といった一般の出願において従来より周知である。
本明細書の全ての実施形態において、0<a<9である。下位の一実施形態において0<a≦6であり、下位の他の実施形態において0<a≦3であり、下位の他の実施形態において2≦a≦5であり、下位の他の実施形態において、a=3である。
本明細書の全ての実施形態において、Vは、等荷電置換または異原子価置換によって化学量論的に一部がNbに置換可能であり、その置換量は化学量論量と等しいかまたは異なる。「等荷電置換」は、ある結晶学的位置にある1つの元素を同じ酸化状態を有する元素で置換する(例えば、V3+をNb3+で置換する)ことを意味する。「異原子価置換」は、ある結晶学的位置にある1つの元素を異なる酸化状態を有する元素で置換する(例えば、V3+をNb5+で置換する)ことを意味する。
一実施形態において、Vは、異原子価置換または等荷電置換によって「酸化的に」等価な化学量論量のNbに部分的に置換され、よって電極活物質は下記一般式(2)で表される:
Figure 2012524379
ここで、A、a、b、c、VV、VNbは上述のように表される。
他の実施形態において、Vは、異原子価置換または等荷電置換によって化学量論量のNbに部分的に置換され、よって電極活物質は下記一般式(3)で表される:
ab−dNbc(PO43 (3)
ここで、A、a、bは上述のように表され、0<d<2、0<c≦dであり、a、b、c、dは一般に式(B)によって決められる。
a+b(VV)+c(VNb)=9+d(VV) (B)
ここで、VV、VNbはそれぞれ、活物質の発生期におけるバナジウム、ニオブの酸化状態を示す。
他の実施形態において、Vは、異原子価置換によって等価な化学量論量のNbに部分的に置換され、よって電極活物質は下記一般式(4)で表される:
3−e2−dNbd(PO43 (4)
ここで、A、aは上述のように表され、0<d<2、e=d(VNb−VV)であり、VNb、VVはそれぞれ、活物質の発生期におけるニオブ、バナジウムの酸化状態を示す。
下位の一実施形態において、Vは、異原子価置換によって等価な化学量論量のNbに部分的に置換され、よって電極活物質は下記一般式(5)で表される:
3−2d2−dNbd(PO43 (5)
ここで、Aは上述のように表され、0<d<2、VNb=5+、VV=3+であり、VNb、VVはそれぞれ、活物質の発生期におけるニオブ、バナジウムの酸化状態を示す。
一般式(1)から(5)で表される活物質の例は以下を含むが、これらに限定されない:Li31.9Nb0.06(PO43、Li51.95Nb0.02(PO43、Li6.250.75Nb0.5(PO43、Li3。051.9Nb0.05(PO43、Li2.61.8Nb0.2(PO43、Li2.61.8Nb0.2(PO43
一般式(1)から(5)で表される活物質は、関連する金属種の同時酸化または還元とともにあるいはこれらを伴わずに、出発物質の固相反応における反応によって容易に合成される。組成変数A源は、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムのいくつかの塩またはイオン化合物のいずれかを含む。リチウム、ナトリウム、カリウムの化合物が好ましい。アルカリ金属源は粉末状または粒子状で提供されることが好ましい。これら広範囲にわたる材料は、無機化学の分野において周知である。これらの材料は、リチウム、ナトリウム、および/またはカリウムの、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩、硫化物、二硫化物、炭酸塩、重炭酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、リン酸水素アンモニウム塩、リン酸二水素アンモニウム塩、ケイ酸塩、アンチモン酸塩、ヒ酸塩、ゲルマニウム酸塩、酸化物、酢酸塩、シュウ酸塩などを含むが、これらに限定されない。上記の水和物および混合物も用いることができる。特に、混合物は1つ以上のアルカリ金属を含み、反応により混合アルカリ金属活物質が製造されるので好ましい。
バナジウム源およびニオブ源は、バナジウムおよびニオブの、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩、硫化物、二硫化物、炭酸塩、重炭酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、リン酸水素アンモニウム塩、リン酸二水素アンモニウム塩、ケイ酸塩、アンチモン酸塩、ヒ酸塩、ゲルマニウム酸塩、酸化物、水酸化物、酢酸塩、シュウ酸塩などを含むが、これらに限定されない。水和物も用いることができ、同様に、アルカリ金属とであればアルカリ金属が混ざった金属活物質が生産されるので、金属の混合物も用いることができる。出発物質中のバナジウムおよびニオブは、以下に述べるように、所望の生産物に必要とされる酸化状態、および予想される酸化または還元状態によって、いずれの酸化状態を有することができる。
