JP2012251546A - 点火装置及び点火プラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】点火装置の着火性能を向上させることのできる技術を提供する。
【解決手段】点火装置は、点火プラグと、点火プラグの電極間に火花放電を発生させる直流電力を生成する直流電源と、火花放電を発生させた電極間に交流プラズマを発生させる交流電力を生成する交流電源と、交流電力を点火プラグに供給するための回路とを備える。点火プラグは、内部にインダクタンス成分を有し、回路は、交流電源と点火プラグとの間に直列に設けられたコンデンサを有する。コンデンサの静電容量をC[F]とし、交流電力の周波数をf[Hz]とした場合に、インダクタンス成分のインダクタンスL[H]は、
【数11】
Figure 2012251546

の関係式を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、点火装置及び点火プラグに関するものである。
プラズマを発生させる点火装置としては、直流電力によって火花放電を電極間に発生させた状態で、交流電力によって交流プラズマを電極間に発生させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような技術では、点火プラグに直流電力と交流電力とを供給するための混合回路が利用される。混合回路を通じて交流電力が印加される場合、交流電力の一部が混合回路に設けられたコンデンサによって反射してしまい、点火装置の着火性能が低下してしまうといった問題があった。
特開昭51−77719号公報 特表2010−507206号公報
本発明は、上述した従来の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、点火装置の着火性能を向上させることのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために、以下の形態または適用例を取ることが可能である。
[適用例1]
点火プラグと、
前記点火プラグの電極間に火花放電を発生させる直流電力を生成する直流電源と、
前記火花放電を発生させた電極間に交流プラズマを発生させる交流電力を生成する交流電源と、
前記交流電力を前記点火プラグに供給するための回路と
を備える点火装置であって、
前記点火プラグは、内部にインダクタンス成分を有し、
前記回路は、前記交流電源と前記点火プラグとの間に直列に設けられたコンデンサを有し、
前記コンデンサの静電容量をC[F]とし、
前記交流電力の周波数をf[Hz]とした場合に、
前記インダクタンス成分のインダクタンスL[H]は、
Figure 2012251546
の関係式を満たすことを特徴とする、点火装置。
この構成によれば、コンデンサに起因するインピーダンスの一部または全部を、点火プラグが内部に有するインダクタンス成分によって相殺することができるので、電力反射率を低減することができ、この結果、点火装置の着火性能を向上させることができる。
[適用例2]
適用例1記載の点火装置であって、
前記インダクタンス成分は、前記点火プラグ内に配置されたコイルによって生成されることを特徴とする、点火装置。
この構成によれば、インダクタンス成分を内部に有する点火プラグを容易に製造することができる。
[適用例3]
適用例2に記載の点火装置であって、
前記点火プラグは、絶縁体と、該絶縁体を取り囲む主体金具と、前記交流電力の供給を受けるための端子とを有し、
前記主体金具は、内径が縮小された縮径部と、該縮径部に接続された筒状部とを有し、
前記コイルの少なくとも一部は、前記縮径部と前記筒状部との境界よりも前記端子側に配置されていることを特徴とする、点火装置。
この構成によれば、主体金具とコイルとの間における静電容量を小さくすることができるので、点火装置の着火性能の低下を抑制することができる。
[適用例4]
適用例2または適用例3に記載の点火装置であって、
前記コイルを構成する導線の直径は、0.2mm以上であることを特徴とする、点火装置。
この構成によれば、導線の抵抗が小さくなるので、供給される交流電力が高周波である場合におけるロスを低減することができ、点火装置の着火性能を向上させることができる。
[適用例5]
適用例2から適用例4のいずれか一項に記載の点火装置であって、
前記コイルは、内部にコアを有することを特徴とする、点火装置。
この構成によれば、インダクタンスLを容易に大きな値にすることができるので、コンデンサの静電容量が小さい場合であっても、点火装置の着火性能を向上させることができる。
[適用例6]
適用例5に記載の点火装置であって、
