JP2012247009A - 分割軌道輪の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】分割軌道輪の切断面の乱れを抑制し、軌道面の真円度を良好なものとすることができる分割軌道輪の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る分割内輪の製造方法は、内輪11の内径側に略直方体形状の冶具30を挿入する工程と、冶具30の第1軸方向端部36を第1の柱41により支持する工程と、冶具30の第2軸方向端部37を第2の柱42により支持する工程と、冶具30の上縁部34により内輪11の内径面を担持する工程と、内輪11に垂直方向上方から荷重を加えることにより内輪11を円周方向に分割する工程と、を有する。冶具30と第1の柱41との間には板43が挿入されることにより、第1軸方向端部36は第2軸方向端部37よりも垂直方向に高い位置で支持され、内輪11の内径面と上縁部34との間の接触面圧は、冶具30の第1軸方向端部36側において、第2軸方向端部37側よりも高くなっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、分割軌道輪の製造方法に関する。
図1に示されるような鉄鋼用の圧延ロール1は、その軸方向端部2でサポート軸受3により支持されると共に、軸方向内側の小径部4において二つ割り軸受10により支持される。小径部4の軸方向両側には大径部5が位置しているため、二つ割り軸受10を取り付ける際には、内輪を円周方向で少なくとも二つに分割した分割輪のそれぞれを、小径部4の外径側からそれぞれ取り付けた後、分割輪同士をボルト等により結合する必要がある。
このように円周方向に二つに分割された軌道輪を得るため、従来、軌道輪の軸方向一方端部にノッチ部およびスリットを設けると共に、このノッチ部に工具の刃先を押し込んで自然割りすることにより、軌道輪の分割を行っている(例えば、特許文献1参照)。
上記した方法では、軸方向の荷重により軌道輪が分割されるが、軸方向一方側のみから荷重を受けるため、軌道輪が変形し、軌道面の真円度が低下してしまうという問題があった。そこで、図8に示すように、軌道輪111の軸方向両端部に不図示のスリットを設け、柱141、142により長手方向両端部が支持された冶具130を、軌道輪111の内径側に挿入し、スリット上に外径側からブロック148を載せて押圧装置149により上側から圧力を加え、軸方向両側のスリットから亀裂を進展させることにより、軌道輪111を分割することが提案されている。
特許第4042999号
ところで、軌道輪の強度を向上するために軌道輪に浸炭処理が施された場合、表面は硬化されているが、内部は表面と比べて柔らかい状態のままとなる。特にこのような場合には、軸方向両側のスリットから亀裂を進展させて軌道輪を分割したとき、亀裂が進行する方向がそれぞれ定まらないために亀裂が合流点で一致せず、切断面が乱れて段差が生じるおそれがある。段差が生じると、圧延ロール等に軌道輪を組み込むときに内輪軌道面の真円度が悪下するおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、分割軌道輪の切断面の乱れを抑制し、軌道面の真円度を良好なものとすることができる分割軌道輪の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 軌道輪の内径側に略多角柱形状の冶具を挿入する工程と、
前記冶具の軸方向一方端部を第1支持部により支持する工程と、
前記冶具の軸方向他方端部を第2支持部により支持する工程と、
前記冶具の上縁部により前記軌道輪の内径面を担持する工程と、
前記軌道輪に垂直方向上方から荷重を加えることにより前記軌道輪を円周方向に分割する工程と、を有する分割軌道輪の製造方法であって、
前記軸方向一方端部側における前記冶具の上縁部と前記軌道輪の内径面との間の接触面圧は、前記軸方向他方端部側における前記冶具の上縁部と前記軌道輪の内径面との間の接触面圧よりも高いことを特徴とする分割軌道輪の製造方法。
(2) 前記冶具は、前記軸方向一方端部において、前記軸方向他方端部よりも垂直方向に高い位置で支持されることを特徴とする上記(1)記載の分割軌道輪の製造方法。
(3) 前記冶具の上縁部と前記軌道輪の内径面との接触角度が0.5°を超え、且つ1.5°未満であることを特徴とする上記(1)または(2)記載の分割軌道輪の製造方法。
(4) 前記冶具が略直方体形状であり、前記冶具の径方向断面の水平方向寸法が垂直方向寸法よりも大きいことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか記載の分割軌道輪の製造方法。
