JP2012242898A - 端末を設定する設定サーバ、設定共有方法及び設定共有プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】リモートサポートが複数の端末に対して必要な場合に、過去に設定した設定情報を、他の端末に対して利用することが可能な設定サーバ、設定共有方法を提供する。
【解決手段】 ゲートウェイ50、第一端末10から構成されるローカルエリアネットワークと公衆回線網3を介して接続された設定サーバ100において、サポート端末150からの操作に基づいて、当該ゲートウェイ50又は第一端末10に設定した設定データを、設定サーバ100に記憶し、サポート端末150がゲートウェイ50に接続される第二端末20の機種名の入力を受付け、当該機種名をサポート端末150から受信し、当該機種名に基づいて、設定データを第二端末20の仕様に変更する。そして、第二端末20の仕様に変更した設定データを第二端末20に送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、公衆回線網を介して接続されたユーザの端末を設定する設定サーバ、設定共有方法及び設定共有プログラムに関する。
近年、公衆回線網に接続された携帯端末やパソコンをWebサーバ等と接続することで、ユーザに様々なサービスが提供されている。特に、スマートフォン(高機能携帯電話)の登場により、従来、パソコンに対して行われていた高度なサービスを、携帯電話で行うことが可能になってきた。
これに対して、ユーザは、スマートフォンの機能を利用するために、スマートフォンに対する設定操作や機能を熟知する必要がある。さらに、操作に不慣れなユーザが、端末に対して、初めての設定を行うと、削除すべきでない設定情報を削除してしまったり、適切でない設定を行うことでエラーを発生させてしまう場合も多い。
このような課題に対して、ユーザの端末に対して、システムからリモート操作を行うことで、ユーザの端末を遠隔から設定したり、遠隔からユーザを指導する方法が知られている。例えば、特許文献1や特許文献2では、サポート対象となる各クライアントの画面情報をサーバ側で取得し、サーバでこの画面情報を表示して、リモート操作を実現することが開示されている。
特開2011−018333号公報 特開2010−268497号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2では、複数の端末に対して、同じような内容のサポート操作が必要な場合には、必要なサポート操作を端末毎に個別に実施しなくてはならない。例えば、あるユーザに対して、リモートサポートによりルータの無線設定をした後に、そのユーザが、このルータに接続されるゲーム機が接続されるように無線設定を行いたいと申し出たとする。この場合に、サポート者は、同じような無線設定であるにもかかわらず、再度、ゲーム機に対してリモート操作をして、無線設定を行う必要が生じてしまう。
本発明は、このような課題に鑑み、リモートサポートを複数の端末に対して必要な場合に、過去に設定した設定情報を、他の端末に対して利用することが可能な設定サーバ、設定共有方法及び設定共有プログラムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
第1の特徴に係る発明は、ゲートウェイ機能を有する装置、第一端末から構成されるローカルエリアネットワークと公衆回線を介して接続された設定サーバであって、サポート端末からの操作に基づいて、前記装置又は前記第一端末に設定した設定データを記憶する設定データ記憶手段と、前記サポート端末が前記装置に接続される第二端末の機種名の入力を受付け、当該機種名を前記サポート端末から受信し、当該機種名に基づいて、前記設定データを前記第二端末の仕様に変更する仕様変更手段と、前記第二端末の仕様に変更した設定データを前記第二端末に送信する変更設定データ送信手段と、を備える設定サーバを提供する。
第1の特徴に係る発明によれば、サポート端末からの操作に基づいて、ゲートウェイ機能を有する装置又は第一端末に設定した設定データを、通信可能に接続された設定サーバに記憶し、サポート端末が装置に接続される第二端末の機種名の入力を受付け、当該機種名を前記サポート端末から受信し、当該機種名に基づいて、設定データを第二端末の仕様に変更する。そして、第二端末の仕様に変更した設定データを第二端末に送信する。
したがって、リモートサポートが複数の端末に対して必要な場合に、端末ごとに仕様が異なる場合であっても、その端末の仕様にあわせて、過去に設定した設定情報を、他の端末に対して利用することが可能な設定サーバを提供することが可能である。
第1の特徴に係る発明は、発明のカテゴリにおいてシステムのみならず、方法、プログラムにおいても同様の作用・効果を奏する。
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明において、さらに、前記設定サーバは、前記装置に接続される第二端末を、前記ローカルエリアネットワークによる接続認証と、ユーザから入力されるセキュリティ情報により認証する重複認証手段を備える設定サーバを提供する。
