JP2012240838A - 用紙分離装置、並びに、これを備えた画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

用紙分離装置、並びに、これを備えた画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】分離回転部材側への分離部材の押圧力を簡単な構成で調整することができる用紙分離装置、並びに、これを備えた画像読取装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数の支持面が形成された支持部材24により圧縮ばね23の端部を支持する。支持部材24は、取付部26に対して複数の異なる向きで取付可能とする。支持部材24の向きに応じて異なる支持面で圧縮ばね23を支持するとともに、圧縮ばね23を支持する支持面の高さを支持部材24の向きに応じて異ならせる。これにより、支持部材24を取付部26に対して複数の異なる向きで取り付けるだけで、当該向きに応じて異なる高さに位置する別の支持面で圧縮ばね23を支持することができるため、分離ローラ20側への分離パッド21の押圧力を簡単な構成で調整することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、用紙を分離するための用紙分離装置、並びに、これを備えた画像読取装置及び画像形成装置に関するものである。
例えば原稿を自動的に搬送するための原稿搬送装置(ADF)などには、複数枚の用紙が積層された状態で搬送(重送)されるのを防止するために、用紙分離装置が備えられている。この種の用紙分離装置の中には、互いに対向する分離ローラ(分離回転部材)と分離パッド(分離部材)との間を原稿が通過する際に、重送される原稿を分離して、1枚ずつ原稿を搬送することができるようになっているものがある。
図7は、第1の従来例に係る原稿搬送装置100の内部構成の一例を示した断面斜視図である。この例では、原稿を分離するために回転可能な分離ローラ101と、分離ローラ101の外周面に対向する分離パッド102とが設けられている。分離ローラ101と分離パッド102との間には、原稿を搬送するための原稿搬送路103が形成されている。
分離パッド102は、回転軸(図示せず)を中心に回転可能に設けられた回転部材104により支持されている。回転部材104の裏面(分離パッド102側とは反対側の面)には、圧縮ばね105が取り付けられている。当該圧縮ばね105により回転部材104が分離ローラ101側に押圧され、当該回転部材104を介して分離パッド102が分離ローラ101側に押圧されるようになっている。
圧縮ばね105における回転部材104側とは反対側の端部は、調整ねじ106により支持されている。より具体的には、調整ねじ106に設けられたフランジ部107上に、圧縮ばね105の端面が接触するようになっている。調整ねじ106は、圧縮ばね105の軸線方向に締め付け可能となっており、当該調整ねじ106の締め付け量を調整することにより、フランジ部107の高さを調整することができる。これにより、フランジ部107の高さに応じて圧縮ばね105の圧縮量が変化し、分離ローラ101側への分離バッド102の押圧力が変化するようになっている。
図8は、第2の従来例に係る原稿搬送装置200の内部構成の一例を示した断面図である。この例においても、原稿を分離するために回転可能な分離ローラ201と、分離ローラ201の外周面に対向する分離パッド202とが設けられ、分離ローラ201と分離パッド202との間には、原稿を搬送するための原稿搬送路203が形成されている。
分離パッド202を支持する回転部材204の裏面(分離パッド202側とは反対側の面)には、圧縮ばね205が取り付けられている。当該圧縮ばね205により回転部材204が分離ローラ201側に押圧され、当該回転部材204を介して分離パッド202が分離ローラ201側に押圧されるようになっている。
圧縮ばね205における回転部材204側とは反対側の端部は、支持部材206により支持されている。支持部材206は、回転軸207を中心に回転可能となっており、支持部材206に取り付けられた調整ねじ208の締め付け量を調整することにより、回転軸207を中心に支持部材206を回転させることができるようになっている。これにより、調整ねじ208の締め付け量に応じて圧縮ばね205の圧縮量が変化し、分離ローラ201側への分離バッド202の押圧力が変化するようになっている。
他の従来技術として、例えば下記特許文献1には、ソレノイドを用いて圧縮ばねの圧縮量を調整することができるような構成も提案されている。
特開平10−279107号公報
しかしながら、上記のような従来技術では、圧縮ばねの圧縮量を調整するための部材として、調整ねじ又はソレノイド、及び、その他の各種部材を設ける必要があるため、構造が複雑であるとともに、部品点数が多いため、製造コストが高いという問題がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、分離回転部材側への分離部材の押圧力を簡単な構成で調整することができる用紙分離装置、並びに、これを備えた画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。また、本発明は、製造コストを低減することができる用紙分離装置、並びに、これを備えた画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る用紙分離装置は、用紙を分離するために回転可能な分離回転部材と、前記分離回転部材の外周面に対向して設けられ、用紙を搬送するための搬送路を前記分離回転部材との間に形成する分離部材と、前記分離部材を前記分離回転部材側に押圧するための押圧部材と、前記押圧部材における前記分離部材側とは反対側の端部を支持するための複数の支持面が形成された支持部材と、前記支持部材を取り付けるための取付部とを備え、前記支持部材が、前記取付部に対して複数の異なる向きで取付可能であり、前記向きに応じて異なる前記支持面で前記押圧部材を支持するとともに、前記押圧部材を支持する前記支持面の高さが前記向きに応じて異なることを特徴とする。
