JP2012239595A - 食器洗浄機 - Google Patents
食器洗浄機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012239595A JP2012239595A JP2011111687A JP2011111687A JP2012239595A JP 2012239595 A JP2012239595 A JP 2012239595A JP 2011111687 A JP2011111687 A JP 2011111687A JP 2011111687 A JP2011111687 A JP 2011111687A JP 2012239595 A JP2012239595 A JP 2012239595A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- hot water
- water level
- water
- discharge port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Abstract
【解決手段】制御手段Hが、洗浄処理及び前記すすぎ処理において、洗浄用水位Y2の湯水を洗浄空間Q内に貯留すべく、水位検出手段Jの検出情報に基づいて湯水断続手段Eを制御し、かつ、湯水を洗浄ノズル10から噴出すべく、兼用ポンプ6を洗浄空間に貯留された湯水を吸引して洗浄用吐出口17から吐出する洗浄状態で作動させるように構成され、且つ、洗浄処理及びすすぎ処理において、水位検出手段Jにて洗浄用水位Y2よりも低い湯水排出水位Y1aが検出されたときには、外部排出口18からの湯水の漏れであることを報知する外部排出口異常報知処理を実行するように構成されている。
【選択図】図3
Description
前記制御手段が、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記洗浄用水位の湯水を前記洗浄空間内に貯留すべく、前記水位検出手段の検出情報に基づいて前記湯水断続手段を制御し、かつ、湯水を洗浄ノズルから噴出すべく、前記兼用ポンプを前記洗浄状態で作動させるように構成され、且つ、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理の後で、前記洗浄空間内に貯留された湯水を排出すべく、前記兼用ポンプを湯水排出状態で作動させる洗浄用排水運転を実行するように構成された食器洗浄機に関する。
すなわち、食器洗浄機は種々の使用形態にて運転されるものであるが、その標準的な使用形態は、洗浄空間内に洗浄対象物が収納された状態において、洗浄空間内に洗浄用の湯水を供給して、その洗浄用の湯水を洗浄空間内に装備した洗浄ノズルから洗浄水として噴出する洗浄処理を行い、次に、洗浄用排水運転により、洗浄空間内の湯水を排出したのち、洗浄空間内にすすぎ用の湯水を供給して、そのすすぎ用の湯水を洗浄空間内に装備した洗浄ノズルから噴出するすすぎ処理を行い、その後、洗浄用排水運転により、洗浄空間内の湯水を排出したのち、乾燥処理を行う形態である。
そして、外部排出口が的確に閉じられていないと、洗浄空間に貯留した湯水が、外部排出口より流出するため、洗浄空間に貯留する湯水の不足により、洗浄処理やすすぎ処理を適正通り行えない虞がある。
インペラーの回転方向の正逆切換により、前記洗浄空間に貯留された湯水を吸引して洗浄用吐出口から吐出する洗浄状態と前記洗浄空間に貯留された湯水を吸引して外部排出口に吐出する湯水排出状態とに切換自在で、且つ、前記洗浄用吐出口を開きかつ前記外部排出口を閉じる第1状態と、前記洗浄用吐出口を閉じかつ前記外部排出口を開く第2状態とに、前記インペラーの回転に伴う湯水流動圧にて切換自在な弁手段を備えた兼用ポンプと、
前記洗浄空間に貯留される湯水の水位が洗浄用水位であることを検出する水位検出手段と、
前記洗浄空間内の洗浄対象物を洗浄する洗浄処理、前記洗浄対象物をすすぐすすぎ処理、及び、前記洗浄対象物を乾燥する乾燥処理を実行する制御手段とが設けられ、
前記制御手段が、
前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記洗浄用水位の湯水を前記洗浄空間内に貯留すべく、前記水位検出手段の検出情報に基づいて前記湯水断続手段を制御し、かつ、湯水を洗浄ノズルから噴出すべく、前記兼用ポンプを前記洗浄状態で作動させるように構成され、且つ、
前記洗浄処理及び前記すすぎ処理の後で、前記洗浄空間内に貯留された湯水を排出すべく、前記兼用ポンプを湯水排出状態で作動させる洗浄用排水運転を実行するように構成されたものであって、その第1特徴構成は、
