JP2012240217A - 折り畳み式熱可塑性樹脂成形体 - Google Patents

折り畳み式熱可塑性樹脂成形体 Download PDF

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Abstract

【課題】
解決しようとする課題は、凹状リブが形成された面は、凹状リブによって表面が凹凸になってしまうので、すべての面に凹凸の無い成形品を製造する事ができないという点である。
【解決手段】
ブロー成形による折り畳み式熱可塑性樹脂成形体であって、
ブロー成形により中央中空部と端部中空部とヒンジ部が一体に形成されており、前記中央中空部と前記端部中空部は表壁と前記表壁と間隔をおいて対向する裏壁を有していて、前記表壁と前記裏壁の周縁部が端壁で閉塞されており、前記ヒンジ部は前記中央中空部の前記表壁と、前記端部中央部の前記表壁を連結しており、それぞれの中空部の前記表壁に凹状リブが形成される事により前記課題を解決した。
【選択図】図4

Description

本発明は、ブロー成形による熱可塑性樹脂成形体に関する。
ブロー成形による熱可塑性樹脂成形体に関する従来技術としては特許文献1に開示されているようなものがある。
しかし、ブロー成形による熱可塑性樹脂成形体の場合、成形品の強度を上げる為に凹状リブを形成する必要があるが、特許文献1に開示されているような、相対する面の一部を他方に向けて窪ませる方法では、凹状リブを形成した面が凹凸になってしまい、両面に凹凸の無い成形品を製造する事ができないという欠点があった。
上に書かれている凹状リブとは、特許文献1に書かれている丸状リブのような、裏面の一部を表面に向けて突出させて表面に溶着した円形窪み状の物である。
以下、図によってより詳しく説明する。
図1は、従来の自動車用ラゲッジボードの斜視図である。
1は、ラゲッジボードである。
2は、凹状リブである。
特許文献1には、図1のような前記凹状リブ2が前記ラゲッジボード1の裏面に複数あるが、前記ラゲッジボード1の裏面に前記凹状リブ2がある事で、裏面が凹凸になってしまう。
特開2010−155583
解決しようとする課題は、特許文献1に開示されているような方法では、前記凹状リブが形成された裏面が凹凸になってしまい、両面に凹凸の無い成形品を製造する事ができないという点である。本発明は上記の点を解決するためになされた。
上記目的を果たすため本発明は、ブロー成形により中央中空部と端部中空部とヒンジ部が一体に形成されており、前記中央中空部と前記端部中空部は表壁と前記表壁と間隔をおいて対向する裏壁を有していて、前記表壁と前記裏壁の周縁部が端壁で閉塞されており、前記ヒンジ部は前記中央中空部の前記表壁と、前記端部中央部の前記表壁を連結しており、それぞれの中空部の前記表壁に凹状リブが形成されている事を主要な特徴とする。
本発明によれば、ブロー成形により中央中空部と端部中空部とヒンジ部が一体に形成されており、前記中央中空部と前記端部中空部は表壁と前記表壁と間隔をおいて対向する裏壁を有していて、前記表壁と前記裏壁の周縁部が端壁で閉塞されており、前記ヒンジ部は前記中央中空部の前記表壁と、前記端部中央部の前記表壁を連結しており、それぞれの中空部の前記表壁に凹状リブが形成されている事で、強度のある成形品を形成できる利点がある。
従来の自動車用ラゲッジボードの斜視図 本発明に係るラゲッジフロアの斜視図 熱可塑性樹脂成形体のブロー成形態様を示す斜視図 ヒンジ部で折りたたむ途中の熱可塑性樹脂成形体の斜視図 ヒンジ部で折りたたんだ時の熱可塑性樹脂成形体の斜視図
凹状リブを形成していても、成形体のすべての面に凹凸の無い成形品を提供するという目的を、ブロー成形により中央中空部と端部中空部とヒンジ部が一体に形成されており、前記中央中空部と前記端部中空部は表壁と前記表壁と間隔をおいて対向する裏壁を有していて、前記表壁と前記裏壁の周縁部が端壁で閉塞されており、前記ヒンジ部は前記中央中空部の前記表壁と、前記端部中央部の前記表壁を連結しており、それぞれの中空部の前記表壁に凹状リブが形成されている事によって損なわずに実現した。
