JP2012521499A - 家具ヒンジ - Google Patents

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Abstract

設備部分(5)と、家具部品(2、3)に対して固定するためにそれに対して関節接合されたヒンジカップ(6a)と、設備部分(5)とヒンジカップ(6a)との間における相対運動を減衰させる減衰装置(10)であってヒンジカップ(6a)内に又はヒンジカップ(6a)上に配設された減衰装置(10)とを備える家具ヒンジ(4)であって、減衰装置(10)は、第1の固定手段(24)を有するハウジング(10a)を備え、第2の固定手段(23)は、ヒンジカップ(6a)上に配設されており、減衰装置(10)のハウジング(10a)は、上方からヒンジカップ(6a)内に挿入することができ、設置位置においてヒンジカップ(6a)の内部に略完全に配設されており、減衰装置(10)のハウジング(10a)及びヒンジカップ(6a)は、第1及び第2の固定手段(23、24)によって前記設置位置において互いに接続することができる。
【選択図】図10a

Description

本発明は、設備部分と、家具部品に対して固定するために設備部分に対してヒンジで接続されたヒンジカップと、設備部分とヒンジカップとの間における相対運動を減衰させる減衰装置であってヒンジカップ内に又はヒンジカップ上に配置された減衰装置とを備える家具ヒンジに関する。
本発明は、さらに、後述する種類の少なくとも1つの家具ヒンジを有する家具の物品に関する。
ヒンジカップとヒンジカップ内に又はヒンジカップ上に配置された減衰装置とを備える家具ヒンジは、従来技術において既に公知である。その関連する言及における例示は、本特許出願の特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、又は、特許文献5でなされることになっている。
直線状の減衰ストロークを有するピストンを有する減衰装置は、通常、動作距離依存の減衰機能を有する。換言すれば、減衰の度合いは、ピストンの有効減衰ストロークに依存する。したがって、十分な減衰動作距離は、2つの設備部分の相対運動の所望の柔軟な緩衝を実現するために提供されることになっている。したがって、特別の要求は、できるだけスペースを節約する方法で減衰装置を配置することであるが、それと同時に、適切な減衰ストローク、したがって家具ヒンジにとって満足できる減衰動作もまた保証することである。
特許文献6は、減衰装置を有する家具ヒンジを開示しており、減衰装置のハウジングは、(タブ及び隣接面の形態の)協働固定手段を介してヒンジカップ内に保持されている。減衰装置のスライダに対して接続されたヒンジのヒンジレバーの結果として、減衰装置は、既に工場よりヒンジカップ内に収められて固定される必要がある。
先の優先日からなるが基準日後に公開された特許文献7は、ヒンジカップの底面に対するスナップ作用保持手段を介してヒンジカップ内に収められて固定された減衰装置を有する家具ヒンジを記載している。その公報は、ともにヒンジで接続された設備部分及びヒンジカップを有し、減衰装置が上方からヒンジカップ内に挿入することができるヒンジを示していない。減衰装置の組み込みのために、明らかにヒンジを分解する必要がある。
オーストリア国第6499号 独国特許出願公開第2539954号明細書 独国特許出願公開第102007047287号明細書 独国特許出願公開第102006047315号明細書 欧州特許出願公開第1469151号明細書 国際公開第2007/131933号パンフレット 国際公開第2009/094272号パンフレット
本発明の目的は、この仕様の開放部品において言及される一般的な種類の家具ヒンジを提案することであり、減衰装置は、空間を節約し、効率的で且つ後で収められることができる。
本発明によれば、有利な構成において、減衰装置が第1の固定手段を有するハウジングを有し、第2の固定手段がヒンジカップ上に配置されており、減衰装置のハウジングが、上方からヒンジカップ内に挿入することができ、取り付け位置においてヒンジカップの範囲内に略完全に配置されており、減衰装置のハウジング及びヒンジカップが、第1及び第2の固定手段を介して前記取り付け位置においてともに接続することができる、ということが実現される。
「上方からヒンジカップ内に挿入することができる」という定義は、ヒンジカップの底面に対して略垂直な動作の方向における減衰装置のハウジングの挿入を意味することを意図している。
したがって、ヒンジカップ内に完全に減衰装置のハウジングを配置することが提案された本発明によって可能である。ここで、その取り付け状態におけるハウジングは、ヒンジカップを越えて突出していない。換言すれば、取り付け状態における減衰装置の全ての部品ユニットは、完全に、ヒンジカップの底面と、ヒンジカップの開放によって形成される平面との間にある。減衰装置のハウジングは、ヒンジカップに対して取り付けられることができ且つ第1及び第2の固定手段を介してヒンジカップから取り外すことができる。本発明の実施形態において、減衰装置のハウジングは、第1及び第2の固定手段によってヒンジカップ上又はヒンジカップ内に解放可能に固定することができ、望ましくは、それは道具を使用することなく収められることができ、望ましくは道具を使用することなく分解することができる、ということを提供することができる。
減衰装置は、ハウジングに対して可動のスライダを含むことができ、減衰装置のハウジングが、スライダを介して解放可能に間接的にヒンジカップに対して接続することができるように、第1の固定手段はスライダ上に設けられている。
本発明の望ましい実施形態において、第1及び第2の固定手段は、自己ラッチ接続の形態である、ということを提供することができる。そのようなラッチ接続は、ユーザが固定の目的で追加のロック手段を作動させなければならない場合がなく、ヒンジカップ内へのハウジングの導入の過程における減衰装置のハウジングとヒンジカップとの間における自動ラッチを許容する。減衰装置が完全ユニットの形態でヒンジカップ内に留められることができるように、第1及び第2の固定手段は、スナップ作用接続をともに形成することができる。本発明の可能な実施形態において、第1又は第2の固定手段は、それによってハウジングがヒンジカップに対して固定することができる少なくとも1つの可動の又は可動式の拘束要素を含むことができる。望ましい構成は、拘束要素が弾性体からなり、第1及び第2の固定手段間の接続が拘束要素の弾性作用に反して圧力によって解放可能であることを特徴としている。
可能な実施形態において、拘束要素が減衰装置のハウジング上に配置されており、取り付け位置においてヒンジカップの開口内に又はラッチ端縁において係合している、ということを提供することができる。運動学的反転として、拘束要素がヒンジカップ上に取り付けられ、取り付け位置において減衰装置のハウジング上に配置された開口内に又はラッチ端縁において係合している、ということもまた可能である。
