JP2016124351A - 車両用加飾部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、車両内装飾へ好適に適用することが可能であり、作業性を良好とし、所定方向へとムラなく出射光を誘導することが可能な車両用加飾部材を提供することにある。【解決手段】車両に設置され、発光する発光領域を有する車両用加飾部品Sに関する。車両用加飾部品Sは、光源11と、長尺状に形成されるとともに、一端部に光源11が配設されて光を形状に沿った長尺状に出射させる導光体レンズ12と、を少なくとも有して構成されており、この導光体レンズには、光の出射方向と反対側面にドーム状の第一凹部122が長尺状の形状に沿って形成されており、第一凹部122のうち、光出射側に配置される部分の少なくとも一部には、粗面に形成された光拡散部123aが形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用加飾部材に係り、特に、車両内部において意匠性とともに実用性を具備し、商品価値を高めることが可能な車両用加飾部材に関するものである。
車両のライティング用に用いられる装飾部品等の車両用加飾部品は既に知られており、その中には、夜間等、車室が暗くなった場合に装飾照明として機能するものが存在する。
例えば、このように照明機能を具備する車両用加飾部品の一例として、車両用ドアの車室側に取り付けられたカーテシランプが知られている。
カーテシランプは、一般にドアが開く際に点灯し、乗員の足元を照らして乗降をサポートするとともに、後方の車両や人に対してドア開放状態にあることを報知する。
このような発光性の加飾部材は、現在では、ドアポケット、ピラー部、ドアスピーカー部、カップホルダー等、車室内の様々な場所に配置されており、全世界的に高い需要が見込まれ、これらが搭載された車両はすでに様々に提案されている。
このような状況下において、良好な視認性を確保するべく、確実に発光する発光部材の開発が望まれている。
つまり、確実に所定方向に出射光が進むように調整して視認させる技術が様々に開発されている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1には、光源と導光体とを有して構成される光源装置が開示されている。
本技術においては、導光体は透明の円柱長尺状に構成されており、その一端部に光源(LED)が備えられている。
また、導光体の底部は、凹凸形状(三角錐形状の繰り返し)のプリズム面となっており、光源から入射した光は、このプリズム面にて所定方向に反射し、所定方向への出射光を放出する。
この構成により、一端部に備えられた光源からの光を所定方向に出射することが可能となる。
特開2013−051108号公報
一方、このように、光の出射方向を所望の方向に調整できる発光部材技術を、車両内装飾へと応用したいという要望があった。
しかし、車両内装飾へと応用するに当っては、組付け性の問題や、乗員が触れることができる位置に配設されるため、高い剛性及び耐久性を確保する必要があるという問題があり、容易に車両内装飾へと転用することは困難であった。
また、長さの大きい車両内装飾へと使用する際には、光源から遠い位置においても、光源から近い位置の光量と同様の光量を確保する必要があった。
このように、車両内装飾へ好適に適用することができる車両用加飾部材の開発が強く望まれていた。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両内装飾へ好適に適用することが可能であり、作業性を良好とし、所定方向へとムラなく出射光を誘導することが可能な車両用加飾部材を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、剛性及び耐久性をより高く確保することが可能な車両用加飾部材を提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用加飾部材によれば、車両に設置され、発光する発光領域を有する車両用加飾部品であって、該車両用加飾部品は、光を発射する光源と、長尺状に形成されるとともに、一端部に前記光源が配設されて前記光源からの光を形状に沿った長尺状に出射させる導光体レンズと、を少なくとも有して構成されており、前記導光体レンズには、光の出射方向と反対側面にドーム状の第一凹部が長尺状の形状に沿って形成されており、前記第一凹部のうち、光出射側に配置される部分の少なくとも一部には、粗面に形成された光拡散部が形成されていることにより解決される。
