JP2012222213A - テープフィーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリアテープの装着作業におけるスプロケットへの係合状態を確実に維持して、作業性および作業効率を向上させることができるテープフィーダを提供することを目的とする。
【解決手段】テープフィーダの本体部5aに設けられたテープ走行路5dにおいて、トップテープ15eをベーステープ15aからトップテープ剥離部22aによって剥離するテープ剥離位置よりも下流側のスプロケット20の側方に、スプロケット20に係合したベーステープ15aの一端部をテープ送り方向に導入する導入部26aと、導入されたベーステープ15aのエンボス部15c側の一端部の上方に位置して、このベーステープ15aの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部26bとが設けられた規制部材26を配設する。
【選択図】図7

Description

本発明は、部品実装装置においてキャリアテープに保持された電子部品を部品搭載機構によるピックアップ位置に供給するテープフィーダに関するものである。
部品実装装置における電子部品の供給装置としてテープフィーダが知られている。このテープフィーダは電子部品を保持したキャリアテープを間欠送りすることにより、部品実装機構の実装ヘッドによるピックアップ位置に電子部品を供給するものである。キャリアテープはテープフィーダの本体部内に設けられたテープ走行路に沿って上方をトップテープによって封止された状態でテープ送り機構によってピッチ送りされる。そしてピックアップ位置近傍においては、テープ剥離機構によってトップテープが剥離された後に、キャリアテープの上面側を押さえつけてガイドする押さえ部材に設けられた部品取り出し用の開口部を介して、部品実装機構の実装ヘッドによってピックアップされる。
電子部品を保持したキャリアテープは一般に供給リールに巻回された状態で供給され、新たなキャリアテープを装着する際には、供給リールから引き出されたキャリアテープをテープ取り込み部から差し込み、ピックアップ位置において押さえ部材の下面側にセットするテープ装着作業が行われる。このテープ装着作業では、テープ送り機構を構成するスプロケットの送りピンにキャリアテープに設けられた送り穴を正しく係合させた状態で、押さえ部材によってキャリアテープを上方からテープ走行路に対して押しつけて本体部にセットするという複雑な操作を必要とする。
キャリアテープは薄くて撓みやすいため、送りピンに送り穴を係合させた状態を維持することが難しく、テープ装着作業時に一旦送りピンに送り穴を係合させても、押さえ部材を閉じて押し付ける操作を行う途中でキャリアテープが係合状態から離脱しやすい。このため従来よりテープ装着作業を容易にするため、押さえ部材を閉じる前に係合状態のキャリアテープを一時的に仮押さえするプリセット押さえ部材を追加して設けた構成のテープフィーダが知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献例に示す先行技術では、テープ走行路においてスプロケットの上流側の位置でキャリアテープを仮押さえすることによって、キャリアテープとスプロケットとの係合状態を保持するようにしている。
特開2009−170833号公報
しかしながら上述の特許文献例に示す従来技術には、部品サイズの微小化に伴ってテープ剛性がさらに低下した結果、キャリアテープとスプロケットとの係合状態を保持する仮押さえ機能を十分に果たせないようになっている。すなわち、キャリアテープ装着作業ではピックアップ位置の手前において剥離されるトップテープを上流側に導く操作が必要になるが、前述のようにキャリアテープはきわめて撓みやすくなっているため、このトップテープを導く操作によってキャリアテープとスプロケットとの係合状態がはずれる不具合が発生しやすい。このため従来のテープフィーダにおけるキャリアテープの装着作業にはきわめて繊細な作業を慎重に反復することを余儀なくされており、作業性の改善が望まれていた。
そこで本発明は、キャリアテープの装着作業におけるスプロケットへの係合状態を確実に維持して、作業性および作業効率を向上させることができるテープフィーダを提供することを目的とする。
本発明のテープフィーダは、凹部内に電子部品を収容したベーステープの上面をトップテープによって封止したキャリアテープをテープ送り方向にピッチ送りすることにより、実装ヘッドによるピックアップ位置に前記電子部品を供給するテープフィーダであって、前記ベーステープに定ピッチで設けられた送り穴に係合する送りピンが設けられたスプロケットと、前記スプロケットを間歇回転させることにより前記キャリアテープをテープ走行路に沿ってピッチ送りするテープ送り機構と、前記ピックアップ位置の前記テープ送り方向における上流側に設定されたテープ剥離位置にて前記トップテープをベーステープから剥離する剥離手段と、前記テープ走行路の前記ピックアップ位置を含む所定範囲において前記キャリアテープを上面側から押さえつけ、前記ベーステープとスプロケットとの係合状態を前記押さえつけにより維持する押さえ位置と前記送り穴を前記スプロケットに係合させてキャリアテープを装着する作業を行うために前記押さえつけを解除する開放位置との間で変位可能に設けられた押さえ部材と、前記テープ剥離位置よりも前記テープ送り方向における下流側に配設され、前記スプロケットに係合したベーステープの一端部をテープ送り方向に導入する導入部と、導入されたベーステープの前記一端部の上方に位置してこのベーステープの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部とが設けられた規制部材とを備えた。
本発明によれば、トップテープをベーステープから剥離するテープ剥離位置よりも下流側に、スプロケットに係合したベーステープの一端部をテープ送り方向に導入する導入部と、導入されたベーステープの一端部の上方に位置してこのベーステープの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部とが設けられた規制部材を備えることにより、キャリアテープの装着作業におけるスプロケットへの係合状態を確実に維持して、作業性および作業効率を向上させることができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態のテープフィーダの構成説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダに装着される押さえ部材の動作説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダに装着される押さえ部材の形状説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおいてキャリアテープの位置を規制する規制部材の構成説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるキャリアテープの装着過程の工程説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1、図2を参照して、基板に電子部品を実装する部品実装装置1の構成を説明する。部品実装装置1は、基板に半導体チップなどの電子部品を実装する機能を有するものであり、図2は、図1におけるA−A断面を部分的に示している。
図1において基台1aの中央にはX方向(基板搬送方向)に基板搬送機構2が配設されている。基板搬送機構2は上流側から搬入された基板3を搬送し、部品実装作業を実行するために設定された実装ステージに位置決めして保持する。基板搬送機構2は基板3を位置決めして保持する基板保持部となっている。基板搬送機構2の両側方には、部品供給部4が配置されており、それぞれの部品供給部4には複数のテープフィーダ5が並設されている。テープフィーダ5は、電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、以下に説明する部品実装機構の実装ヘッドによるピックアップ位置に電子部品を供給する。
基台1a上面の両端部上にはY軸テーブル6A,6Bが配設されており、Y軸テーブル6A,6B上には2台のX軸テーブル7A、7Bが架設されている。Y軸テーブル6Aを駆動することにより、X軸テーブル7AがY方向に水平移動し、Y軸テーブル6Bを駆動することにより、X軸テーブル7BがY方向に水平移動する。X軸テーブル7A,7Bには、それぞれ実装ヘッド8および実装ヘッド8と一体的に移動する基板認識カメラ9が装着されている。
Y軸テーブル6A,X軸テーブル7A,Y軸テーブル6B,X軸テーブル7Bをそれぞれ組み合わせて駆動することにより実装ヘッド8は水平移動し、それぞれの部品供給部4から電子部品を吸着ノズル8a(図2参照)によってピックアップし、基板搬送機構2に位置決めされた基板3上に実装する。Y軸テーブル6A,X軸テーブル7A,Y軸テーブル6B,X軸テーブル7Bは、実装ヘッド8を移動させるヘッド移動機構となっている。
実装ヘッド8とともに基板3上に移動した基板認識カメラ9は、基板3を撮像して認識する。また部品供給部4から基板搬送機構2に至る経路には、部品認識カメラ10が配設されている。部品供給部4から電子部品を取り出した実装ヘッド8が実装ステージに位置決めされた基板3へ移動する際に、吸着ノズル8aに保持された電子部品を部品認識カメラ10の上方でX方向に移動させることにより、部品認識カメラ10は吸着ノズル8aに保持された電子部品を撮像する。そして撮像結果を認識装置(図示省略)によって認識処理することにより、吸着ノズル8aに保持された状態における電子部品の位置が認識されるとともに、電子部品の種類が識別される。ノズル保持部11は、複数種類の吸着ノズル8aを所定姿勢で収納し、実装ヘッド8がノズル保持部11にアクセスしてノズル交換動作を行うことにより、実装ヘッド8において対象とする電子部品の種類に応じてノズル交換が行われる。
部品供給部4の構造を説明する。図2に示すように、部品供給部4には複数のテープフィーダ5を装着するためのフィーダベース4aが設けられている。テープフィーダ5は、フィーダ装着用の台車12によって部品供給部4に配置され、台車12には、キャリアテープ15を巻回状態で収納したテープリール14を保持するためのリール保持部13が設けられている。リール保持部13はテープリール14を回転自在に保持するための保持ローラを備えており、部品供給部4に配置されたテープリール14を回転させることにより、キャリアテープ15を引き出すことができるようになっている。
次に、図3、図4を参照してテープフィーダ5の構成および機能を説明する。図3に示すように、テープフィーダ5は本体部5aおよび本体部5aの下面から下方に凸設された装着部5bを備えた構成となっている。本体部5aの下面をフィーダベース4aに沿わせてテープフィーダ5を装着した状態では、装着部5bに設けられたコネクタ部5cがフィーダベース4aに嵌合する。これにより、テープフィーダ5は部品供給部4に固定装着されるとともに、テープフィーダ5は部品実装装置1の制御装置30と電気的に接続される。
本体部5aの内部には、テープリール14から引き出されて本体部5a内に取り込まれたキャリアテープ15を導くテープ走行路5dが、本体部5aの後端部から先端部まで連続して設けられている。キャリアテープ15は、テープ本体を構成する紙製のベーステープ15aに、電子部品16を収納保持する部品収納用の凹部である部品ポケット15bおよびキャリアテープ15をピッチ送りするための送り穴15dを所定ピッチで設け、さらに部品ポケット15bに対応する部分に下面側から凸出したエンボス部15cを設けた構成となっている。ベーステープ15aの上面は、部品ポケット15bから電子部品16が脱落するのを防止するために、部品ポケット15bを覆ってトップテープ15eによって封止されている。
本体部5aには、キャリアテープ15をピッチ送りするためのテープ送り部17が内蔵されている。テープ送り部17は、テープ走行路5dの先端部に設けられたスプロケット20を回転駆動する送りモータ19および送りモータ19を制御するフィーダ制御部18を備えている。テープフィーダ5がフィーダベース4aに装着された状態では、フィーダ制御部18は制御装置30と接続される。
図4に示すように、スプロケット20には、送り穴15dに嵌合する送りピン20aが定ピッチで設けられており、これらの送りピン20aが送り穴15dに係合した状態で、送りモータ19を駆動して、回転軸19aに結合されたベベルギア23を介してスプロケット20を間歇回転させることにより、キャリアテープ15は下流側(図3、図4において右側)へピッチ送りされる。スプロケット20および送りモータ19は、本体部5aに設けられスプロケット20の送りピン20aを送り穴15dに係合させた状態でスプロケット20を間歇回転させることにより、キャリアテープ15を所定ピッチでピッチ送りするテープ送り機構を構成する。
スプロケット20の手前側は、部品ポケット15b内の電子部品16を、実装ヘッド8の吸着ノズル8aによって吸着して取り出すピックアップ位置となっている。スプロケット20近傍の本体部5aの上面側には、押さえ部材21が軸支ピン24を軸支点として回動自在に配設されている。図4(a)に示す状態では、押さえ部材21はテープ走行路5dのピックアップ位置を含む所定範囲において、キャリアテープ15をガイド面21e(図5参照)によって上面側から押さえつけてガイドする。この所定範囲は、キャリアテープ15を吸着ノズル8aによるピックアップ位置に導くとともに送り穴15dを送りピン20aに正しく係合させるために必要とされる範囲に設定される。すなわち図4(a)に示す押さえ部材21の位置は、キャリアテープ15を上面側から押さえつけ、ベーステープ15aの送り穴15dとスプロケット20の送りピン20aとの係合状態を、ガイド面21eの押さえつけにより維持する押さえ位置となっている。
