JP2012244513A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】特色を含む画像データを保存する際のデータ量を低減させる。
【解決手段】印刷ジョブを解析し、CMYK版データD1と複数の特色版データD2とを生成する。特色テーブルを参照して、複数の特色のうち各特色及び特色の組み合わせに対応するCMYK値を算出し、当該各特色及び特色の組み合わせを示すIDと、算出されたCMYK値と、を対応付けた合成特色置換テーブルT2を生成するとともに、複数の特色版データD2に基づいて、各画素を、当該画素に対応するIDで表した合成特色版データD3を生成する。再印刷時には、合成特色版データD3を構成する画素毎に、合成特色置換テーブルT2を参照して、IDに対応するCMYK値を取得し、取得されたCMYK値に基づいて特色CMYK版データD4を生成する。そして、生成された特色CMYK版データD4と、CMYK版データD1とを合成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
近年、プロダクション印刷市場においては、POD(Print On Demand)ソリューションとして、小ロット、多品種、短納期に強いメリットを活かし、MFP(Multi Function Peripheral)がオフセット印刷機に代わって用いられることが多くなっている。通常、MFPにおいては、プロセスカラーと呼ばれるC,M,Y,Kの色材(トナー)を用いて色再現を行うのが一般的で、印刷ジョブから画像データ(CMYK版データ)を生成するRIP処理時に、ICCプロファイルを用いて、デバイス固有のCMYK値(デバイスカラー値)に変換して印刷出力を行う。一方、オフセット印刷では、プロセスカラーとは異なる色(特色)のインキを用いて印刷を行う場合もある。特色インキは、インキメーカーによって異なり、数千種類にも及ぶ。
POD印刷においては、通常原稿は、RGB又はCMYKで作成される場合が多いが、会社のロゴやマーク等は、特色で色指定されている場合もある。MFPにおいても、プルーフ用途以外に、商用の印刷を行う際にも特色への対応が重要となってきている。特色に対応するために、特色を含む印刷用画像データに対し、特色名と変換後の色値とを対応付けた特色テーブルを参照しながら、色変換を行うものが提案されている(特許文献1、特許文献2参照)。印刷出力を行う際は、特色毎に特色テーブルを用いてCMYK値に変換し、プリンタに出力されるCMYK値に合成していく。
また、PODのワークフローにおいては、印刷前の最終チェックとして、出力設定、色、画像位置の確認を行うために、RIP処理、色変換後の画像データをMFP内に一旦蓄積しておき、試し印刷を行った後、必要に応じて設定変更や調整を行って印刷する、所謂、ジョブ保存/編集、再印刷機能が重要である。
特開2005−223695号公報 特開2005−278074号公報
しかしながら、特色の調整(特色テーブルの変更)を行った後に再印刷を行う場合には、印刷ジョブを再送したり、再度RIP処理を行ったりする必要があった。あるいは、画像データをMFP内に蓄積する際に、予め通常のCMYK版データ以外に特色毎に分版して保存しておき、印刷時に分版された特色のデータをCMYK版データと合成して印刷を行う必要があった。このように、従来の方法では、データを保存するための記憶領域や処理時間が多く必要となるという問題があった。
本発明は上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、特色を含む画像データを保存する際のデータ量を低減させることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、出力デバイスの出力色に対応するデバイスカラー版データと複数の特色のそれぞれにより構成された複数の特色版データとからなる画像データを処理する画像処理装置であって、前記複数の特色のそれぞれと前記出力デバイスの出力色に対応するデバイスカラー値とが対応付けられた特色テーブルを参照して、前記複数の特色のうち各特色及び特色の組み合わせに対応するデバイスカラー値を算出し、当該各特色及び特色の組み合わせを示す特色識別情報と前記算出されたデバイスカラー値とを対応付けた合成特色置換テーブルを生成するとともに、前記複数の特色版データに基づいて、各画素を、当該画素に対応する前記特色識別情報で表した合成特色版データを生成する特色変換部と、前記デバイスカラー版データ、前記合成特色置換テーブル及び前記合成特色版データを記憶する記憶部と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記合成特色版データを構成する画素毎に、前記合成特色置換テーブルを参照して、前記特色識別情報に対応するデバイスカラー値を取得し、当該取得されたデバイスカラー値に基づいて特色デバイスカラー版データを生成し、当該生成された特色デバイスカラー版データと前記デバイスカラー版データとを合成する特色合成部を備える。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、前記特色テーブルが変更された場合に、当該変更された後の特色テーブルに基づいて、前記記憶部に記憶されている合成特色置換テーブルを変更する特色調整部を備える。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記特色変換部は、前記複数の特色版データにおいて、各画素位置に、前記合成特色置換テーブルに含まれていない前記各特色及び特色の組み合わせが存在する場合にのみ、当該各特色及び特色の組み合わせを示す特色識別情報を前記合成特色置換テーブルに追加する。