前記コアは、フェライトまたはケイ素鋼板またはカーボニル鉄によって形成されていることを特徴とする、点火装置。
この構成によれば、インダクタンスLを容易に大きな値にすることができるので、コンデンサの静電容量が小さい場合であっても、点火装置の着火性能を向上させることができる。
[適用例7]
火花放電を発生させた電極間に交流電力が供給されることによって交流プラズマを発生させる点火プラグであって、
前記点火プラグは、内部にインダクタンス成分を有しており、
前記交流電力を生成する交流電源と前記点火プラグとの間に直列に設けられたコンデンサの静電容量をC[F]とし、
前記交流電力の周波数をf[Hz]とした場合に、
前記インダクタンス成分のインダクタンスL[H]は、
Figure 2012251546
の関係式を満たすことを特徴とする、点火プラグ。
この構成によれば、適用例1の場合と同様に、点火装置の着火性能を向上させることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、点火装置に用いられるスパークプラグ、点火装置の点火方法、点火システム、それらの装置または方法の機能を実現するための集積回路、コンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
プラズマ点火装置を示す説明図である。 スパークプラグに対して交流電力が供給されている場合における等価回路を示す説明図である。 スパークプラグ内にコイルが設けられていない場合における等価回路を示す説明図である。 スパークプラグ内にコイルが設けられていない場合における電力反射率Pを示す説明図である。 スパークプラグの構成を示す断面図である。 第2実施形態におけるスパークプラグの構成を示す断面図である。 第3実施形態におけるスパークプラグの構成を示す断面図である。 コイルのインダクタンスとプラズマの面積比との関係を示すグラフである。 コイルのインダクタンスとプラズマの面積比との関係の他の例を示すグラフである。 コイルの位置の異なるスパークプラグを示す説明図である。 コイルの位置とプラズマの面積比との関係を示すグラフである。 コイルを構成する導線の直径とプラズマの面積比との関係をグラフ形式で示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施形態:
A−1.プラズマ点火装置の構成:
A−2.原理:
A−3.スパークプラグの構成:
B.第2実施形態:
C.第3実施形態:
D.実験例:
D−1.コイル70のインダクタンスLの値に関する実験例:
D−2.コイル70の位置に関する実験例:
D−3.コイル70を構成する導線の直径に関する実験例:
E.変形例:
A.第1実施形態:
A−1.プラズマ点火装置の構成:
図1は、プラズマ点火装置700を示す説明図である。プラズマ点火装置700は、スパークプラグ100における中心電極20と接地電極30との電極間に交流プラズマを発生させることによって点火する。本実施形態では、プラズマ点火装置700は、内燃機関(図示せず)の燃料に点火する装置である。
具体的には、プラズマ点火装置700は、スパークプラグ100の中心電極20に直流電力を印加して火花放電を発生させた後、スパークプラグ100の中心電極20に交流電力を印加して交流プラズマを発生させる。スパークプラグ100の電極間に交流プラズマが発生すると、交流プラズマによる電極消耗を抑制するために、プラズマ点火装置700は、スパークプラグ100の電極間に交流プラズマを維持しながら、中心電極20に印加する交流電力を低減する。
プラズマ点火装置700は、スパークプラグ100の他、直流電源210と、交流電源220と、混合回路300と、点火制御部500とを備えている。本実施形態では、プラズマ点火装置700は、内燃機関の運転を制御する運転制御部800に電気的に接続され、運転制御部800から出力される制御信号に基づいて、内燃機関の運転状態に応じた点火制御を実現する。
直流電源210は、スパークプラグ100の電極間に火花放電を発生させる直流電力を生成する。本実施形態では、直流電源210によって生成される直流電力は、数万ボルトの高電圧パルスである。
交流電源220は、火花放電を発生させたスパークプラグ100の電極間に交流プラズマを発生させる交流電力を生成する。本実施形態では、交流電源220によって生成される交流電力の周波数fは、交流プラズマを発生させるために、「50kHz(キロヘルツ)≦f≦100MHz(メガヘルツ)」を満たすことが好ましい。