前記水位検出手段が、前記洗浄空間に貯留される湯水の水位が前記洗浄用水位よりも低い湯水排出水位であることを検出するように構成され、
前記制御手段が、
前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記水位検出手段にて前記湯水排出水位が検出されたときには、前記外部排出口からの湯水の漏れであることを報知する外部排出口異常報知処理を実行するように構成されている点を特徴とする。
前記洗浄槽の下方には、漏水受止め用のドレンパンが配備され、
前記ドレンパンにて受止め回収された湯水の存否を検出する漏水検出手段が設けられ、
前記制御手段が、
前記漏水検出手段が湯水の存在を検出したときには、湯水の漏れであることを報知する湯水漏れ報知処理を実行し、かつ、
前記漏水検出手段が湯水の存在を検出しない場合において、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記水位検出手段にて前記湯水排出水位が検出されたときに、前記外部排出口異常報知処理を実行するように構成されている点を特徴とする。
そして、制御手段は、漏水検出手段が湯水の存在を検出しない場合において、洗浄処理及びすすぎ処理において、水位検出手段にて湯水排出水位が検出されたときに、外部排出口異常報知処理を実行することになる。
したがって、使用者は、湯水漏れ報知処理によって、洗浄槽や配管類等から湯水が漏れる異常状態であることを認識して、メンテナンス業者等にメンテナンスコールを行って、洗浄槽や配管類等から湯水が漏れる異常状態を解消することになる。
ちなみに、洗浄槽や配管類等から湯水が漏れる異常が発生したときには、湯水漏れ報知処理の実行に加えて、湯水断続手段を閉じ、かつ、排水ポンプを湯水排出作動状態で作動させる漏れ対応処理を自動的に行わせることが好ましいものである。
つまり、洗浄槽や配管類等から湯水が漏れる異常が発生していないのにも拘わらず、洗浄処理及びすすぎ処理において、水位検出手段にて湯水排出水位が検出されたときには、外部排出口が適正通り弁手段にて閉じられていない状態であるとして、外部排出口異常報知処理が実行されることになる。
前記兼用ポンプの前記弁手段が、前記第1状態に弾性付勢されている点を特徴とする。
ちなみに、兼用ポンプを湯水排出状態で作動させることを開始した直後等、インペラーの回転に伴う湯水流動圧が弱い状態のときには、弁手段が第1状態に維持されるものとなって、洗浄用吐出口から湯水が不必要に吐出されることになるが、洗浄用吐出口から吐出された湯水は洗浄ノズルから洗浄用空間に噴出されるものであるため、兼用ポンプを湯水排出状態で作動させることを開始した直後等において、洗浄用吐出口から湯水が不必要に吐出されることが、湯水を排出できなくなるトラブルになることはない。
前記制御手段が、
前記洗浄用排水運転を設定時間実行したときに、前記水位検出手段にて前記湯水排出水位より高い水位が検出されたときには、前記洗浄用吐出口からの湯水の漏れであることを報知する洗浄用吐出口異常報知処理を実行するように構成されている点を特徴とする。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、前面部が開口された本体ケース部としての本体部1が設けられ、平面視形状が四角状の洗浄槽Dを備えた引出し部2が、本体部1に対して、水平方向に沿って引出し及び収納自在に設けられて、食器洗浄機の一例としての引出し式の食器洗浄機が構成されている。
尚、例示はしないが、引出し部2を本体部1に対して移動自在に支持するスライド式レール機構が設けられており、引出し部2が、その大部分を本体部1の外方に露出させる状態に引き出すことができるように構成されている。
また、扉体Aには、運転のための各種操作を行う操作部SSが設けられている。
洗浄槽用分岐路4Bは、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に洗浄及びすすぎのための湯水を供給する給水口5(図2参照)に接続され、除湿用分岐路4Cは、洗浄槽Dの前側壁部Dfに装備される後述の除湿部Gに接続されている。
尚、第2開閉弁V2には、洗浄槽用分岐路4Bを通流する湯水の通流量を、除湿用分岐路4Cを通流する湯水の通流量(例えば、200ml/分)よりも十分に大きい通流量ではあるものの、過大な通流量となることを抑制すべく制限する定流量弁V4が、一体的に組み込まれる状態で装備されている。
つまり、兼用ポンプ6は、正転状態においては、洗浄空間Qの底部に貯留した湯水を洗浄ノズル8に圧送して、洗浄ノズル8から湯水を噴出させることになり、また、逆転状態においては、排水管12を通して、洗浄空間Q内に貯留されている湯水を外部に排出することになる。