請求項5に記載の発明は、出力デバイスの出力色に対応するデバイスカラー版データと複数の特色のそれぞれにより構成された複数の特色版データとからなる画像データを処理する画像処理方法であって、前記複数の特色のそれぞれと前記出力デバイスの出力色に対応するデバイスカラー値とが対応付けられた特色テーブルを参照して、前記複数の特色のうち各特色及び特色の組み合わせに対応するデバイスカラー値を算出し、当該各特色及び特色の組み合わせを示す特色識別情報と前記算出されたデバイスカラー値とを対応付けた合成特色置換テーブルを生成するとともに、前記複数の特色版データに基づいて、各画素を、当該画素に対応する前記特色識別情報で表した合成特色版データを生成する特色変換工程と、前記デバイスカラー版データ、前記合成特色置換テーブル及び前記合成特色版データを記憶部に記憶させる記憶制御工程と、を含む。
請求項6に記載の発明は、出力デバイスの出力色に対応するデバイスカラー版データと複数の特色のそれぞれにより構成された複数の特色版データとからなる画像データを処理するコンピュータを、前記複数の特色のそれぞれと前記出力デバイスの出力色に対応するデバイスカラー値とが対応付けられた特色テーブルを参照して、前記複数の特色のうち各特色及び特色の組み合わせに対応するデバイスカラー値を算出し、当該各特色及び特色の組み合わせを示す特色識別情報と前記算出されたデバイスカラー値とを対応付けた合成特色置換テーブルを生成するとともに、前記複数の特色版データに基づいて、各画素を、当該画素に対応する前記特色識別情報で表した合成特色版データを生成する特色変換部、前記デバイスカラー版データ、前記合成特色置換テーブル及び前記合成特色版データを記憶部に記憶させる記憶制御部、として機能させるためのプログラムである。
請求項1、5、6に記載の発明によれば、複数の特色版データから生成された合成特色版データを記憶するので、複数の特色版データのそれぞれを記憶する場合と比較して、特色を含む画像データを保存する際のデータ量を低減させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、合成特色版データ及び合成特色置換テーブルに基づいて特色デバイスカラー版データを生成するので、複数の特色版データのそれぞれが記憶されている場合と比較して、処理が速くなる。
請求項3に記載の発明によれば、特色テーブルの変更に応じて合成特色置換テーブルを変更するだけで、特色に対する色の調整を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、各特色及び特色の組み合わせのうち必要なものだけを合成特色置換テーブルに追加することにより、無駄な処理を省くことができる。
画像形成システムのシステム構成図である。 プリンタコントローラの機能的構成を示すブロック図である。 特色テーブルの例を示す図である。 合成特色置換テーブルの例を示す図である。 プリンタコントローラの機能ブロック図である。 プリンタコントローラにおけるデータの流れを示す図である。 プリンタの機能的構成を示すブロック図である。 ジョブ保存処理のフローチャートである。 特色が含まれる印刷ジョブの例を示す図である。 印刷ジョブに基づいて印刷された出力結果を示す図である。 合成特色版データ生成処理のフローチャートである。 (a)は、Greenの特色版データの例である。(b)は、Orangeの特色版データの例である。 二つの特色版データから生成される合成特色版データの例である。 再印刷処理のフローチャートである。 特色CMYK版データ生成処理のフローチャートである。 (a)は、CMYK版データの例である。(b)は、特色CMYK版データの例である。(c)は、合成後のCMYK版データの例である。 特色調整処理のフローチャートである。 修正後の特色テーブルの例を示す図である。 修正後の合成特色置換テーブルの例を示す図である。
以下、本発明に係る画像処理装置の一実施の形態について説明する。
図1に、画像形成システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、画像形成システム100は、クライアントPC(Personal Computer)10a,10b,・・・、画像処理装置としてのプリンタコントローラ20、プリンタ30を備えて構成されている。クライアントPC10a,10b,・・・とプリンタコントローラ20とは、通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。プリンタコントローラ20とプリンタ30とは、専用インターフェース用バスを介して接続されている。画像形成システム100では、プリンタコントローラ20がクライアントPC10a,10b,・・・から送信された印刷ジョブを受信して、プリンタ30により印刷処理を行う。なお、プリンタコントローラ20は、プリンタ30に内蔵されていてもよい。
クライアントPC10a,10b,・・・は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等の記憶部、操作部、表示部、外部機器とのデータ通信を行う通信部等を備える。