混合回路300は、直流電源210で生成された直流電力と、交流電源220で生成された交流電力とを、相互に結合してスパークプラグ100に伝送する。混合回路300は、インダクタ(コイル)310と、コンデンサ320とを備える。インダクタ310は、スパークプラグ100の中心電極20および交流電源220に対して直流電源210を電気的に接続し、交流電源220で生成された交流電力の直流電源210側への流入を抑制する。なお、直流電源210がインダクタを含む場合には(例えば、直流電源に点火コイルを用いる場合)、混合回路300のインダクタ310は省略することができる。コンデンサ320は、スパークプラグ100の中心電極20および直流電源210に対して交流電源220を電気的に接続し、直流電源210で生成された直流電力の交流電源220側への流入を抑制する。
スパークプラグ100の中心電極20は、混合回路300を介して直流電源210および交流電源220に電気的に接続され、スパークプラグ100の接地電極30は、電気的に接地されている。
交流電源220からスパークプラグ100までの交流電力の伝送路では、インピーダンスの不連続点で交流電力の反射損失(リターンロス)が発生する。そのため、スパークプラグ100の中心電極20に入射される入射電力は、交流電源220から印加される交流電力から反射損失を差し引いた電力になる。
そこで、本実施形態では、反射損失を低減し、着火性能の向上を図るために、スパークプラグ100の内部にコイル70が配置されている。コイル70は、交流電源220と中心電極20との間に設けられており、これらと電気的に接続されている。コイル70のインダクタンスL[H]の好ましい数値範囲については、後に詳述する。
点火制御部500は、運転制御部800から出力される制御信号に基づいて、内燃機関の運転状態に応じた点火制御を実行する。点火制御部500は、直流電源210および交流電源220の動作を制御する電力制御部510を備える。本実施形態では、点火制御部500における電力制御部510の機能は、点火制御部500のCPU(Central Processing Unit)がプログラムに基づいて動作することによって実現されるが、他の実施形態において、点火制御部500の少なくとも一部の機能は、点火制御部500の物理的な回路構成に基づいて実現されても良い。
電力制御部510は、スパークプラグ100の電極間に火花放電が発生した後に交流プラズマが発生するように、直流電源210に対して直流電力の生成を指示すると共に、交流電源220に対して交流電力の生成を指示する。特に、電力制御部510は、交流電源220で生成される交流電力を制御することによって、スパークプラグ100の電極間に交流プラズマを発生させた後に、スパークプラグ100に供給される交流電力を低減する。
A−2.原理:
図2は、スパークプラグ100に対して交流電力が供給されている場合における等価回路を示す説明図である。なお、この図2には、交流電源220の内部抵抗222および放電時における負荷(抵抗)80が示されている。この等価回路において、電力反射率Pは、以下の式(1)によって示される。
Figure 2012251546
また、上記式(1)におけるZは、以下の式(2)によって示される。
Figure 2012251546
ここで、Z0[Ω]は交流電源220の内部抵抗222の抵抗値であり、f[Hz]は交流電源220が発生させる交流電力の周波数であり、Zs[Ω]は負荷80の抵抗値である。
上記式(1)から理解できるように、Zの絶対値を小さくすれば、電力反射率Pを小さくすることができる。具体的には、上記式(2)のインダクタンスLの値を以下の式(3)の値とすれば、上記式(2)の右辺第2項は、右辺第3項によって相殺され、電力反射率Pを小さくすることができる。
Figure 2012251546
なお、上記式(3)を満たすインダクタンスLの値を、理想インダクタンス値とも呼ぶ。本実施形態では、コイル70のインダクタンスLの値を以下の式(4)に示された範囲としている。
Figure 2012251546
このようにすれば、Zの絶対値が小さくなるため、電力反射率Pを小さくすることができる。すなわち、コンデンサ320に起因するインピーダンスの一部または全部を、スパークプラグ100が内部に有するインダクタンス成分によって相殺することができるので、電力反射率Pを低減することができ、この結果、プラズマ点火装置700の着火性能を向上させることができる。