このような構成によれば、支持部材を取付部に対して複数の異なる向きで取り付けるだけで、当該向きに応じて異なる高さに位置する別の支持面で押圧部材を支持することができる。支持面の高さが異なれば、押圧部材による押圧力も異なるため、分離回転部材側への分離部材の押圧力を簡単な構成で調整することができる。
また、複数の支持面が形成された支持部材を用いることにより、調整ねじ又はソレノイドなどを用いるような構成と比較して、部品点数を削減することができる。したがって、製造コストを低減することができる。
前記支持部材には、複数の外面が形成されており、前記複数の外面のうち少なくとも1つの外面には、段差部が形成されることにより、前記支持部材が第1の姿勢のときに、前記押圧部材の端部を支持する前記支持面として機能する第1面と、前記支持部材が前記第1の姿勢に対して表裏反転された第2の姿勢のときに、前記取付部に接触する接触面として機能する第2面とが、互いに異なる高さで形成されていてもよい。
このような構成によれば、支持部材を第1の姿勢と第2の姿勢との間で表裏反転するだけで、押圧部材を支持する際の支持部材の支持面の高さを容易に変更することができる。
前記支持部材には、2つ以上の外面にそれぞれ前記第1面及び前記第2面が形成されており、前記支持部材が前記第1の姿勢のときと、当該第1の姿勢に対して表裏反転以外の異なる姿勢である第3の姿勢のときとで、前記2つ以上の外面のうちの異なる外面に形成された前記第1面が、前記支持面として機能するようになっており、前記支持部材が前記第1の姿勢のときと前記第3の姿勢のときとで、前記支持面として機能する前記第1面の高さが異なっていてもよい。
このような構成によれば、支持部材の姿勢を第1の姿勢と第3の姿勢との間で変更するだけで、押圧部材を支持する際の支持部材の支持面の高さをさらに多段階で変更することができる。
前記段差部が、前記支持面で支持された前記押圧部材の当該支持面上での移動を規制するものであってもよい。
このような構成によれば、押圧部材の支持面上での移動を段差部で規制することにより、押圧部材を安定して支持することができる。
前記支持部材は、6つの外面が形成された六面体形状からなるものであってもよい。
このような構成によれば、六面体形状という簡単な構成からなる支持部材を用いて、分離回転部材側への分離部材の押圧力を調整することができる。前記六面体形状には、6つの外面がいずれも平坦面からなる六面体に限らず、少なくとも1つの外面に凹凸又は起伏が形成された略六面体が含まれていてもよい。
前記支持部材は、立方体形状からなるものであってもよい。
このような構成によれば、立方体形状という簡単な構成からなる支持部材を用いて、分離回転部材側への分離部材の押圧力を調整することができる。前記立方体形状には、6つの外面がいずれも平坦面からなる立方体に限らず、少なくとも1つの外面に凹凸又は起伏が形成された略立方体が含まれていてもよい。
前記支持部材は、直方体形状からなるものであってもよい。
このような構成によれば、直方体形状という簡単な構成からなる支持部材を用いて、分離回転部材側への分離部材の押圧力を調整することができる。また、支持部材の姿勢を表裏反転以外の異なる姿勢に変更するだけで、押圧部材を支持する際の支持部材の支持面の高さを容易に変更することができる。前記直方体形状には、6つの外面がいずれも平坦面からなる直方体に限らず、少なくとも1つの外面に凹凸又は起伏が形成された略直方体が含まれていてもよい。
本発明に係る画像読取装置は、前記用紙分離装置と、前記用紙としての原稿を搬送するための原稿搬送ローラと、前記原稿の画像を読み取るための画像読取部とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、本発明に係る前記用紙分離装置と同様の効果を奏する画像読取装置を提供することができる。したがって、分離回転部材側への分離部材の押圧力を簡単な構成で調整することができるとともに、製造コストを低減することができる画像読取装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置は、前記用紙分離装置と、前記用紙としての記録紙を搬送するための記録紙搬送ローラと、前記記録紙に画像を形成するための画像形成部とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、本発明に係る前記用紙分離装置と同様の効果を奏する画像形成装置を提供することができる。したがって、分離回転部材側への分離部材の押圧力を簡単な構成で調整することができるとともに、製造コストを低減することができる画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る用紙分離装置を備えた画像形成装置の内部構成を示す概略断面図である。 原稿搬送装置の内部構成の一例を示した断面斜視図であり、用紙分離装置の近傍を斜め上方から見た図を示している。 支持部材の構成例を示した斜視図である。 支持部材の構成例を示した斜視図である。 支持部材の構成例を示した斜視図である。 支持部材の構成例を示した斜視図である。 支持部材の構成例を示した斜視図である。 支持部材の構成例を示した斜視図である。 支持部材の第1変形例を示した斜視図である。 支持部材の第1変形例を示した斜視図である。 支持部材の第2変形例を示した斜視図である。 支持部材の第2変形例を示した斜視図である。 支持部材の第2変形例を示した斜視図である。 支持部材の第3変形例を示した斜視図である。 支持部材の第3変形例を示した斜視図である。 支持部材の第3変形例を示した斜視図である。 支持部材の第3変形例を示した斜視図である。 第1の従来例に係る原稿搬送装置の内部構成の一例を示した断面斜視図である。 第2の従来例に係る原稿搬送装置の内部構成の一例を示した断面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る用紙分離装置2cを備えた画像形成装置1の内部構成を示す概略断面図である。
