JP2012503711A - マイクロカプセルを含む組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明による、アルデヒド含有樹脂と、pH 8及び21℃において15分間で60%を超える反応完結度を達成するホルムアルデヒドと反応する1つ以上のホルムアルデヒド捕捉剤と、を含むマイクロカプセルを含む液体組成物が提供される。本発明の更なる実施形態では、アルデヒド含有樹脂と、1つ以上のイオウを主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤と、所望によりイオウ以外の主成分のホルムアルデヒド捕捉剤と、を含むマイクロカプセルを含む、液体組成物も提供される。

Description

本発明は、マイクロカプセルを含む液体組成物に関し、前記マイクロカプセルはホルムアルデヒド含有樹脂、及び高速の反応動力学を有するホルムアルデヒド捕捉剤を含む。より好ましくは、捕捉剤はイオウを主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤である。組成物は、好ましくは付加的にマイクロカプセルの前もって混合されたスラリー中に存在する少なくとも1つの更なるホルムアルデヒド捕捉剤を含み、このスラリーは最終生成物の液体組成物に加えられる。スラリーを介して加えられる前記の更なるホルムアルデヒド捕捉剤はイオウを主成分とすることができるが、好ましくはイオウ以外を主成分とする。
香料、シリコーン、ワックス、芳香剤、ビタミン及び布地柔軟化剤のような有益剤は高価であるが、一般に、パーソナルケア組成物、洗浄組成物及び布地ケア組成物の中に高濃度で使用される場合、あまり効果がない。結果として、かかる有益剤の効率を最大限にすることが望ましい。かかる目的を実現する一つの方法は、送達効率及び有益剤の存続期間を改善することである。このことはマイクロカプセルの成分として有益剤を提供することにより実現され得る。
マイクロカプセルは、有益剤を非水溶性多孔性担体に担持するか、又は有益剤を非水溶性シェルに封入するかのどちらかにより作製される。後者の範疇のマイクロカプセル封入剤は、例えば、GB−A−O 751 600、US−A−3 341 466及びEP−A−0 385 534に記載されるようなコアセルベアートなどの、界面におけるポリマーの沈殿及び堆積により作製されるか、又はUS−A−3 577 515、US−A−2003/0125222、US−A−6 020 066、W02003/101606、US−A−5 066 419に記載されるような界面縮合などの他の重合経路により作製される。カプセル封入化の特に有用な手段は、US−A−3 516 941、US−A−5 066 419及びUS−A−5 154 842に記載されるメラミン/尿素−ホルムアルデヒド縮合反応を用いるものである。かかるカプセルは、最初にメラミン/尿素及びホルムアルデヒドの反応により得られた前縮合媒体中で有益剤を小さな液滴に乳化させ、次いで、油水界面での沈殿に同調する重合反応の進行を放置する。サイズにおいて数μmから数mmの範囲にわたるカプセル封入物が、次いで水媒体中の懸濁物形態として得られる。
マイクロカプセルはいくつかの利益を提供する。それらは有益剤を組成物中の非相溶性成分との物理又は化学反応、揮発若しくは蒸発から保護する利益を持つ。マイクロカプセルは有益剤を基材に送達し、布地が乾燥するなどの所望の条件下で破裂するという更なる利点を有する。マイクロカプセルは香料の送達及び保存において特に効果的である。香料はマイクロカプセルにより布地に送達され、その中に保持され、マイクロカプセルは布地が乾燥したときにのみ破裂して香料を放出する。
GB−A−O 751 600 US−A−3 341 466 EP−A−0 385 534 US−A−3 577 515 US−A−2003/0125222 US−A−6 020 066 W02003/101606 US−A−5 066 419 US−A−3 516 941 US−A−5 154 842
好適なマイクロカプセルはコア・イン・シェル(core-in-shell)構造を有し、ホルムアルデヒドを含む樹脂のシェルを含む。しかしながら本出願人は、マイクロカプセルのコアの内容物とは無関係に、かかるマイクロカプセルが組成物中に製剤化されるときには、前記マイクロカプセルを含む組成物が変色することを見出している。特に問題があるのは青い製品が緑に変色することである。このことは製品が透明又は半透明の容器に包装されているときに特に問題となる。変色は、マイクロカプセルの濃度及び保存温度に依存するように思われる。より高い保存温度及び/又はより高いマイクロカプセルの濃度は、より早く、より大きな色深度で変色する製品をもたらす。
本発明による、アルデヒド含有樹脂と、pH 8及び21℃において15分間で60%を超える反応完結度を達成するホルムアルデヒドと反応する1つ以上のホルムアルデヒド捕捉剤と、を含む、マイクロカプセルを含む液体組成物が提供される。
本発明による、アルデヒド含有樹脂と、1つ以上のイオウを主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤と、所望により1つ以上のイオウ以外を主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤と、を含むマイクロカプセルを含む液体組成物が更に提供される。
本発明による、
i)アルデヒド含有樹脂及び所望により1つ以上のホルムアルデヒド捕捉剤を含むマイクロカプセルのスラリーを調製する工程と;
ii)前記のスラリーを1つ以上のイオウを主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤を含む組成物に加える工程と、を含む組成物を調製するためのプロセスが提供される。
本発明の液体組成物は、洗濯用又は硬質表面洗浄処理用組成物として使用するのに適している。
用語「液体」は、ニュートン的又は非ニュートン的なレオロジーを有する粘稠な又は流動性の液体及びゲルを含むことを意味する。前記組成物は容器中か、カプセル封入された単位化された用量として包装され得る。後者については以下に、より詳細に記述する。液体組成物は水性又は非水性であってよい。組成物が水性の場合には、20%〜90%の水、より好ましくは20%〜80%の水、最も好ましくは25%〜65%の水を含んでよい。非水性組成物は20%未満の水、好ましくは15%未満の水、最も好ましくは10%未満の水を含んでよい。水溶性フィルムの中に液体組成物を包装した用量単位化製品で使用される組成物は、非水性と記述されることが多い。この用途のための本発明による組成物は、好ましくは2%〜15%の水、より好ましくは2%〜10%の水、最も好ましくは4%〜10%の水を含む。
本発明の組成物は、好ましくは、20s−1及び21℃において、1〜10000mPa.s(1〜10000センチポアズ)、より好ましくは100〜7000mPa.s(100〜7000センチポアズ)、最も好ましくは200〜1500mPa.s(200〜1500センチポアズ)の粘度を有する。粘度は従来法で測定できる。本発明による粘度は、直径40mm及び間隙寸法が500μmの平板の鋼製主軸を用いるTA instrumentsのAR 550レオメーターを使用して測定する。
マイクロカプセル
本発明のマイクロカプセルはアルデヒド含有樹脂を含む。より好ましくはマイクロカプセルはコア・イン・シェル構造を有する。より好ましくはシェルはアミノ樹脂である。最も好ましくはマイクロカプセルはホルムアルデヒド含有シェルを含む。
マイクロカプセルは好ましくはコア物質、少なくとも部分的に、好ましくは完全にコア物質を包囲するシェル壁材を含む。前記マイクロカプセルは好ましくは以下を有する:
a.)約1.5〜約6.0、約2.0〜約3.5、又は更に約2.5〜約3.2の粒径変動係数;
b.)約0.69kPa(0.1psia)〜約758.4kPa(110psia)、約6.89〜約344.7kPa(約1〜約50psia)、又は更に約27.6〜約110.3kPa(約4〜約16psia)の破壊強度;
c.)約2〜約110、約30〜約90、又は更に約40〜約70の有益剤保持;及び
d.)約1マイクロメートル〜約100マイクロメートル、約5マイクロメートル〜約80マイクロメートル、又は更に約15マイクロメートル〜約50マイクロメートルの平均粒径。
(1)有益剤保持率
a.)粒子を用いる組成物99グラムに対して、粒子1グラムを加える。
b.)2週間にわたって40℃で密封されたガラス瓶の中に前記a.)の粒子含有組成物をエージングする。
c.)前記b.)から濾過により粒子を回収する。
d.)粒子から有益剤の全てを抽出する溶媒で、前記c.)の粒子を処理する。
e.)前記d.)からガスクロマトグラフに有益剤含有溶媒を注入し、ピーク面積を積分して、粒子試料から抽出された有益剤の総量を求める。
f.)次に、この量をマイクロカプセルから何も漏出していなければ存在しているはずの量(例えば、マイクロカプセルを介して組成物に投与されたコア材料の総量)で除算する。次いで、この値に平均粒径と平均粒子厚さとの比を乗算して有益剤保持率を得る。
有益剤保持率を測定する詳細な分析手順は以下の通りである。
内部標準液
25mgのドデカンを秤量皿に秤量する。エタノールを使用してこのドデカンを1000mLメスフラスコにすすぎ入れる。エタノールを標線まで加える。混合するまで溶液を撹拌する。この溶液は2ヶ月間にわたって安定である。
較正標準
コア材料75mgを検量して100mLメスフラスコに入れる。内部標準液で前記の容量まで希釈する。この標準液は2ヶ月間にわたって安定である。よく混合する。ガスクロマトグラフ/水素炎イオン化検出器により分析する。
基本的な試料調製(試料を三重に調製)
粒子を含有するエージングした組成物の試料1,000グラムを計量し、100mL三口ビーカー(tri-pour beaker)に入れる。重量を記録する。この三口ビーカーに2−エチル−1,3−ヘキサンジオールを4滴(およそ0.1グラム)加える。脱イオン水50mLをビーカーに加える。1分間にわたって撹拌する。60ccシリンジを使用して、ミリポア・ニトロセルロース・フィルター膜(Millipore Nitrocellulose Filter Membrane)(1.2ミクロン、25mm直径)で濾過する。ヘキサン10mLでフィルターをすすぐ。フィルター膜を注意深く取り外し、20mLシンチレーションバイアルに移す(ピンセットを使用する)。フィルターを含有するシンチレーションバイアルに内部標準液(前記で調製したような)10mLを加える。ふたをきつく閉め、混合し、バイアルを60℃に加熱し30分間保つ。室温に冷却する。1mLを取り、0.45ミクロンPTFEシリンジフィルターで濾過してガスクロマトグラフ用バイアルに入れる。1mLの分取試料を濾過するのに数個のPTFEフィルターが必要とされる。ガスクロマトグラフ/水素炎イオン化検出器により分析する。
ガスクロマトグラフ(GC)/水素炎イオン化検出器分析方法:
カラム−30m×0.25mm id、1−μm DB−1相。EPC制御及び一定流量機能付き6890型ガスクロマトグラフ方法−50℃に1分間保持し、温度勾配4℃/分で300℃にし、10分間保持。
注射器−240℃で、1μLスプリットレス注入
ガスクロマトグラフ/水素炎イオン化検出器分析方法−マイクロボアカラム法
カラム−20m×0.1mm id、0.1μm DB−5。EPC制御及び一定流量機能付きGC−6890型ガスクロマトグラフ(一定流量0.4mL/分)。方法−50℃、保持しないまま温度勾配16℃/分で275℃にし、3分間保持注射器250℃で1μLスプリット注入(80:1スプリット)。
計算:
Figure 2012503711
[式中、
is=コア物質較正標準中の内部標準の面積;Wper−std=較正試料中のコア物質の重量;Aper−sam=粒子試料を含む組成物中のコア物質ピークの面積;Aper−std=較正試料中のコア物質ピークの面積;Ais−sam粒子試料を含む組成物中の内部標準の面積;Wsam=粒子試料を含む組成物の重量。]
Figure 2012503711
[式中、
μは試験方法1からの平均粒子直径、及びTは試験方法3から計算された平均粒子厚みである。]
(2)破壊強度
a.)蒸留脱イオン化(DI)水の中に粒子1グラムを入れる。
b.)脱イオン化水中に粒子を10分間にわたって保持させておき、次に濾過により粒子を回収する。
c.)50個の粒子の破裂力を平均することにより、粒子の平均破裂力を求める。粒子の破断力は、Zhang,Z.;Sun,G;「Mechanical Properties of Melamine−Formaldehyde microcapsules,」J.Microencapsulation,vol 18,no.5,pages 593〜602,2001に与えられている手順を使用して決定される。次に、平均破裂力(ニュートン)を球体粒子の(試験方法1により求められる)平均断面積(πr、rは圧縮前の粒子の半径)で除算することにより、平均破壊圧力を計算する。
d.)次の式を用いて平均破壊強度を計算する。
Figure 2012503711
[式中、
Pは前記a.)よりの平均破損圧力、dは粒子の平均直径(試験方法1により計算されたもの)、Tは下式により決定される粒子シェルの平均シェル厚みである:
Figure 2012503711
式中、
cは粒子中の平均香料含有率;rは平均粒子半径;ρwallはASTM方法B923−02、「Standard Test Method for Metal Powder Skeletal Density by Helium or Nitrogen Pycnometry」、ASTM Internationalにより決定されるシェルの平均密度である。ρperfumeは、ASTM方法D1480−93(1997)「Standard Test Method for Density and Relative Density(Specific Gravity)of Viscous Materials by Bingham Pycnometer」、ASTM Internationalにより決定される香料の平均密度である。
出願人の本発明の一つの態様において、前記マイクロカプセルは、本明細書に記載されたパラメータのあらゆる組合せを有しても、及び/又は含んでもよい。
好適なマイクロカプセル壁材としては、ホルムアルデヒド又はグルタルホルムアルデヒドと架橋した尿素、ホルムアルデヒドと架橋したメラミンのような1つ以上のホルムアルデヒドと、1つ以上のアミンとの反応生成物、グルタルホルムアルデヒドと架橋したゼラチン−ポリリン酸塩コアセルベアート、及びそれらの混合物からなる群から選択される物質が挙げられる。1つの態様では、壁材料は、ホルムアルデヒドで架橋されたメラミンを含む。
有用なコア有益剤としては、香料原材料、シリコーン油、ワックス、炭化水素、高級脂肪酸、精油、脂質、皮膚冷却剤、ビタミン、日焼け止め剤、酸化防止剤、グリセリン、触媒、漂白剤粒子、二酸化ケイ素粒子、悪臭低減剤、染料、増白剤、抗菌活性物質、制汗活性物質、カチオン性ポリマー、及びそれらの混合物が挙げられる。1つの態様において、前記香料原材料は、アルコール、ケトン、アルデヒド、エステル、エーテル、ニトリル、アルケンよりなる群から選択される。1つの態様では、前記香料は、約250℃未満の沸点(B.P.)及び約3未満のClogPを有する香料原材料、約250℃を超えるB.P.及び約3を超えるClogPを有する香料原材料、約250℃を超えるB.P.及び約3未満のClogPを有する香料原材料、約250℃未満のB.P.及び約3を超えるClogPを有する香料原材料、及びこれらの混合物からなる群から選択される香料原材料を含んでもよい。約250℃未満の沸点B.P.及び約3未満のClogPを有する香料原材料は象限(Quadrant)Iの香料原材料として知られ、約250℃超過のB.P.及び約3超過のClogPを有する香料原材料は象限IVの香料原材料として知られ、約250℃超過のB.P.及び約3未満のClogPを有する香料原材料は象限IIの香料原材料として知られ、約250℃未満のB.P.及び約3超過のClogPを有する香料原材料は象限IIIの香料原材料として知られる。1つの態様では、前記香料は、約250℃未満のB.P.を有する香料原材料を含む。1つの態様では、前記香料は、象限I、II、IIIの香料原材料及びこれらの混合物からなる群から選択される香料原材料を含む。1つの態様では、前記香料は、象限IIIの原料香料を含む。好適な象限I、II、III及びIVの香料原材料は、米国特許第6,869,923 B1号に開示されている。