第1及び第2の固定手段が減衰装置のハウジングとヒンジカップの側壁との間において作動している、ということを提供することができる。その代わりに又は補足的に、第1及び第2の固定手段が、減衰装置のハウジングとヒンジカップの底面又はヒンジカップに付随している支持部(特に固定突起)との間において作動している、ということもまた可能であり得る。
その点に関して、完全に閉塞された位置へと及び/又は完全に開放した位置へと設備部分に対してヒンジカップを付勢するバネを取り付けるために固定突起が設けられる、ということが可能である。したがって、その固定突起はまた、減衰装置のハウジングについての支持要素として使用されることもできる。固定突起は、ヒンジカップの範囲内に少なくとも部分的に延在することができ、減衰装置のハウジングを受けるために、特に減衰装置の直線状に移動可能なスライダを受けて案内するために設けられた凹部を有する。
本発明の望ましい構成において、ハウジングが周囲面を有し、その形状が部分的にヒンジカップの内部形状に部分的に適合されている、ということを提供することができる。換言すれば、減衰装置のハウジングの外部形状及び大きさは、ヒンジカップ内の内部空間の形状及び大きさに適合されている。それは、ハウジングの定義された予備的位置決めを許容し、位置決めが達成された後、第1及び第2の固定手段は、ともに接続することができ、減衰装置のハウジングは、ポジティブロック関係及び/又はフォースロック関係でヒンジカップに対して固定することができる。ヒンジカップに適合された減衰装置のハウジングの輪郭に起因して、取り付け位置において大部分が直接ヒンジカップの内壁に接触して支え、ヒンジカップの範囲内にそれを配置することは、視覚的に極めて目立たない方法でもたらされ、減衰装置のハウジングとヒンジカップの内壁との間に埃が堆積するリスクもまた低減される。
ヒンジカップに対する減衰装置の容易な分解のために解放部分が設けられることができる、それによって第1及び第2の固定手段間の接続が解放可能とされ、すると、減衰装置のハウジングがヒンジカップから分解することができる。その点に関して、解放部分が減衰装置のハウジング上に配置されているならば有利であり得る。解放部分は、手動で及び/又は道具を用いて解放位置へと移動することができ、これにより、減衰装置のハウジングは、ヒンジカップから分解することができる。
第1及び第2の固定手段に起因して、既に存在するヒンジ構成は、その後に減衰装置とともに組み込まれることができ、組み込み作業は、既に工場で達成されることができる。減衰装置を工場で取り付けてしまう場合、減衰装置を取り付けることが非常に低いレベルの複雑性及び出費しか必要としないように、既存の生産ラインをそのまま用いることができる。当然のことながら、既に存在するヒンジ構成における減衰装置の後からの取り付け及び/又は分解はまた、ユーザによって達成されることもできる。減衰装置はまた、ヒンジのヒンジレバーがヒンジカップに対してヒンジで接続されるとき、ヒンジカップ内に挿入することができ、第1及び第2の固定手段を介してヒンジカップに対して固定することができる。
非常に小型の構造を実現するためには、減衰流体で満たされ且つ通路を介してともに接続されている第1及び第2の流体チャンバを減衰装置が有することが望ましい。その場合、ピストンが第1の流体チャンバ内に係合することができ、したがって第1の流体チャンバの容積が変えられることができるならば望ましい。ここで、第2の流体チャンバ内に配置されているのは、第2の流体チャンバの容積を変えるために第2の流体チャンバ内への及び第2の流体チャンバからの減衰流体の流れによって変形可能な又は可動な装置である。
したがって、2つの流体チャンバは直列関係で接続されており、少なくとも1つの通路を介して、流体的に連通している。第1のピストンによって減衰ストローク中に移動可能とされる第1の流体チャンバの減衰流体はまた、減衰流体の可能な残存圧縮率は別として、通路を介して第2の流体チャンバ内へと流れる必要がある。ここで、第2の流体チャンバの容積は、流体圧力によって変えられることができる。したがって、第2の流体チャンバは、移動された減衰流体についての補償空間を形成し、それは、圧縮又は減圧のそれぞれの最中に可変である。第2の流体チャンバは、第1の流体チャンバに対して極めて小型の構造で配置することができ、これにより、非常に小さい減衰装置の構造が実施されることができる。
本発明の実施形態において、前記装置は、第2の流体チャンバ内に配置された変形可能な材料部分、又は、第2の流体チャンバ内で移動可能なピストンを有することができ、これにより、減衰流体が流入又は流出するとき、第2の流体チャンバの容積は変えられることができる。したがって、第2の流体チャンバにおける第2のピストンの代わりに、例えば気泡ゴム等の圧縮性材料から作られた変形可能な材料部分を用いることもまた可能である。第2のピストンの構成は、省略される必要はないが、省略することが可能である。なぜなら、減衰が起こった後に第2の流体チャンバ内に存在している減衰流体が少なくとも部分的に第1の流体チャンバ内へと再度逆流させられるように、第1のピストンの戻り動作が減圧、したがって吸引効果を生み出すことからである。
本発明の実施形態において、第1の流体チャンバは第1の長手方向軸を有し、第2の流体チャンバは第2の長手方向軸を有する。ここで、流体チャンバの第1の長手方向軸及び第2の長手方向軸は、互いに平行に延在しているか又は互いに対して横方向に延在することもできる。2つの流体チャンバを接続する通路はまた、原則として、(例えばオーバーフロー開口としての役目を果たす孔の形態の)非常に短い長さからなることができる。2つの流体チャンバを接続する通路が第1の流体チャンバの底面領域から第2の流体チャンバの入口領域まで延在している、ということが望ましくは提供される。
本発明の可能な実施形態において、減衰装置が、直線状の減衰ストロークを有する第1のピストン及び少なくとも1つの第2のピストンを有し、第1のピストンの直線状の減衰ストロークの方向が、第2のピストンの直線状の減衰ストロークに対して略平行に又は横方向に延在している、ということを提供することができる。
第1及び第2のピストンは、それぞれ、流体チャンバ内で移動可能に案内することができ、2つの流体チャンバは、直列関係で接続されており、少なくとも1つの通路を介して流体的に連通している。そのようにして、第1のピストンの減衰ストロークを縮小し、それにともなって減衰装置の構造的な大きさを縮小することが可能である。第1のピストンの減衰ストローク中に移動可能とされる第1の流体チャンバの減衰媒体は、狭窄した通路を介して第2の流体チャンバ内へと流れ、これにより、第1の流体チャンバ内に存在している減衰流体の流体抵抗は増加する。結果として減衰装置は小さい構造となり、そのおかげでヒンジカップの範囲内に非常に容易に収容することができる。
本発明の可能な実施形態において、第2のピストンの直線状の減衰ストロークに対する第1のピストンの直線状の減衰ストロークの方向が、70°から110°の間である角度αを含む、ということを提供することができる。本発明の望ましい構成において、第2のピストンの直線状の減衰ストロークに対する第1のピストンの直線状の減衰ストロークの方向が直角に延在している、ということもまた提供することができる。