したがって、外部接続ホース12Cが、食器洗浄機を設置する箇所に装備されている設置箇所の排水管に接続されることにより、洗浄空間Qの湯水を外部に排水できるようになっている。
この水位検出センサJは、後述の如く、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が洗浄用水位Y2(図7参照)であること、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が、洗浄空間Qから大部分の湯水を排出した状態に相当して、加熱ヒータ9が露出する程度に低い湯水排出水位Y1a(図6参照)であること、洗浄槽D内に貯留される湯水が洗浄用水位Y2より設定量高い異常水位Y3(図8参照)であること、及び、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が、上記湯水排出水位Y1aよりも少し高くて、加熱ヒータ9が露出する程度に低い乾燥用排出水位Y1b(図6参照)を検出するように構成されている。
つまり、ドレンパン14は、引き出し部2が本体部1に収納された状態において、洗浄槽Dの下方に位置するように配備されるものであって、洗浄槽Dや、兼用ポンプ6と洗浄ノズル8とを接続する配管等の配管類から湯水が漏れたときには、その湯水を受止め回収するように構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、電力の消費を減少すべく、設定周期(例えば、500ms)ごとに、一対の電極15に通電して、一対の電極15がドレンパン14に回収された湯水にて導通しているか否かを判別するようになっている。
図10〜図12に示すように、ポンプケーシング6Bには、洗浄槽Dの水貯留用凹部Sに接続される入水口16、洗浄ノズル8に接続される洗浄用吐出口17、及び、排水管12に接続される外部排出口18が形成され、また、ポンプケーシング6Bの内部には、洗浄用吐出口17を開きかつ外部排出口18を閉じる第1状態と、洗浄用吐出口17を閉じかつ外部排出口18を開く第2状態とに、インペラー6Aの回転に伴う湯水流動圧にて切換自在な弁手段としての弁体19が装備されている。
ちなみに、兼用ポンプ6が回転するとは、インペラー6Aが回転することに相当するものであり、直流モータ6aがインペラー6Aを駆動するとは、直流モータ6aが兼用ポンプ6を駆動することに相当することになる。
そして、弁体19の先端部には、インペラー6Aが逆転駆動されたときに、その回転に伴う湯水流動圧を受ける受け部19aが突設されている。
したがって、弁体19が第1状態に位置するときに、インペラー6Aが逆転駆動されると、図11に示すように、受け部19aがインペラー6Aの回転に伴う湯水流動圧を受けることにより、弁体19が第2状態に的確に切換るように構成されている。
つまり、前側壁部Dfには、図4にも示すように、乾燥ユニットKからの空気を洗浄空間Qに供給する空気供給口21、及び、乾燥ユニットKが洗浄空間Q内の空気を吸引する空気吸引口22が、洗浄空間Qの下位側に相当する箇所でかつ左右両側に離れた位置に形成されている。具体的には、空気供給口21及び空気吸引口22は、洗浄かご10よりも下方側でかつ上述の水貯留用凹部Sよりも上方側に位置するように形成され、そして、本実施形態においては、空気供給口21を右側に、且つ、空気吸引口22を左側に位置させている。
通風経路Fは、空気吸引口22から上方側に伸びる上昇経路部分f1とその上昇経路部分f1の上端部から空気供給口21に向けて下方側に伸びる下降経路部分f2とからなる逆U字状に形成されており、上昇経路部分f1に、除湿部Gが配設され、下降経路部分f2に、循環ファン23が配設されている。
尚、噴出ノズル25から噴出された除湿用の湯水及び凝縮された湯水は、空気吸引口22を通して洗浄槽Dの洗浄空間Q内に流動して水貯留用凹部Sに貯留されることになる。
したがって、洗浄槽内の洗浄対象物の全体に空気を通流させて、洗浄対象物を効率良く乾燥することにより、乾燥時間の短縮化を図ることができるものとなる。
そして、この制御部Hが、図9に示すように、操作部SSにて入力される指令に基づいて、兼用ポンプ6を駆動する直流モータ6a、電気式の加熱ヒータ9、循環ファン23、及び、湯水断続手段Eの作動を制御して、洗浄槽Dの内部にて形成される洗浄空間Qの洗浄対象物を洗浄する洗浄処理としての洗浄運転、洗浄対象物のすすぎを行うすすぎ処理としてのすすぎ運転、洗浄槽Dの洗浄空間Qに貯留された湯水を排水する排水処理としての排水運転、電気式の加熱ヒータ9を加熱作用させた状態で、循環ファン23の通風作動及び噴出ノズル25からの除湿用の湯水の噴出作動を行わせる乾燥処理としての乾燥運転、及び、電気式の加熱ヒータ9を停止させた状態で、循環ファン23の通風作動及び噴出ノズル25からの除湿用の湯水の噴出作動を行わせる消臭処理としての消臭運転を行うように構成されている。
