JP2012228921A - 車両室内用照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光部の発光・非発光に関わらず意匠を成立させることができ、発光部の非発光時における意匠性を損なうことのない車両室内用照明装置を提供する。
【解決手段】本車両室内用照明装置1は、線状発光部11を有するものであって、線状発光部11は車両用の内装部材3の表面に備えられており、内装部材3には、線状発光部11の両側に並んで配置された線状加飾部13が表面に備えられており、線状発光部11の頂部が、線状発光部11の両側に並んで配置された線状加飾部13の頂部同士を結ぶ仮想線よりも奥まった位置に配置されており、線状発光部11及び線状加飾部13は共にステッチ状に形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両室内用照明装置に関する。更に詳しくは、発光部の発光・非発光に関わらず意匠を成立させることができ、発光部の非発光時における意匠性を損なうことのない車両室内用照明装置に関する。
従来より、照明装置として、光ファイバー等を用いたものが知られている。例えば、光ファイバーの一端を基板の裏面から貫通して表面に導出し、基板表面にて屈曲、湾曲等して再び基板裏面側へ配線し、光ファイバーの端面を光源へ臨ませる発光装飾装置が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、このような発光装飾装置を車両室内で用いる場合には、発光部となる光ファイバーが表面に露出することになるため、昼間などの発光部の非発光時においても光ファイバーが視認されてしまい、発光部の非発光時における意匠性を損なってしまうという問題があった。更には、外部からの摩擦や衝撃により、光ファイバーが断線してしまうおそれもある。
また、乗物シート用カバーとして、光ファイバー等の伝導性の細線がカバーに固定されたものが知られている(特許文献2参照)。
しかしながら、この乗物シート用カバーにおいては、カバーの外側面側からみえないように内側面側に光ファイバーを固定するものであって、照明装置等の発光部として利用しているものではない。そのため、この光ファイバーを発光部として利用したとしても、内側面側からの発光では十分な輝度が得られない。尚、仮に、カバーの内側面側でなく外側面側に、光ファイバーを同様に固定して発光部としても、光ファイバーが表面側に露出することになり、昼間などの非発光時にも視認されてしまうので意匠性が損なわれる。更には、外部からの摩擦や衝撃により、光ファイバーが断線してしまうおそれもある。
実開平1−137299号公報 特開2002−315650号公報
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、発光部の発光・非発光に関わらず意匠を成立させることができ、発光部の非発光時における意匠性を損なうことのない車両室内用照明装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、線状発光部を有する車両室内用照明装置であって、前記線状発光部は車両用の内装部材の表面に備えられており、前記内装部材には、前記線状発光部の両側に並んで配置された線状加飾部が表面に備えられることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記線状発光部の頂部が、前記線状発光部の両側に並んで配置された前記線状加飾部の頂部同士を結ぶ仮想線よりも奥まった位置に配置されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載において、前記線状発光部及び前記線状加飾部は共にステッチ状に形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項記載において、前記線状発光部は、前記内装部材に光ファイバーが縫い付けられて形成されたものであり、且つ、前記線状加飾部は、前記内装部材に繊維が縫い付けられて形成されたものであることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4記載において、前記繊維の径は、前記光ファイバーの径よりも大きいことを要旨とする。
