JP2012230908A - 熱動電磁式リレーを有する回路遮断器、及び完全電磁式リレーを有する回路遮断器 - Google Patents

熱動電磁式リレーを有する回路遮断器、及び完全電磁式リレーを有する回路遮断器 Download PDF

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Abstract

【課題】引き外し装置として、熱動電磁式リレーと完全電磁式リレーを選択することができる回路遮断器を提供する。
【解決手段】可動接点が固定接点に対し非接触状態となるように開閉機構部を作動させる引外し手段として、熱動電磁式リレーと完全電磁式リレーを択一的に組込み可能な構成とし、当該熱動電磁式リレーの可動部の変位に基づく外力を受けて第1の支点周りに回動変位する第1の回動部材が係止する孔152hと、当該完全電磁式リレーの可動部の変位に基づく外力を受けて第2の支点周りに回動変位する第2の回動部材が係止する端面部152tを有し、第3の支点周りに回動変位する第3の回動部材としてのトリップ金具152を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、電路の過電流及び短絡電流を遮断する回路遮断器に係り、特に、開閉機構部
を作動させる引外し手段の構成に関する。
本発明に関連した従来技術であって、特許文献に記載されたものとしては、例えば、特
開平11−3648号公報(特許文献1)、特開平10−269922号公報(特許文献
2)、特開2005−339997号公報(特許文献3)及び特開平11−224587
号公報(特許文献4)に記載された技術がある。特開平11−3648号公報には、電路
の異常電流を検出したとき、ヒータ8により引き外し装置16を駆動する方式の回路遮断
器が記載され、特開平10−269922号公報には、短絡電流を、PTCサーミスタ素
子などの限流素子9と並列抵抗10により限流する方式の限流素子付回路遮断器が記載さ
れている。また、特開2005−339997号公報や特開平11−224587号公報
には、短絡電流が流れたとき、開閉機構部を開動作させる引き外し装置を、バイメタル式
の短絡電流検知部材と電磁式の短絡電流検知部材とにより駆動するとした回路遮断器が記
載されている。
特開平11−3648号公報 特開平10−269922号公報 特開2005−339997号公報 特開平11−224587号公報
例えば、上記特開平11−3648号公報記載の技術では、短絡電流が電路に流れたと
き、ヒータ8の温度上昇及び引き外し装置16を駆動する部材の熱変形に時間がかかるた
め、回路遮断器内で短絡電流の通電時間が長くなり、電路上の部品が焼損するおそれがあ
るし、また、上記特開平10−269922号公報記載の技術では、限流素子9や並列抵
抗10を接続するため、回路遮断器の全体寸法が増大しかつ製造コストも増大することが
考えられる。また、特開2005−339997号公報や特開平11−224587号公
報に記載の技術においては、短絡電流やいろいろな電流レベルの過電流を検知した全ての
場合に、引き外し装置を電磁力で駆動することは不可能である。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、回路遮断器において、限流素子や抵抗
を接続しなくとも、電路に短絡電流が流れた場合に部品の焼損などをなくすことができる
ようにするとともに、引き外し装置(引外し手段)の駆動手段として、バイメタルと電磁
力を利用する熱動電磁式リレーまたは電磁力を利用する完全電磁式リレーのいずれかを選
択することができるようにすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決して、動作が安定で使い勝手が良く、部品の信頼
性が確保された回路遮断器を提供することにある。
上記課題点を解決するために、本発明では、回路遮断器として、熱動電磁式リレーと完
全電磁式リレーを択一的に組込み可能な構成とし、かつ、接点部の可動接点が固定接点に
対し非接触状態となるように開閉機構部を作動させる引外し手段を、該両リレーのいずれ
かで駆動する。該引外し手段は、熱動電磁式リレーの可動部の変位に基づく外力を受け第
1の支点周りに回動変位する第1の回動部材と、完全電磁式リレーの可動部の変位に基づ
く外力を受け第2の支点周りに回動変位する第2の回動部材と、該第1、第2の回動部材
が互いに異なる位置において当接し、該第1、第2の回動部材の回動変位に付随して第3
の支点周りに回動変位する第3の回動部材とを備え、該第3の回動部材の該回動変位によ
り開閉機構部を作動させる構成とする。
本発明によれば、回路遮断器において、電流レンジに対応して、リレーとして熱動電磁
式リレーまたは完全電磁式リレーのいずれかを適宜択一的に組込むことができる。また、
限流素子を用いない構成であるため、電路に短絡電流が流れた場合には、部品を焼損等さ
せることなく短時間で該短絡電流を遮断することができ、部品の信頼性を向上させること
ができる。また、電路に過電流が流れた場合には、電流遮断までの応答時間を電流レベル
に応じて長くする(=長限時領域を形成する)ことができ、回路遮断器の過敏な動作を回
避して安定な動作を行わせることができ、使い勝手性を向上させることができる。さらに
、回路遮断器の小形化も図ることができる。
本発明の実施例としての回路遮断器の構造を示し、熱動電磁式リレーが組込まれたときの構造図である。 図1の回路遮断器における引外し手段の説明図である。 本発明の実施例としての回路遮断器の構造を示し、完全電磁式リレーが組込まれたときの構造図である。 図3の回路遮断器における引外し手段の説明図である。 図2、図4の引外し手段における第3の回動部材の平面構造を示す図である。
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1〜図5は、本発明の実施例としての回路遮断器の説明図である。図1は、本発明の
実施例としての回路遮断器の構造を示し、熱動電磁式リレーが組込まれたときの構造図、
図2は、図1の回路遮断器における引外し手段の説明図、図3は、本発明の実施例として
の回路遮断器の構造を示し、完全電磁式リレーが組込まれたときの構造図、図4は、図3
の回路遮断器における引外し手段の説明図、図5は、図2、図4の引外し手段における第
3の回動部材の平面構造を示す図である。
図1において、1は、本発明の実施例としての回路遮断器、10a、10bは、回路遮
断器1が接続される外部電路、11aは、外部電路10aに接続される回路遮断器1の電
路接続用端子、11bは、外部電路10bに接続される回路遮断器1の電路接続用端子、
12は接点部を形成する固定接点、13は接点部を形成する可動接点、13aは、可動接
点13が回動変位するときの回動支点、14は、可動接点13を回動支点13a周りに回
動変位させ、該可動接点13を固定接点12に対し、非接触状態から接触状態にするまた
は接触状態から非接触状態にする開閉機構部、15は、開閉機構部14を、接点部の上記
可動接点13が上記固定接点12に対し接触状態から非接触状態となるように作動させる
引外し手段、151Aは、引外し手段15における第1の回動部材としての連動板、15
2は、引外し手段15における第3の回動部材としてのトリップ金具、151Aaは、第
1の回動部材としての連動板151Aが回動変位するときの回動支点(第1の支点)、1
52aは、第3の回動部材としてのトリップ金具152が回動変位するときの回動支点(
第3の支点)、17はハンドル、18は、可動接点13が固定接点12に対し接触状態か
ら非接触状態になるときに該固定接点12との間に発生するアークを抑える消弧部、19
はケース、23は、開閉機構部14内のフック、5は熱動電磁式リレー、50は、熱動電
磁式リレー5内のヒータ、51は、熱動電磁式リレー5内のバイメタル、55は、バイメ
タル51の変形により変位する熱動電磁式リレー5の可動部、53は、熱動電磁式リレー
5内の電磁石を構成する固定コア、54は、熱動電磁式リレー5内の電磁石を構成する可
動コア、52は、弾性復元力により可動コア54を、固定コア53との間の電磁力(磁気
吸引力)に抗する方向に付勢するばねである。回路遮断器1の内部の電路(以下、内部電
路という)は、端子11a、11b間に固定接点12、可動接点13を介して形成される
。以下、上記外部電路10a、10bと内部電路を総称して単に電路ということとする。
固定接点12と可動接点13は接点部を構成し、該接点部は、電路に接続され、可動接点
13と固定接点12との間の接触、非接触によって該電路を閉状態、開状態にする。ヒー
タ50は、電路に過電流が流れたときにバイメタル51が十分変形するように、バイメタ
ル51をバイアス的に加熱する。すなわち、過電流が流れたとき、バイメタル51は、過
電流により発生した熱とヒータ50により発生した熱との和の熱により、十分な変形を生
ずることができるようにしている。引外し手段15は、その構成のうち、熱動電磁式リレ
ー5に対応する部分を示す。
開閉機構部14は、2節リンク機構を有して構成され、引外し手段15により、可動接
点13を回動支点13a周りに回動変位させて、該可動接点13を固定接点12に対して
接続状態から非接続状態にすることができるとともに、ハンドル17の操作によっても、
可動接点13を回動支点13a周りに回動変位させて、該可動接点13を固定接点12に
対して非接続状態から接続状態にしたり、接続状態から非接続状態にしたりすることがで
きるようになっている。開閉機構部14におけるフック23は、引外し手段15における
第3の回動部材としてのトリップ金具152と接続されている。
熱動電磁式リレー5は、上記電路に過電流が流れたとき例えば定格電流の2倍程度の過
電流が流れたときは、該過電流が、バイメタル51中または該バイメタル51に接続され
た導体中を流れ、抵抗により熱を発生し、該熱によりバイメタル51が変形する。該変形
により可動部55が引外し手段15側に変位し、該引外し手段15を駆動する。定格電流
の2倍程度を超える過電流が電路に流れた場合も同様である。また、短絡電流が流れたと
きは、電磁石の固定コイルに該短絡電流が通電されて固定コア53が励磁され、ケース1
9内の空気中に配された可動コア54との間に電磁力(磁気吸引力)が働く。該可動コア
54は、該電磁力により、ばね52の弾性復元力に抗して固定コア53側に吸引され、可
動部55を引外し手段15側に変位させる。該可動部55の該変位は、該引外し手段15
を駆動し、開閉機構部14を作動させる。
引外し手段15において、第1の回動部材としての連動板151Aは、該連動板151
A上に第1の係合部を有し、第3の回動部材としてのトリップ金具152は、該トリップ
金具152上に上記第1の係合部と係合する第3の係合部を有する。電路に過電流または
短絡電流が流れたとき、連動板151Aは、上記熱動電磁式リレー5の可動部55の変位
に基づき第1の支点151Aa周りに回動変位する。該連動板151Aの該回動変位によ
り、該連動板151A上の第1の係合部も第1の支点151Aa周りに該連動板151A
と一体で回動変位する。該第1の係合部は、トリップ金具152と当接した状態で回動変
位する。このとき、トリップ金具152も、該第1の係合部の回動変位に付随して第3の
支点152a周りに回動変位する。該連動板151Aが、予め設定された変位量を回動変
位したとき、第1の係合部は、トリップ金具152上の第3の係合部と第1の位置におい
て係合される。該係合により、トリップ金具152は、第3の支点152a周りにさらに
連動板151Aに近づく方向に回動変位する。トリップ金具152の、該連動板151A
の回動変位に付随した回動変位により、引外し手段15は、上記開閉機構部14を作動さ
せる。すなわち、トリップ金具152の回動変位により、該トリップ金具152とフック
23との係合が外れ、該フック23が回転して可動接点13を支点13a周りに回動させ
、固定接点12から離間させて、可動接点13、固定接点12間を非接続状態にする。こ
れによって、回路遮断器1内において電路がオフ状態とされ、過電流または短絡電流が遮
断される。
以下、説明中で用いる図1の構成における構成要素には、図1の場合と同じ符号を付し
て用いる。
図2は、図1の回路遮断器1における引外し手段15の説明図である。(a)は、熱動
電磁式リレー5の可動部55の変位に基づく外力が連動板151Aに作用し始めるときの
状態を示し、(b)は、熱動電磁式リレー5の可動部55の変位に基づく外力により、連
動板151Aが回動変位し、該連動板151Aの第1の係合部が、トリップ金具152の
第3の係合部と係合されたときの状態を示す。
図2において、151Apは、第1の回動部材である連動板151Aの第1の係合部(
突起状の係合部)としての突起部、152hは、第3の回動部材であるトリップ金具15
2の第3の係合部(孔状の係合部)としての孔、Fは、熱動電磁式リレー5の可動部5
5の変位に基づく外力、E1aは、突起部151Apの回動方向、E2aは、連動板15
1Aの回動方向、E3aは、トリップ金具152の回動方向である。過電流または短絡電
流が電路に流れたとき、熱動電磁式リレー5の可動部55の変位に基づき、外力Fが連
動板151Aに作用する。連動板151Aは、該外力Fによって、XZ平面内で、反時
計方向のE2a方向に第1の支点151Aa周りに回動変位する。これによって、突起部
151Apも、トリップ金具152に当接したままXZ平面内で、反時計方向のE1a
向に第1の支点151Aa周りに回動変位する。トリップ金具152は、連動板151A
の突起部151Apの回動変位に付随してXZ平面内で、時計方向のE3a方向に第3の
支点152a周りに回動変位する。連動板151Aが、予め設定された変位量をE2a
向に回動変位したとき、突起部151ApはさらにE1a方向に回動変位し、トリップ金
具152上の孔152h内に進入して該孔152hと係合される(該係合される位置を第
1の位置という)。該係合により、トリップ金具152は、第3の支点152a周りに連
動板151Aにさらに近づく方向すなわちE3a方向に回動変位する。連動板151Aの
回動変位に付随したトリップ金具152の該回動変位により、該トリップ金具152とフ
ック23との係合が外れ、該フック23が回転して可動接点13を支点13a周りに回動
させ、固定接点12から離間させて、可動接点13、固定接点12間を非接続状態にし、
電路をオフ状態にする。
熱動電磁式リレー5において、電路に過電流が流れたときの熱動電磁式リレー5のバイ
メタル51の変形量及び変形速度は過電流の電流レベルによって異なる。すなわち、過電
流の電流レベルが高い場合は、バイメタル51の変形量は大きく、変形速度も速いが、過
電流の電流レベルが低い場合は、バイメタル51の変形量は小さく、変形速度も遅い。こ
のため、過電流の電流レベルが低く、予め設定された電流レベルに達していない場合は、
バイメタル51の変形量が小さいために可動部55の変位量が小さく、該可動部55が連
動板151Aに当接しない。この場合は、連動板151Aは回動変位せず、引外し手段1
5は駆動されない。過電流の電流レベルが、予め設定された電流レベルに達している場合
であって、該電流レベルが相対的に低い場合は、バイメタル51は相対的に長い時間をか
けて変形し、可動部55も、該バイメタル51の変形に付随して相対的に長い時間をかけ
て変位する。このため、この場合は、可動部55が連動板151Aに長い時間の後、当接
することになり、かつ、該当接後も、該連動板151Aを、長い時間をかけて回動変位さ
せる。この結果、この場合は、電路に過電流が流れた時点から連動板151Aが回動変位
を開始するまでの時間も、また、連動板151Aが回動変位を開始した時点から、開閉機
構部14が作動され、電路がオフ状態にされるまでの時間も、相対的に長い。また、過電
流の電流レベルが、相対的に高い場合は、バイメタル51は、上記過電流の電流レベルが
低い場合よりは相対的に短い時間をかけて変形し、可動部55も、該バイメタル51の変
形に付随して上記過電流の電流レベルが低い場合よりは相対的に短い時間をかけて変位す
る。このため、過電流の電流レベルが、相対的に高い場合は、可動部55が連動板151
Aに上記過電流の電流レベルが低い場合よりは短い時間の後、当接することになり、かつ
、該当接後も、可動部55は、該連動板151Aを、上記過電流の電流レベルが低い場合
よりは短い時間をかけて回動変位させる。この結果、過電流の電流レベルが相対的に高い
場合は、電路に過電流が流れた時点から連動板151Aが回動変位を開始するまでの時間
も、また、連動板151Aが回動変位を開始した時点から、開閉機構部14が作動され、
電路がオフ状態にされるまでの時間も上記過電流の電流レベルが低い場合よりは相対的に
短い。このように、回路遮断器が、熱動電磁式リレー5が組込まれている構成のとき、電
路に過電流が流れた場合には、電流遮断までの応答時間が電流レベルに応じて長くなる(
=長限時領域が形成される)ようになっているため、過電流の電流レベルが低い場合に過
敏な応答をせず、回路遮断器としての動作の安定性と使い勝手性とを向上させることがで
きる。
また、熱動電磁式リレー5において、電路に短絡電流が流れたときには、電磁石の固定
コイルに通電されて固定コア53が直ちに励磁され、ケース19内で空気中に配されてい
る可動コア54との間に電磁力(磁気吸引力)が働き、該可動コア54が該電磁力により
瞬時に固定コア53側に吸引され、可動部55を引外し手段15側に瞬時に大きく変位さ
せ、該変位により、極めて短時間のうちに、該引外し手段15の連動板151Aを回動変
位させ、これに付随させてトリップ金具152を回動変位させて開閉機構部14を作動さ
せ、電路をオフ状態にする。このように、回路遮断器1が、熱動電磁式リレー5が組込ま
れている構成のとき、電路に短絡電流が流れた場合には、電流遮断までの応答時間が極め
て短くなるため、該短絡電流による部品の焼損なども回避され、回路遮断器としての信頼
性を向上させることができる。
以下、説明中で用いる図2の構成における構成要素には、図2の場合と同じ符号を付し
て用いる。
図3は、本発明の実施例としての回路遮断器1の構造を示し、完全電磁式リレーが組み
込まれたときの構造図である。
図3において、1は、本発明の実施例としての回路遮断器、10a、10bは、回路遮
断器1が接続される外部電路、11aは、外部電路10aに接続される回路遮断器1の電
路接続用端子、11bは、外部電路10bに接続される回路遮断器1の電路接続用端子、
12は接点部を形成する固定接点、13は接点部を形成する可動接点、13aは、可動接
点13が回動変位するときの回動支点、14は、可動接点13を回動支点13a周りに回
動変位させ、該可動接点13を固定接点12に対し、非接触状態から接触状態にするまた
は接触状態から非接触状態にする開閉機構部、15は、開閉機構部14を、接点部の上記
可動接点13が上記固定接点12に対し接触状態から非接触状態となるように作動させる
引外し手段、151Bは、引外し手段15における回動部材(第2の回動部材)としての
回動レバー、152は、引外し手段15における回動部材(第3の回動部材)としてのト
リップ金具、151Baは、第2の回動部材としての回動レバー151Bが回動変位する
ときの回動支点(第2の支点)、151Bpは、回動レバー151B上に設けられトリッ
プ金具152に係合する係合部(第2の係合部)としての突起部、152aは、第3の回
動部材としてのトリップ金具152が回動変位するときの回動支点(第3の支点)、17
はハンドル、18は、可動接点13が固定接点12に対し接触状態から非接触状態になる
ときに該固定接点12との間に発生するアークを抑える消弧部、19はケース、23は、
開閉機構部14内のフック、6は完全電磁式リレー、61は、完全電磁式リレー6内の励
磁用コイル、64aは、完全電磁式リレー6の可動部、62は、完全電磁式リレー6内の
オイルダッシュポット、66は、オイルダッシュポット62内に配され、電磁力によりオ
イル中を移動変位する可動コア、65は、完全電磁式リレー6内の固定コア、63は、完
全電磁式リレー6内のヨーク、64は、完全電磁式リレー6内の可動鉄片、67は、弾性
復元力により可動鉄片64を、固定コア65との間の電磁力(磁気吸引力)に抗する方向
に付勢するばねである。可動部64aは、可動鉄片64に結合され、該可動鉄片64の変
位に対応して変位するようになっている。引外し手段15は、その構成のうち、完全電磁
式リレー6に対応する部分を示す。
開閉機構部14は、2節リンク機構を有して構成され、引外し手段15により、可動接
点13を回動支点13a周りに回動変位させて、該可動接点13を固定接点12に対して
接続状態から非接続状態にすることができるとともに、ハンドル17の操作によっても、
可動接点13を回動支点13a周りに回動変位させて、該可動接点13を固定接点12に
対して非接続状態から接続状態にしたり、接続状態から非接続状態にしたりすることがで
きるようになっている。開閉機構部14におけるフック23は、引外し手段15における
第3の回動部材としてのトリップ金具152と接続されている。
完全電磁式リレー6は、電路に過電流が流れたとき例えば定格電流の2倍程度の過電流
が流れたときは、該過電流が励磁用コイル61中を流れ、該過電流と該励磁コイル61に
よって形成された磁界に基づき可動コア66に電磁力が作用する。可動コア66は該電磁
力により、オイルダッシュポット62内をZ軸方向に移動変位する。可動コア66がオイ
ルダッシュポット62内の最上部に到達すると、ケース19内の空気中に配された可動鉄
片64が固定コア65側に電磁力(磁気吸引力)によって吸引される。この結果、可動部
64aが引外し手段15側に変位し、該引外し手段15を駆動する。定格電流の2倍程度
を超える過電流が電路に流れた場合も同様である。また、短絡電流が流れたときは、励磁
用コイル61に該短絡電流が通電されて固定コア65が励磁され、オイルダッシュポット
62内の可動コア66のZ軸方向への移動変位を待たずに、該固定コア65と可動鉄片6
4との間に大きな電磁力(磁気吸引力)が働く。可動鉄片64は、該電磁力により、ばね
67の弾性復元力に抗して固定コア65側に吸引され、可動部64aを引外し手段15側
に変位させる。該可動部64aの該変位は、該引外し手段15を駆動し、開閉機構部14
を作動させる。
引外し手段15において、第2の回動部材としての回動レバー151Bは、該回動レバ
ー151B上に第2の係合部を有し、第3の回動部材としてのトリップ金具152は、該
トリップ金具152上に上記第2の係合部と係合する第4の係合部を有する。電路に過電
流または短絡電流が流れたとき、回動レバー151Bは、上記完全電磁式リレー6の可動
部64aの変位に基づき第2の支点151Ba周りに回動変位する。該回動レバー151
Bの該回動変位により、該回動レバー151B上の第2の係合部も第2の支点151Ba
周りに該回動レバー151Bと一体で回動変位する。該第2の係合部は、トリップ金具1
52に当接した状態で回動変位する。このとき、トリップ金具152も、該第2の係合部
の回動変位に付随して第3の支点152a周りに回動変位する。該回動レバー151Bが
、予め設定された変位量を回動変位したとき、第2の係合部は、トリップ金具152上の
第4の係合部と第2の位置において係合される。該係合により、トリップ金具152は、
第3の支点152a周りにさらに回動レバー151Bに近づく方向に回動変位する。トリ
ップ金具152の、該回動レバー151Bの回動変位に付随した回動変位により、引外し
手段15は、上記開閉機構部14を作動させる。すなわち、トリップ金具152の回動変
位により、該トリップ金具152とフック23との係合が外れ、該フック23が回転して
可動接点13を支点13a周りに回動させ、固定接点12から離間させて、可動接点13
、固定接点12間を非接続状態にする。これによって、回路遮断器1内において電路がオ
フ状態とされ、過電流または短絡電流が遮断される。
以下、説明中で用いる図3の構成における構成要素には、図3の場合と同じ符号を付し
て用いる。
図4は、図3の回路遮断器1における引外し手段15の説明図である。(a)は、完全
電磁式リレー6の可動部64aの変位に基づく外力が回動レバー151Bに作用し始める
ときの状態を示し、(b)は、完全電磁式リレー6の可動部64aの変位に基づく外力に
より、回動レバー151Bが回動変位し、該回動レバー151Bの第2の係合部が、トリ
ップ金具152の第4の係合部と係合されたときの状態を示す。
図4において、151Bpは、第2の回動部材である回動レバー151Bの第2の係合
部(突起状の係合部)としての突起部、152tは、第3の回動部材であるトリップ金具
152の第4の係合部(切欠状の係合部)としての端面部、Fは、完全電磁式リレー6
の可動部64aの変位に基づく外力、E1bは、突起部151Bpの回動方向、E2b
、回動レバー151Bの回動方向、E3bは、トリップ金具152の回動方向である。過
電流または短絡電流が電路に流れたとき、完全電磁式リレー6の可動部64aの変位に基
づき、外力Fが回動レバー151Bに作用する。回動レバー151Bは、該外力F
よって、XZ平面内で、時計方向のE2b方向に第2の支点151Ba周りに回動変位す
る。これによって、突起部151Bpも、トリップ金具152に当接したままXZ平面内
で、時計方向のE1b方向に第2の支点151Ba周りに回動変位する。トリップ金具1
52は、回動レバー151Bの突起部151Bpの回動変位に付随してXZ平面内で、時
計方向のE3b方向に第3の支点152a周りに回動変位する。回動レバー151Bが、
予め設定された変位量をE2b方向に回動変位したとき、突起部151Bpは、さらにE
1b方向に回動変位し、トリップ金具152のZ軸方向の端面部152tに乗り上げ、該
端面部152tに側面(突起部151Bpの側面)が当接された状態で係合される(該係
合される位置を第2の位置という)。該係合により、トリップ金具152は、第3の支点
152a周りに回動レバー151Bにさらに近づく方向すなわちE3b方向に回動変位す
る。回動レバー151Bの回動変位に付随したトリップ金具152の該回動変位により、
該トリップ金具152とフック23との係合が外れ、該フック23が回転して可動接点1
3を支点13a周りに回動させ、固定接点12から離間させて、可動接点13、固定接点
12間を非接続状態にし、電路をオフ状態にする。
完全電磁式リレー6において、電路に過電流が流れたときのオイルダッシュポット62
内の可動コア66のZ軸方向への移動変位量及び移動速度は過電流の電流レベルによって
異なる。すなわち、過電流の電流レベルが高い場合は、可動コア66の移動変位量は大き
く、移動速度も速いが、過電流の電流レベルが低い場合は、可動コア66の移動変位量は
小さく、移動速度も遅い。このため、過電流の電流レベルが低く、予め設定された電流レ
ベルに達していない場合は、可動コア66の移動変位量が小さいために該可動コア66は
オイルダッシュポット62内の最上部に到達せず、可動鉄片64は固定コア65側に吸引
されないか、または吸引されたとしても固定コア65側への移動変位量が小さいため、可
動部64aが回動レバー151Bに当接しない。この場合は、回動レバー151Bは回動
変位せず、引外し手段15は駆動されない。また、過電流の電流レベルが、予め設定され
た電流レベルに達している場合であって、該電流レベルが相対的に低い場合は、オイルダ
ッシュポット62内の可動コア66は相対的に長い時間をかけてZ軸方向に移動し、可動
鉄片64及び可動部64aも、該可動コア66のかかる移動変位動作に対応して、電路に
過電流が流れた時点からは相対的に長い時間の後に、相対的に長い時間をかけて変位する
。このため、この場合は、可動部64aは、過電流が流れた時点から長い時間の後に回動
レバー151Bに当接することになり、かつ、該当接後も、該可動部64aは、該回動レ
バー151Bを、長い時間をかけて回動変位させる。この結果、この場合は、電路に過電
流が流れた時点から回動レバー151Bが回動変位を開始するまでの時間も、また、回動
レバー151Bが回動変位を開始した時点から、開閉機構部14が作動され、電路がオフ
状態にされるまでの時間も、相対的に長くなる。また、過電流の電流レベルが、相対的に
高い場合は、オイルダッシュポット62内の可動コア66は、上記過電流の電流レベルが
低い場合よりは相対的に短い時間のうちにZ軸方向に移動し、可動鉄片64及び可動部6
4aも、該可動コア66の移動動作に対応して上記過電流の電流レベルが低い場合よりは
相対的に短い時間のうちに変位する。このため、過電流の電流レベルが、相対的に高い場
合は、可動部64aが回動レバー151Bに上記過電流の電流レベルが低い場合よりは短
い時間の後当接することになり、かつ、該当接後も、可動部64aは、該回動レバー15
1Bを、上記過電流の電流レベルが低い場合よりは短い時間内で回動変位させる。この結
果、過電流の電流レベルが相対的に高い場合は、電路に過電流が流れた時点から回動レバ
ー151Bが回動変位を開始するまでの時間も、また、回動レバー151Bが回動変位を
開始した時点から、開閉機構部14が作動され、電路がオフ状態にされるまでの時間も上
記過電流の電流レベルが低い場合よりは相対的に短い。このように、回路遮断器1に完全
電磁式リレー6が組込まれている構成のとき、電路に過電流が流れた場合には、電流遮断
までの応答時間が電流レベルに応じて長くなる(=長限時領域が形成される)ようになっ
ているため、過電流の電流レベルが低い場合に過敏な応答をせず、回路遮断器としての動
作の安定性と使い勝手性とを向上させることができる。
また、完全電磁式リレー6において、電路に短絡電流が流れたときには、該短絡電流が
励磁用コイル61に通電されて固定コア65が直ちに励磁され、ケース19内で空気中に
配されている可動鉄片64と該固定コア65との間に大きな電磁力(磁気吸引力)が働き
、該可動鉄片64が該電磁力により瞬時に固定コア65側に吸引され、可動部64aを引
外し手段15側に瞬時に大きく変位させ、該変位により、極めて短時間のうちに、該引外
し手段15の回動レバー151Bを回動変位させ、これに付随させてトリップ金具152
を回動変位させて開閉機構部14を作動させ、電路をオフ状態にする。このように、回路
遮断器1に完全電磁式リレー6が組込まれている構成のとき、電路に短絡電流が流れた場
合には、回路遮断器1においては、電流遮断までの応答時間が極めて短くなるため、該短
絡電流による部品の焼損なども回避され、回路遮断器としての信頼性を向上させることが
できる。
以下、説明中で用いる図4の構成における構成要素には、図4の場合と同じ符号を付し
て用いる。
上記のように、引外し手段15において、第3の回動部材であるトリップ金具152は
、第1の回動部材である連動板151Aと第2の回動部材である回動レバー151Bとの
いずれによっても駆動される構成を有する。
図5は、トリップ金具152の平面構造を示す図である。
図5において、152acは、トリップ金具152の回動中心すなわち第3の支点15
2a(図1〜図4)の中心である。回路遮断器1において、熱動電磁式リレー5が組込ま
れた構成においては、本トリップ金具152は、連動板151Aの突起部151Apと当
接した状態ですなわち本トリップ金具152の面上を突起部151Apの先端が摺動する
状態で、該連動板151Aの回動変位に付随して、第3の支点152a周りに回動し、孔
152hに連動板151Aの突起部151Apが合う位置(第1の位置)において、該孔
152h(第3の係合部)と該突起部151Ap(第1の係合部)とが係合され、また、
完全電磁式リレー6が組込まれた構成においては、本トリップ金具152は、回動レバー
151Bの突起部151Bpと当接した状態すなわち本トリップ金具152の面上を突起
部151Bpの先端が摺動した状態で、該回動レバー151Bの回動変位に付随して第3
の支点152a周りに回動し、端面部152tに回動レバー151Bの突起部151Bp
の側面が乗り上げる位置(第2の位置)で、該端面部152t(第4の係合部)と該突起
部151Bp(第2の係合部)とが係合される。第1の位置と第2の位置はトリップ金具
152上において異なった位置となる。
上記本発明の実施例としての回路遮断器1によれば、電流レンジに対応して、リレーと
して熱動電磁式リレー5または完全電磁式リレー6のいずれかを適宜択一的に組込むこと
ができる。また、限流素子を用いない構成であるため、電路に短絡電流が流れた場合には
、部品を焼損等させることなく短時間で該短絡電流を遮断することができ、部品の信頼性
を向上させることができる。また、電路に過電流が流れた場合には、電流遮断までの応答
時間を電流レベルに応じて長くする(=長限時領域を形成する)ことができ、回路遮断器
の過敏な動作を回避して安定な動作を行わせることができ、使い勝手性を向上させること
ができる。さらに、回路遮断器の小形化も図ることができる。
1…回路遮断器、
5…熱動電磁式リレー、
50…ヒータ、
51…バイメタル、
52、67…ばね、
53、65…固定コア、
54、66…可動コア、
55、64a…可動部、
10a、10b…外部電路、
11a、11b…電路接続用端子、
12…固定接点、
13…可動接点、
14…開閉機構部、
15…引外し手段、
151A…連動板、
151Aa…第1の支点、
151Ap、151Bp…突起部、
151B…回動レバー、
151Ba…第2の支点、
152…トリップ金具、
152a…第3の支点、
152h…孔、
152t…端面部、
17…ハンドル、
18…消弧部、
19…ケース、
23…フック、
6…完全電磁式リレー、
61…励磁用コイル、
62…オイルダッシュポット、
63…ヨーク、
64…可動鉄片。

Claims (4)

  1. 電路に接続され該電路の過電流及び短絡電流を遮断する回路遮断器であって、
    上記電路に接続され、可動接点と固定接点との間の接触、非接触によって該電路を閉状
    態、開状態にする接点部と、
    上記可動接点を支点周りに回動変位させ、該可動接点を固定接点に対し接触状態または
    非接触状態にする開閉機構部と、
    上記電路に過電流が流れたときは、バイメタルの変形により可動部が変位し、短絡電流
    が流れたときは、空気中に配された可動コアの電磁力に基づく移動変位により上記可動部
    が変位する熱動電磁式リレー、または、上記電路に過電流が流れたときは、オイルダッシ
    ュポット中に配された可動コアの電磁力に基づく移動変位により可動部が変位し、短絡電
    流が流れたときは、空気中に配された可動コアの電磁力に基づく移動変位により上記可動
    部が変位する完全電磁式リレーのいずれか一方と、
    上記熱動電磁式リレーの上記可動部の変位に基づく外力を受け第1の支点周りに回動変
    位する第1の回動部材と、上記完全電磁式リレーの上記可動部の変位に基づく外力を受け
    第2の支点周りに回動変位する第2の回動部材と、該第1、第2の回動部材が互いに異な
    る位置において当接し、該第1、第2の回動部材の回動変位に付随して第3の支点周りに
    回動変位する第3の回動部材とを備えて成り、該第3の回動部材の該回動変位により上記
    開閉機構部を、上記接点部の可動接点が固定接点に対し非接触状態となるように作動させ
    る引外し手段と、
    を備えたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 上記第3の回動部材は、上記第1の回動部材とは、当接後、該第3の回動部材上の第1
    の位置において係合状態となり、上記第2の回動部材とは、当接後、該第3の回動部材上
    の第2の位置において係合状態となる構成である請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 上記第1、第2の回動部材はそれぞれ、突起状の係合部を有し、上記第3の回動部材は
    、上記第1の位置に、該第1の回動部材の該突起状の係合部が挿入される孔状の係合部が
    形成され、かつ上記第2の位置に、該第2の回動部材の該突起状の係合部の側面が当接さ
    れる切欠状の係合部が形成された構成である請求項2に記載の回路遮断器。
  4. 上記熱動電磁式リレーの上記可動部の変位に基づき上記第1の回動部材が回動変位する
    方向と、上記完全電磁式リレーの上記可動部の変位に基づき上記第2の回動部材が回動変
    位する方向とは、互いに逆方向である請求項1に記載の回路遮断器。
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