JP2012515827A - キレート剤及びそれに関する方法 - Google Patents

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Abstract

アミン官能基を含む酸性キレート剤の塩であって、該塩がキレート剤がもたらす酸性プロトン1モル当たり少なくとも0.25モルのアルカリ土類金属を含み、酸性キレート剤がエチレンジアミン二コハク酸ではない塩。

Description

本発明は、キレート剤のアルカリ土類金属塩、それを含む組成物、並びにそれに関する方法及び使用に関する。本発明は詳細には、良好な酸化安定性を与えるそのような塩、組成物、方法、及び使用に関する。
本発明は、詳細には漂白用途での使用における、重金属及び遷移金属のキレート剤に特に関する。
過酸化物及び過酸などの化合物を含む活性酸素系漂白組成物は、幅広い種類の用途において、例えば洗濯、食器洗浄、及び他の洗浄用組成物において;パルプ及び紙の漂白において;及びパーソナルケア組成物において、一般に使用される。
重金属及び遷移金属、例えばマンガン、鉄、及び銅は過酸素種を分解させることが知られている。したがって、過酸化物などを含有する組成物中に、これらの金属と結合するキレート剤を加えることが一般的である。
多くの一般的な遷移金属キレート剤は、アミン官能基を含む。しかし過酸素種の存在下では、アミン部分は酸化される場合がある。したがってキレート剤自身も、漂白組成物中に存在する過酸化物又は過酸の分解に寄与する場合がある。
したがって、過酸素漂白剤の安定性の改善においてより効果的である、改善されたキレート剤を提供することが必要とされている。
そのような改善は、費用対効果及び全体としての性能の点で有益であり得る、又はより低い処理比率を用いて同等の性能を得ることを可能にし得る。
本発明の目的は、過酸化物を含む組成物中に加えられると改善された過酸化物安定性をもたらす、キレート剤の供給源を提供することである。
本発明の第1の態様によれば、アミン官能基を含む酸性キレート剤の塩であって、塩がキレート剤がもたらす酸性プロトン1モル当たり少なくとも0.25モルのアルカリ土類金属を含み、酸性キレート剤がエチレンジアミン二コハク酸ではない塩が提供される。
本発明の第1の態様の定義は、キレート剤がもたらす酸性プロトンのモル数に言及する。誤解を避けるために、これは中和/塩の生成が起こる前に遊離酸から供給される酸性プロトンの総数のことを指す。塩自体の中で、一部又はすべての酸性プロトンが中和されることになる。
酸性キレート剤は1又は2以上の酸性基を含んでいてもよいことが理解されるであろう。各酸性基は一塩基性又は二塩基性であってもよい。特定の酸性基によって供給されるプロトンの数は、酸性基が一塩基性酸性基であるか又は二塩基性酸性基であるかによって決まることが理解されるであろう。一塩基性酸性基は、置換可能な水素原子を1つだけ含有する酸性基、例えばカルボン酸RCOOHである。二塩基性酸性基は、置換可能な水素原子を2つ含有する酸性基、例えばホスホン酸RP=O(OH)である。
酸性キレート剤1モル当たりで供給されるプロトンのモル数は、キレート基中に存在する酸性基の数によって、及び各酸性基が一塩基性であるか又は二塩基性であるかによって決まる。1モルのキレート剤において、存在するそれぞれの一塩基性酸性基は1モルの酸性プロトンを与えることになる。したがって2つの一塩基性酸性基を有する1モルのキレート剤は、2モルの酸性プロトンを供給することになり、3つの一塩基性酸性基を有する1モルのキレート剤は、3モルの酸性プロトンを供給することになり、以下同様である。同様に、1つの二塩基性酸性基を含む1モルのキレート剤は、2モルの酸性プロトンを供給することになり、2つの二塩基性酸性基を有する1モルのキレート基は、4モルの酸性プロトンを供給することになる。
好ましくは、塩はキレート剤によって供給される酸性プロトン1モル当たり、少なくとも0.3モル、より好ましくは少なくとも0.35モル、例えば少なくとも0.4モル、好ましくは少なくとも0.45モル、より好ましくは少なくとも0.48モル、最も好ましくはおよそ0.5モルのアルカリ土類金属を含む。
アルカリ土類金属カチオンは+2の電荷を有するので、アルカリ土類金属カチオンの各1モルは、中和反応において2モルの酸性プロトンを置換することができる。
したがって酸性プロトン1モル当たりおよそ0.5モルのアルカリ土類金属が存在する塩は、実質的にすべての酸性プロトンが中和されている塩である。
