JP2020122200A - 機械部品 - Google Patents

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Yusuke Imazu
佑輔 今津
利幸 井関
Toshiyuki Iseki
利幸 井関
崇明 佐々木
Takaaki Sasaki
崇明 佐々木
雅巳 水谷
Masami Mizutani
雅巳 水谷
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Abstract

【課題】表面において開口する穴を有し、当該表面を含み、穴の外縁を取り囲むように焼入硬化領域が形成される鋼または鋳鉄からなる機械部品において、穴の寸法精度の低下を抑制する。【解決手段】第1の表面11において開口する円形の穴19を有し、鋼または鋳鉄からなる機械部品1は、第1の表面11を含み、第1の表面11に垂直な方向に平面的に見て、穴19を取り囲む第1の円29に沿って互いに離れて並ぶ複数の第1焼入硬化領域21と、第1焼入硬化領域21以外の領域であるベース領域22と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、機械部品に関するものである。
作業機械のアクスル装置には、遊星歯車機構が含まれる。遊星歯車機構のキャリアには、遊星歯車を支持するピンを挿入するための穴が形成される(たとえば、特許文献1参照)。
特開2015−77830号公報
上記キャリアの穴の外縁を取り囲むキャリアの表面であって遊星歯車に面する領域には、耐摩耗性が求められる。この領域の耐摩耗性を向上させるため、当該領域に環状の焼入硬化領域を形成する方策が考えられる。このように、表面において開口する穴を有し、鋼または鋳鉄からなる機械部品において、当該表面を含み、上記穴の外縁を取り囲む環状の焼入硬化領域が形成される場合がある。
しかしながら、上記のように環状の焼入硬化領域を形成すると、穴の寸法精度が低下する。そこで、表面において開口する穴を有し、当該表面を含み、穴の外縁を取り囲むように焼入硬化領域が形成される鋼または鋳鉄からなる機械部品において、穴の寸法精度の低下を抑制することを本発明の目的の1つとする。
本発明に従った機械部品は、第1の表面において開口する円形の穴を有し、鋼または鋳鉄からなる機械部品である。この機械部品は、第1の表面を含み、第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、上記穴を取り囲む第1の円に沿って互いに離れて並ぶ複数の第1焼入硬化領域と、第1焼入硬化領域以外の領域であるベース領域と、を備える。
上記機械部品によれば、穴の寸法精度の低下を抑制することができる。
実施の形態1における機械部品の構造を示す概略斜視図である。 実施の形態1における機械部品の構造を示す概略平面図である。 第1焼入硬化領域の配置を示す概略平面図である。 実施の形態1における機械部品の構造を示す概略断面図である。 実施の形態1における機械部品の製造方法の概略を示すフローチャートである。 実施の形態2における機械部品の構造を示す概略斜視図である。 実施の形態3における機械部品の構造を示す概略平面図である。 実施の形態3における第1焼入硬化領域および第2焼入硬化領域の配置を示す概略平面図である。 実施の形態4における機械部品の構造を示す概略平面図である。 実施の形態5における機械部品の構造を示す概略平面図である。 遊星歯車機構のキャリアの構造を示す概略断面図である。
[実施形態の概要]
本願の機械部品は、第1の表面において開口する円形の穴(第1の表面において開口し、第1の表面に垂直な方向に平面的に見て円形の穴)を有し、鋼または鋳鉄からなる機械部品である。この機械部品は、第1の表面を含み、第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、上記穴を取り囲む第1の円に沿って互いに離れて並ぶ複数の第1焼入硬化領域と、第1焼入硬化領域以外の領域であるベース領域と、を備える。
焼入硬化領域を形成すると、材料の相変態に起因して当該領域は膨張する。上述のように、穴の外縁を取り囲むように環状の焼入硬化領域を形成すると、上記体積の増加に起因した穴の径の減少により、穴の寸法精度が低下する。
これに対し、本願の機械部品においては、複数の第1焼入硬化領域が上記穴を取り囲む第1の円に沿って互いに離れて並ぶ。このように、複数の第1焼入硬化領域を第1の円に沿って互いに離れて配置することにより、上記体積の増加に起因した径の減少が抑制される。これは、第1の円の周方向において隣り合う第1焼入硬化領域同士の間に、焼入硬化されない領域が存在するためであると考えられる。その結果、本願の機械部品によれば、穴の寸法精度の低下を抑制することができる。
上記機械部品において、第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、上記複数の第1焼入硬化領域は、上記穴の外縁から離れて配置されていてもよい。このようにすることにより、穴の寸法精度の低下を一層抑制することができる。