本発明の車両室内用照明装置によれば、内装部材の表面に備えられた線状発光部の発光時においては、線状発光部によって線状加飾としての意匠を成立させることができ、線状発光部の非発光時においては、線状発光部の両側に並んで配置された線状加飾部によって線状加飾としての意匠を成立させることができる。そのため、車両室内用照明装置の線状発光部の非発光時における線状加飾としての意匠性を損なうことがない。また、線状発光部の両側には線状加飾部が配置されているため、外部からの摩擦や衝撃から線状発光部を保護することができ、線状発光部の損傷や断線等の不具合の発生を十分に抑制することができる。更には、線状加飾部によって線状発光部からの光を反射させて間接光とすることができる(即ち、間接照明とすることができる)。
また、線状発光部の頂部が、線状発光部の両側に並んで配置された線状加飾部の頂部同士を結ぶ仮想線よりも奥まった位置に配置されている場合には、線状加飾部による線状発光部の保護性能をより向上させることができ、外部からの摩擦や衝撃による線状発光部の損傷や断線等の不具合の発生をより抑制することができる。
更に、線状発光部及び線状加飾部が共にステッチ状に形成されている場合には、線状発光部の発光時であっても非発光時であってもステッチとしての意匠を成立させることができるとともに、様々なバリエーションの意匠を成立させることができるため、意匠性をより向上させることができる。
また、内装部材に光ファイバーが縫い付けられて線状発光部が形成されており、且つ内装部材に繊維が縫い付けられて線状加飾部が形成されている場合には、線状発光部も発光時においてステッチ状に発光するため、ステッチとしての意匠を容易に成立させることができ、より意匠性を向上させることができる。
更に、繊維の径が光ファイバーの径よりも大きい場合には、線状発光部が、線状発光部の両側に並んで配置された線状加飾部の頂部同士を結ぶ仮想線よりも奥まった位置に容易に配置することができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
本発明の車両室内用照明装置を説明するための模式図である。 車両室内用照明装置の上面図である。 図2の車両室内用照明装置におけるX−X断面の模式図である。 実施例1に係る車両室内用照明装置の上面図である。 図4の車両室内用照明装置におけるY−Y断面の模式図である。 本発明における他の形態の車両室内用照明装置の上面図である。 本発明における他の形態の車両室内用照明装置の上面図である。 本発明における他の形態の車両室内用照明装置の上面図である。 本発明における他の形態の車両室内用照明装置を説明するための模式図である。
ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本実施形態1.に係る車両室内用照明装置(1)は、線状発光部(11)を有するものであって、線状発光部(11)は車両用の内装部材(3)の表面に備えられており、この内装部材(3)には、線状発光部(11)の両側に並んで配置された線状加飾部(13)が表面に備えられることを特徴とする(例えば、図2及び図3参照)。
上記「内装部材」は特に限定されないが、例えば、自動車、鉄道車両等の内装部材が挙げられる。これらのなかでも、自動車用の内装部材が好ましい。具体的な自動車用の内装部材としては、インストルメントパネル、ドアトリム、ルーフトリム、フロアトリム、ラゲージトリム、トランクトリム、リヤサイドトリム、リヤパーセルシェルフ、パッケージトレー、ピラーガーニッシュ、スイッチベース、クオーターパネル、アームレスト、シート等の内装部材や、これらの内装部材における意匠面を形成する表皮材等が挙げられる。上記表皮材としては、各種の不織布、織布、編布、塩化ビニルレザー等からなる表皮材、エラストマーを素材とする表皮材、皮革等が挙げられる。
上記「線状発光部」は、内装部材の表面に露出して配置されたものであり、形状や大きさ等の構成は特に限定されるものではない。
この線状発光部を構成する発光部形成用部材としては、例えば、光ファイバー、アクリルロッド、ナイロン6やナイロン66等のポリアミド系樹脂等の部材が挙げられる。
これらのなかでも、強度に優れ、柔軟性を有しており、内装部材への縫い付けが可能という観点から、光ファイバーを用いて構成することが好ましい。
尚、この線状発光部は、1種の発光部形成用部材から形成されていてもよいし、複数の発光部形成用部材を組み合わせて形成されていてもよい。
上記線状発光部の形状としては、例えば、直線状(例えば、図2及び図7における「線状発光部11」参照)、曲線状、ステッチ状(破線状)(例えば、図4、図6及び図8における「線状発光部11」参照)等が挙げられる。これらのなかでも、ステッチ状であることが好ましい。
上記「線状加飾部」は、内装部材の表面において、上記線状発光部の両側に並んで配置されたものであり、形状や大きさ等の構成は特に限定されるものではない。尚、線状発光部の一方の側に配置された線状加飾部の構成と、線状発光部の他方の側に配置された線状加飾部の構成とは、同一であってもよいし異なっていてもよい。