そして、制御部Hは、漏水センサZが湯水の存在を検出したときには、湯水の漏れであることを報知する湯水漏れ報知処理、及び、洗浄槽Dや除湿部Gへの湯水の供給を停止すべく湯水断続手段Eを操作しかつ兼用ポンプ6を逆転駆動する漏れ対応処理を実行するように構成されているが、その詳細は、後述する。
つまり、直流モータ駆動回路6Aは、直流モータ6aに印加する駆動電圧の正負を切換えることにより、直流モータ6aを正転又は逆転状態で駆動し、かつ、正転駆動状態及び逆転駆動状態の夫々において、直流モータ6aに印加する駆動電圧の大きさを調整することにより、兼用ポンプ6の回転速度を変更できるように構成されている。
尚、図9において、Nは、引出し部2が本体部1の収納位置に収納されたことを検出する収納スイッチ、9Aは、加熱ヒータ9の駆動回路、23Aは、循環ファン23の駆動電圧を調整する循環ファン駆動回路である。
尚、操作部SSにより、洗浄運転、すすぎ運転、乾燥運転、消臭運転の順に運転させる連続運転コースや、乾燥運転のみ運転させる乾燥のみコースなど各種の運転コースを選択できるように構成され、さらに、連続運転コースとして、標準運転コース、念入り運転コース、スピーディ運転コース、快速運転コースを選択できるように構成されているが、本実施形態においては、連続コースの標準運転コースについてのみ説明する。
先ず、収納スイッチNにより、引出し部2が本体部1の収納位置に収納されることが検出され(#1)、操作部SSの電源スイッチがON操作され(#2)、運転コースの選択が行われ(#3)、操作部SSのスタートスイッチがON操作されると(#4)、選択された運転コースが実行されることになる。
操作部SSスタートスイッチがON操作された後は、先ず、洗浄運転(#5)、その洗浄運転後の排水運転(#6)が実行され、次に、すすぎ運転(#7)、そのすすぎ運転後の排水運転(#8)が実行される。そして、すすぎ運転が2回終了したか否かが判別されて(#9)、2回終了していない場合には、すすぎ運転(#7)、そのすすぎ運転後の排水運転(#8)が再び実行される。
尚、使用者が操作部SSのスタートスイッチをON操作する前に洗浄用洗剤を洗浄槽D内に投入しておくことにより、洗剤を用いた洗浄を行うことができる。
その後、兼用ポンプ6および加熱ヒータ9を作動させて、加熱ヒータ9にて加熱されたすすぎ水により洗浄対象物をすすぐことになるすすぎ動作を、設定されたすすぎ運転時間が経過するまで行うことになる。
その後、兼用ポンプ6および加熱ヒータ9を作動させて、加熱ヒータ9にて加熱されたすすぎ水により洗浄対象物をすすぐようにするすすぎ動作を行うことになり、そして、図外の温度センサにより、すすぎ水の温度が仕上げ用設定温度(例えば、67℃)になると、加熱すすぎ動作を終了することになる。
そして、乾燥運転中において、水位検出センサJにて上述した乾燥用排出水位Y1bであることが検出されると、乾燥用排水運転を行うことになる。
この乾燥用排水運転は、兼用ポンプ6を逆転作動させて排水する排水動作を、乾燥排水用の設定時間(例えば、15秒)が経過するまで行うことになる。
そして、消臭運転中において、乾燥運転の場合と同様に、水位検出センサJにて乾燥用排出水位Y1bが検出されると、消臭用排水運転を行うことになる。
この消臭用排水運転は、乾燥用排水運転と同様に、兼用ポンプ6を逆転作動させて排水する排水動作を、水位検出センサJにて乾燥用排出水位Y1 bが検出されてから消臭排水用の設定時間(例えば、15秒)が経過するまで継続して行うことになる。
すなわち、例えば、洗浄処理において、電気式の加熱ヒータ9を加熱させたときには洗浄空間Q内の温度はかなりの高温(例えば67℃)になる。その後、洗浄水が排出されて、すすぎ処理のためにすすぎ水が洗浄空間Qに供給され、そのすすぎ水が兼用ポンプ6の作動により洗浄ノズル8より噴出されることになるが、そのすすぎ水の温度は低温(例えば13〜17℃)である。このため、低温のすすぎ水が洗浄ノズル8から噴出されると、洗浄空間Q内の温度が急激に低下するものとなり、その結果、洗浄空間Q内の多量の空気が急激に収縮し、洗浄空間Qの内部圧が大きく減少しようとすることがあるが、このようなときには、圧力調整手段Wの作用によって、洗浄空間Qの内部圧が機外圧となるように自動調整されることになる。
尚、圧力調整手段Wには、結露水が生じることがあるが、その結露水が水位検出センサJを介して、洗浄槽Dに回収されるように構成されている。