可能な実施形態において、2つの流体チャンバは、それぞれ、流体シリンダの内部空間によって形成することができる。しかしながら、流体シリンダの追加設置が必ずしも必要ではないように、流体チャンバが減衰装置のハウジング内に設けられることが特に望ましい。そのようにして、減衰装置は、用いられる構成要素の個数を低減して実装することができる。
減衰装置は、それによって力が減衰装置に対して加えられることができる作動要素を有することができ、作動要素は、ヒンジ動作中に、設備部分のうちの1つによって又は設備部分間に配置されたヒンジレバーによって作用されることができる。ヒンジ動作中に回動可能であるヒンジレバーは、家具ヒンジの閉塞動作の終端に向かって、ヒンジカップ内に沈降させられることができる。その点に関して、可能な構成は、2つのピストンのうちの少なくとも1つが作動要素に対して一体的に接続されている、ということを提供する。ピストンのうちの1つと作動要素との一体的な構成は、構成要素の個数を低減する一方で、さらに力が減衰装置に対して直接加えられることができる。
可能な実施形態において、作動要素は、互いに対する設備部分の所定の相対位置より、設備部分のうちの1つによって又は設備部分間に配置されたヒンジレバーによって作用されることができる直線状に移動可能なスライダを有することができる。スライダは、閉塞動作の終端及び/又は開放動作の終端に向かって、設備部分のうちの1つによって又はヒンジレバーによって作用されることができる傾斜面を有するスライディングウェッジの形態とすることができる。
減衰動作中のスライディングスライダの不要な傾斜を回避するために、スライダが−望ましくはスロットの形態の−ガイドを有するならば有利であり得る。これにより、スライダは、ヒンジカップ上に配置された固定突起に対して移動可能となる。固定突起は、2つの設備部分を終端位置へと付勢するバネ装置を取り付けるために同時に設けられることができる。その場合、バネ装置は、完全に開放した位置の方向に及び/又は完全に閉塞された位置の方向に設備部分を付勢することができ、バネ作用は、閉塞プロセスの終端に向かって及び/又は開放プロセスの終端に向かってのみ始まる。したがって、提案された減衰装置は、互いに対する2つの設備部分の全開放角度範囲の一部にわたって開放動作及び/又は閉塞動作を減衰するように望ましく提供される。
本発明のさらなる詳細及び利点は、以下の具体的説明によって記載される。
本発明にかかる家具ヒンジを介して家具カーカスに対して回動可能に取り付けられた可動の家具部品を有する家具の物品の斜視図を示している。 ヒンジカップに一体化された減衰装置を有する家具ヒンジの斜視図を示している。 開放位置における家具部品に対して取り付けられた家具ヒンジの側面図を示している。 開放位置における家具部品に対して取り付けられた家具ヒンジの断面図を示している。 中間位置における家具部品に対して取り付けられた家具ヒンジの側面図を示している。 中間位置における家具部品に対して取り付けられた家具ヒンジの断面図を示している。 閉塞位置における家具部品に対して取り付けられた家具ヒンジの側面図を示している。 閉塞位置における家具部品に対して取り付けられた家具ヒンジの断面図を示している。 減衰装置の斜視図を示している。 減衰ストローク中及び戻りストローク中における2つのピストンの位置を図示する横断面図を示している。 減衰ストローク中及び戻りストローク中における2つのピストンの位置を図示する横断面図を示している。 減衰ストローク中及び戻りストローク中における2つのピストンの位置を図示する横断面図を示している。 減衰装置の他の実施形態を示しており、第2の流体チャンバの容積を変えるために第2の流体チャンバ内に変形可能な材料部分が配置されている。 減衰装置の他の実施形態を示しており、第2の流体チャンバの容積を変えるために第2の流体チャンバ内に変形可能な材料部分が配置されている。 家具ヒンジに対して固定する固定装置を有し、道具なしでヒンジカップ上に取り付けられることができる及び/又は取り外することができる減衰装置の可能な実施形態を示している。 家具ヒンジに対して固定する固定装置を有し、道具なしでヒンジカップ上に取り付けられることができる及び/又は取り外することができる減衰装置の可能な実施形態を示している。 ヒンジカップ内に解放可能に固定することができる減衰装置のさらなる実施形態を示している。 ヒンジカップ内に解放可能に固定することができる減衰装置のさらなる実施形態を示している。 分解の目的で解放部分を有する減衰装置のさらなる実施形態の様々な図を示している。 分解の目的で解放部分を有する減衰装置のさらなる実施形態の様々な図を示している。 分解の目的で解放部分を有する減衰装置のさらなる実施形態の様々な図を示している。 分解の目的で解放部分を有する減衰装置のさらなる実施形態の様々な図を示している。 減衰装置の分解のために様々な構成の解放部分を有する減衰装置を示している。 減衰装置の分解のために様々な構成の解放部分を有する減衰装置を示している。 減衰装置の分解のために様々な構成の解放部分を有する減衰装置を示している。 減衰装置の分解のために様々な構成の解放部分を有する減衰装置を示している。 標準孔内のヒンジカップ皿頭の極めて概略的な図を示しており、減衰装置を固定する固定手段が減衰装置のハウジングとヒンジカップの底面及び/又は側壁との間において作動している。 分解位置及び取り付け位置においてヒンジカップ内に挿入されることになる減衰装置と、その上に設けられた固定手段を有する減衰装置のスライダとを示している。 分解位置及び取り付け位置においてヒンジカップ内に挿入されることになる減衰装置と、その上に設けられた固定手段を有する減衰装置のスライダとを示している。 分解位置及び取り付け位置においてヒンジカップ内に挿入されることになる減衰装置と、その上に設けられた固定手段を有する減衰装置のスライダとを示している。
図1は、家具カーカス2を有する家具1の物品の斜視図を示しており、回動可能なドアの形態をした可動の家具部分3は、家具カーカス2上に設けられた又は配置されたフレーム2aに対して本発明にかかる家具ヒンジ4を介して固定されている。可動の家具部品3は、家具カーカス2を閉塞する閉塞位置と開放位置との間で回動可能に取り付けられている。