リン酸塩成分源は、リン酸塩源に加えて、正電荷を持つ陽イオンを含むいくつかの塩または化合物によって提供される。そのような陽イオンは、アルカリ金属、アルカリ性金属、遷移金属、または他の非遷移金属のような金属のイオン、およびアンモニウムまたは4級アンモニウムのような錯カチオンを含むが、これらに限定されない。そのような化合物におけるリン酸アニオンは、リン酸塩、リン酸水素アンモニウム、またはリン酸二水素アンモニウムがある。上述のアルカリ金属源および金属源と一緒の場合、リン酸種出発物質は粒子状または粉末状で提供されることが好ましい。上記の水和物も、上記の混合物と同様に用いることができる。
出発物質は、上記に列挙したものから明らかなように、組成成分A、V、NbおよびPO4の1つまたはそれ以上を提供し得る。本発明の種々の実施形態において、出発物質は、例えば組成成分AとPO4の混合物であり、バナジウムおよびニオブのみが加えられることが必要とされる。1つの実施形態において、出発物質は、アルカリ金属と、VおよびNbの1つと、リン酸塩を含むものである。それぞれの成分となる出発物質の組み合わせを用いることもできる。揮発性の副産物を生じる対イオンを含む出発物質を選択することが好ましい。すなわち、アンモニア塩、炭酸塩、酸化物およびその他同様に可能なものを選択することが好ましい。これらの対イオンを含む出発物質は、反応混合物から容易に除去可能な、水、アンモニア、二酸化炭素のような揮発性の副産物を生じる傾向にある。
組成成分A、V、NbおよびPO4源は、反応生成物を生じるのに十分な時間および温度で加熱されて、固体の状態で一緒に反応される。出発物質は、粉末状または粒子状で提供される。粉末は、摩耗のないボールミル、乳鉢と乳棒での混合などのような、種々の手段のいずれかによって混合される。その後、粉末化された出発物質は、タブレット状に圧縮され、および/またはバインダー物質とともに保持されて、密接に結合した反応混合物を生じる。反応混合物は炉中で、典型的には約400℃またはそれ以上の温度で、反応生成物が生じるまで加熱される。反応時間および反応温度の例は以下の実施例に記載されている。
より低い温度で反応を行う他の方法は、熱水処理である。熱水反応において、出発物質は水のような少量の液体と混合され、加圧ボンベ中に置かれる。反応温度は、高い圧力を生じるように、ある体積を維持するように液体の水を加熱して得られる温度に限定され、特別な反応容器が用いられる。
反応は酸化還元なしに行われ、または必要に応じて還元または酸化条件下で行われる。酸化還元なしに行われる場合には、反応生成物中の成分の酸化状態は、出発物質中の酸化状態と同じである。酸化は反応を空気中で行うことによって可能である。すなわち、空気からの酸素が、遷移金属を含む出発物質を酸化するために用いられる。
反応は還元とともに行われる。例えば、反応は水素、アンモニア、メタンまたは還元ガスの混合物のような還元雰囲気中で行われる。あるいは還元は、反応混合物中に還元物質を含むことによってin−situで行われる。前記還元物質は、反応において、1つまたはそれ以上の反応成分を還元して最終反応生成物中における成分の酸化状態とするように反応に関与するが、後に電極または電気化学セルにおいて用いられる際に、活物質を妨げない副生成物を生成する。本発明の活物質を生成するために用いられるのに都合のよい還元剤の1つは、還元炭素である。より好ましい実施形態において、反応は、アルゴン、窒素、または二酸化炭素のような不活性雰囲気下で行われる。そのような還元炭素は、好ましくは元素状炭素であり、または反応条件下において分解して、元素状炭素、または還元力を有する種を含む同様の炭素を生じる有機材料である。そのような有機材料は、反応条件下において炭化または熱分解して炭素の還元型を生じる、グリセロール、でんぷん、糖類、コークスおよび有機ポリマーを含むが、これらに限られない。好ましい還元炭素源は、元素状炭素である。
還元剤を化学量論的に過剰量提供し、必要であれば反応後に過剰量を取り除くことはたいてい容易である。還元ガスの場合、および元素状炭素のような還元炭素を用いる場合、過剰な還元剤は問題とならない。前者の場合、還元ガスは揮発性であり、反応混合物から容易に分離される。一方、後者の場合、反応中の過剰の炭素は活物質の特性を阻害しない。なぜなら、炭素は通常は活物質に加えられて、本発明の電気化学セルおよび電池で用いられる電極物質を形成するからである。また好ましいことには、副生成物である一酸化炭素または二酸化炭素(炭素の場合)、または水(水素の場合)は、反応混合物から容易に除去可能である。
