JP2012233606A - 補助冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現場への設置時の作業性を向上するとともに、設置後の水圧変動に伴う給水量の調節を不要にすることができる補助冷却装置を提供する。
【解決手段】補助冷却装置100の給水装置120aは、定流量弁140a,140bを通じてマットユニット110a,110bに水を供給するので、現場での補助冷却装置100の設置時に水圧に応じて定流量弁140a,140bの流量を調節する必要がない。また、設置後に当該設置場所において生じる水圧の変動に関わらず、設定された水量をマットユニット110a,110bに供給することができる。したがって、設置後の給水量調節が不要になるとともに、設置場所における給水圧の変動に起因したクーリングマットへの給水量の変動が無くなり、クーリングマットによる冷却性能が安定する。また、設置後においても、補助冷却装置の運転を停止させることなく設定流量の変更を弁の外側から行うことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、冷凍サイクルの凝縮器の放熱部に対向して配置される通風性を有するクーリングマットと、該クーリングマットに水を供給する給水装置とを備え、前記放熱部に吸い込まれる空気が前記クーリングマットを通過する際に前記クーリングマットに供給された水の蒸発により潜熱が奪われて冷却されるようにした補助冷却装置に関する。
空調・冷凍・冷蔵装置等の冷凍サイクルに用いられる凝縮器は、冷媒を液化するときに熱を発生するので冷却する必要がある。凝縮器の冷却を空気で行う空冷式は、装置構造が簡便なため安価であるが、夏場の高温時等に冷却効率が低下するという問題があり、そうした問題を解決するために、空冷式の凝縮器に対して更に補助冷却装置を用いることが種々提案されている。補助冷却装置の一例として、本出願人は、既に、凝縮器の放熱部に対向して通風性を有するフィルタを備えたクーリングマットを配置し、該クーリングマットの上部から下部に向けて冷却水を流下させて、この水が蒸発する際に周囲から潜熱を奪うことを利用して、放熱部に吸入される空気を冷却するものを提案している(特許文献1参照)。
図7は、この補助冷却装置101が適用された冷凍サイクルの一例の概略を示している。冷凍サイクル80は、コンプレッサ81、蒸発器82、膨張弁83、ドライヤ84、凝縮器85及びこれらを連結する冷媒管86を備えている。給水装置90は、水道管に連通する給水管91、該給水管91に介装され水道水を断水又は通水するための開閉弁である電磁弁92、該電磁弁92の開閉を制御するサーモスタット93及び補助冷却装置101のクーリングマット(以下、「マット」と略す。)110への流入空気の温度を感知するセンサ94を備えている。ファン87によって凝縮器85に吸い込まれる空気は、補助冷却装置101のマット110を通過する際に、マット110を流下する冷却水が蒸発することにより潜熱を奪われるため、冷却される。
この構成によれば、凝縮器85への吸入空気の温度が設定値以上となったことをセンサ94が感知すると、サーモスタット93が作動して電磁弁92が開く。電磁弁92が開状態になると給水管91より散水ノズル(図示せず)を介して、補助冷却装置101のマット110に水道水が供給されるので、凝縮器85に吸い込まれる空気が冷却される。この補助冷却装置101は、凝縮器85の放熱フィンを冷却するための空気を冷却する間接冷却方式であるので、放熱フィンに直接水をかける場合のように腐食やスケールの付着が生じない。また、この補助冷却装置101は、既存の凝縮器に後付けにより設置することができることから、既存の設備を大幅に改造することなく設置することが可能であり、また、メンテナンス等のための着脱・交換も簡単である。
ところで、マット110に供給される水の量は、給水管91を流れる水の水圧によって変動するが、水圧は設置場所によって異なる。水の量が少なすぎるとマット110の冷却性能が低下し、水の量が多すぎると無駄な水を消費することになる。そのような問題を解消するべく、給水管に電動弁を設置し、外気温センサで感知した温度に基づいて電動弁の開度を制御することで、マットへの給水量を自動的に制御するようにしたシステムも提案されている。しかしながら、この場合、電動弁や複雑な制御システムを備える必要があり、システムが大がかりになるとともに製造やメンテナンスのコストが高くなるという問題がある。
