JP2012232657A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントカバー、アンテナ及び電波受信装置を備える鞍乗型車両において、FM放送用電波であっても良好に受信できる技術を提供することを課題とする。
【解決手段】フロントカバー43の上部に且つ車幅方向中央にアンテナカバー60が設けられる。アンテナカバー60は車両正面視で逆三角形状を呈する。アンテナカバー60内に電波を受信するアンテナとしてのコイルアンテナ61が配置される。このコイルアンテナ61は、アンテナカバー60内に配置されると共に、フロントカバー42の外側に配置される。
【効果】フロントカバーの外側にアンテナを配置するので、設置スペースを広く取ることができ、アンテナの長さを十分に確保するので、フロントカバー、アンテナ及び電波受信装置を備える鞍乗型車両において、FM放送用電波であっても良好に受信できる技術を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電波を受信するアンテナと、受信した電波情報を処理する電波受信装置とを備える鞍乗型車両に関する。
車両の前方をカバー部材で覆われた鞍乗型車両において、電波を受信するアンテナと、受信した電波情報を処理する電波受信装置とを備えた車両が知られている(例えば、特許文献1(図1、図3)参照。)。
特許文献1の鞍乗型車両(12)(括弧付き数字は特許文献に記載されている符号を示す。以下同じ。)は、図4等に示されるように、フロントカウル(76)の内側にあるメータバイザーに配置されるETC用アンテナ(302)と、車両後方で後部シート(33)の下方に配置される電波受信装置(10)とを備える。
ETC用アンテナ(302)及び電波受信装置(10)等から構成されるETC(Electronic Toll Collection System)システムにより、鞍乗型車両(12)がETCゲートを通過する際、アンテナ(302)で電波を受信することができる。
ところで、オーディオを搭載した鞍乗型車両が実用に供される中、電波受信装置(10)でETC用電波に加えてFM放送を受信することが求められる。
ETCで使用する電波は、周波数が5.8GHzで、波長が約5.2cmのマイクロ波である。また、特許文献1に別用途として言及しているGPSに使用する電波の波長は、極超短波の領域の19cmと24cmである。
一方、FM放送で用いられる電波は、周波数が30〜300MHzで、波長が1m〜10mの超短波である。
そのため、アンテナ(302)及び電波受信装置(10)から構成されるシステムでETCの他、FM放送やVICS(Vehicle Information and Communication System)等を受信する場合、アンテナ(302)を長くする必要がある。
しかし、特許文献1の図4に示すように、フロントカウル(76)の内方は、設置スペースが狭く、FM放送を良好に受信できるアンテナ(302)の長さを確保するのに限界がある。よって、FM放送用電波であっても良好に受信できる技術が求められる。
また特許文献1では、図1に示すように、アンテナ(302)と電波受信装置(10)の位置が離間していることから、ETCシステムの装着やメンテナンス等での容易化は期待されるところである。
特開2008−80868公報
本発明は、フロントカバー、アンテナ及び電波受信装置を備える鞍乗型車両において、FM放送用電波であっても良好に受信でき、またシステムの装着やメンテナンスを容易にする技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車両の前方を覆うレッグシールドと、超短波以上の波長の電波を受信するアンテナと、受信した電波情報を処理する電波受信装置とを備えた鞍乗型車両において、前記電波受信装置は、前記レッグシールドに着脱可能に取付けられるフロントカバーの内方に配置され、前記アンテナは、前記フロントカバーの外側に配置されることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、電波受信装置は、フロントカバーの内面に取付けられ、フロントカバーに設けた開口を通して、フロントカバーの外面に設けられるアンテナに配線が接続されることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、アンテナは、コイルアンテナであり、このコイルアンテナは、車両正面視で逆三角形状を呈し中央部に突起部を有するアンテナカバーにより覆われることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、アンテナは、フィルム部材にプリントされるプリントアンテナであり、フィルム部材は、フロントカバーに貼付けられることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、アンテナは、フィルム部材にプリントされるプリントアンテナであり、フィルム部材は、フロントカバーにインサート成形により一体成形されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、電波受信装置は、レッグシールドに着脱可能に取付けられるフロントカバーの内方に配置され、アンテナは、フロントカバーの外側に配置される。