混合金属リン酸塩を合成する炭素熱還元反応法は、BarkerらのPCT公開公報WO01/53198に開示されている。出発物質を還元炭素の存在下で反応させて種々の生成物を生産するために、この炭素熱還元反応法を用いることができる。炭素は、対応する出発物質における酸化状態に対して活物質成分の1つまたはそれ以上を還元する機能を果たす。例えば元素炭素粉末のような還元炭素は、他の出発物質と混合され、加熱される。最良の結果を得るために温度は約400℃またはそれ以上であり、約950℃までである必要がある。より高い温度が用いられるが、必ずしも必要ではない。
本発明の活物質は湿式混合法によっても生成することができる。本方法は、少なくともH2O(水)、高分子材料、リン酸アニオン源、組成変数A源、ニオブ源、V25またはV23のようなバナジウム源、および炭素源を含む水性混合物を形成する工程を含む。水性混合物は次に湿式で混合され、噴霧乾燥させられて前駆体組成物を形成する。前駆体組成物は、さらにボールミルで粉砕されてペレット化されてもよい。前駆体組成物またはペレット化された前駆体組成物は、次に、加熱されまたはか焼されて活物質生成物を生成する。
湿式混合法の1つは、五酸化バナジウム(V25)を、例えばリン酸(H3PO4)のような酸性リン酸水溶液とを反応させスラリーを形成する工程を含む。スラリーは次に、水と、水酸化リチウム(LiOH)のような塩基性リチウム組成物とを含む溶液と混合されて第2のスラリーを形成する。高分子材料および炭素源が第2のスラリーに加えられて第3のスラリーを形成する。第3のスラリーは湿式で混合され、噴霧乾燥させられて前駆体組成物を形成する。前駆体組成物は次にボールミルで粉砕されてペレット化されてもよい。前駆体組成物またはペレット化された前駆体組成物は、本発明の電極活物質を生成するのに十分な時間および温度で加熱される。
五酸化バナジウムは、pHを中性から高くまたは低くすることによって、水性溶液に部分的または完全に溶解させられる。これにより均一の前駆体混合物が得られ、リチウムバナジウムリン酸塩材料の合成をより速く、より低い温度で行うことができる。一実施形態では、V25はまずH3PO4に加えられ、次に組成変数Aの水酸化物が水に溶解している溶液と混合される。他の実施形態では、V25は組成変数Aの水酸化物と反応し、次にH3PO4のような酸が加えられて中和される。
他の湿式混合法は、組成変数Aの水酸化物の水溶液を調製する工程を含む。次に、その水溶液に五酸化バナジウムが部分的に溶解される。次に、水溶液にリン酸(H3PO4)が加えられて中性溶液が形成される。高分子材料、ニオブ源、炭素源が中性溶液に加えられてスラリーが形成される。高分子材料は電極活物質生成物全体において導電性ネットワークを形成するように働く。スラリーは湿式混合され、噴霧乾燥または加熱によって乾燥させられて前駆体組成物が形成される。前駆体組成物は、さらにボールミルで粉砕されてペレット化されてもよい。前駆体組成物またはペレット化された前駆体組成物は次に加熱され、本発明の電極活物質を生成する。
他の湿式混合法は、沸点を有する溶媒と、高分子材料、リン酸塩源、組成変数A源、バナジウム源およびニオブ源を有する混合物を形成する工程、そのように形成された混合物を、溶媒の沸点より高い温度で、全ての溶媒を実質的に除去して実質的に乾燥した混合物を生成するのに十分な時間加熱する工程、およびそのように得られた乾燥した混合物を加熱して本発明の電極活物質を生成する工程を含む。リン酸塩源および高分子材料は溶媒と実質的に相分離せずに、溶媒中で溶液を形成するものが好ましい。
本方法は、高分子材料を溶媒に溶解して第1の溶液を形成する工程、撹拌しながら第1の溶液にリン酸塩源、またはその代わりにリン酸塩源と組成変数A源の両方を含むものを加えて第1のスラリーを形成する工程、撹拌しながら第1のスラリーにバナジウム源とニオブ源を加えて第2のスラリーを形成する工程、第2のスラリーを実質的に乾燥した乾燥混合物を生成するのに十分な温度と時間加熱する工程、そして前記混合物を本発明の電極活物質を生成するのに十分な温度と時間加熱する工程を含む。
本方法は、高分子材料を溶媒に溶解して第1の溶液を形成する工程を含む。溶媒は、高分子材料を溶解できるどのような揮発性溶媒であってもよい。溶媒は約300℃より低い沸点を有する揮発性溶媒であることが好ましく、200℃より低い沸点を有する揮発性溶媒がより好ましく、120℃より低い沸点を有する揮発性溶媒がさらに好ましい。より好ましい実施形態において、溶媒は水である。撹拌しながら第1の溶液にリン酸塩源(またはリン酸塩源と組成変数A源を含むもの)が加えられて第1のスラリーが形成される。次にバナジウム源とニオブ源が第1のスラリーに加えられて第2のスラリーが形成される。第2のスラリーは次に、溶媒の沸点より高い温度で加熱されて実質的に乾燥した乾燥混合物が生成される。乾燥混合物は次に、ボールミルで粉砕され、加熱されて、本発明の電極活物質が生成される。
