JP2012251706A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インバーター圧縮機11の駆動を制御する制御部15と、前記インバーター圧縮機11に設置され、冷凍機油温度を検出する冷凍機油温度検出手段14と、前記インバーター圧縮機11の吸入側の冷媒の温度である吸入温度を検出する吸入温度検出手段17と、を備え、前記制御部15は、前記冷凍機油温度検出手段14によって検出された前記冷凍機油温度、及び、前記吸入温度検出手段17によって検出された吸入温度に基づいて、前記インバーター圧縮機11の駆動を制御する。
【選択図】図1
Description
そして、第2の目的は、冷凍サイクルの停止による商品の品質低下を抑制することができる冷凍サイクル装置を提供することである。
(冷凍サイクル装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成図である。
図1で示されるように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、熱源側ユニットであるコンデンシングユニット10、及び、利用側ユニットである2台の室内機20によって構成されている。
なお、シェル下サーミスター14は、本発明の「冷凍機油温度検出手段」に相当する。
なお、膨張弁21は、本発明の「膨張装置」に相当する。
なお、吸入サーミスター16及び低圧センサー17は、それぞれ本発明の「吸入温度検出手段」及び「低圧検出手段」に相当する。
次に、図1を参照しながら、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の基本動作(特に、冷凍サイクルを流れる冷媒の動作)について説明する。
図2は、蒸発器22の過熱度を一定とした場合の蒸発温度とモーター温度との関係を示しており、インバーター圧縮機11のモーター温度は、蒸発器22の蒸発温度が低くなるほど高くなる。これは、インバーター圧縮機11内のモーターは、低温低圧のガス冷媒によって冷却されるため、ガス冷媒の密度が小さくなる蒸発温度が低い状態においては、モーターを冷却する冷媒量が少なくなるからである。冷凍サイクル装置の運転中、インバーター圧縮機11のモーターを高温状態(例えば、120℃以上)で使用するとモーターの劣化が著しいため、モーターを所定温度(以下、「モーター温度上限値」といい、右記の例の場合120℃)未満の状態で駆動させる必要がある。
なお、「シェル下温度上限値」は、本発明の「冷凍機油温度上限値」に相当する。
また、この場合、冷凍サイクル装置は、シェル下サーミスター14及び吸入サーミスター16によって検出された温度情報に加えて、低圧センサー17による冷媒圧力を用いて、図2及び図3で示される運転不可範囲を判定するものとしてもよく、あるいは、吸入サーミスター16に代えて低圧センサー17を用いることによって、図2で示される運転不可範囲を判定するものとしてもよい。また、このように低圧センサー17を用いる場合の運転不可範囲の判定方法は、前述の吸入サーミスター16による判定方法に準じるものとすればよい。
以上の構成及び動作のように、シェル下サーミスター14によって検出されるシェル下温度を用いて、インバーター圧縮機11のモーター温度を推定し、そのシェル下温度が所定の上限値以上となった場合に、モーター駆動を停止させるので、モーターの劣化及び冷凍機油の劣化を抑制することができ、品質の高い冷凍サイクル装置を提供することができる。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置について、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。
図4は、本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の構成図である。
図4で示されるように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置のコンデンシングユニット10は、その外郭に表示部18a及び出力部18bを備えている。その他の構成については、図1で示される実施の形態1に係る冷凍サイクル装置と同様である。
なお、図4で示されるように、出力部18bは、コンデンシングユニット10の外郭に設置されるものとしているが、これに限定されるものではなく、出力部18b自体は、コンデンシングユニット10内部に設置するものとしてもよい。この場合、出力部18bに接続される警報器等が発する警告音が、外部に聞こえるように、例えば、コンデンシングユニット10の外郭にその警報器等を接続するものとすればよい。
以上の構成及び動作のように、インバーター圧縮機11について駆動停止条件を満たし、冷凍サイクル動作が停止した場合に、表示部18aによる表示、又は、出力部18bに接続された警報器等の警告音によって、冷凍サイクル装置の異常状態を早急に知ることができる。これによって、作業者等は、冷凍サイクル装置における異常状態を早急に知ることができるので、速やかに対処することができる。また、このように、異常に対する速やかな対処の結果として、冷凍サイクル装置の異常発生回数が抑制され、冷凍サイクル運転の停止及び再開動作の頻度を減少させることができるので、不十分な冷凍サイクル運転による商品の品質劣化をさらに抑制することができる。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置について、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。
図5は、本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の構成図である。