上記機械部品において、第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、複数の第1焼入硬化領域は、第1の円の周方向において互いに等間隔に配置されていてもよい。このように、第1焼入硬化領域を周方向に均等に配置することにより、穴の寸法精度の低下を一層抑制することができる。
上記機械部品において、第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、第1焼入硬化領域のそれぞれの外形は円形であってもよい。このように、第1焼入硬化領域の平面形状を対称性の高い形状とすることにより、穴の寸法精度の低下を一層抑制することができる。
上記機械部品において、第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、隣り合う第1焼入硬化領域同士は、第1焼入硬化領域の直径の80%以上離れて配置されていてもよい。第1焼入硬化領域とベース領域との境界を含む領域には、焼入による相変態に起因した残留応力が存在する。隣り合う第1焼入硬化領域の残留応力が存在する領域同士が重なると、穴の寸法精度が低下する。隣り合う第1焼入硬化領域同士を第1焼入硬化領域の直径の80%以上離れて配置することにより、隣り合う第1焼入硬化領域の残留応力が存在する領域同士が重なることが抑制され、穴の寸法精度の低下を一層抑制することができる。
上記機械部品は、第1の表面を含み、第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、第1の円と中心が一致し、第1の円よりも直径の大きい第2の円に沿って互いに離れて並ぶ複数の第2焼入硬化領域をさらに備えていてもよい。このように、焼入硬化領域を複数列並べて配置することにより、第1の表面の耐摩耗性を向上させることが容易となる。
上記機械部品において、第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、上記複数の第2焼入硬化領域は、上記穴の外縁から離れて配置されていてもよい。このようにすることにより、穴の寸法精度の低下を一層抑制することができる。
上記機械部品において、第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、複数の第2焼入硬化領域は、第2の円の周方向において互いに等間隔に配置されていてもよい。このように、第2焼入硬化領域を周方向に均等することにより、穴の寸法精度の低下を一層抑制することができる。
上記機械部品において、第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、第2焼入硬化領域のそれぞれの外形は円形であってもよい。このように、第2焼入硬化領域の平面形状を対称性の高い形状とすることにより、穴の寸法精度の低下を一層抑制することができる。
上記機械部品において、第2焼入硬化領域と第1焼入硬化領域とは互いに離れて配置されていてもよい。このようにすることにより、穴の寸法精度の低下を一層抑制することができる。
上記機械部品において、第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、第1焼入硬化領域および第2焼入硬化領域の外形は円形であってもよい。隣り合う第1焼入硬化領域と第2焼入硬化領域とは、第1焼入硬化領域および第2焼入硬化領域の直径の80%以上離れて配置されていてもよい。このようにすることにより、隣り合う第1焼入硬化領域の残留応力が存在する領域と第2焼入硬化領域の残留応力が存在する領域とが重なることが抑制され、穴の寸法精度の低下を一層抑制することができる。
なお、隣り合う第1焼入硬化領域と第2焼入硬化領域とが、第1焼入硬化領域および第2焼入硬化領域の直径の80%以上離れて配置される状態とは、隣り合う第1焼入硬化領域と第2焼入硬化領域とが、第1焼入硬化領域の直径の80%以上離れており、かつ第2焼入硬化領域の直径の80%以上離れている状態を意味する。すなわち、第1焼入硬化領域の直径と第2焼入硬化領域の直径とが異なる場合、大きいほうの直径の80%以上離れて隣り合う第1焼入硬化領域と第2焼入硬化領域とが配置されていてもよい。
上記機械部品において、第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、隣り合う第1焼入硬化領域の重心と第2焼入硬化領域の重心とは、上記第1の円の中心から径方向に見て重ならなくてもよい。このようにすることにより、第1の表面の耐摩耗性を向上させることが容易となる。
上記機械部品は遊星歯車機構のキャリアであってもよい。上記穴は、キャリアに設置される遊星歯車を支持するピンが挿入される穴であってもよい。第1の表面は、遊星歯車に面する表面であってもよい。本願の機械部品は、遊星歯車機構のキャリアとして好適である。
[実施形態の具体例]
次に、本発明の機械部品の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