クライアントPC10a,10b,・・・は、プリンタコントローラ20が解釈可能なページ記述言語(PCL(Printer Control Language)やポストスクリプト(PostScript(登録商標))等のPDL(Page Description Language))で記述された印刷ジョブを生成し、生成された印刷ジョブを通信ネットワークNを介してプリンタコントローラ20に送信する。
プリンタコントローラ20は、クライアントPC10a,10b,・・・から印刷ジョブを受信し、ラスタデータを生成する。
図2に、プリンタコントローラ20の機能的構成を示す。図2に示すように、プリンタコントローラ20は、CPU21、RAM22、記憶部23、ネットワークIF(InterFace)部24、プリンタIF部25等を備えて構成され、各部はバス26により接続されている。
CPU21は、プリンタコントローラ20の各部の処理動作を統括的に制御する。CPU21は、ネットワークIF部24により受信した指示信号に応じて、記憶部23に格納されている各種処理プログラムを読み出してRAM22に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を実行する。
RAM22は、CPU21により実行される各種処理プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部23は、不揮発性の半導体メモリやハードディスク等の記憶装置からなり、各種処理プログラムや各種処理に関するデータ等を記憶する。例えば、記憶部23には、ジョブ保存処理プログラムP1、再印刷処理プログラムP2、特色調整処理プログラムP3、特色テーブルT1が予め記憶されている。また、記憶部23には、CMYK版データD1、合成特色版データD3、合成特色置換テーブルT2が記憶される。
図3に、特色テーブルT1の例を示す。特色テーブルT1には、複数の特色名と、プリンタ30(出力デバイス)の出力色に対応するデバイスカラー値(CMYK値)と、が対応付けられて格納されている。図3の例では、特色名「Green」に対してCMYK値「100,0,100,0」が対応付けられており、特色名「Orange」に対してCMYK値「0,100,100,0」が対応付けられている。
図4に、合成特色置換テーブルT2の例を示す。合成特色置換テーブルT2には、複数の特色のうち各特色及び特色の組み合わせを示す特色識別情報(以下、IDという。)と、各特色及び特色の組み合わせに対応する特色名と、各特色及び特色の組み合わせに対応するデバイスカラー値(CMYK値)と、が対応付けられて格納される。図4の例では、ID「1」と、特色名「Green」と、CMYK値「100,0,100,0」と、が対応付けられている。また、ID「2」と、特色名「Green+Orange」と、CMYK値「100,100,100,0」と、が対応付けられている。また、ID「3」と、特色名「Orange」と、CMYK値「0,100,100,0」と、が対応付けられている。
ネットワークIF部24は、通信ネットワークNを介して外部装置との間でデータの送受信を行う。例えば、ネットワークIF部24は、クライアントPC10a,10b,・・・からポストスクリプトに代表されるページ記述言語で記述された印刷ジョブを受信する。
プリンタIF部25は、プリンタ30との間でデータの入出力を行う。プリンタIF部25は、プリンタ30に対してラスタデータ(ビットマップ形式の画像データ)を送信する。プリンタIF部25には、プリンタ30に転送するラスタデータを一時的に保存するための転送用バッファ27が接続されている。
CPU21は、印刷ジョブ(PDLデータ)を解析し、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック毎のビットマップ形式の画像データに展開する。また、CPU21は、ビットマップ形式の画像データに対して色変換処理を行う。なお、オブジェクト単位で色変換し、ビットマップデータを生成する方式を用いてもよい。
図5及び図6を参照して、プリンタコントローラ20における処理について説明する。図5は、プリンタコントローラ20の機能ブロック図である。図6は、プリンタコントローラ20におけるデータの流れを示す図である。図5に示すRIP(Raster Image Processor)処理部41、色変換部42及び特色変換部43の各機能は、CPU21と記憶部23に記憶されているジョブ保存処理プログラムP1との協働によるソフトウェア処理によって実現される。また、特色合成部44の機能は、CPU21と記憶部23に記憶されている再印刷処理プログラムP2との協働によるソフトウェア処理によって実現される。また、特色調整部45の機能は、CPU21と記憶部23に記憶されている特色調整処理プログラムP3との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
RIP処理部41は、ネットワークIF部24により受信された印刷ジョブを解析し、描画処理を行って、ビットマップ形式の画像データを生成する。この時、RIP処理部41と連携して色変換部42で色変換が行われる。
描画対象オブジェクトが特色で指定されていない場合、すなわち、通常のCMYKで表されたオブジェクトの場合には、RIP処理部41は、色変換部42によりICCプロファイルに基づいて色変換された値で描画を行い、プリンタ30の出力色に対応するデバイスカラー版データ(CMYK版データD1)を生成する。CMYK版データD1は、CMYK毎の画像データであって、画像を構成する各画素の画素値により、CMYKの濃淡を示す。生成されたCMYK版データD1は、RIP処理部41により、RAM22に格納される。
