JP2012228968A - ドアウエザーストリップの排水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアサッシュの上辺部相当部から流下する水をそれよりも低位側の型成形部にて外部に確実に排水処理して、コストアップを招くことなく室内側への浸入を未然に防止したドアウエザーストリップの排水構造を提供する。
【解決手段】ウエザーストリップにおける上辺部相当部5とそれより下側の型成形部は、共に取付基部9とシールリップ10、サブシールリップ11のほか、排水溝18を形成するパネルリップ15,16を形成してある。上辺部相当部5の取付基部9には相互に独立した室内側中空部13と室外側中空部14を連通させる連通穴20を形成してある。型成形部側の取付基部9では上辺部相当部5側の室外側中空部14に相当する部分が消失していて当該部分までもが排水溝18の一部として機能するようになっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用ドアの周囲に装着されるドアウエザーストリップの排水構造に関する。
自動車のドアの周囲に装着されるドアウエザーストリップのうち特にドアサッシュの上辺部に相当する部分では、例えば洗車時の高圧水を受けた場合や豪雨時に雨水等がウエザーストリップの裏側を通過してしまういわゆるくぐり水と称される現象が起こり、その水が室内側に浸入することがある。その対策として、特許文献1,2に記載の技術が提案されている。
特許文献1に記載された技術では、ドアウエザーストリップの背面側に高発泡スポンジ等の軟質部材を付設し、ドアウエザーストリップの取付時にその軟質部材をドアサッシュ側の突起部に密接させるようにしている。
また、特許文献2に記載された技術では、ドアサッシュの上辺部側から流下する水をそれよりも低位側の型成形部にて処理するべく、その型成形部における取付基部の裏側に防水リブを形成するとともに、当該取付基部の裏側に中子抜き穴が不可避的に形成される点に着目し、上辺部側から流下する水を防水リブにて止水できなかった場合に、中子抜き穴の一部を排水口として有効利用してその水を捕集した上で、それよりも下側の押出成形部の中空シール部へと排水するようにしている。
特開2002−240572号公報 特許第4569220号公報
しかしながら、特許文献1に記載のように、ウエザーストリップの背面側に高発泡スポンジ等の軟質部材を貼り付けると、必然的にコストアップが余儀なくされる。
また、特許文献2に記載された技術では、型成形部における取付基部の裏面にて止水と止水しきれなかった水の捕集とを行うものであるが、そもそも型成形部では構造の特殊性から剛性が十分でないために止水の信頼性が低く、なおも「くぐり水」現象が発生しやすい。その上、型成形部の裏面の中子抜き穴の一部を排水口として捕集された水は、最終的にはそれよりも下側の押出成形部の中空シール部を排水路とするべくその中空シール部の内空間へ排水することとなっているため、その中空シール部に設定されるクリップ取付穴やエア抜き穴から室内側に水が漏れ出す可能性があることは否めない。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、特にドアウエザーストリップのうちドアサッシュの上辺部相当部から流下する水をそれよりも低位側の型成形部にて外部に確実に排水処理して、コストアップを招くことなく室内側への浸入を未然に防止したドアウエザーストリップの排水構造を提供するものである。
請求項1に記載の発明は、車両用ドアの周囲に装着されるドアウエザーストリップにして、ドアサッシュのうち長手方向で所定の勾配を持つ上辺部に沿って配設される上辺部相当部の低位側と同じくドアサッシュの縦辺部に沿って配設される縦辺部相当部とを接続している型成形部を含んでいるドアウエザーストリップの排水構造である。
その上で、上記上辺部相当部と型成形部は、共に取付基部と中空シール部およびサブシール部を備えているとともに、取付基部の室外側となる背面にはドアサッシュに当接して排水溝を形成するパネルリップを上下二段にわたって突出形成してある。また、上記上辺部相当部の取付基部には相互に独立した室内側中空部と室外側中空部とを形成してあるとともに、当該取付基部の背面には排水溝と室外側中空部を連通させる連通穴を形成してある。そして、上記型成形部の取付基部では上辺部相当部側の室外側中空部に相当する部分が消失していて当該部分までもが排水溝の一部として機能するようになっている。
