JP2014102894A - 接点機構及びこれを使用した電磁接触器 - Google Patents
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Abstract
【課題】過電流の流れによりアーク熱が発生しても、固定接点及び可動接点の接点溶着による不具合を回避することができる接点機構を提供する。
【解決手段】通電路に介装され、所定距離を保って離間配置された一対の導電部15a,15aを有する固定接触子15と、可動支持部24aに支持され、一対の導電部が延在する方向に対して直行する方向に移動して一対の導電部に設けた固定接点15b,15bに接離する可動接触子43,44とを備えている。そして、可動接触子43,44は、接続している固定接触子との間に過電流による電磁反発力が発生したときに、固定接触子から離間した状態(トリップ状態)で保持される。
【選択図】図8
【解決手段】通電路に介装され、所定距離を保って離間配置された一対の導電部15a,15aを有する固定接触子15と、可動支持部24aに支持され、一対の導電部が延在する方向に対して直行する方向に移動して一対の導電部に設けた固定接点15b,15bに接離する可動接触子43,44とを備えている。そして、可動接触子43,44は、接続している固定接触子との間に過電流による電磁反発力が発生したときに、固定接触子から離間した状態(トリップ状態)で保持される。
【選択図】図8
Description
本発明は、接点機構及びこれを使用した電動モータ等の電気的負荷機器に供給する電流を開閉する電磁接触器に関する。
図10は、従来の電磁接触器を示す断面図である(例えば、特許文献1)。
図10の電磁接触器10の本体ケースは、絶縁材からなる下ケース11と、下ケース11の上部に装着した絶縁材からなる上ケース12と、上ケース12の上部開口を覆って装着した絶縁材からなる消弧カバー13とで構成されている。
下ケース11の上壁には、3相(RST)に対応する固定接触子15及び端子板16が固定されている。
図10の電磁接触器10の本体ケースは、絶縁材からなる下ケース11と、下ケース11の上部に装着した絶縁材からなる上ケース12と、上ケース12の上部開口を覆って装着した絶縁材からなる消弧カバー13とで構成されている。
下ケース11の上壁には、3相(RST)に対応する固定接触子15及び端子板16が固定されている。
固定接触子15及び端子板16は、電源側及び負荷側に一対設けられており(例えば左側が電源側、右側が負荷側)、上部の固定接触子15は、導電部15aの上部に固定接点15bを設け、下部の端子板16は、下ケース11の外部に引き出されている。
そして、下ケース11の上部に上ケース12を装着することで、固定接触子15が上ケース12の内部空間に収納されている。
そして、下ケース11の上部に上ケース12を装着することで、固定接触子15が上ケース12の内部空間に収納されている。
下ケース11の下部空間には、電磁石17が収納されている。この電磁石17は、E字脚型の積層鋼板で形成された固定鉄心18と、同様にE字脚型の積層鋼板で形成された可動鉄心19とが対向して配置されている。固定鉄心18の中央脚部18aにはコイルホルダ20に巻装された単相交流が供給される電磁コイル21が固定されている。また、コイルホルダ20の上面と可動鉄心19の中央脚19aの付け根との間に、可動鉄心19を固定鉄心18から離れる方向に付勢する復帰スプリング22が配設されている。そして、電磁コイル21の巻線端部が、下ケース11の外部に設けたコイル端子板23に電気的に接続されている。
また、下ケース11の上部空間及び上ケース12の内部空間に接点部31が収納されている。
また、下ケース11の上部空間及び上ケース12の内部空間に接点部31が収納されている。
接点部31は、各相に対応した3本の接点支え24a及び電磁石17の可動鉄心19が連結する連結部24bを備えて上下方向に移動自在に配置された可動ホルダ24と、可動ホルダ24の上部に連結され、電源側及び負荷側の一対の導電部15aに上方から対向している1枚の板状の可動接触子26と、この可動接触子26の固定接点15bに対向する位置に設けた可動接点29と、接点支え24aの上部に連結されて可動接触子26に対して下方に向けてばね付勢力を付与する板ばね30と、可動ホルダ24内に配置され、軸方向の一方端が可動ホルダ24に係合し、軸方向の他方端が可動接触子26に係合している接触コイルスプリング25と、を備えている。
この電磁接触器10の左側の端子板16が主回路の電源に接続され、右側の端子板16が電気的負荷機器に接続される。