上述の案内管13にて洗浄槽D内の湯水が導入される水位検出用の湯水貯留槽40と、湯水貯留槽40の内部に装備されて、その湯水貯留槽40に貯留される湯水の水位に応じて昇降する水位検出用のフロート41と、フロート41の本体部41Aから上方に延びる軸部41Bを昇降自在に案内する案内部Uと、湯水貯留槽40の上端よりも上方側箇所に位置されて、フロート41の上下2つの昇降位置を検出する一対の第1水位検出部T1及び第2水位検出部T2とが設けられている。
尚、洗浄水受け入れ部40Aの機能については後述する。
尚、図5〜8においては、水位検出センサJの内部構造を示すために、湯水貯留槽40及び蓋体42の一部の記載が省略されている。そして、第1センサ取付け部42aは、蓋体42における記載が省略されている部分に装着されるものであるため、図示できないものであるが、図6において、2点鎖線(仮想線)にて示している。
つまり、異常水位検出用の電極43は、湯水貯留槽40の水位が第1水位検出部T1及び第2水位検出部T2のうちの高水位側の第1水位検出部T1にて検出される洗浄用水位Y2よりも設定量高くなったときに湯水貯留槽40に貯留される湯水にて導通される状態で、蓋体42に装備されている(図8参照)。
そして、第1水位検出部T1及び第2水位検出部T2のうちの低水位側の第2水位検出部T2にて検出される被検出部44aを備えた揺動レバー44が、フロート41の軸部41Bの上端部に連係されて上下に揺動する状態で設けられている。
この連係部44bは、二股状に形成されて、その連係部44bに、軸部41Bの上端が係合されるように構成されている。
つまり、軸部41Bの上端部であって、上端よりも下方側箇所には、左右一対の板状体41aが突設され、軸部41Bの上端には、外れ止め用の突起部41bが左右一対の板状体41aと同方向に突出する状態に形成されている。
そして、揺動レバー44の二股状の連係部44bが、外れ止め用の突起部41bと左右一対の板状体41aの間に挿入し、且つ、軸部41Bの上端が、二股状の連係部44bを貫通する状態となるように構成されている。
そして、上述した一対の板状体41aのうちの、第1水位検出部T1の存在側に突出する1つが、第1水位検出部T1にて検出される被検出部として機能するように構成されている。
説明を加えると、湯水貯留槽40の上方開口を覆う蓋体42が、フロート41の軸部41Bの挿通箇所ほど低位となる状態で水貯留槽の上端よりも下方に突出する下向き凹入部分42A、及び、案内部形成用の上方突出部分42Bを備える状態に形成され、案内部Uが、蓋体42における凹入部分42A及び蓋体の上方突出部分42Bに亘る状態で形成されている。
このため、本実施形態の水位検出センサJは、洗浄空間Qの底部に湯水排出水位Y1aよりも少ない湯水が貯留された状態から、湯水排出水位Y1aよりも少し多い湯水が貯留されて、湯水排出水位Y1aを検出する状態から検出しない状態に変化することが、乾燥用排出水位Y1bを検出する状態に相当するように構成されている(図6参照)。
したがって、排水運転を行うときに、兼用ポンプ6にて排水される湯水の一部が洗浄水受け入れ部40Aに流動したのち、湯水貯留槽40の内部に吐出されることにより、湯水貯留槽40の壁面を洗浄できるように構成されている。
つまり、設定周期(例えば、500ms)ごとに、漏水センサZの一対の電極15に通電することが開始され(#21)、引き続き、一対の電極15がドレンパン14に回収された湯水にて導通しているか否かを判別するために、一対の電極間の抵抗値が計測される(#22)。
ちなみに、兼用ポンプ6は、漏水対策用の設定時間(例えば、1分)が経過すると停止されることになる。
つまり、使用者は、湯水漏れ報知処理にて漏水が発生した異常状態であることを認識すると、メンテナンス業者等にメンテナンスコールを行うことになり、その後、リセット指令を指令することになる。
ちなみに、漏水が発生した異常の場合には、メンテナンス業者等によって、点検保守作業が行われたのち、そのメンテナンス業者等によって、制御部Hに対して復旧指令が指令されるまでは、制御部Hは、操作部SSの指令によって、洗浄乾燥運転を実行しないように構成されている。
先ず、洗浄空間Qに湯水を供給する湯水供給開始の処理が行われる(#31)。この湯水供給開始の処理は、上述の如く、第1開閉弁V1及び第2開閉弁V2を開弁して、給水路4A及び洗浄槽用分岐路4Bを通して給水口5から洗浄空間Q内に湯水を供給することに加えて、除湿用分岐路4Cを通して除湿部Gに湯水を供給して、その除湿部Gから空気吸引口22を通して洗浄空間Q内に湯水を供給することになる。
引き続き、兼用ポンプ6を目標回転速度にて正転駆動し、かつ、加熱ヒータ9を駆動することが開始される(#34)。つまり、加熱ヒータ9にて洗浄用の湯水を加熱しながら、洗浄ノズル8から洗浄用の湯水を噴出することが行われる。