図3は、スパークプラグ100内にコイル70が設けられていない場合における等価回路を示す説明図である。図4は、スパークプラグ100内にコイル70が設けられていない場合における電力反射率Pを示す説明図である。図3に示された等価回路の場合、すなわち、コイル70が設けられていない場合には、式(2)における右辺第3項は0となる。そして、図4に示されるように、コイル70が設けられていない場合には、例えば、交流電力の周波数が10[MHz]の場合において、コンデンサ320の静電容量が100[pF]であっても、70%近くの電力が反射してしまうことが理解できる。上述したように、本実施形態では、コイル70をスパークプラグ100の内部に設けることによって、Zの絶対値を小さくし、電力反射率Pを小さくすることができる。以下では、スパークプラグ100の内部構成について説明する。
A−3.スパークプラグの構成:
図5は、スパークプラグ100の構成を示す断面図である。なお、図5において、スパークプラグ100の軸線方向ODを図面における上下方向とし、下側をスパークプラグ100の先端側、上側を後端側として説明する。
スパークプラグ100は、絶縁碍子10と、主体金具50と、中心電極20と、接地電極30と、端子金具40とを備えている。中心電極20は、絶縁碍子10内に軸線方向ODに延びた状態で保持されている。絶縁碍子10は、絶縁体として機能しており、主体金具50は、この絶縁碍子10を取り囲んだ状態で内挿している。端子金具40は、直流電力および交流電力の供給を受けるための端子であり、絶縁碍子10の後端部に設けられている。
絶縁碍子10は、アルミナ等を焼成して形成され、軸中心に軸線方向ODへ延びる軸孔12が形成された筒形状を有する。軸線方向ODの略中央には外径が最も大きな鍔部19が形成されており、それより後端側(図5における上側)には後端側胴部18が形成されている。鍔部19より先端側(図5における下側)には、後端側胴部18よりも外径の小さな先端側胴部17が形成され、さらにその先端側胴部17よりも先端側に、先端側胴部17よりも外径の小さな脚長部13が形成されている。脚長部13は先端側ほど縮径され、スパークプラグ100が内燃機関のエンジンヘッド200に取り付けられた際には、その燃焼室に曝される。脚長部13と先端側胴部17との間には支持部15が形成されている。
主体金具50は、低炭素鋼材より形成された円筒状の金具であり、スパークプラグ100を内燃機関のエンジンヘッド200に固定する。そして、主体金具50は、絶縁碍子10を内部に保持しており、絶縁碍子10は、その後端側胴部18の一部から脚長部13にかけての部位を主体金具50によって取り囲まれている。
また、主体金具50は、工具係合部51と、取付ねじ部52とを備えている。工具係合部51は、スパークプラグレンチ(図示せず)が嵌合する部位である。主体金具50の取付ねじ部52は、ねじ山が形成された部位であり、内燃機関の上部に設けられたエンジンヘッド200の取付ねじ孔201に螺合する。なお、本実施形態における取付ねじ部52のねじ径は、M12である。
主体金具50の工具係合部51と取付ねじ部52との間には、鍔状のシール部54が形成されている。取付ねじ部52とシール部54との間のねじ首59には、板体を折り曲げて形成した環状のガスケット5が嵌挿されている。ガスケット5は、スパークプラグ100をエンジンヘッド200に取り付けた際に、シール部54の座面55と取付ねじ孔201の開口周縁部205との間で押し潰されて変形する。このガスケット5の変形により、スパークプラグ100とエンジンヘッド200間が封止され、取付ねじ孔201を介したエンジン内の気密漏れが防止される。
主体金具50の工具係合部51より後端側には、薄肉の加締部53が設けられている。また、シール部54と工具係合部51との間には、加締部53と同様に、薄肉の座屈部58が設けられている。主体金具50の工具係合部51から加締部53にかけての内周面と、絶縁碍子10の後端側胴部18の外周面との間には、円環状のリング部材6,7が介在されている。さらに両リング部材6,7間にタルク(滑石)9の粉末が充填されている。加締部53を内側に折り曲げるようにして加締めると、絶縁碍子10は、リング部材6,7およびタルク9を介して主体金具50内の先端側に向け押圧される。これにより、絶縁碍子10の支持部15は、主体金具50の内周に形成された段部56に支持され、主体金具50と絶縁碍子10とは、一体となる。このとき、主体金具50と絶縁碍子10との間の気密性は、絶縁碍子10の支持部15と主体金具50の段部56との間に介在された環状の板パッキン8によって保持され、燃焼ガスの流出が防止される。板パッキン8は、例えば、銅や鉄等の材料によって形成される。座屈部58は、加締めの際に、圧縮力の付加に伴い外向きに撓み変形するように構成されており、タルク9の圧縮ストロークを稼いで主体金具50内の気密性を高めている。なお、主体金具50の段部56よりも先端側と絶縁碍子10との間には、所定寸法のクリアランスCLが設けられている。