まず、図1〜図4を参照して、実施の形態1における機械部品について説明する。図1は、機械部品の構造を示す概略斜視図である。図2は、第1端面側から見た機械部品の構造を示す概略平面図である。図3は、第1焼入硬化領域の配置を示す概略平面図である。図4は、図1の線分A−Aに沿う概略断面図である。
図1および図2を参照して、本実施の形態における機械部品1は、中心軸を含むように中心軸方向に貫通する穴19が形成された中空円筒状の形状を有する。機械部品1は、鋼または鋳鉄からなる。機械部品1は、第1の表面としての一方の端面である第1端面11と、他方の端面である第2端面12と、外周面13と、内周面14とを含む。図2を参照して、第1端面11に垂直な方向から見て、穴19は円形である。第1端面11に垂直な方向から見て、外周面13および内周面14は円形である。第1端面11に垂直な方向から見て、穴19、外周面13および内周面14の中心は一致する。第1端面11および第2端面12は円環状の形状を有する。
穴19は、第1の表面としての第1端面11において開口する。機械部品1は、第1端面11を含み、第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、穴19を取り囲む第1の円29に沿って互いに離れて並ぶ複数の第1焼入硬化領域21と、第1焼入硬化領域21以外の領域であるベース領域22とを備えている。第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、隣り合う一対の第1焼入硬化領域21の間には、ベース領域22が存在する。図2および図3を参照して、第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、本実施の形態の第1焼入硬化領域21のそれぞれの外形は中心Oを有する円形である。図2を参照して、第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、穴19の中心Oと第1の円29の中心とは一致している。
図1および図4を参照して、第1焼入硬化領域21の第1端面11に平行な断面の断面積は、第1端面11に垂直な方向において第1端面11から離れるにしたがって小さくなっている。図4を参照して、第1焼入硬化領域21は、第1端面11からの最大距離(最大深さ)dを有する。第1焼入硬化領域21の深さは、外周面13から離れるにしたがって大きくなって最大値(深さd)となった後、内周面14に近づくにしたがって小さくなっている。第1焼入硬化領域21は第2端面12に向けて凸形状を有している。本実施の形態において、全ての第1焼入硬化領域21の形状は同一である。深さdは、耐摩耗性を十分に確保する観点から、たとえば0.1mm以上である。深さdは、たとえば1.5mm以下である。
第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、第1焼入硬化領域21は、穴19の外縁(内周面14)から離れて配置されている。第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、第1焼入硬化領域21は、外周面13から離れて配置されている。すなわち、第1焼入硬化領域21は、内周面14に露出しない。第1焼入硬化領域21は、外周面13に露出しない。
第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、複数の第1焼入硬化領域21は、第1の円29の周方向(穴19の外縁の周方向である矢印βに沿う方向)において互いに等間隔に配置されている。図3を参照して、第1端面11に垂直な方向に平面的に見て(第1端面11において)、隣り合う第1焼入硬化領域21同士は、いずれも距離dだけ離れている。距離dは、第1焼入硬化領域21の直径の80%以上である。
本実施の形態の機械部品1においては、複数の第1焼入硬化領域21が穴19を取り囲む第1の円29に沿って互いに離れて並んでいる。このように、複数の第1焼入硬化領域21を第1の円29に沿って互いに離れて配置することにより、焼入れによる相変態に起因した体積の増加に伴う穴19の径の減少が抑制される。その結果、本実施の形態の機械部品は、穴19の寸法精度の低下が抑制された機械部品となっている。
次に、本実施の形態の機械部品1の製造方法の一例について説明する。図5は、機械部品1の製造方法の概略を示すフローチャートである。図5を参照して、本実施の形態の機械部品1の製造方法においては、まず工程(S10)として鋳造工程が実施される。この工程(S10)では、たとえば適切な成分組成を有する溶融状態の鋳鉄が、所望の形状の機械部品1に対応するキャビティを有する型に流し込まれ、凝固する。溶融状態の鋳鉄に代えて、溶融状態の鋼、たとえば溶融状態の機械構造用炭素鋼、機械構造用合金鋼が型に流し込まれてもよい。そして、凝固して得られた機械部品1を型から取り出す。