この外部排出口異常報知処理は、上述した警報手段Lの警報ランプL1を点灯作動させ、且つ、警報ブザーL2を設定短時間の間作動させ、加えて、表示部L3にて、外部排出口18から湯水が漏れる異常であることを示すエラーコードを表示させることになる。
また、すすぎ運転及び加熱すすぎ運転においても、外部排出口異常報知処理が行われることになるが、その内容は洗浄運転と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
ちなみに、洗浄運転、すすぎ運転及び加熱すすぎ運転は、上述の如く、漏水センサZが湯水の存在を検出しないときに実行され、漏水センサZが湯水の存在を検出するときには実行されないものであるから、外部排出口異常報知処理は、漏水センサZが湯水の存在を検出しないときに実行され、漏水センサZが湯水の存在を検出するときには実行されないことになる。
具体的には、洗浄排水運転を、洗浄排水用の設定時間(例えば、30秒)実行したときに、水位検出センサJにて湯水排出水位Y1aよりも高い水位が検出されたときには、洗浄用吐出口17からの湯水の漏れであることを報知する洗浄用吐出口異常報知処理を実行するように構成されている。
次に、洗浄排水用の設定時間(例えば、30秒)が経過したか否かが判別され(#42)、洗浄排水用の設定時間(例えば、30秒)が経過している場合には、引き続き、水位検出センサJが湯水排出水位Y1aを検出しているか否かが判別される(#43)。
また、本実施形態と同様に、洗浄用吐出口異常報知処理を行うときに、兼用ポンプ6を追加運転させる場合には、水位検出センサJにて湯水排出水位Y1aが検出されるまで、兼用ポンプ6を作動させる形態で実施してもよい。
上記実施形態では、制御部Hが、洗浄運転において洗浄用運転時間が経過するまでの間に、水位検出センサJにて湯水排出水位Y1aが1回でも検出されたときには、兼用ポンプ6の外部排出口18からの湯水の漏れであることを報知する外部排出口異常報知処理を実行するように構成されている場合を例示したが、次の如く変更することができる。
さらに、追加の注水を行った上で湯水排出水位Y1aが検出されたときには、追加の注水を行うことを、設定複数回実行するように構成して、追加の注水を設定複数回繰り返したのちに、湯水排出水位Y1aが検出されたときには、外部排出口異常報知処理を実行するように構成してもよい。
次にその他の別実施形態を列記する。
(イ)上記実施形態においては、湯水断続手段が、給水路を開閉する第1開閉弁と、洗浄槽用分岐路を開閉する第2開閉弁と、除湿用分岐路に装備された定流量弁とから構成される場合を例示したが、これらの弁に加えて、除湿用分岐路を開閉する開閉弁を備えさせるようにしてもよい。
そして、除湿用分岐路を開閉する開閉弁を備えさせる場合には、給水路を開閉する第1開閉弁を省略する形態で実施してもよい。
6A インペラー
8 洗浄ノズル
14 ドレンパン
17 洗浄用吐出口
18 外部排出口
19 弁手段
D 洗浄槽
E 湯水断続手段
H 制御手段
J 水位検出手段
Q 洗浄空間
Z 漏水検出手段
Claims (4)
- 洗浄槽の洗浄空間への湯水の供給を断続する湯水断続手段と、
インペラーの回転方向の正逆切換により、前記洗浄空間に貯留された湯水を吸引して洗浄用吐出口から吐出する洗浄状態と前記洗浄空間に貯留された湯水を吸引して外部排出口に吐出する湯水排出状態とに切換自在で、且つ、前記洗浄用吐出口を開きかつ前記外部排出口を閉じる第1状態と、前記洗浄用吐出口を閉じかつ前記外部排出口を開く第2状態とに、前記インペラーの回転に伴う湯水流動圧にて切換自在な弁手段を備えた兼用ポンプと、
前記洗浄空間に貯留される湯水の水位が洗浄用水位であることを検出する水位検出手段と、
前記洗浄空間内の洗浄対象物を洗浄する洗浄処理、前記洗浄対象物をすすぐすすぎ処理、及び、前記洗浄対象物を乾燥する乾燥処理を実行する制御手段とが設けられ、
前記制御手段が、
前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記洗浄用水位の湯水を前記洗浄空間内に貯留すべく、前記水位検出手段の検出情報に基づいて前記湯水断続手段を制御し、かつ、湯水を洗浄ノズルから噴出すべく、前記兼用ポンプを前記洗浄状態で作動させるように構成され、且つ、
前記洗浄処理及び前記すすぎ処理の後で、前記洗浄空間内に貯留された湯水を排出すべく、前記兼用ポンプを湯水排出状態で作動させる洗浄用排水運転を実行するように構成された食器洗浄機であって、
前記水位検出手段が、前記洗浄空間に貯留される湯水の水位が前記洗浄用水位よりも低い湯水排出水位であることを検出するように構成され、
前記制御手段が、