(5) 前記冶具が機械構造用炭素鋼により形成されることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか記載の分割軌道輪の製造方法。
本発明の分割軌道輪の製造方法によれば、分割軌道輪の切断面の乱れを抑制し、軌道面の真円度を良好なものとすることができる。
鉄鋼用の圧延ロールの一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る分割軌道輪の製造方法を示す概略正面図である。 図2の側面図である。 本発明の一実施形態に係る分割軌道輪の製造方法において、接触角度が0°の場合と0.5°の場合の亀裂の進展方向を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分割軌道輪の製造方法において、接触角度が1.0°の場合と1.5°の場合の亀裂の進展方向を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分割軌道輪の製造方法において、接触角度が1.0°の場合の、内輪の内径面と冶具との接触範囲と、その接触面圧を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分割軌道輪の製造方法において、接触角度が1.5°の場合の、内輪の内径面と冶具との接触範囲と、その接触面圧を示す図である。 従来の分割軌道輪の製造方法を示す概略正面図である。
以下、本発明に係る分割軌道輪の製造方法の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図2、図3に示されるように、本実施形態に係る分割軌道輪の製造方法においては、底面31、頂面32、側面33,33を備える略直方体形状の冶具30が、円筒状の内輪11の内径側に挿入される。冶具30の底面31は、第1軸方向端部36側において板43を介して第1の柱41により、第2軸方向端部37側において第2の柱42により支持される。第1の柱41と第2の柱42の垂直方向寸法は同等であり、冶具30は、第1軸方向端部36側において、板43の垂直方向寸法分だけ第2軸方向端部37側よりも垂直方向に高い位置に配置される。第1の柱41および第2の柱42の高さは、内輪11が冶具30により吊持されるような寸法であれば任意の寸法でよい。
図2、3に示されるように、内輪11は、環状の胴部12と、胴部12の軸方向両側に配置された環状の鍔部13,13と、内輪11の軸方向両端に配置された端部14,14と、を備える。胴部12の外径面は、不図示の転動体の軌道面となる。内輪11を割りやすくするために、端部14には軸方向に延びるスリット17a、17bが設けられている。スリット17a,17bは、軸方向両側で直線上に位置するよう設けられている。また、これらスリット17a,17bが設けられた位置から円周方向に180°回転させた位置においても、スリット17a’,17b’が端部14に設けられている。
内輪11を割る際には、内径側に挿入された冶具30によって、スリット17a,17bが垂直方向上方に位置するように内輪11が吊持される。内輪11は、スリット17aが冶具30の第1軸方向端部36側に、スリット17bが冶具30の第2軸方向端部37側に位置するように配置される。前述したように、冶具30は、第1軸方向端部36側が第2軸方向端部37側よりも高い位置に配置されている。したがって、冶具30の頂面32は水平面に対して傾斜しており、内輪11の内径面を支持する上縁部34、34もまた水平面に対して傾斜し、第1軸方向端部36側が第2軸方向端部37側よりも高くなっている。この状態で、内輪11の鍔部13、13の上に、スリット17a、17bに隣接させて直方体のブロック48を置き、押圧装置49によりブロック48の垂直方向上方から内輪11に荷重を加える。これにより、ブロック48の下面47を介して内輪11の軸方向両側に、垂直方向上方から荷重が加えられる。荷重が加えられると、ブロック48の下面47と内輪11は押圧装置49の下面50にならうため、冶具30の上縁部34は、内輪11の内径面に対して斜めに接触することとなり、冶具30の上縁部34と内輪11の内径面との間の接触面圧は、スリット17a側において大きく、スリット17b側において小さくなっている。
この状態で、内輪11の鍔部13、13の上に、スリット17a、17bに隣接させて直方体のブロック48を置き、押圧装置49によりブロック48の垂直方向上方から内輪11に荷重を加える。これにより、ブロック48の下面47を介して内輪11の軸方向両側に、垂直方向上方から荷重が加えられるが、スリット17a側において加えられる荷重の方がスリット17b側において加えられる荷重よりも大きくなるため、スリット17aからのみ亀裂を進展させることが可能となる。
