JP2012233186A5 - - Google Patents
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Description
この組成物はベース材料を含む。ベースとは、当該分野において公知の市販入手可能なもしくはその他から入手可能な自動車用、家具用、床用、靴用、金属用、もしくは他の表面コンディショナー、研磨材又は保護材である。ベースの例は、天然由来ワックス、例えばパラフィンワックス、微結晶石油ワックス、カルナバワックス、カンデリラ植物ワックス、モンタンコール由来ワックス；合成ポリマーワックス、例えば酸化ポリエチレン；シリコーンベースワックス、例えば米国特許第7,753,998に記載のもの、ジメチルシリコーン、アミノ官能性シリコーン；米国特許第5,073,407号及び5,968,238号に記載されているような水中ノニオンもしくはアニオン界面活性剤；及び表面コンディショニング、研磨もしくは保護に一般に用いられている他の材料、並びにこれらの混合物を含む。
前記記載は本発明の特定の態様を説明するものであり、これらに限定されるものではない。本発明の実施態様の一部を以下の項目［１］−［２８］に記載する。
［１］
基材上の有機汚染の除去を促進する方法であって、
化学改質酵素をベースと結合させて水安定化活性一時的コーティング材料を形成すること、
前記活性コーティング材料と接触した有機汚染の成分を酵素により分解することができるように、前記活性コーティング材料で基材をコーティングすること
を含む方法。
［２］
前記水安定化活性コーティング材料が、このコーティングを水中に３０分以上浸した後に有機汚染の成分を分解することができる、項目１記載の方法。
［３］
前記活性コーティング材料が水中に３０分浸した後に５０％以上の活性を保持している、項目１記載の方法。
［４］
前記酵素が加水分解酵素である、項目１記載の方法。
［５］
前記加水分解酵素が細菌中性サーモリシン様プロテアーゼ、アミラーゼ、又はリパーゼである、項目４記載の方法。
［６］
前記酵素がポリオキシエチレンの少なくとも１つの分子の付加により化学的に改質されている、項目１記載の方法。
［７］
前記ポリオキシエチレンが1,000〜15,000ダルトンの分子量を有する、項目６記載の方法。
［８］
前記ポリオキシエチレンが介在するウレタン結合により前記酵素に共有結合している、項目６記載の方法。
［９］
前記ポリオキシエチレンが前記酵素のアミノ基に直接的にもしくは間接的に共有結合している、項目６記載の方法。
［１０］
前記ポリオキシエチレン基が前記酵素内のシステインに直接的にもしくは間接的に共有結合している、項目６記載の方法。
［１１］
前記ポリオキシエチレンが分枝分子である、項目６記載の方法。
［１２］
前記酵素がアミラーゼであり、前記コーティングの表面活性が0.01ユニット／cm 2 以上である、項目１記載の方法。
［１３］
前記酵素が前記ベースの少なくとも１つの成分に共有結合している、項目１記載の方法。
［１４］
前記酵素が前記ベースに共有結合しておらず又は前記ベースに混合されている、項目１記載の方法。
［１５］
ベース、
前記ベースと結合した化学改質酵素、及び
前記ベースと結合した第一のポリオキシエチレン
を含み、前記第一のポリオキシエチレンが前記酵素とは無関係であり、前記ベース、前記酵素、及び前記第一のポリオキシエチレンが水安定化活性コーティング組成物を形成する、水安定化活性コーティング組成物。
［１６］
前記ベース及び前記酵素が２：１〜２０：１の重量比で存在している、項目１５記載の組成物。
［１７］
前記酵素が加水分解酵素である、項目１５記載の組成物。
［１８］
前記加水分解酵素が細菌中性サーモリシン様プロテアーゼ、アミラーゼ、又はリパーゼである、項目１７記載の組成物。
［１９］
前記酵素が第二のポリオキシエチレンの少なくとも１つの分子に共有結合することにより化学的に改質されている、項目１５記載の組成物。
［２０］
前記第一のポリオキシエチレンが1,000〜15,000ダルトンの分子量を有する、項目１５又は１９記載の組成物。
［２１］
前記第一のポリオキシエチレン及び第二のポリオキシエチレンがオキシエチレンの同じポリマーを有する、項目１９記載の組成物。
［２２］
前記第一のポリオキシエチレンがスクシンイニミジルエステルにより誘導体化されている、項目１５記載の組成物。
［２３］
前記第二のポリオキシエチレンが介在するウレタン結合により前記酵素に共有結合している、項目１９記載の組成物。
［２４］
前記第二のポリオキシエチレンが前記酵素のアミノ基に直接的にもしくは間接的に共有結合している、項目１９記載の組成物。
［２５］