図2は、家具ヒンジ4の可能な実施形態を示しており、第1の設備部分5は、家具カーカス2と関連しており、第2の設備部分6は、可動の家具部品3と関連している。図に示されるように、カーカス設備部分5は、L字状又はU字状とすることができ、取り付け位置において、図1に示されるフレーム2aを少なくとも部分的に囲むことができる。当然のことながら、設備部分5はまた、ヒンジアームの形態であってもよい。第2の設備部分6は、可動の家具部品3上の孔内に沈降することができるヒンジカップ6aを有する。ヒンジカップ6aは、取り付け位置において可動の家具部品3の内部に接触して支えるフランジ6bを有する。設備部分5とヒンジカップ6aとの間に配置されているのは、調整装置8を介して第1の設備部分5に対して移動可能に及び/又は傾斜可能に取り付けられたヒンジレバー7である。ヒンジレバー7は、反対側の回転軸においてヒンジカップ6aに対して回動可能に取り付けられている。したがって、図示された実施形態において、家具ヒンジ4は、1軸ヒンジの形態である。閉塞位置の方向に2つの設備部分5、6を付勢する又は閉塞位置において設備部分5、6を保持するバネ装置9をみることが可能である。減衰装置10は、略完全にヒンジカップ6a内に配置されている。ここで、減衰装置10は、2つの設備部分5、6の最大開放角度までの動作の一部にわたる互いに対する2つの設備部分5、6の相対運動の減衰のために設けられる。減衰装置10は、家具ヒンジ6の閉塞動作の終端に向かってヒンジレバー7によって作用され、その結果、減衰装置10に対して力を加える、直線状に移動可能なスライダ11aの形態の作動要素11を有する。
図3aは、取り付け状態における開放した家具ヒンジ4の側面図を示している。第1の設備部分5は、家具カーカス2のフレーム2aに対して固定されている一方で、第2の設備部分6は、可動の家具部品3に対してヒンジカップ6aによって取り付けられている。作動周辺端部がヒンジカップ6aの内壁の輪郭に少なくとも部分的に適合された減衰装置10をみることが可能である。減衰装置10のハウジングは、例えば平面図において少なくともおおよそマッシュルーム状の構成からなることができる。ヒンジ動作中に回動されるヒンジレバー7は、減衰プロセスが開始される閉塞動作の終端に向かって直線状に移動可能なスライダ11aに作用する。図はまた、図示された実施形態において閉塞バネの機能を実行するバネ装置9も示している。
図3bは、図3aに示された矢印に沿った縦断面を示している。カーカス設備部分5は、ネジ12を介してフレーム2aに対して固定されている。ヒンジカップ6aは、可動の家具部品3内に沈降されており、スライダ11aを有する減衰装置10は、ヒンジカップ6aに完全に一体化されている。スライダ11aは、互いに関して第1の設備部分5及び6の所定の相対位置よりヒンジレバー7によって作用される傾斜面15を有する。スライダ11aは、スライダ11aがヒンジカップ上に固定的に配置された固定突起14に対して減衰プロセス中に案内付きで移動可能であるようにスロット13を有する。図示された図において、ヒンジレバー7は、スライダ11aの傾斜面15から離隔された位置にある。
図4aは、図3aと似ているが、図4bにおける断面図から特に明らかにみられることができるように、可動の家具部品3が閉塞方向においてさらに移動され、現在ヒンジレバー7が減衰装置10のスライダ11aに衝突しているという差異を有する図を示している。クランク駆動されるヒンジレバー7は、現在スライダ11aの傾斜面15に対して当接しており、これにより、減衰プロセスが開始される。
図5aは、フレーム2aに対して可動の家具部品3の完全に閉塞された位置を示しており、減衰プロセスは、既に終了している。図4bと比較して、定常固定突起14がスロット13の反対側端部に接触して支えるように、ヒンジレバー7がその傾斜面15を介してスライダ11aを移動させているということが、図5bにおける断面図からみられることができる。減衰されることになる動作は、スライダ11aの動作によって減衰装置14に加えられている。
図6は、ヒンジカップ6aに完全に一体化することができる減衰装置10を示しており、そのハウジング10aは、少なくとも部分的にヒンジカップ6aの内部形状に適合されている。ハウジング10aは、取り付け位置において少なくとも領域的にヒンジカップ6aの内壁に接触して支える弓状周辺端部を有する。その傾斜面15及びそのスロット13を有するスライダ11aは、減衰ストローク中及び戻りストローク中にハウジング10aに対して移動可能に取り付けられている。
図7aは、減衰装置10の水平断面における斜視図を示しており、それに関して減衰装置10の動作原理が記載されることになっている。図は、第1のピストン16aが直線状に移動可能に案内される第1の流体チャンバ16を示している。減衰装置10は、流体ダンパの形態であり、第1の流体チャンバ16は、減衰流体で(例えば、液体、油、又は、適切な構造上の大きさで、また空気で)満たされている。シール17aは、第1の流体チャンバ16の内壁に関して第1のピストン16aを密閉する。第1の流体チャンバ16と関連するものは、バネの形態の戻り機構18aであり、減衰ストロークが生じた後に、次の減衰ストロークにそなえた位置内にピストン16aを再度後退させる。戻り機構18aはまた、流体チャンバ16の外部に配置されることもできる。同時にスライダ11aがまた、第1の流体チャンバ16内への第1のピストン16aの動作をもたらすように、スライダ11aは、望ましくは、第1のピストン16aに対して一体的に接続されている。図示された実施形態において、その第2の流体チャンバ内の容積を変えるために第2の流体チャンバ21内に配置された装置25は、移動可能なピストン21aを含み、それによって第2のチャンバ21の容積は減衰流体が流入又は流出するときに変えられることができる。
減衰流体は、通路19を介して且つスイッチングブレード20における貫通開口20aを介して、第1の流体チャンバ16内に押し込まれる第1のピストン16aによって第2の流体チャンバ21内に押圧される。シール17bは、第2の流体チャンバ21aに関してピストン21aを密封している。第2のピストン21aはまた、第1の流体チャンバ16から第2の流体チャンバ21内に押圧される減衰流体によって後方端部内に移動される。減衰流体は、もっぱら第1のピストン16aと第2のピストン21aとの間にある。第1のピストン16aの動作Aの方向が第2のピストン21aの動作Bの方向に対して横方向に延在していることがみられることができる。第1のピストン16aの動作Aの方向は、角度α(望ましくは第2のピストン21aの動作Bの方向につれて70°から110°の間)を含む。望ましくは、第1のピストン16a及び第2のピストン21aの動作A及びBの方向は、互いに直角である。動作A、Bの方向はまた、互いに平行に離隔された関係で延在することもできる。
図7bは、第1の流体チャンバ16内に完全に押し込まれる第1のピストン16aを示している。換言すれば、減衰プロセスは既に終了している。ピストン16aが第1の流体チャンバ16内に押し込まれるという事実は、第1の流体チャンバ16内の減衰流体が、通路19、スイッチングブレード20における開口20a及び貫通流れ開口22aを介して第2の流体チャンバ21内に押圧され、すると、第2のピストン21aが示された後方端部内に第2の流体チャンバ21の範囲内で移動されるということをもたらす。スイッチングブレード20における貫通開口20aの大きさは、減衰流体による作動の圧力増加にともない増加し、これにより、貫通開口20aの流れ断面は増加することができる。スイッチングブレード20は、望ましくは、ゴム弾性材からできている。