次に、工程(S20)として機械加工工程が実施される。この工程(S20)では、工程(S10)において得られた機械部品1に対して、機械加工が実施される。具体的には、機械部品1に対して、切削、旋削などの機械加工が実施され、完成状態の形状を有する機械部品1が得られる。
次に、工程(S30)としてレーザ焼入工程が実施される。この工程(S30)では、工程(S20)において得られた完成状態の形状を有する機械部品1に対して、レーザ焼入が実施される。レーザ焼入に使用されるレーザとしては、たとえば炭酸ガスレーザ、YAGレーザ、半導体レーザ、ファイバーレーザなどを採用することができる。具体的には、図1および図2を参照して、工程(S20)において得られた第1焼入硬化領域21形成前の機械部品1の第1端面11に対してレーザを照射する。照射されるレーザは、第1端面11上において、所望の第1焼入硬化領域21の形状に対応するスポット形状を有する。第1焼入硬化領域21は、レーザの照射により機械部品を構成する鋼または鋳鉄がA変態点以上の温度に加熱された後、レーザの照射領域が移動することにより急冷されて形成される。このようにして第1焼入硬化領域21が周方向に順次形成される。その結果、第1の円29に沿って互いに離れて並ぶ複数の第1焼入硬化領域21が、穴19を取り囲むように形成される。
その後、必要に応じて防錆処理、塗装等のプロセスを経て、機械部品1が完成する。工程(S30)の後には、穴19の寸法精度を向上させる加工、たとえば旋削、研削などの仕上げ加工や、サイジング処理は実施されない。以上の手順により、本実施の形態の機械部品1を製造することができる。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2における機械部品の構造を示す概略斜視図である。図6は、実施の形態1における図1に対応する。図6を参照して、実施の形態2における機械部品1は、基本的には実施の形態1の機械部品1と同様の構造を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態2における機械部品1は、穴19の形状において実施の形態1の場合とは異なっている。
図6を参照して、本実施の形態における機械部品1の穴19は、貫通穴ではなく、底を有する穴である。機械部品1は穴19を規定する底面を有している。本実施の形態の機械部品1においても、複数の第1焼入硬化領域21が穴19を取り囲む第1の円29に沿って互いに離れて並んでいる。これにより、焼入れによる相変態に起因した体積の増加に伴う穴19の径の減少が抑制される。その結果、本実施の形態の機械部品は、穴19の寸法精度の低下が抑制された機械部品となっている。
(実施の形態3)
図7は、実施の形態3における機械部品の構造を示す概略平面図である。図7は、実施の形態1における図2に対応する。図8は、実施の形態3における第1焼入硬化領域および第2焼入硬化領域の配置を示す概略平面図である。図8は、実施の形態1における図3に対応する。図7および図8を参照して、実施の形態3における機械部品1は、基本的には実施の形態1の機械部品1と同様の構造を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態3における機械部品1は、第2焼入硬化領域23が形成される点において実施の形態1の場合とは異なっている。
図7および図8を参照して、実施の形態3における機械部品1は、第1端面11を含み、第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、第1の円29と中心が一致し、第1の円29よりも直径の大きい第2の円28に沿って互いに離れて並ぶ複数の第2焼入硬化領域23を備えている。第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、隣り合う一対の第2焼入硬化領域23の間には、ベース領域22が存在する。第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、本実施の形態の第2焼入硬化領域23のそれぞれの外形は中心Oを有する円形である。図7を参照して、第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、穴19の中心Oと第1の円29の中心とは一致している。
本実施の形態において、第2焼入硬化領域23の形状および大きさは、上記実施の形態1において説明した第1焼入硬化領域21と同一である。第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、第2焼入硬化領域23のそれぞれの外形は円形である。第2焼入硬化領域23と第1焼入硬化領域21とは互いに離れて配置されている。
第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、第2焼入硬化領域23は、穴19の外縁(内周面14)から離れて配置されている。第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、第2焼入硬化領域23は、外周面13から離れて配置されている。すなわち、第2焼入硬化領域23は、内周面14に露出しない。第2焼入硬化領域23は、外周面13に露出しない。周方向(矢印βに沿う方向)において、第1焼入硬化領域21と第2焼入硬化領域23とは交互に配置されている。