マイクロカプセル及びスラリー含有マイクロカプセル製造のプロセス
マイクロカプセルは商品として入手可能である。前記マイクロカプセルの製造のプロセスは当技術分野において記載されている。好適なマイクロカプセルのより具体的な製造プロセスは、US 6,592,990 B2及び/又はUS 6,544,926 B1、及び本明細書に開示される実施例に記載されている。
本発明のスラリーは、この製造プロセスの結果として生じる組成物である。前記スラリーは、マイクロカプセル、水、及びマイクロカプセル製造のための前駆体物質を含む。スラリーは、重合過程の活性剤及び/又はpH緩衝剤などの、他の副次的成分を含み得る。ホルムアルデヒド捕捉剤をスラリーに加え得る。
ホルムアルデヒド捕捉剤
本出願人は、ホルムアルデヒド含有マイクロカプセルを含む組成物が経時的に変色することを見出した。この現象はマイクロカプセルのコアにまったく有益剤が存在しない場合でも存在する。本出願人は、更に最も安定な、特に色が安定な最終組成物を実現するためのホルムアルデヒド捕捉剤の選定において好適な選択が存在することを見出した。本発明の1つの実施形態では、組成物は1つ以上のイオウを主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤を含む。液体組成物は、1つ以上のイオウ以外を主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤を、所望により、追加的に含む。
イオウを主成分とする捕捉剤は、組成物への添加に先立って、マイクロカプセルを含むスラリーに加えることができる。しかしながら、スラリー中での高濃度のイオウを主成分とする捕捉剤は、プラント安全性の問題として認識される、高濃度の二酸化硫黄の放出を招く可能性がある。イオウを主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤は、したがって好ましくは製品に直接加えられる。イオウ以外を主成分とする捕捉剤は、存在する場合には、スラリー中のホルムアルデヒドの適切な制御を保証するために、組成物への添加に先立って、マイクロカプセルを含むスラリーに、好ましくは加えられる。本出願人は、イオウ以外を主成分とする捕捉剤が、洗剤組成物に直接加えられる場合、それがスラリーを介して添加される場合でさえも、捕捉剤の存在にもかかわらず組成物が変色を示すことを見出している。
イオウ以外を主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤としては、尿素、エチレン尿素、リシン、グリシン、セリン、カルノシン、ヒスチジン、3,4−ジアミノ安息香酸、アラントイン、グリコウリル、アントラニル酸、アントラニル酸メチル、メチル4−アミノベンゾエート、アセト酢酸エチルト、アセト酢酸アミド、マロンアミド、アスコルビン酸、1,3−ジヒドロキシアセトン二量体、ビウレット、オキサミド、ベンゾグアナミン、ピログルタミン酸、ピロガロール、没食子酸メチル、没食子酸エチル、没食子酸プロピル、トリエタノールアミン、コハク酸アミド、ベンゾトリアゾール、トリアゾール、インドリン、オキサミド、ソルビトール、グルコース、セルロース、ポリ(ビニルアルコール)、部分的に加水分解されたポリ(ビニルホルムアミド)、ポリ(ビニルアミン)、ポリ(エチレンイミン)、ポリ(オキシアルキレンアミン)、ポリ(ビニルアルコール)−コ−ポリ(ビニルアミン)、ポリ(4−アミノスチレン)、ポリ(L−リシン)、キトサン、ヘキサンジオール、エチレンジアミン−N,N’−ビスアセト酢酸アミド、N−(2−エチルヘキシル)アセト酢酸アミド、2−ベンゾイルアセト酢酸アミド、N−(3−フェニルプロピル)アセト酢酸アミド、リリアール、ヘリオナール、メロナール、トリプラール、5,5−ジメチル−1,3−シクロヘキサンジオン、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド、2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン、2−ペンタノン、ジブチルアミン、トリエチレンテトラミン、水酸化アンモニウム、ベンジルアミン、ヒドロキシシトロネロール、シクロヘキサノン、2−ブタノン、ペンタンジオン、デヒドロ酢酸、水酸化アンモニウム、又はこれらの混合物からなる群から好ましくは選択される物質が挙げられる。好ましくは前記イオウ以外を主成分とする捕捉剤は、アセト酢酸アミド、水酸化アンモニウム、及びそれらの混合物からなる群から選択される。
イオウを主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤は硫酸塩誘導体からなる群から選択される。より具体的には、それは、亜ジチオン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、ピロ亜硫酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、亜硫酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、亜硫酸水素のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、メタ亜硫酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、モノアルキル亜硫酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、ジアルキル亜硫酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、ジアルキレン亜硫酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩の硫化物、チオ硫酸及びチオシアン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩(例えば、チオシアン酸カリウム)、チオグリコール酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、メルカプトエタノールのアルカリ金属化物又はアルカリ土類金属化物、4−ヒドロキシ−2−メルカプト−6−メチルピリミジンのアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、メルカプトチアゾリンのアルカリ金属化物又はアルカリ土類金属化物などのメルカプタンのアルカリ金属化物又はアルカリ土類金属化物、チオジプロピオン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩などのチオジアルカン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、3,3’−ジチオジプロピオン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩などのジチオジアルカン酸アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム又はホルムアミジノスルフィン酸ナトリウムなどのスルフィン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、チオ尿素又は、それらの混合物よりなる群から選ばれる。前記捕捉剤活性は、好ましくはpH非依存性である。好ましくは、前記イオウを主成分とする捕捉剤は、亜硫酸アルカリ金属若しくはアルカリ金属塩、亜硫酸水素アルカリ金属若しくはアルカリ金属塩、又はそれらの混合物から選ばれる。最も好ましくはイオウを主成分とする捕捉剤は、亜硫酸カリウムである。
本発明によるイオウを主成分とする捕捉剤は、液体組成物の合計重量に基づく合計濃度として、約0.001%〜約2.0%、より好ましくは約0.01%〜約0.5%存在する。イオウ以外を主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤が存在する場合、液体組成物の重量に基づき、組成物中に約0.0001%〜1%、より好ましくは0.001%〜0.2%の合計濃度で好ましくは存在する。液体組成物中での、イオウ以外を主成分とする捕捉剤のイオウを主成分とする捕捉剤に対する比率は、好ましくは0.001:1〜5:1、より好ましくは0.01:1〜1:1である。イオウを主成分とする捕捉剤のマイクロカプセル壁材に対する比率は、好ましくは0.05:1〜10:1、より好ましくは0.1:1〜6:1である。マイクロカプセル壁材の濃度は、例えば、実施例に記載されるマイクロカプセル壁材形成プロセスに用いられる壁材成分の測定値である。