したがって、第二端末の認証において、セキュリティ情報の入力と共に、ローカルエリアネットワークによる接続認証をあわせて行うため、さらにセキュリティを高めた認証を行うことが可能である。
第3の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明において、さらに、前記変更設定データ送信手段は、前記装置を介して前記第二端末に前記設定データを送信するのではなく、前記装置を介さない回線網を経由して送信する設定サーバを提供する。
したがって、第二端末が、装置を介さない回線網を経由して設定データを送信するため、未だ、当該装置と第二端末が通信できていない場合であっても、第二端末に対して、設定を完了することが可能である。
本発明によれば、リモートサポートを複数の端末に対して必要な場合に、過去に設定した設定情報を、他の端末に対して利用することが可能な設定サーバ、設定共有方法及び設定プログラムを提供することが可能である。
図1は、本発明の好適な実施形態であるリモートサポートシステム1の全体構成図である。 図2は、本発明の好適な実施形態であるサポート端末150、ゲートウェイ50、設定サーバ100、第一端末10、第二端末20の機能ブロック図である。 図3は、本発明の好適な実施形態であるサポート端末150、ゲートウェイ50、設定サーバ100、第一端末10、第二端末20が実行する設定共有処理を示すフローチャート図である。 図4は、本発明の好適な実施形態である設定データ対応テーブルを示す図である。 図5は、本発明の好適な実施形態である第一端末10及び第二端末20に表示される画面イメージ図(パスワードの入力)である。 図6は、本発明の好適な実施形態である第二端末20に表示される画面イメージ図(WEPキーの入力)である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[リモートサポートシステムの構成]
図1は、リモートサポートシステム1の全体構成を示す図である。リモートサポートシステム1は、サポート者が使用するサポート端末150、サポートを受けるユーザが使用する第一端末10及び第二端末20、ローカルエリアネットワーク2と公衆回線網3を接続するゲートウェイ50及び、設定サーバ100とから構成される。
ここで、第一端末10と第二端末20は、ゲートウェイ50を介して公衆回線網3に接続されて、サポート端末150、設定サーバ100と通信可能となる。ここで、後述するように、第二端末20は、ゲートウェイ50を介さず(すなわち、ローカルエリアネットワーク2を経由せず)に設定サーバ100と通信可能に接続されてよい。この場合は、第二端末20が、第三世代移動通信回線ネットワーク4(または、第三世代より後世代の移動通信回線ネットワーク)を介して、設定サーバ100と通信可能に接続される。
サポート端末150と設定サーバ100は、公衆回線網3を介して接続されてもよいし、サポート端末150側のローカルエリアネットワークにより接続されていてもよい。
図2を参照して、各装置のハードウェア構成について機能ブロック図を用いて説明する。
第一端末10は、リモートサポートを受けるユーザが使用する端末である。第一端末10は、具体的には、パソコン、スマートフォン、携帯電話、ノートパソコン、電子書籍端末、スレート端末、テレビ等であってもよい。すなわち、第一端末10は、制御部11、データ記憶部12、データ通信部13、入出力部14を備えていれば、家庭用電化製品、業務用電化製品、携帯端末、業務用端末のいずれであってもよい。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、データ通信部13として、有線無線対応通信デバイスを備え、データ記憶部12として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のいずれか又は双方を備える。さらに、入出力部14として、画像を表示する液晶モニタ等の表示部と、ユーザからの入力を受付けるキーボードやタッチパネル、音声入力等の入力部を備える。
第二端末20は、第一端末10を使用するユーザもしくは、第一端末10と同じローカルエリアネットワーク2内のユーザが使用する端末である。第二端末20は、具体的には、パソコン、スマートフォン、携帯電話、ノートパソコン、電子書籍端末、スレート端末、テレビ等であってもよい。すなわち、第二端末20は、制御部21、データ記憶部22、第一データ通信部23、入出力部24、第二データ通信部25を備えていれば、家庭用電化製品、業務用電化製品、携帯端末、業務用端末のいずれであってもよい。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、第一データ通信部23として、イーサネット対応の有線無線対応通信デバイスを備え、第二データ通信部25として、第三世代移動通信システム等を介して設定サーバ100との通信を実現する無線対応通信デバイス(ゲートウェイ50を介して通信を行わないデバイス)を備え、データ記憶部22として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のいずれか又は双方を備える。さらに、入出力部24として、画像を表示する液晶モニタ等の表示部と、ユーザからの入力を受付けるキーボードやタッチパネル、音声入力等の入力部を備える。
設定サーバ100は、サポート端末150からの操作を受けて、第一端末10及び第二端末20にリモートサポートの設定を行うサーバである。設定サーバ100は、制御部101、データ記憶部102、データ通信部103、端末仕様データベース105を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、データ通信部103として、有線又は無線対応の通信デバイスを備え、データ記憶部102として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のいずれか又は双方を備える。
端末仕様データベース105は、第一端末10又は第二端末20の機種毎の仕様を管理するデータベースであって、リモートサポートにより設定される設定データを機種毎に管理するデータベースである。
制御部101は、適宜、端末仕様データベース105にアクセスし、後述する各処理を実行する。
設定サーバ100は、これらのハードウェアの協働により、設定データ記憶手段、仕様変更手段、変更設定データ送信手段、重複認証手段を実現する。
ゲートウェイ50は、ユーザをサポートするサポート者が使用する端末であって、ローカルエリアネットワーク2と公衆回線網3を接続するためのゲートウェイ機能を有する装置である。ゲートウェイ50は、グローバルアドレス、プライベートアドレス等の変換を行うルータ機能を備えていてよい。ゲートウェイ50のハードウェア構成は、第一端末10、第二端末20と同様であってよいため説明を省略するが、ゲートウェイ50のみが有する機能として、ゲートウェイ50のデータ通信部53が上述のゲートウェイ機能、ルータ機能を有する。
サポート端末150は、ユーザをサポートするサポート者が使用する端末である。サポート端末150は、通常のパソコン等のコンピュータであってよい。サポート端末150のハードウェア構成は、第一端末10、第二端末20と同様であってよいので、説明を省略する。
[設定共有処理]
次に、図3のフローチャートを参照して、リモートサポートシステム1が実行する設定共有処理について説明する。最初に、サポート者は、リモートサポートを受けるユーザから電話等の問合せを受けて、サポート端末150を操作する。すなわち、サポート端末150が、サポート者からリモートログインの操作を受付け(ステップS01)、これに応じて、サポート端末150が設定サーバ100にアクセスする。
設定サーバ100は、このサポート端末150のアクセスを受けて、サポート対象である第一端末10又はゲートウェイ50に対してリモートログインを開始する(ステップS02)。すなわち、サポート対象となるのは、第一端末10、ゲートウェイ50のいずれであってもよい。例えば、ゲートウェイ50がサポート対象である場合は、公衆回線網3を介して、ゲートウェイ50のIPアドレスにより、リモートログインを行う。また、サポート対象が、ゲートウェイ50とローカルエリアネットワーク2で接続された第一端末10である場合は、ゲートウェイ50を経由して、第一端末10にリモートログインする。以下では、サポート対象が、ゲートウェイ50であるとして説明する。
ゲートウェイ50は、設定サーバ100からのリモートログインを受付ける(ステップS03)。例えば、ユーザからの操作入力により、リモートログインが許可されて、専用のアプリケーションが起動される。これに応じて、サポート端末150は、リモートでの設定処理を行う(ステップS04)。
ここでは、一例として、リモート設定として、ゲートウェイ50にSSID(Service Set Identifier)を設定する場合で説明する。サポート端末150が、ゲートウェイ50にSSIDの文字列を入力して設定を完了する(ステップS05)。設定サーバ100には、ゲートウェイ50に設定されたSSIDの文字列が、設定データとして、ユーザIDやネットワークIDと対応付けられて記憶される(ステップS06)。
設定データとは、ゲートウェイ50又は第一端末10で設定される事項についてのデータであればよく、例えば、SSIDの文字列、WEP(Wired Equivalent Privacy)の文字列、WEBブラウザに設定する内容(お気に入りや表示書式など)、カレンダー、アドレス帳、ToDOリストの表示書式、アイコンの表示設定、変換辞書データ、任意のアプリケーションの設定項目等であってよい。
次に、ユーザは、SSIDがゲートウェイ50に設定されたため、このゲートウェイ50を経由して公衆回線網3に接続される第二端末20(例えば、スマートフォン)のSSID設定を望むとして、以下で説明する。ここで、ユーザは、設定される第二端末20の電話番号をサポート者に伝える。サポート者は、サポート端末150から電話番号を入力する(ステップS07)ことで、設定サーバ100が第二端末20に発信する(ステップS08)。この場合、設定サーバ100は、第三世代移動通信回線ネットワーク4を介して第二端末20と通信を行うため、ゲートウェイ50を経由せずに第二端末20へ着信可能である。
なお、ステップS07からステップS08の電話発信は、ショートメッセージ、Eメール等の送信であってもよい。なお、このように第三世代移動通信回線ネットワーク4を介して第二端末20と設定サーバ100が通信するまでもなく、インターネット網を利用し、ゲートウェイ50を介したIPアドレスにより通信が行われてもよい。さらに、発信を行う装置は、設定サーバ100ではなく、サポート端末150であってもよい。
第二端末20は、設定サーバ100からの発信に対する着信をすることで、第二端末20に設定が行われることが通知される(ステップS10)。通知には、例えば、「これから、本端末にリモートでの設定操作が行われます」などが表示される。ユーザからリモート設定操作の許可を伺う入力インターフェースを表示させてもよい。
次に、設定サーバ100は、最初にリモート設定されたゲートウェイ50にセキュリティ情報を送信する(ステップS11)。セキュリティ情報とは、任意の文字列(パスワード)であってよく、第二端末20とゲートウェイ50が同じユーザもしくは関連したユーザが使用する端末であることを保証するために用いられる。セキュリティ情報の出力は、テキスト文字として表示されてもよいし、音声出力されてもよい。なお、セキュリティ情報が、ユーザIDに対応したパスワードであってもよい。
これに応じて、ゲートウェイ50は、セキュリティ情報を受信して出力する(ステップS12)。図5に示すように、ゲートウェイ50の入出力部54に、セキュリティ情報(foiy2ua9g)が表示される。なお、ゲートウェイ50に入出力部54がない場合は、任意の通信可能な端末に出力してよい。
なお、ステップS11からステップS12の処理は、ゲートウェイ50ではなく、第一端末10が対象とされる処理であってもよい。すなわち、第一端末10がセキュリティ情報を表示してもよい。
次に、ゲートウェイ50に表示されたセキュリティ情報を視認したユーザは、第二端末20にセキュリティ情報を入力する(ステップS13)。第二端末20には、図5に示すセキュリティ情報の入力インターフェースが表示され、ユーザはセキュリティ情報を入力する。
第二端末20にセキュリティ情報がユーザから入力された場合(ステップS13:「YES」)には、セキュリティ情報が設定サーバ100に送信される。第二端末20にセキュリティ情報が入力されないとき(ステップS13:「NO」)は、処理待ちとなる。
ここで、第二端末20は、入力されたセキュリティ情報とともに、第二端末20の機種名を設定サーバ100に送信する。機種名とは、第二端末20の機種を特定するための情報であって、型名やメーカ名であってよい。機種名は、第二端末20に予め記憶されているデータを読み出してもよいし、ユーザからの入力を受けてもよい。
設定サーバ100は、送信されたセキュリティ情報と機種名を受信し(ステップS14)、セキュリティ情報の文字認証を行う(ステップS15)。設定サーバ100は、認証が正常であると判断した場合は、ステップS16に処理を進む。認証が正常でないと判断した場合は、処理を終了する。後者の場合、第一端末10又はゲートウェイ50を視認していないユーザが、セキュリティ情報を入力したと考えられるので、第二端末20への設定を行わないよう処理する。
なお、上述のセキュリティ情報の入力によるセキュリティの認証のみならず、ローカルエリアネットワークの接続認証との重複認証により、第二端末20への設定を許可してもよい。すなわち、ここで、ローカルエリアネットワークの接続認証とは、SSIDの入力による認証であったり、WEPキーの入力による認証であってもよい。これらの認証は、二重認証のみならず、さらに、重複的に認証が行われてよい。
次に、設定サーバ100は、第二端末20から受信した機種名に基づいて、仕様変更処理を実行する。すなわち、図4に示す設定データ対応テーブルに基づいて、設定データを第二端末20の仕様に変更する(ステップS16)。
例えば、設定データとして、ゲートウェイ50(機種名「NW―11」)にSSIDのみを設定したとする。これに応じて、第二端末20(機種名「Expe―01」)にSSIDを設定するにあたり、設定サーバ100は、設定データ対応テーブルを参照する。設定データ対応テーブルによると、第二端末20であるExpe―01は、セキュリティ方式として、WEP(Wired Equivalent Privacy)を採用する仕様である。そこで、この場合は、SSIDとWEPキーが設定データとなる。すなわち、設定データは、SSIDのみから、SSIDとWEPキーという内容に変更される。
なお、設定対象が第一端末10であって、設定内容が「お気に入り」の登録に関する設定である場合は、設定データが登録されるURL(Uniform Resouce Locator)になる。この場合、第二端末20となるExpe―01の対応ブラウザは、ブラウザBである。したがって、ゲートウェイ50のブラウザAに対して、お気に入りにURLを登録することが可能となるデータから、ブラウザBに対応して、お気に入りにURLを登録することが可能となるデータに、設定データが変更される。
次に、設定サーバ100は、変更した設定データを第二端末20に送信する(ステップS17)。第二端末20は、設定サーバ100から送信された設定データを受信する。
なお、設定サーバ100が、第二端末20へ設定データを送信する際は、ゲートウェイ50を介して送信するのではなく、ゲートウェイ50を介さない回線網を利用して送信が行われてもよい。すなわち、ゲートウェイ50を介して行われる通信網とは、インターネット網とLANによるネットワークにより構成され、これらのネットワークをゲートウェイが中継して、実現される。しかし、このネットワークではなく、第三世代移動通信回線ネットワーク4(または、第三世代より後世代の移動通信回線ネットワーク)を利用して、設定データの送信が行われてよい。
この場合のメリットとして、無線LAN等のネットワークに関する設定を要する場合に、設定データとして、SSIDやWEPのデータが送信されて設定が完了するが、そもそも、これらの情報が設定されないと、設定データの送信ができない。そこで、ゲートウェイ50を介さない回線網を利用することで、設定を完了することが可能である。
次に、第二端末20は、受信した設定サーバを設定する(ステップS18)。これは、第二端末20に常駐するアプリケーションが起動し、設定データの設定内容を所定のデータ格納箇所に記憶したり、データを更新することで、設定が実行されてよい。
なお、第二端末20から受信する機種名は、ステップS13が「YES」の際において送信される態様に限らず、例えば、通知を受信したステップS10のタイミングで送信されてもよい。また、第二端末20ではなく、第一端末10又はゲートウェイ50から任意のタイミングで送信されてもよい。
図6は、SSIDとWEPキーが設定データとなった場合に、第二端末20に、この設定データを設定した後の画面イメージ図である。すなわち、設定データは、SSIDのみから、SSIDとWEPキーという内容に変更されたため、ユーザから第二端末20にWEPキーの入力を受付ける必要がある。このための入力インターフェースが、図6のように第二端末20に表示される。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU,情報処理装置,各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD−ROMなど)、DVD(DVD−ROM、DVD−RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し記憶して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 リモートサポートシステム、3 公衆回線網、10 第一端末、20 第二端末、50 ゲートウェイ、100 設定サーバ、150 サポート端末

Claims (5)

  1. ゲートウェイ機能を有する装置、第一端末から構成されるローカルエリアネットワークと公衆回線を介して接続された設定サーバであって、
    サポート端末からの操作に基づいて、前記装置又は前記第一端末に設定した設定データを記憶する設定データ記憶手段と、
    前記サポート端末が前記装置に接続される第二端末の機種名の入力を受付け、当該機種名を前記サポート端末から受信し、当該機種名に基づいて、前記設定データを前記第二端末の仕様に変更する仕様変更手段と、
    前記第二端末の仕様に変更した設定データを前記第二端末に送信する変更設定データ送信手段と、を備える設定サーバ。
  2. 前記設定サーバは、前記装置に接続される第二端末を、前記ローカルエリアネットワークによる接続認証と、ユーザから入力されるセキュリティ情報により認証する重複認証手段を備える請求項1に記載の設定サーバ。
  3. 前記変更設定データ送信手段は、前記装置を介して前記第二端末に前記設定データを送信するのではなく、前記装置を介さない回線網を経由して送信する請求項1に記載の設定サーバ。
  4. ゲートウェイ機能を有する装置、第一端末から構成されるローカルエリアネットワークと公衆回線を介して接続された設定サーバが実行する設定共有方法であって、
    サポート端末からの操作に基づいて、前記装置又は前記第一端末に設定した設定データを記憶するステップと、
    前記サポート端末が前記装置に接続される第二端末の機種名の入力を受付け、当該機種名を前記サポート端末から受信し、当該機種名に基づいて、前記設定データを前記第二端末の仕様に変更するステップと、
    前記第二端末の仕様に変更した設定データを前記第二端末に送信するステップと、を備える設定共有方法。
  5. ゲートウェイ機能を有する装置、第一端末から構成されるローカルエリアネットワークと公衆回線を介して接続された設定サーバに、
    サポート端末からの操作に基づいて、前記装置又は前記第一端末に設定した設定データを記憶するステップ、
    前記サポート端末が前記装置に接続される第二端末の機種名の入力を受付け、当該機種名を前記サポート端末から受信し、当該機種名に基づいて、前記設定データを前記第二端末の仕様に変更するステップ、
    前記第二端末の仕様に変更した設定データを前記第二端末に送信するステップ、を実行させるための設定共有プログラム。
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