第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、複数の第2焼入硬化領域23は、第2の円28の周方向(穴19の外縁の周方向である矢印βに沿う方向)において互いに等間隔に配置されている。図8を参照して、第1端面11に垂直な方向に平面的に見て(第1端面11において)、隣り合う第1焼入硬化領域21と第2焼入硬化領域23とは、距離dだけ離れている。距離dは、第1焼入硬化領域21および第2焼入硬化領域23の直径の80%以上である。
図7を参照して、第1端面11に垂直な方向に平面的に見て、隣り合う第1焼入硬化領域21の重心(中心O)と第2焼入硬化領域の重心(中心O)とは、第1の円29の中心から径方向(直線αに沿う方向)に見て重ならない。より具体的には、隣り合う第1焼入硬化領域21の中心Oと第2焼入硬化領域の中心Oとに対応する中心角θ(第1焼入硬化領域21の中心Oおよび穴19の中心Oを通る直線と、第2焼入硬化領域23の中心Oおよび穴19の中心Oを通る直線とのなす角)は、たとえば15°±30′、好ましくは15°±15′である。隣り合う第1焼入硬化領域21の中心Oに対応する中心角θは、たとえば30°±30′である。隣り合う第2焼入硬化領域23の中心Oに対応する中心角θは、たとえば30°±30′である。
実施の形態3の機械部品1においては、焼入硬化領域(第1焼入硬化領域21および第2焼入硬化領域23)が複数列並べて配置されている。そのため、第1端面11の耐摩耗性を向上させることが容易となっている。なお、第2焼入硬化領域23は、第1焼入硬化領域21と同様の手法により形成することができる。
(実施の形態4)
図9は、実施の形態4における機械部品の構造を示す概略平面図である。図9は、実施の形態3における図7に対応する。図9および図7を参照して、実施の形態4における機械部品1は、基本的には実施の形態3の機械部品1と同様の構造を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態4における機械部品1は、第3焼入硬化領域25を備える点において実施の形態3の場合とは異なっている。
図9を参照して、実施の形態4の機械部品1は、第1の円29に沿う方向において、隣り合う第1焼入硬化領域21の間に第3焼入硬化領域25をさらに備えている。複数の第3焼入硬化領域25が、第1の円29に重なるように等間隔で配置されている。実施の形態4の機械部品1は、第2の円28に沿う方向において、隣り合う第2焼入硬化領域23の間に第3焼入硬化領域25をさらに備えている。複数の第3焼入硬化領域25が、第2の円28に重なるように等間隔で配置されている。第3焼入硬化領域25は、たとえば第1焼入硬化領域21を相似縮小した形状を有する。第1端面11に垂直な方向に平面的に見て(第1端面11において)、第3焼入硬化領域25の外形は円形である。
第3焼入硬化領域25は、第1焼入硬化領域21および第2焼入硬化領域23のいずれとも重ならないように配置されている。第1の円29に沿う方向において、穴19の中心Oと第1焼入硬化領域21の中心Oとを通る直線に重なるように、第3焼入硬化領域25が配置されている。第2の円28に沿う方向において、穴19の中心Oと第2焼入硬化領域23の中心Oとを通る直線に重なるように、第3焼入硬化領域25が配置されている。第1の円29に沿って、第1焼入硬化領域21と第3焼入硬化領域25とが交互に配置されている。第2の円28に沿って、第2焼入硬化領域23と第3焼入硬化領域25とが交互に配置されている。
本実施の形態の機械部品1は、上述のように第3焼入硬化領域25をさらに備えている。これにより、第1端面11に占める焼入硬化領域(第1焼入硬化領域21、第2焼入硬化領域23および第3焼入硬化領域25)の割合を大きくすることができる。その結果、本実施の形態の機械部品1は、第1端面11の耐摩耗性を向上させることが容易な機械部品となっている。
(実施の形態5)
図10は、実施の形態5における機械部品の構造を示す概略平面図である。図10は、実施の形態3における図7に対応する。図10および図7を参照して、実施の形態5における機械部品1は、基本的には実施の形態3の機械部品1と同様の構造を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態5における機械部品1は、第1焼入硬化領域21の形状において実施の形態3の場合とは異なっている。
図10を参照して、本実施の形態の第1焼入硬化領域21および第2焼入硬化領域23は、第1端面11に垂直な方向に平面的に見て(第1端面11において)、正方形形状を有している。穴19の中心Oと第1焼入硬化領域21の重心Oとを通る直線は、正方形形状を有する第1焼入硬化領域21の向かい合う一対の頂点を通る。穴19の中心Oと第2焼入硬化領域23の重心Oとを通る直線は、正方形形状を有する第2焼入硬化領域23の向かい合う一対の頂点を通る。