本発明の1つの実施形態では、アルデヒド含有樹脂と、pH 8及び21℃において15分間で60%を超える反応完結度を達成するホルムアルデヒドと反応する1つ以上のホルムアルデヒド捕捉剤と、を含む、マイクロカプセルを含む液体組成物が提供される。理論に束縛されることなしに、イオウ含有捕捉剤は製品中に存在するホルムアルデヒドとの高速反応により製品変色を防止すると信じられる(以下のグラフを参照されたい)。捕捉反応動力学は、低分子量捕捉剤はホルムアルデヒドと反応するために、より動きやすいこと、単純な捕捉反応は、捕捉剤がホルムアルデヒドと同一な相でなければならないために、複雑多段階反応の水溶性の捕捉剤よりも速いこと、を含む複数の因子により影響されると考えられる。ホルムアルデヒドと同一の又はより速い速度で反応する物質も、同様の様式で変色を防止する。
ホルムアルデヒド捕捉試験方法:
ホルムアルデヒド捕捉剤の捕捉動力学の評価は、生成された反応生成物の定量化により遂行される。%反応完結率は、測定された反応生成物の量を、理論的に生成され得る反応生成物の最大量で除算された、測定された反応生成物の量として定義される(全ホルムアルデヒドが捕捉剤により捕捉されたと仮定して)
動力学的実験は21℃で、市販の緩衝液中でpH 8において遂行される(メルク(Merck)ホウ酸/水酸化ナトリウム/塩化水素混合に基づきn1.09460)。この緩衝液に、0.2重量%のホルムアルデヒド及び全ホルムアルデヒドを補足するのに必要な捕捉剤の2倍の理論的な濃度(全ホルムアルデヒドが捕捉されると仮定して)を加えて混合する。例えば1モル対1モルの反応であるホルムアルデヒドと亜硫酸カリウムの反応動力学を決定するためには、2.1重量%亜硫酸カリウムが0.2重量%ホルムアルデヒドに加えられる。液体混合物中のホルムアルデヒド及び捕捉剤の間の反応の収率は、質量分析法により直接測定され得る。本明細書における実験の目的のために、本出願人は三連四重極質量分析計(サイエックス・アプライド・バイオシステムス(Sciex Applied Biosystems)からのAPI3000)を用いた。質量分析計は亜硫酸塩/ホルムアルデヒドの1/1反応生成物(ヒドロキシメタンスルホン酸)及びアセト酢酸アミド/ホルムアルデヒドの2/1反応生成物(2,4−ジアセチルグルタルアミド)を経時的に追跡するために調整された。測定は製造者のマニュアルに従って取得された。
図1から見られるように、15分目に亜硫酸カリウム捕捉剤は、実質的に100%反応(+/−5%誤差)を完結する一方、アセト酢酸アミドは約35%の反応完結を達成したのみであった。
任意の組成物成分
本発明の液体組成物は以下に示す任意成分の列記から選択される、その他の成分を含んでよい。以下の本明細書の以下において特に指示しない限り、特定の洗浄用補助剤の「有効な量」は、洗浄剤組成物の、好ましくは0.01重量%からであり、より好ましくは0.1重量%からであり、更により好ましくは1重量%〜20重量%であり、より好ましくは15重量%までであり、更により好ましくは10重量%までであり、更により好ましくは7重量%までであり、最も好ましくは5重量%までである。
真珠光沢剤
本発明の1つの実施形態では、組成物は真珠光沢剤を含み得る。
真珠光沢剤は有機物であっても無機物であってもよい。有機真珠光沢剤の典型例としては、カプロン酸、カプリル酸、2−エチヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレイン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸、エルカ酸、及びこれらの混合物などの約6〜約22、好ましくは約12〜約18の炭素原子を含む脂肪酸を有する、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール又はテトラエチレングリコールの、モノエステル及び/又はジエステルが挙げられる。
好適な無機真珠光沢剤としては、雲母、金属酸化物被覆雲母、シリカ被覆雲母、オキシ塩化ビスマス被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、ミリスチルミリステート、ガラス、金属酸化物被覆ガラス、グアニン、グリッター(ポリエステル又は金属)及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。好適な雲母には白雲母又はフッ素化水酸化アルミニウムカリウム(potassium aluminum hydroxide fluoride)が挙げられる。板状晶の雲母は好ましくは金属酸化物の薄層で被覆される。好適な金属酸化物は、ルチル、二酸化チタン、酸化第二鉄、酸化錫、アルミナ及びこれらの混合物からなる群から選択される。結晶性真珠光沢層は、金属酸化物で被覆された雲母を約732℃で焼成することによって形成される。加熱により樹脂中に不溶性の不活性顔料が生成され、そのものは安定した色相を有し、その後の加工の熱応力に耐える。
界面活性剤又は洗浄界面活性剤
本発明の組成物は、約1重量%〜約80重量%の界面活性剤を含んでよい。好ましくは、このような組成物は、約5重量%〜50重量%の界面活性剤を含む。
使用される洗浄性界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、双極性、両性、若しくは陽イオン性の種類のものにすることができ、又は、これらの種類の界面活性剤の相容性の混合物を含むことができる。より好ましくは、界面活性剤はアニオン性、非イオン性、陽イオン性の界面活性剤及びこれらの混合物からなる群から選択される。好ましくは組成物はベタイン界面活性剤を実質的に含まない。本明細書において有用な洗剤界面活性剤は、1972年5月23日にノリス(Norris)に発行された米国特許第3,664,961号、ラフリン(Laughlin)らに1975年12月30日に発行された米国特許第3,919,678号、コックレル(Cockrell)に1980年9月16日に発行された米国特許第4,222,905号、及びマーフィー(Murphy)に1980年12月16日に発行された米国特許第4,239,659号に記載されている。アニオン性及び非イオン性の界面活性剤が好ましい。
有用なアニオン性界面活性剤は、それら自体が、幾つか異なる種類の界面活性剤になることができる。例えば、高級脂肪酸の水溶性塩、すなわち「石鹸」は、本明細書の組成物において有用なアニオン性界面活性剤である。これには、約8〜約24の炭素原子、好ましくは約12〜約18の炭素原子を含有する高級脂肪酸のナトリウム、カリウム、アンモニウム、及びアルキルアンモニウム塩のようなアルカリ金属石鹸、が挙げられる。石鹸は、脂肪類及び油類の直接鹸化によって、又は遊離脂肪酸の中和によって製造することができる。特に有用であるのは、ココヤシ油及び獣脂から誘導される脂肪酸の混合物のナトリウム塩及びカリウム塩、すなわち、ナトリウム又はカリウム獣脂及びココヤシ石鹸である。石鹸も有用な構築作用を有する。
本明細書に用いるのに好適な、石鹸以外の追加的なアニオン性界面活性剤としては、その分子構造内に約10〜約20個の炭素原子を含有するアルキル基、スルホン酸又は硫酸エステル基及び所望によりアルコキシル化されるものを有する、有機イオウ反応生成物の、水溶性塩類、好ましくはアルカリ金属及びアンモニウム塩が挙げられる(用語「アルキル」にはアシル基のアルキル部分が含まれる)。この群の合成界面活性剤の例は、a)アルキル硫酸ナトリウム、アルキル硫酸カリウム、及びアルキル硫酸アンモニウム、特に、獣脂又はココヤシ油のグリセリドの還元によって生成されるもののような高級アルコール(C〜C18炭素原子)の硫酸化によって得られるもの、b)アルキルポリエトキシレート硫酸ナトリウム、アルキルポリエトキシレート硫酸カリウム、及びアルキルポリエトキシレート硫酸アンモニウム、特に、アルキル基が10〜22個、好ましくは12〜18個の炭素原子を含有し、ポリエトキシレート鎖が1〜15個、好ましくは1〜6個のエトキシレート部分を含有するもの、並びに、c)アルキル基が直鎖又は分枝鎖構造中に約9〜約15個の炭素原子を含有する、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びアルキルベンゼンスルホン酸カリウム、例えば、米国特許第2,220,099号及び同第2,477,383号に記載の種類のものである。とりわけ価値があるのは、アルキル基の平均炭素原子数が約11〜13個のC11〜C13LASと略される、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩である。
好ましい非イオン性界面活性剤は、式R(OCOHのものであり、式中、Rは、C10〜C16アルキル基又はC〜C12アルキルフェニル基であり、nは3〜約80である。特に好ましいのは、C12〜C15アルコールと、アルコール1モル当たり約5〜約20モルのエチレンオキシドとの縮合生成物であり、例えば、C12〜C13アルコールをアルコール1モル当たり約6.5モルのエチレンオキシドで縮合したものである。
布地ケア有益剤
本発明の組成物は、織物ケア有益剤を含んでよい。本明細書で用いる場合、「布地ケア有益剤」は、その材料が適切な量で衣服/布地の上にあるときに、布地ケアに効果を与えるあらゆる材料を指し、例えば、布地柔軟化、着色保護、毛玉/毛羽削減、磨耗防止、皺防止などの効果を衣服及び布地、特に綿及び綿が多い衣服並びに布地に対して与える。布地ケア有益剤の非限定的な例として、陽イオン性界面活性剤、シリコーン、ポリオレフィンワックス、ラテックス、油性糖誘導体、陽イオン性多糖、ポリウレタン、脂肪酸、及びこれらの混合物が挙げられる。組成物中に存在する場合の布地ケア有益剤は、組成物の、少なくとも30重量%までの濃度が好適であり、より典型的には約1重量%〜約20重量%であり、特定の実施形態では好ましくは約2重量%〜約10重量%である。
好適な布地ケア有益剤としては、ポリ(ジ)アルキルシロキサン、特にポリジメチルシロキサンなどのシリコーン流体が挙げられる。
洗浄用酵素
本明細書における使用に適した洗浄性酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、マンナナーゼ及びエンドグルカナ−ゼを含むカルボヒドラーゼ、並びにこれらの混合物が挙げられる。酵素は、その技術分野で教示される濃度、例えば、ノボ(Novo)及びジェネンコア(Genencor)のような供給元によって推奨される濃度で使用することができる。組成物中の典型的な濃度は約0.0001%〜約5%である。酵素がある場合、それらは特定の実施形態では、非常に低濃度、例えば0.0001%又はそれ以下で使用でき、あるいは本発明に従った高濃度、例えば約0.1%及びそれ以上の濃度の、より強力型洗浄剤処方に使用できる。「非生物学的」洗剤を好む消費者もいるため、本発明は酵素含有の実施形態と酵素を含まない実施形態の両方を含む。
付着助剤
本明細書で使用する場合、「付着補助剤」は、洗濯中に布地ケア有益剤の布地への付着を顕著に高める、あらゆるカチオン性ポリマー若しくは両性ポリマー、又はカチオン性ポリマー及び両性ポリマーの組み合わせを指す。好ましくは、付着補助剤は、存在する場合、カチオン性、又は両性ポリマーである。本発明の両性ポリマーは、合計ゼロ又はカチオン性の電荷を有し、すなわち、これらのポリマー上にあるカチオン性電荷の合計が、アニオン性電荷の合計と同等であるか、アニオン性電荷の合計を上回る。ポリマーの電荷密度は、約0.0ミリ当量/g〜約6ミリ当量/gの範囲である。電荷密度は反復単位当りの正味の電荷数を反復単位の分子量で除算して計算される。一実施形態では、電荷密度は約0.0ミリ当量/g〜約3ミリ当量/gに変わる。正電荷は、ポリマーの主鎖又はポリマーの側鎖上に存在することができる。
レオロジー変性剤
本発明の好適な実施形態では、組成物はレオロジー変性剤を含む。レオロジー変性剤は、非高分子結晶性のヒドロキシ官能性材料、高分子レオロジー変性剤からなる群から選択され、組成物の水性液体マトリックスに減粘特性を付与する。
一般的にレオロジー変性剤は本明細書の組成物の、0.01重量%〜1重量%、好ましくは0.05重量%〜0.75重量%、より好ましくは0.1重量%〜0.5重量%を含む。
本発明の組成物に特に有用である構造剤は、マトリックス系内で結晶化されると、液体マトリックスの全体にわたって糸様構造系を形成することができる非高分子(従来のアルコキシル化を除く)結晶性ヒドロキシ官能性材料を含む。そのような物質は、一般に、結晶性ヒドロキシル含有脂肪酸、脂肪酸エステル又は脂肪ろうとして特徴付けできる。好適な結晶性、ヒドロキシル含有レオロジー変性剤としてはひまし油及びその誘導体を含むヒドロキシル含有レオロジー変性剤が挙げられる。特に好ましいものは、硬化ヒマシ油及び水素添加キャスター蝋などの硬化ヒマシ油誘導体である。好適なレオロジー変性剤はヒマシ油を主成分とする、THIXCIN(登録商標)の商品名でレオックス社(Rheox, Inc.)(現在はエレメンティス(Elementis))から入手可能な結晶性ヒドロキシル含有レオロジー変性剤である。
前述した、非高分子、結晶性、ヒドロキシル基含有レオロジー変性剤以外の、その他のタイプのレオロジー変性剤は、本明細書の液体洗剤組成物に利用できる。また、水性液体マトリックスに減粘特性を提供する高分子物質が使用されてもよい。
好適な高分子レオロジー変性剤には、ポリアクリレート、多糖類又は多糖類誘導体のタイプのものが挙げられる。レオロジー変性剤に典型的用いられる多糖類誘導体は高分子ゴム材料が含まれる。そのようなゴムには、ペクチン、アルギネート、アラビノガラクタン(アラビアゴム)、カラギーナン、ジェランガム、キサンタンガム及びグアーガムが挙げられる。
レオロジー変性剤が存在せず、好適なせん断力による粘度低下(shear thinning)特性を液体組成物に与える目的で、液体組成物は界面活性剤相化学又はゲル相を介して内部構造化することができる。
研磨剤
本発明の組成物は任意でビルダーを含んでもよい。好適なビルダーを以下に説明する。
適したポリカルボキシレートビルダーとしては、米国特許第3,923,679号、第3,835,163号、第4,158,635号、第4,120,874号及び第4,102,903号に記載されるような環状化合物、特に脂環式化合物が挙げられる。
その他の有用な洗剤性ビルダーとしては、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、無水マレイン酸のエチレン又はビニルメチルエーテルとのコポリマー、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、及びカルボキシメチルオキシコハク酸、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸のようなポリ酢酸の各種アルカリ金属塩、アンモニウム塩及び置換型アンモニウム塩、並びにメリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン−1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、及びこれらの可溶性塩のようなポリカルボキシレートが挙げられる。
クエン酸塩ビルダー、例えば、クエン酸及びその可溶性の塩(特にナトリウム塩)は、その再生可能な資源からの可溶性及びその生分解性のために、重質の液体洗剤配合物にとって特に重要なポリカルボキシレートビルダーである。オキシニコハク酸塩は、またかかる組成物及び組み合わせにおいて特に有用である。
窒素を含有し、リンを含まないアミノカルボキシレートの具体的な例としては、エチレンジアミン二コハク酸及びその塩(エチレンジアミンジスクシネート、EDDS)、エチレンジアミン四酢酸及びその塩(エチレンジアミンテトラアセテート、EDTA)、並びにジエチレントリアミン五酢酸及びその塩(ジエチレントリアミンペンタアセテート、DTPA)が挙げられる。
他の好適なポリカルボキシレートが、米国特許第4,144,226号(クラッチフィールド(Crutchfield)ら、1979年3月13日発行)及び米国特許第3,308,067号(ディール(Diehl)、1967年3月7日発行)に開示されている。ディール(Diehl)の米国特許第3,723,322号も参照されたい。かかる物質には、マレイン酸、イタコン酸、メサコン酸、フマル酸、アコニット酸、シトラコン酸、及びメチレンマロン酸のような脂肪族カルボン酸の、ホモ及びコポリマーの水溶性塩が挙げられる。
漂白剤系
本明細書での使用に適した漂白剤系は1種以上の漂白剤を含有する。適した漂白剤の非限定的な例は、触媒金属錯体、活性過酸素源、漂白活性化剤、漂白ブースター、光漂白剤、漂白性酵素、フリーラジカル開始剤、及び次亜ハロゲン酸漂白剤からなる群から選択される。
適した活性過酸素源には、予め形成された過酸、漂白活性化剤と組み合わせた過酸化水素源、又はこれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。適した予め形成された過酸としては、ペルカルボン酸及び塩、過炭酸及び塩、ペルイミド酸及び塩、ペルオキシ一硫酸並びに塩及びこれらの混合物からなる群から選択される化合物が挙げられるがこれらに限定されない。適した過酸化水素供給源としては、過ホウ酸塩化合物、過炭酸塩化合物、過リン酸塩化合物及びこれらの混合物からなる群から選択される化合物が挙げられるがこれらに限定されない。活性過酸素源の好適な種類及び濃度は、米国特許第5,576,282号、同第6,306,812号及び同第6,326,348号に見出される。
香料
好ましくは、香料が本発明の洗剤組成物に組み込まれる。香料成分はプレミックスされ、本発明の洗剤組成物に添加する前に調和する香料を形成する。本明細書で用いる場合、「香料」は個別の香料成分並びに調和香料(perfume accord)を網羅する。本発明のより好適な組成物は香料マイクロカプセルを含む。
洗剤組成物における調和香料の濃度は、洗剤組成物の、典型的には約0.0001重量%〜約5重量%又はそれ以上、例えば10重量%までであり、好ましくは約0.0002重量%〜約4.0重量%、より好ましくは約0.003重量%〜約3.0重量%、最も好ましくは約0.005重量%〜約2.0重量%である。
溶媒系
本発明の組成物における溶媒系は水だけ、又は有機溶媒と水との混合物を含有する溶媒系であることができる。好適な有機溶媒には1,2−プロパンジオール、エタノール、グリセロール、ジプロピレンジグリコール、メチルプロパンジオール、及びこれらの混合物が挙げられる。また、他の低級アルコール、モノエタノールアミン及びトリエタノールアミンのようなC〜Cアルカノールアミンも使用することができる。溶媒系は、例えば本発明の無水固形物実施形態の実施例のように、無くてもよいが、より典型的には約0.1%〜98%の範囲にある濃度で存在でき、好ましくは少なくとも約10%〜約95%、より通常的には約25%〜約75%で存在する。
布地質感染料及び色相染料
染料は従来、酸性染料、塩基性染料、反応性染料、分散性染料、直接性染料、バット染料、硫黄染料、溶媒染料などとして規定される。本発明の目的には、直接染料、酸性染料、及び反応性染料が好適であり、直接染料が最も好適である。直接染料は水溶性染料のグループであり、恐らく選択的吸着による電解質を含有する水溶液から繊維によって直接的に引き取られる。カラーインデックスシステムでは、直接染料は様々な平面的で、高度に共役した分子構造のものを指し、1つ以上のアニオン性スルホネートを含有する。酸性染料は水溶性アニオン性染料のグループであり、酸性溶液から適用される。反応性染料は天然繊維又は合成繊維の分子の特定部分と共有結合を形成することが可能な反応性基を含有する染料のグループである。化学的構造の観点から、本明細書に有用で適切な布地質感染料は、アゾ化合物、スチルベン、オキサジン及びフタロシアニンであってよい。
本明細書に用いられる好適な布地質感染料は、カラーインデックス中に直接バイオレット染料、直接ブルー染料、酸性バイオレット染料及び酸性ブルー染料として列記されるものを含む。
色相染料は洗濯用洗剤組成物中に洗剤を包含する溶液中で洗浄される布地に着色効果を与えるのに十分な量が含まれる。一実施形態では、組成物は色相染料を約0.0001重量%〜約0.05重量%、より具体的には約0.001重量%〜約0.01重量%を含む。
代表的色相染料としては、表2に説明するようなトリアリールメタンブルー及びバイオレット塩基性染料、表3に説明されるようなメチンブルー及びバイオレット塩基性染料、表4に説明されるようなアントラキノン染料、アントラキノン染料塩基性ブルー35及び塩基性ブルー80、アゾ染料塩基性ブルー16、塩基性ブルー65、塩基性ブルー66、塩基性ブルー67、塩基性ブルー71、塩基性ブルー159、塩基性バイオレット19、塩基性バイオレット35、塩基性バイオレット38、塩基性バイオレット48、オキサジン染料塩基性ブルー3、塩基性ブルー75、塩基性ブルー95、塩基性ブルー122、塩基性ブルー124、塩基性ブルー141、ナイルブルーA及びキサンテン染料塩基性バイオレット10、並びにこれらの混合物が挙げられる。
カプセル化組成物
本発明の組成物は、水溶性フィルム内にカプセル化されてもよい。水溶性フィルムは、ポリビニルアルコール又はその他の好適な変形物、カルボキシメチルセルロース、セルロース誘導体、デンプン、加工デンプン、ショ糖、PEG、ワックス、又はこれらの組み合わせから製造されてよい。
別の実施形態において、水溶性フィルムは、ビニルアルコールとカルボン酸のコポリマーを含んでもよい。米国特許第7,022,656 B2号(モノソル社(Monosol))にはそのようなフィルム組成物及びこれらの利点が記述される。これらのコポリマーの一効果は、洗剤との良好な適合性の結果による袋包装(パウチ化)洗剤の貯蔵寿命改善である。かかるフィルムの別の利点は、冷水(10℃未満)へのその溶解性がより優れていることである。フィルム材料中にあるそのコポリマーの濃度はフィルム中、少なくとも60重量%である。ポリマーは、任意の重量平均分子量を有することができ、好ましくは、1000ダルトン〜1,000,000ダルトン、より好ましくは10,000ダルトン〜300,000ダルトン、更に好ましくは15,000ダルトン〜200,000ダルトン、最も好ましくは20,000ダルトン〜150,000ダルトンである。好ましくは、前記フィルム内に存在するコポリマーは、材料の溶解を改善させるために60%〜98%、より好ましくは80%〜95%が加水分解されている。極めて好ましい実施例では、前記コポリマーは0.1モル%〜30モル%、好ましくは1モル%〜6モル%の前記カルボン酸を含む。
本発明の水溶性フィルムは、追加のコモノマーを更に含んでよい。好適な追加のコモノマーとしては、スルホネート及びエトキシレートが挙げられる。好ましいスルホン酸の一例は、2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸(AMPS)である。本発明の文脈で用いられる好適な水溶性フィルムは、商標名M8630(商標)にて、モノ−ソル社(Mono-Sol)(米国、インディアナ州)から市販されている。本明細書の水溶性フィルムは、ポリマー又はポリマー材料以外の成分も含んでよい。例えば、可塑剤、例えばグリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ソルビトール及びこれらの混合物、追加の水、崩壊助剤、充填剤、消泡剤、乳化/分散剤、並びに/又はブロッキング防止剤を加えることが有益であり得る。パウチ又は水溶性フィルム自体が、洗浄水に供給されるべき洗剤添加物、例えば、有機ポリマー性の汚れ放出剤、分散剤、移染防止剤などを含むことが有用であり得る。所望によりパウチのフィルム表面に微細粉末を散布して、摩擦係数を減少させてもよい。アルミノケイ酸ナトリウム、シリカ、タルク及びアミロースは、好適な微細粉末の例である。
本発明のカプセル化パウチはあらゆる従来の技法を使用して製造できる。パウチは水平形態充填のサーモフォーミング技法を使用して製造されることがより好ましい。
その他の補助剤
その他好適な洗浄補助剤の、非限定的な例には、トリメトキシ安息香酸又はこれらの塩(TMBA)のようなアルコキシル化安息香酸又はこれらの塩;酵素安定化系;アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、窒素非含有ホスホネート、及びリン及びカルボン酸塩非含有キレート剤を含むキレート剤;ゼオライトのような無機ビルダーを含む無機ビルダー及びポリアクリレート、アクリレート/マレエートコポリマーなどのような水溶性有機ビルダー、及びアニオン性染料固着剤、アニオン性界面活性剤の錯化剤、及びこれらの混合剤を含むスカベンジング剤;過酸化水素及びカタラーゼを含む発泡性系;光学的光沢剤又は蛍光剤;汚れ放出ポリマー;分散剤;泡抑制剤;染料;着色剤;硫酸ナトリウムのような増量剤塩;トルエンスルホネート、キュメンスルホネート、及びナフタレンスルホネートのようなヒドロトロープ;光活性化剤;加水分解性界面活性剤;防腐剤;酸化防止剤;収縮防止剤;防皺剤;殺菌剤;殺真菌剤;色スペックル;着色ビーズ、球状物又は押出し品;日焼け止め剤;フッ素化化合物;粘土;発光剤又は化学発光剤;耐腐食及び/又は器具保護剤;アルカリ性供給源又は他のpH調節剤;可溶化剤;加工助剤;顔料;フリーラジカル捕捉剤、及びこれらの混合物が挙げられる。好適な物質としては、米国特許第5,705,464号、同5,710,115号、5,698,504号、5,695,679号、5,686,014号及び同5,646,101号に記載されているようなものが挙げられる。補助剤の混合物−前記成分の混合物はいかなる割合でも製造できる。
組成物の調製
本明細書における組成物は、一般的に最初にマイクロカプセルのスラリー及び所望によりホルムアルデヒド捕捉剤、好ましくはイオウ以外を含むホルムアルデヒド捕捉剤を調製すること、次いで前記スラリーとイオウを含有するホルムアルデヒド捕捉剤を含む残りの成分とを混合することにより調製できる。
レオロジー変性剤を使用する場合、組成物を構成するために最終的に用いられ、レオロジー変性剤がその水の部分に分散されるプレミックスを最初に形成し、次いでプレミックスを組成物と組み合わせることが好ましい。
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正が可能であることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の書類名特許請求の範囲で扱うものとする。
実施例1及び2は好適なマイクロカプセル及びその製造法の例である
実施例1:84重量%コア/16重量%壁のメラミンホルムアルデヒド(MF)カプセル
25グラムのブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351、25%固形分、pKa 4.5〜4.7、ケミラ・ケミカルズ社(Kemira Chemicals, Inc.)(米国ジョージア州ケネソー(Kennesaw))を脱イオン水200グラムに溶解及び混合する。溶液のpHは水酸化ナトリウム溶液でpH 4.0に調整する。8gの部分メチル化メチロールメラミン樹脂(サイメル(Cymel)385、80%固形分(サイテック・インダストリーズ(Cytec Industries)米国、ニュージャージー州ウエスト・パターソン(West Paterson))をエマルション溶液に添加する。先の混合物に機械的撹拌下において200gの香油を添加し、温度を50℃へと上昇させた。安定なエマルションが得られるまで高速で混合した後に、第2の溶液及び4グラムの硫酸ナトリウム塩をこのエマルションに添加する。この第2の溶液は、ブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(コロイドC351(Colloid C351)、25%固形分、pKa 4.5〜4.7、ケミラ社(Kemira))10グラム、蒸留水120グラム、pHを4.8に調整するための水酸化ナトリウム溶液、部分メチル化メチロールメラミン樹脂(サイメル385、80%固形分、サイテック社(Cytec))25グラムを含有する。この混合物を、70℃に加熱し、封入プロセスを完結させるために、継続的撹拌下に一晩同温度に維持した。23gのアセト酢酸アミド(シグマ・アルドリッチ(Sigma-Aldrich)、米国ミズーリ州セントルイス)を懸濁物に加えた。モデル780 Accusizerにより分析したときに30μmの平均カプセルサイズを得た。
実施例2:80重量%コア/20重量%壁のメラミンホルムアルデヒドカプセル
ブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(コロイドC351(Colloid C351)、25%固形分、pKa 4.5〜4.7、ケミラ社(Kemira))50%とポリアクリル酸(35%固形分、pKa 1.5〜2.5、アルドリッチ社(Aldrich))50%とのブレンド18グラムを脱イオン水200グラムに溶解及び混合する。溶液のpHは水酸化ナトリウム溶液でpH 3.5に調整する。6.5gの部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%固形分Cytec)をエマルション溶液に添加する。先の混合物に機械的撹拌下で200gの香油を添加し、温度を60℃へと上昇させた。安定なエマルションが得られるまで高速で混合した後に、第2の溶液及び3.5グラムの硫酸ナトリウム塩をこのエマルションの中に注ぐ。この第2の溶液は、ブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(コロイドC351(Colloid C351)、25%固形分、pKa 4.5〜4.7、ケミラ社)10グラム、蒸留水120グラム、pHを4.6に調整するための水酸化ナトリウム溶液、部分メチル化メチロールメラミン樹脂(サイメル385、80%、サイテック社)30グラムを含有する。この混合物を、75℃に加熱し、封入プロセスを完結させるために、継続的撹拌下において一晩同温度に維持した。23gのアセト酢酸アミド(シグマ・アルドリッチ、米国ミズーリ州セントルイス)を懸濁物に加えた。
本発明の利益を実証するために、本出願人は以下の表1の液体洗剤マトリックスAを調製した。
Figure 2012503711
この液体洗剤Aから、複数の試料(A1〜A9)を異なる濃度の捕捉剤、マイクロカプセル、香料及び水(最大100)を加えることにより調製した。青い洗剤試料をガラス瓶に入れ、アルミ箔により日光から保護して、貯蔵庫に4ヶ月35℃で保存した。貯蔵後、洗剤試料の製品変色は2人の訓練された色彩評価者によりPSUスケールを用いて等級付けされた。本明細書において言及されるPSUスケールは、参照液体洗濯洗剤A1及び試験液体洗濯洗剤A2〜A9との間の対をなす比較である。洗剤のガラス瓶は次に標準日光条件下で互いに比較される。等級付け人と試料の間の距離は2mであり、試料は目の高さに置かれる。等級スケールは0〜4である(下記の表2を参照)。それぞれの洗濯洗剤の等級は2人の訓練された色彩評価者により与えられた等級の平均である。結果は表3に示される。
Figure 2012503711
Figure 2012503711
(1)メルクァット(Merquat)5300:90%PAM/5%AA/5%MAPTACのモル比のターポリマー、ナルコ(Nalco)により製造される。
(2)PMC:香料マイクロカプセル:メラミン−ホルムアルデヒドシェルに封入された香油
(3)PaMC:パラフィン・マイクロカプセル:メラミン−ホルムアルデヒドシェルに封入されたパラフィン油(Marcol 152、Exxonより)
(2)及び(3)の濃度は、カプセルを介して送達される香油又はパラフィン油の量として表される。
以下の表4は、上記の成功基準に合格する、本発明による液体組成物の例である。
Figure 2012503711
(1)メルクァット(Merquat)5300:90%PAM/5%AA/5%MAPTACのモル比のターポリマー、ナルコ(Nalco)により製造される。
(2)PMC:香料マイクロカプセル:メラミン−ホルムアルデヒドシェルに封入された香油
(3)PaMC:パラフィン・マイクロカプセル:メラミン−ホルムアルデヒドシェルに封入されたパラフィン油(Marcol 152、Exxonより)
(2)及び(3)の濃度はカプセルを介して送達される香油又はパラフィン油の量として表される。
以下のものは、液体組成物がPVAフィルム内に封入される単位容量の実施例である(表5)。本実施例において好適なフィルムは、モノソル(Monosol)M8630厚さ76μmである。
Figure 2012503711
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく制限されるものとして理解されるべきでない。それよりむしろ、特に指定されない限り、こうした各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (11)

  1. アルデヒド含有樹脂と、pH 8及び21℃において15分間で60%を超える反応完結度を達成するホルムアルデヒドと反応する1つ以上のホルムアルデヒド捕捉剤と、を含む、マイクロカプセルを含む液体組成物。
  2. アルデヒド含有樹脂と、1つ以上のイオウを主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤と、所望によりイオウ以外を主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤と、を含むマイクロカプセルを含む液体組成物。
  3. 前記組成物が、マイクロカプセルと、1つ以上のイオウ以外を主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤と、を含む、あらかじめ調製されたスラリーを含む、請求項1及び2に記載の液体組成物。
  4. 前記組成物が0.0001%〜1%、より好ましくは0.001%〜0.2%のイオウ以外を主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤、好ましくはアセト酢酸アミドを含む、請求項3に記載の組成物。
  5. 前記組成物が0.001%〜2.0%、より好ましくは0.01%〜0.5%のイオウを主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記イオウを主成分とする捕捉剤とマイクロカプセル壁材の比率が、好ましくは0.05:1〜10:1、より好ましくは0.1:1〜6:1である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記イオウ以外を主成分とする捕捉剤と前記イオウを主成分とする捕捉剤の比率が、好ましくは0.001:1〜5:1、より好ましくは0.01:1〜1:1である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記マイクロカプセルが、香料原材料、シリコーン油、ワックス、炭化水素、高級脂肪酸、精油、脂質、皮膚冷却剤、ビタミン、日焼け止め剤、酸化防止剤、グリセリン、触媒、漂白剤粒子、二酸化ケイ素粒子、悪臭低減剤、染料、増白剤、抗菌活性物質、制汗活性物質、カチオン性ポリマー、又はそれらの混合物からなる群から選択される有益基を含む、コア・イン・シェルマイクロカプセルである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記イオウ以外を主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤が、尿素、エチレン尿素、リシン、グリシン、セリン、カルノシン、ヒスチジン、3,4−ジアミノ安息香酸、アラントイン、グリコウリル、アントラニル酸、アントラニル酸メチル、メチル4−アミノベンゾエート、アセト酢酸エチルト、アセト酢酸アミド、マロンアミド、アスコルビン酸、1,3−ジヒドロキシアセトン二量体、ビウレット、オキサミド、ベンゾグアナミン、ピログルタミン酸、ピロガロール、没食子酸メチル、没食子酸エチル、没食子酸プロピル、トリエタノールアミン、コハク酸アミド、ベンゾトリアゾール、トリアゾール、インドリン、オキサミド、ソルビトール、グルコース、セルロース、ポリ(ビニルアルコール)、部分的に加水分解されたポリ(ビニルホルムアミド)、ポリ(ビニルアミン)、ポリ(エチレンイミン)、ポリ(オキシアルキレンアミン)、ポリ(ビニルアルコール)−コ−ポリ(ビニルアミン)、ポリ(4−アミノスチレン)、ポリ(L−リシン)、キトサン、ヘキサンジオール、エチレンジアミン−N,N’−ビスアセト酢酸アミド、N−(2−エチルヘキシル)アセト酢酸アミド、2−ベンゾイルアセト酢酸アミド、N−(3−フェニルプロピル)アセト酢酸アミド、リリアール、ヘリオナール、メロナール、トリプラール、5,5−ジメチル−1,3−シクロヘキサンジオン、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド、2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン、2−ペンタノン、ジブチルアミン、トリエチレンテトラミン、水酸化アンモニウム、ベンジルアミン、ヒドロキシシトロネロール、シクロヘキサノン、2−ブタノン、ペンタンジオン、デヒドロ酢酸、又はこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記イオウを主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤は、亜ジチオン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、ピロ亜硫酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、亜硫酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、亜硫酸水素のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、メタ亜硫酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、モノアルキル亜硫酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、ジアルキル亜硫酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、ジアルキレン亜硫酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩の硫化物、チオ硫酸及びチオシアン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、チオグリコール酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、メルカプトエタノールのアルカリ金属化物又はアルカリ土類金属化物、4−ヒドロキシ−2−メルカプト−6−メチルピリミジンのアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、メルカプトチアゾリンのアルカリ金属化物又はアルカリ土類金属化物などのメルカプタンのアルカリ金属化物又はアルカリ土類金属化物、チオジプロピオン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩などのチオジアルカン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、3,3’−ジチオジプロピオン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩などのジチオジアルカン酸アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム又はホルムアミジノスルフィン酸ナトリウムなどのスルフィン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、チオ尿素及びそれらの混合物よりなる群から選ばれる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体組成物。
  11. i)アルデヒド含有樹脂及び所望により1つ以上のホルムアルデヒド捕捉剤を含むマイクロカプセルのスラリーを調製する工程と、次に、
    ii)前記スラリーを1つ以上のイオウを主成分とするホルムアルデヒド捕捉剤を含む組成物に加える工程と、を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物を調製するプロセス。
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