JP2012250306A - 軸受用油圧ナット - Google Patents

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Abstract

【課題】軸受用油圧ナットを用いた軸受取付け・取外し作業の作業性を向上させる。
【解決手段】主ナット6の環状凹部6aの底面とこの凹部6aに摺動可能に嵌め込まれたプランジャ7との間に圧油を供給することにより、プランジャ7を押し出すようにした軸受用油圧ナット1において、主ナット6の外周面のおねじ部6bにねじ結合する副ナット8に、プランジャ7の一部と軸方向で対向する内向きフランジ8bを形成し、この副ナット8を締め込むことにより、その内向きフランジ8bで主ナット6から押し出されたプランジャ7を押圧して初期位置に押し戻せるようにした。これにより、プランジャ7を初期位置に戻す際には、従来よりも手間がかからなくなるうえ、プランジャ7に均一に力が加わってプランジャ7がスムーズに移動するようになるので、軸受取付け・取外し作業の作業性を向上させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、テーパ穴軸受の軸への取り付けや取り外しの際に用いられる軸受用油圧ナットに関する。
内輪の内周面がテーパ状に形成された転がり軸受(テーパ穴軸受)を軸に取り付けたり軸から取り外したりするときには、軸受用油圧ナットを用いることが多い。このような軸受用油圧ナットとして、例えば図6に示すものが提案されている(特許文献1参照)。
図6は、軸受用油圧ナット51を取外しスリーブ52、ロックナット53とともにテーパ穴軸受54および軸55にセットして、軸受54を軸55に取り付ける作業の途中の状態を示している。この軸受用油圧ナット51は、一端面に断面コの字形の環状凹部56aが形成されたナット本体56と、ナット本体56の環状凹部56aに軸方向に摺動可能に嵌め込まれた環状のプランジャ57とからなり、ナット本体56が取外しスリーブ52のおねじ部52aにねじ結合するようになっている。
この油圧ナット51を用いた軸受取付け作業は、まず、軸55と軸受54との間に取外しスリーブ52のテーパ部52bを挿入し、この取外しスリーブ52のおねじ部52aに油圧ナット51のナット本体56をねじ結合させる。そして、ロックナット53を軸55の端部に形成されたおねじ部55aにねじ結合させ、油圧ナット51のプランジャ57に当接するまで締め込んでおく(図6の状態)。この状態で、油圧ナット51のナット本体56の給油口56bからナット本体56の凹部56aの底面とプランジャ57との間の空間に圧油を供給することにより、プランジャ57をナット本体56から押し出す。このとき、プランジャ57は軸55に固定されたロックナット53に当接しているので、ナット本体56の方が取外しスリーブ52と一体に軸受54側へ移動し、取外しスリーブ52のテーパ部52bが軸55と軸受54との間に圧入される。最後に、ロックナット53を一旦取り外して油圧ナット51を取り外した後、再びロックナット53を軸55のおねじ部55aにねじ結合させ、取外しスリーブ52の抜け止めとする。
一方、軸受54を軸55から取り外すときには、まず、ロックナット53を取り外し、油圧ナット51を取付け時と逆向きにして(プランジャ57を軸受54に向けて)取外しスリーブ52にねじ結合させ、プランジャ57を軸受54に当接させる。この状態で、取付け時と同様に油圧ナット51内の空間に圧油を供給することにより、プランジャ57を押し出して、ナット本体56と取外しスリーブ52とを一体に軸55端側へ移動させ、軸受54から取外しスリーブ52を分離する。
また、上記のような軸受取付け・取外し作業を行う際には、軸受用油圧ナット51を、プランジャ57が初期位置にある状態で軸受54および軸55に対してセットする(取外しスリーブ52にねじ結合させる)必要がある。ここで、プランジャ57の初期位置とは、プランジャ57の押し出し後の位置との間で必要なプランジャ57移動量を確保できる所定位置のことをいう。
そこで、この軸受用油圧ナット51では、ナット本体56にその凹部56aの底面から軸方向に貫通する孔58を2段に設け、この貫通孔58にナット本体56の外側から挿入した頭部付きのボルト59をプランジャ57にねじ結合させておき、軸受取付け・取外し作業の途中で油圧ナット51から圧油を排出したときに、プランジャ57側への移動が規制されたボルト59を締め込むことにより、プランジャ57を初期位置に引き戻すようにしている。
特開2010−94784号公報