図7cにおいて、2つのピストン16a、21aは、ピストン16a、21aが再度図7aに示される準備位置の方向に移動されるように、2つの戻り機構18a、18bによって部分的に再度戻らされている。したがって、戻り機構18bは、反対方向に第2のピストン21aを再度移動させる。その場合、第2の流体チャンバ21内の減衰流体が2つの貫通流れ開口21a及び21bを介して逆流することができる。(減衰流体がもっぱら貫通開口20aを介して第2の流体チャンバ21内に流れる)図7bに示される第1の位置から開始して、スイッチングブレード20が貫通流れ開口22a、22bから離昇する図7cに示される第2の位置にスイッチングブレード20は移動される。これは戻りストロークにおいて、減衰流体がまた、第1の流体チャンバ16の方向にスイッチングブレード20の周囲を逆流することができるようにするためである。そのようにして、減衰装置10は、再度次の減衰ストロークのために準備位置へと非常に速く移動することができる。これと同時に、第1の流体チャンバ16の第1のピストン16aはまた、戻り機構18aによって逆行され、再度準備位置を取ることができる。第2の戻り機構18bの配置は省略することができ、第1の戻り機構18aのみが設けられることが提供されることもできる。そのようにして、第1のピストン16aの戻り動作は、第1の流体チャンバ16内に生み出される減圧をもたらし、それによって吸引効果に起因して第2の流体チャンバ21から到来する減衰流体は、再度第1の流体チャンバ16内に流入する。図7cから開始して、2つのピストン16a、21aは、再度図7aに示される開始位置へと逆行することができる。
したがって、スイッチングブレード20は、3つの機能、より具体的には、a)第1の流体チャンバ16内の減衰媒体の圧力の増大、b)流れ断面が増大することができるように貫通開口20の半径方向への膨張による過負荷保護、及び、c)貫通流れ開口22a及び22bからスイッチングブレード20を離昇することによる減衰戻りを実行する。
本発明の実施形態において、第1のピストン60のピストン表面及び第2のピストン21の表面が同一の大きさの作動ピストン表面を有するということが提供される。しかしながら、第2のピストン21について移動減少効果をもたらすことが可能なように、第1のピストン16a及び第2のピストン21aの有効ピストン表面が異なる大きさからなることもまた可能である。したがって、第2のピストン21の有効ピストン表面が第1のピストン16のものよりも大きいとき、第1のピストン16aの減衰ストロークはまた、縮小された第2のピストン21aの減衰ストロークをもたらす。第2の流体チャンバ21の長さ、したがってハウジング10aの大きさはまた、場合によっては、第2のピストン21aの縮小された減衰ストロークのおかげで縮小することができる。
図8aは、減衰装置10の他の実施形態を示している。図7a−7cの実施形態と同様に、第1のピストン16aが減衰ストロークにおいて第1の流体チャンバ16内に係合するように、第1のピストン16aに対して一体的に接続されたスライダ11aが設けられている。シール17aは、第1の流体チャンバ16に対して第1のピストン16aを密封している。減衰ストロークにおいて、第1のピストン16aによって移動される減衰流体は、スイッチングブレード20における貫通開口20aを介して及び貫通流れ開口22aを介して第2の流体チャンバ21に流入することができる。図示された実施形態において、第2の流体チャンバ21内に配置された装置25は、圧縮性の変形可能な材料部分を含み、これにより、第2の流体チャンバ21の容積は、減衰流体が流入又は流出するときに変えられることができる。図8aは、減衰ストロークに関する準備位置における第1のピストン16aを示している。図8bにおいて、第1のピストン16aが第1の流体チャンバ16内に押し込まれるという事実は、減衰流体が、上述した共通通路を介して第2の流体チャンバ25内に付勢されるということをもたらし、これにより、装置25は変形され、第2の流体チャンバ21の容積は増加する。スライダ11aがもはや家具ヒンジ4のヒンジレバー17によって作用されないとき、第1の流体チャンバ16の第1のピストン16aは、戻り機構18aによって再度図8aに示される位置へと逆行される。結果として、減圧が第1の流体チャンバ16内で生じ、これにより、吸引効果は、第2の流体チャンバ21内の流体が、再度第1の流体チャンバ16内へと貫通流れ開口22a、22bを介して及びスイッチングブレード20の周囲において引き戻されるようにする。すると、第2の流体チャンバ21の装置25はまた、繰り返し拡張して図8aの位置を取る。したがって、自らの戻り機構18bを有する移動可能な第2のピストン21aにとって、第2の流体チャンバ21内にまた設けられる必要は必ずしもない。装置25は、圧縮性材料部分(例えばTPUプラスチック部分又は気泡ゴム)を有することができる。当然のことながら、装置25はまた、上述したように、第2の流体チャンバ21内で移動可能に支持される第2のピストン21aを含むことができる。
図9a及び9bは、家具ヒンジ4がまた、その後に(換言すれば、工場渡しで又はユーザによって)どのようにして減衰装置10に適合されることができるのかを図示する可能な実施形態を示している。図9aは、カーカス設備部分5と、ヒンジレバー7を介して回動可能にカーカス設備部分5に対して接続されたヒンジカップ6aを有するドア設備部分6とを示している。ヒンジレバー7は、回転軸Sにおいてヒンジカップ6aに対して取り付けられている。ヒンジカップ6aに設けられているのは、概略的に示された(例えば、凹部、ラッチ端縁、又は開口23aの形態の)固定手段23である一方で、減衰装置10のハウジング10aには、(例えば、弾性拘束要素24aの形態の)対応する固定手段24が備わっている。したがって、減衰装置10のハウジング10aは、第1及び第2の固定手段23、24を介して、図示された取り付け位置においてヒンジカップに対して解放可能に接続することができ、望ましくは自動的にラッチ可能である。
図9bは、ハウジング10aと、それに対して移動可能なスライダ11aとを有する減衰装置10を示している。家具ヒンジ4に対して固定するために、ハウジング10aは、取り付け位置において、図9aに示されたヒンジカップ6aの開口23aと係合している少なくとも1つの拘束要素24aを有する固定手段24を有する。そのようにして、減衰装置10のハウジング10aは、ヒンジカップ6aに対して固定することができる。図6に示されたスロット13と対照的に、図9bに示されたスロット13は下方に開放されている。これは、図3b、4b及び5bにそれぞれ示された固定突起14に対して、スライダ11aを取り付け、それにともないその後に減衰装置10を取り付けるためである。ハウジング10aの取り付け状態において、その弓状周囲面は、ヒンジカップ6aの側壁に接触して支え、ヒンジカップ6aを越えて突出していない。拘束要素24aは、弾性であり、バネによって作用されるか又はバネによって直接形成され、拘束要素24aのバネ力に反して圧力を加えることによってヒンジカップ6a上の取り付け位置から解放位置へと移動することができる。これは、減衰装置10のハウジング10aが再度ヒンジカップ6aから取り外することができるようにするためである。拘束要素24aを有する固定手段24及びヒンジカップ6a上の又はヒンジカップ6a内の開口23aは例示にすぎず、当然のことながら、取り付け及び取り外しの他の可能な形態もまた可能である。運動学的反転として、弾性拘束要素がヒンジカップ6a上に配置され、開口23a又はラッチ端縁がまた減衰装置10のハウジング10a上に配置される、ということもまた可能である。
