JP2012506562A - 収差補正凹面回折格子と透過型収差補正手段とを備える分光計 - Google Patents

収差補正凹面回折格子と透過型収差補正手段とを備える分光計 Download PDF

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Abstract

本発明は概して分光計およびこの分光計において有用な光学システムに関する。より詳細には、本発明は、機能性、融通性、および設計オプションを改良した光学システムに関する。例えば、本発明の光学システムは、一または複数の透過型収差補正手段と共に、収差補正凹面回折格子を用いる。

Description

優先権主張および関連出願
本願は2008年10月20日に出願された米国仮特許出願第61/196,648号の優先権を主張するものであり、その内容全体を本明細書において援用するものとする。本発明は、概して、分光計およびこの分光計において有用な光学システムに関する。より詳細には、本発明は、機能性、融通性(適応性)、および設計選択肢を改良した光学システムに関する。
発明の背景
分光計(スペクトロメータ)は、電磁スペクトルの特定部分の可視光線または不可視光線といった光線(輻射線)の特性を測定および/または記録するのに用いられる機器である。分光計は、入射する光線を周波数スペクトルまたは波長スペクトルに分離し、分光分析において例えば物質を特定および分析するために用いられる。分光計は、波長構成要素およびその強度の測定、記録、分析を可能にするスペクトル線(エネルギーバンド)を生成する。一般に、分光計は事前に選択された波長帯(例えば、ガンマ線およびエックス線から遠赤外線まで)で動作する。
M.C.ハトリー著「回折格子」、第7章 アーウィン G.ラーベン,エフゲニー・ポポーフ著「回折格子および用途」、第7章
分光計は進化してきおり、異なる用途および実用のために設計されてきた。機能および質が従来のツェルニー・ターナー型システムから改善されてきているが、高品質の分光と、システム設計およびシステムにおける融通性と、ユニークな機能性との組み合わせを可能にする分光計の設計において大きな困難が残っている。
本発明は、様々な所望される利点(優れた機能性、設計の融通性、および高品質の分光を含む)のユニークな組み合わせを持つ新規な分光計の光学システムの予期せぬ発見に一部基づいている。後述するように、本発明の光学システムは、一または複数の透過型収差補正手段(transmissive aberration corrector)と共に、収差補正凹面回折格子(berration−corrected concave grating)を用いる。
例えば、2つの透過材料ユニットが収差補正手段として用いられ、一方が凹面回折格子に入射する光線の経路内にあり、他方が像平面に当たる前の回折光の経路内にある。
本発明の光学システムおよび分光計は、有益な特徴として、以下を備えている。
(1)このシステムは、例えば不等間隔(間隔が等しくない)湾曲した複数の干渉縞パターンを有する収差補正凹面格子を備える。特定の干渉縞パターン(例えば溝)は、特定の用途または実用のための透過型収差補正手段と関連して設計することができる。この特徴は、特定の光学部品および一般的な光学システムの設計および構成において非常に多くの自由度および融通性を可能にする。入射スリット、凹面回折格子および画像記録手段(もしくは検出器)の間の更なる幾何学的自由度ならびに任意選択できる位置決めによって、本発明の分光計のユニークな機能性および有用性が向上する。
(2)一般的なフラットフィールド凹面回折格子において、スペクトル像平面の平面度およびその空間的な分解能は、ローランド格子のそれよりも改善される。しかし、十分ではない(特に視野が増大した場合において)。本発明の光学システムは、大きな視野でのスペクトル分解能および空間的分解能において一般的なフラットフィールド凹面回折格子よりも優れている。
(3)本発明の光学システムは、反射型オフナー分光計よりも分散(分光)が優れており、このオフナー分光計は、回折格子の分散が特定の閾値を超えて増加する場合に回折ビームが凹面回折格子によって遮られるため分散が大きくなり得ない。本発明の光学システムはこのような拘束を受けるものではない。
(4)本発明の光学システムは寸法的な融通性がある。例えば、より小型化された画像化分光計システムを設計することができる。
一態様において、本発明は概して光学組立体に関する。この光学システムは、供給源の物体(光源、ソースオブジェクト)から光線を受容するための入口(スリットもしくは開口)と、この入口と光学的に連通する第1の透過型収差補正手段と、この第1の透過型収差補正手段と光学的に連通する収差補正凹面回折格子と(この収差補正凹面回折格子は、平行ではなく、且つ不等間隔の複数の溝を備えている)、収差補正凹面回折格子と光学的に連通する第2の透過型収差補正手段と、入口スリットのスペクトル画像を記録するための第2の透過型収差補正手段と光学的に連通する像平面と、を備えている。供給源の物体からの光線は、第1の透過型収差補正手段を介して屈折され、収差補正凹面回折格子に投射され、この収差補正回折格子から回折され、入口のスペクトル画像を形成するために像平面に投射される前に第2の透過型収差補正手段を介して屈折される。