中心電極20は、軸孔12内の先端に配置された棒状の電極であり、電極母材21の内部に芯材25を埋設した構造を有している。電極母材21は、インコネル(商標名)600または601等のニッケルまたはニッケルを主成分とする合金から形成されている。芯材25は、電極母材21よりも熱伝導性に優れる銅または銅を主成分とする合金から形成されている。通常、中心電極20は、有底筒状に形成された電極母材21の内部に芯材25を詰め、底側から押出成形を行って引き延ばすことで作製される。芯材25は、胴部分においては略一定の外径をなすものの、先端側においては縮径部が形成される。
軸孔12の内部のうち、中心電極20の後端側には、シール体4、導電部材3、コイル70および端子金具40がこの順で配置されている。すなわち、中心電極20は、シール体4、導電部材3およびコイル70を経由して、端子金具40に電気的に接続されている。コイル70が有するインダクタンス成分のインダクタンスL[H]の好ましい値は、前述したとおりである。端子金具40には、高圧ケーブル(図示せず)がプラグキャップ(図示せず)を介して接続され、高電圧が印加される。なお、本実施形態では、端子金具40および導電部材3は、ニッケルめっきが施された鉄で形成されている。
中心電極20の先端部22は、絶縁碍子10の先端部11よりも突出している。中心電極20の先端部22の先端には、中心電極チップ90が接合されている。中心電極チップ90は、軸線方向ODに伸びた略円柱形状を有しており、耐火花消耗性を向上するため、高融点の貴金属によって形成されている。中心電極チップ90は、例えば、イリジウム(Ir)や、Irを主成分として、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、パラジウム(Pd)、レニウム(Re)のうち、1種類あるいは2種類以上を添加したIr合金によって形成される。
接地電極30は、耐腐食性の高い金属から形成され、例えば、インコネル(商標名)600または601等のニッケル合金から形成されている。この接地電極30の基部32は、溶接によって、主体金具50の先端部57に接合されている。また、接地電極30は屈曲しており、接地電極30の先端部33は、中心電極チップ90と対向している。
さらに、接地電極30の先端部33には、接地電極チップ95が接合されている。接地電極チップ95は、中心電極チップ90と対向しており、接地電極チップ95と、中心電極チップ90との間には、火花放電ギャップGが形成されている。なお、接地電極チップ95は、中心電極チップ90と同様の材料で形成することができる。
次に、コイル70について説明する。本実施形態では、コイル70は、絶縁被膜付の銅によって形成されており、コイル70の直径は3.2mm、線径は0.2mm、巻き数は65回、軸線方向ODにおける長さは14mmである。
次にコイル70が配置される好ましい位置について説明する。図5に示すように、主体金具50は、シール部54の内側において内径が縮小された縮径部50aと、縮径部50aに接続された筒状部50bとを有している。ここで、コイル70の少なくとも一部は、縮径部50aと筒状部50bとの境界Bよりも端子金具40側に配置されていることが好ましい。この理由について説明する。コイル70が縮径部50aと筒状部50bとの境界Bよりも先端側にあると、主体金具50とコイル70との間における静電容量が大きくなってしまい、コイル70を配置した効果が小さくなってしまう。そこで、コイル70の少なくとも一部が縮径部50aと筒状部50bとの境界Bよりも端子金具40側、すなわち後端側に配置されていれば、主体金具50とコイル70との間における静電容量を小さくすることができるので、電極間に発生するプラズマが小さくなってしまうことを抑制することができ、プラズマ点火装置700の着火性能を向上させることができる。
また、上述したように、本実施形態では、コイル70を構成する導線の直径(線径)は、0.2mmである。ここで、コイル70を構成する導線の直径は、0.2mm以上であることが好ましい。導線の直径は、0.2mm以上であれば、必要なインダクタンスを確保した上で導線の抵抗値は小さくなるので、供給される交流電力が高周波である場合におけるロスを低減することができる。結果として、発生するプラズマを大きくすることができ、プラズマ点火装置700の着火性能を向上させることができる。