この場合において、請求項2に記載のように、上記上辺部相当部における取付基部の室内側中空部はドアガラスサッシュへの取り付けのためのクリップの挿入空間となっていても良い。
また、車外側への排水性を考慮した場合、請求項3に記載のように、上記型成形部における取付基部の背面の排水溝は、型成形部と上辺部相当部との接続部から遠ざかるにしたがってその車室内外方向での深さが漸次小さくなるように設定してあることが望ましい。
さらに、型成形部での排水性とともに剛性を確保する上では、請求項4に記載のように、上記型成形部における取付基部の背面の排水溝に、その排水機能と両立できるリブを長手方向に沿って間欠的に設けてあることが望ましい。
したがって、少なくとも請求項1に記載の発明では、ドアウエザーストリップのうちドアサッシュの上辺部相当部では、取付基部の背面に排水溝と室外側中空部を連通させる連通穴を形成してあることで、その室外側中空部を排水溝の一部として有効利用できるようになることで、排水溝の面積の拡大化が図られて、いわゆる「くぐり水」現象を防止する上で有利となる。
その一方、上辺部相当部の室外側中空部を排水溝の一部として有効利用するならば、その室外側中空部内に入った水を確実に外部を排水する必要がある。そこで、ドアウエザーストリップにおける上辺部相当部の低位側に接続されることになる型成形部では、上辺部相当部側の室外側中空部に相当する部分が消失していて当該部分までもが排水溝の一部として機能するようになっている。これは、型成形部側では、実質的に上辺部相当部側の室外側中空部と排水溝とを合体させた領域が当該型成形部側での排水溝となっていることにほかならない。つまり、上記の上辺部相当部側の排水溝と型成形部側の排水溝との連続性が保たれているのに加えて、上辺部相当部側における室外側中空部の下端は型成形部側の排水溝に開口して当該排水溝に連通していることになる。そのために、上辺部相当部側の室外側中空部に入った水は型成形部側の排水溝へとスムーズに流れることになり、上辺部相当部側での排水性が良好なものとなる。
請求項1に記載の発明によれば、上辺部相当部側での排水面積が拡大化されて確実に排水できるようになり、排水性が向上する。具体的には、上辺部相当部から流下する水をそれよりも低位側の型成形部にて外部に確実に排水処理して、室内側への浸入を未然に防止できる。また、上辺部相当部と型成形部とでは、上下二段のパネルリップによって形成されるところの排水溝が連続しているため、上辺部相当部側から流下する水が型成形部において底面側に回り込むことがなくなり、いわゆる「裏くぐり水」の発生を未然に防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上辺部相当部における取付基部の室内側中空部は室外側中空部から独立したクリップ挿入空間となっているため、ドアガラスサッシュへの取り付けのためのクリップの挿入したとしても水漏れ等を誘発するおそれがない。
請求項3に記載の発明によれば、型成形部における排水溝は、型成形部と上辺部相当部との接続部から遠ざかるにしたがってその車室内外方向での深さが漸次小さくなるように設定してあるため、排水溝の水が徐々に室外側に寄せられることで排水性が一段と向上する。
請求項4に記載の発明によれば、型成形部における排水溝にその排水機能と両立できるリブを長手方向に沿って間欠的に設けてあるため、排水性を確保しながら同時に型成形部の剛性も向上し、型成形部でのシール性が向上する。
ドアウエザーストリップを備えた自動車のフロントドアを室内側から見た斜視図。 図1のA−A線断面に相当する断面図で、従来からの構造を示す拡大断面図。 本発明に係るドアウエザーストリップの排水構造を示す図で、図1のA−A線に沿う拡大断面図。 図1のB部における型成形部の拡大図。 図4の各部の断面図を示し、(A)は図4のC1−C1に沿う拡大断面図、(B)は図4のC2−C2に沿う拡大断面図、(C)は図4のC3−C3に沿う拡大断面図。 同じく図4の各部の断面図を示し、(A)は図4のC4−C4に沿う拡大断面図、(B)は図4のC5−C5に沿う拡大断面図、(C)は図4のC6−C6に沿う拡大断面図。 図4の型成形部を室内側から見た斜視図。 図7の型成形部を別の角度から見た斜視図。 図8のE−E線に沿う断面説明図。