そこで、マットの設置時に、設置場所の水圧を測定するとともに測定した水圧に応じてバルブを操作して給水量の調節を行う簡易型の給水装置が用いられている。図6は、こうした給水装置の設置例を示す図である。水道源123からマット110a,110bに冷却用の水を給水する給水装置120bは、水道源123から給水ユニット124に至る一次側給水配管121と、給水ユニット124からマット110a,110bに至る二次側給水配管122とから成っている。一次側給水配管121においては、水道源123から止水用のストップバルブ125及び不純物濾過用の水用ストレーナ126が設けられており、ジョイント128にて給水ユニット124に接続されている。一次側給水配管121は、水用ストレーナ126の上流側で水抜きバルブ127に分岐されている。二次側給水配管122では、給水ユニット124からの配管がマットの設置数に応じて分岐されており、それぞれ、バルブ組立体129a,129bと伸縮継手130a,130bを介してマット110a,110bに接続されている。バルブ組立体129a,129bは、設置されたマット毎に水量調節を行うニードルバルブを備えている。また、伸縮継手130a,130bは、水量調節時に水量測定を行う際に配管を切り離すために伸縮可能な継手であり、水量の測定後には配管が再接続される。しかしながら、この補助冷却装置では、設置後に水圧が変動した場合に水量が変化するという問題がある。
また、補助冷却装置の冷却性能は、現場の外気温度、得られる風量、熱発生量等によって変動するものであり、設置時の設定流量では給水量が不足又は過剰になる場合もあるので、補助冷却装置の設置後において、設定流量の調節の必要が生じる場合もある。この場合、マット110a,110bへの給水を停止するとともに、伸縮継手130を操作して配管122と補助冷却装置101とを分離し、設置場所の風量、外気温度に合わせてバルブ組立体129a,129bのニードルバルブの弁開度を調節操作して給水量調節を行っている。この場合、給水を停止する必要があるとともに、配管122と補助冷却装置101とを分離し、設定流量の調節後に配管122と補助冷却装置101とを再び接続しなければならないため、多大な手間がかかるという問題がある。
特開2004−3806号公報
本発明の目的は、現場への設置時の作業性を向上するとともに、設置後の水圧変動に伴う給水量の調節を不要にすることができる補助冷却装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、設置後にクーリングマットへの給水量の調節の必要が生じた場合に、これを容易に行うことができる補助冷却装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による補助冷却装置は、冷凍サイクルの凝縮器の放熱部に対向して配置される通風性を有するクーリングマットと、該クーリングマットに水を供給する給水装置とを備え、前記放熱部に吸い込まれる空気が前記クーリングマットを通過する際に前記クーリングマットに供給された水の蒸発により潜熱が奪われて冷却されるようにした補助冷却装置であって、前記給水装置は、定流量弁を通じて前記クーリングマットに水を供給することを特徴としている。
本発明の補助冷却装置によれば、出荷時に流量設定した定流量弁を通じてクーリングマットに水が供給されるので、現場での補助冷却装置の設置時に定流量弁の流量を調節する必要がなく、設置後に当該設置場所において給水圧の変動が生じても、給水圧の変動に関わらず、設定された水量をクーリングマットに供給することができる。したがって、設置時の作業性が向上するとともに、設置後のバルブによる給水量調節が不要になり、さらに給水圧の変動に起因した冷却性能の変動を抑えることができる。
このような特長を持つ定流量弁であるが、設置現場によっては、設定流量を変更する必要が生じる場合がある。そこで、本補助冷却装置において、前記定流量弁は、当該定流量弁を流れる水を停止させることなく設定流量を外部から変更可能である外部調節式定流量弁とすることができる。即ち、クーリングマットへの給水量は、給水量の削減と冷却効率の向上の観点から、冷凍サイクルの室外機の設置場所の温度や室外機の風量等に応じて適宜調節することが好ましい。本発明の補助冷却装置によれば、定流量弁を外部調節式定流量弁とすることで、定流量弁を分解せずに設定流量の調節を当該弁の外側から簡単に行うことができるので、設置後の設定流量の調節作業が容易となる。また、本発明の補助冷却装置は、設置時及び設置後において、配管をクーリングマットに接続した状態で設定流量の調節が可能であるため、設置作業者ばかりでなくユーザにおいても、補助冷却装置の運転を停止させることなく、例えば、クーリングマットを流下する水の状態を観察しながら、クーリングマットへの給水量の調節を容易かつ適切に行うことができる。
更に、本発明の補助冷却装置において、前記定流量弁は前記配管の継手を兼ねているので、配管接続部品の点数及び接続工数を低減することができる。