前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記水位検出手段にて前記湯水排出水位が検出されたときには、前記外部排出口からの湯水の漏れであることを報知する外部排出口異常報知処理を実行するように構成されている食器洗浄機。 - 前記洗浄槽の下方には、漏水受止め用のドレンパンが配備され、
前記ドレンパンにて受止め回収された湯水の存否を検出する漏水検出手段が設けられ、
前記制御手段が、
前記漏水検出手段が湯水の存在を検出したときには、湯水の漏れであることを報知する湯水漏れ報知処理を実行し、かつ、
前記漏水検出手段が湯水の存在を検出しない場合において、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記水位検出手段にて前記湯水排出水位が検出されたときに、前記外部排出口異常報知処理を実行するように構成されている請求項1記載の食器洗浄機。 - 前記兼用ポンプの前記弁手段が、前記第1状態に弾性付勢されている請求項1又は2記載の食器洗浄機。
- 前記制御手段が、
前記洗浄用排水運転を設定時間実行したときに、前記水位検出手段にて前記湯水排出水位より高い水位が検出されたときには、前記洗浄用吐出口からの湯水の漏れであることを報知する洗浄用吐出口異常報知処理を実行するように構成されている請求項1〜3のいずれか1に記載の食器洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011111687A JP5770529B2 (ja) | 2011-05-18 | 2011-05-18 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011111687A JP5770529B2 (ja) | 2011-05-18 | 2011-05-18 | 食器洗浄機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012239595A true JP2012239595A (ja) | 2012-12-10 |
JP5770529B2 JP5770529B2 (ja) | 2015-08-26 |
Family
ID=47461954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011111687A Expired - Fee Related JP5770529B2 (ja) | 2011-05-18 | 2011-05-18 | 食器洗浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5770529B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999027836A1 (en) * | 1997-12-03 | 1999-06-10 | Samsung Electronics Co., Ltd | Dishwasher capable of jetting and discharging water stored in a sump case using a single motor |
JP2000333896A (ja) * | 1999-05-28 | 2000-12-05 | Mitsubishi Electric Corp | 食器洗浄機用ポンプ |
JP2002306395A (ja) * | 2002-04-05 | 2002-10-22 | Sharp Corp | 食器洗浄機の給排水機構 |
JP2004129742A (ja) * | 2002-10-09 | 2004-04-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 食器洗い機 |
JP2010233651A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Harman Pro:Kk | 食器洗浄機 |
-
2011
- 2011-05-18 JP JP2011111687A patent/JP5770529B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999027836A1 (en) * | 1997-12-03 | 1999-06-10 | Samsung Electronics Co., Ltd | Dishwasher capable of jetting and discharging water stored in a sump case using a single motor |