特定の実施形態において、第1および/または第2の透過型収差補正手段は、波長が約0.13μmから約20μmである光線を透過する透明ブロックを備えている。この光学組立体の特定の実施形態においては、第1および/または第2の透過型収差補正手段は、波長が約0.2μmから約2.5μmである光線を透過する透明ブロックを備えている。
他のいくつかの実施形態において、収差補正凹面回折格子は、平行ではなく、かつ不等間隔の複数の溝を備えている。特定の実施形態においては、収差補正凹面回折格子は、約50本/mmから約3,000本/mmの密度を有しており、平行ではなく、かつ不等間隔の複数の溝を備えている。特定の実施形態において、収差補正凹面回折格子は、約200本/mmから約2,000本/mmの密度を有しており、平行ではなく、かつ不等間隔の複数の溝を備えている。
第1および第2の透過型収差補正手段は、例えば、MgF、UV等級のシリカ(UVグレードの石英ガラス)、標準等級のシリカ(標準グレードの石英ガラス)、BK7、サファイヤ、GeまたはSi(またはこれらの組合せ)から作ることができる。
この収差補正凹面回折格子は、感光性耐食樹脂膜(フォトレジスタ)や、金属被覆(アルミニウム、金など)や、MgFといった材料の保護層として、当該技術分野で知られる任意の適切な物質から作ることができる。支持基板(この上に格子が作られる)は例えばプラスチック、ガラスまたは金属で構成することができる。
光学システムは、単一のチャンネル、すなわち単一の入口およびこれに対応する像平面(あるいは出口)か、二つ以上の入口およびこれらに対応する複数の像平面(あるいは出口)を備えることができる。
別の態様において、本発明は、供給源の物体から光線を受容するための入口(スリットもしくは開口)と、この入口スリットと光学的に連通する透過型収差補正手段と、この第1の透過型収差補正手段と光学的に連通する収差補正凹面回折格子と(この収差補正凹面回折格子は平行ではなく、かつ不等間隔の複数の溝を備えている)、入口スリットのスペクトル画像を記録するために第1の透過型収差補正手段と再び光学的に連通する像平面と、を備えている。供給源の物体からの光線は、透過型収差補正手段を介して屈折され、収差補正凹面回折格子に投射され、この収差補正凹面回折格子から回折され、入口のスペクトル画像を形成するために像平面に投射される前に透過型収差補正手段を介して再び屈折される。
更に別の態様において、本発明は概して光線を画像化する方法に関する。この方法は、供給源の物体から光線を受容する工程と、第1の透過型収差補正手段を介してこの光線を屈折する工程と、収差補正凹面回折格子にこの光線を投射し、これにより回折格子から回折された光線を生成する工程と(収差補正凹面回折格子は、平行ではなくかつ不等間隔の複数の溝を備えている)、回折された光線を第2の透過型収差補正手段を介して屈折する工程と、スペクトル画像を形成するために、第2の透過型収差補正手段から屈折された光線を像平面に投射する工程と、を備えている。
本発明の光学システムを用いて画像化される(例えば分析、測定、または記録される)光線は、例えば約0.12μmから約20μm、約0.2μmから約2.5μmの波長を有する光線(ビーム)を含むことができる。
更に別の態様において、本発明は概して光線を画像化する方法に関する。この方法は、供給源の物体から光線を受容する工程と、透過型収差補正手段を介してこの光線を屈折する工程と、収差補正凹面回折格子にこの光線を投射し、これにより回折格子から回折された光線を生成する工程と(収差補正凹面回折格子は、平行ではなくかつ不等間隔の複数の溝を備えている)、回折された光線を前記透過型収差補正手段を介して屈折する工程と、スペクトル画像を形成するために、前記透過型収差補正手段から屈折された光線を像平面に投射する工程と、を備えている。
図1は、本発明の光学システムの例示的な実施形態を概略的に示している。 図2は、本発明の光学システムの例示的な実施形態を概略的に示している。 図3Aは、本発明の回折格子の例示的な実施形態を概略的に示している。 図3Bは、本発明の回折格子の例示的な実施形態を概略的に示している。 図4Aは、本発明による例示的な単一のチャンネルシステムを概略的に示している。 図4Bは、本発明による例示的な単一のチャンネルシステムを概略的に示している。 図4Cは、本発明による例示的な単一のチャンネルシステムを概略的に示している。 図4Dは、本発明による例示的な単一のチャンネルシステムを概略的に示している。 図5Aは、本発明による例示的な2チャンネル(あるいは複式(デュアル)チャンネル)システムを概略的に示している。 図5Bは、本発明による例示的な2チャンネル(あるいは複式チャンネル)システムを概略的に示している。 図5Cは、本発明による例示的な2チャンネル(あるいは複式チャンネル)システムを概略的に示している。 図6Aは、本発明による例示的なスペクトル画像システムを概略的に示している。 図6Bは、本発明による例示的なスペクトル画像システムを概略的に示している。 図6Cは、本発明による例示的なスペクトル画像システムを概略的に示している。 図7は、本明細書において開示されている光学システムの構成部品を作るために用いることができる、例示的な材料および関連する透過帯域の情報の一覧表である。