一方、描画対象オブジェクトが特色で指定されている場合は、RIP処理部41は、色変換部42による色変換を行わずに、指定された特色により構成された特色版データD2を生成する。特色版データD2は、特色毎の画像データであって、画像を構成する各画素について当該特色の有無を示す。例えば、特色で表すべき画素については「1」、他の画素については「0」で構成されている。特色版データD2は、印刷ジョブに含まれる特色の数だけ生成される。生成された特色版データD2は、RIP処理部41により、RAM22に格納される。
なお、再印刷を行わない場合には、RIP処理部41において、特色をCMYKデータに変換し、特色以外のデータと合成する方式を用いてもよい。
特色変換部43は、複数の特色版データD2から合成特色版データD3及び合成特色置換テーブルT2を生成する。
具体的に、特色変換部43は、特色テーブルT1を参照して、複数の特色のうち各特色及び特色の組み合わせに対応するデバイスカラー値(CMYK値)を算出し、当該各特色及び特色の組み合わせを示すIDと、算出されたCMYK値と、を対応付けた合成特色置換テーブルT2を生成する。この際、特色変換部43は、複数の特色版データD2において、各画素位置に、合成特色置換テーブルT2に含まれていない各特色及び特色の組み合わせが存在する場合にのみ、当該各特色及び特色の組み合わせを示すIDを合成特色置換テーブルT2に追加する。
特色変換部43は、複数の特色版データD2に基づいて、各画素を、当該画素に対応するIDで表した合成特色版データD3を生成する。
特色変換部43は、合成特色版データD3及び合成特色置換テーブルT2と、RIP処理部41により生成されたCMYK版データD1と、を記憶部23に記憶させる。CMYK版データD1は、圧縮処理を行った後に保存されることとしてもよい。
特色合成部44は、記憶部23に保存されている合成特色置換テーブルT2及び合成特色版データD3に基づいて、特色デバイスカラー版データ(特色CMYK版データD4)を生成する。特色CMYK版データD4は、複数の特色の画像を含むCMYK毎の画像データである。
具体的に、特色合成部44は、合成特色版データD3を構成する画素毎に、合成特色置換テーブルT2を参照して、IDに対応するデバイスカラー値(CMYK値)を取得し、取得されたCMYK値に基づいて特色CMYK版データD4を生成する。そして、特色合成部44は、生成された特色CMYK版データD4と、記憶部23に記憶されているCMYK版データD1とを合成する。合成後のCMYK版データD5は、プリンタIF部25により、プリンタ30に送信され、印刷処理が行われる。
印刷ジョブを受信し、画像データを蓄積するまでの処理をジョブ保存処理、蓄積された画像データを出力する処理を再印刷処理と定義する。
特色調整部45は、記憶部23に記憶されている特色テーブルT1が変更された場合に、当該変更された後の特色テーブルT1に基づいて、記憶部23に記憶されている合成特色置換テーブルT2を変更する。
プリンタ30は、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能を有するMFPである。なお、プリンタ30は、スキャン機能を持たない構成でもよい。
図7に、プリンタ30の機能的構成を示す。図7に示すように、プリンタ30は、CPU31、RAM32、記憶部33、操作部34、表示部35、画像読取部36、印刷部37、コントローラIF部38等を備えて構成され、各部はバス39により接続されている。プリンタ30は、プリンタコントローラ20から受信したビットマップ形式の画像データに基づいて、用紙に画像を形成する出力デバイスである。
CPU31は、プリンタ30の各部の処理動作を統括的に制御する。CPU31は、操作部34から入力される操作信号又はコントローラIF部38により受信した指示信号に応じて、記憶部33に格納されている各種処理プログラムを読み出してRAM32に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を実行する。
RAM32は、CPU31により実行される各種処理プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部33は、不揮発性の半導体メモリやハードディスク等の記憶装置からなり、各種処理プログラムや各種処理に関するデータ等を記憶する。例えば、記憶部33は、プリンタコントローラ20から受信した画像データを記憶する。
操作部34は、数字入力キー、スタートキー、タッチパネル等を備えて構成され、ユーザによる操作入力を受け付ける。操作部34は、キーやタッチパネルの操作により入力された操作信号をCPU31に出力する。
表示部35は、LCD(Liquid Crystal Display)を備え、CPU31からの指示に従って、各種操作画面や各種処理結果を表示する。
画像読取部36は、画像読取指示に従い、原稿台に載置された原稿、又は、ADF(Auto Document Feeder)によって所定の読取位置に搬送された原稿の画像を読み取り、画像データを生成する。