このように、第1端面11における第1焼入硬化領域21および第2焼入硬化領域23の形状として円形以外の形状を採用した場合でも、上記実施の形態1〜4と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施の形態1〜5における第1焼入硬化領域21、第2焼入硬化領域23および第3焼入硬化領域25の配置および形状は適宜組み合わせて実施することができる。また、第1端面11における焼入硬化領域の外形形状として円形および正方形を例示したが、焼入硬化領域の形状はこれに限られず、任意の形状を採用することができる。ただし、穴19の寸法精度の向上を容易にする観点から、焼入硬化領域の形状は対称性の高い形状、たとえば円形または正多角形であることが好ましい。また、第1端面11の耐摩耗性を向上させる観点から、第1端面11に占める焼入硬化領域(第1焼入硬化領域21、第2焼入硬化領域23および第3焼入硬化領域25)の割合は、3%以上であることが好ましい。第1端面11に占める焼入硬化領域(第1焼入硬化領域21、第2焼入硬化領域23および第3焼入硬化領域25)の割合は、8%以上であることがより好ましい。
また、上記実施の形態1〜5においては、第1端面11に垂直な方向に平面的に見て(第1端面11において)、焼入硬化領域(第1焼入硬化領域21、第2焼入硬化領域23および第3焼入硬化領域25)が第1の円29または第2の円28に沿って並ぶ場合の一例として、焼入硬化領域の重心(中心)が第1の円29上または第2の円28上に位置する場合について説明した。しかし、焼入硬化領域は必ずしもこのように厳密に円形に並べられる必要はない。焼入硬化領域の重心(中心)は第1の円29および第2の円28から短い距離だけ離れていてもよい。また、上記実施の形態1〜5においては、全ての焼入硬化領域(第1焼入硬化領域21、第2焼入硬化領域23および第3焼入硬化領域25)が第1の円29または第2の円28に沿って並ぶ場合について説明したが、複数の焼入硬化領域のうち一部の焼入硬化領域が第1の円29および第2の円28のいずれにも沿わない位置に配置されていてもよい。
(実施の形態6)
次に、本願の機械部品を遊星歯車機構のキャリアに適用した例を実施の形態6として説明する。図11は、遊星歯車機構のキャリアの構造を示す概略断面図である。図11を参照して、本実施の形態における機械部品である遊星歯車機構のキャリア50は、円筒状の形状を有する大径部51と、大径部51に軸方向において接続され、大径部51よりも外径が小さい円筒状の形状の小径部52とを含む。大径部51および小径部52の中心軸を含み、大径部51および小径部52を軸方向に貫通するように、第1貫通穴53が形成されている。第1貫通穴53を取り囲む小径部52の領域は、壁面にスプライン溝が形成されたスプライン部54となっている。スプライン部54は、アクスルシャフト(図示しない)に係合する。
大径部51の第1貫通穴53の外周側には、大径部51を軸方向に貫通する第2貫通穴55が形成されている。この第2貫通穴55に挿入されるピン61により、遊星歯車62がキャリア50に対して支持されている。より具体的には、ピン61の外周面と遊星歯車62の内周面との間に軸受(図示しない)が介在することにより、遊星歯車62はピン61に対して周方向に回転自在に支持される。第2貫通穴55の外縁を含むキャリア50の表面であって遊星歯車62に面する領域であるキャリアスラスト面56,57には、上記軸受の軌道輪が接触する。したがって、キャリアスラスト面56,57には、耐摩耗性が求められる。そのため、本実施の形態のキャリア50においては、キャリアスラスト面56,57を含むように上記実施の形態1〜5において説明した焼入硬化領域(第1焼入硬化領域21、第2焼入硬化領域23、第3焼入硬化領域25)が形成される。
キャリアスラスト面56,57は、本願における機械部品の第1の表面に対応する。また、第2貫通穴55は、第1の表面としてのキャリアスラスト面56,57において開口する穴である。そして、キャリア50は、上記機械部品1の場合と同様に、第1の表面としてのキャリアスラスト面56,57を含み、キャリアスラスト面56,57に垂直な方向に平面的に見て、第2貫通穴55を取り囲む第1の円29に沿って互いに離れて並ぶ複数の第1焼入硬化領域21と、第1焼入硬化領域21以外の領域であるベース領域22とを備えている。キャリア50は、第2の円28に沿って互いに離れて並ぶ複数の第2焼入硬化領域23をさらに備えていてもよい。キャリア50は、第1の円29および第2の円28に沿って互いに離れて並ぶ複数の第3焼入硬化領域25をさらに備えていてもよい。