また図4(b)に示すように、押さえ部材21を軸支ピン24を軸支点として矢印a方向に回動させた状態では、テープ走行路5dにおいてスプロケット20の上方が開放される。これにより、作業者がキャリアテープ15を操作して、送りピン20aと送り穴15dとを係合させるテープ装着作業が可能な状態となる。すなわち、図4(b)に示す押さえ部材21の位置は、ベーステープ15aの送り穴15dをスプロケット20の送りピン20aに係合させてキャリアテープ15を装着する作業を行うために押さえ部材21による押さえつけを解除する開放位置となっている。そして軸支ピン24廻りに押さえ部材21を回動させることにより、押さえ部材21は上述の押さえ位置と開放位置との間で変位可能に構成されている。
押さえ部材21には、吸着ノズル8aによるピックアップ位置に対応して吸着開口部22が設けられている。吸着開口部22の上流端は、トップテープ15eを剥離するためのトップテープ剥離部22aとなっている(図5も参照)。すなわち、キャリアテープ15が押さえ部材21の下方を走行する過程において、トップテープ15eをトップテープ剥離部22aを周回させて上流側に引き出すことによって、ピックアップ位置の上流側のテープ剥離位置(トップテープ剥離部22aの位置)にてトップテープ15eがベーステープ15aから剥離され、上流側へ折り返される。
折り返されたトップテープ15eは、トップテープ送り機構(図示省略)によって本体部5a内に設けられたテープ回収部内へ送り込まれ回収される。これにより、部品ポケット15b内の電子部品16は吸着開口部22において上方へ露呈され、吸着ノズル8aによる取り出しが可能な状態となる。吸着開口部22に設けられたトップテープ剥離部22aおよびトップテープ送り機構は、ピックアップ位置のテープ送り方向における上流側に設定されたテープ剥離位置にて、トップテープ15eをベーステープ15aから剥離する剥離手段となっている。
本体部5aの上面のテープ走行路5dにおいて、上述のテープ剥離位置よりもテープ送り方向における下流側には、スプロケット20の頂部に相当する位置に規制部材26が配設されている。規制部材26は、ベーステープ15aと送りピン20aとの係合状態を維持する機能を有しており、図4(a)に示す押さえ部材21を閉じた状態では、規制部材26は押さえ部材21に設けられた部材逃がし部22b(図5参照)を介して押さえ部材21の上面から上方に突出する。
図5を参照して、押さえ部材21の詳細形状を説明する。図5(a)においてA−A断面に示すように、押さえ部材21は、下方に開口した矩形の枠形状の断面、すなわち水平な上面部21aの両側端から側面部21bが下方に延出した断面形状を有する長手部材を主体としている。上面部21aの裏面は、キャリアテープ15の上面を上側から押さえつけてガイドするガイド面21eとなっている。吸着開口部22の下流側には、本体部5aにおけるスプロケット20の位置に対応して、図4(a)に示す装着状態においてスプロケット20の送りピン20aとの干渉を避けるために、ピン逃がし用に開口されたピン逃がし開口部25が設けられている。さらに、ピン逃がし開口部25に並列して、図4に示す規制部材26との干渉を避けるための部材逃がし部22bが吸着開口部22と連続して設けられている。
図5(b)に示すように、押さえ部材21の上流側(図5において左側)の先端部は、側面部21bが下方に延出した軸支部21cとなっており、軸支部21cに設けられた軸孔21dを軸支ピン24(図4参照)によって軸支することにより、押さえ部材21は本体部5aに対して開閉自在に結合される。そして押さえ部材21を本体部5aに対して閉じた状態、すなわち軸支ピン24廻りに押さえ部材21を回動させて本体部5aの上方を覆った状態では、押さえ部材21の側面部21bが、本体部5aの側面に位置してキャリアテープ15の幅方向をガイドするとともに、上面部21aの裏面に設けられたガイド面21eがテープ走行路5dに沿って送られるキャリアテープ15の上面に位置してこのキャリアテープ15を上側から押さえ込み、上面をガイドする(図7(c)参照)。
次に図6,図7を参照して、規制部材26の構成および機能を説明する。図6(a)は、図4(b)におけるB矢視を示しており、図6(b)は、図6(a)におけるC−C断面を示している。これら各図に示すように、本体部5aには長手方向に溝部5eが設けられており、さらにスプロケット20が配設される範囲には本体部5aの一部を切除した切り欠き部5fが設けられて、スプロケット20との位置的な干渉が防止されている。溝部5e内には、供給の対象となるキャリアテープ15の幅サイズや種類に応じて、テープ送り時にキャリアテープ15を下受けする第1治具27a、第2治具27bが装着されている。第1治具27a、第2治具27bは本体部5aの幅サイズと比較して相対的に幅が小さい種類のキャリアテープ15を対象とする場合に用いられるものであり、第1治具27aはキャリアテープ15のベーステープ15aの一端部を下面側から支持し、第2治具27bはエンボス部15cを下面側から支持する(図7参照)。
第1治具27aには予め規制部材26がボルトなどの固定手段によって固定されており、第1治具27aを溝部5eに装着した状態では、規制部材26がスプロケット20の側方に位置する。ここでは、キャリアテープ15においてエンボス部15cを支持する位置にある第2治具27bをスプロケット20と規制部材26とが挟む位置に、規制部材26が配置されている。
図6(c)は、規制部材26の形状およびキャリアテープ15がテープ走行路5d上をテープ送りされる状態における、キャリアテープ15とスプロケット20、規制部材26との位置関係を示している。キャリアテープ15は規制部材26に到達する手前のテープ剥離位置にてトップテープ15eが剥離され、ベーステープ15aのみとなった状態で規制部材26に到達する。規制部材26は、平面視して長方形の矩形ブロックにおいて長手方向に貫通する矩形状の切り欠きを設けて、この部分をスプロケット20に係合したベーステープ15aの部品ポケット15b側の一端部をテープ送り方向に導入する導入部26aとしている。規制部材26において導入部26aのテープ送り方向における上流側には、側面および上面をテーパ形状に面取りして、テープ送り方向からのベーステープ15aの導入を容易にするテーパ部が設けられている。
ベーステープ15aの部品ポケット15b側の一端部が導入部26aに導入された状態においては、この一端部の上方には導入部26aを設けた後に切り欠かれずに残った上部(符合26bにて示す)が位置している。したがって、スプロケット20の送りピン20aに送り穴15dが係合した状態のベーステープ15aの一端部が導入部26aに導入された状態では、ベーステープ15aは幅方向の移動が規制されるとともに、部品ポケット15b側の一端部は上方に位置する上部(符合26b)によって上方への浮き上がりが規制される。すなわち、規制部材26において符合26bにて示す上部は、導入されたベーステープ15aのエンボス部15c側の一端部の上方に位置して、このベーステープ15aの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部26bとして機能する。
ここで図7を参照して、テープフィーダ5にキャリアテープ15を装着するテープ装着作業におけるキャリアテープ15の位置規制について説明する。図7(a)は、図4(b)に示すように押さえ部材21を開放位置に位置させた状態で、キャリアテープ15を下流側からテープ走行路5dに沿って引き回し、先端部の近傍のベーステープ15aをスプロケット20に係合させながら規制部材26に導入する状態を示している。ここでは作業者がキャリアテープ15を操作することにより、ベーステープ15aにおけるエンボス部15c側の一端部を規制部材26の導入部26aに導入するとともに、送りピン20aを送り穴15dに係合させる。
これにより、図7(b)に示すように、導入部26a内においてベーステープ15aは第1治具27aによって下面側から支持され、エンボス部15cは第2治具27bによって下面側から支持された状態となる。このとき、ベーステープ15aにおけるエンボス部15c側の一端部の上方には浮き上がり防止部26bが位置していることから、キャリアテープ15を変位させる外力が作用した場合にあっても、ベーステープ15aの浮き上がりが浮き上がり防止部26bによって防止される。
したがって、ベーステープ15aの先頭部から剥離されたトップテープ15eを上方に引き回して吸着開口部22を通過させる取り回し作業を実行する場合など、ベーステープ15aに上向きの力が作用する場合にあっても、ベーステープ15aとスプロケット20との係合状態がはずれる不具合を生じることがない。このとき規制部材26は、トップテープ15eが剥離されるテープ剥離位置から下流側に位置していることから、トップテープ15eを上方に引き上げる際の力によるベーステープ15aの浮き上がりを有効に防止することが可能となっている。