本発明の構成を発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。
図2は、本発明の実施例を示すラゲッジフロア3の斜視図である。
図2に示すように、前記ラゲッジフロア3は、ブロー成形によって一体に形成されており、中央中空部4と端部中空部5とヒンジ部6で構成されている。
前記中央中空部4は、表壁Aと前記表壁Aと間隔をおいて対向する裏壁Bを有しており、前記表壁Aと前記裏壁Bの周縁部が端壁Cで閉塞されている。
前記端部中空部5は、表壁Dと前記表壁Dと間隔をおいて対向する裏壁Eを有しており、前記表壁Dと前記裏壁Eの周縁部が端壁Fで閉塞されている。
前記ヒンジ部6は、前記表壁Aと前記表壁Dを連結している。
前記表壁Aと前記表壁Dには強度を上げる為に、凹状リブ2が形成されている。
前記凹状リブ2は、前記表壁Aの一部を前記裏壁Bに向けて突出させて前記裏壁Bの裏面に溶着した円形窪み状の物であり、また、前記表壁Dの一部を前記裏壁Eに向けて突出させて前記裏壁Eの裏面に溶着した円形窪み状の物である。
図3は、前記ラゲッジフロア3のブロー成形態様を示す斜視図である。
図3において、7はブロー成形機(図示せず)の押出しヘッド、8はパリソン、9と9’は分割金型、10と10’はキャビティである。前記ラゲッジフロア3は、図3に示すようなブロー成形によって形成されるものである。
本発明の前記ラゲッジフロア3の製造方法を説明する。前記ラゲッジフロア3用の前記分割金型9と9’内に半溶融状態にあるポリプロピレン等の熱可塑性樹脂の前記パリソン8を垂下させ前記分割金型9と9’を型締めする。
尚、前記パリソン8に適用される熱可塑性樹脂としてはポリプロピレンに限らず、ポリエチレンや他のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、シンジオタクチックポリスチレン、ポリスチレン、ゴム改質ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート等、ブロー成形が可能な樹脂であれば何でも良い。また、前記熱可塑性樹脂にガラス繊維、炭素繊維、ボロン繊維、硫酸カルシウム粉末、炭酸カルシウム粉末等を混錬させた複合材であってもよい。
その後、前記パリソン8内に圧縮空気を吹き込んでブローアップし離型して、前記ラゲッジフロア3のブロー成形を完了させる。
図4は、図2の矢印の方向に前記端部中空部5、5’を前記ヒンジ部6、6’を支点として、前記ラゲッジフロア3を折りたたむ途中の斜視図である。
図5は、図2の矢印の方向に前記ヒンジ部6、6’を支点として、前記ラゲッジフロア3を折りたたんだ時の斜視図である。前記端部中空部5、5’が前記ヒンジ部6、6’を支点として180度回転する事により、熱可塑性樹脂成形体のすべての面が凹凸無く形成される前記ラゲッジフロア3を形成する。
以上実施例に述べたように本発明によれば、折りたたんだ前記ラゲッジフロア3を形成する事で、前記ラゲッジフロア3の表面に凹凸が無く、強度のある成形品を形成できるという効果がある。
また、実施例では、前記ラゲッジフロア3に2つのヒンジ部がある場合を説明したが、1つ以上のヒンジ部があれば、同等の効果がある。
本発明は、ラゲッジフロアのみならず、ブロー成形によって製造される成形体に利用可能である。
1 ラゲッジボード
2 凹状リブ
3 ラゲッジフロア
4 中央中空部
5 端部中空部
6 ヒンジ部
7 押出しヘッド
8 パリソン
9 分割金型
10 キャビティ
A 表壁
B 裏壁
C 周囲壁

Claims (1)

  1. ブロー成形による折り畳み式熱可塑性樹脂成形体であって、
    ブロー成形により中央中空部と端部中空部とヒンジ部が一体に形成されており、前記中央中空部と前記端部中空部は表壁と前記表壁と間隔をおいて対向する裏壁を有していて、前記表壁と前記裏壁の周縁部が端壁で閉塞されており、前記ヒンジ部は前記中央中空部の前記表壁と、前記端部中央部の前記表壁を連結しており、それぞれの中空部の前記表壁に凹状リブが形成されている事を特徴とする折り畳み式熱可塑性樹脂成形体。
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