本発明は、少なくとも50%の酸性プロトンがアルカリ土類金属対イオンによって置換されている、好ましくは少なくとも60%、より好ましくは少なくとも70%、例えば少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、より好ましくは少なくとも95%、最も好ましくは少なくとも98%がアルカリ土類金属対イオンによって置換されている、アミン官能基を含む酸性キレート剤の塩を提供する。
好ましくはアルカリ土類金属は、カルシウム、マグネシウム、及びそれらの混合物から選択される。
第1の態様の塩が酸性プロトン1モル当たり少なくとも0.25モルのアルカリ土類金属イオンを含むならば、その塩におけるアルカリ土類金属以外のカチオンの存在は除外されない。そのようなさらなるカチオンとしては、アルカリ金属イオン、例えばナトリウム又はカリウム挙げることができる。
しかし、好ましい実施形態において、本発明の塩はアルカリ金属を含まない。特に好ましい実施形態において、この塩はアルカリ土類金属及び酸性キレート剤のみを含む。
本発明の酸性キレート剤はアミン官能基を含む。アミン官能基を含む酸性キレート剤は当業者に周知であろう。
本発明の好ましいキレート剤は、アミノカルボン酸キレート剤及びアミノホスホン酸キレート剤である。そのようなキレート剤によって供給される活性種は、典型的にはアニオン性アミノカルボキシラート又はアミノホスホナートとして溶液中に存在する。特に好ましいキレート剤は、アミノポリカルボン酸及びアミノポリホスホン酸に由来するものである。最も好ましくは、キレート剤はアミノポリカルボン酸に由来する。
アミノ官能基を有する適切なアミノホスホン酸含有キレート剤としては、アミノアルキレンポリ(アルキレンホスホン)酸などの有機アミノホスホン酸が挙げられる。このタイプの好ましいキレート剤としては、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、及び好ましくはジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)、エチレンジアミントリ(メチレンホスホン酸)、及びヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)が挙げられる。そのようなホスホン酸キレート剤は、典型的にはそのナトリウム塩として、ThermPhos社製のDequest(登録商標)の商標名で市販されている。適切なキレート剤は、アミノトリ(メチレンホスホン酸)であってもよい。
本発明での使用に適したアミノ官能基を有するアミノカルボン酸含有キレート剤としては、ポリアミノカルボン酸、例えばエチレンジアミノ四酢酸(EDTA,ethylenediaminotetraacetic acid)、エチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミン二グルタル酸、2−ヒドロキシプロピレンジアミン二コハク酸、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA,diethylene triamine pentaacetic acid)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四プロピオン酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、エタノールジグリシン、プロピレンジアミン四酢酸(PDTA,propylene diamine tetracectic acid)、及びメチルグリシン二酢酸(MGDA,methyl glycine diacectic acid)が挙げられる。本明細書において使用するのに適したアミノカルボン酸は、ジエチレントリアミン五酢酸、プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)(例えばBASF社製のTrilon FS(登録商標)の商標名で市販されている)、及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)である。
本明細書での使用に適した他のキレート剤は、欧州特許出願公開第317542(A)号明細書及び欧州特許出願公開第399133(A)号明細書に記載の2−ヒドロキシエチル二酢酸又はグリセリルイミノ二酢酸などのイミノ二酢酸誘導体である。欧州特許出願公開第516102(A)号明細書に記載のイミノ二酢酸N−2−ヒドロキシプロピルスルホン酸及びアスパラギン酸N−カルボキシメチルN−2−ヒドロキシプロピル−3−スルホン酸キレート剤も本明細書において好適である。欧州特許出願公開第509382(A)号明細書に記載のβ−アラニン−N,N’−二酢酸、アスパラギン酸−N,N’−二酢酸、アスパラギン酸−N−一酢酸、及びイミノ二コハク酸金属イオン封鎖剤も好適である。