ここで、冶具30の上縁部34と内輪11の内径面が接触する角度(接触角度)は、0.5°を超え、且つ1.5°未満であると好ましい。この接触角度が1.5°以上と大きくなりすぎると、スリット17a側のみに極端に大きな荷重がかかるため、内輪11の内径面や外径面に高い応力が発生して破損するおそれがあり、また内輪11の内径面に傷がつくおそれがある。一方、接触角度が0.5°以下と小さすぎると、スリット17a、17bの両方から亀裂が進展するため、切断面で段差が生じ、真円度が悪化してしまうおそれがある。接触角度は1°程度であると更に好ましい。接触角度が1°程度である場合には、スリット17a、17bの両側に荷重が加えられると共に、スリット17a側のみから亀裂を進展させることができるので、切断面に段差を生じさせることなく、内輪11の変形を抑止して、内輪11の軌道面の真円度を良好なものとすることができる。
スリット17aからスリット17bまで内輪11が割れた後には、内輪11を円周方向に180°回転させて押圧装置49によりスリット17a’、17b’側から再度荷重を加えることによって、内輪11を二分割することができる。
本実施形態において、冶具30は略直方体形状に形成されており、第1の柱41や板43により第1軸方向端部36を、第2の柱42により第2軸方向端部37により支持すると共に、上縁部34で内輪11を吊持するのみであるので、第1の柱41や板43、第2の柱42の寸法を変更等することによって、様々な寸法の内輪11に適用することが可能である。
ここで、内輪11の内径面と冶具30との接点(上縁部34)と、内輪11が荷重される部分(鍔部13)との間の水平距離が長いほどモーメントが大きくなるため、より小さい荷重により内輪11を割ることができるようになる。このため、冶具30の径方向断面形状は横長の長方形形状であると好ましく、垂直方向寸法が小さくなりすぎることにより冶具30に大きな応力が発生しない範囲内で、垂直方向寸法に対する水平方向寸法ができるだけ大きいことが好ましい。
また、内輪11を割る際に、冶具30の上縁部34と内輪11の内径面との間の接触圧力が過大になると、冶具30の上縁部34により、内輪11の内径面に傷をつけてしまうおそれがある。そこで、本実施形態においては、冶具30の上縁部34、34に、軸方向にわたって延びる円弧部35,35が形成されている。種々のサイズの内輪11に適用可能とするために、円弧部35,35の曲率半径は、冶具30によって分割される内輪11のうち、最も小さい内輪の内径よりも僅かに小さく設定される。円弧部35,35の曲率半径は一定である必要はなく、冶具30の頂面32との境界をなだらかに接続するように形成されていてもよい。これにより、押圧装置49により内輪11に荷重がかけられたときに、内輪11の内径面と接触する面積を大きくして、内輪11の内径面にかかる力を緩和することができる。また、円弧部は、冶具30の軸方向にわたって形成される必要はなく、内輪11の内径面と接触する範囲のみに形成されてもよい。
本実施形態において、冶具30は、機械構造用炭素鋼により形成される。押圧装置49により加えられる荷重が大きくなり、上縁部34と内輪11の内径面との間の接触圧力が大きくなった場合には、内輪11の内径面に傷がつくおそれがあるため、内輪11の内径面と当たる冶具30の頂面32および上縁部34側は、内輪11の内径面よりも先に変形するような硬さに形成されることが好ましい。これにより、冶具30が内輪11の内径面よりも先に変形するので、内輪11の内径面に傷がつくことや、内輪11が変形して内径面の真円度が悪化することを防止することができる。
また、内輪11を割るために荷重を加えると、この荷重によって冶具30が下向きに変形し、冶具30の底面31側に高い応力が発生して破損するおそれがある。そこで、冶具30の底面31側のみに熱処理(焼入れ)を施して底面31を硬化し、強度を向上するとさらに好ましい。
このように、本実施形態の分割軌道輪の製造方法によれば、スリット17a、17bの両側に荷重が加えられることにより、内輪11の変形を防止することができ、軌道面の真円度を良好なものとすることができる。また、スリット17a側のみから亀裂を進展させることができるので、切断面に段差を生じさせることなく、内輪11の変形を抑止して軌道面の真円度を良好なものとすることができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、変更、改良等が適宜可能である。前述した実施形態では、内輪11を分割する場合を例に挙げて説明したが、外輪を分割する場合であっても、本発明を適用することができる。また、前述した実施形態では、略直方体形状の冶具を例に挙げて説明したが、冶具は略水平な頂面を有する任意の多角柱形状であってよい。また、前述した実施形態では、軌道輪を二分割する場合を例に挙げて説明したが、軌道輪を三以上に分割してもよい。