なお、コイル70を内部に有するスパークプラグは、例えば、次のようにして製造することができる。まず、絶縁碍子10の軸孔12に中心電極20を挿入し、シール体4となる導電性の粉末を入れてプレスする。そして、軸孔12に導電部材3を挿入し、高温下でプレスする。導電性の粉末は、高温下でプレスされることにより焼き固まり、シール体4となる。その後、絶縁碍子10の軸孔12にコイル70を挿入し、端子金具40を取り付ける。なお、端子金具40の下部には雄ネジ部が形成されており、この雄ネジ部は、絶縁碍子10の軸孔12の内側に形成された雌ネジ部に螺合する。
このように、本実施形態では、スパークプラグ100の内部に、インダクタンス成分を有するコイル70を配置するので、コンデンサ320に起因するインピーダンスの全部または一部を、コイル70のインダクタンス成分によって相殺することができ、電力反射率を低減することができる。結果として、プラズマ点火装置700の着火性能を向上させることが可能である。
また、本実施形態では、コイル70を利用するので、インダクタンス成分を内部に有するスパークプラグを容易に製造することができる。さらに、コンデンサ320の静電容量を大きくしなくても電力反射率を低減することができるため、混合回路300を小型化することができる。
B.第2実施形態:
図6は、第2実施形態におけるスパークプラグ100bの構成を示す断面図である。図5に示した第1実施形態との違いは、コイル70の内部にコア72が設けられているという点だけであり、他の構成は第1実施形態と同じである。
コンデンサ320の静電容量が小さい場合に電力反射率Pを低減するためには、スパークプラグ100の内部におけるインダクタンスLを大きな値にすることが好ましい。ただし、スパークプラグ100内の空間は限られるため、コイル70の巻き数を増やしたり、コイル70の寸法を大きくしてインダクタンスLを大きな値にすることは容易ではない。そこで、本実施形態のように、コイル70の内部に、空気層よりも透磁率の高いコア72を設ければ、スパークプラグ100の内部におけるインダクタンスLを容易に大きな値にすることができるので、コンデンサ320の静電容量が小さい場合においても、電力反射率Pを低減することができ、プラズマ点火装置700の着火性能を向上させることができる。
本実施形態では、コア72は、フェライトによって形成されているため、スパークプラグ100の内部におけるインダクタンスLを容易に大きな値にすることができる。なお、コア72は、フェライトの代わりに、ケイ素鋼板や鉄、カーボニル鉄粉、パーマロイ等の他の軟磁性材料によって形成されていてもよい。
このように、本実施形態によっても、電力反射率Pを低減することができ、プラズマ点火装置700の着火性能を向上させることができる。
C.第3実施形態:
図7は、第3実施形態におけるスパークプラグ100cの構成を示す断面図である。上記実施形態では、スパークプラグ100が内部に有するインダクタンス成分は、軸孔12内に配置されたコイル70によって生成されていたが、本実施形態のように、コイル70の代わりに、段差形状の導電部材76が配置されていてもよい。この導電部材76は、コイル70と同様に、インダクタンス成分を有しており、そのインダクタンスLは、上記式(4)を満たしている。このように、コイル70の代わりに段差形状の導電部材76が配置されていても、電力反射率Pを低減することができ、プラズマ点火装置700の着火性能を向上させることができる。
D.実験例:
D−1.コイル70のインダクタンスLの値に関する実験例:
コイル70のインダクタンスLの値と、着火性能との関係を調べるため、インダクタンスLの値の異なるコイルを備えるスパークプラグのサンプルを用意し、発生したプラズマの大きさを調べた。具体的には、本実験例では、電極間に発生したプラズマを撮影し、撮影したプラズマの面積を測定した。そして、コイル70が設けられていないスパークプラグの電極間において発生したプラズマの面積を1として、発生したプラズマの面積比を求めた。
図8は、コイル70のインダクタンスLとプラズマの面積比との関係を示すグラフである。この図8におけるプラズマ点火装置700の条件は以下のとおりである。
交流電力の周波数:13[MHz]
電力:300[W]
持続時間:1[ms]
コンデンサ320の容量:50[pF]
この条件下では、理想インダクタンス値は、以下の式(5)に示されるように、2.8[μH]となる。
Figure 2012251546
この図8によれば、コイル70のインダクタンスLが、理想インダクタンス値の±50%の範囲にある場合には、プラズマの面積比は2.5倍以上になることが理解できる。そして、コイル70のインダクタンスLが理想インダクタンス値と一致している場合には、プラズマの面積比は4.0倍にも達することが理解できる。
図9は、コイル70のインダクタンスLとプラズマの面積比との関係の他の例を示すグラフである。この図9におけるプラズマ点火装置700の条件は以下のとおりである。
交流電力の周波数:40[MHz]
電力:300[W]
持続時間:1[ms]
コンデンサ320の容量:50[pF]
この条件下では、理想インダクタンス値は、以下の式(6)に示されるように、0.32[μH]となる。
Figure 2012251546
この図9においても、コイル70のインダクタンスLが、理想インダクタンス値の±50%の範囲にある場合には、プラズマの面積比は2.5倍以上になることが理解できる。そして、コイル70のインダクタンスLが理想インダクタンス値と一致している場合には、プラズマの面積比は3.5倍にも達することが理解できる。
以上より、コイル70のインダクタンスLの値を上記式(4)の範囲とすれば、発生するプラズマの面積比が大きくなり、プラズマ点火装置700の着火性能を向上させることができる。
D−2.コイル70の位置に関する実験例:
コイル70の位置と、着火性能との関係を調べるため、コイルの位置が異なるスパークプラグのサンプルを用意し、発生したプラズマの大きさを調べた。実験結果におけるプラズマの面積比については、上記のインダクタンスLの値に関する実験例と同様である。また、この実験例におけるプラズマ点火装置700の条件は以下のとおりである。
交流電力の周波数:13[MHz]
電力:300[W]
持続時間:1[ms]
コンデンサ320の容量:50[pF]
コイル70のインダクタンスL:2.8[μH]
図10は、コイル70の位置の異なるスパークプラグを示す説明図である。図10(A)に示されたサンプル1のスパークプラグS1では、コイル70の全体が、縮径部50aと筒状部50bとの境界Bよりも端子金具40側に配置されている。図10(B)に示されたサンプル2のスパークプラグS2では、コイル70の一部が、縮径部50aと筒状部50bとの境界Bよりも端子金具40側に配置されている。図10(C)に示されたサンプル3のスパークプラグS3では、コイル70の全体が、縮径部50aと筒状部50bとの境界Bよりも先端側に配置されている。
図11は、コイル70の位置とプラズマの面積比との関係を示すグラフである。サンプル1のスパークプラグS1では、プラズマの面積比は4.0倍であるが、サンプル2のスパークプラグS2では、プラズマの面積比は3.8倍程度に低下し、サンプル3のスパークプラグS3では、プラズマの面積比は3.1倍程度まで低下した。この理由は、コイル70の位置が先端側に近づくほど、主体金具50とコイル70との間における静電容量が大きくなるためであると考えられる。したがって、プラズマ点火装置の着火性能の低下を抑制するためには、コイル70は、端子金具40側、すなわち後端側に配置されている方が好ましいことが理解できる。具体的には、サンプル1やサンプル2のように、コイル70の少なくとも一部は、縮径部50aと筒状部50bとの境界Bよりも端子金具40側に配置されていることが好ましい。
D−3.コイル70を構成する導線の直径に関する実験例:
コイル70を構成する導線の直径と、着火性能との関係を調べるため、導線の直径の異なるコイルを備えるスパークプラグのサンプルを用意し、発生したプラズマの大きさを調べた。実験結果におけるプラズマの面積比については、上記のインダクタンスLの値に関する実験例と同様である。また、この実験例におけるプラズマ点火装置700の条件は以下のとおりである。
交流電力の周波数:13[MHz]
電力:300[W]
持続時間:1[ms]
コンデンサ320の容量:50[pF]
コイル70のインダクタンスL:2.8[μH]
図12は、コイル70を構成する導線の直径と、プラズマの面積比との関係をグラフ形式で示す説明図である。この図12によれば、コイル70を構成する導線の直径が小さくなるほど、発生したプラズマの面積比が小さくなったことが理解できる。この理由は、導線の直径が小さくなるほど、コイル70の抵抗値が大きくなり、高周波におけるロスが大きくなるからであると考えられる。
具体的には、コイル70を構成する導線の直径が0.5mmの場合には、プラズマの面積比が4.0倍になり、導線の直径が0.2mmの場合には、プラズマの面積比が3.5倍になり、導線の直径が0.1mmの場合には、プラズマの面積比が1.5倍になることが理解できる。以上より、コイル70を構成する導線の直径は、0.2mm以上であることが好ましく、0.5mm以上であることがさらに好ましいことが理解できる。
E.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
E1.変形例1:
上記実施形態では、混合回路300におけるコンデンサ320は、交流電源220とは別の回路として構成されていたが、コンデンサ320は、交流電源220に組み込まれていてもよい。