欧州特許出願公開第476257(A)号明細書は、好適なアミノ系キレート剤を記載している。欧州特許出願公開第510331(A)号明細書は、コラーゲン、ケラチン、又はカゼインに由来する好適なキレート剤を記載している。欧州特許出願公開第528859(A)号明細書は、好適なアルキルイミノ二酢酸キレート剤を記載している。グリシンアミド−N,N’二コハク酸(GADS,Glycinamide-N,N' disuccinic acid)、エチレンジアミン−N,N’−二グルタル酸(EDDG,ethylenediamine-N,N'-diglutaric acid)、及び2−ヒドロキシプロピレンジアミン−N,N’−二コハク酸(HPDDS,2-hydroxypropylenediamine-N-N'-disuccinic acid)も好適である。
好ましくは、キレート剤は、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸,N,N−二酢酸(GLDA,glutamic acid, N,N-diacetic acid)、イミノ二コハク酸(IDS,iminodisuccinic acid);エチレンジアミン四酢酸(EDTA,ethylenediaminetetraacetic acid)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ジエチレントリアミン五メチレンホスホン酸(DETPMP,diethylenetriamine-penta-methylene phosphonic acid)、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸(HEIDA,hydroxyethyliminodiacetic acid)、ニトリロ三酢酸(NTA,Nitrilotriacetic acid)、アスパラギン酸ジエトキシコハク酸(AES,aspartic acid diethoxysuccinic acid)、アスパラギン酸−N,N−二酢酸(ASDA,aspartic acid-N,N-diacetic acid)、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸(DTPMPA,diethylenetriaminepentamethylene-phosphonic acid)、ヒドロキシエチレンジアミン四酢酸(HEDTA,hydroxyethylenediaminetetraacetic acid )、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEEDTA,hydroxyethylethylenediaminetriacetic acid)、イミノ二フマル酸(IDF,iminodifumaric)、イミノ二酒石酸(IDT,iminoditartaric acid)、イミノ二マレイン酸(IDMAL,iminodimaleic acid)、イミノ二リンゴ酸(IDM,iminodimalic acid)、エチレンジアミン二フマル酸(EDDF,ethylenediaminedifumaric acid)、エチレンジアミン二リンゴ酸(EDDM,ethylenediaminedimalic acid)、エチレンジアミン二酒石酸(EDDT,ethylenediamineditartaric acid)、エチレンジアミン二マレイン酸(EDDMAL,ethylenediaminedimaleic acid)、及びアミノトリ(メチレンホスホン酸)(ATMP,aminotri(methylenephosphonic acid))から選択される。
より好ましくは、キレート剤は、イミノ二コハク酸(IDS)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチレンジアミン四酢酸(HEDTA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEEDTA)、イミノ二フマル酸(IDF)、イミノ二酒石酸(IDT)、イミノ二マレイン酸(IDMAL)、イミノ二リンゴ酸(IDM)、エチレンジアミン二フマル酸(EDDF)、エチレンジアミン二リンゴ酸(EDDM)、エチレンジアミン二酒石酸(EDDT)、エチレンジアミン二マレイン酸(EDDMAL)、及びアミノトリ(メチレンホスホン酸)(ATMP)から選択される。
酸性キレート剤は、MGDA、GLDA、IDS、EDTA、DTPA、DETPMP、HEIDA、NTA、AES、ASDA、DTPMPA、及びHEDTAから選択されるのが適切である。