また、前述した実施形態では、第1の柱41と冶具30との間に板43を挿入することによって、冶具30の上縁部34が内輪11の内径面に対して斜めに接触させているが、板43を挿入せずに、第1の柱41の垂直方向寸法を第2の柱42と異なるものとすることにより、冶具30の上縁部34を内輪11の内径面に対して斜めに接触させてもよい。
また、板43を用いずに、第1の柱41と第2の柱42の垂直方向寸法を同じにし、第1軸方向端部における垂直方向寸法が、第2軸方向端部における垂直方向寸法よりも大きい冶具を用いて、軌道輪を分割してもよい。このような場合でも、冶具の頂面は、第1軸方向端部において高く、第2軸方向端部において低い傾斜した形状となるので、冶具の上縁部を軌道輪の内径面に対して斜めに接触させることができる。
ここで、上記した実施形態に係る分割軌道輪の製造方法について、板43の垂直方向寸法を変更することにより内輪11の内径面と冶具30の上縁部34との間の接触角度を0°、0.5°、1.0°、1.5°の4通りに変化させた場合の亀裂の進展方向等を、有限要素法(FEM)により予測した。いずれの例においても、内輪11の寸法は内径110mm、軸方向幅150mmである。
図4は、接触角度が0°の場合および0.5°の場合の、亀裂の進展方向を示す。図4から、接触角度が0°や0.5°である場合には、亀裂がスリット17a、17bの両側から進展することがわかる。このような場合には、亀裂が合流点で一致せず、切断面が乱れて段差が生じるおそれがあり、軌道面の真円度が悪下するおそれがある。
図5は、接触角度が1.0°の場合および1.5°の場合の、亀裂の進展方向を示す。図5から、接触角度が1.0°や1.5°である場合には、亀裂がスリット17a側のみから進展することがわかる。
さらに、図6は、接触角度が1°の場合の、内輪11の内径面と冶具30の上縁部34との間の接触面圧および接触範囲を示し、図7は、接触角度が1.5°の場合の、内輪11の内径面と冶具30の上縁部34との間の接触面圧および接触範囲を示す。図6から、接触角度が1.0°の場合には、内輪11の内径面と冶具30の上縁部34が、スリット17aからスリット17bまで軸方向にわたって接触することがわかる。したがって、接触角度が1.0°の場合には、切断面に段差を生じさせることなく、内輪11の変形を抑止して軌道面の真円度を良好なものとすることができる。
これに対し、図7から、接触角度が1.5°の場合には、内輪11の内径面と冶具30の上縁部34が、スリット17aから、軸方向の半分程度にわたってしか接触しないことがわかる。このような場合には、内輪11の外径側から荷重を加えたときに内輪11が不安定となり、内輪11および冶具30に大きな応力が発生し、破損するおそれがある。また、荷重がスリット17a側のみから加えられることにより、内輪11が変形し、軌道面の真円度が悪化するおそれがある。したがって、内輪11の内径面と冶具30の上縁部34との間の接触角度が1.0°程度となるように、板43または第1の柱41の垂直方向寸法を設定することが好ましいことがわかる。
本発明は、鉄鋼用圧延ロール等を支持する二つ割り軸受の製造分野などにおいて好適に利用可能である。
10 二つ割り軸受
11 内輪
30 冶具
34 上縁部
41 第1の柱
42 第2の柱
43 板

Claims (5)

  1. 軌道輪の内径側に略多角柱形状の冶具を挿入する工程と、
    前記冶具の軸方向一方端部を第1支持部により支持する工程と、
    前記冶具の軸方向他方端部を第2支持部により支持する工程と、
    前記冶具の上縁部により前記軌道輪の内径面を担持する工程と、
    前記軌道輪に垂直方向上方から荷重を加えることにより前記軌道輪を円周方向に分割する工程と、を有する分割軌道輪の製造方法であって、
    前記軸方向一方端部側における前記冶具の上縁部と前記軌道輪の内径面との間の接触面圧は、前記軸方向他方端部側における前記冶具の上縁部と前記軌道輪の内径面との間の接触面圧よりも高いことを特徴とする分割軌道輪の製造方法。
  2. 前記冶具は、前記軸方向一方端部において、前記軸方向他方端部よりも垂直方向に高い位置で支持されることを特徴とする請求項1記載の分割軌道輪の製造方法。
  3. 前記冶具の上縁部と前記軌道輪の内径面との接触角度が0.5°を超え、且つ1.5°未満であることを特徴とする請求項1または2記載の分割軌道輪の製造方法。
  4. 前記冶具が略直方体形状であり、前記冶具の径方向断面の水平方向寸法が垂直方向寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の分割軌道輪の製造方法。
  5. 前記冶具が機械構造用炭素鋼により形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の分割軌道輪の製造方法。
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