本発明の補助冷却装置によれば、現場への設置時の作業性が向上する。また、設置後の水圧変動に伴う給水量の調節を不要にすることができるとともにクーリングマットの冷却性能を安定させることができる。
本発明による補助冷却装置に用いられる外部調節式定流量弁の一実施例であって、設定流量が小の状態を示す断面図である。 図1に示す外部調節式定流量弁の設定流量を大きくした状態を示す断面図である。 図1に示す外部調節式定流量弁の設定流量変更方法の説明図である。 図2に示す外部調節式定流量弁の設定流量変更方法の説明図である。 図5は本発明による補助冷却装置の一実施例を示す図である。 図6は従来の補助冷却装置の一例を示す図である。 図7は従来の補助冷却装置の一例を示す図である。
以下、添付した図面に基づいて、本発明による補助冷却装置の実施例を説明する。本実施例の説明に先立って、まず、この補助冷却装置に用いられる外部調節式定流量弁(以下、簡単のため「定流量弁」と略す。)について説明する。
図1に示す定流量弁1は、流体が流れる一方の配管2と、その軸線方向に同軸状に対向配置され、配管2に接続されるべき他方の配管3との間に介装され、両配管2、3を連通接続する。配管2の定流量弁1側の端部4は拡大されていて、且つその内側には後述する第1接続部材11との接続用の雌ねじ5が形成されている。配管3の定流量弁1側の端部6は小径に形成されていて、且つその外側には後述する第2接続部材12との接続用の雄ねじ7が形成されている。
定流量弁1は、一方の配管2に接続される筒状の第1接続部材11と、他方の配管3に接続される筒状の第2接続部材12と、第1接続部材11に軸方向に摺動自在に内装された弁部材13と、第1接続部材11に軸方向に移動自在に螺着された筒状の調節部材14と、第1接続部材11と第2接続部材12とを連結する筒状の連結部材15とを備えている。第1接続部材11及び第2接続部材12、調節部材14は同軸状に配置されており、定流量弁1の内部の流体経路を全体的にストレートに形成している。この構造により、定流量弁1を流れる流体の圧力損失を可及的に小さくすることができる。
第1接続部材11は、概して円筒状の部材であって、一方の端部20(配管2側)の外周には雄ねじ21が形成されている。雄ねじ21は配管2の端部4の内側に形成されている雌ねじ5に螺合する。
第1接続部材11の端部20側の内周の円筒面22には、詳細を後述する弁部材13の外筒部40が摺接する。第1接続部材11の端部20の開口端の内部近傍には止め輪23が係止されており、弁部材13が配管2側へ抜け出すのを阻止している。
第1接続部材11の長手方向の略中央部には、第1接続部材11の内周面から径方向内側に張り出した環状支持部24が形成されている。環状支持部24は、詳細を後述する調節部材14の小径部50の外周面とシール係合するOリング25を収容する環状溝26を有している。第1接続部材11の他方の端部27は径方向外側に張り出して、詳細を後述する連結部材15と係合する鍔部分28を形成している。鍔部分28の外径は第1接続部11のその他の部分の外径よりも僅かに大きく設定されている。
第2接続部材12は、概して円筒状の部材であって、配管3側の端部30から反対側の端部32に向けて内周面に雌ねじ31が形成されている。雌ねじ31は配管3の端部6の外周面に形成されている雄ねじ7と螺合する。
第2接続部材12の第1接続部材11と対向する端部32の端面33は平坦に形成されていると共に、端部32の開口端の近傍には環状溝34が形成されている。この環状溝34の内部には、後述する調節部材14とシール係合するOリング35が嵌め込まれている。また、第2接続部材12の外周面には、端部32から端部30に向けて雄ねじ36が形成されている。
弁部材13は、第1接続部材11の円筒面22に摺接する外筒部40と、その軸線に沿って延びていて且つ第2接続部材12側に向かってテーパ状に尖っているニードル弁42を有する中央弁軸部41と、外筒部40と中央弁軸部41とを接続するとともに流体を通過させる孔44が形成されている円板部43とを備えている。
弁部材13は、円板部43と第1接続部材11の環状支持部24との間に圧縮状態に配設されているコイルばね45によって止め輪23の方向へ付勢されている。
調節部材14は、第1接続部材11側の小径部50と、第2接続部材12側の大径部51と、これらを接続する環状部52とを備えている。環状部52は、第1接続部材11の環状支持部24よりも第2接続部材12側に位置している。
小径部50は、その内周面が弁部材13のニードル42の外周面との間に流体を通過させるクリアランスCを形成している。小径部50は、第1接続部材11の環状支持部24に装着されたOリング25とシール係合をしている。これによって、流体が小径部50と環状支持部24の間を通過するのを阻止している。
