JP2012512444A - データ管理装置、データ管理方法及びデータ管理プログラム - Google Patents

データ管理装置、データ管理方法及びデータ管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データに付加されたマーキングなどの特定情報が全く独立したサーバにより修正されたものであったとしても、データ間の同一性を確認可能なIDを適切かつ自動的に生成してデータに対応付けることによって、ネットワークなどを介して送受信される様々なデータを効率的に管理することができるデータ管理装置を提供する。
【解決手段】データ管理装置は、各々が複数のグループのうちの一つのグループに対応付けられた複数の識別情報を記憶する識別情報記憶部と、データに付与された特定情報を取得する特定情報取得部と、特定情報と複数の識別情報との一つ一つとを照合して一致しているか否かを判定する照合部と、特定情報が複数の識別情報のうちの一つの識別情報と一致していると照合部により判定された場合に、データを、一つの識別情報に対応付けられた複数のグループのうちの一つのグループに割り当てる割り当て部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、データ管理装置、データ管理方法及びデータ管理プログラムに関する。
例えば、野球場やスタジアムなどで行われるスポーツ中継で、複数のカメラから入力された映像データや音声データを別々のサーバに保存し、それらを複数のオペレータが連携して作業するなど、映像データや音声データを記録するサーバを複数台連携して作業することが増えている。このような場合、送受信されるデータの管理は特に重要であり、一台のサーバであってもデータの取り違いなどの問題が発生すると取り返しのつかない問題となる場合がある。このためデータに、例えば、それぞれを特定できるように一意的な数値、例えば、ハッシュ値やUUID(Universally Unique IDentifier:汎用一意識別子)などの特定情報を付与する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、送受信するデータが映像データや音声データである場合、オペレータは収録された映像データや音声データから複数のカットを切り出し、それぞれに特定情報としてマーキングを付与するものもある。付与するマーキングとして、名前やサムネイルでは無く、予めサーバに記憶させておいたアイコンなどの図形を使用してもよい。このような図形として、データのサイズを固定としながらも、任意に修正できるものや、新たに作成できるものがある。
特開平11−215120号公報
サーバ同士はネットワークで連結されているため、オペレータ全員が自ら操作する端末を介してすべてのサーバの情報にアクセスし、ネットワーク上のすべてのデータから同じ図形を付与されたデータを収集することができる。しかしながら、各サーバは通常、別々の組織又は個人の所有下にあるなどして、全く独立して管理、使用されていることが多いことから、同一の図形が付与されたデータ同士であってもまったく異なったIDで登録されている場合が起こりうるし、反対に、異なったIDで登録されていてもデータに付与された図形は同一であることもありうる。このため、各サーバを操作するオペレータは図形を個別に一つずつ識別し、データが同一か否かを改めて判断するという煩雑な処理が必要であった。
図形を個別に識別するため、逐一図形画像のバイナリ比較を行うのはコストがかかりすぎる。さらに、IDの不統一を解決するため、各サーバにおけるIDの生成方法を工夫することも考えられるが、完全に識別可能なIDとするためには、可逆的な圧縮データであることが必須となってしまい、比較に要するコストはやはり高くなる。
データのIDを集中的に管理するためのデータ・サーバを配置し、データ・サーバに登録されている図形のみをマーキングとして使う方法もある。しかし、この方法では、データ・サーバが障害でダウンした場合には大きな問題が発生する上、さらに余計なコストがかかる。データを連携して使用するその準備段階で図形とIDをそろえることも可能であるが、オペレータ毎に手作業で行うこととなり面倒である。
本発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたもので、データに付加されたマーキングなどの特定情報が、全く独立したサーバにより編集されたものであったとしても、データ間の同一性を確認可能なIDを適切かつ自動的に生成してデータに対応付けることによって、ネットワークなどを介して送受信される様々なデータを効率的に管理することができるデータ管理装置、データ管理方法及びデータ管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によると、コンピュータ間で送受信されるデータを管理するデータ管理装置であって、該データ管理装置は、データに付与された特定情報を取得する特定情報取得部と、各々が複数のグループと対応付けられた複数の識別情報を記憶する識別情報記憶部と、前記特定情報と前記複数の識別情報とを照合して対応する識別情報を特定する照合部と、前記データを、前記照合部によって特定された識別情報に対応付けられたグループに割り当てる割り当て部と、を備え、前記特定情報及び前記複数の識別情報は各々、前記複数のグループと対応する、修正不可の基礎情報を含んで生成されており、前記照合部は、前記特定情報が有する基礎情報に基づいて対応する識別情報を特定する、データ管理装置を提供する。
この構成により、本発明のデータ管理装置は、データに付与された特定情報を取得する特定情報取得部と、各々が複数のグループと対応付けられた複数の識別情報を記憶する識別情報記憶部と、前記特定情報と前記複数の識別情報とを照合して対応する識別情報を特定する照合部と、前記データを、前記照合部によって特定された識別情報に対応付けられたグループに割り当てる割り当て部と、を備え、前記特定情報及び前記複数の識別情報は各々、前記複数のグループと対応する、修正不可の基礎情報を含んで生成されており、前記照合部は、前記特定情報が有する基礎情報に基づいて対応する識別情報を特定するので、データに付加されたマーキングなどの特定情報が、独立して管理されているサーバによって付加された、又は編集されていたとしても、特定情報が有する修正不可の基礎情報に基づいてデータをデータが属しうるグループに適切に割り当てることができる。したがって、データに付加されたマーキングなどの特定情報が全く独立したサーバにより変更されていたとしても、データ間の同一性を確認可能なIDを適切かつ自動的に生成し、この割り当てに従ってデータに対応付けることによって、ネットワークなどを介して送受信される様々なデータを効率的に管理することができる。
また、本発明のデータ管理装置において、前記特定情報は、前記基礎情報に、修正される対象となる付加情報を付加して生成されてもよい。前記複数の識別情報は各々、前記複数のグループと一対一に対応する修正されることの無い複数の基礎情報のうちの一つに、所定の手法に従って前記付加情報を付加して生成されており、前記照合部は、前記特定情報を、前記特定情報に含まれる前記付加情報を、前記所定の手法に従って前記複数の識別情報の各々に付加される前記付加情報と同じ状態に修正した後に、前記特定情報と前記複数の識別情報とを照合して一致しているか否かを判定するようにしてもよい。