図10aは、ヒンジカップ6aの全範囲内で取り付け位置において配置することができる、減衰装置10を固定するさらに可能な方法を示している。減衰装置10は、上方から(したがって、ヒンジカップの底面に対して略直角に)ヒンジカップ6a内に収められることができるハウジング10aを含む。減衰装置10のハウジング10aは、クリップ状又はサークリップ状のバネの形態の第1の固定手段24を有する一方で、ヒンジカップ6aには、細長い凹部23aの形態の第2の固定手段23が備わっている。ここで、減衰装置10のハウジング10a及びヒンジカップ6aは、第1及び第2の固定手段23、24を介して、取り付け位置において、ともに解放可能に接続することができる。ヒンジカップ6aの範囲内に配置され且つ家具ヒンジ4の回転軸Sに対して略平行に延在している固定突起14をみることもまた可能である。ヒンジカップ6aの内部において、固定突起14は、直線状に移動可能なスライダ11aを受けて案内するために設けられた凹部40を有する。凹部40によって生じた平坦化、又は、固定突起14のより低い位置は、減衰装置10のハウジング10aのための拡大された構造的空間を許容する。
図10bは、ヒンジカップ6aの範囲内の減衰装置10の取り付け位置を示している。その位置において、減衰装置10は、ヒンジカップ6aの開放面を越えて突出していない。ハウジング10aは、取り付け位置においてヒンジカップ6aの対応する片割れの当接部25bに接触して支持される肩状の当接部25aを有する。減衰装置10の周囲面は、ヒンジカップ6aにおける内部空間の輪郭に適合されている。定常の家具カーカス2に対する可動の家具部品3の閉塞動作の終端に向かって、ヒンジレバー7は、減衰装置10のスライダ11aに接触して支え、これにより、減衰プロセスが開始される。
図11aは、ヒンジカップ6a内に固定された減衰装置10を取り外すことが可能な方法を示している。減衰装置10のハウジング10aは、少なくとも1つの解放部分26を有し、これにより、ハウジング10aが完全に取り外することができるように、第1及び第2の固定手段23、24の間の接続は解放可能とされる。ハウジング10aは、解放部分26及びカーカス当接部分5に対してドライバ27を適用することにより、ヒンジカップ6aから外部へ梃子で動かされることができる。取り外しは、そういう観点で関連がある。というのも、可動式のヒンジ4についての減衰効果が全く望まれないことがあるからである。例えば可動の家具部品3が複数の家具ヒンジ4を介して家具カーカス2に対して回動可能に取り付けられる場合には、1つの家具ヒンジ4が減衰装置に適合されるだけで十分であり得る。一方、他の家具ヒンジ4はいかなる減衰装置も有しない。これは、より軽量の可動の家具部品3の信頼性のある閉塞を保証するためである。図11bは、減衰装置10の正面からの斜視図を示しており、肩状当接部25a及び直線状に移動可能なスライダ11aを有するハウジング10aをみることが可能である。図示された実施形態において、減衰装置10の分解のための解放部分26は、ハウジング10a上に一片として設けられる。図11cは、減衰装置10の正面からの斜視図を示しており、図11dは、減衰装置10の正面からの斜視図を示している。
図12aは、マイナスタイプのドライバ27を用いて減衰装置10を分解することが可能な方法を示しており、図示された実施形態は、直線状に移動可能なスライダ11aを係合することができる。解放部分26の様々な構成が図12乃至12dに示されている。図12bにおいて、解放部分26は、ハウジング10aから上方に突出しているバーの形態である。図12cにおいて、解放部分26は、移動可能なスライダ11aにおける凹部の形態であり、十字ドライバを受けるように構成されている。図12dにおいて、解放部分26はまた、スライダ11a上に設けられており、スライダ11aとともに解放部分26は、マイナスタイプのドライバが減衰装置10の分解のために関与することができるスロット状の凹部をともに設けている。
図13は、可動の家具部品3に設けられた標準孔30内に沈降されたヒンジカップ6aの極めて概略的な図を示している。ヒンジカップ6aは、底面31と、その周囲に延在している側壁29とを有する。ハウジング10a及び直線状に移動可能なスライダ11aを有する減衰装置10は、第1の固定手段24を含む一方で、第2の固定手段23は、ヒンジカップ6aに付随している。ここで、減衰装置10のハウジング10aは、第1及び第2の固定手段23、24を介して、意図された取り付け位置においてともに解放可能に接続することができる。したがって、ハウジング10aの第2の固定手段24は、ヒンジカップ6aの底面31及び/又はその側壁29に対して解放可能に接続することができる。回転軸Sにおいて取り付けられたヒンジレバー7は、ヒンジカップ6aの所定の相対位置より直線状に移動可能なスライダ11に作用し、これにより、スライダは、ハウジング10a内に押し込まれ、減衰プロセスを開始する。
図14aは、家具ヒンジ4の斜視図を示しており、ヒンジアームの形態の設備部分5は、少なくとも1つのヒンジレバー7を介してヒンジで接続されている。減衰装置10のハウジング10aは、ヒンジレバー7及びヒンジアーム5が取り付けられたとき、上方からヒンジカップ6a内に収められることができ、その内部に解放可能に固定することができる。減衰装置10は、ハウジング10aに対して可動のスライダ11aを有し、減衰装置10のハウジング10aがスライダ11aを介して間接的にヒンジカップ6aに対して解放可能に接続することができるように、第1の固定手段24がスライダ11a上に設けられている。図示された図において、ヒンジカップ6aの第2の固定手段23は、ヒンジカップ6aの内壁から横方向内側に突出しており且つスライダ11aに対する接続のために設けられる固定突起14によって形成されている。固定突起14は、ヒンジカップ6aの側壁を通過することができ、その際に、それによって家具ヒンジ4が完全に閉塞された位置へと可動とされるバネ装置9を受ける働きをすることもできる。
図14bは、その後にヒンジカップ6a内に収められたときの減衰装置10を示している。減衰装置10のハウジング10aは、ヒンジカップ6aの内部形状に適合された弓状周辺端部を有する。減衰装置10のハウジング10aは、ハウジング10aがヒンジカップ6aの範囲内にポジティブロック関係で少なくとも部分的に保持されるように、ヒンジカップ6aの内壁においてさらに支持される少なくとも1つの望ましくは肩状の当接部25aを有する。ヒンジ4の閉塞動作の終端に向かって、ヒンジレバー7はスライダ11aに衝突し、すると、それはハウジング10a内に押し込まれ、したがって、ヒンジ4の閉塞動作は減衰される。