本実施形態における画像形成装置1は、例えば、原稿搬送装置(ADF)2により自動的に供給される原稿の画像を画像読取部3で1枚ずつ読み取り、その原稿の画像データに基づいて記録紙Pに画像を形成する複写機である。当該画像形成装置1には、筺体1a内に、上記画像読取部3の他、画像形成部4及び給紙部5などが備えられており、当該筺体1aの上面に原稿搬送装置2が設けられている。
原稿搬送装置2は、原稿トレイ2aを備えており、当該原稿トレイ2a上に原稿をセットすることができるようになっている。原稿搬送装置2は、ピックアップローラ2b及び用紙分離装置2cにより、原稿トレイ2a上にセットされた原稿を1枚ずつ送り出す。用紙分離装置2cは、例えば分離ローラ20及び分離パッド21を備えている。送り出された原稿は、複数の原稿搬送ローラ2d、2e、2fにより原稿搬送路2gを搬送され、当該原稿搬送路2gの途中で第2ガラス板3c上を通過する際に、画像読取部3により画像が読み取られる。画像が読み取られた後の原稿は、排出ローラ2hにより原稿排出トレイ2i上に順次排出される。
画像読取部3には、例えばCCD(Charge Coupled Devices)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの受光部が設けられている。画像読取部3は、主走査方向に直交する水平方向(副走査方向)に発光部を移動させながら第1ガラス板3d上に置かれた原稿に光を照射し、原稿からの反射光を受光部で受光することによって、原稿の画像を読み取ることができる。また、画像読取部3は、静止した状態で第2ガラス板3cに向かって光を照射し、原稿搬送装置2により第2ガラス板3c上を搬送される原稿からの反射光を受光部で受光することによって、原稿の画像を読み取ることもできる。
第1ガラス板3dに置かれた原稿を読み取る場合には、受光部で原稿からの反射光を受光することにより主走査が行われるとともに、発光部が副走査方向に移動することにより副走査が行われる。一方、原稿搬送装置2により1枚ずつ第2ガラス板3c上に搬送される原稿を読み取る場合には、受光部で原稿からの反射光を受光することにより主走査が行われるとともに、第2ガラス板3c上を原稿が搬送されることにより副走査が行われる。
第1ガラス板3d及び第2ガラス板3cは、筺体1aの上面に形成されており、原稿搬送装置2は、筺体1aの上面に対して上下に開閉可能に取り付けられている。したがって、第1ガラス板3d上に置かれた原稿を画像読取部3で読み取る場合には、原稿搬送装置2を閉じることにより、当該原稿搬送装置2と第1ガラス板3dとの間に原稿を挟むことができるようになっている。すなわち、原稿搬送装置2は、第1ガラス板3d上のセット位置に置かれている原稿を押さえるために開閉される開閉カバー10を構成している。ただし、開閉カバー10は、原稿搬送装置2により構成されるものに限らず、開閉可能な他のあらゆるカバーを採用することができる。
画像形成部4は、感光体ドラム4a、帯電器4b、光書込みユニット4c、現像器4d、転写器4e及び定着器4fを備え、電子写真方式により記録紙Pに画像を形成する。感光体ドラム4aの表面には感光体が形成されており、画像形成時には、回転駆動される感光体ドラム4aの表面が帯電器4bにより一様に帯電される。光書込みユニット4cは、画像読取部3で読み取った原稿の画像データなどに基づいて、LED(Light-Emitting Diode)又はレーザ光源から光を出力する。帯電器4bにより一様に帯電された感光体ドラム4aの表面には、光書込みユニット4cから出力される光で露光されることにより、静電潜像が形成される。
静電潜像が形成された感光体ドラム4aの表面には、現像器4dから供給されるトナーが付着することによりトナー像が形成され、このトナー像が転写器4eを用いて記録紙Pに転写される。トナー像が転写された記録紙Pは、定着器4fにより加熱処理及び加圧処理が施された後、排出ローラ4gから排出トレイ4h上に排出される。
給紙部5は、記録紙Pを収容するための給紙カセット6を備えており、この給紙カセット6内に設けられた支持板9上に、記録紙Pを積層した状態で収容することができるようになっている。支持板9は、その第1端部における軸線9aを中心に回転可能となっており、第1端部とは反対側の第2端部が圧縮ばね9bによって上方へ付勢されることにより、最上部の記録紙Pが給紙ローラ7に対して押圧される。給紙ローラ7に対向する位置には、例えば分離パッド(図示せず)が配置されており、給紙ローラ7が回転駆動されることにより給紙カセット6内から送り出される記録紙Pは、上記分離パッドの作用により、記録紙搬送路12に1枚ずつ送り出される。
記録紙搬送路12には、1つ又は複数の記録紙搬送ローラ13が設けられている。給紙カセット6から1枚ずつ送り出される記録紙Pは、記録紙搬送ローラ13により記録紙搬送路12内を搬送され、画像形成部4へと送られる。そしてレジストローラ14により、記録紙Pは感光体ドラム4aの直前で一旦停止され、感光体ドラム4aに形成されるトナー像を転写させるタイミングに合わせて送り出される。
図2は、原稿搬送装置2の内部構成の一例を示した断面斜視図であり、用紙分離装置2cの近傍を斜め上方から見た図を示している。
本実施形態における原稿搬送装置2に備えられた用紙分離装置2cは、複数枚の原稿が積層された状態で搬送(重送)されている場合に、分離ローラ20及び分離パッド21によって、当該複数枚の原稿のうち少なくとも1枚を分離する。
分離ローラ20は、原稿を分離するために回転可能な分離回転部材であり、例えば原稿を搬送する方向(図1における時計回り)に回転可能となっている。ただし、分離回転部材は、分離ローラ20に限らず、ベルトなどにより構成されるものであってもよい。分離パッド21は、分離ローラ20の外周面に対向して設けられた分離部材であり、分離ローラ20との間に原稿搬送路2gを形成している。分離ローラ20は、原稿の搬送方向に対して直交方向に延びる長尺形状を有しており、当該分離ローラ20における長手方向の中央部に対向する位置に、分離パッド21が設けられている。分離パッド21は、摩擦力が比較的大きい材料で形成されていることが好ましく、例えばゴム、コルク又はスポンジなどにより形成することができる。
分離パッド21は、回転軸(図示せず)を中心に回転可能な回転部材22により支持されている。回転部材22の回転軸は、例えば分離ローラ20の回転軸線に対して平行方向(原稿の搬送方向に対して直交方向)に延びている。したがって、回転軸を中心に回転部材22を分離ローラ20側へ回転させることにより、分離ローラ20と分離パッド21との間を通過しようとする原稿に対して分離パッド21を押圧することができる。これにより、複数枚の原稿が重送されている場合には、分離ローラ20側に押圧される分離パッド21によって、当該分離パッド21側の原稿が分離され、分離ローラ20に接触している1枚の原稿だけが下流側に搬送される。
回転部材22の裏面側(分離パッド21側とは反対側)には、当該回転部材22を分離ローラ20側に押圧する押圧部材としての圧縮ばね23が設けられている。図2では、圧縮ばね23の側方における断面を示している。当該圧縮ばね23により回転部材22が分離ローラ20側に押圧され、当該回転部材22を介して分離パッド21が分離ローラ20側に押圧されるようになっている。ただし、押圧部材は、圧縮ばね23に限らず、例えばゴムなどの弾性部材に例示されるような他の部材であってもよい。
圧縮ばね23における回転部材22側とは反対側の端部は、取付部26に取り付けられた支持部材24により支持されている。支持部材24は、例えば樹脂などにより形成することができるが、樹脂以外の他の材料で形成することも可能である。取付部26は、例えば支持部材24の少なくとも一部を収容可能な凹部などにより構成することができる。
取付部26は、例えば原稿搬送装置2内において原稿搬送路2gの一部を形成するためのガイド部材25に一体的に形成されてもよいし、ガイド部材25とは別個に設けられてもよい。取付部26の構成としては、上記のような構成に限らず、支持部材24が圧縮ばね23の軸線方向(押圧方向)に対して直交方向にずれるのを防止できるような他の各種構成を採用することができる。
図3A〜図3Fは、支持部材24の構成例を示した斜視図である。これらの図3A〜図3Fでは、同一の支持部材24をそれぞれ異なる角度から見た図が示されている。この支持部材24には、圧縮ばね23の端部を支持するための6つの支持面31〜36が形成されている。
支持面31は、例えば支持部材24の外面の1つを構成している。支持部材24は、支持面31が圧縮ばね23側を向いた姿勢(図3A参照)のときに、当該支持面31により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、支持面31が圧縮ばね23側を向いた姿勢に対して、支持部材24が表裏反転された姿勢(図3B参照)のときには、支持面31が取付部26側に位置し、当該支持面31が取付部26に接触する接触面として機能する。
支持面32は、例えば支持部材24の1つの外面(第2面322)に形成された凹状の段差部323により、当該外面よりも1段低く形成された面(第1面321)である。これにより、支持部材24は、第1面321が圧縮ばね23側を向いた姿勢(図3C参照)のときに、段差部323の内側に圧縮ばね23の端部が収容され、第1面321(支持面32)により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、図3Cの姿勢に対して支持部材24が表裏反転された姿勢(図3D参照)のときには、第2面322が取付部26に接触する。すなわち、圧縮ばね23の端部を支持する支持面32として機能する第1面321と、取付部26に接触する接触面として機能する第2面322とが、段差部323を介して互いに異なる高さで形成されている。
支持面33は、例えば支持部材24の1つの外面(第2面332)に形成された凹状の段差部333により、当該外面よりも1段低く形成された面(第1面331)である。これにより、支持部材24は、第1面331が圧縮ばね23側を向いた姿勢(図3E参照)のときに、段差部333の内側に圧縮ばね23の端部が収容され、第1面331(支持面33)により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、図3Eの姿勢に対して支持部材24が表裏反転された姿勢(図3F参照)のときには、第2面332が取付部26に接触する。すなわち、圧縮ばね23の端部を支持する支持面33として機能する第1面331と、取付部26に接触する接触面として機能する第2面332とが、段差部333を介して互いに異なる高さで形成されている。
支持面34は、例えば支持部材24の1つの外面(第2面342)に形成された凹状の段差部343により、当該外面よりも1段低く形成された面(第1面341)である。これにより、支持部材24は、第1面341が圧縮ばね23側を向いた姿勢(図3B参照)のときに、段差部343の内側に圧縮ばね23の端部が収容され、第1面341(支持面34)により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、図3Bの姿勢に対して支持部材24が表裏反転された姿勢(図3A参照)のときには、第2面342が取付部26に接触する。すなわち、圧縮ばね23の端部を支持する支持面34として機能する第1面341と、取付部26に接触する接触面として機能する第2面342とが、段差部343を介して互いに異なる高さで形成されている。