このとき、より好適な具体的構成としては、請求項2に記載のように、前記第一凹部の光出射側には、前記第一凹部が伸びる長尺軸と直行する方向の開口幅よりも小さい同方向開口幅となるよう形成されたドーム状の第二凹部が、長尺状の形状に沿って形成されており、前記光拡散部は、前記第二凹部の光出射側の面に形成されているとよい。
このように構成された本願においては、第一凹部の光出射側に光拡散部を設けた。
つまり、光拡散部は、奥まった箇所に形成されるため、組付け時等に光拡散部に人体の一部(指等)や他部品が接触することを有効に回避することが可能となり、組付け作業性が向上するとともに製品品質もまた向上させることができる。
なお、当該構成においては、第一凹部の光出射側に光拡散部を設ける構成であればよく、第一凹部の凹状ドームの内側面(凹状内部底面)に光拡散部が形成された構成や、請求項2で規定するような、第一凹部の開口空間よりも一段出射側に奥まった位置にもう一つ第一凹部と連通する第二凹部を設けてその出射側の面に光拡散部を形成する構成、更には、第二凹部の更に一段出射側に奥まった位置に一つ乃至複数の凹部を設けて同様に光拡散部を形成する構成等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、どのような構成であっても含有するものである。
また、請求項2に記載のように、前記第一凹部の光出射側には、前記第一凹部が伸びる長尺軸と直行する方向の開口幅よりも小さい同方向開口幅となるよう形成されたドーム状の第二凹部が少なくとも一つ以上、長尺状の形状に沿って形成されており、前記光拡散部は、前記第二凹部の光出射側の面に形成された構成とすると、より上記作用効果を高く奏することができる。
つまり、当該構成では、第一凹部の開口空間よりも一段出射側に奥まった位置に光拡散部を設けることができる。
このため、組付け時等に光拡散部に人体の一部(指等)や他部品が接触することをより有効に回避することが可能となり、組付け作業性が向上するとともに製品品質もまた向上させることができる。
つまり、光拡散部が第一凹部の開口空間よりも一段出射側に奥まった位置に配置されるため、作業者は特に意識をすることなく、また、特別な治具等を使用することなく、組付時の光拡散部への接触を回避できる。
よって、光拡散部への接触により生じる不具合を防止し、ムラのない発光を実現することができる。
このように、本発明によれば、取付作業が良好となり、光拡散部を保護して、ムラのない良好な発光を実現することができる。
また、具体的には、請求項3のように、前記第二凹部の、前記第一凹部が伸びる長尺軸と直行する方向の開口幅は、前記導光体レンズの出射側先端部の同方向幅よりも小さくなるように形成されている。
このように構成されていることにより、第二凹部の間口幅を小さく設定することが可能となり、請求項1及び請求項2の効果をより一層高く奏することができる。
更に具体的には、請求項4のように、前記第一凹部及び前記第二凹部は、前記導光体レンズの出射側先端部の車両躯体支持部よりも、光出射側と反対側に配置されているため、発光性をより良好に保つことができる。
また、請求項5のように、前記導光体レンズは、前記光源から離隔するに従って、長尺軸と直交する方向での断面積が小さくなるように構成されていると好適である。
同様に、請求項6のように、前記導光体レンズに形成された前記光拡散部は、前記光源から離れるに従って、形成面積が大きくなるように構成されていると好適である。
このように構成されていると、光源から離れるにつれ光量が徐々に小さくなっていっても、均一の発光を保持することが可能となる。
更に、請求項7のように、前記光拡散部の粗面は、凹形状を連続形成することにより形成されており、前記光拡散部の凹形状は、前記光拡散部の凹形状は、前記光源に対して凹となるように湾曲する形状に形成されていると好適である。
このように構成されていると、光の拡散を好適に行うことが可能となり、より良好な発光を実現することができる。
特に、波型に形成されていると好適である。
また、請求項8のように、前記導光体レンズを前記車両躯体側に固定するための導光体レンズ取付部には、前記導光体レンズの一部を固定するための爪部及びリブが備えられており、前記爪部及び前記リブは、整合する位置にならないよう千鳥配置されていると好適である。
このように構成されていると、応力の逃げ位置と付加位置とを交互に設けることができるため、応力集中を避けて分散させることができる。
よって、取付剛性を維持しつつも、クッションを設けることが可能となる。
更に、請求項9のように、前記導光体レンズの、前記光源からの光入射面である前記光拡散部が形成される面と、光出射面と、は平行とはならないように構成されていると、光路を調整することが可能となり、発光を所望の形態にコントロールすることが可能となるため好適である。
請求項1の車両用加飾部材によれば、奥まった箇所に光拡散部を設けたことにより、組付け時等に光拡散部に人体の一部(指等)や他部品が接触することを有効に回避することが可能となり、取付作業が良好となり、光拡散部を保護して、ムラのない良好な発光を実現することができる。
請求項2の車両用加飾部材によれば、第一凹部の開口空間よりも一段出射側に奥まった位置に光拡散部を設けることができるため、組付け時等に光拡散部に人体の一部(指等)や他部品が接触することをより有効に回避することが可能となり、取付作業がより良好となり、光拡散部を保護して、ムラのない良好な発光を実現することができる。
請求項3の車両用加飾部材によれば、第二凹部の間口幅を小さく設定することが可能となり、請求項1の効果をより一層高めることができる。
請求項4の車両用加飾部材によれば、発光性をより良好に保つことができる。
請求項5及び請求項6の車両用加飾部材によれば、光源からの距離に拘らず、均一の発光を保持することが可能となる。
請求項7の車両用加飾部材によれば、光の拡散を好適に行うことが可能となり、より良好な発光を実現することができる。
請求項8の車両用加飾部材によれば、取付剛性を維持しつつも、応力逃げ部によりクッション機能を設けることが可能となる。
請求項9の車両用加飾部材によれば、光路を調整することにより、発光を所望の形態にコントロールすることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る車両用加飾部材を利用した車両用ドアライニングの上部を示す図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用加飾部材の発光状態を示す断面説明図である。 本発明の一実施形態に係る導光体レンズを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る導光体レンズの側面を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る導光体レンズの光路調整説明図である。 本発明の一実施形態に係る導光体レンズの発光調整説明図である。 本発明の一実施形態に係る導光体レンズの光拡散部形状を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る導光体レンズの発光ムラ解消機構を示す説明図である(成形時導入口跡)。 本発明の一実施形態に係る導光体レンズの発光ムラ解消機構を示す説明図である(ゲートカット部)。 本発明の一実施形態に係る導光体レンズ取付部の対応力機構を示す説明図である。 図11のF−F線断面図である。 図11のG−G線断面図である。 図11のH−H線断面図である。 本発明の一実施形態に係る導光体レンズ取付部のリブ位置を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る導光体レンズの改変例に係る断面説明図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係る車両用加飾部材について、各図を参照しながら説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の適用を示した例示に過ぎず、本発明を限定するものではない。
すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
図1乃至図15は、本発明の一実施形態を示したものであり、図1は車両用加飾部材を利用した車両用ドアライニングの上部を示す図、図2は図1のA−A線断面図、図3は車両用加飾部材の発光状態を示す断面説明図、図4は導光体レンズを示す斜視図、図5は導光体レンズの側面を示す模式図、図6は導光体レンズの光路調整説明図、図7は導光体レンズの発光調整説明図、図8は導光体レンズの光拡散部形状を示す模式図、図9は導光体レンズの発光ムラ解消機構を示す説明図である(成形時導入口跡)、図10は導光体レンズの発光ムラ解消機構を示す説明図である(ゲートカット部)、図11は導光体レンズ取付部の対応力機構を示す説明図、図12は図11のF−F線断面図、図13は図11のG−G線断面図、図14は図11のH−H線断面図、図15は導光体レンズ取付部のリブ位置を示す説明図、図16は導光体レンズの改変例に係る断面説明図である。
なお、以下の説明において、車両の前後方向とは、通常走行時の前後方向を意味し、また、車両の内側(以下、単に内側ともいう)とは、車室側(車両の室内側)のことを意味し、車両の外側(以下、単に外側ともいう)とは、車外側のことを意味している。さらに、以下の説明において、上側(下側)とは、車両本体に組み付けられた状態での上側(下側)を意味する。
以下では、本実施形態に係る車両用加飾部品の一例として、ドアライニング、すなわち車両用ドアライニングRに用いられる内装部品(以下、「加飾部材S」記す)について、その用途及び構成等について説明する。
加飾部材Sについて説明するにあたり、先ず、加飾部材Sが取付けられている車両用ドアライニングRの全体構成について図1を参照しながら概説する。
<車両用ドアライニングRの全体構成>
車両用ドアライニングRは、車両用ドアの内側を装飾するものであり、不図示のドアインナパネルに取り付けられた部品群により構成される。
車両用ドアライニングRを構成する部品としては、図1に示すように、加飾部材Sの他、ドアオープナ2、ドアグリップ3等があり、これらがベース4に取付けられて構成される。
本実施形態に係る加飾部材Sは、ドアグリップ3の操作機器取付部31とベース4との境界部分に配設されて、当該部分にて発光するよう構成されている。
本実施形態に係る加飾部材Sは、照明装置として機能するものであり、「車両用加飾部材」に相当する。
加飾部材Sの構成を、図1乃至図5により説明する。
図2乃至図5に示すように、本実施形態に係る加飾部材は、光源11と、導光体レンズ12とを有して構成されている。
光源11は、LEDランプであり、リテーナに保持された状態された状態で支持されている。
導光体レンズ12は、透明の長尺部材であり、レンズとしての機能と導光体としての機能を併せ持つ。
導光体レンズ12は、光出射部12Aと、入導光部12Bとを有して構成されている。
光出射部12Aは、略角柱状に長尺に延びる部分であり、その自由端側であるレンズ先端部121が、ドアグリップ3の操作機器取付部31とベース4との境界部分に形成される長尺間隙から露出している(特に、図2及び図3参照)。
なお、このドアグリップ3の操作機器取付部31とベース4との境界部分に形成される間隙を以下、「レンズ先端部支持部K」と記す。
入導光部12Bは、光出射部12Aの下方に延在する長尺ドーム状の部分である。
このドーム状に形成された空間を「第一凹部122」と記す。
また、第一凹部122の天面部分(光出射部12A側の面部分であり、凹形状内側面としてみると底面となる)には、第一凹部122よりも幅(車両左右方向の距離)が小さい第二凹部123が長尺ドーム状に形成されている。
つまり、第二凹部123は、光出射部12A方向に向かってくり抜かれた凹部であり、入導光部12Bは、第一凹部122と第二凹部123とで構成される二段ドーム状に形成されている(特に、図2及び図5参照)。
そして、この第二凹部123の天面部分(光出射部12A側の面部分であり、凹形状内側面としてみると底面となる)には、光拡散部123aが形成されている。
この光拡散部123aは、光源11から入射光を拡散させるために粗面形成された部位であり、例えば、レーザエッチング、エッチング、プリズムカット、サンドブラスト等の技術により形成される。当該構成については、導光体レンズ12の特性について説明する際に詳述する。
このように、本実施形態においては、入導光部12Bを、第一凹部122と第二凹部123とで構成される二段ドーム状に形成することとし、光拡散部123aを、間口の狭い第二凹部123の天面部分(光出射部12A側の面部分であり、凹形状内側面としてみると底面となる)に形成することとした。
よって、組立作業等において光拡散部123aへ人体が接触することや、他の部品等が接触することを有効に回避することが可能となる。
このため、光の拡散において繊細な部分である光拡散部123aを有効に保護することが可能となり、品質の高い加飾発光を実現することが可能となる。
このように構成された導光体レンズ12の一端部に光源11が設置され(図1参照)、光源から出射された光は、導光体レンズの入導光部12Bに形成された第一凹部122及び第二凹部123を通り、光拡散部123aにより拡散されて光出射部12Aから出射される(図3及び図5参照)。