当然のことながら当業者は、上述の好ましい実施形態は高分子材料、リン酸塩源、バナジウム源およびニオブ源をスラリーに加える順序を記載しているが、リン酸塩源、バナジウム源およびニオブ源は溶媒にいずれの順序で加えられることも可能であることを理解している。例えば、組成変数A源、PO4源、V源およびNb源が溶媒に加えられ、次に高分子材料が加えられてもよい。または、組成変数A源、V源およびNb源が溶媒に加えられ、次に高分子材料が加えられ、次にリン酸塩源が加えられてもよい。まず高分子材料が溶媒に加えられ、次に組成変数A源、Nb源およびV源が加えられ、次にリン酸塩源が加えられてもよい。
高分子材料は溶媒に溶解するので、高分子材料が溶解しているとき、溶解していることを識別しやすいため、好ましい実施形態においては、まず高分子材料が加えられる。そして次にリン酸塩源が加えられる。リン酸塩源は同様に溶媒に溶解し、したがってリン酸塩源が溶解しているとき、溶解していることを容易に判定できる。組成変数A源、V源およびNb源は溶媒に溶解せず、V23の場合には溶液が黒くなるなど溶液が着色されるので、これらは最後に加えられる。
本発明の好ましい実施形態において、ある量の高分子材料が水に溶解されて第1の溶液が形成される。撹拌しながら第1の溶液に組成変数Aおよびリン酸塩の両方を含む源が加えられて第1のスラリーが形成される。撹拌しながら第1のスラリーにV源およびNb源が加えられて第2のスラリーが形成される。第2のスラリーは次に溶媒の沸点より高い温度で24時間乾燥させられる。得られた乾燥粉末は次にペレット化され、管状炉において焼成される。
一般式(1)から(5)で表される電極活物質の製造方法は、当該技術分野において周知であり、文献に記載されており、また以下の文献にも記載されている。2001年7月26日に公開されたBarkerらの国際公開公報WO01/54212;1998年3月26日に公開されたBarkerらの国際公開公報WO98/12761;2000年1月6日に公開されたBarkerらの国際公開公報WO00/01024;2000年6月2日に公開されたBarkerらの国際公開公報WO00/31812;2000年9月28日に公開されたBarkerらの国際公開公報WO00/57505;2002年6月6日に公開されたBarkerらの国際公開公報WO02/44084;2003年10月16日に公開されたSaidiらの国際公開公報WO03/085757;2003年10月16日に公開されたSaidiらの国際公開公報WO03/085771;2003年10月23日に公開されたSaidiらの国際公開公報WO03/088383;2003年3月4日に発行されたBarkerらの米国特許第6,528,033;2002年5月14日に発行されたBarkerらの米国特許第6,387,568;2003年2月2日に公開されたBarkerらの米国公開公報第2003/0027049;2002年12月19日に公開されたBarkerらの米国公開公報第2002/0192553;2003年9月11日に公開されたBarkerらの米国公開公報第2003/0170542;2003年7月10日に公開されたBarkerらの米国公開公報第2003/1029492。
単斜晶系のリン酸リチウムバナジウム、Li32(PO43、あるいはLVPは、一般に温度700℃およびそれより高い温度で合成される。これらの温度において、この材料は、合成雰囲気中の数パーセントの水素によって損傷を受ける。水素は雰囲気に意図的に加えられ、あるいは合成反応の副生成物である。合成雰囲気に水素が存在するとそのような雰囲気で生成された材料において、初期の比容量を減少させ、また充放電サイクルの減退を増加させる。したがって、LVPを水素のない雰囲気下で合成することが好ましい。
水素による損傷を防ぐため、前駆体が700℃に達する前に全ての水素源を除去することが必要である。水および有機蒸気はLVP生成反応の副生成物となり得、とりわけ残留炭素が存在すると、両者は水素源となる可能性がある。合成中において水素からの損傷の可能性を防ぐために、次の技術が有益である。
1)加熱中の傾斜プロファイルに待機ステップを設け、700℃より低い温度で副生成物を放出させる;例えば温度350℃で加熱傾斜を止めて、その温度を約1時間から2時間保持する。
2)粉末床を深さ約4cmより浅くする、より好ましくは約2cmより浅くするといった、炉への充填条件を変更する。これにより、粉末床にガス状の副生成物が封じ込められるのを防ぐことができる。
3)より迅速にガス抜きを行う。これにより、高い温度に達する前に水素を生成する副生成物を除去することができる。
本発明はまた、以下を含む電気化学セルまたは電池を提供する。
(a)本発明の活物質を含む第1の電極(または一般に正極または陽極);
(b)第1の電極の対電極である第2の電極(または一般に負極または陰極);
(c)第1の電極と第2の電極でイオン移動のやりとりを行う電解質。
電池の構造は特定の構造に限定されず、円筒形の巻き構造、Zに折り畳まれた構造、角柱の巻き構造および平板状の角柱構造、および樹脂積層構造からなる群から選ぶことができる。
図1を参照すると、一実施形態において電気化学セル10は、図1に示されるように、密封された容器、より好ましくは硬質の円筒形状の容器14に封入された、らせん状に巻かれたまたはねじられた電極アセンブリ12を含む。下位の一実施形態において、セル10は角柱状タイプのセルであり、容器は実質的に長方形の断面を有する(図示せず)。
再度図1を参照すると、電極アセンブリ12は、とりわけ上記一般式(1)から(5)で表される電極活物質からなる正極16;対となる負極18;および第1の電極16と第2の電極18の間に設けられるセパレータ20を含む。セパレータ20は、電気絶縁性およびイオン伝導性の多孔質フィルムが好ましく、ポリエチレン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、ポリメチルメタクリレート、ポリシロキサン、これらのコポリマーおよび混合物からなる群から選ばれる高分子材料で形成される。
各電極16、18は、電極16、18と外部負荷の間の電気通信を行う電流コレクタ22および24をそれぞれ含む。各電流コレクタ22、24は、鉄、銅、アルミニウム、ニッケル、ステンレス鋼、または同様の導電性金属の箔または格子であり、5μmから100μm、より好ましくは5μmから20μmの厚みを有する。さらに、電流コレクタは、弱酸および同種のものといった酸化物除去剤で処理されていてもよく、また電流コレクタ22、24表面に電気絶縁性の酸化物が形成されるのを抑制するために導電性被覆されていてもよい。適切な被覆の例は、均一に分散した導電性材料(例えば炭素)からなる高分子材料を含み、そのような高分子材料は、アクリル酸およびメタクリル酸とエステル、ポリ(エチレン−アクリル酸)コポリマーを含むアクリル;ポリ(酢酸ビニル)およびポリ(フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロポリプレン)コポリマーを含むビニル材料;ポリ(アジピン酸−エチレングリコール)コポリマーを含むポリエステル;ポリウレタン;フッ素エラストマー;およびこれらの混合物を含む。
正極16はさらに、正極電流コレクタ22の少なくとも片側に形成され、より好ましくは、正極電流コレクタ22の両側に形成された正極フィルム26を含み、各フィルム26は、セル10にとって最適な容量を実現するために、10μmから150μm、より好ましくは25μmから125μmの厚みを有する。正極フィルム26は、80%から95%の質量の一般式(1)から(5)で表される活物質、1%から10%の質量のバインダー、および1%から10%の質量の導電剤からなる。
適切なバインダーは、ポリアクリル酸;カルボキシメチルセルロース;ジアセチルセルロース;ヒドロキシプロピルセルロース;ポリエチレン;ポリプロピレン;エチレン−プロピレンジエンコポリマー;ポリ四フッ化エチレン;ポリフッ化ビニリデン;スチレン−ブタジエンゴム;四フッ化エチレン−六フッ化ポリプロピレンコポリマー;ポリビニルアルコール;ポリ塩化ビニル;ポリビニルピロリドン;四フッ化エチレン−パーフルオロアルキルビニルエステルコポリマー;フッ化ビニリデン−六フッ化ポリプロピレンコポリマー;フッ化ビニリデン−塩化三フッ化エチレンコポリマー;エチレン−四フッ化エチレンコポリマー;ポリ塩化三フッ化エチレン;フッ化ビニリデン−五フッ化プロピレンコポリマー;プロピレン−四フッ化エチレンコポリマー;エチレン−塩化三フッ化エチレンコポリマー;フッ化ビニリデン−六フッ化プロピレン−四フッ化エチレンコポリマー;フッ化ビニリデン−パーフルオロメチルビニルエステル−四フッ化エチレンコポリマー;エチレン−アクリル酸コポリマー;エチレン−メタクリル酸コポリマー;エチレン−アクリル酸メチルコポリマー;エチレン−メタクリル酸メチルコポリマー;スチレン−ブタジエンゴム;フッ素化ゴム;ポリブタジエン;およびこれらの混合物を含む。これらの材料の中で最も好ましいのは、ポリフッ化ビニリデンおよびポリ四フッ化エチレンである。
適切な導電剤は、天然黒鉛(例えば、片状黒鉛など);人造黒鉛;アセチレンブラック、ケチェンブラック(Ketzen Black)、チャネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブラックなどのカーボンブラック;炭素繊維や金属繊維などの導電繊維;フッ化炭素、銅、ニッケルなどの金属粉末;ポリフェニレン誘導体などの有機導電材料を含む。
負極18は、負極電流コレクタ24の少なくとも片側に形成され、より好ましくは、負極電流コレクタ24の両側に形成された負極フィルム28からなる。下位の一実施形態において、負極はリチウム金属箔のようなアルカリ金属箔である。下位の他の実施形態において、負極フィルム28は、80%から95%の質量の層間材料、2%から10%の質量のバインダー、および1%から10%の質量の導電剤(これは任意である)からなる。
本発明において適切な層間材料は、遷移金属酸化物、金属カルコゲニド、炭素または炭素質材料(例えばグラファイト)、およびこれらの混合物を含む。一実施形態では、層間材料はグラファイトである。
再度図1を参照すると、円筒形容器14は、負極リード線34を通して負極18と電気通信する閉端部32と、折り曲げ端36によって規定された開端部を有する円筒体部材30を含む。動作中、円筒体部材30、特に閉端部32は導電性であり、負極18と外部負荷(図示せず)の間の電気通信を行う。絶縁部材38が、らせん状に巻かれたあるいはねじられた電極アセンブリ12と閉端部32との間に設けられる。
正極リード線42を通して正極16と電気通信する正極端子キャップ40は、正極16と外部負荷(図示せず)との間の電気通信を行う。ガスケット部材44が円筒体部材30の上部を正極端子キャップ40に密閉状態ではめ込む。
非水電解質(図示せず)は、電気化学セルが充電および放電している間、イオン電荷キャリアが正極16と負極18の間を移動することによって、正極16と負極18との間のイオンのやりとりを行う。電解質は、非水溶媒および非水溶媒に溶解しているアルカリ金属を含む。適切な溶媒は、エチレン・カーボネート、プロピレン・カーボネート、ブチレン・カーボネートまたはビニレン・カーボネートなどの環状炭酸エステル;炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、エチルメチルカーボネートまたは炭酸ジプロピルなどの非環状炭酸エステル;ギ酸メチル、酢酸メチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチルなどの脂肪族カルボン酸エステル;ブチロラクトンなどのγ−ラクトン;1、2−ジメトキシエタン、1、2−ジエトキシエタンまたはエトキシメトキシエタンなどの非環状エーテル;テトラヒドロフランまたは2−メチルテトラヒドロフランなどの環状エーテル;ジメチルスルホキシド、1、3−ジオキソラン、ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジオキソラン、アセトニトリル、プロピオニトリル、ニトロメタン、エチルモノグリム、リン酸トリエステル、トリメトキシメタン、ジオキソラン誘導体、スルホラン、メチルスルホラン、1、3−ジメチル−イミダゾリジノン、3−メチル−2−オキサゾリジノン、プロピレンカーボネート誘導体、テトラヒドロフラン誘導体、エチルエーテル、1、3−プロパンスルトン、アニソール、ジメチルスルホキシドおよびN−メチルプロリドンなどの有機非プロトン性溶媒;およびこれらの混合物を含む。環状炭酸エステルと非環状炭酸エステルの混合物、または環状炭酸エステル、非環状炭酸エステルおよび脂肪族カルボン酸エステルの混合物が好ましい。
適切なアルカリ金属塩は、LiClO4;LiBF4;LiPF6;LiAlCl4;LiSbF6;LiSCN;LiCl;LiCF3SO3;LiCF3CO2;Li(CF3SO22;LiAsF6;LiN(CF3SO22;LiB10Cl10;二シュウ酸ホウ酸リチウム;低脂肪族カルボン酸リチウム;LiCl;LiBr;LiI;リチウムのクロロボラン;テトラフェニルホウ酸リチウム;リチウムイミド;上記リチウム塩のナトリウムおよびカリウム類似物;およびこれらの混合物を含む。好ましくは、電解質は少なくともLiPF6を含む。
次の実施例は本発明の組成物および方法を示すがこれらに限定されない。
実施例1
次の一般的な反応スキームに従って、一般式Lia−2d2−dNbd(PO43で表される電極活物質を化学量論変数dの種々の値に対して製造した。
LiH2PO4+V23+Nb25+NH42PO4→Lia−2d2−dNbd(PO43
Lia−2d2−dNbd(PO43の活物質を製造するために、LiH2PO4(1質量%より濃い)、V23、Nb25、NH42PO4の(化学量論変数dの目標値に基づく)必要量の前駆体を前もって混合し、次いでセラミック瓶のアセトン中でジルコニア媒体を用いて20時間粉砕した。粉砕後、アセトンを抽出し、乾燥粉末をペレット化し、管状炉内に置き、アルゴン流雰囲気下で最高到達温度950℃まで5℃/分で加熱した。その温度を2時間保持し、その後試料を粉砕し、再び(アセトンなしで)20時間ボールミルで粉砕し、再ペレット化し、上記と同じ焼成条件で加熱し、活物質生成物を得た。