図5で示されるように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置において、室内機20の膨張弁21は電子式膨張弁であり、この電子式膨張弁たる膨張弁21は、制御器15に電気的に接続され、制御器15によって、その開度が制御される。その他の構成は、図1で示される実施の形態1に係る冷凍サイクル装置と同様である。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置における冷媒の動作は、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置と同様である。
以上の構成及び動作のように、制御器15が電子式膨張弁たる膨張弁21の開度制御を実施することによって、インバーター圧縮機11の駆動停止条件が満たされる状態となっても、運転不可範囲から脱することができるので、品質の高い冷凍サイクル装置を提供することができる。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置について、実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置において、コンデンシングユニット10は、インバーター圧縮機11に流れる電流を検出する電流検出手段(図示せず)が備えられている。この電流検出手段は、制御器15に電気的に接続されており、検出した電流情報を制御器15に送信する。その他の構成は、図5で示される実施の形態3に係る冷凍サイクル装置と同様である。
図6は、本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置におけるインバーター圧縮機11の運転周波数と、そのインバーター圧縮機11に流れる電流(圧縮機電流)との関係を示した図である。
インバーター圧縮機11の運転周波数が高いとき、及び、低いときに圧縮機電流が高くなるという特性があり、図6で示されるように、下に凸形状のグラフとなる。インバーター圧縮機11のモーター温度は、圧縮機電流が大きくなると、低温低圧のガス冷媒による冷却では不十分となり、モーター温度上限値(例えば、120℃)以上となり運転不可範囲となってしまう。図6で示されるように、運転周波数が小さい側と大きい側に、運転不可範囲、すなわち、モーター温度上限値以上となる領域が存在する。
以上の構成及び動作のように、実施の形態3における効果を備えると共に、制御器15は、電流検出手段によって検出されたインバーター圧縮機11に流れる電流を用いることによって、運転不可範囲となっても、運転周波数を制御することによって、運転不可範囲から脱することができるので、実施の形態3よりもさらに品質の高い冷凍サイクル装置を提供することができる。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置について、実施の形態4に係る冷凍サイクル装置の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。
図7は、本発明の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置の構成図である。
図7で示されるように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置におけるコンデンシングユニット10は、インバーター圧縮機11の吐出圧力を検出する高圧センサー19を備えている。この高圧センサー19は、検出した圧力情報を制御器15へ送信する。その他の構成は、図5で示される実施の形態3に係る冷凍サイクル装置と同様である。
また、高圧センサー19は、本発明の「高圧検出手段」に相当する。
図8は、本発明の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置における蒸発器22の蒸発温度と、凝縮器12の凝縮温度との関係を示した図である。
図8で示される蒸発温度と凝縮温度との関係を示すグラフ(以下、「相関グラフ」という)は、インバーター圧縮機11のモーター温度がモーター温度上限値(例えば、120℃)となる場合の、蒸発器22の蒸発温度と、凝縮器12の凝縮温度との関係を示している。ただし、インバーター圧縮機11の運転周波数(例えば、30[Hz]〜100[Hz]の範囲)によって、この相関グラフの位置及び形状は異なり、例えば、図8(a)で示される相関グラフは、インバーター圧縮機11の運転周波数が低周波数におけるものであり、図8(b)で示される相関グラフは、運転周波数が中間周波数(例えば、50[Hz]近傍)におけるものであり、そして、図8(c)で示される相関グラフは、運転周波数が高周波数(例えば、100[Hz])におけるものである。これらの相関グラフの一般的性質として、蒸発器22の蒸発圧力が低く(すなわち、蒸発温度が低く)、冷媒の循環量が少なくなると、低温低圧のガス冷媒によるインバーター圧縮機11の冷却では不十分となる。したがって、凝縮器12の凝縮温度が低い部分で、モーター温度がモーター温度上限値となり、その凝縮温度以上となると運転不可範囲となる。また、蒸発器22の蒸発圧力が高く(すなわち、蒸発温度が高く)、冷媒の循環量が多くなると、低温低圧のガス冷媒によるインバーター圧縮機11の冷却作用が強くなる。したがって、凝縮器12の凝縮温度が高い部分で、モーター温度がモーター温度上限値となり、その凝縮温度以上となると運転不可範囲となる。よって、図8(a)〜図8(c)で示されるように、モーター温度上限値となる蒸発温度と凝縮温度との相関グラフは右上がりとなる。また、図8(a)〜図8(c)で示される相関グラフの上側の領域に属する蒸発温度と凝縮温度との組み合わせの領域において、運転不可範囲となる。さらに、図8(a)及び図8(b)で示されるように、インバーター圧縮機11の運転周波数が低周波数から中間周波数に切り替えられた場合、相関グラフの位置は上方に遷移する。また、図8(b)及び図8(c)で示されるように、運転周波数が中間周波数から高周波数に切り替えられた場合、相関グラフの位置は下方に遷移する。
以上の構成及び動作のように、制御器15が高圧センサー19及び低圧センサー17による検出情報、及び、運転周波数から、モーター温度上限値を推定し、運転不可範囲であるか否かを判断することによって、運転不可範囲から脱する運転周波数に制御できるので、品質の高い冷凍サイクル装置を提供することができる。