好ましくは、酸性キレート剤は、MGDA、GLDA、IDS、EDTA、DTPA、DETPMP、及びHEIDAから選択される。
メチルグリシン二酢酸(MGDA)は式Iに示される構造を有する:
式I
MGDAはエナンチオマーか又はその混合物として存在してもよい。好ましくはこれはラセミ混合物として存在する。
グルタミン酸N,N−二酢酸(GLDA)は式IIに示される構造を有する:
式II
GLDAはエナンチオマーか又はその混合物として存在してもよい。いくつかの好ましい実施形態において、GLDAは本質的にSエナンチオマーからなる。
DTPAは式IIIに示される構造を有する:
式III
EDTAは式IVに示される構造を有する:
式IV
DETPMPは式Vに示される構造を有する:
式V
イミノ二コハク酸(IDS)は式VIに示される構造を有する:
式VI
本明細書において、IDSは式VIに示される構造、及び同じ構造で酸性プロトンの数が置き換えられたもの、すなわち1、2、3、又は4つの酸性基が中和されているか又は部分的に中和されているものを指すのに用いられる。
成分(a)がIDS又はその塩を含む場合、これはエナンチオマー又はその混合物として存在してもよい。好ましくはこれはラセミ混合物として存在する。
IDSは34重量%の四ナトリウム塩を含む溶液として市販されており、Baypure CX100の商標で販売されている。
ヒドロキシエチルイミノ二酢酸(HEIDA)は式VIIに示される構造を有する:
式VII
本明細書において、用語HEIDAは式VIIに示される構造、及び同じ構造で酸性プロトンの数が置き換えられたもの、すなわち1又は2つの酸性基が中和されているか又は部分的に中和されているものを指すのに用いられる。
HEIDAはDow Chemicals社より市販されている。
いくつかの好ましい実施形態において、本発明はIDS 1モル当たり少なくとも1モル、好ましくは少なくとも1.25モル、より好ましくは少なくとも1.5モル、例えば少なくとも1.75モル、又は少なくとも1.9モルのアルカリ土類金属を含む塩を提供する。特に好ましい実施形態において、この塩はIDS 1モル当たりおよそ2モルのアルカリ土類金属を含む。
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、HEIDA 1モル当たり少なくとも0.5モル、好ましくは少なくとも0.7モル、好ましくは少なくとも0.8モル、より好ましくは少なくとも0.9モル、例えば少なくとも0.95モルのアルカリ土類金属を含む、HEIDAのアルカリ土類金属塩を提供する。特に好ましい実施形態において、この塩はHEIDA 1モル当たりおよそ1モルのアルカリ土類金属を含む。
本発明の適切な塩の例としては、イミノ二コハク酸二カルシウム(CaIDS,dicalcium iminodisuccinic acid)、イミノ二コハク酸カルシウムマグネシウム(CaMgIDS,calcium magnesium iminodisuccinic acid)、イミノ二コハク酸二マグネシウム(MgIDS,dimagnesium iminodisuccinic acid)、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸二カルシウム(CaHEIDA,dicalcium hydroxyethyliminodiacetic acid)、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸カルシウムマグネシウム(CaMgHEIDA,calcium magnesium hydroxyethyliminodiacetic acid)、及びヒドロキシエチルイミノ二酢酸二マグネシウム(MgHEIDA,dimagnesium hydroxyethyliminodiacetic acid)、並びにそれらの非化学量論的な等価物が挙げられる。
本発明での使用に好適なさらなる塩としては、GLDA、EDTA、DTPA、DETPMP、及びMGDAの二カルシウム塩、カルシウムマグネシウム塩、及び二マグネシウム塩が挙げられる。
いくつかの特に好ましい実施形態において、酸性キレート剤はIDS及びHEIDAから選択される。
酸が1又は2以上のキラル中心を含む実施形態において、本発明の塩の酸部分は任意の立体異性体を含んでいてもよい。本発明の第1の態様は、1つを超える酸の混合物及び/又は1つを超えるアルカリ土類金属の混合物を含む混合塩も含む。
いくつかの実施形態において、本発明の第1の態様の塩は固体である。これは自由流動性の粒子状物質の形態で提供されてもよい。これは粉末であるか又は顆粒であってもよい。塩は顆粒組成物中に容易に組み込むことができるのが適切である。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様の塩を含む組成物が提供される。
