JP2012246977A - 直動案内装置の仮軸 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】直動案内装置のスライダを仮に保持し、他の仮軸と軸方向に連結する連結手段を前記軸方向の少なくとも一方の端部に有する仮軸30である。連結手段は、例えば、前記軸方向に対して直交する方向に延びる蟻溝41又は該蟻溝41に嵌合する形状をなす吸い付き桟42である。
【選択図】図2
Description
このように構成された直動案内装置においては、工作機械やロボットなどに取り付けて使用する場合、案内レール110の転動体転動溝やその他の露出面にゴミや塵が堆積して転動体の転動が妨げられることから、エンドキャップ130に防塵用のサイドシール140が取り付けられるのが通例である。
そして、案内レール110の軸方向(長手方向)に仮軸150を配置し、仮軸150上のスライダ120を案内レール110上に乗り移らせることにより、スライダ120を案内レール110に装着することができる。
図7は、従来の直動案内装置の仮軸の構成を示す図であり、(a)は通常の長さ(従来の標準的な長さ)のスライダを跨設した状態の側面図、(b)は長尺(従来の2〜2.5倍長)のスライダを跨設した状態の側面図である。
そこで、本発明は上記の問題点に着目してなされたものであり、その目的は、長尺のスライダに対しても適用可能な直動案内装置の仮軸を提供することにある。
当該仮軸と他の仮軸とを、前記軸方向と直交する方向に摺接して、前記軸方向に連結する連結手段を前記軸方向の少なくとも一方の端面に有することを特徴としている。
このように、連結手段による複数の仮軸の連結により、スライダの前記軸方向の長さに応じた金属製の製品としての案内レールや、仮軸を作製する必要がなく、コストアップを抑制して、長尺のスライダに対応した仮軸を提供することができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の直動案内装置の仮軸において、前記連結手段が、前記軸方向に対して直交する方向に延びる蟻溝、又は該蟻溝に嵌合する形状をなす吸い付き桟であることを特徴としている。
このような構成を採用することにより、連結された仮軸間に生じ得る隙間が転動体の径より小さくなり、長尺のスライダと連結された仮軸と間に配設された転動体が前記隙間に嵌る不具合を防ぐことができる。
図1は、本発明に係る直動案内装置の仮軸の一実施形態における構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)の1b−1b線に沿う断面図、(c)は側面図、(d)は正面図である。また、図2は、本発明に係る直動案内装置の仮軸の一実施形態における2つの仮軸の接続態様を示す正面図である。また、図3は、本発明に係る直動案内装置の仮軸の一実施形態における2つの仮軸の接続態様を示す側面図である。また、図4は、本発明に係る直動案内装置の仮軸の一実施形態における接続された2つの仮軸の構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)はスライダを跨設した状態の側面図である。
これら連結手段40は、前記軸方向と直交する方向に互いに摺接して結合する凸形状又は凹形状をなして端面30a,30bに形成される。連結手段40が前記軸方向と直交する方向に互いに摺接して結合する形状をなすことで、軸方向への嵌合力が大きくなるので、複数の仮軸の連結力が強固となり、仮軸同士の分離防止の効果を奏する。
このように、連結手段40として、蟻溝41と吸い付き桟42との組み合わせを採用することにより、作製が簡単で、複数の仮軸30の連結力がより強固となり、仮軸30,30同士の分離防止の効果を奏する。
以上のように構成された仮軸は、図2及び図3に示すように、一方の仮軸31の一端面31bに形成された吸い付き桟42と、他方の仮軸32の一端面32aに形成された蟻溝41とを、前記軸方向と直交する方向(当該図では上面31c(32c)から下面31d(32d)に延びる方向)に摺接させて仮軸31と仮軸32とを結合させる。
以上説明したように、本発明によれば、特別な固定部材を一切必要としないで長尺のスライダに対しても適用可能な直動案内装置の仮軸を提供することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに、種々の変更、改良を行うことができる。
120、121 スライダ
30 仮軸
40 連結手段
41 蟻溝
42 吸い付き桟
Claims (3)
- 軸方向に延びた案内レールと該案内レールに対して前記軸方向に移動可能に設置されたスライダとを有する直動案内装置のスライダを仮に保持する直動案内装置の仮軸において、
当該仮軸と他の仮軸とを、前記軸方向と直交する方向に摺接して、前記軸方向に連結する連結手段を前記軸方向の少なくとも一方の端面に有することを特徴とする直動案内装置の仮軸。 - 前記連結手段が、前記軸方向に対して直交する方向に延びる蟻溝、又は該蟻溝に嵌合する形状をなす吸い付き桟であることを特徴とする請求項1に記載の直動案内装置の仮軸。
- 前記吸い付き桟の突出部分の前記軸方向の寸法が、転動体の径よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の直動案内装置の仮軸。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016205568A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | 日本精工株式会社 | 直動案内装置用仮軸およびその保管方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4032339Y1 (ja) * | 1964-05-01 | 1965-11-12 | ||
JP3121911U (ja) * | 2006-03-07 | 2006-06-01 | 上銀科技股▲分▼有限公司 | リニアガイドウェー用組合せ式裏レール |
JP2008057690A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Nsk Ltd | 直動案内装置の仮軸 |
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