図1〜9は本発明を実施するためのより具体的な第1の形態を示し、特に図1はドアウエザーストリップ4が装着された自動車のフロントドア(以下、単にドアと言う。)1を室内側から見た概略構造を示し、図2,3は共に図1のA−A線に沿う断面図を示している。また、図4は図1におけるドアウエザーストリップ4のB部の拡大図を示している。さらに、図5,6は図2におけるC1〜C6線に沿う各部の断面図を示している。
図1に示すように、ドア本体2とドアサッシュ3とからなるドア1の周囲にはドアウエザーストリップ4が閉ループ状に装着されており、均一断面形状のものとして押出成形された一般部たる押出成形部5,6同士が前後の型成形部7,8にて接続されている。ここで、押出成形部5はドアサッシュ3の上辺部に沿って延在するものであるので、当該押出成部5を上辺部相当部と呼称するものとすると、この上辺部相当部5の後端が型成形部7を介して押出成形部6のうち後側の縦辺部相当部6aと接続されていて、上辺部相当部5の前端が型成形部8を介して押出成形部6のうち前側の縦辺部相当部6bと接続されている。
図2は図1における上辺部相当部5の型成形部7寄りの断面図、すなわち図1のA−A線に沿う従来の断面図を示している。この上辺部相当部5では、ドアサッシュ3への取付部となる取付基部9と、この取付基部9から突出形成されてメインとなる中空シール部として機能する中空状のシールリップ10と、同じく取付基部9から突出形成されてサブシール部として機能するサブシールリップ11とを備えている。取付基部9には隔壁部12を介して相互に独立した室内側中空部13と室外側中空部14とが並設されているほか、取付基部9の背面側には二段にわたってパネルリップ15,16が突出形成されている。
室内側中空部13はクリップ挿入空間としての機能を併せ持っており、取付基部9をドアサッシュ4に固定するためのクリップ17の頭部が挿入される。また、二段のパネルリップ15,16はドアサッシュ3のヘミングフランジ部3aに弾接することで閉空間としていわゆる樋状の排水溝18を形成している。
ここで、図2から明らかなように、洗車時の高圧水や多量の雨等が排水溝18に溜まってその保有量が多くなると、水Wが加圧されて同図に矢印Mで示すように取付基部9の裏側に回り込む「裏くぐり水」という現象が発生し易くなる。このように水Wが溜まる原因は、図1に示すように上辺部相当部5がドアサッシュ3の該当部位とともに車両前方側に向かって所定の勾配で傾斜してはいても、特に上辺部相当部5のうち型成形部7に近い後部側では傾斜の度合いが滑らかで、排水溝18の水Wが車両前方側に流れにくいことに基づいている。
そこで、本実施の形態では、図3に示すように、上辺部相当部5の後部側(図1の型成形部7に近い部分)においては、取付基部9の背面側の室外側壁部19に単一の連通穴20または複数の連通穴20を所定のピッチで間欠的に形成して、室外側中空部14と排水溝18とを連通させてある。これにより、室外側中空部14を排水溝18の一部として有効利用することで排水路面積が拡大化されて、排水溝18単独で保有しなければならない水の保有量が相対的に減少することになる。その結果、排水性が良好なものとなるとともに、図2に示したような「裏くぐり水」の発生を未然に防止できることになる。しかも、室外側中空部14に隣接する室内側中空部13がクリップ挿入空間となってはいても、両者は隔壁部12によって隔離されているので、クリップ17があることによる水漏れのおそれもない。なお、先に述べた連通穴20が形成されていない部位の断面形状は図2と同じである。
上記のように上辺部相当部5の排水溝18および室外側中空部14で保有された水は、図1に示したように低位側であるもう一方の型成形部8側に向かって流下することになるので、型成形部8において外部に確実に排水できるような排水性が確保されていなければならない。
図4は図1に示した型成形部8の詳細を示し、さらに図5,6は図4におけるC1〜C6の各部の断面図を示している。図4から明らかなように、型成形部8は先にも述べたように図1の上辺部相当部5と前側の縦辺部相当部6bとを接続部21,22にて総合に接続していて、図5,6から明らかなように、長手方向において上辺部相当部5側の断面形状から前側の縦辺部相当部6bの断面形状へと徐変している。
図4および図5の(A)に示すように、上辺部相当部5のうち接続部21の直近位置では取付基部9における室外側壁部19が切除されていて、実質的に図3に示した室外側中空部14と排水溝18とが一体化された形状となっている。この上辺部相当部5の端末部に連続することになる型成形部8の断面形状についても図5の(B),(C)および図6の(A),(B)に示すように図5の(A)とほぼ同一形状のものとなっていて、図3に示した室外側中空部14と一体化されることで拡大化された形状の排水溝18が形成されている。そして、型成形部8における排水溝18の車室内外方向での深さ寸法Dに着目した場合、接続部21から遠ざかるにしたがってその深さ寸法Dが漸次小さくなるように形成してある。さらに、図6の(C)に示すように、型成形部8のうち低位側の接続部22に近い部分では前側の縦辺部相当部6bの同等の断面形状をもって収束して当該縦辺部相当部6bに接続されている。
ここで、図7は図4の型成形部8を室外側(背面側)から見たときの形状を示し、図8は図7の型成形部8を別の角度から見た形状を示している。さらに、図9は図8のE−E線に沿う断面図を示している。これらの図7〜9において、型成形部8は先にも述べたように図7,8の上方から下方に向かってその断面形状が徐変していることから、図5,6に示すように排水溝18の車室内外方向での深さ寸法Dの変化に伴って室内側中空部13の領域も次第に大きくなり、やがては中子抜き穴23が開口する中空状のシールリップ10と一体化されている。
また、図8,9に示すように、型成形部8のうち接続部21の直近位置では、先に述べた上辺部相当部5側の排水溝18の一部、すなわち上辺部相当部5側の排水溝18のうち室外側中空部14に相当する部分が型成形部8側の排水溝18に臨んで開口部24として開口している。なお、図8では開口部24をわかりやすくするために該当部位に斜線を付してある。これにより、上辺部相当部5側の排水溝18と型成形部8側の排水溝18との連続性とともに、上辺部相当部5側の室外側中空部14と型成形部8側の排水溝18との連続性が確保されている。
さらに、図5,6のほか図8,9に示すように、型成形部8の排水溝18にはその長手方向に沿って所定のピッチで複数のリブ25を形成してある。これらのリブ25は排水溝18本来の排水機能に支障をきたすことがないようにその排水機能と両立できるように考慮してあり、一方のパネルリップ16の根元部と隔壁部12とにまたがってウェブ状のものとして形成し、それらのリブ25と基部9または他方のパネルリップ15との間には所定の隙間Gを確保してある。そして、先に述べたように排水路面積が拡大化された排水溝18が長手方向に沿って形成されている型成形部8については、その排水路面積の拡大化により隔壁部12よりも室外側でとかく剛性不足になりがちであるが、上記のように複数のリブ25を形成することでその剛性不足を補っている。
したがって、本実施の形態によれば、図3に示したように上辺部相当部5側において排水溝18で捕集または捕捉された水は、その排水溝18が連通穴20を介して室外側中空部14とも連通しているために、排水溝18だけでなく室外側中空部14を通して型成形部8側に流下することは先に述べたとおりである。
その一方、図7〜9から明らかなように、上辺部相当部5側の排水溝18と型成形部8側の排水溝18とはその連続性が確保されていて、しかも図8に示したように上辺部相当部5側の室外側中空部14の端末は開口部24をもって型成形部8側の排水溝18に開口しているため、上辺部相当部5側から流下する水は排水溝18側からのものであるか室外側中空部14側からのものであるかにかかわらず、型成形部8側の排水溝18に流入することになる。こうして型成形部8側の排水溝18に流入した水は、複数のリブ25によってその流れを阻害されることなく隙間Gを含む排水溝18に沿ってさらに流下することになる。
