JP5721076B2 - 自動車用空調ダクトの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用空調ダクトの形成方法に関する。
自動車用空調ダクトの形成方法に関する従来技術としては特許文献1に開示されているようなものがある。
しかしブロー成形用金型の型抜き上の制約から、空調ダクトのセンターベンチ部とサイドベンチ部を一体には形成困難な複雑な形状の場合には、特許文献1に開示されているような空調ダクトのセンターベンチ部とサイドベンチ部を一体に形成する方法ではブロー成形できないという欠点があった。
特開2010−82845号公報
解決しようとする課題は、ブロー成形用金型の型抜き上の制約から、空調ダクトのセンターベンチ部とサイドベンチ部を一体には形成困難な複雑な形状の場合には、特許文献1に開示されているような空調ダクトのセンターベンチ部とサイドベンチ部を一体に形成する方法ではブロー成形できないという点である。
本発明は上記の点を解決するためになされた。
上記目的を果たすため本発明は、熱可塑性樹脂のブロー成形によって形成される自動車用空調ダクトの製造方法であって、
型締め後、パリソンの内部に圧縮空気を吹き込んでサイドベンチ部の製品部分をブローアップすると同時にエア孔を通して圧縮空気を吹込み、該パリソンの外表面にエア圧を加えることによってセンターベンチ差込み部を形成することを最も主要な特徴とする。
また、サイドベンチ部のセンターベンチ差込み部にオス爪部を形成することを第2の主要な特徴とする。
また、サイドベンチ部のセンターベンチ差込み部に、別途ブロー成形したセンターベンチ部を差込んで組合わせ、メス爪部とオス爪部とをかみ合わせることを第3の主要な特徴とする。
本発明によれば、ブロー成形用金型の型抜き上の制約から、自動車用空調ダクトのセンターベンチ部とサイドベンチ部を一体に形成するのが困難な形状の場合でも自動車用空調ダクトの形成が可能となるという利点がある。
本発明に係る空調ダクト1の斜視図 型締め直後のサイドベンチ部の、図1のA−A断面相当図(部分) センターベンチ差込み部形成後のサイドベンチ部の、図1のA−A断面相当図(部分) 離型後のサイドベンチ部の、図1のA−A断面相当図 不要部分カット後のサイドベンチ部と、別途形成されたセンターベンチ部の、図1のA−A断面相当図 サイドベンチ部とセンターベンチ部の組合わせ後の、図1のA−A断面相当図
ブロー成形用金型の型抜き上の制約から、ダクトのセンターベンチ部とサイドベンチ部を一体に形成困難な形状の場合でも自動車用空調ダクトの形成を可能にするという目的を、サイドベンチ部のセンターベンチ差込み部をパリソン外からブロー成形することによって、
ブロー成形という安価な工法を用いて、経済性を損なわずに実現した。
本発明の構成を発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。
図1は、本発明の1実施例を示す自動車用の組合せ式空調ダクト1の斜視図である。
2はセンターベンチ部、3はサイドベンチ部、15,15’(15’は図5に図示)はメス爪部である。
図2ないし図6は図1のA−A断面相当図である。
先ず、該空調ダクト1用の分割金型4,4’内に半溶融状態にあるポリエチレン等の熱可塑性樹脂のパリソン5を垂下させ該分割金型4,4’を型締めする。(型締め前の状態は図示せず)
尚、該パリソン5に適用される熱可塑性樹脂としてはポリエチレンに限らず、ポリプロピレンや他のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、シンジオタクチックポリスチレン、ポリスチレン、ゴム改質ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート等、ブロー成形が可能な樹脂であれば何でも良い。また、該熱可塑性樹脂にガラス繊維、炭素繊維、ボロン繊維、硫酸カルシウム粉末、炭酸カルシウム粉末等を混錬させた複合材であってもよい。
図2は型締め直後の断面図である。10は該パリソン5の外表面にエア圧を加えるために該分割金型4’内に設けられたエア孔、12,12’は該分割金型4内に摺設されたオス爪部形成用スライドである。
該オス爪部形成用スライド12,12’を突き出すタイミングは型締め前から型締め直後までの間で、吹込み前ならいつでもよい。
該オス爪部形成用スライド12,12’は図示しない脱落防止構造(アンダーカット構造等)によって該分割金型4からの脱落を防止されている。
型締め後、該エア孔10を通して圧縮空気を吹込み、該パリソン5の外表面にエア圧を加えることによってセンターベンチ差込み部9、及びオス爪部11,11’を形成した状態を図3に示す。
同時に、該パリソン5の製品部分の内部に圧縮空気を吹き込んで残りの製品部分(図示せず)をブローアップし、樹脂の冷却、固化後該オス爪部形成用スライド12,12’を該分割金型4内に引っ込めて該サイドベンチ部3の成形品を離型し、図4に示すように該空調ダクト1の該サイドベンチ部3のブロー成形工程を完了させる。
図4に示される成形品のカットライン20に沿って不要部をカット、除去した状態を図5に示す。
尚、2は別途ブロー成形した該センターベンチ部であり、15,15’は該メス爪部である。
次に、図5の矢印の方向に該センターベンチ部2を該サイドベンチ部3の該センターベンチ差込み部9に差込んで組合わせ、該メス爪部15,15’に該オス爪部11,11’をかみ合わせて該空調ダクト1を形成した状態を図6に示す。
尚、上記ではメス爪部15,15’とオス爪部11,11’の組が二組の場合を説明したがこれに限るものではなく、必要に応じて更に多くの組を設定してもよい。
以上実施例に述べたように本発明によれば、熱可塑性樹脂のブロー成形によって形成される自動車用空調ダクトの製造において、サイドベンチ部のセンターベンチ差込み部をパリソン外からブローアップしたため、ブロー成形用金型の型抜き上の制約から、ダクトのセンターベンチ部とサイドベンチ部を一体に形成するのが困難な複雑な形状のダクトでも別体を組合わせて製造が可能となるという効果がある。
本発明は、自動車用空調ダクトに利用可能である。
1 空調ダクト
2 センターベンチ部
3 サイドベンチ部
4,4’ 分割金型
5 パリソン
9 センターベンチ差込み部
10 エア孔
11,11’ オス爪部
12,12’ オス爪部形成用スライド
15,15’ メス爪部
20 カットライン

Claims (3)

  1. 熱可塑性樹脂のブロー成形によって形成される自動車用空調ダクトの製造方法であって、
    型締め後、パリソンの内部に圧縮空気を吹き込んでサイドベンチ部の製品部分をブローアップすると同時にエア孔を通して圧縮空気を吹込み、該パリソンの外表面にエア圧を加えることによってセンターベンチ差込み部を形成する
    ことを特徴とする自動車用空調ダクトの製造方法
  2. 請求項1におけるサイドベンチ部のセンターベンチ差込み部にオス爪部を形成することを特徴とする請求項1の自動車用空調ダクトの製造方法
  3. 請求項2におけるサイドベンチ部のセンターベンチ差込み部に、別途ブロー成形したセンターベンチ部を差込んで組合わせ、メス爪部とオス爪部とをかみ合わせることを特徴とする請求項2の自動車用空調ダクトの製造方法
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