優れた機能性、設計の融通性、および高品質な分光を含む様々な所望される利点の特有の組み合わせを有する、新規な分光計光学システムが以下に記載される。本発明の光学システムは、一または複数の透過型収差補正手段と共に収差補正凹面回折格子を用いる。例えば、2つの透過材料ユニットが収差補正手段として用いられ、一方が凹面回折格子に入射する光線の経路内にあり、他方が像平面に当たる前の回折光の経路内にある。
図1は、本発明の光学システムの例示的な実施形態を概略的に示している。光学システム100は、供給源の物体104(一般的に光学システムの一部ではない)から光線を受容する入口110(スリットあるいは開口)と、この入口110と光学的に連通する第1の透過型収差補正手段120と、この第1の透過型収差補正手段120と光学的に連通する収差補正凹面回折格子140と、この収差補正凹面回折格子140と光学的に連通する第2の透過型収差補正手段160と、収差補正凹面回折格子140と光学的に連通する像平面180(表示、測定または記録のため)を備えている。第1の透過型収差補正手段120は、入口110と光学的に連通する受容面124と、収差補正凹面回折格子140と光学的に連通する出力面128とを備えている。第2の透過型収差補正手段160は収差補正凹面回折格子140と光学的に連通する受容面164と、像平面180と光学的に連通する出力面168とを備えている。
この実施形態において、供給源の物体104からの光線はまず入口110を通過し、そして第1の透過型収差補正手段120を通過する。透過された光線は、収差補正凹面回折格子140に到達し、そこから回折される。この回折された光線は、第2の透過型収差補正手段160を通過し、その後、光線は表示、測定または記録のために像平面180に集束される。
図2は、本発明の光学システムの別の実施形態を概略的に示している。光学システム200は、供給源の物体204(一般的に光学システムの一部ではない)から光線を受容する入口210(スリットあるいは開口)と、この入口210と光学的に連通する透過型収差補正手段220と、この透過型収差補正手段220と光学的に連通する収差補正凹面回折格子240と、透過型収差補正手段220と光学的に連通する(表示、測定または記録のための)像平面280とを備えている。透過型収差補正手段220は、入口210と光学的に連通する受容面224と、収差補正凹面回折格子240と光学的に連通する出力面228とを備えている。透過型収差補正手段220は、収差補正凹面回折格子240と像平面280との間の光路にもあり、光線は受容面264によって受容され、出力面268から放射される。この実施形態において、出力面228および受容面264は透過型収差補正手段220の表面を形成している(出力面228および受容面264は異なる曲率を有していてもよい)。 同様に、受容面224および出力面268は透過型収差補正手段220の別の表面を形成している(出力面224および受容面268は異なる曲率を有していてもよい)。
この実施形態において、供給源の物体204からの光線は、まず入口210を通過し、次に透過型収差補正手段220を通過する。透過された光線は、収差補正凹面回折格子240に到達し、そこから回折される。この回折された光線は、透過型収差補正手段260を通過し、その後、光線は表示、測定または記録のために像平面280に集束される。
回折格子は、分光光学部品であり、多色性入射ビームをその波長構成要素に分離する(すなわち、これは分散的であって、構成要素ビームを異なる方向に向ける)。これらのビームの方向は、格子の縞間隔、光の波長、光の入射角および回折次数に依る。
図3は、本発明による収差補正凹面回折格子140(および240)の実施形態を概略的に示している。凹面回折格子140(および240)の一部が表される。溝145(および245)はエッチングされ、あるいは格子上に形成される。この実施形態における溝の線は、直線ではなく(すなわち湾曲している)、不等間隔で離れている。これらの溝145(および245)は、概して平行ではない(しかしながら特定の用途のために平行かつ等間隔にしてもよい)。回折凹面回折格子145(および245)は構成要素の色の波長によって光を空間的に分散させる(各色は異なる方向に回折される)。
回折格子の材料および形成は、用途に応じて選択され、達成される。表1は、本発明の回折格子の製造のために有用な材料の例の一覧である。
Figure 2012506562
格子を作るための有用な方法は、金属またはプラスチック材といった格子基板の表面に線を機械的に生成するために、ダイヤモンド工具等を用いることである。一般的に、機械的な線引きは三角形または階段状の断面を有する格子を作る。
フォトリソグラフィ技術によってホログラフィーの干渉縞から格子を生成することができる。これは通常、ホログラフィック格子と呼ばれる。ホログラフィック格子は正弦波状の溝を備えており、線引きされた格子ほど効率的ではない可能性がある。
一態様において、本発明は概して光学システムに関する。この光学システムは、供給源の物体から光線を受容するための入口(スリットもしくは開口)と、この入口と光学的に連通する第1の透過型収差補正手段と、この第1の透過型収差補正手段と光学的に連通する収差補正凹面回折格子(この収差補正凹面回折格子は、平行ではなく、かつ不等間隔の複数の溝を備えている)と、収差補正凹面回折格子と光学的に連通する第2の透過型収差補正手段と、入口スリットのスペクトル画像を記録するために第2の透過型収差補正手段と光学的に連通する像平面と、を備えている。供給源の物体の光線は、第1の透過型収差補正手段を介して屈折され、収差補正凹面回折格子に投射され、これから回折され、入口のスペクトル画像を形成するために像平面に投射される前に第2の透過型収差補正手段を介して屈折される。