上記特許文献1で提案された軸受用油圧ナットは、プランジャを初期位置に戻すための専用の治具等を別途用意する必要がないという利点がある。しかしながら、通常はプランジャを初期位置に引き戻すためのボルトが複数取り付けられており、プランジャを引き戻す際には、その引き戻し用のボルトを1個ずつ締め込むことになるため、手間がかかるうえ、プランジャに加わる力が偏ってプランジャがナット本体に引っ掛かることがあり、これが軸受の取り付けや取り外しの作業効率を低下させる一因となっている。
そこで、本発明は、軸受用油圧ナットを用いた軸受取付け・取外し作業の作業性を向上させることを課題とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、一端面に断面コの字形の環状凹部が形成された主ナットと、この主ナットの環状凹部に軸方向に摺動可能に嵌め込まれた環状のプランジャとを備え、軸受の軸への取り付けおよび取り外しの際に、前記プランジャが初期位置にある状態で軸受および軸に対してセットされ、前記主ナットの凹部の底面とプランジャとの間の空間に圧油を供給することにより、前記プランジャを主ナットから押し出すようにした軸受用油圧ナットにおいて、
第1の手段として、前記主ナットの外周面におねじ部を形成して、このおねじ部に副ナットをねじ結合させ、前記副ナットに前記プランジャの一部と軸方向で対向する内向きフランジを形成し、前記主ナットとプランジャとの間の圧油が排出されたときに、前記副ナットを締め込むことにより、その内向きフランジで前記主ナットから押し出されたプランジャを押圧して初期位置に押し戻す構成を採用し、
第2の手段として、第1の手段と同様に、前記主ナットの外周面におねじ部を形成して、このおねじ部に副ナットをねじ結合させ、前記副ナットに前記プランジャの一部と軸方向で対向する内向きフランジを形成したうえ、前記内向きフランジを前記プランジャの外周面に摺接させ、前記主ナットとプランジャとの間の圧油が排出されたときに、前記主ナットと副ナットとプランジャとで囲まれる空間に圧油を供給することにより、その圧油で前記主ナットから押し出されたプランジャを押圧して初期位置に押し戻す構成を採用したのである。
上記の第1の手段または第2の手段によれば、プランジャを初期位置に戻す際には、副ナットの締め込みまたは圧油の供給という一動作だけを行えばよく、手間がかからないうえ、プランジャに均一に力が加わってプランジャが引っ掛かることなくスムーズに移動するようになるので、軸受取付け・取外し作業の作業性を向上させることができる。
上記の第1の手段においては、前記副ナットの外周に、フックスパナのフック部が掛けられる溝を設けることにより、大型の軸受用油圧ナットについても、大きな締付力が得られるフックスパナを用いてプランジャを初期位置に戻す作業を簡単に行えるようになる。
一方、上記の第2の手段においては、前記主ナットの凹部の底面とプランジャとの間の空間に圧油を供給する油圧ホースと、前記主ナットと副ナットとプランジャとで囲まれる空間に圧油を供給する油圧ホースを、入口が油圧ポンプに接続された切替バルブの2つの出口にそれぞれ接続するようにするとよい。このようにすれば、切替バルブの切替操作だけでプランジャを初期位置に戻すことができ、圧油を供給する油圧ホースを差し替える手間を省くことができる。
また、上記第1および第2の手段において、前記プランジャの外周面に、前記副ナットに対する軸方向相対位置を表す目盛りを設ければ、プランジャを主ナットから押し出す際に、プランジャと副ナットの内向きフランジとの間の軸方向隙間を読み取れるので、プランジャが副ナットに衝突しないようにして各部材の破損や変形を防止することができる。
上述したように、本発明の軸受用油圧ナットは、主ナットにねじ結合する副ナットに内向きフランジを形成し、この内向きフランジを利用して、一動作だけでプランジャを均一な力で押圧して初期位置に戻せるようにしたものであるから、プランジャを戻す際に手間がかからないうえ、プランジャをスムーズに移動させることができ、軸受取付け・取外し作業の作業性を向上させることができる。
第1実施形態の油圧ナットの使用状態の正面断面図 図1の油圧ナットの要部の斜視図 図1のIII−III線に沿った断面図 a、bは、それぞれ図1の油圧ナットの構造および使用方法を説明する正面断面図 第2実施形態の油圧ナットの構造および使用方法の説明図 従来の油圧ナットの使用状態の正面断面図
以下、図1乃至図5に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1は、第1実施形態の軸受用油圧ナット1を取外しスリーブ2、ロックナット3とともに転がり軸受(テーパ穴軸受)4および軸5にセットして、軸受4を軸5に取り付ける作業の途中の状態を示している。