印刷部37は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の出力色により用紙に画像を形成する。印刷部37は、印刷指示に従い、ビットマップ形式の画像データ(CMYK版データD1又は合成後のCMYK版データD5)に基づいて印刷処理を行う。例えば、印刷部37は、電子写真方式の画像形成を行うものであり、感光体ドラム、感光体ドラムの帯電を行う帯電部、画像データに基づいて感光体ドラム表面を露光走査する露光部、感光体ドラムにトナーを付着させる現像部、感光体ドラム上に形成されたトナー像を印刷用紙に転写する転写部、印刷用紙上に形成されたトナー像を定着させる定着部等から構成される。
コントローラIF部38は、プリンタコントローラ20との間でデータの入出力を行う。コントローラIF部38は、プリンタコントローラ20からビットマップ形式の画像データを受信する。
次に、プリンタコントローラ20における動作について説明する。
図8に、プリンタコントローラ20において実行されるジョブ保存処理のフローチャートを示す。ジョブ保存処理は、CPU21と、記憶部23に記憶されているジョブ保存処理プログラムP1との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、ネットワークIF部24により、クライアントPC10a,10b,・・・から印刷ジョブが受信される(ステップS1)。
図9に、特色が含まれる印刷ジョブ(ポストスクリプト)50の例を示す。印刷ジョブ50内に、CMYKオブジェクト51と、「Green」という特色名を持つ特色オブジェクト52と、「Orange」という特色名を持つ特色オブジェクト53と、が含まれている。この印刷ジョブ50に基づいて印刷が行われた場合には、図10に示すように、用紙60上に、CMYKオブジェクト61と、Green特色オブジェクト62と、Orange特色オブジェクト63と、を含む画像が印刷される。
次に、RIP処理部41により、受信された印刷ジョブが解析され、画像データが生成される(ステップS2)。具体的に、印刷ジョブに通常のCMYKで表されたオブジェクトが含まれる場合には、色変換部42により、ICCプロファイルに基づいて色変換が行われ、RIP処理部41により、色変換された値で描画が行われて、CMYK版データD1が生成される。また、印刷ジョブに特色が指定されている場合には、RIP処理部41により、印刷ジョブに含まれている特色の数だけ特色版データD2が生成される。
次に、特色変換部43により、印刷ジョブから生成された特色版データD2があるか否かが判断される(ステップS3)。印刷ジョブから生成された特色版データD2がある場合には(ステップS3;YES)、特色変換部43により、合成特色版データ生成処理が行われる(ステップS4)。
ここで、図11を参照して、合成特色版データ生成処理について説明する。
特色変換部43により、各特色版データD2のn番目の画素値が取得される(ステップS11)。そして、特色変換部43により、取得されたn番目の画素値が0以外の特色版データD2があるか否かが判断される(ステップS12)。
n番目の画素値が0以外の特色版データD2がある場合には(ステップS12;YES)、特色変換部43により、n番目の画素値が0以外の特色版データD2と同じ特色又は特色の組み合わせが、記憶部23に記憶されている合成特色置換テーブルT2に含まれているか否かが判断される(ステップS13)。
n番目の画素値が0以外の特色版データD2と同じ特色又は特色の組み合わせが合成特色置換テーブルT2に含まれていない場合には(ステップS13;NO)、特色変換部43により、n番目の画素値が0以外の特色版データD2に対応する特色又は特色の組み合わせに対して、当該特色又は特色の組み合わせを示すIDが付与され、当該IDと、特色又は特色の組み合わせ(特色名)とが、記憶部23に記憶されている合成特色置換テーブルT2に追加される(ステップS14)。
次に、特色変換部43により、追加された特色又は特色の組み合わせで使用される特色のCMYK値が特色テーブルT1から取得され、追加された特色又は特色の組み合わせに対応するCMYK値が算出される(ステップS15)。そして、特色変換部43により、追加された特色又は特色の組み合わせに対応するCMYK値が、記憶部23の合成特色置換テーブルT2に保存される(ステップS16)。
次に、特色変換部43により、合成特色版データD3のn番目の画素に、ステップS14で追加されたIDが設定される(ステップS17)。
ステップS13において、n番目の画素値が0以外の特色版データD2と同じ特色又は特色の組み合わせが合成特色置換テーブルT2に既に含まれている場合には(ステップS13;YES)、特色変換部43により、合成特色版データD3のn番目の画素に、合成特色置換テーブルT2において当該特色又は特色の組み合わせと対応付けられているIDが設定される(ステップS18)。
ステップS12において、n番目の画素値が0以外の特色版データD2がない場合(ステップS12;NO)、すなわち、各特色版データD2のn番目の画素値が全て0である場合には、特色変換部43により、合成特色版データD3のn番目の画素に、0が設定される(ステップS19)。
図12(a)に、Greenの特色版データD2の例を示し、図12(b)に、Orangeの特色版データD2の例を示す。Greenの特色版データD2におけるGreen特色オブジェクト72、Orangeの特色版データD2におけるOrange特色オブジェクト73は、それぞれ、図10に示したGreen特色オブジェクト62、Orange特色オブジェクト63に対応するものである。また、図13に、図12(a)及び(b)に示す二つの特色版データD2から生成される合成特色版データD3の例を示す。
Greenの特色版データD2とOrangeの特色版データD2の画素毎に、特色が含まれるか否かがチェックされる。
図12(a)及び(b)に示すように、画素A1には、Greenの特色版データD2、Orangeの特色版データD2の両方ともオブジェクトが存在しないため、図13に示すように、合成特色版データD3の画素A1には、「0」が設定される。
図12(a)及び(b)に示すように、画素A2には、Green特色オブジェクト72のみが存在するため、合成特色置換テーブルT2に、Greenを示すID「1」及び特色名「Green」が追加される。そして、Greenに対応するCMYK値が特色テーブルT1から取得され、取得されたCMYK値が合成特色置換テーブルT2に保存される。図13に示すように、合成特色版データD3の画素A2には、「1」が設定される。なお、合成特色置換テーブルT2に、Greenに対応するデータが既に存在する場合には、Greenに対応するデータの追加は不要である。
図12(a)及び(b)に示すように、画素A3には、Green特色オブジェクト72及びOrange特色オブジェクト73がともに存在するため、合成特色置換テーブルT2に、Green+Orangeを示すID「2」及び特色名「Green+Orange」が追加される。そして、Greenに対応するCMYK値及びOrangeに対応するCMYK値が特色テーブルT1から取得され、取得されたCMYK値に基づいて、Green+Orangeに対応するCMYK値が算出され、算出されたCMYK値が合成特色置換テーブルT2に保存される。具体的には、CMYK毎に、Greenに対応する値とOrangeに対応する値とを加算すればよいが、加算した値が最大値(例えば100)を超える場合には最大値とする。図13に示すように、合成特色版データD3の画素A3には、「2」が設定される。なお、合成特色置換テーブルT2に、Green+Orangeに対応するデータが既に存在する場合には、Green+Orangeに対応するデータの追加は不要である。
図12(a)及び(b)に示すように、画素A4には、Orange特色オブジェクト73のみが存在するため、合成特色置換テーブルT2に、Orangeを示すID「3」及び特色名「Orange」が追加される。そして、Orangeに対応するCMYK値が特色テーブルT1から取得され、取得されたCMYK値が合成特色置換テーブルT2に保存される。図13に示すように、合成特色版データD3の画素A4には、「3」が設定される。なお、合成特色置換テーブルT2に、Orangeに対応するデータが既に存在する場合には、Orangeに対応するデータの追加は不要である。
ステップS17、ステップS18又はステップS19の後、CPU21により、処理した画素が最終の画素であるか否かが判断される(ステップS20)。処理した画素が最終の画素でない場合には(ステップS20;NO)、ステップS11に戻り、処理が繰り返される。
ステップS20において、処理した画素が最終の画素である場合には(ステップS20;YES)、図8に戻り、特色変換部43により、CMYK版データD1と合成特色版データD3とが記憶部23に保存される(ステップS5)。
ステップS3において、印刷ジョブから生成された特色版データD2がない場合には(ステップS3;NO)、特色変換部43により、CMYK版データD1のみが記憶部23に保存される(ステップS6)。
ステップS5又はステップS6の後、CPU21により、全ページについて処理が終了したか否かが判断される(ステップS7)。処理が終了していないページがある場合には(ステップS7;NO)、ステップS2に戻り、処理が繰り返される。
ステップS7において、全ページについて処理が終了した場合には(ステップS7;YES)、ジョブ保存処理が終了する。
図14に、プリンタコントローラ20において実行される再印刷処理のフローチャートを示す。再印刷処理は、CPU21と、記憶部23に記憶されている再印刷処理プログラムP2との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、特色合成部44により、記憶部23から1ページ分の合成特色版データD3が読み出される(ステップS21)。
次に、特色合成部44により、特色CMYK版データ生成処理が行われる(ステップS22)。
ここで、図15を参照して、特色CMYK版データ生成処理について説明する。
特色合成部44により、1ページ分の合成特色版データD3を構成するn番目の画素のIDが取得され(ステップS31)、n番目の画素のIDが0以外であるか否かが判断される(ステップS32)。
n番目の画素のIDが0以外である場合には(ステップS32;YES)、特色合成部44により、記憶部23に保存されている合成特色置換テーブルT2が参照され、n番目の画素のIDに対応するCMYK値が取得される(ステップS33)。そして、特色合成部44により、特色CMYK版データD4のn番目の画素に、取得されたCMYK値が設定される(ステップS34)。具体的には、特色CMYK版データD4のシアンのn番目の画素として、取得されたC値が設定され、特色CMYK版データD4のマゼンタのn番目の画素として、取得されたM値が設定され、特色CMYK版データD4のイエローのn番目の画素として、取得されたY値が設定され、特色CMYK版データD4のブラックのn番目の画素として、取得されたK値が設定される。
ステップS32において、n番目の画素のIDが0である場合には(ステップS32;NO)、特色合成部44により、特色CMYK版データD4のn番目の画素に0が設定される(ステップS35)。具体的には、特色CMYK版データD4のシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのn番目の画素のそれぞれに対して、0が設定される。
ステップS34又はステップS35の後、CPU21により、処理した画素が最終の画素であるか否かが判断される(ステップS36)。処理した画素が最終の画素でない場合には(ステップS36;NO)、ステップS31に戻り、処理が繰り返される。
ステップS36において、処理した画素が最終の画素である場合には(ステップS36;YES)、図14に戻り、特色合成部44により、記憶部23に記憶されているCMYK版データD1が読み出され、特色CMYK版データ生成処理で生成された特色CMYK版データD4と、CMYK版データD1とが合成される(ステップS23)。なお、合成処理では、同じ色版毎に(シアンはシアン同士、マゼンタはマゼンタ同士等)加算処理が行われ、加算後の結果が最大値(例えば100)を超える場合には最大値とされる。
図16(a)に、CMYK版データD1の例を示し、図16(b)に、特色CMYK版データD4の例を示す。また、図16(c)に、CMYK版データD1と特色CMYK版データD4を合成して得られた合成後のCMYK版データD5の例を示す。
合成後のCMYK版データD5は、プリンタIF部25により、プリンタ30に出力される(ステップS24)。プリンタ30では、合成後のCMYK版データD5に基づいて、印刷処理が行われる。
次に、CPU21により、全ページについて処理が終了したか否かが判断される(ステップS25)。処理が終了していないページがある場合には(ステップS25;NO)、ステップS21に戻り、処理が繰り返される。
ステップS25において、全ページについて処理が終了した場合には(ステップS25;YES)、再印刷処理が終了する。ここでは、ページ単位で処理を行う場合について説明したが、バンド単位で処理を行ってもよい。
図17に、プリンタコントローラ20において実行される特色調整処理のフローチャートを示す。特色調整処理は、CPU21と、記憶部23に記憶されている特色調整処理プログラムP3との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、特色調整部45により、記憶部23に記憶されている特色テーブルT1が変更されたか否かが判断される(ステップS41)。
画像形成システム100において、特色を含む印刷ジョブの印刷を行った後、ユーザは印刷された画像の色を確認する。色が合わない場合には、特色テーブルT1を修正して、色合わせを行い、特色の色を調整する。例えば、クライアントPC10a,10b,・・・の操作部から特色テーブルT1の変更指示が入力され、通信ネットワークNを介してプリンタコントローラ20に送信される。
ネットワークIF部24により、クライアントPC10a,10b,・・・から特色テーブルT1の変更指示が受信されると、特色調整部45により、当該変更指示に基づいて、特色テーブルT1のうち、変更指示の対象となる特色名に対応するCMYK値が変更される。
特色テーブルT1が変更された場合には(ステップS41;YES)、特色調整部45により、変更された特色、及び、変更された特色を含む特色の組み合わせに対して、記憶部23に記憶されている合成特色置換テーブルT2が変更される(ステップS42)。
図18に、図3に示した特色テーブルT1の「Green」に対して修正を行った後の特色テーブルT1を示す。特色名「Green」に対してCMYK値が「90,0,100,10」に変更されている。
特色テーブルT1の変更に伴い、特色調整部45により、合成特色置換テーブルT2の「Green」及び「Green」を含む特色の組み合わせに対応するCMYK値が変更される。図19に、図4に示した合成特色置換テーブルT2に対して修正を行った後の合成特色置換テーブルT2を示す。特色名「Green」に対してCMYK値が「90,0,100,10」と変更され、特色名「Green+Orange」に対してCMYK値が「90,100,100,10」と変更されている。
ステップS41において、特色テーブルT1が変更されない場合(ステップS41;NO)、又は、ステップS42の後、特色調整処理が終了する。
特色調整処理後に再印刷を行う場合は、この修正後の合成特色置換テーブルT2が使用される。
以上説明したように、本実施の形態におけるプリンタコントローラ20によれば、複数の特色版データD2から生成された合成特色版データD3を記憶するので、複数の特色版データD2のそれぞれを記憶する場合と比較して、特色を含む画像データを保存する際のデータ量を低減させることができる。
また、従来、複数の特色版データD2のそれぞれが記憶されている場合には、再印刷を行う際に、各特色版データD2から各特色のCMYK版データを生成し、CMYK版データD1に合成する必要があった。しかし、プリンタコントローラ20によれば、合成特色版データD3及び合成特色置換テーブルT2に基づいて特色CMYK版データD4を生成するので、複数の特色版データD2のそれぞれが記憶されている場合と比較して、処理が速くなる。
また、特色テーブルT1の変更に応じて合成特色置換テーブルT2を変更するだけで、特色に対する色の調整を行うことができるので、従来のように再度RIP処理を行う必要がない。また、特色を調整する際に、記憶部23に記憶されているデータを変更するだけで済むので、別の印刷ジョブのRIP処理を妨げることがない。したがって、システムの生産性を向上させることができる。