フロントカバーの外側にアンテナを配置するので、設置スペースを広く取ることができ、アンテナの長さを十分に確保するので、レッグシールド、アンテナ及び電波受信装置を備える鞍乗型車両において、FM放送用電波であっても良好に受信できる技術を提供することができる。
加えて、レッグシールドに着脱可能なフロントカバー近傍に、アンテナ及び電波受信装置を取付けるので、フロントカバーを取り外すだけで受信システムの取付け作業が行え、アンテナ及び電波受信装置の装着やメンテナンスも容易にできる。
更に、作業者の作業が容易で、スペースも比較的確保し易い位置に電波受信装置が配置されるので、電波受信装置のシステムアップ等も容易にできる。
請求項2に係る発明では、電波受信装置は、フロントカバーの内面に取付けられ、フロントカバーに設けた開口を通して、フロントカバーの外面に設けられるアンテナに配線が接続される。アンテナが配置されるフロントカバーの内面にフロントカバーに設けた開口を通して、外面のアンテナに配線が接続されるので、フロントカバーにアンテナと受信装置をすべてセットして、フロントカバーごと着脱ができるので、システムの取付け、メンテナンスあるいは、システムアップの作業が容易である。
請求項3に係る発明では、アンテナはコイルアンテナであり、このコイルアンテナは、車両正面視で逆三角形状を呈し中央部に突起部を有するアンテナカバーにより覆われる。
アンテナカバー内にアンテナが収納されるので、集合アンテナとして、電波を受信し易い位置に配置することができる。
加えて、アンテナカバーは、逆三角形状を呈し中央部に突起部を有するので、空気抵抗をコントロールできる。
更に、アンテナカバーにより、外観性も向上させることができる。
請求項4に係る発明では、アンテナは、フィルム部材にプリントされるプリントアンテナであり、フィルム部材は、フロントカバーに貼付けられる。
アンテナがフロントカバーに貼付けられる形態になるので、アンテナが突出せず、フロントカバーの外面を有効に活用することができる。
加えて、アンテナの線を外観線として活用でき、外観性を向上させることができる。
請求項5に係る発明では、アンテナは、フィルム部材にプリントされるプリントアンテナであり、フィルム部材は、フロントカバーにインサート成形により一体成形される。
外装部品であるフロントカバーの成形と同時にアンテナを装着でき、アンテナの組付け工数を低減させることができる。
実施例1に係る鞍乗型車両の左側面図である。 実施例1に係る鞍乗型車両の正面図である。 アンテナカバーの斜視図である。 実施例1に係る鞍乗型車両前部の分解斜視図である。 実施例2に係る鞍乗型車両の左側面図である。 実施例2に係る鞍乗型車両の正面図である。 フロントカバーの正面図である。 図7の8−8線断面図である。 実施例2のフロントカバーの形成方法を説明する図である。 図7の応用例図である。 図7の更なる応用例図である。 実施例2の別態様のフロントカバーのインサート成形方法を説明する図である。 実施例3に係る鞍乗型車両の正面図である。 実施例3のフロントカバーの斜視図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、図中の矢印(FRONT)は車両前方を表している。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、鞍乗型車両10は、破線で示す車体フレーム11を備え、この車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から斜め下へ延ばされるメインフレーム13と、このメインフレーム13の後端に直角に固着されるクロスパイプ14と、このクロスパイプ14の車幅方向両端部に前端がそれぞれ連結され斜め上に延ばされる左右一対のシートレール15L(Lは、左を示す添え字であり、Rは、右を示す添え字である。以下同じ)とからなる。メインフレーム13は、ヘッドパイプ12斜め下に延ばされるダウンフレーム部13aと、このダウンフレーム部13aの後端からほぼ水平に後方に延ばされるフロアフレーム部13bとからなる。
そして、鞍乗型車両10は、ヘッドパイプ12に旋回自在に取付けられる左右一対のフロントフォーク16Lと、このフロントフォーク16Lに前輪車軸17を介して取付けられる前輪18と、この前輪18の上方を覆うフロントフェンダ19と、フロントフォーク16Lの上端部に取付けられるハンドル21Lと、クロスパイプ14に取付けられるリンク部材22と、このリンク部材22に取付けられ上下にスイング可能なリヤスイングアームを兼ねると共にエンジン23及び伝動装置24から構成されるパワーユニット25とを備える。
また、鞍乗型車両10は、パワーユニット25の後端部とシートレール15Lの上部との間に掛け渡されるリヤクッションユニット26と、パワーユニット25の後部に設けた後輪車軸27を介して取付けられる後輪28と、この後輪28の上部後方を覆うリヤフェンダ29と、エンジン23から延ばされている排気管31の後端部に連結されるマフラー32と、シートレール15Lに取付けられ乗員が座るシート33と、シート33の後部を囲うグラブレール34とを備える。
車体フレーム11やエンジン23などの構成要素を覆い車両の意匠面を構成する車体カバー41について以下に説明する。
車体カバー41は、ハンドル21Lを覆うハンドルカバー42と、このハンドルカバー42の下方に設けられヘッドパイプ12を前後から覆い、下方に延出して、フロアフレーム部13bの上方を覆うステップフロア45と連結するレッグシールド44と、前記レッグシールド44の前面の左右方向中央部の一部を成すフロントカバー43と、フロントカバー43の左右に連結し、フロントカバー43の後方のヘッドパイプ12及びダウンフレーム部13aの後方を覆い、下方に延出して、ステップフロア45と連結する左右レッグシールド本体部46と、ステップフロア45の両側に設けられると共にレッグシールド本体部46の下端から後方に延びる左右一対のサイドアンダーカバー47Lと、サイドアンダーカバー47Lの下縁に設けられ図示せぬサイドアンダーカバー47Rの下縁まで延出して、これと連結し、メインフレーム13を下方から覆うアンダーカバー48と、サイドアンダーカバー47Lの後部に設けられ車両側部を覆うリヤカバー49とからなる。
また、鞍乗型車両10は、ハンドルカバー42の前部に設けられ車両前方を照らすヘッドライト51と、ハンドル21L上方に設けられているバックミラー52Lと、リヤカバー49の後部に設けられているブレーキランプ53と、図示せぬポジションランプ及びウィンカーランプを有する灯火体57Lとを備える。
加えて、鞍乗型車両10は、フロントカバー43の外側に設けられ電波を受信するアンテナ(詳細後述)を覆うアンテナカバー60と、フロントカバー43の内側に取付けられ受信した電波情報を処理する電波受信装置55とを備える。
次に鞍乗型車両10を正面図に基づいて説明する。
図2に示されるように、フロントカバー43の上部に且つ車幅方向中央にアンテナカバー60が設けられる。フロントカバー43は、車両正面視で逆三角形状を呈し、アンテナカバー60はこれと相似形の逆三角形状を呈する。これにより、バランスが良い精悍な外観としている。アンテナカバー60内にFM放送等の超短波の電波も受信できるコイルアンテナ61が配置される。このコイルアンテナ61は、アンテナカバー60内に配置されると共に、フロントカバー42の外側に配置される。
アンテナカバー60の車幅方向の長さはW1であり、アンテナカバー60の上下方向の長さはL1である。また、フロントカバー43の外面56の車幅方向の長さはW2であり、フロントカバー43の外面56の上下方向の長さはL2である。
フロントカバー43とアンテナカバー60は前面視で、L1>W1、L2>W2となっており、左右延出より上下延出が長く、精悍でスピード感を感じるデザインとすることができる。
また、実施例では、W1<W2、L1<L2としている。なお、フロントカバー43、アンテナカバー60の形状は、これに限定されず、W1=W2、L1=L2でも良く、アンテナカバー60の大きさは任意である。また、車両のデザインに応じて、例えばボリューム感を持たせたいときには、L1≦W1、あるいはL2≦W2、更には、逆三角形状以外の形状のものであっても良い。また、アンテナカバー60は、フロントカバー60の外側に配置されれば良く、フロントカバー60の外側における配置場所は任意である。
また、灯火体57L、57Rは、フロントカバー43の車幅方向左右に配置される。
次にアンテナカバー60及びアンテナ61について説明する。
図3に示されるように、アンテナカバー60は、車両正面視(図2参照)で逆三角形状を呈する本体部62と、この本体部60の中央部に設けられる突起部63とからなる。突起部63は、アンテナカバー60の先端部64からアンテナカバー60の後端部65に向かうにつれて高くなるような傾斜部66を有する。
アンテナカバー60は薄肉の樹脂製部材であり、突起部63の裏面67にコイルアンテナ61が配置される。コイルアンテナ61は裏面67に配置された基板部68に接続され、この基板部68に接続端子69が接続される。
また、本体部62の先端に取付け突起62aが設けられ、本体部62の後部裏側の突部に取付けねじ穴62bが設けられる。アンテナカバー60のフロントカバー43への取付けについては後述する。
なお、実施例では、アンテナカバー60の突起部63は、アンテナカバー60の先端部64からアンテナカバー60の後端部65に向かうにつれて高くなるような傾斜部66を有する。この高さ調整により、走行風を適切に流すことができる。なお、この形状に限定されず、アンテナカバー60の中央部に突起部63が配置されていれば他の形状であっても差し支えない。
次にアンテナカバー60の取付けについて説明する。
図4に示されるように、フロントカバー43は、外面56の上部中央にアンテナカバー60を取付ける取付け凹部43bを有する。取付け凹部43bは、逆三角形状を呈しており、先端側に設けられた肉抜き開口部43cと、この肉抜き開口部43cの先端に設けられアンテナカバー60の取付け突起62aを差し込む切り欠き43dと、中央部に設けられ配線コードを通す開口43eと、アンテナカバー60を取付けるボルト43fを通すための貫通穴43gとからなる。
電波受信装置55の取付けは、電波受信装置55の固定部55aにラバーグロメット55bを設け、このラバーグロメット55bにフランジ付きカラー55cを嵌め、このカラー55cにボルト55dを通しフロントカバー43の内面43hに設けた図示せぬ取付部に締め付けることで、電波受信装置をフロントカバー43の内面43hに固定する。
アンテナカバー60の取付けは、接続端子69を開口43eを通して、電波受信装置55の接続端子55eに接続する。取付け突起62aを切り欠き43dに差し込み、フロントカバー43の内面43から貫通穴43gにボルト43fを通して取付けねじ穴(図3、符号62b)に締め付けることで、アンテナカバー60をフロントカバーの外面56に固定する。
フロントカバー43の取付けは、フロントカバー43をレッグシールド44の上部に配置し、レッグシールド44の後方から貫通穴44aにボルト44bを通してフロントカバー43の図示せぬ取付部に締め付けることで、フロントカバー43をレッグシールド44に固定する。このように、フロントカバー43に電波受信装置55及びアンテナカバー60を取付けることでサブアセンブリを得ることができ、このサブアセンブリをレッグシールド44に組付けることで組付け工数の低減を図ることができる。
以上に述べた鞍乗型車両10の作用効果を以下に記載する。
図1に示す構成により、フロントカバー43の外側にアンテナ61を配置するので、設置スペースを広く取ることができ、アンテナ61の長さを十分に確保するので、レッグシールド44、アンテナ61及び電波受信装置55を備える鞍乗型車両10において、FM放送用電波であっても良好に受信できる技術を提供することができる。
加えて、レッグシールド44に着脱可能なフロントカバー43近傍に、アンテナ61及び電波受信装置55を取付けるので、フロントカバー43を取り外すだけで受信システムの取付け作業が行え、アンテナ61及び電波受信装置55の装着やメンテナンスも容易にできる。
更に、作業者の作業が容易で、スペースも比較的確保し易い位置に電波受信装置55が配置されるので、電波受信装置55のシステムアップ等も容易にできる。
図4に示す構成により、電波受信装置55は、フロントカバー43の内面43hに取付けられ、フロントカバー43に設けた開口43eを通して、フロントカバー43の外面56に設けられるアンテナ61に配線が接続される。アンテナ61が配置されるフロントカバー43の内面43hにフロントカバー43に設けた開口43eを通して、外面56のアンテナ61に配線が接続されるので、フロントカバー43にアンテナ61と電波受信装置55をすべてセットして、フロントカバー43ごと着脱ができるので、システムの取付け、メンテナンスあるいは、システムアップの作業が容易である。
図3に示す構成により、アンテナカバー60内にアンテナ61が収納されるので、集合アンテナとして、電波を受信し易い位置に配置することができる。
加えて、アンテナカバー60は、逆三角形状を呈し中央部に突起部63を有するので、空気抵抗をコントロールできる。
更に、アンテナカバー60により、外観性も向上させることができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。なお、図1に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図5に示されるように、鞍乗型車両10は、フロントカバー43の外面56にフィルム部材70を備える。アンテナ61は、フィルム部材70にプリントされるプリントアンテナ61(詳細後述)である。フィルム部材70は薄いので、フロントカバー43の外面56とフィルム部材70の表面71はほぼ一致した面となり、突起のない面、あるいは、デザイン上の処理による曲面に沿ってアンテナ61を配設でき、デザインの自由度が上がる。
次に、本発明の実施例2を正面図に基づいて説明する。なお、図2に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図6に示されるように、フロントカバー43の上部に且つ車幅方向中央にフィルム部材70が設けられる。フィルム部材70は車両正面視で矩形形状を呈する。フィルム部材70内に電波を受信するアンテナとしてのプリントアンテナ61が配置される。
次にアンテナ61について説明する。
図7に示されるように、車両正面視で、フィルム部材70に収まるようにプリントアンテナ61が配置される。プリントアンテナ61は、上方が開口するコの字形状に配置される。プリントアンテナ61の一端は、基板部72に接続され、この基板部72に端子69が接続される。なお、実施例では、プリントアンテナ61は、コの字形状に配置されたが、これに限定されず、図右側から左側に向けて上下に繰り返し折り返すように配置するなど、FM放送用電波を受信できるように配置されていれば、プリントアンテナ61の配置形状は他の形状になっても差し支えない。
次にアンテナ61の配置を断面図に基づいて説明する。
図8に示されるように、フロントカバー43の外面56にフィルム部材70が配置される。フィルム部材70の裏面74に、プリントアンテナ61がプリントされる。結果、プリントアンテナ61は、フロントカバー43の外側に配置される。また、基板部72及び基板部72に接続される配線75共に裏面74に配置される。プリントアンテナ61は薄いので、凹凸がほとんどなく、フィルム部材70の表面71は、平面となる。
次にフィルム部材70のフロントカバー43への貼付け方法について説明する。
図9に示されるように、予めフィルム部材70の裏面74にプリントアンテナ61をプリントし、裏面74に基板部72及び配線75を取付ける。
フロントカバー43の外面56に接着剤76を塗布する。フィルム部材70を矢印のように移動させ、接着剤76を介してフロントカバー43の外面56に貼付ける。なお、フィルム部材70は、柔軟性を有する部材であり、フロントカバー43の外面56が曲面であっても、外面56に沿って貼付けることができる。
次に図7の応用例について説明する。なお、図7に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図10に示されるように、フロントカバー43の外面56において、アンテナ61は、上側が凹部となる三日月形状の輪郭となるように配置され、このアンテナ61により形成された三日月形状は上下方向に複数個並べて配置される。アンテナ61は、フロントカバー43とは異なる色であり、視覚的に浮き立たせることでフロントカバー43に模様を成形する。
次に図7の更なる応用例について説明する。なお、図7に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図11に示されるように、フロントカバー43の外面56において、アンテナ61は、ハート形状の輪郭となるように配置され、このアンテナ61により形成されたハート形状は内側方向に相似形のハート形状が複数個並べて配置される。アンテナ61は、フロントカバー43とは異なる色であり、視覚的に浮き立たせることでフロントカバー43に模様を成形する。
図6に戻って、フィルム部材70の車幅方向の長さはW3であり、フィルム部材70の上下方向の長さはL3である。なお、実施例では、フィルム部材70の形状を矩形形状としたが、これに限定されず、円形などでも良く、フィルム部材70の裏面にプリントアンテナ61をプリントできれば、他の形状であっても差し支えない。また、フィルム部材70の表面71に模様を付けることで、外観性を向上させても良い。
次に実施例2の別態様のフロントカバー43のインサート成形方法について説明する。
図12(a)に示すように、裏面74にプリントアンテナ61がプリントされたフィルム部材70を準備する。
(b)に示すように、可動型81にフィルム部材70をセットする。弁82を開き、真空ポンプ83を可動させ、矢印(1)のようにキャビティ84とフィルム部材70に囲われた空間を減圧する。
すると、(c)に示すように、フィルム部材70がキャビティ84側の面に貼付き、フィルム部材70の位置決めが為される。可動型81を矢印(2)のように移動させ、固定型85に合わせる。
(d)に示すように、射出装置から矢印(3)のように、樹脂をキャビティ84内に射出することで、フロントカバー43にフィルム部材70が付着し、一体成形される。
以上に述べた鞍乗型車両10の作用効果を以下に記載する。
図9に示す構成により、アンテナ61がフロントカバー43に貼付けられる形態になるので、アンテナ61が突出せず、図7に示すフロントカバー43の外面56を有効に活用することができる。
加えて、アンテナ61の線を外観線として活用でき、外観性を向上させることができる。
図12に示すように、外装部品であるフロントカバー43の成形と同時にアンテナ61を装着でき、アンテナ61の組付け工数を低減させることができる。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。なお、図2に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図13に示されるように、フロントカバー91は、車両正面視で逆三角形状を呈する本体部92と、車幅方向中央に設けられ外方に突き出る突起部93とからなる。突起部93の内側にアンテナ61が配置される。
突起部93の上下方向の長さはL1である。また、フロントカバー91の車幅方向の長さはW2であり、フロントカバー91の上下方向の長さはL2である。
フロントカバー91と突起部93は前面視で、L2>L1である。なお、フロントカバー91、突起部93の形状は、これに限定されず、L2=L1でも良く、アンテナカバー60の大きさは任意である。
図14に示されるように、フロントカバー91は、車両正面視(図13参照)で逆三角形状を呈する本体部92と、この本体部92の中央部に設けられる突起部93とからなる。突起部93は、先端部94から後端部95に向かうにつれて高くなるような傾斜部96を有する。
フロントカバー91は薄肉の樹脂製部材であり、突起部93の裏面側の凹部97にコイルアンテナ61が配置される。コイルアンテナ61は裏面側の凹部97に配置された基板部68に接続され、この基板部68に接続端子69が接続される。
なお、実施例では、突起部93は、先端部94から後端部95に向かうにつれて高くなるような傾斜部96を有する。この高さ調整により、走行風を適切に流すことができる。なお、この形状に限定されず、フロントカバー91に突起部93が配置されていれば他の形状であっても差し支えない。
尚、本発明に係る鞍乗型車両10は、実施の形態ではアンテナ61をフロントカバー43の車幅方向中央部に配置したが、これに限定されず、FM放送用電波等を受信することができれば、フロントカバー63の車幅方向中央部から側方に移動させた場所に配置するなど、他の場所に配置することは差し支えない。
本発明の鞍乗型車両は、電波を受信するアンテナと、受信した電波情報を処理する電波受信装置とを備える車両に好適である。
10…鞍乗型車両、43…フロントカバー、43e…開口、43h…内面、44…レッグシールド、55…電波受信装置、56…外面、60…アンテナカバー、61…アンテナ(コイルアンテナ、プリントアンテナ)、63…突起部、70…フィルム部材。

Claims (5)

  1. 車両の前方を覆うレッグシールド(44)と、超短波以上の波長の電波を受信するアンテナ(61)と、受信した電波情報を処理する電波受信装置(55)とを備えた鞍乗型車両(10)において、
    前記電波受信装置(55)は、前記レッグシールド(44)に着脱可能に取付けられるフロントカバー(43)の内方に配置され、
    前記アンテナ(61)は、前記フロントカバー(43)の外側に配置されることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記電波受信装置(55)は、前記フロントカバー(43)の内面(43h)に取付けられ、前記フロントカバー(43)に設けた開口(43e)を通して、前記フロントカバー(43)の外面(56)に設けられる前記アンテナ(61)に配線が接続されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  3. 前記アンテナ(61)は、コイルアンテナ(61)であり、
    このコイルアンテナ(61)は、車両正面視で逆三角形状を呈し中央部に突起部(63)を有するアンテナカバー(60)により覆われることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  4. 前記アンテナ(61)は、フィルム部材(70)にプリントされるプリントアンテナ(61)であり、
    前記フィルム部材(70)は、前記フロントカバー(43)に貼付けられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  5. 前記アンテナ(61)は、フィルム部材(70)にプリントされるプリントアンテナ(61)であり、
    前記フィルム部材(70)は、前記フロントカバー(43)にインサート成形により一体成形されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
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