前記第二のポリオキシエチレン基が前記酵素内のシステインに直接的にもしくは間接的に共有結合している、項目１９記載の組成物。
［２６］
前記第一のポリオキシエチレンが分枝分子である、項目１５又は１９記載の組成物。
［２７］
項目１５記載の水安定化活性コーティング組成物、及び
基材
を含む生物活性水安定自己洗浄表面であって、前記水安定化活性コーティング組成物が前記基材の表面を覆っている生物活性水安定自己洗浄表面。
［２８］
前記酵素がサーモリシンであり、前記水安定化活性コーティング組成物の表面活性が0.0075ユニット／cm 2 以上である、項目２７記載の表面。
［１］
基材上の有機汚染の除去を促進する方法であって、
化学改質酵素をベースと結合させて水安定化活性一時的コーティング材料を形成すること、
前記活性コーティング材料と接触した有機汚染の成分を酵素により分解することができるように、前記活性コーティング材料で基材をコーティングすること
を含む方法。
［２］
前記水安定化活性コーティング材料が、このコーティングを水中に３０分以上浸した後に有機汚染の成分を分解することができる、項目１記載の方法。
［３］
前記活性コーティング材料が水中に３０分浸した後に５０％以上の活性を保持している、項目１記載の方法。
［４］
前記酵素が加水分解酵素である、項目１記載の方法。
［５］
前記加水分解酵素が細菌中性サーモリシン様プロテアーゼ、アミラーゼ、又はリパーゼである、項目４記載の方法。
［６］
前記酵素がポリオキシエチレンの少なくとも１つの分子の付加により化学的に改質されている、項目１記載の方法。
［７］
前記ポリオキシエチレンが1,000〜15,000ダルトンの分子量を有する、項目６記載の方法。
［８］
前記ポリオキシエチレンが介在するウレタン結合により前記酵素に共有結合している、項目６記載の方法。
［９］
前記ポリオキシエチレンが前記酵素のアミノ基に直接的にもしくは間接的に共有結合している、項目６記載の方法。
［１０］
前記ポリオキシエチレン基が前記酵素内のシステインに直接的にもしくは間接的に共有結合している、項目６記載の方法。
［１１］
前記ポリオキシエチレンが分枝分子である、項目６記載の方法。
［１２］
前記酵素がアミラーゼであり、前記コーティングの表面活性が0.01ユニット／cm 2 以上である、項目１記載の方法。
［１３］
前記酵素が前記ベースの少なくとも１つの成分に共有結合している、項目１記載の方法。
［１４］
前記酵素が前記ベースに共有結合しておらず又は前記ベースに混合されている、項目１記載の方法。
［１５］
ベース、
前記ベースと結合した化学改質酵素、及び
前記ベースと結合した第一のポリオキシエチレン
を含み、前記第一のポリオキシエチレンが前記酵素とは無関係であり、前記ベース、前記酵素、及び前記第一のポリオキシエチレンが水安定化活性コーティング組成物を形成する、水安定化活性コーティング組成物。
［１６］
前記ベース及び前記酵素が２：１〜２０：１の重量比で存在している、項目１５記載の組成物。
［１７］
前記酵素が加水分解酵素である、項目１５記載の組成物。
［１８］
前記加水分解酵素が細菌中性サーモリシン様プロテアーゼ、アミラーゼ、又はリパーゼである、項目１７記載の組成物。
［１９］
前記酵素が第二のポリオキシエチレンの少なくとも１つの分子に共有結合することにより化学的に改質されている、項目１５記載の組成物。
［２０］
前記第一のポリオキシエチレンが1,000〜15,000ダルトンの分子量を有する、項目１５又は１９記載の組成物。
［２１］
前記第一のポリオキシエチレン及び第二のポリオキシエチレンがオキシエチレンの同じポリマーを有する、項目１９記載の組成物。
［２２］
前記第一のポリオキシエチレンがスクシンイニミジルエステルにより誘導体化されている、項目１５記載の組成物。
［２３］
前記第二のポリオキシエチレンが介在するウレタン結合により前記酵素に共有結合している、項目１９記載の組成物。
［２４］
前記第二のポリオキシエチレンが前記酵素のアミノ基に直接的にもしくは間接的に共有結合している、項目１９記載の組成物。
［２５］
前記第二のポリオキシエチレン基が前記酵素内のシステインに直接的にもしくは間接的に共有結合している、項目１９記載の組成物。
［２６］
前記第一のポリオキシエチレンが分枝分子である、項目１５又は１９記載の組成物。
［２７］
項目１５記載の水安定化活性コーティング組成物、及び
基材
を含む生物活性水安定自己洗浄表面であって、前記水安定化活性コーティング組成物が前記基材の表面を覆っている生物活性水安定自己洗浄表面。
［２８］
前記酵素がサーモリシンであり、前記水安定化活性コーティング組成物の表面活性が0.0075ユニット／cm 2 以上である、項目２７記載の表面。
Claims (26)