上記線状加飾部を構成する加飾部形成用部材としては、例えば、繊維、樹脂、表皮等の部材が挙げられる。
これらのなかでも、内装部材への縫い付けが可能という観点から、繊維を用いることが好ましい。
上記繊維は特に限定されず、金属等で表面がコーティングされたものであってもよい。この場合、線状発光部からの光の反射率を変化させることができ、線状加飾としての意匠性を向上させることができる。
尚、上記線状加飾部は、1種の加飾部形成用部材から形成されていてもよいし、複数の加飾部形成用部材を組み合わせて形成されていてもよい。更には、内装部材自体に形成された凸部により線状加飾部が構成されていてもよい(即ち、内装部材における表面の一部が加飾部を構成していてもよい。)。
上記線状加飾部の形状としては、例えば、直線状(例えば、図2及び図6における「線状加飾部13」参照)、曲線状、ステッチ状(例えば、図4、図7及び図8における「線状加飾部13」参照)等が挙げられる。これらのなかでも、ステッチ状であることが好ましい。
また、上記線状加飾部と上記線状発光部との間隔(図2における「w」参照)は特に限定されず、例えば、0〜5.0mm(特に0〜2.0mm)とすることができる。尚、線状発光部とその一方の側に配置された線状加飾部との間隔と、線状発光部とその他方の側に配置された線状加飾部との間隔とは、同一であってもよいし異なっていてもよい。
また、本実施形態1.においては、線状発光部の頂部(図3における「t」参照)が、線状発光部の両側に並んで配置された線状加飾部の頂部(図3における「t」、「t」参照)同士を結ぶ仮想線(図3における「Lv」参照)よりも奥まった位置に配置されていることが好ましい。
即ち、線状発光部の両側に並んで配置された線状加飾部の高さ[線状発光部形成面からの高さ(図3における「ha」参照)]が、線状発光部の内装部材表面からの高さ(図3における「hb」参照)よりも高いことが好ましい。
特に、これらの高さの比(ha/hb)が1.1〜3であることが好ましく、より好ましくは1.2〜2.5、更に好ましくは1.5〜2である。
このように、線状発光部の頂部が、線状発光部の両側に並んで配置された線状加飾部の頂部同士を結ぶ仮想線よりも奥まった位置に配置されている場合、線状加飾部による線状発光部の保護性能をより向上させることができ、外部からの摩擦や衝撃による線状発光部の損傷や断線等の不具合の発生をより抑制することができる。更には、段差が生じることにより、光の漏れを低減することができ、輝度を向上させることができる。
本実施形態1.に係る車両室内用照明装置としては、例えば、線状発光部及び線状加飾部がステッチ状に形成されている形態を挙げることができる。これにより、線状発光部の発光時であっても非発光時であってもステッチとしての意匠を成立させることができるとともに、様々なバリエーションの意匠を成立させることができ、意匠性をより向上させることができる。
上記形態において、ステッチ状の線状発光部や線状加飾部はどのように形成されていてもよく、例えば、光ファイバー等の発光部用部材や繊維等の加飾部用部材を内装部材に縫い付けることによって、線状発光部や線状加飾部をステッチ状に形成することができる。更には、内装部材上に所定の部材を一定の間隔をおいて破線状に配設することによりステッチ状に形成したり、内装部材上に所定の部材を配設した後、型押しすることにより凹凸を付与してステッチ状に形成することもできる。また、内装部材の表面に凹凸を直接成形することによってステッチ状に形成することもできる。
上記線状発光部における実体部分(突部)の長さは、図4において「L1」と表され、その長さは特に限定されず、所望の意匠に応じて適宜調整することができる。具体的には、0.5〜2.0mmとすることができる。
また、隣り合う実体部分間の距離は、図4において「L2」と表され、その長さは特に限定されず、所望の意匠に応じて適宜調整することができる。具体的には、0〜3.0mmとすることができる。
上記線状加飾部における実体部分(突部)の長さは、図4において「L3」と表され、その長さは特に限定されず、所望の意匠に応じて適宜調整することができる。具体的には、0.5〜3.0mmとすることができる。
また、隣り合う実体部分間の距離は、図4において「L4」と表され、その長さは特に限定されず、所望の意匠に応じて適宜調整することができる。具体的には、0.3〜5.0mmとすることができる。
この際、線状発光部の一方の側における線状加飾部の実体部分の長さと、線状発光部の一方の側における線状加飾部の実体部分の長さは、同一であってもよいし異なっていてもよい。また、線状発光部の一方の側における線状加飾部の隣り合う実体部分間の距離と、線状発光部の一方の側における線状加飾部の隣り合う実体部分間の距離は、同一であってもよいし異なっていてもよい。
尚、線状発光部及び線状加飾部が共にステッチ状である場合、線状発光部における実体部分の長さと、線状加飾部における実体部分の長さは、同一であってもよいし異なっていてもよい。また、線状発光部における隣り合う実体部分間の距離と、線状加飾部における実体部分間の距離は、同一であってもよいし異なっていてもよい。更に、線状発光部及び線状加飾部における実体部分の形成位置は、互いに対応した位置に形成されていてもよいし(図4参照)、そうでなくてもよい。
実施形態1.に係る車両室内用照明装置としては、例えば、線状発光部は内装部材に光ファイバーが縫い付けられて形成されたものであり、且つ、線状加飾部は内装部材に繊維が縫い付けられて形成されたものである形態を挙げることができる。これにより、線状発光部も発光時においてステッチ状に発光するため、ステッチとしての意匠を容易に成立させることができ、より意匠性を向上させることができる。
上記形態においては、線状加飾部を構成する繊維の径r1(外径)を、線状発光部を構成する光ファイバーの径r2(外径)よりも大きく設定することが好ましい。この場合、線状発光部を、線状発光部の両側に並んで配置された線状加飾部の頂部同士を結ぶ仮想線よりも奥まった位置に容易に配置することができる。即ち、線状発光部の両側に並んで配置された線状加飾部の高さ[線状発光部形成面からの高さ(図3における「ha」参照)]を、線状発光部の内装部材表面からの高さ(図3における「hb」参照)よりも容易に高くすることができる。
特に、これらの径の比(r1/r2)が1.1〜3であることが好ましく、より好ましくは1.2〜2.5、更に好ましくは1.5〜2である。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。尚、本実施例では、本発明に係る「車両室内用照明装置」として、車両のインストルメントパネル(助手席側)に設置される車両室内用照明装置を例示する。
<実施例1>
(1−1)車両室内用照明装置の構成
実施例1における車両室内用照明装置1は、図1、図4及び図5に示すように、内装部材(インストルメントパネル)3の表面に露出して配置された線状発光部11と、内装部材3の表面において、線状発光部11の両側に並んで配置された線状加飾部13と、を備えている。
線状発光部11は、内装部材3に光ファイバー(外径;0.25〜0.30mm)が略直線状に縫い付けられることによってステッチ状に形成されている(実体部分の長さL1;0.5〜2.0mm、隣り合う実体部分間の距離L2;0〜3.0mm)。尚、この線状発光部11の一端は光源(図示せず)に接続されている。
線状加飾部13は、線状発光部11から一定の間隔(w;0〜5.0mm)をおいて、その両側に形成されている。
また、この線状加飾部13は、内装部材3に前記光ファイバーよりも外径の大きな繊維が略直線状に縫い付けられることによってステッチ状に形成されている(実体部分の長さL3;0.5〜3.0mm、隣り合う実体部分間の距離L4;0.3〜5.0mm)。
尚、図4に示すように、この線状加飾部13は、線状発光部11の形成位置に対応して形成されている。
また、図5に示すように、線状発光部11における内装部材の表面に対して垂直方向に最も離れた位置に配置された頂部(t)は、この線状発光部11の両側に並んで配置された線状加飾部13における内装部材の表面に対して垂直方向に最も離れた位置に配置された頂部(t)、(t)同士を結ぶ仮想線(Lv)よりも内装部材3の表面側(即ち、仮想線よりも奥まった位置)に配置されている。
尚、t≠tの場合もあるが、例えば、t=tの場合、線状発光部11の両側に並んで配置された線状加飾部13の内装部材表面からの高さh1が、線状発光部11の内装部材表面からの高さh2よりも高くなっている。
(1−2)実施例1の作用効果
車両室内用照明装置1によれば、線状発光部11の発光時においては、線状発光部11によって線状加飾としての意匠を成立させることができ、線状発光部11の非発光時においては、線状発光部11の両側に並んで配置された線状加飾部13によって線状加飾としての意匠を成立させることができる。具体的には、ステッチ状に縫い付けられた光ファイバーによって構成される線状発光部11によって、発光時においては、光るステッチとしての意匠を成立させることができる。一方、線状発光部11の非発光時においては、ステッチ状に縫い付けられた繊維によって構成される線状加飾部13によって、ステッチとしての意匠を成立させることができる。従って、線状発光部11の非発光時においてもステッチ(線状加飾)としての意匠性を損なうことがない。