E2.変形例2:
上記実施形態では、スパークプラグ100内に配置されるコイルは1つであったが、この代わりに、スパークプラグ100の軸孔12の内部において複数のコイルが並んだ構成であってもよい。この場合、複数のコイルに起因するインダクタンスLの値が、上記式(4)の範囲内であることが好ましい。
E3.変形例3:
上記実施形態では、取付ねじ部52のねじ径は、M12であったが、本発明は、M12以外のねじ径を有するスパークプラグに対しても適用可能である。
3…導電部材
4…シール体
5…ガスケット
6…リング部材
8…板パッキン
9…タルク
10…絶縁碍子
11…先端部
12…軸孔
13…脚長部
15…支持部
17…先端側胴部
18…後端側胴部
19…鍔部
20…中心電極
21…電極母材
22…先端部
25…芯材
30…接地電極
32…基部
33…先端部
40…端子金具
50…主体金具
50a…縮径部
50b…筒状部
51…工具係合部
52…取付ねじ部
53…加締部
54…シール部
55…座面
56…段部
57…先端部
58…座屈部
59…ねじ首
70…コイル
72…コア
76…導電部材
80…負荷
90…中心電極チップ
95…接地電極チップ
100…スパークプラグ
100b…スパークプラグ
100c…スパークプラグ
200…エンジンヘッド
201…取付ねじ孔
205…開口周縁部
210…直流電源
220…交流電源
222…内部抵抗
300…混合回路
310…インダクタ
320…コンデンサ
500…点火制御部
510…電力制御部
700…プラズマ点火装置
800…運転制御部
G…火花放電ギャップ
B…境界
S1…スパークプラグ
S2…スパークプラグ
S3…スパークプラグ
OD…軸線方向
CL…クリアランス

Claims (7)

  1. 点火プラグと、
    前記点火プラグの電極間に火花放電を発生させる直流電力を生成する直流電源と、
    前記火花放電を発生させた電極間に交流プラズマを発生させる交流電力を生成する交流電源と、
    前記交流電力を前記点火プラグに供給するための回路と
    を備える点火装置であって、
    前記点火プラグは、内部にインダクタンス成分を有し、
    前記回路は、前記交流電源と前記点火プラグとの間に直列に設けられたコンデンサを有し、
    前記コンデンサの静電容量をC[F]とし、
    前記交流電力の周波数をf[Hz]とした場合に、
    前記インダクタンス成分のインダクタンスL[H]は、
    Figure 2012251546
    の関係式を満たすことを特徴とする、点火装置。
  2. 請求項1記載の点火装置であって、
    前記インダクタンス成分は、前記点火プラグ内に配置されたコイルによって生成されることを特徴とする、点火装置。
  3. 請求項2に記載の点火装置であって、
    前記点火プラグは、絶縁体と、該絶縁体を取り囲む主体金具と、前記交流電力の供給を受けるための端子とを有し、
    前記主体金具は、内径が縮小された縮径部と、該縮径部に接続された筒状部とを有し、
    前記コイルの少なくとも一部は、前記縮径部と前記筒状部との境界よりも前記端子側に配置されていることを特徴とする、点火装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の点火装置であって、
    前記コイルを構成する導線の直径は、0.2mm以上であることを特徴とする、点火装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の点火装置であって、
    前記コイルは、内部にコアを有することを特徴とする、点火装置。
  6. 請求項5に記載の点火装置であって、
    前記コアは、フェライトまたはケイ素鋼板またはカーボニル鉄によって形成されていることを特徴とする、点火装置。
  7. 火花放電を発生させた電極間に交流電力が供給されることによって交流プラズマを発生させる点火プラグであって、
    前記点火プラグは、内部にインダクタンス成分を有しており、
    前記交流電力を生成する交流電源と前記点火プラグとの間に直列に設けられたコンデンサの静電容量をC[F]とし、
    前記交流電力の周波数をf[Hz]とした場合に、
    前記インダクタンス成分のインダクタンスL[H]は、
    Figure 2012251546
    の関係式を満たすことを特徴とする、点火プラグ。
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