- 基材上の有機汚染の除去を促進する方法であって、
化学改質酵素をベースと結合させて水安定化活性一時的コーティング材料を形成すること、ここで前記ベースはパラフィンワックス、微結晶石油ワックス、カルナバワックス、カンデリラ植物ワックス、モンタンコール由来ワックス、ジメチルシリコーン、及びアミノ官能性シリコーンからなる群より選ばれ、前記ベースはこのベースと結合した第一のポリオキシエチレンをさらに含み、前記第一のポリオキシエチレンは前記酵素とは無関係であり、前記ベース、酵素及び第一のポリオキシエチレンは水安定化活性コーティング組成物を形成し、前記酵素は第二のポリオキシエチレンの少なくとも１つの分子に共有結合することにより化学改質されている、
前記活性コーティング材料と接触した有機汚染の成分を酵素により分解することができるように、前記水安定化活性コーティング材料で基材をコーティングすること
を含む方法。 - 前記水安定化活性コーティング材料が、このコーティングを水中に３０分以上浸した後に有機汚染の成分を分解することができる、請求項１記載の方法。
- 前記活性コーティング材料が水中に３０分浸した後に５０％以上の活性を保持している、請求項１記載の方法。
- 前記酵素が加水分解酵素である、請求項１記載の方法。
- 前記加水分解酵素が細菌中性サーモリシン様プロテアーゼ、アミラーゼ、又はリパーゼである、請求項４記載の方法。
- 前記第二のポリオキシエチレンが1,000〜15,000ダルトンの分子量を有する、請求項１記載の方法。
- 前記第二のポリオキシエチレンが介在するウレタン結合により前記酵素に共有結合している、請求項１記載の方法。
- 前記第二のポリオキシエチレンが前記酵素のアミノ基に直接的にもしくは間接的に共有結合している、請求項１記載の方法。
- 前記第二のポリオキシエチレン基が前記酵素内のシステインに直接的にもしくは間接的に共有結合している、請求項１記載の方法。
- 前記第二のポリオキシエチレンが分枝分子である、請求項１記載の方法。
- 前記酵素がアミラーゼであり、前記コーティングの表面活性が0.01ユニット／cm2以上である、請求項１記載の方法。
- 前記酵素が前記ベースの少なくとも１つの成分に共有結合している、請求項１記載の方法。
- 前記酵素が前記ベースに共有結合しておらず又は前記ベースに混合されている、請求項１記載の方法。
- パラフィンワックス、微結晶石油ワックス、カルナバワックス、カンデリラ植物ワックス、モンタンコール由来ワックス、ジメチルシリコーン、及びアミノ官能性シリコーンからなる群より選ばれるベース、
前記ベースと結合した化学改質酵素、ここで前記酵素は第二のポリオキシエチレンの少なくとも１つの分子に共有結合することにより化学改質されている、及び
前記ベースと結合した第一のポリオキシエチレン
を含み、前記第一のポリオキシエチレンが前記酵素とは無関係であり、前記ベース、前記酵素、及び前記第一のポリオキシエチレンが水安定化活性コーティング組成物を形成する、水安定化活性コーティング組成物。 - 前記ベース及び前記酵素が２：１〜２０：１の重量比で存在している、請求項１４記載の組成物。
- 前記酵素が加水分解酵素である、請求項１４記載の組成物。
- 前記加水分解酵素が細菌中性サーモリシン様プロテアーゼ、アミラーゼ、又はリパーゼである、請求項１６記載の組成物。
- 前記第一のポリオキシエチレンが1,000〜15,000ダルトンの分子量を有する、請求項１４記載の組成物。
- 前記第一のポリオキシエチレン及び第二のポリオキシエチレンがオキシエチレンの同じポリマーを有する、請求項１４記載の組成物。
- 前記第一のポリオキシエチレンがスクシンイニミジルエステルにより誘導体化されている、請求項１４記載の組成物。
- 前記第二のポリオキシエチレンが介在するウレタン結合により前記酵素に共有結合している、請求項１４記載の組成物。
- 前記第二のポリオキシエチレンが前記酵素のアミノ基に直接的にもしくは間接的に共有結合している、請求項１４記載の組成物。
- 前記第二のポリオキシエチレン基が前記酵素内のシステインに直接的にもしくは間接的に共有結合している、請求項１４記載の組成物。
- 前記第一のポリオキシエチレンが分枝分子である、請求項１４記載の組成物。
- 請求項１４記載の水安定化活性コーティング組成物、及び
基材
を含む生物活性水安定自己洗浄表面であって、前記水安定化活性コーティング組成物が前記基材の表面を覆っている生物活性水安定自己洗浄表面。 - 前記酵素がサーモリシンであり、前記水安定化活性コーティング組成物の表面活性が0.0075ユニット／cm2以上である、請求項２５記載の表面。
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