JP2012232508A - 多色成形品の製造方法、及び成形型 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トリムボード20は、第1成形品30と第2成形品40との境界に沿って延設された溝部23が主面部21と立壁部22に亘って延びる形で形成されるものであり、第1成形空間91に溶融樹脂を射出して第1成形品30を成形する第1成形工程と、第2成形空間92に第1成形品30とは異なる色の溶融樹脂を射出して第2成形品40を成形する第2成形工程と、を備え、第1成形工程においては、溝部23の延設方向に沿って延びる延設面71Aを有するスライド型70を、主面部21及び立壁部22によって構成される屈曲面の延設方向に移動させることで、延設面71Aによって第1成形空間91における第2成形空間92側の開口を閉塞した状態とすることを特徴とする。
【選択図】図6
Description
本発明の実施形態1を図1ないし図9によって説明する。本実施形態では、車両ドアに取り付けられるドアトリム10を例示する。図1は、本実施形態のドアトリム10の斜視図である。ドアトリム10は、例えば、ポリプロピレン(ポリオレフィン系樹脂)等の熱可塑性合成樹脂を板状に形成してなるトリムボード20を備えている。
まず、図4に示すように、下型51に上型61を重合して型閉じする。この時は、上型61の突部62にスライド型70は当接されていない。次に、図5に示すように、カムドライバ80を上昇させ、スライド型70を前進位置まで移動させる。すると、スライド型70の延設面71Aの一部が、図5に示すように、突部62の側面62Bに押し当てられる。これにより、突部62の突出端面62Aと凹部63の底面63Aとの間に形成される隙間S1が延設面71Aによって、第2成形空間92側から閉塞される。これにより、延設面71Aの左側に、閉じた空間である第1成形空間91が形成された状態、言い換えると、延設面71Aによって第1成形空間91における第2成形空間92側の開口が閉塞された状態となる。
第1成形品30が成形された後、カムドライバ80を下降させることで、スライド型70を後退位置に退避させる。これにより、図7に示すように、第2成形空間92が形成された状態となる。つまり、第2成形空間92は、上型61、スライド型70、第1成形品30に囲まれた空間である。
次に、本発明の実施形態2を図10ないし図13によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態の成形型150では、スライド型70に段部177が形成されている点において、上記実施形態と相違する。
次に、本発明の実施形態3を図14ないし図17によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態の成形型250では、下型251及びスライド型270の構成が上記実施形態と相違しており、第1成形品230と第2成形品240の境界が上記各実施形態とは異なる箇所に形成される。
まず、図15に示すように、スライド型270を前進位置まで移動させる。すると、スライド型270の上面271Aの一部が、図15に示すように、突部62の突出端面62Aと、下型251の下面251Dの双方に当接した状態となる。これにより、突部62の側面62Dと下型251の側面251Aとの間に生じる隙間S2を上面271Aによって、第2成形空間292側から閉塞することができ、第1成形空間291が形成される。なお、本実施形態においては、突部62の突出端面62Aにはシボ模様が形成されておらず、上面271Aと突出端面62Aとが隙間なく接触する構成となっている。
第1成形品230が成形された後、スライド型270を後退位置に退避させる。これにより、図16に示すように、第2成形空間292が形成された状態となる。つまり、第2成形空間292は、上型61、下型251、スライド型270、第1成形品230に囲まれた空間である。
次に、本発明の実施形態4を図18ないし図20によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態の成形型350では、下型351及びスライド型370の構成が上記実施形態と相違しており、第1成形品330と第2成形品340の境界が上記各実施形態とは異なる箇所に形成される。
まず、図19に示すように、スライド型370を前進位置まで移動させる。すると、スライド型370の側面372Aが、突部62の側面62Dに当接する。これにより、第1成形空間391が形成された状態となる。この状態で、図19に示すように、第1成形空間391内に連通して配置された第1ゲート(図示せず)から溶融樹脂(第1樹脂)を射出することで、第1成形空間391内に第1樹脂を充填する。やがて、この第1樹脂が冷え固まると、第1成形品330が成形される。
第1成形品330が成形された後、スライド型370を後退位置に退避させる。これにより、スライド型370の側面372Aと、突部62の側面62Dとの間に隙間が生じ、第2成形空間392が形成された状態となる(図20参照)。つまり、第2成形空間392は、上型61、スライド型370(凹部372)、第1成形品330に囲まれた空間である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
Claims (3)
- 第1成形品と、前記第1成形品とは異種の材質あるいは同種の材質で色が異なるものからなる第2成形品とを備える多色成形品の製造方法であって、
前記多色成形品は、前記第1成形品と前記第2成形品との境界に沿って延設された溝部を有するとともに、第1板部と、前記第1板部の周端から前記第1板部に対して屈曲する形で立ち上がる第2板部と、を備え、前記溝部が前記第1板部と前記第2板部の双方に亘って延びる形で形成される構成を有するものであり、
前記第1成形品を成形する第1成形空間を形成し、当該第1成形空間に溶融樹脂を射出して前記第1成形品を成形する第1成形工程と、
前記第2成形品を成形する第2成形空間を形成し、当該第2成形空間に前記第1成形品とは異なる色の溶融樹脂を射出して前記第2成形品を成形する第2成形工程と、を備え、
前記第1成形工程及び前記第2成形工程によって、前記溝部を構成する壁部が前記第1成形空間と前記第2成形空間との連結箇所に対応して成形されるものであって、
前記第1成形工程においては、前記溝部の延設方向に沿って延びる延設面を有するスライド型を、前記第1板部の板面及び前記第2板部の板面によって構成される屈曲面の延設方向に移動させることで、前記延設面によって前記第1成形空間における前記第2成形空間側の開口を閉塞した状態とすることを特徴とする多色成形品の製造方法。 - 前記第1成形工程において、前記スライド型を、カムスライド機構によって、前記屈曲面の前記延設方向にスライドさせることを特徴とする請求項1に記載の多色成形品の製造方法。
- 第1成形品と、前記第1成形品とは異種の材質あるいは同種の材質で色が異なるものからなる第2成形品とを備える多色成形品を成形するための成形型であって、
前記多色成形品は、前記第1成形品と前記第2成形品との境界に沿って延設された溝部を有するとともに、第1板部と、前記第1板部の周端から前記第1板部に対して屈曲する形で立ち上がる第2板部と、を備え、前記溝部が前記第1板部と前記第2板部の双方に亘って延びる形で形成される構成を有するものであり、
当該成形型は、開閉可能なように設けられた一対の型と、
前記溝部の延設方向に沿って延びる延設面を有するスライド型と、を備え、
前記一対の型と前記スライド型によって、前記第1成形品を成形する第1成形空間及び前記第2成形品を成形する第2成形空間を形成可能な構成とされ、
前記スライド型は、前記第1板部の板面及び前記第2板部の板面によって構成される屈曲面の延設方向に移動することで、前記延設面によって前記第1成形空間における前記第2成形空間側の開口を閉塞可能な構成であることを特徴とする成形型。
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