組成物は本質的に第1の態様の塩からなるか、又は1又は2以上のさらなる成分を含んでいてもよい。好ましくは組成物はさらに過酸化物の供給源を含む。過酸化物の供給源としては、過酸化水素、他の過酸素含有化合物、及びその前駆体が挙げられる。例えば組成物は過ホウ酸塩又は過炭酸塩化合物を含んでいてもよい。
本発明の組成物の特有の利点は、それが水溶液中の過酸化水素の安定性を改善することである。詳細には本発明は、アルカリ性溶液中の過酸化水素、又は他の過酸素含有化合物、又はそれらの前駆体の安定性を改善するための、第1の態様の塩の使用を提供する。第1の態様の塩及び過酸化物の供給源を含む第2の態様の組成物は、好ましくはpHが7.5を超え、例えば8〜14である。
したがって本発明はさらに、過酸化水素、又は他の過酸素含有化合物、又はその前駆体を含む組成物の安定性を改善するための、第1の態様の塩の使用を提供する。
過酸化物含有組成物の安定性を測定する1つの方法は、過酸化物の濃度が時間と共にどのように減少するかを測定することである。これは、規定の間隔での過マンガン酸カリウムを用いた滴定により、行うことができる。
好ましくは本発明の塩は、初期の過酸化水素の少なくとも65%、好ましくは少なくとも70%、より好ましくは少なくとも75%、例えば少なくとも80%が1時間後に残る程度まで、過酸化水素を含む組成物を安定化させる。
好適には、本発明の塩が過酸化水素を含む組成物中に含まれる場合、前記塩が存在しない同等の組成物と比較して、1時間後に好ましくは少なくとも15%余分の過酸化水素が残り、より好ましくは少なくとも20%余分の過酸化物が残り、好ましくは少なくとも25%、好適には少なくとも30%、例えば少なくとも35%、又は少なくとも40%余分の過酸化物が残る。
発明者らは、過酸化水素、又は他の過酸素含有化合物、又はその前駆体を含む組成物における第1の態様の塩の安定性が、過酸化水素、又は他の過酸素含有化合物、又はその前駆体を含む組成物における、対応する遊離酸又は酸のナトリウム塩の安定性を上回ることも見いだした。
したがって本発明はさらに、第1の態様の塩、及び過酸化水素、又は他の過酸素含有化合物、又はその前駆体を含む組成物を提供し、前記組成物は同等量の同じ酸のナトリウム塩、及び過酸化水素、又は他の過酸素含有化合物、又はその前駆体を有する溶液と比較して向上した安定性を有する。同等量の同じ酸のナトリウム塩というのは、同じモル比の酸アニオンを使用することを意味する。
好ましくは、過酸化水素を含む組成物において本発明の塩を使用して同等量の同じ酸のナトリウム塩の代わりとする場合、1時間後に過酸化水素が少なくとも10%多く、例えば少なくとも15%多く、好ましくは少なくとも20%多く残る。
組成物は固体組成物又は液体組成物であってもよい。
組成物は例えば、洗濯用組成物又は自動食器洗浄用組成物であってもよい。組成物は粉末、例えば自由流動性粉末の形態であってもよい。あるいは、組成物は圧縮錠の形態であるか、又は液体若しくは固体形態で水溶性ポリマー材料の殻に閉じこめられていてもよい。別の製剤媒体、例えばジェル又は水溶性カプセルを使用することもできるであろう。
組成物は顆粒組成物であってもよい。
本発明の固体洗濯用組成物は、好ましくは第1の態様の塩を0.01〜10重量%、より好ましくは0.01〜2重量%、最も好ましくは0.1〜0.5重量%含む。
本発明の液体洗濯用組成物は、好ましくは第1の態様の塩を0.01〜25重量%、より好ましくは0.1〜10重量%、最も好ましくは1〜5重量%含む。
本発明の自動食器洗浄用組成物は、好ましくは第1の態様の塩を0.1〜60重量%、より好ましくは1〜30重量%、最も好ましくは2〜15重量%含む。
本発明の洗濯用及び食器洗浄用組成物は好ましくは、界面活性剤、ビルダー、漂白剤、漂白活性剤、再付着添加剤、移染防止剤、酵素、着色剤、及び香料から選択されるさらなる成分を含む。
本発明の組成物は漂白組成物であってもよい。これは洗浄用組成物であってもよい。これはパーソナルケア組成物であってもよい。パーソナルケア組成物としては、スキンケア組成物、例えばクレンザー、保湿剤、及び皮膚軟化剤;ヘアケア組成物、例えばシャンプー、ヘアカラー組成物、ヘア脱色組成物、及びコンディショニング剤;並びに歯科用組成物、例えば練り歯磨き粉、歯のホワイトニング剤、及び口内洗浄組成物が挙げられる。
いくつかの好ましい実施形態において、本発明の組成物は、過酸化水素を0.001〜50重量%、好ましくは1〜35重量%、例えば5〜10重量%、及び第1の態様の塩を0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜1重量%含有する。そのような組成物は水性組成物であるのが適切である。
これらの組成物は紙及びパルプの漂白において特に有用であり、洗濯及び食器洗浄用途においても実用性を見いだすことができる。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様による塩を調製する方法が提供される。
好ましくは第3の態様の方法は、アルカリ土類金属の塩基又は塩をアミン官能基を有する酸性キレート剤と混合するステップを含み、前記酸性キレート剤は遊離酸又はそのアルカリ金属塩として存在する。いくつかの好ましい実施形態において、第3の態様の方法は、アルカリ土類金属の塩基を遊離酸としての酸性キレート剤の溶液又は懸濁液、好ましくは水溶液又は水性懸濁液に加えるステップを含む。
任意の適切な塩基を使用することができる。例えば塩基は、炭酸塩、重炭酸塩、水酸化物、水素化物、アミド、及び酸化物から選択してもよい。好ましくは塩基は水酸化マグネシウムである。塩基は希釈せずに加えてもよい。しかし好ましくはこれを水溶液で加える。
いくつかの好ましい実施形態において、第3の態様の方法は、アルカリ土類金属塩を酸性キレート剤のアルカリ金属塩の溶液又は懸濁液に加えるステップを含んでもよい。
そのような実施形態では溶液中でイオン交換反応があると考えられる。酸のアルカリ金属対イオンがアルカリ土類対イオンで置換されるのが適切である。いくつかの好ましい実施形態において、得られるアルカリ土類金属塩は溶解性が低く、そのため沈殿を生成する。
本発明はさらに、遊離酸としての酸性キレート剤又はそのアルカリ金属塩が典型的に使用される任意の方法における、第1の態様の塩の使用を提供する。
上記に詳述したように、第1の態様の塩は漂白用途において特に有用である。
本発明はさらに、キレート剤としての、第1の態様の塩の使用を提供する。詳細には本発明の第1の態様の塩を、重金属及び遷移金属、例えば銅、鉄、及びマンガンと結合するためのキレート剤として使用する。
したがって本発明は、洗剤組成物、例えば洗濯用又は自動食器洗浄用組成物における第1の態様の塩の使用を含む。
本発明は、農業用途における第1の態様の塩の使用を含む。例えば、スラグペレット、除草剤、葉面散布肥料供給、栄養供給、及び水耕法において、この塩を使用してもよい。
本発明は、パルプ及び紙の漂白における第1の態様の塩の使用を提供する。これは機械的漂白及び化学的漂白、並びに熱機械的漂白を含む。第1の態様の塩は、金属が除去される洗浄、及び漂白が起こる過酸化物ステージである、パルプ漂白のQステージ及びPステージで使用してもよい。これらの用語は当業者が良く理解している。
本発明は、パーソナルケア用途における第1の態様の塩の使用を提供する。例えば、ヘアケア組成物中、例えばヘア染料及びシャンプーに、この塩を組み込んでもよい。これは抗酸化剤として、クリーム、例えば日焼け止めクリームなどに加えることもできる。これは歯科組成物、例えば練り歯磨き粉又は口内洗浄剤に加えてもよい。
本発明は、殺生物剤増強剤として第1の態様の塩を使用することを含む。このようにこれは殺生物剤の有効性を高めることができる場合があり、広い用途を見いだし得る。例えばこれをパーソナルケア用途に使用してもよい。
本発明は、家庭用、業務用、及び工業用のクリーニング用途における第1の態様の塩の使用を提供する。これは、硬質表面クリーナー、浴室及びキッチンクリーナー、瓶洗浄用途、又は乳製品用具の洗浄に含まれていてもよい。
本発明はさらに、スケール防止物質として、例えばカルシウム及びマグネシウム塩の金属イオン封鎖剤としての、第1の態様の塩の使用を提供する。
本発明の塩は、スケール除去剤として、例えばバリウム及びストロンチウム塩を除去するために、油田用途において使用してもよい。
本発明は、金属洗浄用途、例えばプリント基板又は無電解めっき用途における、第1の態様の塩の使用を提供することができる。
本発明は、医療用途における、例えば防毒物質としての、第1の態様の塩の使用を提供することができる。本発明は、金属を身体の部位へ送達するのを助けるのに使用してもよい。
そうすることが妥当であるならば、本発明の任意の態様における任意の特徴を、他の任意の態様における任意の特徴と組み合わせてもよい。詳細には、第1の態様の塩の使用は、適切であるならば、第2の態様の組成物の使用を含んでもよい。
本発明は、アミン官能基を有するキレート剤のアルカリ土類金属塩を提供し、この塩は過酸化物漂白剤の安定性を、同等量の同じキレート剤を遊離酸又はそのアルカリ金属(例えばナトリウム)塩として使用して実現される改善を上回る程度まで適切に改善する。したがって本発明は、同量のキレート剤を使用して改善された漂白性能を得ることを可能にする;又はより少量のキレート剤を使用して同等の漂白効果を得ることを可能にする;又はより少量の過酸素種を使用して同等の漂白効果を得ることを可能にする。