支持面35は、例えば支持部材24の1つの外面(第2面352)に形成された凹状の段差部353により、当該外面よりも1段低く形成された面(第1面351)である。これにより、支持部材24は、第1面351が圧縮ばね23側を向いた姿勢(図3F参照)のときに、段差部353の内側に圧縮ばね23の端部が収容され、第1面351(支持面35)により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、図3Fの姿勢に対して支持部材24が表裏反転された姿勢(図3E参照)のときには、第2面352が取付部26に接触する。すなわち、圧縮ばね23の端部を支持する支持面35として機能する第1面351と、取付部26に接触する接触面として機能する第2面352とが、段差部353を介して互いに異なる高さで形成されている。
支持面36は、例えば支持部材24の1つの外面(第2面362)に形成された凹状の段差部363により、当該外面よりも1段低く形成された面(第1面361)である。これにより、支持部材24は、第1面361が圧縮ばね23側を向いた姿勢(図3D参照)のときに、段差部363の内側に圧縮ばね23の端部が収容され、第1面361(支持面36)により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、図3Dの姿勢に対して支持部材24が表裏反転された姿勢(図3C参照)のときには、第2面362が取付部26に接触する。すなわち、圧縮ばね23の端部を支持する支持面36として機能する第1面361と、取付部26に接触する接触面として機能する第2面362とが、段差部363を介して互いに異なる高さで形成されている。
上記のような支持部材24を用いた場合には、複数の異なる向きで支持部材24を取付部26に取付可能である。また、支持部材24の向きに応じて異なる支持面31〜36で圧縮ばね23が支持されるとともに、段差部323〜363の深さが異なることにより、圧縮ばね23を支持する支持面31〜36の高さが支持部材24の向きに応じて異なっている。
したがって、支持部材24を取付部26に対して複数の異なる向きで取り付けるだけで、当該向きに応じて異なる高さに位置する別の支持面31〜36で圧縮ばね23を支持することができる。支持面31〜36の高さが異なれば、圧縮ばね23による押圧力も異なるため、分離ローラ20側への分離パッド21の押圧力を簡単な構成で調整することができる。
また、複数の支持面31〜36が形成された支持部材24を用いることにより、調整ねじ又はソレノイドなどを用いるような構成と比較して、部品点数を削減することができる。したがって、製造コストを低減することができる。
特に、いずれかの支持面31〜36が圧縮ばね23側を向いた第1の姿勢と、当該第1の姿勢に対して表裏反転された第2の姿勢との間で支持部材24を表裏反転するだけで、圧縮ばね23を支持する際の支持部材24の支持面31〜36の高さを容易に変更することができる。
また、いずれかの支持面31〜36が圧縮ばね23側を向いた第1の姿勢のときと、当該第1の姿勢に対して表裏反転以外の異なる第3の姿勢のときとで、支持部材24の異なる外面に形成された第1面321〜361が支持面32〜36として機能する。さらに、支持部材24が第1の姿勢のときと第3の姿勢のときとで、支持面32〜36として機能する第1面321〜361の高さが異なっている。したがって、支持部材24の姿勢を第1の姿勢と第3の姿勢との間で変更するだけで、圧縮ばね23を支持する際の支持部材24の支持面31〜36の高さをさらに多段階で変更することができる。
また、各段差部323〜363の内側に圧縮ばね23の端部が収容されるため、当該段差部323〜363により、支持面32〜36で支持された圧縮ばね23の支持面32〜36上での移動を規制し、圧縮ばね23を安定して支持することができる。圧縮ばね23をより安定して支持するためには、各段差部323〜363が、圧縮ばね23の端部の外径に対応する距離で対向する対向面を少なくとも1対、より好ましくは2対有していてもよい。
また、少なくとも一部の支持面33〜35を+字形状とすることにより、少ない材料で低コストかつ軽量の支持部材24としつつ、当該支持面33〜35における圧縮ばね23の端部との接触面をできるだけ広く確保することができる。
図4A及び図4Bは、支持部材24の第1変形例を示した斜視図である。これらの図4A及び図4Bでは、同一の支持部材24をそれぞれ異なる角度から見た図が示されている。この支持部材24には、圧縮ばね23の端部を支持するための6つの支持面41〜46が形成されている。
支持面41〜45は、例えば支持部材24の異なる外面をそれぞれ構成している。支持部材24は、支持面41〜45のいずれかが圧縮ばね23側を向いた姿勢のときに、当該支持面41〜45により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、支持面41〜45のいずれかが圧縮ばね23側を向いた姿勢に対して、支持部材24が表裏反転された姿勢のときには、支持面41〜45のいずれかが取付部26側に位置し、当該支持面41〜45が取付部26に接触する接触面として機能する。