Claims (16)
- インバーター圧縮機と、凝縮器と、膨張装置と、蒸発器とが順に冷媒配管によって接続されて構成された冷凍サイクルと、
前記インバーター圧縮機の駆動を制御する制御部と、
前記インバーター圧縮機に設置され、冷凍機油温度を検出する冷凍機油温度検出手段と、
前記インバーター圧縮機の吸入側の冷媒の温度である吸入温度を検出する吸入温度検出手段と、
を備え、
前記制御部は、前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度、及び、前記吸入温度検出手段によって検出された吸入温度に基づいて、前記インバーター圧縮機の駆動を制御する
ことを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 前記インバーター圧縮機の吸入側の冷媒の圧力である吸入圧力を検出する低圧検出手段を備え、
前記制御部は、
前記低圧検出手段によって検出された前記吸入圧力から前記蒸発器における蒸発温度に換算し、
前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度、前記吸入温度検出手段によって検出された吸入温度、及び、換算された前記蒸発温度に基づいて、前記インバーター圧縮機の駆動を制御する
ことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。 - インバーター圧縮機と、凝縮器と、膨張装置と、蒸発器とが順に冷媒配管によって接続されて構成された冷凍サイクルと、
前記インバーター圧縮機の駆動を制御する制御部と、
前記インバーター圧縮機に設置され、冷凍機油温度を検出する冷凍機油温度検出手段と、
前記インバーター圧縮機の吸入側の冷媒の圧力である吸入圧力を検出する低圧検出手段と、
を備え、
前記制御部は、
前記低圧検出手段によって検出された前記吸入圧力から前記蒸発器における蒸発温度に換算し、
前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度、及び、換算された前記蒸発温度に基づいて、前記インバーター圧縮機の駆動を制御する
ことを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 前記制御部は、
前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度が所定の冷凍機油温度上限値以上となった場合、又は/かつ、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度が所定の吸入温度上限値以上となった場合である駆動停止条件を満たした場合、前記インバーター圧縮機の駆動を停止させ、
その後、前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度が前記冷凍機油温度上限値未満となった場合、かつ、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度が前記吸入温度上限値未満となった場合である駆動再開条件を満たした場合、前記インバーター圧縮機の駆動を再開させる
ことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。 - 前記制御部は、
前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度が所定の冷凍機油温度上限値以上となった場合、又は/かつ、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度が所定の吸入温度上限値以上となった場合である駆動停止条件を満たした場合、前記インバーター圧縮機の駆動を停止させ、
その後、前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度が前記冷凍機油温度上限値よりも所定値だけ低い冷凍機油再開温度未満となった場合、かつ、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度が前記吸入温度上限値よりも所定値だけ低い吸入温度再開温度未満となった場合である駆動再開条件を満たした場合、前記インバーター圧縮機の駆動を再開させる
ことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。 - 前記制御部は、
前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度が所定の冷凍機油温度上限値以上となった場合、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度が所定の吸入温度上限値以上となった場合、又は/かつ、換算した前記蒸発温度が所定の蒸発温度下限値以下となった場合である駆動停止条件を満たした場合、前記インバーター圧縮機の駆動を停止させ、
その後、前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度が前記冷凍機油温度上限値未満となった場合、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度が前記吸入温度上限値未満となった場合、かつ、換算した前記蒸発温度が前記蒸発温度下限値より大きくなった場合である駆動再開条件を満たした場合、前記インバーター圧縮機の駆動を再開させる
ことを特徴とする請求項2記載の冷凍サイクル装置。 - 前記制御部は、
前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度が所定の冷凍機油温度上限値以上となった場合、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度が所定の吸入温度上限値以上となった場合、又は/かつ、換算した前記蒸発温度が所定の蒸発温度下限値以下となった場合である駆動停止条件を満たした場合、前記インバーター圧縮機の駆動を停止させ、