また、各特色及び特色の組み合わせのうち必要なものだけを合成特色置換テーブルT2に追加することにより、無駄な処理を省くことができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像処理装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として半導体メモリやハードディスクを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10a,10b,・・・ クライアントPC
20 プリンタコントローラ
21 CPU
22 RAM
23 記憶部
24 ネットワークIF部
25 プリンタIF部
30 プリンタ
31 CPU
32 RAM
33 記憶部
37 印刷部
38 コントローラIF部
41 RIP処理部
42 色変換部
43 特色変換部
44 特色合成部
45 特色調整部
100 画像形成システム
D1 CMYK版データ
D2 特色版データ
D3 合成特色版データ
D4 特色CMYK版データ
D5 合成後のCMYK版データ
P1 ジョブ保存処理プログラム
P2 再印刷処理プログラム
P3 特色調整処理プログラム
T1 特色テーブル
T2 合成特色置換テーブル
N 通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 出力デバイスの出力色に対応するデバイスカラー版データと複数の特色のそれぞれにより構成された複数の特色版データとからなる画像データを処理する画像処理装置であって、
    前記複数の特色のそれぞれと前記出力デバイスの出力色に対応するデバイスカラー値とが対応付けられた特色テーブルを参照して、前記複数の特色のうち各特色及び特色の組み合わせに対応するデバイスカラー値を算出し、当該各特色及び特色の組み合わせを示す特色識別情報と前記算出されたデバイスカラー値とを対応付けた合成特色置換テーブルを生成するとともに、前記複数の特色版データに基づいて、各画素を、当該画素に対応する前記特色識別情報で表した合成特色版データを生成する特色変換部と、
    前記デバイスカラー版データ、前記合成特色置換テーブル及び前記合成特色版データを記憶する記憶部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記合成特色版データを構成する画素毎に、前記合成特色置換テーブルを参照して、前記特色識別情報に対応するデバイスカラー値を取得し、当該取得されたデバイスカラー値に基づいて特色デバイスカラー版データを生成し、当該生成された特色デバイスカラー版データと前記デバイスカラー版データとを合成する特色合成部を備える、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記特色テーブルが変更された場合に、当該変更された後の特色テーブルに基づいて、前記記憶部に記憶されている合成特色置換テーブルを変更する特色調整部を備える、
    請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記特色変換部は、前記複数の特色版データにおいて、各画素位置に、前記合成特色置換テーブルに含まれていない前記各特色及び特色の組み合わせが存在する場合にのみ、当該各特色及び特色の組み合わせを示す特色識別情報を前記合成特色置換テーブルに追加する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 出力デバイスの出力色に対応するデバイスカラー版データと複数の特色のそれぞれにより構成された複数の特色版データとからなる画像データを処理する画像処理方法であって、
    前記複数の特色のそれぞれと前記出力デバイスの出力色に対応するデバイスカラー値とが対応付けられた特色テーブルを参照して、前記複数の特色のうち各特色及び特色の組み合わせに対応するデバイスカラー値を算出し、当該各特色及び特色の組み合わせを示す特色識別情報と前記算出されたデバイスカラー値とを対応付けた合成特色置換テーブルを生成するとともに、前記複数の特色版データに基づいて、各画素を、当該画素に対応する前記特色識別情報で表した合成特色版データを生成する特色変換工程と、
    前記デバイスカラー版データ、前記合成特色置換テーブル及び前記合成特色版データを記憶部に記憶させる記憶制御工程と、
    を含む画像処理方法。
  6. 出力デバイスの出力色に対応するデバイスカラー版データと複数の特色のそれぞれにより構成された複数の特色版データとからなる画像データを処理するコンピュータを、
    前記複数の特色のそれぞれと前記出力デバイスの出力色に対応するデバイスカラー値とが対応付けられた特色テーブルを参照して、前記複数の特色のうち各特色及び特色の組み合わせに対応するデバイスカラー値を算出し、当該各特色及び特色の組み合わせを示す特色識別情報と前記算出されたデバイスカラー値とを対応付けた合成特色置換テーブルを生成するとともに、前記複数の特色版データに基づいて、各画素を、当該画素に対応する前記特色識別情報で表した合成特色版データを生成する特色変換部、
    前記デバイスカラー版データ、前記合成特色置換テーブル及び前記合成特色版データを記憶部に記憶させる記憶制御部、
    として機能させるためのプログラム。
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