したがって本発明は、同等量の遊離酸又はナトリウム塩を使用した場合に必要となるよりも少量の過酸素種を含む組成物において同等の漂白効果を得るための、第1の態様の塩の使用をさらに提供する。
本発明は、過酸素種を含む組成物において同じキレート剤をナトリウム塩又は遊離酸として使用するのと比較して、同等の漂白効果を得るための、第1の態様の塩のより少量での使用も提供する。
ここで以下の非制限的な実施例によって本発明をさらに説明することにする。
MgHEIDAの合成
20g(0.11モル)の2−ヒドロキシエチルイミノ二酢酸(HEIDA)を、200mlの脱イオン水中に懸濁させた。これに13.05g(0.22モル)のMg(OH)を加え、混合物を17時間撹拌した。白色の結晶固体が溶液から析出するまで、この溶液を濃縮した。これをろ過によって収集し、オーブンで40℃にて24時間乾燥させて、MgHEIDAの式の化合物を得た。
CaHEIDAの合成
50gの2−ヒドロキシエチルイミノ二酢酸二ナトリウム塩(28%活性、0.06モル)を取り、50mlの脱イオン水に溶解させた13.9g(0.12モル)のCaClと混合した。白色沈殿がすぐに生成し、ろ過により収集した。固体をオーブンで40℃にて24時間乾燥させて、CaHEIDAの式の化合物を得た。
MgIDSの合成
20g(0.08モル)のイミノ二コハク酸(IDS)を200mlの脱イオン水中に懸濁させた。これに9.56g(0.16モル)のMg(OH)を加え、混合物を17時間撹拌した。白色の結晶固体が溶液から析出するまで、この溶液を濃縮した。これをろ過によって収集し、オーブンで40℃にて24時間乾燥させて、MgIDSの式の化合物を得た。
CaIDSの合成
100gのイミノ二コハク酸四ナトリウム(38%活性、0.1モル)を取り、50mlの脱イオン水に溶解させた22.1gの(0.2モル)CaClと混合した。白色沈殿がすぐに生成し、ろ過により収集した。固体をオーブンで40℃にて24時間乾燥させて、CaIDSの式の化合物を得た。
実施例1〜4で生成した塩の各々を以下のように試験した。
125gの脱イオン水及び25gの過酸化水素(30%活性)を40℃まで加熱した。0.1mmolのキレート剤の塩を溶液に加え、pHを10に調整した。次いで過酸化水素を、過マンガン酸カリウムを用いた定期的な滴定により、経時的にモニタリングした。結果を表1及び2にまとめる。

Claims (10)

  1. アミン官能基を含む酸性キレート剤の塩であって、前記塩が前記キレート剤がもたらす酸性プロトン1モル当たり少なくとも0.25モルのアルカリ土類金属を含み、前記酸性キレート剤がエチレンジアミン二コハク酸ではない塩。
  2. 酸性キレート剤がアミノカルボン酸キレート剤である、請求項1に記載の塩。
  3. 酸性キレート剤がアミノポリカルボン酸である、請求項1又は2に記載の塩。
  4. 酸性キレート剤がイミドコハク酸及びヒドロキシエチルイミド二酢酸から選択される、請求項1〜3のいずれかに記載の塩。
  5. 酸性キレート剤がイミノ二コハク酸である、請求項4に記載の塩。
  6. 酸性キレート剤がヒドロキシエチルイミノ二酢酸である、請求項4に記載の塩。
  7. キレート剤がもたらす酸性プロトン1モル当たり少なくとも0.4モルのアルカリ土類金属を含む、請求項1〜6のいずれかに記載の塩。
  8. イミノ二コハク酸二カルシウム(CaIDS)、イミノ二コハク酸カルシウムマグネシウム(CaMgIDS)、イミノ二コハク酸二マグネシウム(MgIDS)、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸二カルシウム(CaHEIDA)、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸カルシウムマグネシウム(CaMgHEIDA)、及びヒドロキシエチルイミノ二酢酸二マグネシウム(MgHEIDA)、並びにその非化学量論的な等価物から選択される、請求項1〜7のいずれかに記載の塩。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の塩を含む組成物。
  10. 同等量の遊離酸又はナトリウム塩を使用した場合に必要となるよりも少量の過酸素種を含む組成物において同等の漂白効果を得るための、請求項1〜8のいずれかに記載の塩の使用。
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