その後、前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度が前記冷凍機油温度上限値より所定値だけ低い冷凍機油再開温度未満となった場合、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度が前記吸入温度上限値より所定値だけ低い吸入温度再開温度未満となった場合、かつ、換算した前記蒸発温度が前記蒸発温度下限値より所定値だけ高い蒸発温度再開温度より大きくなった場合である駆動再開条件を満たした場合、前記インバーター圧縮機の駆動を再開させる
ことを特徴とする請求項2記載の冷凍サイクル装置。 - 前記制御部は、
前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度が所定の冷凍機油温度上限値以上となった場合、又は/かつ、換算した前記蒸発温度が所定の蒸発温度下限値以下となった場合である駆動停止条件を満たした場合、前記インバーター圧縮機の駆動を停止させ、
その後、前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度が前記冷凍機油温度上限値未満となった場合、かつ、換算した前記蒸発温度が前記蒸発温度下限値より大きくなった場合である駆動再開条件を満たした場合、前記インバーター圧縮機の駆動を再開させる
ことを特徴とする請求項3記載の冷凍サイクル装置。 - 前記制御部は、
前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度が所定の冷凍機油温度上限値以上となった場合、又は/かつ、換算した前記蒸発温度が所定の蒸発温度下限値以下となった場合である駆動停止条件を満たした場合、前記インバーター圧縮機の駆動を停止させ、
その後、前記冷凍機油温度検出手段によって検出された前記冷凍機油温度が前記冷凍機油温度上限値より所定値だけ低い冷凍機油再開温度未満となった場合、かつ、換算した前記蒸発温度が前記蒸発温度下限値より所定値だけ高い蒸発温度再開温度より大きくなった場合である駆動再開条件を満たした場合、前記インバーター圧縮機の駆動を再開させる
ことを特徴とする請求項3記載の冷凍サイクル装置。 - 前記膨張装置は、前記制御部に接続され、該制御部からの指令によってその開度が制御される電子式のものであり、
前記制御部は、前記駆動停止条件を満たす場合、前記インバーター圧縮機の駆動を停止する代わりに、前記膨張装置の開度を大きくし、前記インバーター圧縮機の駆動を継続する
ことを特徴とする請求項4〜請求項9のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記インバーター圧縮機に流れる圧縮機電流を検出する電流検出手段を備え、
前記制御部は、
前記インバーター圧縮機の運転周波数が所定の周波数上限値以上となった場合、かつ、前記電流検出手段によって検出された前記圧縮機電流が所定の第1電流上限値以上となった場合、前記インバーター圧縮機の前記運転周波数を低下させ、
前記インバーター圧縮機の前記運転周波数が所定の周波数下限値以下となった場合、かつ、前記電流検出手段によって検出された前記圧縮機電流が所定の第2電流上限値以上となった場合、前記インバーター圧縮機の前記運転周波数を増加させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記膨張装置は、前記制御部に接続され、該制御部からの指令によってその開度が制御される電子式のものであり、
前記制御部は、前記駆動停止条件を満たす場合、前記インバーター圧縮機の駆動を停止する代わりに、前記膨張装置の開度を大きくし、前記インバーター圧縮機の駆動を継続する
ことを特徴とする請求項6〜請求項9のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記インバーター圧縮機の吐出側の冷媒の圧力である吐出圧力を検出する高圧検出手段と、
を備え、
前記制御部は、
前記高圧検出手段によって検出された前記吐出圧力から前記凝縮器における凝縮温度に換算し、
前記インバーター圧縮機の運転周波数が、所定高周波数以上であり、かつ、換算された前記凝縮温度及び前記蒸発温度が、前記インバーター圧縮機のモーター温度が所定のモーター温度上限値よりも高い状態になる領域にある場合、前記インバーター圧縮機の前記運転周波数を低下させ、
前記インバーター圧縮機の運転周波数が、所定低周波数以下であり、かつ、換算された前記凝縮温度及び前記蒸発温度が、前記インバーター圧縮機のモーター温度が所定のモーター温度上限値よりも高い状態になる領域にある場合、前記インバーター圧縮機の前記運転周波数を増加させる
ことを特徴とする請求項2、請求項3、請求項6〜請求項9及び請求項12のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記制御部と通信可能であり、冷凍サイクル装置の運転状態を表示する表示部を備え、
前記制御部は、前記駆動停止条件を満たした場合、前記表示部にその旨を外部に表示させる
ことを特徴とする請求項4〜請求項10及び請求項12のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記制御部と接続された出力部を備え、
前記制御部は、前記駆動停止条件を満たした場合、前記出力部に外部に電圧出力させる
ことを特徴とする請求項4〜請求項10及び請求項12のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記膨張装置及び前記蒸発器を備えた室内機と、
前記インバーター圧縮機、前記凝縮器及び前記制御部を備えたコンデンシングユニットと、
を備えた
ことを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
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