この電磁接触器10の左側の端子板16が主回路の電源に接続され、右側の端子板16が電気的負荷機器に接続される。
そして、図10の遮断状態から電磁石17の電磁コイル21を励磁すると、可動鉄心19が復帰ばね22のばね付勢力に打ち勝って固定鉄心18に吸引され、可動ホルダ24が下方へ移動していく。これにより、接触ばね25を介して可動接触子26が下方へ移動し、可動接点29が固定接点15bに接触して投入状態となる。この際、接触コイルスプリング25の自由状態に収縮しようとするばね付勢力で可動接点29及び固定接点15bの接点接圧を確保し、板ばね30のばね付勢力が可動接点29を押圧し固定接点15bに対する所定のワイプ量を確保する。
ところで、投入状態の電磁接触器10に短絡電流などの過電流が流れると、複数対の可動接点29及び固定接点15bの間に集中電流による電磁反発力が働き、可動接触子26が接触コイルスプリング25の付勢力に逆らって固定接触子15から離間する。
このような固定接触子15に対する可動接触子26の接離動作が繰り返し行われると、可動接点29及び固定接点15bの間に発生したアークによるアーク熱により、可動接点29及び固定接点15bが溶着するおそれがある。
そこで、本発明は、過電流の流れによりアーク熱が発生しても、固定接点及び可動接点の接点溶着による不具合を回避することができる接点機構及びこれを使用した電磁接触器を提供することを目的としている。
このような固定接触子15に対する可動接触子26の接離動作が繰り返し行われると、可動接点29及び固定接点15bの間に発生したアークによるアーク熱により、可動接点29及び固定接点15bが溶着するおそれがある。
そこで、本発明は、過電流の流れによりアーク熱が発生しても、固定接点及び可動接点の接点溶着による不具合を回避することができる接点機構及びこれを使用した電磁接触器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、一の実施形態に係る接点機構は、通電路に介装され、所定距離を保って離間配置された一対の導電部を有する固定接触子と、可動支持部に支持され、前記一対の導電部が延在する方向に対して直行する方向に移動して前記一対の導電部に設けた固定接点に接離する可動接触子とを備えた接点機構において、前記可動接触子は、接続している前記固定接触子との間に過電流による電磁反発力が発生したときに、前記固定接触子から離間した状態で保持される。
この一の実施形態に係る接点機構によると、可動接触子及び固定接触子との間に過電流による電磁反発力が発生すると、可動接触子が固定接触子から開離して限流遮断が行われるので、可動接触子及び固定接触子の間に発生したアーク熱による接点溶着を回避する。
また、一の実施形態に係る接点機構は、前記可動接触子は、一対の可動接触部で構成されており、これら一対の可動接触部の一端が前記可動支持部に回動自在に支持され、これら一対の可動接触部の他端側に設けた可動接点が前記一対の導電部の固定接点に接続可能とされ、これら一対の可動接触部は可撓導体を介して電気的に接続され、これら一対の可動接触部の間に、引張り力を付与するコイルスプリングが懸架されており、互いに接続している前記固定接点及び前記可動接点の間に過電流が流れて電磁反発力が発生したときに、前記一対の可動接触部は、前記コイルスプリングの引張り力に抗して前記一対の導電部から離間する方向に前記一端を支点として回動し、その離間した状態が保持されることが好ましい。
この一の実施形態に係る接点機構によると、一対の可動接触部が一対の導電部の固定接点から開離して限流遮断が行われる構造を簡便に行うことができる。
また、一の実施形態に係る接点機構は、前記コイルスプリングの引張り力により、前記一対の可動接触部の可動接点が前記一対の導電部の固定接点に接触する際の接圧が発生するとともに、前記一対の導電部から離間した前記一対の可動接触部に対して保持力を発生することが好ましい。
また、一の実施形態に係る接点機構は、前記コイルスプリングの引張り力により、前記一対の可動接触部の可動接点が前記一対の導電部の固定接点に接触する際の接圧が発生するとともに、前記一対の導電部から離間した前記一対の可動接触部に対して保持力を発生することが好ましい。
この一の実施形態に係る接点機構によると、コイルスプリングの引張り力で、固定接点に対する可動接点の接圧、一対の導電部から離間した一対の可動接触部の保持力を同時に行うことができる。
また、一の実施形態に係る接点機構は、前記一対の導電部から離間した前記一対の可動接触部を復帰させるリセット部を設けることが好ましい。
この一の実施形態に係る接点機構によると、接点機構の復帰動作を容易に行うことができる。