この構成によって、本発明のデータ管理装置は、特定情報が、基礎情報に、修正される対象となる付加情報を付加して生成されていても、複数の識別情報は各々、複数のグループと一対一に対応する修正されることの無い複数の基礎情報のうちの一つに、所定の手法に従って付加情報を付加して生成されており、照合部は、特定情報を、特定情報に含まれる付加情報を、所定の手法に従って複数の識別情報の各々に付加される付加情報と同じ状態に修正してから、特定情報と複数の識別情報とを照合して一致しているか否かを判定するようになっている。したがって、データに付加されたマーキングなどの特定情報に対して、独立して管理されているサーバなどによっていかなる編集が行われていたとしても、特定情報に含まれる付加情報の部分を、識別情報に含まれる付加情報の部分と同様の状態に修正した後に特定情報と複数の識別情報とを照合して一致しているか否かを判定するので、基礎情報に基づいて適切にデータをデータが属しうるグループに適切に割り当てることができる。
また、本発明のデータ管理装置において、前記特定情報は図形を表す情報であってもよく、前記基礎情報は各々が図形の形を表す情報であり、前記付加情報は前記図形の色彩を表す情報であってもよい。この構成によって、本発明のデータ管理装置は、市販されているマーキングなどを用いて特定情報を付与されたデータの管理を実現することができる。しかし、本発明はこれに限定されず、基礎情報は、特定情報のうち、修正されることのほとんど無い部分を表す情報であればいかなる情報でもよく、付加情報も特定情報に含まれる情報であれば実装に応じて決定してよい。さらに、特定情報も図形に限定されず、ユーザーが編集を行うとしても、修正されることの少ない部分を基礎情報として一部に有する情報であれば、マーキングや図形の他、数値、音声データの一部など、他の情報を特定情報として用いることもできる。
また、本発明のデータ管理装置において、前記複数の識別情報は各々、第1の照合情報と第2の照合情報とを含み、前記照合部は、前記特定情報を前記複数の識別情報の各々の第1の照合情報と照合し、前記特定情報が前記複数の識別情報のうちの一つの識別情報の第1の照合情報と一致していると判定した場合に、前記特定情報を一致していると判定した前記一つの識別情報の第2の照合情報と照合し、前記特定情報が前記一つの識別情報の第2の照合情報と一致していると判定した場合に、前記割り当て部は、前記データを、前記一つの識別情報に対応するグループに割り当てるようにしてもよい。
前提として、データから抽出した特定情報と識別情報とを照合する場合、それぞれの情報を逐一バイナリ値で比較するバイナリ比較も可能であるが、コストがかかりすぎる。このため、特定情報と識別情報をそれぞれ簡単な情報、例えば、第1の照合情報と、より複雑な情報、例えば、第2の照合情報に変換して比較して、第1の照合情報と一致すると判定された場合にのみ、厳密な情報、例えば、第2の照合情報と照合し、第2の照合情報と一致していると判定した場合に、データを識別情報に対応するグループに割り当てるようにしてもよい。これによって、比較、照合に伴うコストと時間を大幅に削減することができる。
また、本発明のデータ管理装置において、例えば、前記複数の第1の照合情報は、前記複数の識別情報のハッシュ値を含んでもよく、前記複数の第2の照合情報は、前記複数の識別情報のバイナリ値を含んでもよい。本発明によると、第1の照合情報と第2の照合情報は、第2の照合情報が第1の照合情報よりも厳密であり、管理するデータの用途及び量などを考慮して適当と考えられるのならば、バイナリ値やハッシュ値のみならずいかなる値を用いてもよい。この構成によって、本発明のデータ管理装置は、比較、照合に伴うコストと時間を大幅に削減することができる。
また、本発明のデータ管理装置において、前記識別情報記憶部は、前記複数のグループのそれぞれに一対一の関係で対応付けて複数の固有情報を記憶しており、前記割り当て部が、前記データを前記一つのグループに割り当てると、前記識別情報記憶部が、前記一つのグループに対応付けられた前記固有情報を前記データの固有情報として記憶するようにしてもよい。
この構成によって、本発明のデータ管理装置は、サーバ間で、特に、ネットワークに新たなサーバが接続したときなど自動的にネゴシエーションしてデータに対応付ける固有情報、例えば、IDを、特にサーバ間のネゴシエーションを管理する上位サーバが無くても重複無く登録することができる。
また、本発明のデータ管理装置において、前記識別情報記憶部が、前記一つのグループに対応付けられた前記固有情報を前記データの固有情報として記憶する際、前記一つのグループの固有情報とは異なる固有情報が既に前記データの固有情報として前記識別情報記憶部に記憶されている場合、前記識別情報記憶部は、前記一つのグループの固有情報と既に前記識別情報記憶部に記憶されている前記データの固有情報を比較して、所定のルールに従って前記一つのグループの固有情報と前記データの固有情報との何れか一つを他方で入れ換えるようにしてもよい。
この構成によって、本発明のデータ管理装置は、サーバの間でデータに既に異なる固有情報、例えば、IDが付与されていて、重複する固有情報、例えば、IDを付与する可能性が発生したとしても、所定のルールに従って、特にサーバ間のネゴシエーションを管理する上位のサーバが無くても固有情報、例えば、IDを調整することができる。所定のルールとして、例えば、値の大きい方を選択することも可能であるが、本発明はこれに限定されず、固有情報、例えばIDを重複無く調整することが可能であれば、様々なルールが適用可能であることは当業者であれば明らかである。
本発明の第2の態様によると、コンピュータ間で送受信されるデータを管理するデータ管理方法であって、該データ管理方法は、データに付与された特定情報を取得する特定情報取得ステップと、各々が複数のグループと対応付けられた複数の識別情報を記憶する識別情報記憶ステップと、前記特定情報と前記複数の識別情報とを照合して対応する識別情報を特定する照合ステップと、前記データを、前記照合ステップにおいて特定された識別情報に対応付けられたグループに割り当てる割り当てステップと、を備え、前記特定情報及び前記複数の識別情報は各々、前記複数のグループと対応する、修正不可の基礎情報を含んで生成されており、前記照合ステップは、前記特定情報が有する基礎情報に基づいて対応する識別情報を特定するステップを有する、データ管理方法を提供する。
この構成により、本発明のデータ管理方法は、データに付与された特定情報を取得する特定情報取得ステップと、各々が複数のグループと対応付けられた複数の識別情報を記憶する識別情報記憶ステップと、前記特定情報と前記複数の識別情報とを照合して対応する識別情報を特定する照合ステップと、前記データを、前記照合ステップにおいて特定された識別情報に対応付けられたグループに割り当てる割り当てステップと、を備え、前記特定情報及び前記複数の識別情報は各々、前記複数のグループと対応する、修正不可の基礎情報を含んで生成されており、前記照合ステップは、前記特定情報が有する基礎情報に基づいて対応する識別情報を特定するステップを有するので、データに付加されたマーキングなどの特定情報が、独立して管理されているサーバによって付加された、又は編集されていたとしても、特定情報が有する修正不可の基礎情報に基づいてデータをデータが属しうるグループに適切に割り当てることができる。したがって、データに付加されたマーキングなどの特定情報が全く独立したサーバにより変更されていたとしても、データ間の同一性を確認可能なIDを適切かつ自動的に生成し、この割り当てに従ってデータに対応付けることによって、ネットワークなどを介して送受信される様々なデータを効率的に管理することができる。
本発明の第3の態様によると、データに付与された特定情報を取得する特定情報取得ステップと、各々が複数のグループと対応付けられた複数の識別情報を記憶する識別情報記憶ステップと、前記特定情報と前記複数の識別情報とを照合して対応する識別情報を特定する照合ステップと、前記データを、前記照合ステップにおいて特定された識別情報に対応付けられたグループに割り当てる割り当てステップと、をコンピュータに実行させる、コンピュータ間で送受信されるデータを管理するデータ管理プログラムであって、前記特定情報及び前記複数の識別情報は各々、前記複数のグループと対応する、修正不可の基礎情報を含んで生成されており、前記照合ステップは、前記特定情報が有する基礎情報に基づいて対応する識別情報を特定するステップを有する、データ管理プログラムを提供する。
この構成により、本発明のデータ管理プログラムは、データに付加されたマーキングなどの特定情報が、独立して管理されているサーバによって付加された、又は編集されていたとしても、特定情報に含まれる編集されることのほとんど無い基礎情報に基づいてデータをデータが属しうるグループに適切に割り当てる処理をコンピュータに実行させることができる。これによって、マーキングなどの特定情報が、全く独立して管理されているサーバにより変更されていたとしても、割り当てられたグループに基づいて適切かつ自動的にデータ間の同一性を確認可能なIDを生成してデータに対応付けて複数のデータを効率的に管理することができる。
本発明によれば、データに付加されたマーキングなどの特定情報が、全く独立して管理されているサーバにより修正されたものであったとしても、複数のデータ間の同一性を確認可能なIDを適切かつ自動的に生成してデータに対応付けることによって、ネットワークなどを介して送受信される様々なデータを効率的に管理することができるデータ管理装置、データ管理方法及びデータ管理プログラムを提供できる。
本発明の一実施形態のデータ管理装置を含む情報処理システムを説明する概略図である。 図1のデータ管理装置がネゴシエーションを行ってデータ毎にIDを付与した状態を示す図である。 図1のデータ管理装置を有する画像サーバの回路ブロック図である。 データに付与された特定情報の一例を示す図である。 特定情報を編集する編集画面の一例を示す図である。 図1のデータ管理装置の機能構成図である。 図1のデータ管理装置により実行されるデータ管理方法の一例を説明するフローチャートである。 基本特定情報と修正特定情報の関係を説明する図である。 特定情報と識別情報、及び割り当てるグループの固有情報IDとの関係を説明するテーブルを示す図である。 図1のデータ管理装置により実行される照合処理の一例を説明するフローチャートである。 データに付与されたマーキングの概要を説明する図である。 マーキングと固有情報ID、ハッシュ値の関係を示す図である。 識別情報の生成方法の一例を示す図である。 図1のデータ管理装置により実行される割り当て処理の一例を説明するフローチャートである。 固有情報IDを重複無く割り当てる処理の詳細を説明する図である。
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1と図2は、本発明の一実施形態のデータ管理装置を含む情報処理システムを説明する概略図である。この情報システムは、例えば、動画編集記憶システムに相当し、データ管理装置は画像サーバ又は動画編集装置の一部として構成してもよい。図1に示すように、情報処理システムは、コントローラ102と画像サーバ100〜400とを含み、コントローラ102と画像サーバ100は動画編集装置を構成する。画像サーバ100はデータ管理装置1とデータ保存部201を有し、画像サーバ200は、データ管理装置2とデータ1〜4を保存するデータ保存部202を有し、画像サーバ300は、データ管理装置3とデータ5〜6を保存するデータ保存部203を有し、画像サーバ400は、データ管理装置4とデータ7〜9を保存するデータ保存部204を有する。
データ1、4、6には同一の図形がマーキングとして付されており、データ2、5にも色彩(図1及び図2においては、色彩は白色又は黒色)は異なるが形状が同一の図形がマーキングとして付されており、データ3、7、8にも色彩は異なるが形状が同一の図形がマーキングとして付されている。形状が同一の図形は、データが同じグループやカテゴリーに属する情報に関することを表し、図1の例では、右下に示すように、それぞれの形状が例えば、野球中継、サッカー中継、報道番組、マラソン中継などのカテゴリーに属する情報であることを意味する。画像サーバ100〜400の各々のデータ管理装置1〜4は常時情報を送受信して、各画像サーバが有するデータを識別し合う。データ管理装置1〜4はデータ毎に適切なIDを付与又は更新して、データを共有するように構成されている。
図2に、画像サーバ100〜400の各々のデータ管理装置1〜4がネゴシエーション(交渉)を行って相互に情報を送受信して、バックグラウンドで図形や色彩の比較などを行って各々が有するデータを識別し合い、データ毎に適切なIDを付与又は更新した後の状態を示す。
画像サーバ200〜400のデータ保存部202〜204に保存されたデータ1〜9に対して、同一の図形で示されたデータは同じグループとなるようにグループを割り当て、それぞれID番号01〜04の何れかを付している。図2の例では、右下に示すように、ID番号01が野球中継、ID番号02がサッカー中継、ID番号03が報道番組、ID番号04がマラソンなどのカテゴリーに属する情報であることを意味している。このようにして、データを分類し、例えば、データの内容のカテゴリーが明らかになるようにすることにより、オペレータが、例えば、サッカーに関する動画を編集する場合であれば、コントローラ102を操作して、ID番号が02であるデータを各画像サーバ100〜400から収集すればよいことがわかる。これによって、オペレータがデータを収集する際に必要とされる労力は、大幅に軽減される。
図3は、本発明の実施の形態のデータ管理装置1を有する画像サーバ100の回路ブロック図である。図3を参照すると、データ管理装置1は、CPU371と、ハードディスク・コントローラ361と、メモリ381等からなる。
画像サーバ100とコントローラ102とその他の構成要素は、画像サーバ100とコントローラ102とを接続するLAN(Local Area Network)141、画像サーバ100と他の画像サーバ200〜400とを接続するケーブル124、画像サーバ100とデコーダ・モニタ134とを接続するケーブル125、コントローラ102とシステム・モニタ135とを接続するケーブル等を用いて接続されている。ただし、これらの接続形式に限定されるものでは無く、この他の有線又は無線の接続方式であってもよい。なお、画像サーバ100とコントローラ102は分離して構成されているが、一体として構成してもよい。
他の画像サーバ200〜400も各々、データを保存するハードディスク等で構成されるデータ保存部202、203、204を有する。画像サーバ100は、画像サーバ200〜400と、送受信部315を介してデータを送受信する。画像サーバ100はネゴシエーションなどの際に、送受信部315によって画像サーバ200〜400より受信した、各データの様々な特定情報をメモリ381に保存する。メモリ381は、後述する識別情報記憶部を構成する。さらに、画像サーバ100は、送受信部315によって画像サーバ200〜400より受信した、例えば、動画信号を符号化して、動画データとしてハードディスク・ドライブ201に保存してもよい。また、画像サーバ100は、この動画データを動画信号に復号して、動画信号をデコーダ・モニタ134に送信してもよく、デコーダ・モニタ134は画像サーバ100から送信された動画信号に基づいて動画を表示してもよい。なお、本明細書においては、「動画」という言葉は、「静止画」も含むものとする。デコーダ341は、符号化された動画データをハードディスク・ドライブ201から読み出し、復号して動画信号をディスプレイ・コントローラ351等に送出してもよい。
コントローラ102は、画像サーバ100とLAN141を介してデータを送受信し、画像サーバ100から送られる信号及びユーザーの入力に応じてディスプレイ210にユーザー・インターフェースを表示する。さらに、コントローラ102はコントローラ102自体やキーボード112、マウス113によって入力されるユーザーの要求を信号に変換し、画像サーバ100に送信する。また、コントローラ102はシステム・モニタ135にケーブルを介してユーザー・インターフェースを表示するための信号も送信する。
画像サーバ200〜400は各々、データ保存部202、203、204に保存した動画信号を必要に応じて、画像サーバ100にケーブル124を介して送信する。画像サーバ200のデータ保存部202には、データ1〜4が、画像サーバ300のデータ保存部203にはデータ5〜6が、画像サーバ400のデータ保存部204にはデータ7〜9が保存されている。
ハードディスク・ドライブ(HDD)201は、CPU371上で実行されるプログラムと、エンコーダ311〜313より送られた符号化された動画データ、又は他の画像サーバ200〜400と送受信する符号化された動画データ、音声データ又は符号化されていない動画データ、音声データなど様々なデータを記憶するデータ記憶部を構成する。又はハードディスク・ドライブ201は、画像サーバ100の内部あるいは外部の何れか、又は画像サーバ100の内部及び外部の両方に設けられてもよい。さらに、本実施の形態では例示として、識別情報記憶部をメモリ381として説明するが、データに関する識別情報を記憶できるのであれば、メモリ381以外の記憶装置、例えば、ハードディスク・ドライブ201、テープドライブ、光ディスクドライブ、半導体メモリでもよく、あるいはこれらの組合せを用いてもよい。CPU371はハードディスク・コントローラ361を制御して、ハードディスク・ドライブ201に保存された各種データの読み出し、書き込みを行う。ハードディスク・コントローラ361は、後述する特定情報取得部を構成する。
CPU371は、メモリ381に記憶されたプログラムを読み込み、各種処理を行う。CPU371が実行するプログラムには、例えば、動画データの編集や再生を行うアプリケーションや、データ管理方法を実行するデータ管理プログラム、OS(Operating System)等が含まれる。CPU371は、後述する照合部と割り当て部を構成する。
メモリ381は、ハードディスク・ドライブ201から読み出したプログラムを記憶する。プログラムには、例えば、コントローラ102の入出力に応答して、動画データの編集や再生を行うアプリケーションや、本発明のデータ管理方法を実行するプログラム、バスに接続される機器をコントロールするためのOS等が含まれる。また、メモリ381は、画像サーバ100が他の画像サーバ200〜400と送受信する動画データの識別情報を記憶し、さらにバスに接続された機器からの動画信号及び動画データなどを記憶してもよい。
デコーダ・モニタ134はディスプレイ・コントローラ351に接続され、ディスプレイ・コントローラ351から送られた動画信号、例えばVGA信号により動画を表示する。デコーダ・モニタ134は、動画信号の内容をモニタする際に使用されるが、必ずしもデータ管理装置1の構成としては必須ではない。
また、コントローラ102は、コントローラ制御部391と、内蔵ディスプレイ210と、ボタン群220と、Tバー230と、ジョグ・ダイヤル240とから構成される。
コントローラ制御部391は、CPUとメモリ(図示していない)を有する。コントローラ制御部391は、画像サーバ100と信号を送受信し、ディスプレイ210及びシステム・モニタ135にユーザー・インターフェースを表示するための信号を送信し、ボタン群220、Tバー230、ジョグ・ダイヤル240、キーボード112又はマウス113などを介して入力された入力データや要求コマンドを画像サーバ100に送信する。画像サーバ200〜400に保存された、マーキングを含むデータの特定情報などは、ディスプレイ210又はデコーダ・モニタ134に表示される。
他のデータ管理装置2〜4(図1及び図2に示した)と画像サーバ200〜400の構成及び動作は、データ管理装置1と画像サーバ100とほぼ同様であるので、以後、データ管理装置1と画像サーバ100を中心として説明し、他のデータ管理装置2〜4と画像サーバ200〜400については詳細な説明を省略する。
図4に、ディスプレイ210の画面10に表示されるデータに付与された特定情報の一例を示す。図4に示すように、データの特定情報として、データに付けられたマーキング図形(アイコン)Aと、データが作成された日付Bと、データのサムネイルCが表示される。データが作成された日付BとデータのサムネイルCはデータ毎に自動的に生成されるが、マーキング図形(アイコン)Aはデータを撮影又は編集したオペレータが付加したものである。
図5に、ディスプレイ210の画面10に特定情報として表示されるマーキングAの編集画面の一例を示す。図5に示すように、M1(スクエア(四角形))、M2(ダイヤ)、M3(サークル(円形))、M4(フラグ(旗))と4種類のマーキング図形(アイコン)と、さらに、編集用の色彩として16色のパレットとがメーカーから提供されている。このため、オペレータの間で、野球中継の場合はマーキングM1を、サッカー中継の場合はM2を、報道放送の場合はマーキングM3を、マラソン中継の場合はマーキングM4を付けるという取り決めをしても、オペレータは、それぞれの画像サーバの編集画面でパレットの色を使ってマーキングに編集を行うことができるため、画像サーバ間で、マーキングに微妙な差が発生することがある。
このようにオペレータがマーキングに行う編集によって、オペレータの間でマーキングについて取り決めをしていても、画像サーバ自体でマーキングに基づいてデータ内容を判別することが困難となっており、その結果、それぞれの画像サーバを操作するオペレータがマーキングを視認して、データの内容を判別する必要があった。本発明のデータ管理装置は、以下に詳述する機能によって、データに付されたこのマーキングから、マーキングに編集がなされているか否かとは無関係に、データの内容を判別することを可能にする。
図6は、本実施の形態のデータ管理装置1の機能構成図である。図6と図3を合わせて参照すると、データ管理装置1は、図3に示した構成要素とプログラムが協同することで、特定情報取得部401と、識別情報記憶部402と、照合部403と、割り当て部404とを有する。本実施の形態では、特定情報取得部401はハードディスク・コントローラ361などにより構成され、識別情報記憶部402はメモリ381などにより構成され、照合部403と割り当て部404はCPU371などにより構成される。これら各手段により、CPU371は、(1)マーキングなどのデータに付加された特定情報が各画像サーバを操作するオペレータによって編集されていたとしても、特定情報に含まれる基礎情報に基づいて複数のグループの何れかに割り当てることができるグループ割り当て機能、(2)データにIDなどの固有情報を重複無く付加する固有情報付加機能を実現する。以下に、データ管理装置1の各機能について説明する。
(1)グループ割り当て機能
CPU371は、識別情報記憶部402により、各々が複数のグループのうちの一つのグループに対応付けられた複数の識別情報を事前に記憶しておき、特定情報取得部401により、データに付与された特定情報を取得すると、照合部403により、特定情報と複数の識別情報との一つ一つを照合して一致しているか否かを判定し、特定情報が複数の識別情報のうちの一つの識別情報と一致していると照合部403により判定されると、割り当て部404により、データを、一致していると判定された識別情報に対応付けられたグループに割り当てる。ここで、特定情報は、複数のグループのうちの一つと対応する、修正されることの無い基礎情報を一つ含んで生成されているものとする。CPU371は、割り当て部404により、データを、特定情報が含む基礎情報に対応するグループに割り当てる。
これにより、データ管理装置1は、データに付加されたマーキングなどの特定情報に独立して管理されているサーバにより編集が行われていたとしても、データを適切にグループに割り当てることができる。
(2)固有情報付加機能
識別情報記憶部402は、複数のグループのそれぞれに一対一の関係で対応付けて複数の固有情報を記憶しており、割り当て部404が、データを一つのグループに割り当てると、識別情報記憶部402が、当該グループに対応付けられた固有情報をデータの固有情報としてデータに対応付けて記憶する。識別情報記憶部402が、当該グループに対応付けられた固有情報をデータの固有情報として記憶する際、当該グループの固有情報とは異なる固有情報が既にデータの固有情報として識別情報記憶部402に記憶されている場合、識別情報記憶部402は、当該グループの固有情報と既に識別情報記憶部402に記憶されているデータの固有情報を比較して、所定のルールに従って当該グループの固有情報とデータの固有情報との何れか一つを他方で入れ換える。
これにより、データ管理装置1は、データに付加されたマーキングなどの特定情報に、独立して管理されているサーバにより編集が行われていたとしても、サーバの間でデータに対して適切にIDを付与することができる。また、サーバの間でデータに既に異なるIDが付与されていたとしても、所定のルールに従って、重複するIDを調整することができる。
図7は、図1〜図6を参照して説明したデータ管理装置1により実行される一実施の形態のデータ管理方法の一例を示すフローチャートである。図8及び図9は、特定情報、識別情報、及び固有情報を説明する図である。図7〜図9を参照して、本発明の一実施の形態のデータ管理方法を説明する。なお、本実施の形態の説明では適宜、先の図1〜図6を参照する。
図7に示すように、最初に、ステップS510では、CPU371は、特定情報取得部401によってデータに付与された特定情報を取得する。具体的には、CPU371は、ハードディスク・コントローラ361を制御してハードディスク・ドライブ201に記憶された、サーバ間のネゴシエーション時などに他のサーバから受信したデータを読み出し、データに付与された特定情報をメモリ381に記憶する。
ここで、取得する特定情報とは、図4を参照して説明した、マーキングAとしてディスプレイ210の画面10に表示される情報である。
ステップS520で、CPU371は、照合部403によって、ステップS510で取得したデータに付与された特定情報と識別情報記憶部402であるメモリ381に記憶した識別情報を一つずつ照合する照合処理を行う。
ステップS530で、CPU371は、割り当て部404によってデータを、ステップS520で一致していると判定された識別情報に対応付けられたグループに割り当てる割り当て処理を行う。
図5を参照して説明したように、マーキングAに対応する、データに付与された特定情報は、予めメーカーからM1、M2、M3、M4として提供されたマーキング情報に対して16色のパレットを用いて色彩などを修正している可能性がある。図8は、メーカーから提供されたマーキングに対応する情報(以後、「基本特定情報」と呼ぶ)B1と個別の画像サーバでオペレータによって修正されたマーキングに対応する情報(以後、「修正特定情報」と呼ぶ)B2との関係を説明する図である。
基本特定情報B1は、市販されているマーキングに対応する情報であることから公知であり、対応する識別情報を事前に生成してメモリ381に記憶しておくことは容易である。これに対して、修正特定情報B2は、市販されているマーキングに対して個別のサーバでオペレータによって修正されたマーキングに対応する情報であることから、対応する識別情報をすべて事前に生成しておくことは一般的に困難であった。
一般的に、オペレータはマーキングを編集する場合、パレットを用いてマーキングの色彩を変更する修正を行うことは多いが、マーキングの形状自体を修正することはほとんど無い。発明者は、この事実に着目し、特定情報を、編集されることのほとんど無い、マーキングを構成する情報を図形の形状を表す情報(以後、「基礎情報」と呼ぶ)と、編集の対象となる、色彩を表す情報(以後、「付加情報」)とに分類し、データを、マーキングに対応する特定情報に含まれるマーキングの形状を表す基礎情報に基づいてグループに割り当てることとした。
図9に、特定情報と割り当てるグループの固有情報IDとの関係を説明するテーブルを示す。また、図9のテーブルに記載したデータサイズを表すバイト数は、ヘッダのバイト数を除いている。本実施の形態では、特定情報をM1(スクエア(四角形))、M2(ダイヤ(ひし形))、M3(サークル(円形))、M4(フラグ(旗))と4種類のマーキングを表す情報に基づくグループに大別し、特定情報をM1(スクエア)、M2(ダイヤ)、M3(サークル)、M4(フラグ)のそれら4つのグループの何れかに割り当て、データをそのグループの固有情報IDと対応付ける。市販されているマーキングを白色のM1(スクエア)、M2(ダイヤ)、M3(サークル)、M4(フラグ)のマーキングとすると、白色のM1(スクエア)、M2(ダイヤ)、M3(サークル)、M4(フラグ)のマーキングを表す基本特定情報は取得可能である。これに対して、各サーバのオペレータは市販されているマーキングに対して色彩を白から16色のパレットを用いて修正できることから、オペレータにより修正されたマーキングは、色彩を変えたM1(スクエア)、M2(ダイヤ)、M3(サークル)、M4(フラグ)のマーキングであることが想定される。したがって、修正特定情報として色彩を白から赤、黄、青、・・・と変えたM1(スクエア)、M2(ダイヤ)、M3(サークル)、M4(フラグ)のマーキングを表す情報が予想される。そこで、図9に示すように、特定情報を編集されることのほとんど無い基礎情報と編集の対象となりやすい付加情報とに切り分け、白、赤、黄、青などの色彩を表す付加情報を除外して、M1(スクエア)、M2(ダイヤ)、M3(サークル)、M4(フラグ)の形状を表す各基礎情報に基づいて、データに固有情報であるIDを対応させるようにする。
実装では処理を容易にするため、図9に示すように、ヘッダを除くと、マーキングの形状を現す基礎情報は、例えば、16×16=256バイトのバイナリデータで構成され、マーキングの色彩を表す付加情報は、例えば、最大768バイトのバイナリデータで構成される。マーキングの色彩を表す付加情報は色深度24ビット×色数でもよいことから、色数を16色に絞った場合は、付加情報は48バイトまで削減することが可能である。また、本実施の形態では、特定情報に割り当てる固有情報IDは形状と色彩に対応する7バイトの情報と色彩の情報の組合せで16バイトからなるものとする。メモリ381に記憶する基礎情報は、詳細については後述するが、市販されている白色のM1(スクエア)、M2(ダイヤ)、M3(サークル)、M4(フラグ)のマーキングに基づいて予め生成しておいてもよいし、ハードディスク・コントローラ361に既に記憶されているデータに付与されたマーキングAに基づいて随時生成するようにしてもよい。詳細については後述する。
図10は、図7を参照して説明したステップS520で実行する照合処理の一例を示すフローチャートである。図11は、データに付与されたマーキングの概要を説明する図である。図12は、マーキングと固有情報ID、ハッシュ値の関係を示す図である。図13は識別情報の生成方法の一例を示す図である、図10〜図13を参照してステップS520で実行する照合処理の一例について詳述する。
前提として、CPU371が照合部403によって、データから抽出した特定情報とメモリ381に記憶された識別情報とを照合する場合、それぞれの情報を逐一バイナリ値で比較するバイナリ比較も可能であるが、コストがかかりすぎる(即ち、処理に時間がかかる)。このため、特定情報と識別情報をそれぞれバイナリ値よりもより簡単な情報に変換して比較して、一致すると判定された場合にバイナリ値で比較するようにしてもよい。本実施の形態では、特定情報と識別情報をそれぞれハッシュ値に変換して比較し、ハッシュ値の段階で一致すると判定された場合にバイナリ値で比較するものとする。そこで、メモリ381には、上述の基本特定情報のみならず基本特定情報から予想される修正特定情報にも対応する識別情報をハッシュ値とバイナリ値としてそれぞれ生成して、第1の照合情報、第2の照合情報として記憶しておく必要がある。
マーキングは色彩を表す付加情報の768バイトにヘッダを加えたサイズのバイナリデータであるが、ネゴシエーションなどによるサーバの読み込み時には、対応する位置情報を示すカラーテーブルを用いて再構成され、形状情報として256バイトのバイナリデータが抽出される。このためメモリ381には、図9を参照して説明したように、256+768=1024バイトのバイナリデータとして蓄積される。換言すると、マーキングはバイナリ値を有している。また、図11に示すように、マーキングはバイナリ値を有する他、バイナリデータから生成したハッシュ値とIDがリンクされる。具体的には、図12に示すように、メモリ381に、後の詳述する手法に従って、それぞれのマーキングに対応するハッシュ値とともにIDが関連付けられて記憶される。
既に説明したように、マーキングは、16×16バイトの形状を表すデータ(基礎情報)により特定される点(ポイント)と、768バイト(最大)の色彩を表すデータ(付加情報)により特定される色彩によって構成されている。本実施の形態では、マーキングを識別するための識別情報として、事前に取得しているデータに付与された特定情報又は公知の基本特定情報について、図13に示すように、16×16バイトのデータ(基礎情報)により特定される256の点それぞれに対して、位置情報を示すカラーテーブルを参照しながら、対応する点の色彩を表すデータ(付加情報)を、例えば、第1の点に対しては黒、第2の点に対しては白、第3の点に対しては青、・・・、第256の点に対しては白というように予め固定した色彩情報で置き換えて算出したハッシュ値及びバイナリ値を用いる。色彩情報を置き換える作業は色彩情報を規定のカラーテーブル(例えば、256色)上の位置情報に置き換えるだけなので、各点とも1バイトで表現できる。こうして算出した色を抜いた状態のマーキングのハッシュ値及びバイナリ値を識別情報としてメモリ381に、基礎情報と一対一に対応する固有情報IDとともに記憶しておく。色を抜いた状態のマーキングのハッシュ値及びバイナリ値、すなわち、識別情報に対応する固有情報IDの下位9バイトには0として、IDで色抜きかどうかわかるようにしてもよい。
本実施の形態では、このようにして算出して、基礎情報と対応付けてメモリ381に事前に記憶してある識別情報の固有情報IDをグループの固有情報IDとしてもよい。さらに、照合部403は、対象とするデータに付与されたマーキングの特定情報と識別情報を照合する際にも、16×16バイトのデータ(基礎情報)により特定される256の点それぞれに対して、対応する色彩を表すデータ(付加情報)を第1の点に対しては黒、第2の点に対しては白、第3の点に対しては青、・・・、第256の点に対しては白というように同様のルールで固定して、ハッシュ値及びバイナリ値を算出する。このようにして、色彩を表すデータ(付加情報)とは無関係に、形状を表すデータ(基礎情報)が同一の特定情報には同一のハッシュ値とバイナリ値が対応するようにしておく。
ステップS521で、CPU371は照合部403によって、ステップS510で取得したデータに付与された特定情報とメモリ381に記憶した複数の識別情報のうちの一つの識別情報の第1の照合情報を照合する。照合する識別情報は、例えば、対応する固有情報IDの小さい順に選択してもよい。本実施の形態では、データに付与されたマーキングのバイナリ値から上述の手法に従って算出したハッシュ値とメモリに記憶された識別情報のハッシュ値とを照合し、一致しているか否かを判定する。一致していると判定した場合はステップS522に進み、一致していないと判定した場合は、ステップS524に進む。
ステップS522で、CPU371は、特定情報と、ステップS521で第1の照合情報と一致していると判定した識別情報のメモリ381に記憶した第2の照合情報と照合し、一致しているか否かを判定する。本実施の形態では、データに付与されたマーキングのバイナリ値と、ステップS521で一致していると判定された識別情報のバイナリ値を照合し、一致しているか否かを判定する。一致していると判定した場合はステップS523に進み、一致していないと判定した場合は、ステップS524に進む。
ステップS523で、CPU371は、データが、ステップS522で第2の照合情報が一致していると判定した識別情報と一致していると判定する。
ステップS524で、CPU371は、次の識別情報が存在するか否か、すなわち、照合していない識別情報が存在するか否かを判定する。具体的には、CPU371は、メモリ381に記憶している複数の識別情報の中から、例えば、直前のステップで照合した識別情報の固有情報IDより大きい固有情報IDに対応する識別情報が存在するか否かを判定してもよい。ステップS524で存在すると判定した場合はステップS521に戻り、ステップS521、ステップS522をデータの特定情報と一致すると判定される識別情報が見つかるか(ステップS522でYES)又は照合する識別情報が存在しないと判定される(ステップS524でNO)まで繰り返す。
ステップS526で、CPU371は、データの特定情報には現在、対応する固有情報IDが存在しないと判断し、新たな固有情報IDを付与する。新たに付与するIDは所定のルールに従って生成する。本実施の形態では、図9に示すように、形状と色彩、主に形状に対応する7バイトと色彩に対応する9バイトの組合せの16バイトの構成となるように乱数を用いて生成する。
このように、本実施の形態では、特定情報と識別情報をそれぞれ簡単な情報であるハッシュ値と、そして、より複雑な情報であるバイナリ値で比較する。ハッシュ値によって一致すると判定された識別情報に対してのみ、厳密な情報、すなわち、バイナリ値のレベルで照合し、バイナリ値と一致していると判定した場合に、データを当該識別情報に対応するグループに割り当てるようにする。この結果、比較、照合に伴うコストと時間を大幅に削減することができる。
図14は、図7を参照して説明したステップS530で実行する割り当て処理の一例を示すフローチャートである。図15は、固有情報IDを重複無く割り当てる処理の詳細を説明する図である。図14と図15を参照してステップS530で実行する割り当て処理の一例について詳述する。以下の処理は各サーバで定期的に行ってもよい。また、ネットワークに新たなサーバが接続したときにバックグランドで各サーバが個別に行って、特定情報を固有情報IDとともに登録し、又はデータを特定情報のIDと重複無く対応付ける処理として実行してもよい。
まず、ステップS531で、CPU371は、ステップS520で一致していると判定された識別情報に対応付けられたグループの固有情報ID、より詳細には固有情報IDのうち主に形状を表す上位7バイトを取得する。例えば、図2の右下に示すように、識別情報に対応するグループ(すなわち、識別情報が表すマーキングの形状)がM1(スクエア)であれば、01、M2(ダイヤ)であれば02、M3(サークル)であれば03、M4(フラグ)であれば04というように、対応するグループの固有情報IDをメモリ381に記憶しておき、ステップS520で一致していると判定された識別情報に対応付けられたグループの固有情報ID、例えば、M1(スクエア)であれば、01、M2(ダイヤ)であれば02、M3(サークル)であれば03、M4(フラグ)であれば04をメモリ381から取得する。また、本実施の形態では、事前に算出して基礎情報と対応付けてメモリ381に事前に記憶してある識別情報の固有情報IDをグループの固有情報IDとしてもよい。具体的には、例えば、図2の右下に示すように、識別情報に対応するグループ(すなわち、識別情報が表すマーキングの形状)がM1(スクエア)であれば、01、M2(ダイヤ)であれば02、M3(サークル)であれば03、M4(フラグ)であれば04というように、対応するグループの固有情報IDを識別情報の固有情報IDとしてメモリ381に記憶しておき、ステップS520で一致していると判定された識別情報の固有情報ID、例えば、M1(スクエア)であれば、01、M2(ダイヤ)であれば02、M3(サークル)であれば03、M4(フラグ)であれば04をメモリ381から取得するようにしてもよい。
ステップS532で、CPU371は、特定情報に既に固有情報IDが対応付けられているか否か判定する。具体的には、CPU371は、メモリ381に当該特定情報に既に固有情報IDが対応付けられて記憶されているか否か判定する。対応付けられていると判定した場合はステップS533に進み、対応付けられていないと判定した場合はステップS536に進む。
ステップS533では、CPU371は、グループの固有情報ID、すなわちグループIDが特定情報に既に対応付けられた固有情報IDと一致しているか否か判定する。一致していないと判定した場合は、ステップS534に進む。
ステップS534では、CPU371は、グループの固有情報IDがデータに既に対応付けられた固有情報IDより大きいか否かを判定する。例えば、図15に詳細に示すように、対象とするマーキングが赤のダイヤであり、M2−1として固有情報IDが既に対応付けられているとした場合、CPU371は、グループの固有情報IDであるM2が固有情報IDであるM2−1がM2より大きいか否かを判定する。大きいと判定した場合はステップS536に進み、大きく無いと判定した場合はステップS535に進む。
ステップS535では、CPU371は、データに対応付けられた固有情報IDをグループの固有情報IDとしてメモリ381に記憶する。すなわち、ダイヤのグループの固有情報IDをM2からM2−1に更新し、データの固有情報IDはM2−1のまま保つ。本実施の形態では、メモリ381に記憶されている、基礎情報を同一とする他の識別情報の固有情報IDもすべてM2−1に更新する。
ステップS536では、CPU371は、グループの固有情報IDをデータに対応付けてIDとしてメモリ381に記憶する。すなわち、M2をデータの固有情報IDとして記憶する。
特定情報の登録時に対応付けて記憶する固有情報、すなわちIDは上述のようにサーバが自動的に付与するものであってもよいが、汎用一意識別子(UUID)を用いてもよい。UUIDは128ビットのデータで、同じIDが現れることはまず無いと期待できる値である(より詳細には、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC(Request for Comments)4122などを参照)。
本実施の形態では、まず、ハッシュ値を比較し、ハッシュ値が同一ならばバイナリ値を比較し、ここでバイナリ値が同一と判定されればIDを比較し、一貫したルール、例えば、値の大きい方を選択して、必要に応じて、データに新たなIDを割り当てるのみでは無く、自サーバに既に記憶しているデータをも更新する。これによって、特にサーバ間のネゴシエーションを管理する上位サーバが無くてもIDを重複無く登録することができる。
なお、固有情報IDのうち主に形状を表す上位7バイトをマーキングに重複無く割り振る手法について説明したが、形状情報が一致していると判定された、すなわち、固有情報IDの上位7バイトが同一のマーキングに対して、さらに同様の手法を用いて固有情報IDの色彩を表す下位9バイトを割り当てるようにしてもよい。例えば、修正されることのほとんど無いと考えられる一部の位置の色彩情報に着目して、第2の識別情報を作成しておき、当該マーキングの色彩情報の多くは置き換えるが、修正されることのほとんど無いと考えられる一部の限定した色彩情報については置き換えずに、第2の識別情報を用いて上述の照合を行い、グループ分けをして、重複無くIDを振り分けるようにしてもよい。これによって、野球中継、サッカー中継、報道番組などのカテゴリーからさらに細分化してデータを種分けすることが可能となる。
また、本実施の形態のデータ管理装置は、特定情報が、基礎情報に、修正される対象となる付加情報を付加して生成されていても、複数の識別情報は各々、複数のグループと一対一に対応する修正されることの無い複数の基礎情報のうちの一つに、所定の手法に従って付加情報を付加して生成されており、照合部は、特定情報を、特定情報に含まれる付加情報を、所定の手法に従って複数の識別情報の各々に付加される付加情報と同じ状態に修正してから、特定情報と複数の識別情報とを照合して一致しているか否かを判定するようになっている。したがって、データに付加されたマーキングなどの特定情報に対して、独立して管理されているサーバなどによっていかなる編集が行われていたとしても、特定情報に含まれる付加情報の部分を、識別情報に含まれる付加情報の部分と同様の状態に修正した後に特定情報と複数の識別情報とを照合して一致しているか否かを判定するので、基礎情報に基づいて適切にデータをデータが属しうるグループに適切に割り当てることができる。これによって、比較又は照合に要するコストと時間を一層軽減することができる。
また、本実施の形態のデータ管理装置において、識別情報記憶部は、複数のグループのそれぞれに一対一の関係で対応付けて複数の固有情報を記憶しており、割り当て部が、データを一つのグループに割り当てると、識別情報記憶部が、一つのグループに対応付けられた固有情報をデータの固有情報として記憶できるので、本発明のデータ管理装置は、特に、ネットワークに新たなサーバが接続したときなどサーバ間で自動的にネゴシエーションをしてデータに対応付ける固有情報、例えば、IDを適宜登録することができる。
さらに、識別情報記憶部が、一つのグループに対応付けられた固有情報、例えば、IDをデータの固有情報として記憶する際、一つのグループの固有情報とは異なる固有情報が既にデータの固有情報として識別情報記憶部に記憶されている場合、識別情報記憶部は、一つのグループの固有情報と既に識別情報記憶部に記憶されているデータの固有情報を比較して、所定のルールに従って一つのグループの固有情報とデータの固有情報との何れか一つを他方で入れ換えるようにしているで、サーバの間でデータに既に異なるIDが付与されていて、重複するIDを付与する可能性が発生したとしても、所定のルールに従って調整できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものでは無い。また、本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したものに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものでは無い。
例えば、上述の実施の形態は、一貫したルールとして、IDの値の大きい方を選択するとしたが、本発明はこれに限定されず、固有情報、例えばIDを重複無く登録することが可能であれば、他のルールを適用してもよい。