そしてこの後、押さえ部材21を回動させて図4(a)に示す押さえ位置に変位させることにより、図7(c)、(d)に示すように、ベーステープ15aは上面側からガイド面21eによって押し付けられ、両側面側から側面部21bによってガイドされた状態となる。このとき、規制部材26は押さえ部材21の上面部21aに設けられた部材逃がし部22bを介して、押さえ部材21との干渉を生じることなく上方に突出する。そしてキャリアテープ15は、常にベーステープ15aのエンボス部15c側の一端部を規制部材26によって位置規制された状態でテープ送りされる。
上記説明したように、本実施の形態に示すテープフィーダ5は、トップテープ15eをベーステープ15aから剥離するテープ剥離位置よりも下流側に、スプロケット20に係合したベーステープ15aの一端部をテープ送り方向に導入する導入部26aと、導入されたベーステープ15aの一端部の上方に位置してこのベーステープ15aの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部26bとが設けられた規制部材26を配設するようにしている。
これにより、押さえ部材21を開放位置に移動させた状態で行われるキャリアテープ15の装着作業において、ベーステープ15aの送り穴15dとスプロケット20の送りピン20aとの係合状態を確実に維持することができ、ベーステープ15aと送りピン20aとの係合状態がはずれる不具合を排除して作業性および作業効率を向上させることができる。
本発明のテープフィーダは、キャリアテープの装着作業におけるスプロケットへの係合状態を確実に維持して、作業性および作業効率を向上させることができるという効果を有し、テープフィーダから電子部品を取り出して基板に実装する部品実装分野において有用である。
1 部品実装装置
3 基板
4 部品供給部
5 テープフィーダ
5a 本体部
5d テープ走行路
8 実装ヘッド
8a 吸着ノズル
15 キャリアテープ
15a ベーステープ
15b 部品ポケット
15d 送り穴
15e トップテープ
16 電子部品
17 テープ送り部
19 送りモータ
20 スプロケット
20a 送りピン
21 押さえ部材
21e ガイド面
22 吸着開口部
22a トップテープ剥離部
25 ピン逃がし開口部
26 規制部材
26a 導入部
26b 浮き上がり防止部

Claims (3)

  1. 凹部内に電子部品を収容したベーステープの上面をトップテープによって封止したキャリアテープをテープ送り方向にピッチ送りすることにより、実装ヘッドによるピックアップ位置に前記電子部品を供給するテープフィーダであって、
    前記ベーステープに定ピッチで設けられた送り穴に係合する送りピンが設けられたスプロケットと、
    前記スプロケットを間歇回転させることにより前記キャリアテープをテープ走行路に沿ってピッチ送りするテープ送り機構と、
    前記ピックアップ位置の前記テープ送り方向における上流側に設定されたテープ剥離位置にて前記トップテープをベーステープから剥離する剥離手段と、
    前記テープ走行路の前記ピックアップ位置を含む所定範囲において前記キャリアテープを上面側から押さえつけ、前記ベーステープとスプロケットとの係合状態を前記押さえつけにより維持する押さえ位置と前記送り穴を前記スプロケットに係合させてキャリアテープを装着する作業を行うために前記押さえつけを解除する開放位置との間で変位可能に設けられた押さえ部材と、
    前記テープ剥離位置よりも前記テープ送り方向における下流側に配設され、前記スプロケットに係合したベーステープの一端部をテープ送り方向に導入する導入部と、導入されたベーステープの前記一端部の上方に位置してこのベーステープの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部とが設けられた規制部材とを備えたことを特徴とするテープフィーダ。
  2. 前記規制部材は、前記スプロケットの側方に位置して設けられていることを特徴とする請求項1記載のテープフィーダ。
  3. 前記規制部材は、前記浮き上がり防止部が前記ベーステープにおける前記凹部側の一端部の浮き上がりを防止する位置に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載のテープフィーダ。
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