前述した通し、光出射部12Aは、その先端が、レンズ先端部支持部Kから車室内に露出しているため、光源の光は車室内へと出射し、発光が乗員に視認されることとなる。
次いで、導光体レンズ12の特性について説明する。
本実施形態に係る導光体レンズ12は、光路を調整することが可能である。
つまり、図6に示すように、光出射部12Aのレンズ先端部121の傾斜角度を変化させることにより、光路(出射方向)を変更することが可能となる。
また、入導光部12Bの第二凹部123の天面部分(光出射部12A側の面部分であり、凹形状内側面としてみると底面となる)の傾斜角度を変化させることによってもまた、光路(出射方向)を変更することが可能となる。
片方若しくは双方の角度を調整することにより、所望の方向への光路変更を行うことができる。
次いで、図7により、導光体レンズ12の断面形状の詳細について説明する。
導光体レンズ12の断面積は同一面積とするのではなく、例えば、図7に示すように、徐々に変更することで、均一発光を実現させたり、明暗を形成することが可能となる。
また、光源11から離れるにしたがって導光体レンズ12の断面積を大きくすることで、徐々に弱くなる光量を補って、均一の発光を実現させることも可能となる。
これと同様に、光拡散部123aの形成面積もまた、光源11から離れるにしたがって大きくすることで、徐々に弱くなる光量を補って、均一の発光を実現させることが可能となる。
また、図8に、光拡散部123aの断面形状を模式的に示した。
本実施形態においては、光拡散部123aは、光出射部12A方向に凸となるようにくり抜かれた形状を連続形成することにより粗面形成されている。
なお、本実施形態においては、このくり抜き形状は、完全なドーム型ではなく、波型形状であることが望ましい。
つまり、光源11から離れる方向に凸となる2個のアール形状を組合わせた波型形状となるように光拡散部を形成した。
このように構成することで、光の拡散を大きくすることができる。
また、導光体レンズ12は、成形品であるため、成形時導入口跡Q1やゲートカット部Q2が残存する。
このため、発光させた際に、成形時導入口跡Q1や、ゲートカット部Q2が光って浮き出る可能性があった。
しかし、図9及び図10に示すように、導光体レンズ12の形状を微調整して、光路を変更することにより、成形時導入口Q1及びゲートカット部Q2位置を光路から外して乗員から視認できないように設計することが可能となる。
図11乃至図14により、発光体レンズ取付部の対応力機構について説明する。
ベース4には、導光体レンズ12を取付けるための導光体レンズ取付部5が形成されている。
この導光体レンズ取付部5は、L字鉤状に形成された複数の第一支持部51と、隣接する第一支持部51,51間を架橋するように形成された第二支持部52と、複数の第一支持部51の上端部を連結するように延在する第三支持部53と、を有して構成された断面略コ字形状の部分である。
第一支持部51の導光体レンズ載置側(水平の配設される面側)上面の前後方向両側には、車両左右方向に延びる第一リブ51A,51A(上方に凸)が各々形成されており、基端側(上下方向に配設される側)には、上下方向に延びる第四リブ51B、51Bが形成されている。
また、第三支持部53は、車両左右方向に延びる第三リブ53A(下方に凸)が形成されている。
更に、第二支持部52には、外側上方に向けて跳ね上がる爪部52Aが形成されている。
図12に示すように、図11のF−F線断面部分においては、導光体レンズ12は、第三支持部53の内側端部(レンズ先端支持部Kの一部である)と爪部52Aの自由端部分で支持されており、これらの部分が応力P1に対する応力受部U1となっている。
その一方、入導光部12Bの内側下端部は、第二支持部52と接触しておらず、当該部部分が応力逃がし部U2となっている。
同様に、図13に示すように、図11のG−G線断面においては、入導光部12Bの内外下端共に、第一リブ51Aに支持されるとともに、入導光部12Bの外側端面は第一支持部51の基端側面に形成された第四リブ51Bと接触しており、当該部分が応力P2及び応力P3に対する応力受部U1となっている。
一方、第三支持部53と入導光部12Bの外側上部とは接触しておらず、当該部分が応力逃がし部U2となっている。
更に、図14に示すように、図11のH−H線断面においては、第三リブ53Aが入導光部12Bの外側上部と接触しており、当該部分が応力P4に対する応力受部U1となっている。
一方、入導光部12Bの内外下端共に、第一支持部51とは接触しておらず、当該部分が応力逃がし部U2となっている。
なお、図15に示すように、第三リブ53Aと第一リブ51A,51Aとの位置は整合する位置とはならないように構成されている。
これにより、更に応力を有効に排除するように構成されている。
以上のように、上記には、良好な実施形態として、導光体レンズ12に第一凹部122と第二凹部123を形成した例を示した。
しかし、図16に示す改変例のように、導光体レンズ12に第一凹部122のみを形成した場合でも、本発明の効果を奏することは可能である。
つまり、図16に示すように第一凹部122の光出射側の面に光拡散部123aを設けた場合においても、光拡散部123aは光出射側に奥まった部分に配置されるため、上記と同様の効果を奏することができる。
R 車両用ドアライニング
2 ドアオープナ
3 ドアグリップ
31 操作機器取付部
4 ベース
S 加飾部材
11 光源
12 導光体レンズ
12A 光出射部
121 レンズ先端部
12B 入導光部
122 第一凹部
123 第二凹部
123a 光拡散部
5 導光体レンズ取付部
51 第一支持部
51A 第一リブ
51B 第四リブ
52 第二支持部
52A 爪部
53 第三支持部
53A 第三リブ
K レンズ先端部支持部
P1〜P4 応力
Q1 成形時導入口跡
Q2 ゲートカット部
U1 応力受部
U2 応力逃がし部

Claims (9)

  1. 車両に設置され、発光する発光領域を有する車両用加飾部品であって、
    該車両用加飾部品は、
    光を発射する光源と、
    長尺状に形成されるとともに、一端部に前記光源が配設されて前記光源からの光を形状に沿った長尺状に出射させる導光体レンズと、を少なくとも有して構成されており、
    前記導光体レンズには、光の出射方向と反対側面にドーム状の第一凹部が長尺状の形状に沿って形成されており、
    前記第一凹部のうち、光出射側に配置される部分の少なくとも一部には、粗面に形成された光拡散部が形成されていることを特徴とする車両用加飾部材。
  2. 前記第一凹部の光出射側には、前記第一凹部が伸びる長尺軸と直行する方向の開口幅よりも小さい同方向開口幅となるよう形成されたドーム状の第二凹部が少なくとも一つ以上、長尺状の形状に沿って形成されており、
    前記光拡散部は、前記第二凹部の光出射側の面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用加飾部材。
  3. 前記第二凹部の、前記第一凹部が伸びる長尺軸と直行する方向の開口幅は、前記導光体レンズの出射側先端部の同方向幅よりも小さくなるように形成されている請求項2に記載の車両用加飾部材。
  4. 前記第一凹部及び前記第二凹部は、前記導光体レンズの出射側先端部の車両躯体支持部よりも、光出射側と反対側に配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両用加飾部材。
  5. 前記導光体レンズは、前記光源から離隔するに従って、長尺軸と直交する方向での断面積が小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか一項に記載の車両用加飾部材。
  6. 前記導光体レンズに形成された前記光拡散部は、前記光源から離れるに従って、形成面積が大きくなるように構成されている請求項1乃至請求項5いずれか一項に記載の車両用加飾部材。
  7. 前記光拡散部の粗面は、凹形状を連続形成することにより形成されており、
    前記光拡散部の凹形状は、前記光源に対して凹となるように湾曲する形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれか一項に記載の車両用加飾部材。
  8. 前記導光体レンズを前記車両躯体側に固定するための導光体レンズ取付部には、前記導光体レンズの一部を固定するための爪部及びリブが備えられており、
    前記爪部及び前記リブは、整合する位置にならないよう千鳥配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7いずれか一項に記載の車両用加飾部材。
  9. 前記導光体レンズの、前記光源からの光入射面である前記光拡散部が形成される面と、光出射面と、は平行とはならないように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8いずれか一項に記載の車両用加飾部材。
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