さらに、上述の実施の形態では、第1の照合情報を識別情報のハッシュ値、第2の照合情報を識別情報のバイナリ値としたが、本発明はこれに限定されない。第2の照合情報が第1の照合情報よりも厳密であり、管理するデータの用途及び量などを考慮して適当と考えられるのならば、第1の照合情報と第2の照合情報にハッシュ値やバイナリ値以外の値を用いてもよい。
上述の実施の形態では、基礎情報を形状を表すデータ、付加情報を色彩を表すデータとして説明したが、本発明はこれに限定されない。基礎情報は、特定情報のうち、修正されることのほとんど無い部分を表す情報であればいかなる情報でもよく、付加情報も特定情報に含まれる情報であれば実装に応じて決定してよい。さらに、特定情報をマーキングや図形として説明したが、本発明はこれに限定されない。ユーザーが編集を行うとしても、修正されることの少ない部分を基礎情報として一部に有する情報であれば、マーキングや図形の他、数値、音声データの一部など、他の情報を特定情報として用いることもできる。
以上説明したように、本発明のデータ管理装置は、データに付加されたマーキングなどの特定情報が、独立して管理されているサーバによって編集が行われていたとしても、特定情報に含まれる編集されることのほとんど無い基礎情報に基づいてデータを適切にグループに割り当てることができるので、データ間の同一性を確認可能なIDを適切かつ自動的に生成してデータに対応付けることができる。したがって、ネットワークなどを介して送受信される様々なデータを効率的に管理することができる。
1〜4 データ管理装置
10 画面
100〜400 画像サーバ
102 コントローラ
135 システム・モニタ
210 ディスプレイ
315 送受信部
361 ハードディスク・コントローラ
362 ハードディスク・ドライブ
371 CPU
381 メモリ
401 特定情報取得部
402 識別情報記憶部
403 照合部
404 割り当て部

Claims (12)

  1. コンピュータ間で送受信されるデータを管理する音声又は映像データ管理装置であって、該音声又は映像データ管理装置は、
    音声又は映像データに付与された特定情報を取得する特定情報取得部と、
    各々が複数のグループと対応付けられた複数の識別情報を記憶する識別情報記憶部と、
    前記特定情報と前記複数の識別情報とを照合して対応する識別情報を特定する照合部と、
    前記音声又は映像データを、前記照合部によって特定された識別情報に対応付けられたグループに割り当てる割り当て部と、を備え、
    前記特定情報及び前記複数の識別情報は各々、前記複数のグループと対応する、修正不可の基礎情報を含んで生成されており、
    前記照合部は、前記特定情報が有する基礎情報に基づいて対応する識別情報を特定する、音声又は映像データ管理装置。
  2. 前記特定情報は、前記基礎情報に、修正される対象となる付加情報を付加して生成される、請求項1記載の音声又は映像データ管理装置。
  3. 前記複数の識別情報は各々、前記複数のグループと一対一に対応する修正されることの無い複数の基礎情報のうちの一つに、所定の手法に従って前記付加情報を付加して生成されており、
    前記照合部は、前記特定情報を、前記特定情報に含まれる前記付加情報を、前記所定の手法に従って前記複数の識別情報の各々に付加される前記付加情報と同じ状態に修正した後に、前記特定情報と前記複数の識別情報とを照合して一致しているか否かを判定する、請求項2記載の音声又は映像データ管理装置。
  4. 前記特定情報は図形を表す情報である、請求項1記載の音声又は映像データ管理装置。
  5. 前記基礎情報は各々が図形の形を表す情報であり、前記付加情報は前記図形の色彩を表す情報である、請求項2記載の音声又は映像データ管理装置。
  6. 前記複数の識別情報は各々、第1の照合情報と第2の照合情報とを含み、
    前記照合部は、前記特定情報を前記複数の識別情報の各々の第1の照合情報と照合し、
    前記特定情報が前記複数の識別情報のうちの一つの識別情報の第1の照合情報と一致していると判定した場合に、
    前記特定情報を一致していると判定した前記一つの識別情報の第2の照合情報と照合し、
    前記特定情報が前記一つの識別情報の第2の照合情報と一致していると判定した場合に、前記割り当て部は、前記音声又は映像データを、前記一つの識別情報に対応するグループに割り当てる、請求項1記載の音声又は映像データ管理装置。
  7. 前記複数の第1の照合情報は、前記複数の識別情報のハッシュ値を含む、請求項6記載の音声又は映像データ管理装置。
  8. 前記複数の第2の照合情報は、前記複数の識別情報のバイナリ値を含む、請求項6記載の音声又は映像データ管理装置。
  9. 前記識別情報記憶部は、前記複数のグループのそれぞれに一対一の関係で対応付けて複数の固有情報を記憶しており、
    前記割り当て部が、前記音声又は映像データを前記一つのグループに割り当てると、
    前記識別情報記憶部が、前記一つのグループに対応付けられた前記固有情報を前記音声又は映像データの固有情報として記憶する、請求項1記載の音声又は映像データ管理装置。
  10. 前記識別情報記憶部が、前記一つのグループに対応付けられた前記固有情報を前記音声又は映像データの固有情報として記憶する際、前記一つのグループの固有情報とは異なる固有情報が既に前記音声又は映像データの固有情報として前記識別情報記憶部に記憶されている場合、
    前記識別情報記憶部は、前記一つのグループの固有情報と既に前記識別情報記憶部に記憶されている前記音声又は映像データの固有情報を比較して、所定のルールに従って前記一つのグループの固有情報と前記音声又は映像データの固有情報との何れか一つを他方で入れ換える、請求項9記載の音声又は映像データ管理装置。
  11. コンピュータ間で送受信される音声又は映像データを管理する音声又は映像データ管理方法であって、該音声又は映像データ管理方法は、
    音声又は映像データに付与された特定情報を取得する特定情報取得ステップと、
    各々が複数のグループと対応付けられた複数の識別情報を記憶する識別情報記憶ステップと、
    前記特定情報と前記複数の識別情報とを照合して対応する識別情報を特定する照合ステップと、
    前記音声又は映像データを、前記照合ステップにおいて特定された識別情報に対応付けられたグループに割り当てる割り当てステップと、を備え、
    前記特定情報及び前記複数の識別情報は各々、前記複数のグループと対応する、修正不可の基礎情報を含んで生成されており、
    前記照合ステップは、前記特定情報が有する基礎情報に基づいて対応する識別情報を特定するステップを有する、音声又は映像データ管理方法。
  12. 音声又は映像データに付与された特定情報を取得する特定情報取得ステップと、
    各々が複数のグループと対応付けられた複数の識別情報を記憶する識別情報記憶ステップと、
    前記特定情報と前記複数の識別情報とを照合して対応する識別情報を特定する照合ステップと、
    前記音声又は映像データを、前記照合ステップにおいて特定された識別情報に対応付けられたグループに割り当てる割り当てステップと、をコンピュータに実行させる、コンピュータ間で送受信される音声又は映像データを管理する音声又は映像データ管理プログラムであって、
    前記特定情報及び前記複数の識別情報は各々、前記複数のグループと対応する、修正不可の基礎情報を含んで生成されており、
    前記照合ステップは、前記特定情報が有する基礎情報に基づいて対応する識別情報を特定するステップを有する、音声又は映像データ管理プログラム。
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