また、一の実施形態に係る接点機構は、前記一対の導電部から離間した前記一対の可動接触部を復帰させるリセット部を設けることが好ましい。
この一の実施形態に係る接点機構によると、接点機構の復帰動作を容易に行うことができる。
さらに、一の実施形態に係る電磁接触器は、上記構成の接点機構と、固定鉄心及び当該固定鉄心に対向して配置された可動鉄心を備えた電磁石と、を備え、前記接点機構の前記可動支持部が、前記電磁石の前記可動鉄心に連結されていることが好ましい。
この一の実施形態に係る電磁接触器によると、可動接触子及び固定接触子の間に発生したアーク熱による接点溶着を回避できる。
この一の実施形態に係る電磁接触器によると、可動接触子及び固定接触子の間に発生したアーク熱による接点溶着を回避できる。
本発明に係る接点機構及びこれを使用した電磁接触器によれば、可動接触子及び固定接触子との間に過電流による電磁反発力が発生すると、可動接触子が固定接触子から開離して限流遮断が行われるので、可動接触子及び固定接触子の間に発生したアーク熱による接点溶着を回避することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図10で示した構成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明は省略する。
図1は、本発明に係る実施形態の電磁接触器を構成する接点部40及びトリップ状態の接点部40を解除するリセット部41を備えている。
図1は、本発明に係る実施形態の電磁接触器を構成する接点部40及びトリップ状態の接点部40を解除するリセット部41を備えている。
図2に示すように、接点部40は、接点支え24aに係合して固定接触子15に対向して配置されており、過電流が流れて固定接点15bとの接点間で電磁反発力が発生したときに反転してトリップ状態を維持する可動接触子42を備えている。
可動接触子42は、図3に示すように、略長方形板状の電源側の可動接触部43及び負荷側の可動接触部44を備えている。
可動接触子42は、図3に示すように、略長方形板状の電源側の可動接触部43及び負荷側の可動接触部44を備えている。
電源側の可動接触部43は、長手方向の一方の端部下面に可動接点43aが形成され、長手方向の他方端部に接点支え24aに係合する回動軸43bが形成され、この回動軸43bより可動接点43a側の幅方向からストッパ係合片43cが突出して形成されている。
また、負荷側の可動接触部44も、長手方向の一方の端部下面に可動接点44aが形成され、長手方向の他方端部に接点支え24aに係合する回動軸44bが形成され、この回動軸44bより可動接点44a側の幅方向からストッパ係合片44cが突出して形成されている。
また、負荷側の可動接触部44も、長手方向の一方の端部下面に可動接点44aが形成され、長手方向の他方端部に接点支え24aに係合する回動軸44bが形成され、この回動軸44bより可動接点44a側の幅方向からストッパ係合片44cが突出して形成されている。
そして、図4にも示すように、可動接触部43,44は、互いの回動軸43b,44bを近接させて配置され、各々に形成したコイル係合孔43d、44dに接触コイルばね45の両端が挿入により係止されている。
また、図3に示すように、電源側の可動接触部43及び負荷側の可動接触部44の上面には、網銅線46の両端がスポット溶接により固定されている。
また、図3に示すように、電源側の可動接触部43及び負荷側の可動接触部44の上面には、網銅線46の両端がスポット溶接により固定されている。
そして、接触コイルばね45及び網銅線46を連結した電源側の可動接触部43及び負荷側の可動接触部44は、図5(a)に示すように、接点支え24aに形成した軸係合孔24a1に回動軸43b、44bを挿入し、これら回動軸43b、44b回りに回動自在となるように接点支え24aに支持される。
図5(a)は、可動接触部43,44の第1の配置状態を示すものであり、接触コイルばね45が可動接触部43,44を近接させる方向に引張り力を付与した引張りスプリングとして作用するとともに、接点支え24aに形成した下方ストッパ47にストッパ係合片43c,44cが係合することで、一対の導電部15aに近接する下方に向かって可動接触部43,44が末広がりに配置される。
図5(a)は、可動接触部43,44の第1の配置状態を示すものであり、接触コイルばね45が可動接触部43,44を近接させる方向に引張り力を付与した引張りスプリングとして作用するとともに、接点支え24aに形成した下方ストッパ47にストッパ係合片43c,44cが係合することで、一対の導電部15aに近接する下方に向かって可動接触部43,44が末広がりに配置される。