支持面46は、例えば支持部材24の1つの外面(第2面462)に形成された凹状の段差部463により、当該外面よりも1段低く形成された面(第1面461)である。これにより、支持部材24は、第1面461が圧縮ばね23側を向いた姿勢のときに、段差部463の内側に圧縮ばね23の端部が収容され、第1面461(支持面46)により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、上記姿勢に対して支持部材24が表裏反転された姿勢のときには、第2面462が取付部26に接触する。すなわち、圧縮ばね23の端部を支持する支持面46として機能する第1面461と、取付部26に接触する接触面として機能する第2面462とが、段差部463を介して互いに異なる高さで形成されている。
上記のような支持部材24を用いた場合には、複数の異なる向きで支持部材24を取付部26に取付可能である。また、支持部材24の向きに応じて異なる支持面41〜46で圧縮ばね23が支持されるとともに、段差部463が形成されることにより、圧縮ばね23を支持する支持面41〜45と支持面46の高さが支持部材24の向きに応じて異なっている。すなわち、支持面46(第1面461)が圧縮ばね23側を向いた姿勢と、それ以外の姿勢との間で、支持面41〜46の高さが異なっている。
したがって、支持部材24を取付部26に対して複数の異なる向きで取り付けるだけで、当該向きに応じて異なる高さに位置する別の支持面41〜45又は支持面46で圧縮ばね23を支持することができる。支持面41〜45と支持面46の高さが異なれば、圧縮ばね23による押圧力も異なるため、分離ローラ20側への分離パッド21の押圧力を簡単な構成で調整することができる。
また、複数の支持面41〜46が形成された支持部材24を用いることにより、調整ねじ又はソレノイドなどを用いるような構成と比較して、部品点数を削減することができる。したがって、製造コストを低減することができる。
特に、支持面46が圧縮ばね23側を向いた第1の姿勢と、当該第1の姿勢に対して表裏反転された第2の姿勢との間で支持部材24を表裏反転するだけで、圧縮ばね23を支持する際の支持部材24の支持面41,46の高さを容易に変更することができる。
また、段差部463の内側に圧縮ばね23の端部が収容されるため、当該段差部463により、支持面46で支持された圧縮ばね23の支持面46上での移動を規制し、圧縮ばね23を安定して支持することができる。圧縮ばね23をより安定して支持するためには、段差部463が、圧縮ばね23の端部の外径に対応する距離で対向する対向面を少なくとも1対、より好ましくは2対有していてもよい。
図5A〜図5Cは、支持部材24の第2変形例を示した斜視図である。これらの図5A〜図5Cでは、同一の支持部材24をそれぞれ異なる角度から見た図が示されている。この支持部材24には、圧縮ばね23の端部を支持するための6つの支持面51〜56が形成されている。
支持面51〜54は、例えば支持部材24の異なる外面をそれぞれ構成している。支持部材24は、支持面51〜54のいずれかが圧縮ばね23側を向いた姿勢のときに、当該支持面51〜54により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、支持面51〜54のいずれかが圧縮ばね23側を向いた姿勢に対して、支持部材24が表裏反転された姿勢のときには、支持面51〜54のいずれかが取付部26側に位置し、当該支持面51〜54が取付部26に接触する接触面として機能する。
支持面55は、例えば支持部材24の外面の1つに形成された凸状の段差部553により、当該外面よりも1段高く形成された面である。支持部材24は、支持面55が圧縮ばね23側を向いた姿勢のときに、当該支持面55により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、支持面55が圧縮ばね23側を向いた姿勢に対して、支持部材24が表裏反転された姿勢のときには、支持面55が取付部26側に位置し、当該支持面55が取付部26に接触する接触面として機能する。
支持面56は、例えば支持部材24の外面の1つ(第2面562)に形成された凹状の段差部563により、当該外面よりも1段低く形成された面(第1面561)である。これにより、支持部材24は、第1面561が圧縮ばね23側を向いた姿勢のときに、段差部563の内側に圧縮ばね23の端部が収容され、第1面561(支持面56)により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、上記姿勢に対して支持部材24が表裏反転された姿勢のときには、第2面562が取付部26に接触する。すなわち、圧縮ばね23の端部を支持する支持面56として機能する第1面561と、取付部26に接触する接触面として機能する第2面562とが、段差部563を介して互いに異なる高さで形成されている。
上記のような支持部材24を用いた場合には、複数の異なる向きで支持部材24を取付部26に取付可能である。また、支持部材24の向きに応じて異なる支持面51〜56で圧縮ばね23が支持されるとともに、段差部553,563が形成されることにより、圧縮ばね23を支持する支持面51〜53と支持面54,55と支持面56の高さが支持部材24の向きに応じて異なっている。すなわち、支持面54,55が圧縮ばね23側を向いた姿勢と、支持面56(第1面561)が圧縮ばね23側を向いた姿勢と、それ以外の姿勢との間で、支持面51〜56の高さが異なっている。
したがって、支持部材24を取付部26に対して複数の異なる向きで取り付けるだけで、当該向きに応じて異なる高さに位置する別の支持面51〜53、支持面54,55又は支持面56で圧縮ばね23を支持することができる。支持面51〜53と支持面54,55と支持面56の高さが異なれば、圧縮ばね23による押圧力も異なるため、分離ローラ20側への分離パッド21の押圧力を簡単な構成で調整することができる。
また、複数の支持面51〜56が形成された支持部材24を用いることにより、調整ねじ又はソレノイドなどを用いるような構成と比較して、部品点数を削減することができる。したがって、製造コストを低減することができる。
特に、支持面56が圧縮ばね23側を向いた第1の姿勢と、当該第1の姿勢に対して表裏反転された第2の姿勢との間で支持部材24を表裏反転するだけで、圧縮ばね23を支持する際の支持部材24の支持面51,56の高さを容易に変更することができる。
また、段差部563の内側に圧縮ばね23の端部が収容されるため、当該段差部563により、支持面56で支持された圧縮ばね23の支持面56上での移動を規制し、圧縮ばね23を安定して支持することができる。圧縮ばね23をより安定して支持するためには、段差部563が、圧縮ばね23の端部の外径に対応する距離で対向する対向面を少なくとも1対、より好ましくは2対有していてもよい。
また、少なくとも一部の支持面55を+字形状とすることにより、少ない材料で低コストかつ軽量の支持部材24としつつ、当該支持面55における圧縮ばね23の端部との接触面をできるだけ広く確保することができる。
図6A〜図6Dは、支持部材24の第3変形例を示した斜視図である。これらの図6A〜図6Dでは、同一の支持部材24をそれぞれ異なる角度から見た図が示されている。この支持部材24には、圧縮ばね23の端部を支持するための6つの支持面61〜66が形成されている。
支持面61〜63は、例えば支持部材24の異なる外面をそれぞれ構成している。支持部材24は、支持面61〜63のいずれかが圧縮ばね23側を向いた姿勢のときに、当該支持面61〜63により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、支持面61〜63のいずれかが圧縮ばね23側を向いた姿勢に対して、支持部材24が表裏反転された姿勢のときには、支持面61〜63のいずれかが取付部26側に位置し、当該支持面61〜63が取付部26に接触する接触面として機能する。
支持面64,65は、例えば支持部材24の異なる外面にそれぞれ異なる高さで形成された凸状の段差部643,653により、当該外面よりも1段高く形成された面である。支持部材24は、支持面64,65が圧縮ばね23側を向いた姿勢のときに、当該支持面64,65により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、支持面64,65が圧縮ばね23側を向いた姿勢に対して、支持部材24が表裏反転された姿勢のときには、支持面64,65が取付部26側に位置し、当該支持面64,65が取付部26に接触する接触面として機能する。
支持面66は、例えば支持部材24の外面の1つ(第2面662)に形成された凹状の段差部663により、当該外面よりも1段低く形成された面(第1面661)である。これにより、支持部材24は、第1面661が圧縮ばね23側を向いた姿勢のときに、段差部663の内側に圧縮ばね23の端部が収容され、第1面661(支持面66)により圧縮ばね23の端部を支持することができる。一方、上記姿勢に対して支持部材24が表裏反転された姿勢のときには、第2面662が取付部26に接触する。すなわち、圧縮ばね23の端部を支持する支持面66として機能する第1面661と、取付部26に接触する接触面として機能する第2面662とが、段差部663を介して互いに異なる高さで形成されている。
上記のような支持部材24を用いた場合には、複数の異なる向きで支持部材24を取付部26に取付可能である。また、支持部材24の向きに応じて異なる支持面61〜66で圧縮ばね23が支持されるとともに、段差部643〜663が形成されることにより、圧縮ばね23を支持する支持面61と支持面62,64と支持面63,65と支持面66の高さが支持部材24の向きに応じて異なっている。すなわち、支持面61が圧縮ばね23側を向いた姿勢と、支持面62,64が圧縮ばね23側を向いた姿勢と、支持面63,65が圧縮ばね23側を向いた姿勢と、支持面66が圧縮ばね23側を向いた姿勢との間で、支持面61〜66の高さが異なっている。
したがって、支持部材24を取付部26に対して複数の異なる向きで取り付けるだけで、当該向きに応じて異なる高さに位置する別の支持面61、支持面62,64、支持面63,65又は支持面66で圧縮ばね23を支持することができる。支持面61と支持面62,64と支持面63,65と支持面66の高さが異なれば、圧縮ばね23による押圧力も異なるため、分離ローラ20側への分離パッド21の押圧力を簡単な構成で調整することができる。
また、複数の支持面61〜66が形成された支持部材24を用いることにより、調整ねじ又はソレノイドなどを用いるような構成と比較して、部品点数を削減することができる。したがって、製造コストを低減することができる。
特に、支持面66が圧縮ばね23側を向いた第1の姿勢と、当該第1の姿勢に対して表裏反転された第2の姿勢との間で支持部材24を表裏反転するだけで、圧縮ばね23を支持する際の支持部材24の支持面61,66の高さを容易に変更することができる。
また、段差部663の内側に圧縮ばね23の端部が収容されるため、当該段差部663により、支持面66で支持された圧縮ばね23の支持面66上での移動を規制し、圧縮ばね23を安定して支持することができる。圧縮ばね23をより安定して支持するためには、段差部663が、圧縮ばね23の端部の外径に対応する距離で対向する対向面を少なくとも1対、より好ましくは2対有していてもよい。
また、少なくとも一部の支持面64,65を+字形状とすることにより、少ない材料で低コストかつ軽量の支持部材24としつつ、当該支持面64,65における圧縮ばね23の端部との接触面をできるだけ広く確保することができる。
上記実施形態における支持部材24は、6つの外面が形成された六面体形状からなる。したがって、六面体形状という簡単な構成からなる支持部材24を用いて、分離ローラ20側への分離パッド21の押圧力を調整することができる。ただし、支持部材24は、複数の支持面を有するような構成であれば、6つに限らず、5つ以下の支持面を有するものであってもよいし、7つ以上の支持面を有するものであってもよい。この場合、支持部材24は、六面体形状に限らず、三面体形状又は四面体形状などの他の形状であってもよい。
また、上記実施形態における支持部材24は、立方体形状からなる。したがって、立方体形状という簡単な構成からなる支持部材24を用いて、分離ローラ20側への分離パッド21の押圧力を調整することができる。支持部材24が立方体形状からなる場合には、外面の各辺の長さが同一であるため、例えば正方形状の凹部などからなる取付部26に対して、任意の向きで容易に取り付けることができる。
ただし、支持部材24は、立方体形状からなる構成に限らず、例えば直方体形状などの他の形状からなるものであってもよい。支持部材24が直方体形状の場合には、支持部材24の姿勢を表裏反転以外の異なる姿勢に変更するだけで、圧縮ばね23を支持する際の支持部材24の支持面の高さを容易に変更することができる。この場合、直方体形状の支持部材24には、凹凸又は起伏がなく、単に外面の各辺の長さが異なる形状などであってもよい。
以上の実施形態では、用紙分離装置2cが、画像形成装置1としての複写機に備えられた構成について説明したが、このような構成に限らず、画像読取部3を備えていないプリンタなどの他の画像形成装置1にも、本発明に係る用紙分離装置2cを適用可能である。この場合、給紙ローラ7に対向する位置に設けられた分離パッド(図示せず)に関して、本発明に係る用紙分離装置2cが適用されてもよい。すなわち、本発明における用紙には、原稿だけでなく、記録紙などの他の各種用紙が含まれる。
また、画像形成部4を備えていないスキャナ装置などの画像読取装置に、本発明に係る用紙分離装置2cを適用してもよい。さらに、本発明に係る用紙分離装置2cを単体で提供することも可能である。
1 画像形成装置
2 原稿搬送装置
2c 用紙分離装置
2d 原稿搬送ローラ
2g 原稿搬送路
3 画像読取部
4 画像形成部
12 記録紙搬送路
13 記録紙搬送ローラ
20 分離ローラ
21 分離パッド
22 回転部材
24 支持部材
25 ガイド部材
26 取付部
31〜36 支持面
41〜46 支持面
51〜56 支持面
61〜66 支持面
321〜361 第1面
322〜362 第2面
323〜363 段差部
461 第1面
462 第2面
463 段差部
561 第1面
562 第2面
563 段差部
661 第1面
662 第2面
663 段差部

Claims (9)

  1. 用紙を分離するために回転可能な分離回転部材と、
    前記分離回転部材の外周面に対向して設けられ、用紙を搬送するための搬送路を前記分離回転部材との間に形成する分離部材と、
    前記分離部材を前記分離回転部材側に押圧するための押圧部材と、
    前記押圧部材における前記分離部材側とは反対側の端部を支持するための複数の支持面が形成された支持部材と、
    前記支持部材を取り付けるための取付部とを備え、
    前記支持部材が、前記取付部に対して複数の異なる向きで取付可能であり、前記向きに応じて異なる前記支持面で前記押圧部材を支持するとともに、前記押圧部材を支持する前記支持面の高さが前記向きに応じて異なることを特徴とする用紙分離装置。
  2. 前記支持部材には、複数の外面が形成されており、
    前記複数の外面のうち少なくとも1つの外面には、段差部が形成されることにより、前記支持部材が第1の姿勢のときに、前記押圧部材の端部を支持する前記支持面として機能する第1面と、前記支持部材が前記第1の姿勢に対して表裏反転された第2の姿勢のときに、前記取付部に接触する接触面として機能する第2面とが、互いに異なる高さで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の用紙分離装置。
  3. 前記支持部材には、2つ以上の外面にそれぞれ前記第1面及び前記第2面が形成されており、
    前記支持部材が前記第1の姿勢のときと、当該第1の姿勢に対して表裏反転以外の異なる姿勢である第3の姿勢のときとで、前記2つ以上の外面のうちの異なる外面に形成された前記第1面が、前記支持面として機能するようになっており、
    前記支持部材が前記第1の姿勢のときと前記第3の姿勢のときとで、前記支持面として機能する前記第1面の高さが異なることを特徴とする請求項2に記載の用紙分離装置。
  4. 前記段差部が、前記支持面で支持された前記押圧部材の当該支持面上での移動を規制することを特徴とする請求項2又は3に記載の用紙分離装置。
  5. 前記支持部材は、6つの外面が形成された六面体形状からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の用紙分離装置。
  6. 前記支持部材は、立方体形状からなることを特徴とする請求項5に記載の用紙分離装置。
  7. 前記支持部材は、直方体形状からなることを特徴とする請求項5に記載の用紙分離装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の用紙分離装置と、
    前記用紙としての原稿を搬送するための原稿搬送ローラと、
    前記原稿の画像を読み取るための画像読取部とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項1〜7のいずれかに記載の用紙分離装置と、
    前記用紙としての記録紙を搬送するための記録紙搬送ローラと、
    前記記録紙に画像を形成するための画像形成部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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