また、線状発光部11の両側には、その形成位置に対応して線状加飾部13が配置されているため、線状発光部11を外部からの摩擦や衝撃から保護することができると共に、線状発光部11からの光を反射させて間接光とすることができる(即ち、間接照明の効果が得られる。)。
更には、線状加飾部13を形成する繊維の径が、線状発光部11を形成する光ファイバーの径よりも大きく設定されており、線状発光部11の頂部(t)が、線状発光部11の両側に並んで配置された線状加飾部13の頂部同士を結ぶ仮想線(Lv)よりも奥まった位置に配置されていることから、外部からの摩擦や衝撃による線状発光部11の損傷や断線等の不具合の発生を十分に抑制することができる。また、この段差によって、光の漏れをより低減することができ、輝度を向上させることができる。
尚、本発明においては、上記実施例1に限られず、目的、用途に応じて、本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。
即ち、上記実施例1においては、図4に示すように、線状発光部11及び線状加飾部13は、それぞれ、ステッチ状に形成されているが、例えば、図6に示すように、線状発光部11をステッチ状に形成し、線状加飾部13を線状に形成することもできる。また、図7に示すように、線状加飾部13をステッチ状に形成し、線状発光部11を線状に形成することもできる。更には、図8に示すように、ステッチ状の線状発光部11及び線状加飾部における実体部分の長さや形成位置、及び隣り合う実体部分間の距離を変更することもできる。
また、上記実施例1においては、繊維により線状加飾部13が形成されているが、内装部材3に直接凹凸を形成し、図9に示すように、内装部材自体により線状加飾部13が形成されていてもよい。このように、線状加飾部13が内装部材3の表面に直接形成された場合、線状加飾部13の線状発光部形成面(S)からの高さ(h1)が、線状発光部11の線状発光部形成面(S)からの高さ(h2)よりも高くなっている。尚、線状発光部形成面(S)とは、内装部材3と線状発光部11とが当接する面である。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述及び図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的及び例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲又は精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料及び実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は前記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形又は変更が可能である。
乗用車、バス、トラック等の他、列車、汽車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両などの車両室内を照明する技術として広く利用される。
1;車両室内用照明装置、11;線状発光部、13;線状加飾部、3;内装部材。

Claims (5)

  1. 線状発光部を有する車両室内用照明装置であって、
    前記線状発光部は車両用の内装部材の表面に備えられており、
    前記内装部材には、前記線状発光部の両側に並んで配置された線状加飾部が表面に備えられることを特徴とする車両室内用照明装置。
  2. 前記線状発光部の頂部が、前記線状発光部の両側に並んで配置された前記線状加飾部の頂部同士を結ぶ仮想線よりも奥まった位置に配置されている請求項1に記載の車両室内用照明装置。
  3. 前記線状発光部及び前記線状加飾部は共にステッチ状に形成されている請求項1又は2に記載の車両室内用照明装置。
  4. 前記線状発光部は、前記内装部材に光ファイバーが縫い付けられて形成されたものであり、且つ、前記線状加飾部は、前記内装部材に繊維が縫い付けられて形成されたものである請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両室内用照明装置。
  5. 前記繊維の径は、前記光ファイバーの径よりも大きい請求項4に記載の車両室内用照明装置。
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