この軸受用油圧ナット1は、図1乃至図4に示すように、一端面に断面コの字形の環状凹部6aが形成され、外周面におねじ部6bが形成された主ナット6と、主ナット6の環状凹部6aに軸方向に摺動可能に嵌め込まれた環状のプランジャ7と、主ナット6のおねじ部6bにねじ結合された副ナット8とで基本的に構成されている。
前記主ナット6は、その凹部6aの底面とプランジャ7との間の空間に圧油を供給するための給油口6cを有し、取外しスリーブ2のおねじ部2aにねじ結合するようになっている。
前記プランジャ7は、主ナット6の環状凹部6aに嵌め込まれる側の大径部7aとロックナット3に当接する側の小径部7bとからなり、その大径部7aの内周面および外周面の環状溝に、主ナット6との間をシールするOリング9が嵌め込まれている。また、その小径部7bの外周面に、副ナット8に対する軸方向相対位置を表す目盛り7cが設けられている(図2参照)。
前記副ナット8は、その内周側のめねじ部8aに隣接する位置に、プランジャ7の小径部7bの外周面に近接し、プランジャ7の外周側の段差面7dと軸方向で対向する内向きフランジ8bが形成されている。また、その外周には等間隔で複数の溝8cが設けられ、後述するように副ナット8を締め込む際に、これらの溝8cの一つに図示省略したフックスパナのフック部が掛けられるようになっている(図3参照)。
この油圧ナット1を用いた軸受取付け作業は、まず、前述した従来の作業と同じく、軸5と軸受4との間に取外しスリーブ2のテーパ部2bを挿入し、この取外しスリーブ2のおねじ部2aに油圧ナット1の主ナット6をねじ結合させる。このとき、油圧ナット1は、プランジャ7が初期位置にあり、副ナット8の内向きフランジ8bをプランジャ7の段差面7dとの間に十分なプランジャ7押し出ししろが確保される位置まで後退させた状態としておく。そして、ロックナット3を軸5の端部に形成されたおねじ部5aにねじ結合させて、油圧ナット1のプランジャ7に当接するまで締め込む(図1の状態)。
上記図1の状態で、油圧ポンプに接続された油圧ホース(図示省略)を主ナット6の給油口6cにつなぎ込み、主ナット6の凹部6aの底面とプランジャ7との間の空間に圧油を供給して、プランジャ7を主ナット6から押し出す。このとき、図4(a)に示すように、プランジャ7は軸5に固定されたロックナット3に軸方向の移動を規制されているので、主ナット6の方が取外しスリーブ2と一体に軸受4側へ移動し、取外しスリーブ2のテーパ部2bが軸5と軸受4との間に圧入される。この圧入作業を行う際には、プランジャ7の外周面の目盛り7cに対する副ナット8の内向きフランジ8bの位置から、プランジャ7の段差面7dと副ナット8の内向きフランジ8bとの間の軸方向隙間を読み取り、その軸方向隙間に基づいて圧油の供給を調整することにより、プランジャ7が副ナット8に衝突しないようにする。
上記の圧入作業の後、図4(b)に示すように、主ナット6とプランジャ7との間の空間から圧油を排出し、副ナット8の外周の溝8cの一つに前記フックスパナのフック部を掛けて副ナット8を締め込むことにより、その内向きフランジ8bで主ナット6から押し出されたプランジャ7の段差面7dを押圧して、プランジャ7を初期位置に押し戻す。
そして、図4(b)の状態から副ナット8を緩めて、その内向きフランジ8bをプランジャ7の段差面7dから離すことにより、次回使用時にプランジャ7を押し出せるようにしておく。最後に、ロックナット3を一旦取り外して油圧ナット1を取り外した後、再びロックナット3を軸5のおねじ部5aにねじ結合させ、取外しスリーブ2の抜け止めとする。
また、軸受4を軸5から取り外すときも、前述した従来の作業と同じく、まず、ロックナット3を取り外し、油圧ナット1を取付け時と逆向きにして(プランジャ7を軸受4に向けて)取外しスリーブ2にねじ結合させ、プランジャ7を軸受4に当接させる。この状態で、取付け時と同様に油圧ナット1内の空間に圧油を供給することにより、プランジャ7を押し出して、主ナット6と取外しスリーブ2とを一体に軸5端側へ移動させ、軸受4から取外しスリーブ2を分離する。その後、取付け作業の場合と同様に、副ナット8を締め込んでプランジャ7を初期位置に押し戻したうえ、副ナット8を再び緩めておく。
この油圧ナット1は、上記の構成であり、主ナット6にねじ結合した副ナット8を締め込むだけで、プランジャ7を均一な力で押圧して初期位置に戻せるので、従来のものに比べて、プランジャ7を戻す際に手間がかからないうえ、プランジャ7をスムーズに移動させることができ、軸受取付け・取外し作業の作業性を向上させることができる。
図5は第2の実施形態を示す。この実施形態の副ナット10は、その内周側のめねじ部10aに隣接する位置に、プランジャ7の段差面7dと軸方向で対向し、かつプランジャ7の小径部7bの外周面に摺接する内向きフランジ10bが形成され、主ナット6とプランジャ7とで囲む空間に圧油を供給するための給油口10cを有している。そして、副ナット10の内向きフランジ10bの内周の環状溝に、プランジャ7の小径部7bとの間をシールするOリング9が嵌め込まれ、主ナット6の一端面の環状溝に、副ナット10との間をシールするOリング9が嵌め込まれている。
また、主ナット6の給油口6cにつなぎ込まれる油圧ホース11と、副ナット10の給油口10cにつなぎ込まれる油圧ホース12は、入口13aが油圧ポンプ(図示省略)に接続された切替バルブ13の2つの出口13b、13cにそれぞれ接続されており、その切替バルブ13のレバー13dの操作により、圧油の供給先を切り替えられるようになっている。その他の部分の構成は第1実施形態と同じである。
この第2実施形態の油圧ナット1を用いた軸受取付け・取外し作業では、第1実施形態と同様に油圧ナット1をセットした状態で、切替バルブ13のレバー13dを主ナット6側に向け(図5中の実線)、主ナット6側の油圧ホース11から主ナット6の凹部6aの底面とプランジャ7との間の空間に圧油を供給することにより、プランジャ7を主ナット6から押し出す。そして、その後、切替バルブ13のレバー13dを副ナット10側に向け(図5中の二点鎖線)、副ナット10側の油圧ホース12から主ナット6と副ナット10とプランジャ7とで囲まれる空間に圧油を供給することにより、その圧油で主ナット6から押し出されたプランジャ7を押圧して初期位置に押し戻しておく。
すなわち、この第2実施形態では、切替バルブ13のレバー13dの切替操作だけでプランジャ7を初期位置に戻すことができるので、圧油を供給する油圧ホースの差し替えに手間がかかることもなく、軸受取付け・取外し作業において第1実施形態よりも高い作業性が得られる。
1 油圧ナット
2 取外しスリーブ
3 ロックナット
4 軸受
5 軸
6 主ナット
6a 環状凹部
6b おねじ部
6c 給油口
7 プランジャ
7c 目盛り
8 副ナット
8b 内向きフランジ
8c 溝
10 副ナット
10b 内向きフランジ
10c 給油口
11、12 油圧ホース
13 切替バルブ
13a 入口
13b、13c 出口
13d レバー

Claims (6)

  1. 一端面に断面コの字形の環状凹部が形成された主ナットと、この主ナットの環状凹部に軸方向に摺動可能に嵌め込まれた環状のプランジャとを備え、軸受の軸への取り付けおよび取り外しの際に、前記プランジャが初期位置にある状態で軸受および軸に対してセットされ、前記主ナットの凹部の底面とプランジャとの間の空間に圧油を供給することにより、前記プランジャを主ナットから押し出すようにした軸受用油圧ナットにおいて、前記主ナットの外周面におねじ部を形成して、このおねじ部に副ナットをねじ結合させ、前記副ナットに前記プランジャの一部と軸方向で対向する内向きフランジを形成し、前記主ナットとプランジャとの間の圧油が排出されたときに、前記主ナットから押し出されたプランジャを押圧して初期位置に押し戻す手段を設けたことを特徴とする軸受用油圧ナット。
  2. 前記主ナットから押し出されたプランジャを押圧して初期位置に押し戻す手段が、前記副ナットを締め込むことにより、その内向きフランジで前記主ナットから押し出されたプランジャを押圧して初期位置に押し戻すものであることを特徴とする請求項1に記載の軸受用油圧ナット。
  3. 前記副ナットの外周に、フックスパナのフック部が掛けられる溝を設けたことを特徴とする請求項2に記載の軸受用油圧ナット。
  4. 前記主ナットから押し出されたプランジャを押圧して初期位置に押し戻す手段が、前記内向きフランジを前記プランジャの外周面に摺接させ、前記主ナットとプランジャとの間の圧油が排出されたときに、前記主ナットと副ナットとプランジャとで囲まれる空間に圧油を供給することにより、その圧油で前記主ナットから押し出されたプランジャを押圧して初期位置に押し戻すものであることを特徴とする請求項1に記載の軸受用油圧ナット。
  5. 前記主ナットの凹部の底面とプランジャとの間の空間に圧油を供給する油圧ホースと、前記主ナットと副ナットとプランジャとで囲まれる空間に圧油を供給する油圧ホースを、入口が油圧ポンプに接続された切替バルブの2つの出口にそれぞれ接続したことを特徴とする請求項4に記載の軸受用油圧ナット。
  6. 前記プランジャの外周面に、前記副ナットに対する軸方向相対位置を表す目盛りを設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の軸受用油圧ナット。
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