本実施の形態の機械部品であるキャリア50においても、上記実施の形態の場合と同様に、焼入れによる相変態に起因した体積の増加に伴う第2貫通穴55(穴19に対応)の径の減少が抑制される。その結果、本実施の形態の機械部品は、第2貫通穴55の寸法精度の低下が抑制された機械部品となっている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、請求の範囲によって規定され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 機械部品、11 第1端面、12 第2端面、13 外周面、14 内周面、19 穴、21 第1焼入硬化領域、22 ベース領域、23 第2焼入硬化領域、25 第3焼入硬化領域、28 第2の円、29 第1の円、50 キャリア、51 大径部、52 小径部、53 第1貫通穴、54 スプライン部、55 第2貫通穴、56,57 キャリアスラスト面、61 ピン、62 遊星歯車。

Claims (13)

  1. 第1の表面において開口する円形の穴を有し、鋼または鋳鉄からなる機械部品であって、
    前記第1の表面を含み、前記第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、前記穴を取り囲む第1の円に沿って互いに離れて並ぶ複数の第1焼入硬化領域と、
    前記第1焼入硬化領域以外の領域であるベース領域と、を備える、機械部品。
  2. 前記第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、前記複数の第1焼入硬化領域は、前記穴の外縁から離れて配置される、請求項1に記載の機械部品。
  3. 前記第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、前記複数の第1焼入硬化領域は、前記第1の円の周方向において互いに等間隔に配置されている、請求項1または請求項2に記載の機械部品。
  4. 前記第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、前記第1焼入硬化領域のそれぞれの外形は円形である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の機械部品。
  5. 前記第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、隣り合う前記第1焼入硬化領域同士は、前記第1焼入硬化領域の直径の80%以上離れて配置される、請求項4に記載の機械部品。
  6. 前記第1の表面を含み、前記第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、前記第1の円と中心が一致し、前記第1の円よりも直径の大きい第2の円に沿って互いに離れて並ぶ複数の第2焼入硬化領域をさらに備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の機械部品。
  7. 前記第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、前記複数の第2焼入硬化領域は、前記穴の外縁から離れて配置される、請求項6に記載の機械部品。
  8. 前記第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、前記複数の第2焼入硬化領域は、前記第2の円の周方向において互いに等間隔に配置されている、請求項6または請求項7に記載の機械部品。
  9. 前記第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、前記第2焼入硬化領域のそれぞれの外形は円形である、請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の機械部品。
  10. 前記第2焼入硬化領域と前記第1焼入硬化領域とは互いに離れて配置される、請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の機械部品。
  11. 前記第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、
    前記第1焼入硬化領域および前記第2焼入硬化領域の外形は円形であり、
    隣り合う前記第1焼入硬化領域と前記第2焼入硬化領域とは、前記第1焼入硬化領域および前記第2焼入硬化領域の直径の80%以上離れて配置される、請求項6から請求項10のいずれか1項に記載の機械部品。
  12. 前記第1の表面に垂直な方向に平面的に見て、隣り合う前記第1焼入硬化領域の重心と前記第2焼入硬化領域の重心とは、前記第1の円の中心から径方向に見て重ならない、請求項6から請求項11のいずれか1項に記載の機械部品。
  13. 前記機械部品は遊星歯車機構のキャリアであり、
    前記穴は、前記キャリアに設置される遊星歯車を支持するピンが挿入される穴であり、
    前記第1の表面は、前記遊星歯車に面する表面である、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の機械部品。
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