また、図5(a)は、可動接触部43,44の第2の配置状態を示すものであり、接触コイルばね45が可動接触部43,44に対して引張り力を付与するとともに、接点支え24aに形成した上方ストッパ48にストッパ係合片43c,44cが係合することで、一対の導電部15aから離間する上方に向かって可動接触部43,44が末広がりに配置される。
また、トリップ状態の接点部40を解除するリセット部41は、前述した可動接触部43,44の第2の配置状態を第1の配置状態に戻すものであり、図1に示すように、上ケース13に上下方向に移動自在に配置され、3相(RST)の電源側の可動接触部43及び負荷側の可動接触部44に対して、係合可能に上方から対向している複数の押下げ棒41aと、これら複数の押下げ棒41aに連結している連結部41bと、連結部41bの上部に設けたリセットボタン41cとを備えている。なお、リセットボタン41cを押し下げることで下方に移動したリセット部41は、復帰スプリング(不図示)により元の位置まで上方移動するようになっている。
次に、図6から図9を参照して本実施形態の電磁接触器の動作について説明する。
図6は、遮断状態の電磁接触器を示しており、電源側の可動接触部43及び負荷側の可動接触部44は、一対の導電部15aに近接する下方に向かって末広がりに配置されて第1の配置状態となっている。
そして、図6の遮断状態から電磁石17の電磁コイル21を励磁すると、図7に示すように、可動鉄心19が復帰ばね22のばね付勢力に打ち勝って固定鉄心18に吸引され、可動ホルダ24が下方へ移動していく。この際、接触コイルばね45の引張り付勢力により、固定接点15bに対する可動接点43a,44aの所定の接圧が確保される。
図6は、遮断状態の電磁接触器を示しており、電源側の可動接触部43及び負荷側の可動接触部44は、一対の導電部15aに近接する下方に向かって末広がりに配置されて第1の配置状態となっている。
そして、図6の遮断状態から電磁石17の電磁コイル21を励磁すると、図7に示すように、可動鉄心19が復帰ばね22のばね付勢力に打ち勝って固定鉄心18に吸引され、可動ホルダ24が下方へ移動していく。この際、接触コイルばね45の引張り付勢力により、固定接点15bに対する可動接点43a,44aの所定の接圧が確保される。
この投入状態の電磁接触器に短絡電流などの過電流が流れると、電源側の可動接点43a及び固定接点15bの間、負荷側の可動接点44及び固定接点15bの間に集中電流による電磁反発力が働き、電源側の可動接触部43及び負荷側の可動接触部44が、接触コイルばね45の引張り付勢力に逆らって固定接触子15から離間する方向に回動していく。そして、図8に示すように、一対の導電部15aから離間する上方に向かって可動接触部43,44が末広がりに配置されて第2の配置状態、すなわちトリップ状態となる。このようなトリップ状態となることで、電源側の可動接触部43及び負荷側の可動接触部44が固定接点15bから開離して短時間で限流遮断が行われる。
次に、電磁石17の電磁コイル21の励磁を停止し、トリップ状態の電磁接触器を通常の遮断状態に戻すリセット動作を行うには、リセットボタン41cを押してリセット部41が下方に移動することで、押下げ棒41aが電源側の可動接触部43及び負荷側の可動接触部44に係合して下方に移動させ、一対の導電部15aに近接する下方に向かって末広がりに配置された第1の配置状態とする。
本実施形態によると、投入状態の電磁接触器に短絡電流などの過電流が流れると、電源側の可動接点43a及び固定接点15bの間、負荷側の可動接点44及び固定接点15bの間に集中電流による電磁反発力が働き、電源側の可動接触部43及び負荷側の可動接触部44が、接触コイルばね45の引張り付勢力に逆らって固定接触子15から離間する方向に回動してトリップ状態となる。このようなトリップ状態となることで、電源側の可動接触部43及び負荷側の可動接触部44が固定接点15bから開離して短時間で限流遮断が行われ、可動接点43a及び固定接点15bの間、負荷側の可動接点44及び固定接点15bの間に発生したアーク熱による接点溶着を回避することができる。
また、可動接触子42を、一対の可動接触部43,44で構成し、これら一対の可動接触部43,44の回動軸43b,44bが可動ホルダ24の接点支え24aの軸係合孔24a1に回動自在に支持され、可動接点43a,44aが一対の導電部15aの固定接点15bに接続可能とされており、一対の可動接触部43,44は網銅線46を介して電気的に接続され、これら一対の可動接触部43,44の間に、引張り力を付与する接触コイルばね45が懸架され、投入状態の電磁接触器に短絡電流などの過電流が流れると、一対の可動接触部43,44は、接触コイルばね45の引張り力に抗して一対の導電部15aから離間する方向に回動軸43b,44bを支点として回動し、その離間した状態が保持されるので、簡便なトリップ構造を得ることができる。
また、接触コイルばね45の引張り力により、一対の可動接触部43,44の可動接点43a,44aが一対の導電部15aの固定接点15bに接触する際の接圧を発生させるとともに、一対の導電部15aから離間した一対の可動接触部43,44に対して保持力を発生するようにしているので、さらに簡便なトリップ構造を得ることができる。
さらに、リセット部41を備えていることで、トリップ状態の電磁接触器を通常の遮断状態に直ぐに戻すことが可能となり、電磁接触器の復帰動作を容易に行うことができる。
なお、本発明の可撓導体が網銅線46に対応し、本発明のコイルスプリングが接触コイルばね45に対応し、本発明の可動支持部が可動ホルダ24の接点支え24aに対応している。
さらに、リセット部41を備えていることで、トリップ状態の電磁接触器を通常の遮断状態に直ぐに戻すことが可能となり、電磁接触器の復帰動作を容易に行うことができる。
なお、本発明の可撓導体が網銅線46に対応し、本発明のコイルスプリングが接触コイルばね45に対応し、本発明の可動支持部が可動ホルダ24の接点支え24aに対応している。
10…電磁接触器、11…下ケース、12…上ケース、13…消弧カバー、15…固定接触子、15a…導電部、15b…固定接点、16…端子板、17…電磁石、18…固定鉄心、18a…中央脚部、19…可動鉄心、19a… 中央脚、20…コイルホルダ、20…固定鉄心、21…電磁コイル、21…電磁コイル、22…復帰スプリング、23…コイル端子板、24…可動ホルダ、24a…接点支え、24a1…軸係合孔、24b…連結部、40…接点部、41…リセット部、41a……押下げ棒、41b…連結部、41c…リセットボタン、42…可動接触子、43…電源側の可動接触部、43a…可動接点、43b…回動軸、43c…ストッパ係合片、43d…コイル係合孔、44…負荷側の可動接触部44a…可動接点、44b…回動軸、44c…ストッパ係合片、44d…コイル係合孔、45…接触コイルばね、46…網銅線、47…下方ストッパ、48…上方ストッパ
Claims (5)
- 通電路に介装され、所定距離を保って離間配置された一対の導電部を有する固定接触子と、可動支持部に支持され、前記一対の導電部が延在する方向に対して直行する方向に移動して前記一対の導電部に設けた固定接点に接離する可動接触子とを備えた接点機構において、
前記可動接触子は、接続している前記固定接触子との間に過電流による電磁反発力が発生したときに、前記固定接触子から離間した状態で保持されることを特徴とする接点機構。 - 前記可動接触子は、一対の可動接触部で構成されており、これら一対の可動接触部の一端が前記可動支持部に回動自在に支持され、これら一対の可動接触部の他端側に設けた可動接点が前記一対の導電部の固定接点に接続可能とされ、
これら一対の可動接触部は可撓導体を介して電気的に接続され、
これら一対の可動接触部の間に、引張り力を付与するコイルスプリングが懸架されており、
互いに接続している前記固定接点及び前記可動接点の間に過電流が流れて電磁反発力が発生したときに、前記一対の可動接触部は、前記コイルスプリングの引張り力に抗して前記一対の導電部から離間する方向に前記一端を支点として回動し、その離間した状態が保持されることを特徴とする請求項1記載の接点機構。 - 前記コイルスプリングの引張り力により、前記一対の可動接触部の可動接点が前記一対の導電部の固定接点に接触する際の接圧が発生するとともに、前記一対の導電部から離間した前記一対の可動接触部に対して保持力を発生することを特徴とする請求項2記載の接点機構。
- 前記一対の導電部から離間した前記一対の可動接触部を復帰させるリセット部を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の接点機構。
- 請求項1乃至4の何れか1項に記載の接点機構と、
固定鉄心及び当該固定鉄心に対向して配置された可動鉄心を備えた電磁石と、を備え、
前記接点機構の前記可動支持部が、前記電磁石の前記可動鉄心に連結されていることを特徴とする電磁接触器。
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2012
- 2012-11-16 JP JP2012252264A patent/JP2014102894A/ja active Pending
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