JP2012516681A5

JP2012516681A5 -

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Publication number: JP2012516681A5
Application number: JP2011546898A
Authority: JP
Filing date: 2010-02-02
Publication date: 2013-03-28
Anticipated expiration: 2030-02-02

Claims

配列番号 4 (GG00444) と少なくとも 91% の配列同一性を有する配列またはその断片もしくは変異体、
配列番号 2 (GG00442) と少なくとも 94% の配列同一性を有する配列またはその断片もしくは変異体、または
配列番号 3 (GG00443) と少なくとも 84% の配列同一性を有する配列またはその断片もしくは変異体
を含むペプチドであって、線毛構造の一部である、ペプチド。
請求項１に記載の少なくとも１つのペプチドを含む線毛構造。
組換えのものである、請求項 1 または 2 に記載のペプチドまたは線毛構造。
細菌からのもの、好ましくはラクトバチルス・ラムノサス GG (LGG) 株などのラクトバチルス・ラムノサスからのものである、請求項 1-3 のいずれかに記載のペプチドまたは線毛構造。
消化管および粘液に結合するものである、請求項 1-4 のいずれかに記載のペプチドまたは線毛構造。
請求項 1-5 のいずれかに記載の少なくとも１つのペプチドまたは線毛構造を含む製品。
食品、飼料製品または医薬組成物である、請求項 6 に記載の製品。
ミルク、酸乳、ヨーグルト、チーズおよびスプレッド、粉ミルク、子供用食品、ベビーフード、幼児用食品、乳児用フォーミュラ、ジュースならびにスープを含む、乳製品、ベーカリー製品、チョコレートおよび菓子、砂糖およびガム菓子、穀物製品、スナック、ベリーもしくは果物に基づく製品ならびにドリンク/飲料からなる群より選択される食品である、請求項 7 に記載の製品。
医薬としての使用のための、請求項 1-5 のいずれかに記載の少なくとも１つのペプチドまたは線毛構造を含む製品。
下痢症、動脈性高血圧、血管疾患、アレルギー、癌、アトピー性疾患、ウイルス性疾患、感染症、尿路感染症、呼吸器感染症、う蝕、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、粘膜炎、腸透過性障害、肥満症、メタボリックシンドローム、酸化ストレスまたは腹痛の予防または処置のための、請求項 1-5 のいずれかに記載の少なくとも１つのペプチドまたは線毛構造を含む製品。
下痢症、動脈性高血圧、血管疾患、アレルギー、癌、アトピー性疾患、ウイルス性疾患、感染症、尿路感染症、呼吸器感染症、う蝕、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、粘膜炎、腸透過性障害、肥満症、メタボリックシンドローム、酸化ストレスまたは腹痛を処置又は予防するための医薬の製造における、請求項 1-5 のいずれかに記載の少なくとも１つのペプチドまたは線毛構造の使用。
配列番号 10-12 のいずれかの配列もしくはその縮重配列を含むかまたは請求項 1 および 3-5 のいずれかに記載のペプチドをコードするポリヌクレオチド。
請求項 12 に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
請求項 12 に記載のポリヌクレオチドまたは請求項 1 および 3-5 のいずれかに記載のペプチドを含む宿主細胞。
請求項 12 に記載の少なくとも１つのポリヌクレオチドを含む遺伝子クラスター。
請求項 1 および 3-5 のいずれかに記載のペプチドのいずれかまたはその機能ドメインに対する抗体。
以下の工程を含む、配列番号 10-12 の少なくとも１つのポリヌクレオチドもしくはその断片または請求項 1-5 のいずれかに記載の少なくとも１つのペプチドもしくは線毛構造を含む細菌株をスクリーニングする方法：
A) i) 細菌株から DNA または RNA を提供する工程;
ii) 配列番号 10-12 のポリヌクレオチドまたはその断片に特異的なプライマーまたはプローブを工程 i) からの DNA または RNA とハイブリダイズさせる工程、および所望により該ポリヌクレオチドまたはその断片を増幅する工程; および
iii) 配列番号 10-12 のポリヌクレオチドまたはその断片と相同な少なくとも１つのポリヌクレオチドまたはその断片を検出する工程、または
B) i) 細菌株のタンパク質を提供する工程; および
ii) 請求項16に記載の少なくとも１つの抗体を用いて、少なくとも１つのポリペプチド、線毛構造またはその断片を検出する工程。
細菌株がプロバイオティックなものである、請求項 17 に記載の方法。
対象の消化管、上皮または粘液への病原性細菌の接着を減少させ又は阻害するため、粘液または上皮への細菌細胞または他の物質の接着を促進するため、および／または対象における免疫応答を改変するための、請求項 1-5 のいずれかに記載の少なくとも１つのペプチドおよび/または線毛構造。
請求項 6-8 のいずれかに記載の製品を生産する方法であって、好ましくは請求項 1-5 のいずれかに記載の少なくとも１つのペプチドもしくは線毛構造を製品に添加することにより、前記製品を生成する工程を含む方法。
以下の工程を含む、請求項 1-5 のいずれかに記載の少なくとも１つのペプチドまたは線毛構造を生産する方法:
A) i) 請求項 12 に記載の少なくとも１つのポリヌクレオチドを提供する工程;
ii) 該ポリヌクレオチドを用いて宿主細胞を形質転換する工程;
iii) 工程 ii) からの宿主細胞を培養してペプチドまたは線毛構造を生産させる工程;
iv) 所望により、該ペプチドまたは線毛構造を回収する工程、または
B) i) 請求項 1-5 のいずれかに記載の少なくとも１つのペプチドまたは線毛構造を生産するかまたは含む細胞を破壊する工程;
ii) 所望により、該ペプチドまたは線毛構造を回収する工程。
細胞が死細胞または生細胞である、請求項 21 に記載の方法。
以下の工程を含む、請求項 1 および 3-5 のいずれかに記載の少なくとも１つのペプチドを生産する方法:
i) アミノ酸を提供する工程;
ii) 少なくとも１つのペプチドを合成することにより、工程 i) のアミノ酸から少なくとも１つの本発明のペプチドを製造する工程。
生物情報学的アプローチを用いて、線毛構造を含む潜在的なプロバイオティック細菌株、または請求項 1-5 に記載のペプチドまたは線毛構造がそれに対して有効である病原菌株を検出する方法であって、以下の工程を含む方法:
i) 請求項 1、3-5 および 12 に記載の少なくとも１つのペプチド、ポリヌクレオチドまたはその断片の配列を提供する工程;
ii) 工程 i) の配列を、配列コレクションの配列と比較する工程;
iii) 工程 i) の配列に対して生物学的に合同な断片を有する配列を検出する工程。