実施例2
一般化学式Lia−2d2−dNbd(PO43で表され、実施例1の記載に従って合成された電極活物質を、さらに次の一般的な反応スキームに従って処理し、炭素含有材料を得た。
Lia−2d2−dNbd(PO43+C+PEG →Lia−2d2−dNbd(PO43/C
炭素を含有するLia−2d2−dNbd(PO43/Cを製造するために、実施例1の記載に従って合成されたLia−2d2−dNbd(PO43反応生成物をまずセラミック瓶のアセトン中でジルコニア媒体を用いて20時間ボールミル粉砕した。粉砕後、アセトンを抽出し、乾燥させたLia−2d2−dNbd(PO43活物質11gを、炭素(Super P)0.4583gおよびポリエチレングリコール(PEG)0.33gと混合した。得られた混合物をセラミック瓶中でジルコニア媒体を用いて20時間ボールミル粉砕し、次いで管状炉内に置き、アルゴン流雰囲気下で最高到達温度6 50℃まで5℃/分で加熱した。その温度を2時間保持し、Lia−2d2−dNbd(PO43/C複合材料生成物を得た。
実施例3
次の一般的な反応スキームに従って、一般化学式Lia−2d2−dNbd(PO43で表される炭素含有電極活物質を化学量論変数dの種々の値に対して製造した。
LiH2PO4+V23+Nb25+NH42PO4+PEG+C→Lia−2d2−dNbd(PO43/C
炭素を含有するLia−2d2−dNbd(PO43/C材料を製造するために、LiH2PO4(1質量%より濃い)、V23、Nb25、NH42PO4、炭素(Super P)およびポリエチレングリコール(PEG)の(化学量論変数dの目標値に基づく)必要量の前駆体を前もって混合し、次いでセラミック瓶中でジルコニア媒体を用いて20時間粉砕した。粉砕後、混合物を管状炉内に置き、アルゴン流雰囲気下で最高到達温度950℃まで5℃/分で加熱した。その温度を4時間保持し、Lia−2d2−dNbd(PO43/C活物質生成物を得た。
実施例4
次の反応スキームに従って、化学式Li32(PO43を有する電極活物質を製造した。
LiH2PO4+V23→Li32(PO43
Li32(PO43活物質を製造するために、LiH2PO4(1質量%より濃い)23.4136gとNH42PO411.1991gを前もって混合し、次いでセラミック瓶のアセトン中でジルコニア媒体を用いて20時間粉砕した。粉砕後、アセトンを抽出し、乾燥粉末をペレット化し、管状炉内に置き、アルゴン流雰囲気下で最高到達温度950℃まで5℃/分で加熱した。その温度を2時間保持し、その後試料を粉砕し、再び(アセトンなしで)20時間ボールミルで粉砕し、再ペレット化し、上記と同じ焼成条件で加熱し、活物質生成物を得た。
実施例5
実施例1の記載に従って合成されたLi2.61.8Nb0.2(PO43活物質をλ=1.5418ÅのCuKα線を用いたX線回折によって分析し、次の値を得た。a=8.613034Å;b=8.636577Å;c=12.060527Å;格子体積=897.148Å。実施例4に従って合成したLi32(PO43およびLi2.61.8Nb0.2(PO43のX線回折パターンを図2のパターン(a)および(b)としてそれぞれ示す。
実施例6
実施例1の記載に従って、一般化学式Lia−2d2−dNbd(PO43で表される電極活物質を、d=0、0.025、0.05、0.075、0.1、0.15および0.2に対して合成した。
電極活物質のイオン導電度を測定するために、次の実験を行った。上記各活物質1gを、ステンレス鋼の円盤と対向する銅の円盤(それぞれは2.85cm2)の間を、0.5Vの電圧を両円盤に60秒間かけながら10ポンドの圧力下で通過させた。このdc分極中に、イオンキャリアおよび電気キャリアから初期電流が発生し、ここで、
Figure 2012524379
および
Figure 2012524379
と表される。ここで、RionicとReは陽イオンおよび電気キャリアによるイオン抵抗、電気抵抗をそれぞれ表す。時間の経過とともに、封鎖電子の部分電流が減少し、最終的に消失して、全電流が非封鎖キャリアにのみ運ばれる安定な電流値
Figure 2012524379
となる。この分極実験によって測定されたイオン導電度を図3に示す。図3に示されるように、ニオブ置換は、化学量論量dが約0.025より大きい場合に、本活物質のイオン導電度および電気伝導度を50倍(5,000%)増加させた。
実施例7
一般化学式Lia−2d2−dNbd(PO43で表される電極活物質を、実施例2の記載に従い、d=0、0.1および0.2に対して合成した。