JP2000333896A (ja) * | 1999-05-28 | 2000-12-05 | Mitsubishi Electric Corp | 食器洗浄機用ポンプ |
JP2002306395A (ja) * | 2002-04-05 | 2002-10-22 | Sharp Corp | 食器洗浄機の給排水機構 |
JP2004129742A (ja) * | 2002-10-09 | 2004-04-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 食器洗い機 |
JP2010233651A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Harman Pro:Kk | 食器洗浄機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5770529B2 (ja) | 2015-08-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20090056757A1 (en) | Method of controlling dishwasher and dishwasher | |
JP2010233651A (ja) | 食器洗浄機 | |
JP4881909B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5770529B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
KR20170082034A (ko) | 식기 세척기 및 식기 세척기의 제어방법 | |
JP5835933B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5735358B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5731289B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5666978B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2018192448A (ja) | 洗浄器 | |
JP2005304619A (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2007125165A (ja) | 食器洗浄機 | |
KR20080113681A (ko) | 식기세척기 및 그 제어방법 | |
JP5702197B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2014097144A (ja) | 洗浄装置 | |
JP4985612B2 (ja) | 食器洗い機 | |
JP2017023985A (ja) | 洗浄器 | |
JP5612393B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5763319B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5763318B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5744448B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5628595B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5785962B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2004229942A (ja) | 食器洗い機 | |
JP4129412B2 (ja) | 食器洗浄機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140404 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141211 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150528 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150625 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5770529 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |