JP2006332001A - サーマルリレー - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない部品点数で所要の機能を有するサーマルリレーを得ること。
【解決手段】ハウジング内に設置された常開固定接点及び常閉固定接点と、ハウジング内で前記常閉固定接点を閉路する定常位置と、該常閉固定接点を開路するトリップ位置とに変位可能な可動接触子と、電磁石の励磁・非励磁により励磁位置と非励磁位置とに往復変位する可動鉄心と、ハウジング内に設置され、前記可動鉄心を前記非励磁位置に変位させるように付勢する第1の付勢手段と、ハウジング内に設置され、前記可動接触子を前記トリップ位置に変位させるように付勢する第2の付勢手段と、前記可動接触子及び前記可動鉄心に回動可能に係合され、前記可動鉄心の往復変異により回動され、ハウジングに設けられた係止部に係合して前記第2の付勢手段の付勢力に抗して前記可動接触子を定常位置に保持する係合位置と、前記係合部との係合を解く非係合位置とに回動するラッチと、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】ハウジング内に設置された常開固定接点及び常閉固定接点と、ハウジング内で前記常閉固定接点を閉路する定常位置と、該常閉固定接点を開路するトリップ位置とに変位可能な可動接触子と、電磁石の励磁・非励磁により励磁位置と非励磁位置とに往復変位する可動鉄心と、ハウジング内に設置され、前記可動鉄心を前記非励磁位置に変位させるように付勢する第1の付勢手段と、ハウジング内に設置され、前記可動接触子を前記トリップ位置に変位させるように付勢する第2の付勢手段と、前記可動接触子及び前記可動鉄心に回動可能に係合され、前記可動鉄心の往復変異により回動され、ハウジングに設けられた係止部に係合して前記第2の付勢手段の付勢力に抗して前記可動接触子を定常位置に保持する係合位置と、前記係合部との係合を解く非係合位置とに回動するラッチと、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、モータの過負荷保護等の目的で使用される電子式のサーマルリレーに関するものである。
一般的にサーマルリレーと呼ばれる過電流継電器は、モータ等の回路に過電流が流れると、内部接点機構がトリップ動作を行う機能と、トリップ動作後に手動リセットと呼ばれる手動で定常状態に復帰する機能と、自動リセットと呼ばれ、所定時間を経ると自動で定常状態に復帰する機能とを備えており、自動リセットと手動リセットとの切替えが可能となっている。
図10は、自己給電式に分類される電子式サーマルリレーの概略構成を示す図である。主回路に貫通されたCTにより得られた電流は、整流部で整流され、電源部のコンデンサに電力が蓄えられる。演算部では、整流部より得られる電流情報を検出し、過電流等の異常が発生した場合には、電源部にトリップ信号を送り、電源部のトリップ用コンデンサの放電により、電磁石部を駆動し接点機構がトリップ動作を行う。
このトリップ動作によって、常開接点(以下、a接点という。)で表示灯を点灯させ、常閉接点(以下、b接点という。)で主回路の電磁接触器のコイル励磁を解いて主回路を開路させることにより、モータ焼損等の事故を防ぐことができる。なお、動作電流調整部の可変抵抗値を変化させることにより、演算部が異常と判定する電流値を変更することが可能となっており、様々な定格(整定電流)のモータに対応させることができる。トリップ動作後に所定時間を経ると、演算部は電源部にリセット信号を送り、電源部のリセット用コンデンサの放電によって電磁石部を駆動し接点機構がリセット動作を行う。
この時、外部電源式のサーマルリレーでは、トリップ後に電磁接触器等によって主回路が遮断されても、主回路配線とは別に設けられた電源用配線から電力が供給されるので、定常状態の保持又はトリップ状態の保持、もしくは、定常状態及びトリップ状態両方の保持を電磁石の吸引力により行うことが可能である。
一方、自己給電式では、トリップ後に電磁接触器等によって主回路が遮断されると、電力が供給されなくなるため、定常状態の保持又はトリップ状態の保持に用いることができるのは、コンデンサ等に蓄えられた僅かな電力のみとなる。そのため、電磁石による吸引力のみを用いて継続的に保持状態を維持することが難しく、永久磁石による吸引力又は機械的方法を用いて保持状態を維持する必要がある。