図14cは、スライダ11aの可能な実施形態の極めて概略的な斜視図を示している。スライダ11aには、ヒンジレバー7と接触するために設けられた傾斜面15が備わっている。スライダ11a上に配置された第1の固定手段24は、ヒンジカップ6a上に配置された第2の固定手段23のために、望ましくはスライダ11aを固定するためにヒンジカップ6aに配置された固定突起14(図14aを参照)のために、スライダの長手方向に延在している少なくとも1つの案内溝43を含む。さらに、それを介して固定突起14が案内溝43内に配置することができる導入開口41がある。したがって、スライダ11aは、固定突起14が導入開口41を通過されて案内溝43に位置することができるような方法で固定突起14に対して移動することができる。したがって、減衰ストロークにおいて、スライダ11aは、案内溝43に取り付けられた固定突起14に対して移動することができる。減衰装置10を取り外すために、固定突起14は、ハウジング10が再度ヒンジカップ6aから外部へ移動することができるように、導入開口に再度通される。図示された実施形態において、スライダ11aは、ヒンジカップ6aにおいて互いに対向する関係で配設された2つの固定突起14を受けるために設けられた長手方向両側案内溝43を有する。
本発明は、図示された実施形態に限定されるものではないが、添付された特許請求の範囲に含まれる全ての変形例及び技術的均等物を含む又は拡大適用する。例えば上、下、横等の説明において採用された位置の参照はまた、直接説明されて図示された図に関連しており、位置の変化によって新たな位置に適切に移動されることになる。

Claims (33)

  1. 設備部分と、家具部品に対して固定するために設備部分に対してヒンジで接続されたヒンジカップと、前記設備部分と前記ヒンジカップとの間における相対運動を減衰させる減衰装置であって、前記ヒンジカップ内に又は前記ヒンジカップ上に配置された前記減衰装置とを備える家具ヒンジにおいて、
    前記減衰装置(10)が第1の固定手段(24)を有するハウジング(10a)を有し、
    第2の固定手段(23)が前記ヒンジカップ(6a)上に配置されており、
    前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)が、上方からヒンジカップ(6a)内に挿入することができ、
    取り付け位置において前記ヒンジカップ(6a)の範囲内に略完全に配置されており、
    前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)及び前記ヒンジカップ(6a)が、前記第1及び第2の固定手段(23、24)を介して前記取り付け位置においてともに接続することができる、ことを特徴とする家具ヒンジ。
  2. 前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)が、前記第1及び第2の固定手段(23、24)により、前記ヒンジカップ(6a)に対して又は前記ヒンジカップ(6a)内に解放可能に固定することができ、望ましくは道具なしで取り付けられることができ、望ましくは道具なしで分解することができる、ことを特徴とする請求項1に記載の家具ヒンジ。
  3. 前記第1及び第2の固定手段(23、24)が、自己ラッチ接続部をともに設けている、ことを特徴とする請求項2に記載の家具ヒンジ。
  4. 前記第1又は第2の固定手段(23、24)が、少なくとも1つの可動の又は可動式の拘束要素(24a)を含み、それによって前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)が前記ヒンジカップ(6a)に対して固定することができる、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の家具ヒンジ。
  5. 前記拘束要素(24a)が弾性体からなり、前記第1及び第2の固定手段(23、24)間の接続が前記拘束要素(24a)の弾性作用に反して圧力によって解放可能である、ことを特徴とする請求項4に記載の家具ヒンジ。
  6. 前記拘束要素(24a)が前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)上に配置されており、前期取り付け位置において前記ヒンジカップ(6a)の開口(23a)内に又はラッチ端縁において係合している、ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の家具ヒンジ。
  7. 前記拘束要素(24a)が前記ヒンジカップ(6a)上に取り付けられ、前記取り付け位置において前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)上に配置された開口(23a)内に又はラッチ端縁において係合している、ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の家具ヒンジ。
  8. 第1及び第2の固定手段(23、24)が、前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)と前記ヒンジカップ(6a)の底面(31)との間において作動している、ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のうちいずれか一項に記載の家具ヒンジ。
  9. 第1及び第2の固定手段(23、24)が、前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)と前記ヒンジカップ(6a)の側壁(29)との間において作動している、ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のうちいずれか一項に記載の家具ヒンジ。
  10. 第1及び第2の固定手段(23、24)が、前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)と前記ヒンジカップ(6a)に付随している固定突起(14)との間において作動している、ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のうちいずれか一項に記載の家具ヒンジ。
  11. 前記固定突起(14)が、前記設備部分(5)に対して前記ヒンジカップ(6a)を完全に閉塞された位置及び/又は完全に開放した位置へと付勢するバネ(9)を取り付けるために設けられている、ことを特徴とする請求項10に記載の家具ヒンジ。
  12. 前記固定突起(14)が、少なくとも部分的に前記ヒンジカップ(6a)の範囲内に配置されており、前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)を受けるために設けられた凹部(40)を有する、ことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の家具ヒンジ。
  13. 前記ハウジング(10a)が周囲面を有し、その形状が部分的に前記ヒンジカップ(6a)の内部形状に適合されている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項12のうちいずれか一項に記載の家具ヒンジ。
  14. 解放部分(26)が設けられており、それによって第1及び第2の固定手段(23、24)間の接続が解放可能であり、これにより、前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)が前記ヒンジカップ(6a)から分解することができる、ことを特徴とする請求項1乃至請求項13のうちいずれか一項に記載の家具ヒンジ。
  15. 前記解放部分(26)が前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)上に配置されている、ことを特徴とする請求項14に記載の家具ヒンジ。
  16. 前記減衰装置(10)が、減衰流体で満たされ且つ通路(19)を介してともに接続されている第1及び第2の流体チャンバ(16、21)を有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項15のうちいずれか一項に記載の家具ヒンジ。
  17. ピストン(16a)を前記第1の流体チャンバ(16)内に係合することができ、それによって前記第1の流体チャンバ(16)の容積が変えられることができ、前記第2の流体チャンバ(21)内に配置されているのが、前記第2の流体チャンバ(21)の容積を変えるために前記第2の流体チャンバ(21)内への及び前記第2の流体チャンバ(21)からの減衰流体の流れによって変形可能であって可動である装置(25)である、ことを特徴とする請求項16に記載の家具ヒンジ。
  18. 前記装置(25)が、前記第2の流体チャンバ(21)内に配置された変形可能な材料部分、又は、前記第2の流体チャンバ(21)内で移動可能なピストン(21a)を有する、ことを特徴とする請求項17に記載の家具ヒンジ。
  19. 前記減衰装置(10)が、直線状の減衰ストロークを有する第1のピストン(16a)及び少なくとも1つの第2のピストン(21a)を有し、第1のピストン(16a)の直線状の減衰ストローク(A)の方向が、前記第2のピストン(21a)の直線状の減衰ストローク(B)の方向に対して略平行に又は横方向に延在している、ことを特徴とする請求項1乃至請求項18のうちいずれか一項に記載の家具ヒンジ。
  20. 前記第2のピストン(21a)の前記直線状の減衰ストローク(B)に対する前記第1のピストン(16a)の前記直線状の減衰ストローク(A)の方向が、70°から110°の間である角度(α)を含む、ことを特徴とする請求項19に記載の家具ヒンジ。
  21. 前記第2のピストン(21a)の前記直線状の減衰ストローク(B)に対する前記第1のピストン(16a)の前記直線状の減衰ストローク(A)の方向が直角に延在している、ことを特徴とする請求項19又は請求項20に記載の家具ヒンジ。
  22. 前記減衰装置(10)が、前記設備部分(5)によって又は前記設備部分(5)と前記ヒンジカップ(6a)との間に可動に取り付けられたヒンジレバー(7)によってヒンジ動作中に作用されることができる作動要素(11)を有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項21のうちいずれか一項に記載の家具ヒンジ。
  23. 少なくとも1つのピストン(16a、21a)が、前記作動要素(11)に対して一体的に接続されている、ことを特徴とする請求項22に記載の家具ヒンジ。
  24. 前記作動要素(11)が直線状に移動可能なスライダ(11a)を有する、ことを特徴とする請求項22又は請求項23に記載の家具ヒンジ。
  25. 前記スライダ(11a)が、減衰ストロークにおいて設備部分又はヒンジレバー(7)によって作用されることができる傾斜面(15)を有し、これにより、ヒンジカップ(6a)に対して可動とされる、ことを特徴とする請求項24記載の家具ヒンジ。
  26. 前記スライダ(11a)がスロット(13)を有し、それによって前記スライダ(11a)が前記ヒンジカップ(6a)上に配置された固定突起(14)に対して移動可能とされることを特徴とする請求項24又は請求項25に記載の家具ヒンジ。
  27. 前記設備部分(5)がヒンジアームを有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項26のうちいずれか一項に記載の家具ヒンジ。
  28. ヒンジアームの形態の前記設備部分(5)が、少なくとも1つのヒンジレバー(7)を介して前記ヒンジカップ(6a)に対してヒンジで接続されており、前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)が、前記ヒンジレバー(7)及び前記ヒンジアーム(8)が取り付けられたとき、上方から前記ヒンジカップ(6a)内に挿入することができ、その内部に解放可能に固定することができる、ことを特徴とする請求項27記載の家具ヒンジ。
  29. 前記減衰装置(10)が、前記ハウジング(10a)に対して可動のスライダ(11a)を有し、前記減衰装置(10)の前記ハウジング(10a)が前記スライダ(11a)を介して解放可能に間接的に前記ヒンジカップ(6a)に対して接続することができるように、前記第1の固定手段(24)が前記スライダ(11a)上に設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項28のうちいずれか一項に記載の家具ヒンジ。
  30. 前記減衰装置の前記ハウジング(10a)が、前記ヒンジカップ(6a)の内壁に接触してさらに支える少なくとも1つの望ましくは肩状の当接部(25a)を有する、ことを特徴とする請求項29に記載の家具ヒンジ。
  31. 前記スライダ(11a)上に配置された前記第1の固定手段(24)が、前記ヒンジカップ(6a)上に配置された前記第2の固定手段(23)のために、望ましくは前記スライダ(11a)を固定するために前記ヒンジカップ(6a)内に配置された固定突起(14)のために、少なくとも1つの案内溝(43)を有する、ことを特徴とする請求項29又は請求項30に記載の家具ヒンジ。
  32. 前記スライダ(11a)が導入開口(41)を有し、それを介して導入開口(41)を有する、固定突起(14)が導入開口(41)を有する、案内溝(43)内に配置することができることを特徴とする請求項31記載の家具ヒンジ。
  33. 請求項1乃至請求項32のうちいずれか一項に記載の少なくとも1つの家具ヒンジを介して可動に支持された少なくとも1つの可動の家具部品を有する家具の物品。
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