各試料について、Lia−2d2−dNbd(PO43活物質88%、導電性炭素(Super P)8%、およびPVDFバインダー(KYNAR HSV900)4%を、N−メチルピロリドン(NMP)と混合し、得られたスラリーをアルミニウム箔上に被覆し、真空中で120℃で乾燥して、電極を作成した。各電極の活物質の重量は8〜9mg/cm2であった。
それぞれにおいて、正極、リチウム金属の対電極、エチレンカーボネート/ジメチルカーボネート(質量比2:1)中に1M LiPF6溶液を含む電解質を用い、乾燥させたガラス繊維フィルター(WhatmanのGF/Aグレード)を電極セパレータとして用いて、リチウム金属セル(Lia−2d2−dNbd(PO43/1M LiPF6(EC/DMC)/Li)を作成した。正極の面積は2.85cm2であった。
Lia−2d2−dNbd(PO43活物質を脱リチウムかするために、各セルを、C/10で4.8Vまで充電した。図4は、各Lia−2d2−dNbd(PO43/1M LiPF6(EC/DMC)/Liセルにおける電圧プロファイルを示す。ニオブ置換の結果は、第1Li領域において電圧プロファイルの傾斜の様子に表れ、ニオブの置換量(化学量論量変数値d)が0から0.2に増加するに従って、より深くなる。
d=0、0.1、0.2のLia−2d2−dNbd(PO43活物質を含むセルをC/5で2.5Vと4.2Vの間で充放電した。図5は、各Lia−2d2−dNbd(PO43/1M LiPF6(EC/DMC)/Li(d=0、0.1、0.2)電池における充放電プロファイルを示す。
実施例8
一般化学式Lia−2d2−dNbd(PO43で表される電極活物質を実施例3の記載に従って、d=0、0.1、0.2について合成した。
各試料について、Lia−2d2−dNbd(PO43活物質88%、導電性炭素(Super P)8%、およびPVDFバインダー(KYNAR HSV900)4%を、N−メチルピロリドン(NMP)と混合し、得られたスラリーをアルミニウム箔上に被覆し、真空中で120℃で乾燥して、電極を作成した。各電極の活物質の重量は8〜9mg/cm2であった。
それぞれにおいて、正極、リチウム金属の対電極、エチレンカーボネート/ジメチルカーボネート(質量比2:1)中に1M LiPF6溶液を含む電解質を用い、乾燥させたガラス繊維フィルター(WhatmanのGF/Aグレード)を電極セパレータとして用いて、リチウム金属セル(Lia−2d2−dNbd(PO43/1M LiPF6(EC/DMC)/Li)を作成した。正極の面積は2.85cm2であった。
d=0、0.1、0.2のLia−2d2−dNbd(PO43活物質を含む電池をC/5で2.5Vと4.2Vの間で充放電を繰り返した。図6は、各Lia−2d2−dNbd(PO43/1M LiPF6(EC/DMC)/Li(d=0、0.1、0.2)セルにおける充放電挙動を示す。ニオブをドープした活物質(Lia−2d2−dNbd(PO43、d=0.1、0.2)は、ニオブをドープしない活物質(Lia−2d2−dNbd(PO43、d=0)に比べて、複数回の充放電に対して容量損失が少ないことがわかった。
本発明における実施例および実施形態は例示であって、本発明の組成物および方法の範囲を限定するものではない。本発明の範囲において、特定の実施例、材料、組成物および方法を同等に変更、修正および変化することができ、同様の結果を生じる。

Claims (5)

  1. 下記一般化学式で表される第1の電極活物質を有する第1の電極:
    abNbc(PO43
    ここで、
    (i)Aは周期律表の第1族の元素およびその組み合わせからなる群から選ばれ、0<a<9であり、
    (ii)0<b<2であり
    (iii)0<c<2であり、
    (iv)a,b,cは、正極活物質の電気的中性が発生期または合成されたままの状態を保つように選ばれる;
    第2の対電極;および
    第1の電極および第2の電極のイオン移動のやりとりを行う電解質
    を有する電池。
  2. 前記AがLiである請求項1に記載の電池。
  3. 前記第1の電極活物質は、下記一般化学式
    Figure 2012524379
    (ここで、VVおよびVNbはそれぞれ、活物質の発生期におけるバナジウム,ニオブの酸化状態を示す)で表される請求項1に記載の電池。
  4. 前記第1の電極活物質は、下記一般化学式
    ab−dNbc(PO43
    (ここで、0<d<2、0<c≦dである)で表される請求項1に記載の電池。
  5. 前記第1の電極活物質は、下記一般化学式
    3−2d2−dNbd(PO43
    (ここで、0<d<2、VNb=5+、VV=3+であり、VNb、VVはそれぞれ、活物質の発生期におけるニオブ、バナジウムの酸化状態を示す)で表される請求項1に記載の電池。
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