従来の自己給電式の過負荷継電器(電子式サーマルリレー)として、過負荷継電器用のトリップ機構において、ハウジングと、前記ハウジング内で2つの位置間を移動するように取付けられた接極子(接触子)と、前記ハウジング内の固定接点と、前記固定接点に対し接近および離間の運動を行うように、前記接極子に担持された可動接点と、前記接極子と接続され、かつ前記接極子を前記2つの位置の少なくとも一方から前記2つの位置の他方へ移動させるべく操作可能な可動レバーと、前記レバーに対し接近および離間可能な部材を有する、前記レバー用の操作部材と、前記レバーと前記操作部材との一方により担持され、そこから前記レバーと前記操作部材とのうちの他方へ向かって鋭角をなして延びるばねフィンガと、前記レバーと前記操作部材のうちの他方に設けられたストッパ面とを含んでおり、該ストッパ面は、前記接極子が前記一方の位置を占め、かつ前記操作部材が前記レバーの方へ移動させられる場合には、前記ばねフィンガにより掛止され、また前記接極子が前記2つの位置の他方へ移動させられる場合には、前記ばねフィンガを脱掛止しかつ開放するように位置決めされ、前記接極子が、永久磁石をサンドイッチ状に挟み込んだ1対の間隔をおいた磁極片と、前記磁極片に配置された継鉄・コイル組立体とを有する磁気双安定接極子で成るものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の過負荷継電器(電子式サーマルリレー)は、自己給電式のものであり、電磁コイルによる吸引力のほかに、永久磁石による吸引力を利用して、自動リセット動作と定常状態の保持とを行なう必要がある。そのため、永久磁石と2つのコイルが必要となり、部品点数が多く大形となるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、少ない部品点数で所要の機能を有する電子式サーマルリレーを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ハウジング内に設置された常開固定接点及び常閉固定接点と、前記ハウジング内で前記常閉固定接点を閉路する定常位置と、該常閉固定接点を開路するトリップ位置とに変位可能な可動接触子と、電磁石の励磁・非励磁により励磁位置と非励磁位置とに往復変位する可動鉄心と、前記ハウジング内に設置され、前記可動鉄心を前記非励磁位置に変位させるように付勢する第1の付勢手段と、前記ハウジング内に設置され、前記可動接触子を前記トリップ位置に変位させるように付勢する第2の付勢手段と、前記可動接触子及び前記可動鉄心に回動可能に係合され、前記可動鉄心の往復変異により回動され、前記ハウジングに設けられた係止部に係合して前記第2の付勢手段の付勢力に抗して前記可動接触子を定常位置に保持する係合位置と、前記係合部との係合を解く非係合位置とに回動するラッチと、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、永久磁石を必要とせず、少ない部品点数で所要の機能を有するサーマルリレーが得られるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる電子式のサーマルリレーの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は、本発明にかかるサーマルリレーの実施の形態の自動リセット設定時の定常状態を示す断面図であり、図2は、同自動リセット設定時の定常状態からトリップ状態への移行過程を示す断面図であり、図3は、同自動リセット設定時のトリップ状態を示す断面図であり、図4は、同自動リセット設定時のトリップ状態から定常状態への移行過程を示す断面図であり、図5−1は、同可動鉄心とラッチの係合状態を示す斜視図であり、図5−2は、同可動鉄心とラッチの係合状態を示す断面図であり、図6は、同ラッチの下端部に設けられた係止部とハウジングに設けられた係合部の係合状態を示す斜視図であり、図7は、同可動接触子及びラッチと弾性線部材との係合状態を示す斜視図であり、図8は、同電磁石の磁束の流れを示す図であり、図9は、ラッチのカム溝を有する円柱部の側面展開図である。
図1は、本発明にかかるサーマルリレーの実施の形態の自動リセット設定時の定常状態を示す断面図であり、図2は、同自動リセット設定時の定常状態からトリップ状態への移行過程を示す断面図であり、図3は、同自動リセット設定時のトリップ状態を示す断面図であり、図4は、同自動リセット設定時のトリップ状態から定常状態への移行過程を示す断面図であり、図5−1は、同可動鉄心とラッチの係合状態を示す斜視図であり、図5−2は、同可動鉄心とラッチの係合状態を示す断面図であり、図6は、同ラッチの下端部に設けられた係止部とハウジングに設けられた係合部の係合状態を示す斜視図であり、図7は、同可動接触子及びラッチと弾性線部材との係合状態を示す斜視図であり、図8は、同電磁石の磁束の流れを示す図であり、図9は、ラッチのカム溝を有する円柱部の側面展開図である。
図1において、電子式のサーマルリレーは、ハウジング1に収容されている。絶縁性の可動接触子支え2は、ハウジング1の上部に設置されたヒンジピン2bに中央部を揺動可能に支持され、両端部にそれぞれ導電性のa接点可動接触子3a及びb接点可動接触子3bを保持している。a接点可動接触子3aには2つの可動a接点4aが固着され、b接点可動接触子3bには2つの可動b接点4bが固着されている。可動接触子支え2、a接点可動接触子3a、b接点可動接触子3b、可動a接点4a及び可動b接点4bは、可動接触子3を構成している。
常開固定接点13a及び常閉固定接点13bが、それぞれa接点可動接触子3a及びb接点可動接触子3bの上方のハウジング1内に設置されている。常開固定接点13a及び常閉固定接点13bは、図示しないが、電気的に離隔されたそれぞれ2つの接点を有しており、それぞれ可動a接点4a及び可動b接点4bが接触すると、2つの接点間が閉路される。可動接触子3が、常閉固定接点13bと可動b接点4bが接触する位置のときを定常位置といい、常閉固定接点13bと可動b接点4bが離隔する位置のときをトリップ位置という。
可動接触子支え2のb接点可動接触子3b側には、一端がハウジング1に接続された第2の付勢手段としての接触子ばね11の他端が接続され、b接点可動接触子側を下方に引っ張り、可動接触子3を定常位置からトリップ位置に変位させるように付勢している。
固定鉄心5は、一辺の一部が切り欠かれた四角リング状に形成され、切り欠き部を上部に向けてハウジング1の中央部に設置されている。固定鉄心5の底辺にはコイル8aが装着され、固定鉄心5とコイル8aとで電磁石8を構成している。可動鉄心6は、一端がヒンジピン7により固定鉄心5の切り欠き部の一端に揺動可能に支持され、切り欠き部を塞ぐように切り欠き部の他端側へ延在している。可動鉄心6の他端は、ハウジング1の上部に吊り下げられた第1の付勢手段としての鉄心ばね10に接続されている。
図8に示すように、定常状態からトリップ状態への移行過程、及びトリップ状態から定常状態への移行過程においては、コイル8aが励磁されて磁束が発生すると、固定鉄心5と可動鉄心6との間のギャップ6dに生じる吸引力が鉄心ばね10の引っ張り力を上回るようにコイル8aの励磁強度が設定されており、可動鉄心6がヒンジピン7回りに回動し、可動鉄心6が固定鉄心5の切り欠き部の他端に吸着される。コイル8aの励磁が解かれると、鉄心ばね10の引っ張り力により、可動鉄心6の他端は固定鉄心5の切り欠き部の他端から離隔する。すなわち、可動鉄心6の他端は、電磁石8が励磁されると吸引され固定鉄心5の切り欠き部の他端に吸着されて励磁位置となり、電磁石8の励磁が解かれると、鉄心ばね10に引っ張られて切り欠き部の他端から離隔して非励磁位置に変位する。
可動接触子支え2のa接点可動接触子3a側には、下端部両側に係止突起9ba、9bbを有するラッチ9が、弾性線部材12により吊り下げられている。
図6及び図7に示すように、ラッチ9の上端部に設けられた「コ」字状の鉤部9cの上片には、弾性線部材12の径よりも大きい径の縦孔9caが設けられ、鉤部9cの下片は円柱部9eと接続されている。可動接触子支え2のa接点可動接触子3a側にも、弾性線部材12の径よりも径の大きい縦孔2aが設けられている。弾性線部材12は、縦孔2a及び縦孔9caに挿通され、挿通された弾性線部材12の両端部には、それぞれ係止円板12aa、12abが取付けられている。ラッチ9は、可動接触子3に対して回動可能であり、かつ、弾性線部材12の長さの範囲内で近接・離隔可能である。
図5−1及び図5−2に示すように、可動鉄心6には矩形孔6aが設けられ、矩形孔6a内にカムピン6bが突設されている。矩形孔6aにラッチ9の径の細い円柱部9eが挿通され、カムピン6bが円柱部9bの側面に設けられたカム溝9aに係合している。ラッチ9は弾性線部材12により可動接触子3に回動可能に係合し、円柱部9eで可動鉄心6に回動可能に係合している。
図9に示すように、カム溝9aは、円柱部9e全周で4山の波形形状に形成されており、円柱の軸に平行な平行部9aaと軸と傾斜する傾斜部9bbとを有している。可動鉄心6がヒンジピン7回りに励磁位置と非励磁位置とに往復揺動変位すると、カムピン6bがカム溝9aに沿って1山を上下摺動し、1往復で、ラッチ9を軸回りに90°回動させる。
図6に示すように、係止突起9ba、9bbは、ラッチ9の下端部両側に設けられており、図1に示すサーマルリレーの定常状態において、ハウジング1に設けられた係止部1aと係合し、接触子ばね11の付勢力に抗して可動接触子3を定常位置に保持する。
可動接触子3とラッチ9とが弾性線部材12の長さ以上離隔しようとすると、弾性線部材12に張力が発生して弾性線部材12の長さ以上の離隔を規制し、可動接触子3とラッチ9とが接近しようとするときは、これを規制しない。また、ラッチ9が軸回りに回動しても、弾性線部材12が捩じれることはない。
次に、図1〜図4を参照して、実施の形態のサーマルリレーの作用について説明する。図1に示す、サーマルリレーの自動リセット設定時の定常状態では、電磁石8が非励磁状態にあり、固定鉄心5と可動鉄心6とのギャップ6dに吸引力が発生せず、可動鉄心6は鉄心ばね10により非励磁位置に保持されている。
また、可動鉄心6のカムピン6bは、図9に示す、カム溝9aの山の頂点に位置している。また、ラッチ9の下端部に設けられた係止突起9baは、ハウジング1に設けられた係止部1aに係合する回動角度位置にある。
接触子ばね11により可動接触子3を介してラッチ9が上方へ引っ張られているが、ラッチ9の係止突起9baが係止部1aに当接し、ラッチ9はこれ以上上昇することができず、可動接触子3も、これ以上時計回りに揺動することができない。可動接触子3の可動b接点4bが常閉固定接点13bに接触し、常閉固定接点13bを閉路している。
図2に示す、サーマルリレーの定常状態からトリップ状態への移行過程では、電磁石8の励磁により、固定鉄心5と可動鉄心6とのギャップ6dに吸引力が発生し、鉄心ばね10の引張力を超える吸引力により、可動鉄心6はヒンジピン7を支点とし反時計回りに揺動する。
可動鉄心6の揺動に伴って、可動鉄心6のカムピン6bがラッチ9のカム溝9aの傾斜部9ba内を下方へ移動し、ラッチ9は、接触子ばね11を伸長させながら90°回転し、ラッチ9の下端部の係止突起9baは、ハウジング1に設けられた係止部1aから外れる。
図3に示す、サーマルリレーのトリップ状態では、図2に示す、定常状態からトリップ状態への移行過程で電磁石8の励磁が解かれ、固定鉄心5と可動鉄心6とのギャップ6dに吸引力が働かなくなり、可動鉄心6は鉄心ばね10の引張力によって非励磁位置に戻る。
このとき、可動鉄心6のカムピン6bは、カム溝9aの平行部9aa内に移動する。ラッチ9の係止突起9baがハウジング1の係止部1aから外れているので、接触子ばね11の引張力によって、可動接触子3がヒンジピン2bを支点として時計回りに揺動し、ラッチ9を上昇させ、a接点可動接点4aが常開固定接点13aに当接して常開固定接点を閉路し、b接点可動接点4bが常閉固定接点13bから離隔して常閉固定接点13bを開路し、サーマルリレーはトリップ状態となる。
図4に示す、サーマルリレーのトリップ状態から定常状態への移行過程では、図3に示すトリップ状態から所定時間を置いて、電磁石8が励磁され、固定鉄心5と可動鉄心6とのギャップ6dに、鉄心ばね10の引張力を超える吸引力が生じ、可動鉄心6がヒンジピン7を支点として反時計回りに揺動する。
可動鉄心6の揺動に伴って、可動鉄心6のカムピン6bがラッチ9のカム溝9aの傾斜部9baを下方へ摺動し、ラッチ9は、接触子ばね11を伸長させながら90°回転し、ラッチ9の下端部の係止突起9bbが、ハウジング1に設けられた係止部1aと係合する角度位置に来る。
所定時間後、電磁石8の励磁が解かれ、接触子ばね11の引張力によってラッチ9の係止突起9bbとハウジング1の係止部1aが当接し、図1に示す状態と同様の定常状態へ復帰する。
以上説明した実施の形態のサーマルリレーによれば、永久磁石及び補助コイルを必要としないので、少ない部品点数で所要の機能を有し、小形の電子式サーマルリレーが得られるという効果を奏する。
なお、実施の形態では、自動リセット設定を行なう電子式サーマルリレーを示したが、トリップ後に機械的に可動鉄心6を固定し、手動で可動鉄心6を揺動させる手動リセット機構を別途設けてもよい。
以上のように、本発明にかかるサーマルリレーは、信頼性の高い小形のサーマルリレーとして有用である。
1 ハウジング
1a 係止部
2 可動接触子支え
2a 縦孔
2b ヒンジピン
3 可動接触子
3a a接点可動接触子
3b b接点可動接触子
4a 可動a接点
4b 可動b接点
5 固定鉄心
6 可動鉄心
6a 矩形孔
6b カムピン
7 ヒンジピン
8 電磁石
8a コイル
9 ラッチ
9a カム溝
9aa 平行部
9ab 傾斜部
9ba,9bb 係止突起
9c 鉤部
9ca 縦孔
10 鉄心ばね(第1の付勢手段)
11 接触子ばね(第2の付勢手段)
12 弾性線部材
12aa,12ab 係止円板
13a 常開固定接点
13b 常閉固定接点
1a 係止部
2 可動接触子支え
2a 縦孔
2b ヒンジピン
3 可動接触子
3a a接点可動接触子
3b b接点可動接触子
4a 可動a接点
4b 可動b接点
5 固定鉄心
6 可動鉄心
6a 矩形孔
6b カムピン
7 ヒンジピン
8 電磁石
8a コイル
9 ラッチ
9a カム溝
9aa 平行部
9ab 傾斜部
9ba,9bb 係止突起
9c 鉤部
9ca 縦孔
10 鉄心ばね(第1の付勢手段)
11 接触子ばね(第2の付勢手段)
12 弾性線部材
12aa,12ab 係止円板
13a 常開固定接点
13b 常閉固定接点
Claims (4)
- ハウジング内に設置された常開固定接点及び常閉固定接点と、
前記ハウジング内で前記常閉固定接点を閉路する定常位置と、該常閉固定接点を開路するトリップ位置とに変位可能な可動接触子と、
電磁石の励磁・非励磁により励磁位置と非励磁位置とに往復変位する可動鉄心と、
前記ハウジング内に設置され、前記可動鉄心を前記非励磁位置に変位させるように付勢する第1の付勢手段と、
前記ハウジング内に設置され、前記可動接触子を前記トリップ位置に変位させるように付勢する第2の付勢手段と、
前記可動接触子及び前記可動鉄心に回動可能に係合され、前記可動鉄心の往復変位により回動され、前記ハウジングに設けられた係止部に係合して前記第2の付勢手段の付勢力に抗して前記可動接触子を定常位置に保持する係合位置と、前記係合部との係合を解く非係合位置とに回動するラッチと、
を備えることを特徴とするサーマルリレー。 - 前記可動鉄心の一端が、前記電磁石の一部が切り欠かれたリング状の固定鉄心の一端に揺動可能に支持され、他端が前記第1の付勢手段に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のサーマルリレー。
- 前記ラッチの上端部が、弾性線部材により、前記可動接触子に回動可能かつ近接・離隔可能に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のサーマルリレー。
- 前記ラッチが、側面に波形のカム溝を有する円柱部を備え、該円柱部が前記可動鉄心に設けられた孔に挿通され、前記カム溝が前記孔に設けられたカムピンと係合し、前記可動鉄心の往復変位により前記カムピンが前記カム溝内を摺動することにより前記ラッチが回動することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のサーマルリレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005157652A JP2006332001A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | サーマルリレー |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005157652A JP2006332001A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | サーマルリレー |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006332001A true JP2006332001A (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=37553455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005157652A Withdrawn JP2006332001A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | サーマルリレー |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI611452B (zh) * | 2014-12-24 | 2018-01-11 | 三菱電機股份有限公司 | 電磁開關 |
CN109066581A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-12-21 | 东莞市拓诚实业有限公司 | 一种漏电保护器 |
CN112447457A (zh) * | 2019-09-05 | 2021-03-05 | 富士电机机器制御株式会社 | 电子式过载继电器和电磁开关器 |
-
2005
- 2005-05-30 JP JP2005157652A patent/JP2006332001A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109066581B (zh) * | 2018-07-27 | 2024-05-24 | 东莞市拓诚实业有限公司 | 一种漏电保护器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20071221 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20091109 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |