JP2012220110A - エアーコンディショナーの室内機から吹き出された空気の流れ方向を制御する指向制御板 - Google Patents

エアーコンディショナーの室内機から吹き出された空気の流れ方向を制御する指向制御板 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、指向制御板の表面に結露が生じ難くする技術を提供する。
【解決手段】エアーコンディショナーの室内機35から吹き出された空気の流れ方向を制御する指向制御板1であって、指向制御板1は、室内機35の空気吹出口351の前方から吹き出される空気を受けるウィングプレート4と、このウィングプレートを天井面2に取り付けるためのアーム52とを有する。そしてウィングプレートは、その横断面が連続した凹凸面形状であるとともに、その一部に空気抜け孔50を有するようにした。また、アームはその幅方向に弾性によって伸縮することが可能であり、作業者が指でアームを押さえてその幅を狭め、その状態でアームをグリルGの隙間に挿入後、押さえていた指を離して弾力を解放すると、アームが元に戻るので、グリルGの狭い隙間(開口)であってもアームの差し込み及び取付けができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアーコンディショナーの室内機から吹き出された空気の流れ方向を制御する指向制御板に関する。
近年は、ビル,店舗,病院等の大抵の屋内にエアーコンディショナーが設置されている。エアーコンディショナーは、室内に設置される室内機と、屋外に設置され室内機とダクトやチューブで接続されて室内の熱を屋外へ排出する屋外機と、を備える。
室内機と室外機とが共に作動することで、室内における空気の温度・湿度・清浄度などの調節を行う。
また、室内機には、天井や壁等の平面に埋め込んで設置するタイプ、天井から吊すタイプ、壁に掛けて設置するタイプがある。
このうち、室内機を家屋の壁面や天井面に埋め込んで設置するタイプ(以下、埋め込みタイプ)の場合、見栄えや取り付けスペースの面からオフィスや店舗などで普及している。
また、埋め込みタイプの中には、インテリアを生かすシンプルなデザインのものや、照明の関係で、細長い領域に設置されるものが少なくない。
いずれの埋め込みタイプであってもその室内機には、風を吹き出す空気吹出口を有する。
ところで、冷たい空気は下方に向けて流れる。したがって、室内機の空気吹出口から吹き出される空気の風向きを調整して、部屋全体が満遍なく冷却できるようにする必要がある。しかし、設置スペースの関係やデザインの関係で一方向にしか冷風を送れない場合がある。
また、室内機が壁面に取り付けられる場合、横方向から冷風が供給される。その場合、冷風に当たると、体調に影響を及ぼす場合もある。
また、室内の中には、柱や置物など空気の流れを妨げる障害物がある。これらの障害物に風が当たると当該風の向きが変わり、その風向きによっては、特定の箇所が集中的に冷却されてしまうことがある。
反対に空気吹出口から離れた箇所や空気循環の悪い場所では、冷却空気が行き渡らず、冷却効果が十分でない。
そこで、室内機には、空気吹出口から排出された空気の流れ方向を変更(制御)して、所望方向に冷気を送り、局所的に冷気(暖気も)が集中しないようにする指向制御板が取り付けられることが周知である。
ところで、特に夏場において、指向制御板には結露ができ易い。これは、指向制御板は空気吹出口から出る冷気によって直接冷却されるので、大気の温度に比べて相対的に低温になるからである。特に指向制御板の下面は、相対的に温度の高い大気と接するため、結露が出来やすい。
そこで、結露対策として、指向制御板のうち、室内機の空気吹出口側の面に結露防止用の布地(以下、結露防止用布地)を張着したものが本願出願人によって既に提案されている(特許文献1参照)。
けれども、結露防止用布地を張着すると指向制御板の重量が増加する。したがって簡易な取付構造で指向制御板を空気吹き出し口の前面に取り付けることが困難になるという問題がある。
実用新案登録第3114170号
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、簡易に指向制御板を取り付けられる技術を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明は、室内機と室外機を有し室内機が家屋の壁面や天井面に埋め込まれ
る埋め込みタイプのエアーコンディショナーに用いられ、前記室内機の空気吹出口から吹き出る空気の流れ方向を制御するため、前記室内機の空気吹出口の前方に取り付けられる指向制御板であって、前記室内機の空気吹出口から吹き出される空気を受ける面板部と、この面板部を前記室内機の空気吹出口の前方に取り付けるための取付部とを有し、前記面板部は、その横断面が連続した凹凸面形状であるとともに、その一部に空気抜け孔を有することを特徴とする。
前記取付部は、前記面板部に設けられた基台と、この基台に対して回動自在なアームと、
前記基台にアームを取り付けるためのアーム取付具とを有し、前記基台は、前記アームの回動を抑止する回動抑止部とを有し、前記アームは、その基部に前記回動抑止部と噛合する内歯車部が形成されることを特徴とする。
前記フック部は前記アームの両側に一対の鉤部を有し、当該鉤部同士の間には、前記鉤部同士の間の間隔を可変する間隔可変部を有することを特徴とする。
前記間隔可変部は、元が一つで先が二つに分かれた二股状をしており、当該二つに分かれた各先の部分はである先部は中空を有し、当該各先部のそれぞれに前記鉤部が設けられていることを特徴とする。
前記各先部同士の間は、間隙が形成されていることを特徴とする。
前記間隔可変部は、楕円形状をした1つのリング部にされ、当該リング部の外周縁と当該楕円の短軸との交点位置又はその近傍箇所に前記一対の鉤部が形成されていることを特徴とする。
前記間隔可変部は、その先端が分断されていることを特徴とする。
前記一対の鉤部の先端部には、複数の爪を有することを特徴とする。
前記取付部は、前記面板部に設けられた基台と、この基台に対して回動自在なアームと、
前記基台にアームを取り付けるためのアーム取付具とを有し、前記基台は、前記アームの回動を抑止する回動抑止部を有し、前記アームは、元が一つで先が二つに分かれ二股状になる一対のアーム片を有するとともに当該アーム片に支持される二股ばねを有し、当該二股ばねを取り付けるためのばね取付部が前記アーム片に形成され、各アーム片の自由端部は、鉤部にされていることを特徴とする。
前記面板部は、凸状に湾曲する山部と、凹状に湾曲する谷部とからなるとともに、これら山部及び谷部が連続することで、前記連続した凹凸面形状の横断面をS字状に形成する。このS字状の一方の端部において、前記山部は、その頂上から下降する下降面を形成し、他の端部において、前記谷部は、その谷底から上昇する上昇面を有することを特徴とする。
前記空気抜け孔は、指向制御板を室内機に取り付けた状態において、前記横断面S字状をした前記面板部のうち、室内機から出る風が直接当たる面において前記谷部及び前記山部の境界よりも前記谷部側に形成されていることを特徴とする。
前記空気抜け孔のうち、室内機から出る風が当該空気抜け孔に向かう場合における上流側の縁が上流側から下流側にかけて斜めに下降する斜縁に形成されていることを特徴とする。
前記フック部は、その先端部位が波形状にされていることを特徴とする。
また、本発明は、前記指向制御板をエアーコンディショナーの室内機の空気吹出口の前方に取り付けるための取り付け方法でもある。前記室内機の空気吹出口に前記取付部の先端を前記間隔可変部の弾力に抗して狭めた状態にし、その状態で当該取付部を空気吹出口内に挿入後、前記弾力を解放し、前記鉤部を前記空気吹出口内の部材の開口に掛止することで指向制御板を室内機に取り付ける。
さらに本発明は、面板部に設けられた基台と、この基台に対して回動自在なアームと、
前記基台にアームを取り付けるためのアーム取付具とを有し、前記基台は、前記アームの回動を抑止する回動抑止部を有し、前記アームは、その基部に前記回動抑止部と噛合する内歯車部が形成されていることを特徴とする取付部でもある。
さらにまた本発明は、一端部にフック部が形成され、当該フック部はアームの両側に一対の鉤部を有し、当該鉤部同士の間には、前記鉤部同士の間の間隔を可変する間隔可変部を有する取付部でもある。
そして本発明は、元が一つで先が二つに分かれて二股状なる一対のアーム片を有するとともに二股ばねを有し、当該二股ばねを取り付けるためのばね取付部が前記アーム片に形成され、当該ばね取付部によって、前記二股ばねが取着され、各アーム片の自由端部は、鉤部にされている取付部でもある。
したがって、本発明によれば、指向制御板を室内機に簡単な構造で取り付けることができる。
本発明に係る実施例1の指向制御板を天井に取り付けた状態を下方から視た全体斜視図である。 本発明に係る実施例1の指向制御板を天井に取り付けた状態を上方から視た全体斜視図である。 本発明に係る実施例1の指向制御板を上方から視た斜視図である。 本発明に係る実施例1の指向制御板を下方から視た斜視図である。 図3の分解斜視図である。 本発明に係る実施例1のウィングプレートが回動可能であることを示す図である。 本発明に係る実施例1のアームの分解斜視図である。 図7のうちアームの正面図及び側面図をそれぞれ示す(a)図及び(b)図を含む図である。 本発明に係る実施例1の指向制御板のアームが室内機のグリルと掛止している状態を(a)、(b)、(c)の3つのパターンで示す図である。 本発明に係る実施例1のウィングプレートの平面図である。 本発明に係る実施例1の指向制御板を天井に取り付けた状態を横断面で示す図である。 本発明に係る実施例1のウィングプレートにおける基台を含む部分の一部省略縦断面図である。 本発明に係る実施例1の指向制御板を室内機のグリルに取り付ける状態を段階を追って示す動作説明図であり、(a)図は、一対の鉤部の両側を作業者が指で押さえることで間隔可変部の間隔を狭めている状態を示し、(b)図は、(a)の状態を維持したまま、グリルの隙間にアームを挿入している状態を示し、(c)図は、差し込み後、前記押さえていた指を鉤部から離して弾力を解放した結果、間隔可変部がもとの大きさに戻ることで、グリルの狭い間隔を構成する部位に一対の鉤部が掛止し、その結果、指向制御板が天井面に取り付けられた状態を示す図である。 本発明に係る実施例2の指向制御板を上方から視た斜視図である。 図14の分解斜視図である。 本発明に係る実施例2のウィングプレートの平面図である。 本発明に係る実施例2のウィングプレートが回動可能であることを示す図である。 本発明に係る実施例2のウィングプレートの横断面図である。 本発明に係る実施例2の指向制御板を室内機のグリルに取り付ける状態を段階を追って示す動作説明図であり、図13に相当する図である。 本発明に係る実施例2の指向制御板の変形例を室内機のグリルに取り付ける状態を段階を追って示す動作説明図である。 本発明に係る実施例3の指向制御板を上方から視た斜視図である。 図21の分解斜視図である。 本発明に係る実施例3のウィングプレートの平面図である。 本発明に係る実施例3のウィングプレートが回動可能であることを示す図である。 本発明に係る実施例4の指向制御板を上方から視た斜視図である。 図21の分解斜視図である。 本発明に係る実施例4のウィングプレートの平面図である。 本発明に係る実施例4のウィングプレートが回動可能であることを示す図である。 本発明に係る実施例4のアームの正面図及び側面図をそれぞれ示す(a)図及び(b)図を含む図である。 図29から二股ばね取り外した状態の正面図、当該正面図のA−A線断面図及びB−B線断面図をそれぞれ示す(a)図〜(c)図を含む図である。 本発明に係る実施例4の指向制御板を室内機のグリルに取り付ける状態を段階を追って示す動作説明図である。 本発明に係る実施例4の指向制御板を室内機の別タイプのグリルに取り付けた状態を示す図である。 本発明に係る実施例4の指向制御板を室内機の別タイプのグリルに取り付けた状態を示す図である。 本発明に係る実施例4の指向制御板を室内機の別タイプのグリルに取り付けた状態を示す図である。 本発明に係る実施例4の指向制御板を室内機の別タイプのグリルに取り付けた状態を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態(以下、実施形態)を実施例に基づいて例示的に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状その相対配置などは、特に特定的に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらに限定する趣旨ではない。
本実施の形態に係る指向制御板を添付した図面に従って詳細に説明する。
図1及び図13からわかるように、本実施例の指向制御板1は、天井面2に埋設されたエアーコンディショナーの室内機35の空気吹出口351から吹き出る空気(風ともいう)を受けて、空気吹出口から吹き出る矢印Aで示す風(図11参照)を所望方向に案内する面板部としてのウィングプレート4と、ウィングプレート4を含む指向制御板を室内機35の空気吹出口(351)の前方(空気吹出口の手前側)に取り付けるための取付部5、5とを有する(図1〜6参照)。
ウィングプレート4は、ポリプロピレンその他の合成樹脂で形成されている。また、その全体形状は、平面で視て長方形状をしている(図10参照)。さらにウィングプレート4は、その横断面が、Sの字をその長手方向に引き延ばして緩やかに湾曲し、一方の側に凹んで凹面形状をした部位(以下、谷部)と他方の側に突出して凸面形状をした部位(以下、山部)とを連続させてなる扁平S字状をしている(図1〜6、11参照)。
換言すると、前記ウィングプレート4は、その横断面が、山部及び谷部からなる。山部は、ウィングプレート4の幅方向(ウィングプレート4の長手方向)に頂上が連続する山稜形状であり、谷部は、ウィングプレート4の幅方向に谷底が連続する溝形状である。これら山部及び谷部が連続することで横断面がS字状に形成される。そして、このS字状の横断面のうち、前記山部は、その頂上から下降する一対の下降面を有し、前記谷部は、その谷底から上昇する一対の上昇面を有するといえる。その結果、ウィングプレート4の長手方向に延びる両側部は、その一方の側部が山部の頂上線(稜線)から下降する斜面となり、他方の側部は谷底線から上昇する斜面となり、横断面がS字状のウィングプレート4の両側面を形成する。
これら谷部及び山部は、それぞれ符号40及び41を用いて示す。ウィングプレート4は、指向制御板1を室内機35に取り付けたときに、空気吹出口351の長手方向に沿って取り付けられている(図1、2参照)。
ウィングプレート4の一方の面(上向き面)は、指向制御板1を室内機35に取り付けたときに空気吹出口351から出る風の当たる面となる。したがって、指向制御板1のうち当該一方の面のことを、この明細書では、風受け面といい、符号43を用いて示す。風受け面43に対して、反対側の他方の面を下向き面といい、符号44で示す(図3、4参照)。
下向き面44は、風受け面43を流下してきた風が、次に述べる貫通孔経由で、風受け面43から流出する面である。前記貫通孔経由で下向き面44に至った風は、下向き面44を伝って流れ、山部41の末端側へ向かう。換言するとウィングプレート4の向いている方向(指向方向)に流れる(図6、11参照)。
また、上記貫通孔は、ウィングプレート4に複数(本実施例では3つ)形成されている(図1〜5、10参照)。当該貫通孔は、上記のように、ウィングプレート4の上面である風受け面43を流れて来た空気が、同じく下面である下向き面44に抜ける孔である。よって、当該貫通孔のことを空気抜け孔という。本実施例では、ウィングプレート4の長手方向に同軸上に配列された3つの空気抜け孔を示す。本実施例で示す空気抜け孔は、中央の空気抜け孔を符号50cで示し、その両側に位置する空気抜け孔を符号50sで示す。また、これら3つの空気抜け孔を総称して符号50で示す。
ウィングプレート4における空気抜け孔50の形成箇所は、風受け面43において谷部40と山部41との境界よりもわずかに谷部40側に位置した部位である(図3〜6参照)。但し、図3〜6で例示される位置よりも、山側に空気抜け孔50を設けてもよい。また、図3〜6で例示される位置よりも、さらに谷側に空気抜け孔50を設けてもよい。空気抜け孔50は、平面で視た形状が長方形状をしている(図10参照)。
さらにこの実施例では、3つの空気抜け孔50のうちの、真ん中のものが一番長く、左右の孔50s、50sは、真ん中の空気抜け孔50cのほぼ半分の長さを有する。なお、3つの空気抜け孔50c、50s、50sの幅寸法は同一である(図1、2及び5参照)。
なお、指向制御板1が天井に取り付けられた状態において、ウィングプレート4のうち谷底線から上昇する斜面側を上流側(以下、上流側)ということにする。これと反対側、つまり山部の頂上線から下降する斜面側を下流側(以下、下流側)ということにする。
空気抜け孔50のうち、上流側に位置する縁を上流縁といい、下流側に位置する縁を下流縁ということにする。それぞれ符号501及び502で示す(図6参照)。両縁のうち、上流縁501は、上流側から下流側にかけてウィングプレート4の上向き面の法線に対して斜めに下降する斜縁501aとなっている。
そして、斜縁501aの先端であるエッジ501bは、指向制御板1の肉厚方向に平行な平坦な面となっており(図6参照)、例えば作業者が作業中に手指を触れても傷つかないようになっている。エッジ501bはアールを付けるようにしてもよい。また、下流縁502も、指向制御板1の肉厚方向に平行な平坦な面となっている。さらに空気抜け孔50のうち、上流側に位置する上流縁を斜縁にしたことで、空気の流れをスムーズにすることができる。よって、十分な冷気をウィングプレート4の風受け面43から下向き面44に供給することができる。
取付部5、5は、ウィングプレート4の風受け面43に配置されている(図1〜6参照)。また、各取付部5は、風受け面43に立脚する基台51を有する(図3、5参照)。さらに、取付部5は、基台51に対して回動自在なアーム52と、前記基台51にアーム52を取り付けるためのアーム取付具55とを有する(図3、5参照)。
基台51は、ポリプロピレンその他の硬質の合成樹脂からできており、その正面形状(指向制御板1を側面から視た形状)で、半円形の頭部508と、頭部508から下方に一体に延びる脚部509とを有する(図3、5参照)。
また、基台51は、その縦断面形状で、頭部508と脚部509の頭部508寄り部分が厚肉な形状をなす(図5、12参照)。なお、脚部509の下部は、支持板509aによってウィングプレート4に支持され、これにより、基台51の強度を高めている。
さらに基台51は、その頭部508と脚部509の上部を含む部分に前記アーム52の自由な回動を抑止する回動抑止部511が形成されている(図5、11参照)。基台51に回動抑止部511を設けることにより、前記のごとく基台51は、肉厚の厚肉部分を有する。
回動抑止部511は、概略円形なリム形状をしている。詳しくは、回動抑止部511は、回動抑止部511の円周のほぼ3/4の大きさを有する相対的に小径な主円部512と、残りの1/4の大きさでかつ主円部512よりも相対的に大径な副円部513と、回動抑止部511の中心部(ハブ)に形成された貫通孔515と、中心部及び外周部をつなぐスポーク形状部516とを有する(図6、11参照)。
主円部512は、その周縁中央に下方に突出する突起物であるピボット514が形成されている(図6、11参照)。
さらにまた、ピボット514と対向する側、つまり上方に前記副円部513が形成されている(図6、11参照)。よって、ピボット514と副円部513とは同軸線上に位置する。副円部513については後で詳しく述べる。
貫通孔515は、前記アーム取付具55が基台51に圧入される圧入孔である(図11参照)。
スポーク形状部516は、この実施例では4本形成されており、各々90°間隔で配置されている(図11参照)。
アーム52も基台51と同様、その材質は、ポリプロピレンである。しかし、基台51のポリプロピレンよりも軟質のものできており、その全体形状が板形状をしている。そして、その一端部(下端部)には、既述した回動抑止部511のピボット514と噛合するリング形状の内歯車部58が形成されている。加えて、アーム52の一端部に形成された内歯車部58に回動抑止部511が内嵌される(図5参照)。
アーム52は、この内歯車部58を回動中心にして、基台51に対して時計回り及び反時計回りに回動する(図6参照)。よって、内歯車部58の形成されている部分をアーム52の基部ということにし符号531で示す(図7参照)。なお、アーム52を天井に取り付けた状態では、基台51と一体のウィングプレート4が、天井に対して時計回り及び反時計回りに回動する(図6参照)。
また、アーム52のうち、当該基部531の反対側、つまり自由端部側には、フック部59が形成されている(図6、7、11参照)。そしてアーム52の長手方向において、内歯車部58とフック部59との間は矩形の中央板部57とされている(図6、7、11参照)。
内歯車部58は、回動抑止部511のピボット514と噛合する輪部であって、その内輪には、凹凸部581が形成されている(図6〜8、11参照)。凹凸部581の形成範囲は、内歯車部58の内面(周囲360°の口)のアーム52の基部531側の端部側をほぼ180°カバーする範囲である。当該180°の範囲で形成された凹凸部581の凹部581aとピボット514が嵌り込む(図11参照)。その嵌合量(嵌合力)は、指向制御板1の作業者が、指向制御板1の向きを変えるときに作業者が指向制御板1に掛ける
外力によって外れる程度のものである。但し、180°に限定されるものではなく150°でも270°でも360°等でもよい。
そして、基台51に対し、アーム5を回動するときは(指向制御板1を天井に取り付けた状態にあっては、アームに対し、ウィングプレート4を回動するときは)、ピボット514がそれまで嵌り合っていた凹部581aから離れ、隣接する凸部581bを乗り越え、凸部581bに隣接する次の凹部581aと嵌り込むように、ピボット514と凹部581aとの嵌まり位置を変更する必要がある。なお、アーム52も基台51もポリプロピレンであるが、アーム52の材質の方が基台51のそれよりも軟らかい材質のものを採用している。よって、アーム5を回動したときに、その内歯車部58と接する前記ピボット514との嵌合がしっくりし、嵌まり具合がよい。
また、ピボット514がそれまで嵌り合っていた内歯車部58の凹部581aから離れ、隣接する凸部581bを乗り越え、凸部581bに隣接する次の凹部581aと嵌り込む一連の動作もスムーズにできる。
なお、ピボット514が凸部581bの頂部と当接状態にあるとき、ピボット514は、凸部581bによって下方から強い押し上げ力を受ける。このため、ピボット514には強いスラスト力(軸方向に掛かる力)が発生する。
反対にピボット514が凹部581aと当接状態にあるときは、ピボット514には、これが凸部581bによって下方から受ける押し上げ力よりも相対的に弱いスラスト力を発生する。
これは、凹部581aと凸部581bとで段差があり、凸部581bよりも凹部581aが低位にある分、凹部581aと当接するピボット514に発生する弾撥力が小さくなるからである。
但し、弱いスラスト力が発生する、ピボット514及び凹部581aの噛み合せの場合でも、自力ではピボット514が凹部581aから勝手に抜けない程度のスラスト力を確保できるように、ピボット514の長さ寸法、凹部581aの深さ寸法が定められている。
そして、回動抑止部511において、このようなピボット514の対向側にあるのが、前記副円部513である。副円部513は、ピボット514の延びる方向と反対側において末広がり状に延び、かつ回動抑止部511における円周方向に占める割合が、既述のように1/4の大きさをした扇形をしている。
また副円部513は、ピボット514と内歯車部58の凸部581bとの噛合時に生じるスラスト力の反力が回動抑止部511からアーム52の内歯車部58に作用したときに、当該反力を分散し、もって内歯車部58に掛かる力を弱める。この結果、内歯車部58の強度を保てる。よって、副円部513は当て物としてのパッド機能を有するということができる。
なお、この実施例では、扇形をした副円部513を示した。しかし、これに限るものではない。当該副円部513の代わりに、副円部513の形成範囲において、副円部513よりも小さめの副円部や突起を複数、離隔して設けるようにしてもよい。
既述したフック部59は、指向制御板1を天井に吊すためのものである(図1、2参照)。
それ故、フック部59は、アーム52の長手方向に延びる中心軸cを含む平面に対して
対称な一対の鉤部61を有する(図8参照)。但し、フック部59が一対の鉤部61を有すればよく必ずしも対象な形状でなくてもよい。鉤部61は、鉤を倒立したごとき形状(換言すると、Jの字を倒立させたごとき形状)をしている。当該一対の鉤部61同士の間には、前記一対の鉤部61同士の間の間隔を弾力により可変する間隔可変部70を有する。
また各鉤部61には、その先端部が鋸の刃の如き波形状に形成された複数の爪591aを有する(図8参照)。よって、当該部分を波形状部と称することにし、符号591で示す。波形状部591は、指向制御板1を天井に吊るしたときに、鉤部61の滑りを防止して、フック部59が天井から抜け落ちるのを防止するためのものである。
次に間隔可変部70は、アーム52の自由端部に設けられ、元が一つで先が二つに分かれた二股状をしている(図8参照)。そして、当該二分割された各先の部分(以下、先部)521は、中空Sをそれぞれ有する一対のリング部である。各先部521のそれぞれの外側縁部に、前記一対の鉤部61が、それぞれ短めの連結桿611を介して形成されている(図8参照)。各鉤部61は、アーム52の中心軸cと平行である(図8参照)。
中空Sは、ラグビーボールを扁平にした如き形状であり、アーム52の長手方向に沿って延びている。また、先部521同士の間は、間隙sが形成されている。
間隙sは、その長さが、前記中空Sよりも長くされているが(図8参照)、両者の長さは同じであってもよい。
中央板部57にあっては(図8参照)、その長さの相違するアーム52を予めいくつか用意しておくと、指向制御板1の天井への取り付けにあたりバリエーションが広がる。
この結果、障害物にエアーコンディショナーの風が当たることに起因して、その進行が妨げられるのを回避し易くできる。
基台51、51に対してアーム52を取り付けるアーム取付具55は、基台51の貫通孔515に圧入状態で内嵌される嵌合突起551と、嵌合突起551の一端に一体形成される指圧受部553とを有する(図7、12参照)。
嵌合突起551は、その長さ寸法が、基台51の頭部508の肉厚寸法よりもわずかに長くされている(図12参照)。
指圧受部553は円盤状をしている。その径は、回動抑止部511の径よりも幾分大きい。しかし、アーム52の内歯車部58の外径よりも同じか幾分小さい(図6、7参照)。そして、指圧受部553の一方の面(裏面)の中心箇所に嵌合突起551の一端が一体成形されている(図7、12参照)。
アーム52とウィングプレート4とを取り付けるには、アーム52の内歯車部58に基台51の回動抑止部511を内嵌し、その後、指圧受部553の嵌合突起551を基台51の貫通孔515に圧入する(図5、7参照)。
実施例1の指向制御板1はこのような構成であるから、次のような作用効果を奏する。
すなわち、ウィングプレート4は、その横断面が凹面形状をした部位である谷部40と凸面形状をした部位である山部41とが連続してなる扁平S字状をしている。よって、室内機35の空気吹出口351から吹き出した風Aは、ウィングプレート4の表面に沿って流れる(図11参照)。そして、風受け面43−空気抜け孔50−下向き面44に至った風Aは、指向制御板1の先端に向かう間に波形をした風になる。
一方、室内機35の空気吹出口351から吹き出した風のうち、空気抜け孔50を通過しない風もある。当該風Aもウィングプレート4の表面に沿って流れる。つまり空気抜け
孔50を通過した風と、空気抜け孔50を通過しなかった風とが、面板部の両面に沿って流れ、波形の風になる。
このため、当該波形の風により、室内の空気を振動させるようになり、室内の空気が攪拌され易くなる。この結果、室内における空気の温度差を縮小できる。
また、ウィングプレート4の両面が風に晒されるようになるため、ウィングプレート4の周囲の空気は乾燥し易くなり、空気中の水分が少なくなる。これに加え、ウィングプレート4の風受け面43と、下向き面44とで温度差がなくなるため、従来生じていた結露の発生量が特に下向き面44において少なくなる。
この結果、従来必要であった結露防止用布地を不要にすることができる。したがって、指向制御板1の軽量化を図りつつ、指向制御板1への結露の発生を抑制できる。
さらに、ウィングプレート4はその横断面でS字状に湾曲しているため、ウィングプレート4が平板な場合に比べ、強度が高まる。強度が高まればウィングプレート4の肉厚を薄くできる。よって、ウィングプレート4の軽量化が可能であり、延いてはアーム等を含む取付部の軽量化も可能となるため、指向制御板全体の重量を軽減することができる。
さらにまた、指向制御板1を天井に取り付けるときには、図13に示すように、作業者が、一対の鉤部61の両側を指(図示せず)で押さえることで、間隔可変部70の間隔を間隔可変部の弾力に抗して狭める。このようにすることで、間隔可変部70の中空S及び間隙sの幅寸法が狭くなる。よって、アーム52における一対の鉤部61を有する間隔可変部70の幅寸法、言い換えればアーム52の先部521の幅寸法を自在に小さくできる。また間隔可変部70の間隙sの存在により、作業者が間隔可変部70に外力を加えたときに、当該隙間sが無い場合に比べ、間隔可変部70の間隔を一層狭めることができる。また、間隔可変部70の中空S及び間隙sにより変形の自由度が高い。このため間隔可変部70の形状そのものを変形し易い。
したがって、空気吹出口351に間隔S1が狭いグリルGを用いた室内機35であっても、アーム52の先部521を無理入れすることなく差し込むことができる。そして、当該差し込んだ後で、前記押さえていた指を鉤部61から離して弾力を解放することで、間隔可変部70がもとの大きさに戻る。このため、指向制御板1を室内機35に取り付けるにあたり、アームをねじ止めしたり、テープで貼り付けたりする作業が不要になる。よって、作業効率が高まる。
その結果、室内機35の狭い間隔S1を構成する部位(通常は空気吹出口のグリルGを構成する部材:空気吹出口内に設置される部材)に一対の鉤部61が掛止するようになり、指向制御板1を室内機に取り付けることができる。
さらにまた、鉤部61の先端には、鋸の刃の如き、複数の爪591aからなる波形状部591を有する。よって、一層強い掛止力を惹起する。また、グリルGのうち、鉤部61の係止される部位の肉厚が相違する場合でも、波形状部591は複数の爪591aからなるので、これらの爪が前記肉厚に併せて係合する位置を変えられる(図9参照)。このため、汎用性に富んでいるといえる。
このように、間隔可変部70によって、アーム52の先部521の幅寸法を自在に変えることができるので、室内機35の狭い間隔S1を構成する部位への指向制御板1の取り付けが埋め込みタイプのエアーコンディショナーの種類に拘わらずできる。
加えて、前記取付部5は、ウィングプレート4に設けられた基台51に対してアーム5
2をアーム取付具55によって取り付けるものであるため、本実施例で示したウィングプレート4に限らず、他の形状のウィングプレート4にも適用することができる。
そして、前記空気抜け孔50は、ウィングプレート4のうち 室内機35から出る風が直接当たる風受け面43において谷部40及び山部41の境界よりも谷部40側に形成されているので、それだけ早く風受け面43から下向き面44に移行する。このため、下向き面44の冷却時期がそれだけ早まる。よって、ウィングプレート4の結露防止に有効である。但し、空気抜け孔50の位置が実施例1(図1〜6)に限定されるわけではない。また、山部41は、これを下向き面44側から視ると凹部になっている。このため当該凹部が空気溜まりになって、部屋の暖かい空気が溜まる傾向にある。しかし空気抜け孔50から出る風によって、空気溜まりに溜まっている空気が押し出されるので、当該空気溜まりに部屋の空気が溜まることを抑制できる。よって、そこに結露が発生することを抑制できる。
さらにまた、アーム52は、この内歯車部58を回動抑止部511を中心にして、基台51に対して時計回り及び反時計回りに回動する(図28参照)。しかしながら、内歯車部58の凹凸部581の凹部581aにピボット514が嵌り込む嵌合量(嵌合力)は、作業者が、指向制御板1の向きを変えるときに、作業者が指向制御板1に掛ける外力によって外れる程度のものである。よって、アーム52が勝手に回転しないようにできる。その結果、指向制御板1はその指向を維持できる。
なお、連結桿611を介してアーム52の先部521と連結している鉤部61は一端固定他端自由であるから、連結桿611がある分、連結桿611が無い場合よりも鉤部61の動きの自由度が高いといえる。このため、鉤部61の操作がし易い。
次に図14〜図20を参照して実施例2に掛かる指向制御板1を説明する。
実施例2の指向制御板1が実施例2のそれと異なる点は、間隔可変部70の先部521の形態である。よって、異なる点についてのみ説明する。
実施例1では、間隔可変部70の先部521は、断面が楕円形状をした中空Sをそれぞれ有する一対のリング部にされていた。実施例2では、間隔可変部70が楕円形状をしたリング部であることは同じであるが、1リング形状である(図14、15、17、19参照)。つまり元が一つで先も一つの形状をしている。
当該間隔可変部70は、楕円の短軸が、長軸との対比で実施例1の場合よりも大きく、ほぼ卵形の中空Sを有する(図17、19参照)。実施例2の間隔可変部70も実施例1と同様に弾力を有する。
また、間隔可変部70の外周縁と当該楕円の短軸との交点位置に又はその近傍箇所に一対の鉤部613が形成されている(図17、19参照)。但し、実施例1の鉤部613の形状がJの字を倒立させたごとき形状であるのに対し、実施例2においては、鉤部の形状は、Lの字を倒立させたごとき形状である。
鉤部613には、符号613aで示す箇所が段差面に形成されている(図17、19参照)。当該段差面613aは、鉤部613の引っ掛かり面として機能する。つまり、段差面613aは、室内機35の狭い間隔S1を構成する部位(通常は、空気吹出口の口部を構成する部材)に一対の鉤部613を掛止する際に引っ掛かり、指向制御板1が室内機35から外れ難くなるようにするためのものである(図19参照)。
図19は、本発明に係る実施例2の指向制御板を室内機のグリルGに取り付ける状態を段階を追って示す動作説明図であり、実施例1の図13に相当する。
実施例2においても、一対の鉤部613の両側を指で押さえることで、間隔可変部70の間隔を間隔可変部の弾力に抗して狭める。こうしてアーム52の先部521の幅寸法を自在に変えられる。したがって、室内機35の狭い間隔S1を構成する部位への指向制御板1の取り付けが、埋め込みタイプのエアーコンディショナーの種類に拘わらず可能である。
加えて、間隔可変部70は、楕円形状をした1つのリング部にされているので、風船を押しつぶすように間隔可変部70の形状を変形できる。このため、リング部の外周縁に形成されている前記一対の鉤部61、61を同時にグリルGの隙間S1に入れる必要がない。つまり、一対の鉤部61、61の一方を先に隙間S1に入れてから他方を後から入れるようにすることもできる。よって、アーム52の先部521の隙間S1への入れ方の自由度が高まる。
なお、図20に示すように、リング形状をした先部521の先端を切除するか、または切り込みを入れることで分断することも考えられる。
この場合、先部521の自由度(軟性度),換言すると間隔可変部70の中空Sの変形の自由度が一層高まる。よって室内機35の狭い間隔S1を構成する部位への指向制御板1の取り付けが、一層容易かつさらに狭い間隔S1への取り付けであっても可能になる。
なお、本実施例に係るウィングプレート4は、複数の(本実施例では4つ)空気抜け孔50を有するものの平板形状をしたものを採用した(図16参照)。この実施例の場合も空気抜け孔50をウィングプレート4が有するので、結露対策に有効である。なお、本実施例では、空気抜け孔50は、ウィングプレート4の幅方向における中央、換言すれば、貴台51の直下に形成したものを例示した(図18参照)
次に図21〜図24を参照して実施例3に掛かる指向制御板1を説明する。
実施例3の指向制御板1が実施例2の指向制御板1と異なる点は、アーム52の先部521の形態である。詳しくは間隔可変部70の形態が異なる。よって、異なる点についてのみ説明する。
実施例3でも、間隔可変部70は、リング部が一つであり、当該リング部は、競技用トラックの円弧部分を略三角形状にした如き形状の中空Sを有する(図21、22、24参照)。
また、実施例3では、フック部がなく、実施例2の段差面613aに相当するものが直接、間隔可変部70に形成されている。実施例2の間隔可変部70も実施例1と同様に弾力を有する。
当該段差面613aは、間隔可変部70の引っ掛かり面として機能する。つまり、間隔可変部70の段差面613aは、室内機35の狭い間隔S1を構成する部位(通常は、空気吹出口のグリルGを構成する部材)に間隔可変部70を掛止する際に引っ掛かり、指向制御板1が室内機から外れ難くなるようにする(図は省略)。
さらに、実施例1、2では、基台51の副円部513がパッド機能を有するように、副円部513は、回動抑止部における円周方向に占める割合が、1/4の大きさの扇形をしていた。この実施例では、副円部513の代わりに点で支えるようになっている(図22
,24参照)。詳しくは、ピボット514と同型状の支持点517が三点設けられており、回動抑止部における円周方向に占める割合が1/4の範囲でそれらが等間隔に形成されている。
実施例3においても間隔可変部70によって、アーム52の先部521の幅寸法を自在に変えられる。よって、室内機35の狭い間隔S1を構成する部位への指向制御板1の取り付けが、埋め込みタイプのエアーコンディショナーの種類に拘わらず可能である。
さらにまた、回動抑止部における円周方向に占める割合が1/4の範囲に、当該範囲を全部占める実施例1,2の副円部513の代わりに、三点からなる支持点517が形成されているので、各支持点517には、副円部513よりも集中応力が生じる。このため、各支持点517の反発力が副円部513のそれよりも大きく、それ故、ピボット514が凹凸部581に当接したとき、その押圧力が強くなる。
よって、ピボット514が凹凸部581から外れ難くなり、ピボット514と凹凸部581との係合関係がしっかりと強化される。その結果、アームが回動抑止部しづらくなり、アーム52を天井に取り付けた後、アーム52が所望の位置からかってにずれたりすることを抑制する。
なお、この実施例では、ウィングプレート4に空気抜け孔50のないものを採用した。
次に図25〜図31を参照して、実施例4に掛かる指向制御板1を説明する。
実施例4の指向制御板1が実施例1−3の指向制御板1と異なる点は、前記アームの形態である。つまりアームは、根元近傍から二つに分かれた二股状をしていること、ウィングプレート4に空気抜け孔50が無いことである。よって、異なる点についてのみ説明する。
なお、アームは、二股ばねを有しており、当該二股ばねを取り付けるためのばね取付部が前記アームに形成されている。当該ばね取付部によって、前記二股ばねが、前記アームに取着されて、アーム全体として間隔可変部として機能する。また二股に分岐した各アームの自由端部が、鉤部として機能するように形成されている。
以下、詳述する。
アーム52は、一対のアーム片53a、53bを有している(図28〜31参照)。そして、アーム52は、その全体形状が恰もピンセットの如く、元が一つで先が二つに分かれた二股状をしている(図25〜31参照)。その開き角度は30°位である。
また、アーム52の一端部には、実施例1と同様、回動抑止部511のピボット514と噛合するリング形状をした内歯車部58が形成されている(図28〜30参照)。したがって、実施例4にあっても、アーム52は、この内歯車部58を回動抑止部511を中心にして、基台51に対して時計回り及び反時計回りに回動する(図28参照)。
また、アーム52の各アーム片53a、53bの自由端部には、鉤部61が形成されている(図28〜30参照)。そしてアーム52の長手方向において、内歯車部58及び一対のアーム片53a、53bの間は、アーム片53a、53bに比べて短寸な中央板部57とされている(図28〜30参照)。
中央板部57の上端は、次に述べる二股ばね80のコイル部分801が取り付けられるコイル設置部であり、符号571で示す(図28〜31参照)。
二股ばね80は、いわゆるねじりコイルばねであり、前記コイル部分801とその両端から出ている一対の腕部803、803とからなる(図28〜31参照)。コイル部分801の巻き数は、コイル設置部571にコイル部分801が設置されたときにコイル部分801の両端が、アーム52の奥行き方向に突出しない程度の巻き数(本実施例では一巻き)にされている。また二股ばね80はこれに外力が掛かっていないときは、一対の腕部803、803は、90°の開き角をもって拡開するように形成されている。両椀を閉じる方向に外力が働くと、元の90°の角度で開く方向に弾撥力が作用する。
腕部803は、コイル部分801の直径のほぼ5倍程度の長さである(図28〜31参照)。そして、これら一対の腕部803を次に述べるばね取着部533に取り付けたときに、ばね取着部533に腕部803が支持される長さに椀部803の長さ寸法が設定されている(図28、29、31参照)。
ばね取着部533は、各アーム片53a、53bの内側面に形成される(図30参照)。
また、ばね取着部533は、離隔する3つの部位から構成され、それぞれ上位部533a、中位部533b及び下位部533cからなる(図30参照)。上位部533a及び下位部533cは、各アーム52の各アーム片53a、53bの中心線c1から一方の側に変位し、中位部533bは中心線から他方の側に変位している(図30参照)。
さらに、上位部533aはLの字を倒立させたごとき形状である(図30参照)。加えて、一対のアーム片53a、53bのうち、一方のアーム片53aを取り付ける側の上位部533a及び下位部533cと、他方のアーム片53bを取り付ける側の上位部533a及び下位部533cとでは、それぞれのアーム片53a、53bおける取り付け箇所が中心線cに対して反対の位置になっている(図30参照)。中位部533bにあっても同様のことがいえる。
具体的には、一方のアーム片53aの上位部533a及び下位部533cは、図30に正対した状態で、中心線の右側に位置し、中位部533bは左側に位置する(図30(c)参照)。反対に他方のアーム片53bの上位部533a及び下位部533cは、図30に正対した状態で、中心線c1の左側に位置し、中位部533bは右側に位置する(図30(b)参照)。
そして、これらばね取着部533に 二股ばね80を取り付けたときその各腕部803が、上位部533a及び下位部533cと中位部533bとによって挟持されるように、各腕部803はばね取着部533に挟み込まれる(図28〜30参照)。挟み込まれると二股ばね80は、そのコイル部分801がコイル設置部571に設置される。このとき、開き角度が30°前後のアーム52に対して、外力が掛かっていないときの開き角度が90°の二股ばね80を取着するのであるから、二股状のアーム52を構成する各アーム片53a、53bには、これを閉じる方向に外力が作用したときにアーム片53a、53bを二股ばね80の弾撥力により開くように作用する。
このようにして、二股ばね80の各腕部803がそれぞれアーム片53a及びアーム片53bに取り付けられることと、コイル設置部571にコイル部分801が設置されるため、二股ばね80が固定的にアーム52に取り付けられる。二股ばね80が固定的にアーム52に取り付けられることで間隔可変部70が形成される(図28、29、31参照)。
なお、各アーム片53a、53bの上部はへら状に左右に出っ張っている。また、間隔可変部70に外力が作用しないとき、つまり、二股ばね80の弾力に抗して、アーム片5
3aとアーム片53bに外力が掛からない状態のとき、前記ばね取着部533の倒立L字状をした上位部533aの天井部位と二股ばね80の各椀部803の先端との間は幾分離隔するようになっている(図28、29、31参照)。これにより、上位部533aと二股ばね80の各椀部803の先端との間に遊びを持たせ、アーム52に大きな負荷が掛かったときにアーム52から二股ばね80が抜け出るのを防止するようにしている。
このような指向制御板1を天井に取り付けるときには、一対のアーム片53a、53bの両側を、二股ばね80の弾撥に抗して、作業者は、その親指と人差し指で押さえる(指は図示せず)。このようにすることで、両アーム片53a、53bの間隔、すなわち、間隔可変部70の間隔Sを狭める(図31(a)参照)。
この結果、二股ばね80に外力が作用し、二股ばね80の弾撥力に抗してアーム52の先端側の幅寸法を小さくできる。その状態で、室内機35の狭い間隔S1に、アーム52を差し込む(図31(b)参照)。そして、当該差し込んだ後、前記押さえていた指を解放すると、二股ばね80の弾力により間隔可変部70がもとの大きさに戻る。よって、室内機35の狭い間隔S1を構成する部位に一対の鉤部61が掛止するようになり、指向制御板1を室内機に取り付けることができる(図31(c)参照)。
なお、図32は、本実施例の指向制御板を用いた他の例を示す。この場合、グリルGのタイプが、先に述べた例と異なる。
図32では、天井面2(図32では図示せず)に設けられた空気吹出口351に取り付けられるグリルGの高さ寸法が、先に述べた実施例のグリルG(図31(c)図参照)の高さ寸法よりも高く、かつその上縁、すなわち空気吹出口内の部材に一対の鉤部61を掛止した場合を示す。
この場合も、本実施例4の先の場合と同様の作用効果を奏する。
また、図33も、本実施例の指向制御板を用いた他の例を示す。この場合も、グリルGのタイプが、先に述べた例と異なる。
図33では、天井面2に設けられた空気吹出口351に取り付けられるグリルGの構成部材である桟の上縁、すなわち空気吹出口内の部材に一対の鉤部61を掛止した場合を示す。
この場合も、本実施例4の先の場合と同様の作用効果を奏する。
さらに、図34も、本実施例の指向制御板を用いた他の例を示す。この場合も、グリルGのタイプが、先に述べた例と異なる。
図34では、空気吹出口351に取り付けられるグリルGの構成部材である桟が、その下縁に空気吹出口351の長手方向に延びている。桟の長手方向に直行する断面(横断面)は、逆T字状であり、空気吹出口351の下端側に突き出し縁を形成している。この突き出し縁に鉤部61が掛止し、これにより、指向制御板が、空気吹出口351の前方に取り付けられるようになる。上記のような桟が複数あるグリルGに適用したものが本例である。また、このような桟も空気吹出口351内の部材である。
さらにまた、図35も、本実施例の指向制御板を用いた他の例を示す。この場合も、グリルGのタイプが、先に述べた例と異なる。
図34では、桟が複数あるグリルGに指向制御板を適用したものを示した。本例では前記したグリルGの構成部材である桟の代わりに、空気吹出口351の内周縁に横断面で逆T字状をした縁取りを行い、この縁取りの突き出し縁に鉤部61を掛止する場合を示す。他は図34の場合と同様である。
この場合も、本実施例4の先の場合と同様の作用効果を奏する。
なお、本発明は上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種種変更を加え得ることは勿論である。例えば、前記アームの先端部に天井面と室内機との間にできる隙間に挿入する従来からあった平板ジョイントを備えるようにしてもよい。また、この実施例では指向制御板を天井に取り付ける場合について例示したが、これに限らず、壁に掛けて設置するタイプの室内機に適用し、指向制御板を壁面に取り付けるようにしてもよい。
さらにまた、本発明の指向制御板は、エアーコンディショナーの室内機に適用したものとして例示した。しかし、ウィングプレート4以外のものの取り付けに用いてもよい。例えば、鉤部61、61と間隔可変部70を有するアーム52を物のつり下げ用部材として用いてもよい。また、回動抑止部511単独でアームでつり下げた物の傾き調整部材として用いてもよい。
したがって、鉤部61、61と間隔可変部70を含む取付部と、回転抑止部511を組み合わせて使用しなくてもよい。すなわち、回転抑止部511が無くアーム52を物の吊り下げに用いてもよい。また鉤部61、61と間隔可変部70とに代えて他の取付部と回転抑止部511を用いてアームを構成してもよい。
1 指向制御板
2 天井面
4 ウィングプレート(面板部)
5 取付部
35 室内機
40 谷部
41 山部
43 風受け面
44 下向き面
50 空気抜け孔の総称
50c 空気抜け孔(貫通孔)
50s 空気抜け孔(貫通孔)
51 基台
52 アーム
53a アーム片
53b アーム片
55 アーム取付具
57 中央板部
58 内歯車部
59 フック部
61 鉤部
70 間隔可変部
80 二股ばね
351 空気吹出口
501 上流縁
501a 斜縁
501b エッジ
502 下流縁
508 頭部
509 脚部
509a 支持板
511 回動抑止部
512 主円部
513 副円部
514 ピボット
515 貫通孔
516 スポーク形状部
517 支持点
521 アームの先部
531 アームの基部
533 ばね取着部
533a 上位部
533b 中位部
533c 下位部
551 嵌合突起
553 指圧受部
571 コイル設置部(ばね取付部)
581 凹凸部
581a 凹部
581b 凸部
591 波形状部
591a 波形状部の爪
611 連結桿
613 鉤部
613a 段差面
801 コイル部分
803 腕部
A 空気吹出口から出る風
G グリル
S 間隔可変部の中空
S1 室内機の狭い間隔
c 中心軸
s 間隙

Claims (17)

  1. 室内機と室外機を有し室内機が家屋の壁面や天井面に埋め込まれる埋め込みタイプのエアーコンディショナーに用いられ、前記室内機の空気吹出口から吹き出る空気の流れ方向を制御するため、前記室内機の空気吹出口の前方に取り付けられる指向制御板であって、
    前記室内機の空気吹出口から吹き出される空気を受ける面板部と、
    この面板部を前記室内機の空気吹出口の前方に取り付けるための取付部とを有し、
    前記面板部は、その横断面が連続した凹凸面形状であるとともに、その一部に空気抜け孔を有することを特徴とする指向制御板。
  2. 前記取付部は、
    前記面板部に設けられた基台と、
    この基台に対して回動自在なアームと、
    前記基台にアームを取り付けるためのアーム取付具とを有し、
    前記基台は、前記アームの回動を抑止する回動抑止部とを有し、
    前記アームは、その基部に前記回動抑止部と噛合する内歯車部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の指向制御板。
  3. 前記フック部は前記アームの両側に一対の鉤部を有し、当該鉤部同士の間には、前記鉤部同士の間の間隔を可変する間隔可変部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の指向制御板。
  4. 前記間隔可変部は、元が一つで先が二つに分かれた二股状をしており、当該二つに分かれた各先の部分はである先部は中空を有し、当該各先部のそれぞれに前記鉤部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の指向制御板。
  5. 前記各先部同士の間は、間隙が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の指向制御板。
  6. 前記間隔可変部は、楕円形状をした1つのリング部にされ、当該リング部の外周縁と当該楕円の短軸との交点位置又はその近傍箇所に前記一対の鉤部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の指向制御板。
  7. 前記間隔可変部は、その先端が分断されていることを特徴とする請求項6に記載の指向制御板。
  8. 前記一対の鉤部の先端部には、複数の爪を有することを特徴とする請求項3から7のいずれか1項に記載の指向制御板。
  9. 前記取付部は、
    前記面板部に設けられた基台と、
    この基台に対して回動自在なアームと、
    前記基台にアームを取り付けるためのアーム取付具とを有し、
    前記基台は、前記アームの回動を抑止する回動抑止部を有し、
    前記アームは、元が一つで先が二つに分かれ二股状になる一対のアーム片を有するとともに当該アーム片に支持される二股ばねを有し、当該二股ばねを取り付けるためのばね取付部が前記アーム片に形成され、各アーム片の自由端部は、鉤部にされていることを特徴とする請求項2に記載の指向制御板。
  10. 前記面板部は、凸状に湾曲する山部と、凹状に湾曲する谷部とからなるとともに、これ
    ら山部及び谷部が連続することで、前記連続した凹凸面形状の横断面をS字状に形成し、S字状の一方の端部において、前記山部は、その頂上から下降する下降面を形成し、他方の端部において、前記谷部は、その谷底から上昇する上昇面を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の指向制御板。
  11. 前記空気抜け孔は、指向制御板を室内機に取り付けた状態において、前記横断面S字状をした前記面板部のうち、室内機から出る風が直接当たる面において前記谷部及び前記山部の境界よりも前記谷部側に形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の指向制御板。
  12. 前記空気抜け孔のうち、室内機から出る風が当該空気抜け孔に向かう場合における上流側の縁が上流側から下流側にかけて斜めに下降する斜縁に形成されていることを特徴とする請求項11に記載の指向制御板。
  13. 前記フック部は、その先端部位が波形状にされていることを特徴とする請求項2から12のいずれか1項に記載の指向制御板。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の指向制御板をエアーコンディショナーの室内機の空気吹出口の前方に取り付けるための取り付け方法であって、前記室内機の空気吹出口に前記取付部の先端を前記間隔可変部の弾力に抗して狭めた状態にし、その状態で当該取付部を空気吹出口内に挿入後、前記弾力を解放し、前記鉤部を前記空気吹出口内の部材に掛止することで指向制御板を室内機に取り付ける取付方法。
  15. 面板部に設けられた基台と、
    この基台に対して回動自在なアームと、
    前記基台にアームを取り付けるためのアーム取付具とを有し、
    前記基台は、前記アームの回動を抑止する回動抑止部を有し、
    前記アームは、その基部に前記回動抑止部と噛合する内歯車部が形成されていることを特徴とする取付部。
  16. 一自由端部にフック部が形成され、当該フック部はアームの両側に一対の鉤部を有し、当該鉤部同士の間には、前記鉤部同士の間の間隔を可変する間隔可変部を有することを特徴とする取付部。
  17. 元が一つで先が二つに分かれて二股状なる一対のアーム片を有するとともに二股ばねを有し、当該二股ばねを取り付けるためのばね取付部が前記アーム片には形成され、当該ばね取付部によって、前記二股ばねが取着され、各アーム片の自由端部は、鉤部にされていることを特徴とする取付部。
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