一方の配管2を流れる流体と他方の配管3を流れる流体との圧力差が大きくなると、弁部材13がコイルばね45のばね力に抗して調節部材14に向かって移動し、クリアランスCが狭くなって通過断面積が絞られる。また前記圧力差が小さくなると、弁部材13がコイルばね45のばね力によって調節部材14から離れる方向に移動し、クリアランスCが広くなって通過断面積が増加する。このようにして、一方の配管2を流れる流体と他方の配管3を流れる流体との圧力差の大きさに拘わらず流体の通過流量がほぼ一定に保たれる。
調節部材14の大径部51の外周には雄ねじ56が形成され、これが第1接続部材11の内周に形成された雌ねじ57に螺合している。調節部材14を第1接続部材11に対して回転させると軸方向に移動し、クリアランスCの大きさを変更することができる。
調節部材14の第2接続部材12側の端部54は、第2接続部材12の内部に挿入されており、端部54の外周面には、第2接続部材12の端部32に配置されたOリング35がシール係合している。Oリング25、35によって、調節部材14と第1及び第2接続部材11、12との間がシールされるので、調節部材14によるクリアランスCの設定変更中であっても、流体が調節部材14と第1及び第2接続部材11、12との間から漏れることなく、配管2、3を流れている状態を維持することができる。
第1接続部材11と第2接続部12部材とは、連結部材15によって互いに着脱可能に連結される。連結部材15は、第1接続部材11の鍔部分28に係止可能な内フランジ部分60を備えている。連結部材15の内フランジ部分60以外の内周面は第2接続部材12の雄ねじ36に螺合可能な雌ねじ62が形成されており、これによって第2接続部材12に対して着脱可能に連結される。これに加えて、連結部材15が第1接続部材11の鍔部分28に係止していることにより、第1接続部材11と第2接続部材12とが互いに引き寄せられた状態で連結される。
調節部材14の大径部51には、第1接続部材11と第2接続部材12との間のスペースSに対応する位置において、調節部材14の位置調節を行うための工具が係合される工具係合部70が突出形成されている。連結部材15を第1接続部材11と第2接続部材12とが互いに接近する方向に回転させるとき、工具係合部70が第2接続部材12の端面33に当接してそれ以上の接近が阻止されることで、第1接続部材11と第2接続部材12との連結操作が終了する。
連結部材15は、第1接続部材11と第2接続部材12との間のスペースSを覆うカバーを兼ねている。連結部材15によって第1接続部材11と第2接続部材12が連結された状態では、工具係合部70は連結部材15に覆われて外に露出していないので、悪戯や異物の堆積等の不都合を未然に防止することができるとともに、誤って調節部材14が操作されるのも防止することができる。
図2は、図1に示す外部調節式定流量弁1の設定通過流量を大きくした状態を示している。連結部材15は、第2接続部材12とのねじ係合の領域が短くなっており、その分、図1に示す状態よりも調節部材14はニードル弁42から離れていて、クリアランスCも広くなっている。したがって、図1よりも大きな通過流量が設定されている。
図3、4は、定流量弁1の設定通過流量を図1に示す状態から図2に示す状態に変更するときの操作の説明図である。即ち、連結部材15と第2接続部材12とのねじ係合による連結を解除して連結部材15を軸方向に移動させ、スペースSを外部に露出させると、外部から第1接続部材11と第2接続部材12との間を通して工具係合部70へのアクセスが可能となる。工具係合部70に工具を係合させて調節部材14を回転させると、調節部材14が第1接続部材11の軸方向に移動し、クリアランスCの大きさの変更、即ち、設定通過流量の変更を行うことができる。この間、調節部材14が回転しても、Oリング25、35によって第1及び第2接続部材11、12に対するシールが確保されるので、流体は外部に漏れ出ることなく、第1及び第2接続部材11、12と調節部材14の内部を通って流れることができる。設定通過流量の変更後、連結部材15を回転させて第1接続部材11と第2接続部材12とを連結する。
なお、上記実施形態では、第1接続部材に調節部材を移動可能に装着しているが、これに代えて第2接続部材に調節部材を移動可能に装着するようにしてもよい。
図5には、本発明による補助冷却装置の実施例が、特に給水装置に関連して示されている。図5において、図6に示す従来の補助冷却装置と共通する部品等においては、同じ符号を付すことで再度の説明を省略する。本発明の補助冷却装置においては、給水装置120aの二次側給水配管122において、図6に示すバルブ組立体129a,129b及び伸縮継手130a,130bが用いられることなく、代わりに定流量弁140a,140bが用いられている。定流量弁140a, 140bは、図1〜図4に示す外部調節式定流量弁1を用いることができる。本補助冷却装置においては、給水装置120aによるマット110a、110bへの水の供給は、定流量弁140a、140bを通じて行われる。符号131a,131bは盲栓であり、蒸発し切らずにマット110a、110bを流下した水は排水配管132a,132bを通じて排水される。定流量弁140a,140bは図示のように、二次側給水配管122が分岐する場合には、分岐後の配管であればどこに設置してもよいが、マット110a、110bの給水口に直接取り付けることもできる。
本補助冷却装置100の給水装置120aは、出荷時に流量設定した定流量弁140a,140b(以下、符号140で代表する)を通じてマット110a、110b(以下、符号100で代表する)に水を供給するので、現場での補助冷却装置100の設置時に流量調節の必要がなく、設置後に給水装置120aの給水圧に変動が生じても、設定水量をマット110に給水することができ、設置後の水圧変動に伴う給水量調節が不要になる。したがって、補助冷却装置100への給水圧が変動しても、それに起因してマット110への給水量が変動することが無くなり、マット110による冷却性能が安定する。また、定流量弁140は外部調節式定流量弁であって設定流量を外部から変更可能であるので、補助冷却装置100の設置後においても、冷凍サイクルの室外機の設置場所の温度や室外機の風量等に応じて、定流量弁140を分解することなく、設定流量を外側から簡単に変更することができる。したがって、マット110への無駄な給水量を削減し、冷却効率を向上させることができる。更に、定流量弁140は、その内部を流れる水を停止させることなく、配管をマット110に接続した稼働状態で設定流量の調節が可能であるため、設置作業者ばかりでなくユーザにおいても、補助冷却装置100の運転を停止させることなく、例えば、マット110を流下する水の状態を観察しながら、マット110への給水量の調節を容易に行うことができる。このように、補助冷却装置100の設置時の設置作業性や設置後の設定流量調節の作業性が格段に向上し、設置工数、調節工数が低減し、設置作業及び調節作業を容易に行うことができる。
更に、定流量弁140は配管の継手を兼ねているので、例えば、装置のメンテナンス、交換等の作業の際には、定流量弁140の箇所で配管を分離又は再連結させることができる。具体的には、例えば、図3又は図4に示すように連結部材15と第2接続部材12とのねじ係合による連結を解除した状態で、第2接続部材12と調節部材14とを分離することで、配管を分離又は再連結させることができる。したがって、別の配管継手を用意する必要がないので、補助冷却装置100における配管接続部品の点数が減少する。また、定流量弁140は、マット110の給水口に直接に接続させる、又は当該給水口に接続される極短い配管に接続設置することができ、それにより、定流量弁140を、例えばマットの大きさに応じて水量を設定済のものとして、マット110に接続させた状態で出荷・搬送し、現場での組立てに供することができる。
1 外部調節式定流量弁 2,3 配管
11 第1接続部材 12 第2接続部材
13 弁部材 14 調節部材
15 連結部材 70 工具係合部分
80 冷凍サイクル 81 コンプレッサ
82 蒸発器 83 膨張弁
84 ドライヤ 85 凝縮器
86 冷媒管 87 ファン
90 給水装置 91 給水管
92 電磁弁 93 サーモスタット
94 センサ 100 補助冷却装置
110a,110b クーリングマット
120a 給水装置 124 給水ユニット
140a,140b 定流量弁

Claims (4)

  1. 冷凍サイクルの凝縮器の放熱部に対向して配置される通風性を有するクーリングマットと、該クーリングマットに水を供給する給水装置とを備え、前記放熱部に吸い込まれる空気が前記クーリングマットを通過する際に前記クーリングマットに供給された水の蒸発により潜熱が奪われて冷却されるようにした補助冷却装置であって、
    前記給水装置は、定流量弁を通じて前記クーリングマットに水を供給することを特徴とする補助冷却装置。
  2. 前記定流量弁は、当該定流量弁を流れる水を停止させることなく設定流量を外部から変更可能である外部調節式定流量弁であることを特徴とする請求項1記載の補助冷却装置。
  3. 前記定流量弁は、配管の継手を兼ねていることを特徴とする請求項1又は2記載の補助冷却装置。
  4. 前記定流量弁は、前記クーリングマットの給水口に直接に接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の補助冷却装置。
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