この入口は用途に応じて設計され、供給源の物体からの光線を受容するために用いられる。この入口は適切な形状および寸法のスリットまたは開口でよい。
特定の実施形態において、第1の透過型収差補正手段は、波長が約0.13μmから約20μmである光線を透過する透明ブロックを備えている。光学組立体の特定の実施形態においては、第1の透過型収差補正手段は、波長が約0.2μmから約2.5μmである光線を透過する透明ブロックを備えている。
特定の実施形態において、第2の透過型収差補正手段は、波長が約0.13μmから約20μmである光線を透過する透明ブロックを備えている。光学組立体の特定の実施形態においては、第2の透過型収差補正手段は、波長が約0.2μmから約2.5μmである光線を透過する透明ブロックを備えている。
いくつかの実施形態において、収差補正凹面回折格子は、平行ではなく、かつ不等間隔の複数の溝を備えている。特定の実施形態において、収差補正凹面回折格子は、約50本/mmから約3,000本/mmの密度を備えており、平行ではなく、かつ不等間隔の複数の溝を備えることができる。特定の実施形態において、収差補正凹面回折格子は、約200本/mmから約2,000本/mmの密度を備えており、平行ではなく、かつ不等間隔の複数の溝を備えることができる。
特定の用途および設計に応じて、第1の透過型収差補正手段は、入口と光学的に連通する平面または湾曲した受容面を備えることができる。
特定の用途および設計に応じて、第1の透過型収差補正手段は、収差補正凹面回折格子と光学的に連通する湾曲した出力面を備えることができる(しかしながら稀に第1の透過型収差補正手段は収差補正凹面回折格子と光学的に連通する平坦な出力面を備えることができる)。
特定の用途および設計に応じて、第2の透過型収差補正手段は、格子と光学的に連通する湾曲した受容面を備えることができる(しかしながら稀にいくつかの実施形態において第2の透過型収差補正手段は格子と光学的に連通する平坦な受容面を備えることができる)。
特定の用途および設計に応じて、第2の透過型収差補正手段は、像平面と光学的に連通する平坦なまたは湾曲した出力面を備えることができる。
第1および第2の透過型収差補正手段は、例えば、MgF、UV等級のシリカ、標準等級のシリカ、BK7(ショット製)、サファイヤ、GeまたはSi(またはこれらの組合せ)から作ることができる。
収差補正凹面回折格子は、プラスチック材、ガラス材、金属(またはこれらの組合せ)でよい。
光学システムは、単一のチャンネル、すなわち単一の入口と、これに対応する像平面(もしくは出口)を備えており、この入口からの各ポイント間で空間的分解能は要求されない。例えば、図4a〜4dは、本発明による例示的な単一のチャンネルシステム(例えば画像分光計)を例示している。これらの図は、入口(410)および像平面(480)の例示的な相対位置、ならびにスペクトル方向(すなわち短波長(λ)対、長波長(λ))を表している。
光学システムは、2以上の入口と、これらに対応する像平面(もしくは出口)を有することが可能であり、この入口からの各ポイント間で空間的分解能は要求されない。例えば、図5a〜5cは、本発明による例示的な2チャンネル(あるいは複式チャンネル)システムを示している。一般に、一方のチャンネルは基準として用いられ、他方のチャンネルはテストされたオブジェクトのスペクトル情報のために用いられる。図5a〜5cにおいて、入口510および510’は像平面(もしくは出口)580および580’にそれぞれ対応する。ここで、入口510および510’ならびに像平面580および580’は同一平面上であってもなくてもよい。
図5aにおいて、複数の像平面の波長は、各入口に対応して反対方向に幾何学的に揃えられ、すなわち、波長は反対方向においてより長くなる。図5bにおいて、複数の像平面の波長は、各入口に対応して同じ方向に幾何学的に平行となり、すなわち、波長は同じ方向においてより長くなる。
図5cは一構成を示しており、2つの像平面(出口)は平行しており、2つの入口に対し同じ側にある。
図6a〜図6bは、1チャンネルの画像化分光計の2つの実施形態の概略図である。図6cは複式チャンネルの画像化分光計の一実施形態の概略図である。ここで、「画像化分光計」は1つの画像のスペクトル分解能と空間的分解能との両方を提供する分光計を意味している。
特定の実施形態において、光学システムは、供給源の物体から光線をそれぞれ受容する2つの入口と、これらの2つの入口にそれぞれ対応する2つの像平面と(よって「複式チャンネル」構成である)を備えており、各像平面は、対応する入口のスペクトル画像を記録するために第2の透過型収差補正手段と光学的に連通する。これら2つの像平面は、対応する2つの入口に関する波長の構成要素の表示が幾何学的に逆になり得る。