そして、図4および図6から明らかなように、型成形部8の接続部22から下側ではそれより上側のサブシールリップ11やパネルリップ16が消失し、残されたパネルリップ15が前側の縦辺部相当部6b側のパネルリップ26(図6の(C)および図7参照)に連続しているので、最終的には型成形部8からその下方の前側の縦辺部相当部6bに沿って伝い落ちる水は縦辺部相当部6bにおいてそのシールリップ26よりも室外側に排出されることになる。
ここで、図5,8および図9に示すように、排水溝18の車室内外方向での深さ寸法Dが漸次小さくなっているので、型成形部8の排水溝18を流下する過程で水が徐々に室外側への誘導される。詳述すれば、図9に示すように、隔壁部12は接続部21から遠ざかるにしたがって室外側へ変位しているため、水が矢印で示すように徐々に室外側に誘導される。さらに、図6,8に示すように、型成形部8のうち接続部22に近い部分では、一方のパネルリップ16が漸次消失してドアサッシュ3のヘミングフランジ部3aから離間するようになるとともに、排水溝18が閉空間ではなくなることで、型成形部8側から流下する水を前側の縦辺部相当部6bの室外側に排水することが一段と容易となる。
このように本実施の形態によれば、上辺部相当部5側では排水溝18だけでなく室外側中空部14までもが実質的に排水溝18としての機能を有していて、その排水路面積の拡大化が図られているので、図2に示したようないわゆる「裏くぐり水」が発生することがなく、室内側への水の浸入を未然に防止することができる。
また、上辺部相当部5側の排水溝18等にて捕集または捕捉された水は、図7に矢印で示すように、型成形部8側の排水溝18から前側の縦辺部相当部6bに伝い落ちて車外側に排水されることになるので、排水性もきわめて良好なものとなる。
ここで、上記実施の形態では、フロントドア1のドアウエザーストリップ4に適用した場合について例示しているが、必要に応じてリアドア等のドアウエザーストリップの同等部位に本発明を適用することももちろん可能である。
1…フロントドア
3…ドアサッシュ
4…ドアウエザーストリップ
5…上辺部相当部(押出成形部)
6…押出成形部
6b…前側の縦辺部相当部
8…型成形部
9…取付基部
10…シールリップ(中空シール部)
11…サブシールリップ(サブシール部)
13…室内側中空部
14…室外側中空部
15…パネルリップ
16…パネルリップ
17…クリップ
18…排水溝
20…連通穴
21…接続部
22…接続部
24…開口部
25…リブ

Claims (4)

  1. 車両用ドアの周囲に装着されるドアウエザーストリップにして、ドアサッシュのうち長手方向で所定の勾配を持つ上辺部に沿って配設される上辺部相当部の低位側と同じくドアサッシュの縦辺部に沿って配設される縦辺部相当部とを接続している型成形部を含んでいるドアウエザーストリップの排水構造であって、
    上記上辺部相当部と型成形部は、共に取付基部と中空シール部およびサブシール部を備えているとともに、取付基部の室外側となる背面にはドアサッシュに当接して排水溝を形成するパネルリップを上下二段にわたって突出形成してあり、
    上記上辺部相当部の取付基部には相互に独立した室内側中空部と室外側中空部とを形成してあるとともに、当該取付基部の背面には排水溝と室外側中空部を連通させる連通穴を形成してあり、
    上記型成形部の取付基部では上辺部相当部側の室外側中空部に相当する部分が消失していて当該部分までもが排水溝の一部として機能するようになっていることを特徴とするドアウエザーストリップの排水構造。
  2. 上記上辺部相当部における取付基部の室内側中空部はドアガラスサッシュへの取り付けのためのクリップの挿入空間となっていることを特徴とする請求項1に記載のドアウエザーストリップの排水構造。
  3. 上記型成形部における取付基部の背面の排水溝は、型成形部と上辺部相当部との接続部から遠ざかるにしたがってその車室内外方向での深さが漸次小さくなるように設定してあることを特徴とする請求項2に記載のドアウエザーストリップの排水構造。
  4. 上記型成形部における取付基部の背面の排水溝に、その排水機能と両立できるリブを長手方向に沿って間欠的に設けたことを特徴とする請求項3に記載のドアウエザーストリップの排水構造。
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