別の実施形態において、本発明は概して光学システムに関し、供給源の物体から光線を受容するための入口(スリットもしくは開口)と、この入口スリットと光学的に連通する透過型収差補正手段と、この第1の透過型収差補正手段と光学的に連通する収差補正凹面回折格子と(この収差補正凹面回折格子は平行ではなく、かつ不等間隔の複数の溝を備えている)、入口スリットのスペクトル画像を記録するために第2の透過型収差補正手段と光学的に連通する像平面と、を備えるものである。供給源の物体の光線は、透過型収差補正手段を介して屈折され、収差補正凹面回折格子に投射され、この収差補正凹面回折格子から回折され、スペクトル画像を形成するために像平面に投射される前に透過型収差補正手段を介して再び屈折される。
一般的に、図1に例示される「複式(デュアル)」収差補正手段(120および160)システムに関する説明は、図2に例示される「単一(シングル)」の収差補正手段220と関連しており、これに適用可能である(例えば、材料、設計および構成に関して)。透過型収差補正手段200は入口と光学的に連通する平坦なまたは湾曲した受容面224と、収差補正凹面回折格子と光学的に連通する湾曲した出力面228とを備えることができる(しかしながら稀に出力面228は平らに形成されることができる)。
再び図2を参照すると、透過型収差補正手段200は、入口と光学的に連通する湾曲した受容面264(しかしながら稀に受容面264は平らに形成されることができる)と、収差補正凹面回折格子と光学的に連通する平坦なまたは湾曲した出力面268とを備えることができる。
収差補正手段(単一又は複式)構成の特定の実施形態において、光学システムは、供給源の物体から光線をそれぞれ受容する2つの入口と、これらの2つの入口とそれぞれ対応する2つの像平面と(よって「複式チャンネル」構成である)、を備えており、各像平面は、対応する入口のスペクトル画像を記録するために第2の透過型収差補正手段と光学的に連通する。これら2つの像平面は、対応する2つの入口に関する波長の構成要素の表示が幾何学的に逆になり得る。
更に別の態様において、本発明は概して、光線を画像化する方法に関する。この方法は、供給源の物体から光線を受容する工程と、第1の透過型収差補正手段を介してこの光線を屈折する工程と、収差補正凹面回折格子にこの光線を投射し、これにより回折格子から回折された光線を生成する工程と(収差補正凹面回折格子は、平行ではなく、かつ不等間隔の複数の溝を備えている)、回折された光線を第2の透過型収差補正手段を介して屈折する工程と、スペクトル画像を形成するために、第2の透過型収差補正手段からの屈折された光線を像平面に投射する工程と、を備えている。
本発明の光学システムを用いて画像化される(例えば分析、測定、または記録される)光線は、例えば約0.12μmから約20μm、約0.2μmから約2.5μmの波長を有する光線(ビーム)を含むことができる。
図7は、本明細書に開示された光学システムの部品を作るために用いることができる更なる材料および透過帯域の情報を示している。
更に別の態様において、本発明は、概して光線を画像化する方法に関する。この方法は、供給源の物体から光線を受容する工程と、透過型収差補正手段を介してこの光線を屈折する工程と、収差補正凹面回折格子にこの光線を投射し、これにより回折格子から回折された光線を生成する工程と(収差補正凹面回折格子は、平行ではなく、かつ不等間隔の複数の溝を備えている)、回折された光線を透過型収差補正手段を介して屈折する工程と、スペクトル画像を形成するために、第2の透過型収差補正手段からの屈折された光線を像平面に投射する工程と、を備えている。
本発明の設計の融通性は、部品間の距離および角度、収差補正手段、格子の曲率半径、収差補正手段の材料等によって達成され得る(例えば、M.C.ハトリーによる「回折格子」の第7章(非特許文献1)、アーウィンG.ラーベンおよびエフゲニー・ポポーフによる「回折格子および用途」の第7章を参照(非特許文献2))。光学システムの設計は、ゼマックス(Zemax)、コードV(Code V)等の光学設計ソフトウェアによって加えることができる。
本発明の光学システムおよび分光計の有益な特徴には次のものが含まれる。
(1)このシステムは、例えば不等間隔の湾曲した複数の干渉縞パターンを有する収差補正凹面格子を備える。特定の干渉縞パターン(例えば溝)は、特定の用途または実用のための透過型収差補正手段と関連して設計することができる。この特徴は、特定の光学部品および一般的な光学システムの設計および構成において非常に多くの自由度および融通性を可能にする。入射スリット、凹面回折格子および画像記録手段(もしくは検出器)の間の更なる幾何学的自由度ならびに任意選択できる位置決めによって、本発明の分光計の独自の機能性および有用性が向上する。
(2)一般的なフラットフィールド凹面回折格子において、スペクトル像平面の平面度およびその空間的分解能は、ローランド格子のそれよりも改善される。しかし、十分ではない(特に視野が増大した場合において)。本発明の光学システムは、大きな視野でのスペクトル分解能および空間的分解能において一般的なフラットフィールド凹面回折格子よりも優れている。
(3)本発明の光学システムは、反射型オフナー分光計よりも分散(分光)が優れており、このオフナー分光計は、回折格子の分散が特定の閾値を超えて増加する場合に回折ビームが凹面回折格子によってブロックされるため分散が大きくなり得ない。本発明の光学システムはこのような拘束を受けるものではない。
(4)本発明の光学システムは寸法的な融通性がある。例えば、より小型化された画像化分光計システムを設計することができる。
文献の参照による組み込み
特許、特許出願、特許公開公報、雑誌、本、論文、ウェブページといった他の文献を、参照、引用文献として本明細書に記載した。関連する書類全てはその全体を本明細書にて参照により組み込まれるものとする。
均等物
本願に挙げた代表的な例は、本発明の説明を助けるものとして挙げられており、本発明の範囲を限定するものではなく、そのように解すべきではない。本明細書に記載されたものに加え、本発明の様々な改変および更なる多くの実施形態が本明細書全体(実施形態、ならびに本明細書で引用した技術文献、特許文献の参照を含む)から当業者には明らかになるであろう。本明細書に記載した実施形態は、本発明の様々な実施形態および均等物を実施するに当たり更なる重要な情報、例、指針を含んでいる。
100,200 工学システム
104,204 供給源の物体
110,210 入口
120 第1の透過型収差補正手段
140,240 収差補正凹面回折格子
145,245 溝
160 第2の透過型収差補正手段
180,280 像平面
220 透過型収差補正手段

Claims (61)

  1. 光学システムであって、
    供給源の物体からの光線を受容するための入口と、
    前記入口と光学的に連通する第1の透過型収差補正手段と、
    互いに平行ではなく且つ不等間隔の複数の溝を備えており、前記第1の透過型収差補正手段と光学的に連通する収差補正凹面回折格子と、
    収差補正凹面回折格子と光学的に連通する第2の透過型収差補正手段と、
    前記入口のスペクトル画像を記録するために前記第2の透過型収差補正手段と光学的に連通する像平面と、
    を備えており、
    前記供給源の物体からの光線が、前記透過型収差補正手段を介して屈折され、前記収差補正凹面回折格子に投射され、この収差補正凹面回折格子から回折され、前記入口のスペクトル画像を形成するために前記像平面に投射される前に前記第2の透過型収差補正手段を介して屈折されることを特徴とする光学システム。
  2. 前記入口はスリットまたは開口で構成されることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  3. 前記第1の透過型収差補正手段は、波長が約0.13μmから約20μmである光線を透過する透明ブロックを備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  4. 前記第1の透過型収差補正手段は、波長が約0.2μmから約2.5μmである光線を透過する透明ブロックを備えていることを特徴とする請求項3に記載の光学システム。
  5. 前記第2の透過型収差補正手段は、波長が約0.13μmから約20μmである光線を透過する透明ブロックを備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  6. 前記第2の透過型収差補正手段は、波長が約0.2μmから約2.5μmである光線を透過する透明ブロックを備えていることを特徴とする請求項5に記載の光学システム。
  7. 前記収差補正凹面回折格子は、約50本/mmから約3,000本/mmの密度を有する平行ではなく且つ不等間隔の複数の溝を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  8. 前記収差補正凹面回折格子は、約200本/mmから約2,000本/mmの密度を有する、平行ではなく且つ不等間隔の複数の溝を備えていることを特徴とする請求項7に記載の光学システム。
  9. 前記第1の透過型収差補正手段は、前記入口と光学的に連通する湾曲した受容面を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  10. 前記第1の透過型収差補正手段は、前記入口と光学的に連通する平坦な受容面を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  11. 前記第1の透過型収差補正手段は、前記収差補正凹面回折格子と光学的に連通する湾曲した出力面を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  12. 前記第1の透過型収差補正手段は、前記収差補正凹面回折格子と光学的に連通する平坦な出力面を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  13. 前記第2の透過型収差補正手段は、前記収差補正凹面回折格子と光学的に連通する湾曲した受容面を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  14. 前記第2の透過型収差補正手段は、前記収差補正凹面回折格子と光学的に連通する平坦な受容面を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  15. 前記第2の透過型収差補正手段は、前記像平面と光学的に連通する湾曲した出力面を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  16. 前記第2の透過型収差補正手段は、前記像平面と光学的に連通する平坦な出力面を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  17. 前記第1の透過型収差補正手段および前記第2の透過型収差補正手段は、MgF、UV等級のシリカ、標準等級のシリカ、BK7(ショット製)、サファイヤ、Ge、またはSiから作られることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  18. 前記第1の透過型収差補正手段および前記第2の透過型収差補正手段は、UV等級のシリカまたはBK7から作られることを特徴とする請求項17に記載の光学システム。
  19. 前記収差補正凹面回折格子はフォトレジスト材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  20. 前記収差補正凹面回折格子は金属被覆を備えていることを特徴とする請求項22に記載の光学システム。
  21. 前記収差補正凹面回折格子は保護層を備えていることを特徴とする請求項22に記載の光学システム。
  22. 2つの入口と、
    各入口にそれぞれ対応する2つの像平面と、
    を備えており、
    各入口は供給源の物体から光線を受容し、各像平面は対応する各入口のスペクトル画像を記録するために前記第2の透過型収差補正手段と光学的に連通することを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  23. 前記2つの像平面は、対応する前記2つの入口に関する構成要素波長の表示が幾何学的に逆になることを特徴とする請求項22に記載の光学システム。
  24. 光学システムであって、
    供給源の物体から光線を受容するための入口と、
    この入口と光学的に連通する透過型収差補正手段と、
    平行ではなく且つ不等間隔の複数の溝を備えており、前記第1の透過型収差補正手段と光学的に連通する収差補正凹面回折格子と、
    前記入口のスペクトル画像を記録するために前記第2の透過型収差補正手段と光学的に連通する像平面と、
    を備えており、
    前記供給源の物体からの光線が、前記透過型収差補正手段を介して屈折され、前記収差補正凹面回折格子に投射され、この凹面回折格子から回折され、前記入口のスペクトル画像を形成するために前記像平面に投射される前に再び前記透過型収差補正手段を介して屈折されることを特徴とする光学システム。
  25. 前記入口は、スリットまたは開口を備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  26. 前記透過型収差補正手段は、波長が約0.13μmから約20μmである光線を透過する透明ブロックを備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  27. 前記透過型収差補正手段は、波長が約0.2μmから約2.5μmである光線を透過する透明ブロックを備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  28. 前記収差補正凹面回折格子は、平行ではなく不等間隔の複数の溝を備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  29. 前記収差補正凹面回折格子は、約50本/mmから約3,000本/mmの密度を有する平行ではなく且つ不等間隔の複数の溝を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学システム。
  30. 前記収差補正凹面回折格子は、約200本/mmから約2,000本/mmの密度を有する平行ではなく且つ不等間隔の複数の溝を備えていることを特徴とする請求項29に記載の光学システム。
  31. 前記透過型収差補正手段は、前記入口と光学的に連通する湾曲した受容面を備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  32. 前記透過型収差補正手段は、前記入口と光学的に連通する平坦な受容面を備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  33. 前記透過型収差補正手段は、前記収差補正凹面回折格子と光学的に連通する湾曲した出力面を備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  34. 前記透過型収差補正手段は、前記収差補正凹面回折格子と光学的に連通する平坦な出力面を備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  35. 前記透過型収差補正手段は、前記収差補正凹面回折格子と光学的に連通する湾曲した受容面を備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  36. 前記透過型収差補正手段は、前記収差補正凹面回折格子と光学的に連通する平坦な受容面を備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  37. 前記第2の透過型収差補正手段は、前記像平面と光学的に連通する湾曲した出力面を備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  38. 前記透過型収差補正手段は、前記像平面と光学的に連通する平坦な出力面を備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  39. 前記透過型収差補正手段は、MgF、UV等級のシリカ、標準等級のシリカ、BK7、サファイヤ、Ge、またはSiから作られることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  40. 前記透過型収差補正手段は、UV等級のシリカまたはBK7から作られることを特徴とする請求項39に記載の光学システム。
  41. 前記収差補正凹面回折格子はフォトレジスト材料で構成されていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  42. 前記収差補正凹面回折格子は金属被覆を備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  43. 前記収差補正凹面回折格子は保護層を備えていることを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  44. 2つの入口と、
    各入口にそれぞれ対応する2つの像平面と、
    を備えており、
    各入口は供給源の物体から光線を受容し、各像平面は対応する各入口のスペクトル画像を記録するために前記第2の透過型収差補正手段と光学的に連通することを特徴とする請求項24に記載の光学システム。
  45. 前記2つの像平面は、対応する前記2つの入口に関する構成要素波長の表示が幾何学的に逆になることを特徴とする請求項44に記載の光学システム。
  46. 光線を画像化する方法であって、
    供給源の物体から光線を受容する工程と、
    第1の透過型収差補正手段を介して前記光線を屈折させる工程と、
    平行ではなく且つ不等間隔の複数の溝を備えている収差補正凹面回折格子に前記屈折された光線を投射し、これにより前記収差補正凹面回折格子から回折された光線を生成する工程と、
    前記回折された光線を前記第2の透過型収差補正手段を介して屈折させる工程と、
    前記第2の透過型収差補正手段からの前記屈折された光線をスペクトル画像を形成するために前記像平面に投射する工程と、
    を備えている光線を画像化する方法。
  47. 前記光線は波長が約0.12μmから約20μmであることを特徴とする請求項46に記載の光線を画像化する方法。
  48. 前記光線は波長が約0.2μmから約2.5μmであることを特徴とする請求項46に記載の光線を画像化する方法。
  49. 前記透過型収差補正手段は、MgF、UVグレード石英ガラス、BK7、サファイヤ、GeまたはSiから作られることを特徴とする請求項46に記載の光線を画像化する方法。
  50. 前記透過型収差補正手段は、UVグレード石英ガラスまたはBK7から作られることを特徴とする請求項49に記載の光線を画像化する方法。
  51. 前記収差補正凹面回折格子はフォトレジスト材料で構成されていることを特徴とする請求項46に記載の光線を画像化する方法。
  52. 前記収差補正凹面回折格子は金属被覆を備えていることを特徴とする請求項51に記載の光線を画像化する方法。
  53. 前記補正された凹面回折格子は保護層を備えていることを特徴とする請求項51に記載の光線を画像化する方法。
  54. 前記収差補正凹面回折格子は、平行ではなく且つ不等間隔の複数の溝を備えていることを特徴とする請求項46に記載の光線を画像化する方法。
  55. 光線を画像化する方法であって、
    供給源の物体から光線を受容する工程と、
    透過型収差補正手段を介して前記光線を屈折させる工程と、
    平行ではなく且つ不等間隔の複数の溝を備えている収差補正凹面回折格子に前記屈折された光線を投射し、これにより前記回折格子から回折された光線を生成する工程と、
    前記回折された光線を前記透過型収差補正手段を介して屈折させる工程と、
    前記第2の透過型収差補正手段からの前記屈折された光線をスペクトル画像を形成するために前記像平面に投射する工程と、
    を備えている光線を画像化する方法。
  56. 前記光線は波長が約0.12μmから約20μmであることを特徴とする請求項55に記載の光線を画像化する方法。
  57. 前記光線は波長が約0.2μmから約2.5μmであることを特徴とする請求項55に記載の光線を画像化する方法。
  58. 前記透過型収差補正手段は、MgF、UVグレード石英ガラス、BK7、サファイヤ、GeまたはSiから作られることを特徴とする請求項55に記載の光線を画像化する方法。
  59. 前記収差補正凹面回折格子は金属被覆を備えていることを特徴とする請求項55に記載の光線を画像化する方法。
  60. 前記収差補正凹面回折格子はフォトレジスト材料で構成されていることを特徴とする請求項55に記載の光線を画像化する方法。
  61. 前記収差補正凹面回折格子は保護層を備えていることを特徴とする請求項55に記載の光線を画像化する方法。
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