JP4672800B1 - エアコン用冷・暖気拡散装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアコンの吹出口に取り付けることにより、エアコンの直下から遠くの所まで暖気または冷気が室内全体にバランスよく行き渡るようにするエアコン用冷・暖気拡散装置を提供する。
【解決手段】所定幅の竪板部11の上辺に平板部12を形成することで横断面略T字状に形成した装置本体10と、該竪板部がエアコン30の吹出口31と適宜間隔を離して相対するようにして該装置本体を取付角度調節可能に支持する支持部材20とからなり、竪板部11の両端寄りに通風孔14を形成し、該通風孔の下辺に導風用庇15を後方へ突出するように形成した。
【選択図】図3
【解決手段】所定幅の竪板部11の上辺に平板部12を形成することで横断面略T字状に形成した装置本体10と、該竪板部がエアコン30の吹出口31と適宜間隔を離して相対するようにして該装置本体を取付角度調節可能に支持する支持部材20とからなり、竪板部11の両端寄りに通風孔14を形成し、該通風孔の下辺に導風用庇15を後方へ突出するように形成した。
【選択図】図3
Description
本発明は、エアコンの吹出口に取り付けられ、該吹出口から吹き出した冷・暖気を近くから遠くまでバランスよく分散させることにより、室内を快適に冷暖房できるようにするエアコン用冷・暖気拡散装置に関するものである。
一般に室内壁の天井部付近に取り付けられる家庭用の壁掛型エアコンは、下面前縁部に吹出口が設けられ、該吹出口に電動式の自動可変ルーバーが設けられ、暖房時には該可変ルーバーが下向き(水平に対して50度程度下向き)に変向されることで暖気が下向きに吹き出し、冷房時には該可変ルーバーが上向きに変向されることで冷気は暖房時よりも上向きに吹き出すように構成されている。
なお、下記特許文献1、2に風向を調整するためにエアコンの吹出口に設けるダクトが示され、特許文献3にはエアコンの吹出口のルーバーに付設し得る風向調整具が示される。これらの特許文献に示されたように、エアコンの吹出口に設けられる風向・風量調整装置は従来から知られている。
ところが、上記のような自動可変ルーバーを備えることで風向きが自動調整されるエアコンは、暖房時であれ冷房時であれいずれにしても風向きが一方に集中するため、エアコンの近くにいる人と遠くにいる人とは体感温度が大きく異なるという問題がある。例えば、暖房時には暖気が自動的に下向きに吹き出すようになるため、近くの人には一定の風速を伴って暖気が当たるのに対して遠くの人には暖気が届かないというアンバランスが生じ、冷房時には近くの人の頭上を通過して遠くの人にだけ冷気が届くといった問題があり、このようなアンバランスはたとえエアコンの風量の強弱を調整しても解決できない問題であった。
また、上記特許文献1、2のようにダクトを設けることではコストが掛かり、ダクト自体が邪魔になるという問題がある。また、特許文献3に示された風向調整具は風向が変えられるだけであったので、上記のように暖気や冷気が一箇所に集中しアンバランスになるという問題は避けられないものであった。
また、扇風機によって室内の暖気を拡散し、暖房効果を向上させることもあったが、そうすると、扇風機の近くで風が強くなるので寒く感じられるという問題がある。
そこで本発明は、エアコンの吹出口に取り付けることにより、エアコンの直下から遠くの所まで暖気または冷気が室内全体にバランスよく行き渡るようにするエアコン用冷・暖気拡散装置を提供し、室内全体が快適に冷暖房されるようにするものである。
また、上記特許文献1、2のようにダクトを設けることではコストが掛かり、ダクト自体が邪魔になるという問題がある。また、特許文献3に示された風向調整具は風向が変えられるだけであったので、上記のように暖気や冷気が一箇所に集中しアンバランスになるという問題は避けられないものであった。
また、扇風機によって室内の暖気を拡散し、暖房効果を向上させることもあったが、そうすると、扇風機の近くで風が強くなるので寒く感じられるという問題がある。
そこで本発明は、エアコンの吹出口に取り付けることにより、エアコンの直下から遠くの所まで暖気または冷気が室内全体にバランスよく行き渡るようにするエアコン用冷・暖気拡散装置を提供し、室内全体が快適に冷暖房されるようにするものである。
そのために本発明のエアコン用冷・暖気拡散装置は、所定幅の竪板部の上辺に平板部を形成することで横断面略T字状に形成した装置本体と、該竪板部がエアコンの吹出口と適宜間隔を離して相対するようにして該装置本体を取付角度調節可能に支持する支持部材とからなり、該装置本体の竪板部の両端寄りに通風孔を形成し、該通風孔の下辺に導風用庇を前記吹出口側へ突出するように形成したことを特徴とするものである。
本発明に係るエアコン用冷・暖気拡散装置によれば、吹出口から吹き出した冷・暖気が、エアコンの近くから遠くまで満遍なく行き渡り、室内全体が快適に冷暖房される。
次に本発明の実施形態を説明する。図において、10は装置本体、20はこの装置本体の背面に設けられた一対の支持部材である。装置本体10は、段ボール紙、木、発泡プラスチック等の軽量な材料で形成された幅10cm程度の竪板部11の上辺に幅8cm程度の平板部12を形成することで横断面略T字状に形成されている。なお、13はこの竪板部11と平板部12との接合部を補強するために設けられた角棒状部材、16は竪板部11の両端縁の裏面と平板部12の両端縁の下面とに接合するように設けられた縁囲部材である。そして、該竪板部11の両端寄りに幅11cm、高さ3cm程度の一対の通風孔14を形成し、該各通風孔14の下辺に後方へ3.5cm程度に突出する板状の導風用庇15を形成してなる。
一方、支持部材20は、竪板部11の背面に一対の取付片21を適宜間隔を離して突設し、該取付片21の先端部に締付ネジ22を介することで上下方向に屈折可能にアーム23を連接し、該アーム23の先端部にさらに締付ネジ24を介することで上下方向に屈折可能に取付片25を連接している。26は裏面に両面テープ(両面粘着材付きテープ)28が貼り付けられた帯板状部材で、該帯板状部材の両端部寄りの表面2箇所に係合溝部27が形成されている。そして前記取付片25に形成された板状基部26を該係合溝部27に差し込むことで該取付片25を該帯板状部材26に取り付けられるようにしている。
次にこの冷・暖気拡散装置を家庭用の壁掛型エアコン30に取り付けた例を図3,図4に従い説明する。この種の壁掛型エアコンは通常は本体の下面前縁部に吹出口31が形成されている。32は該吹出口に設けられた2枚の電動式の自動可変ルーバーを示す。そこで、前記帯板状部材26を該エアコン30の下面であって冷・暖気の吹出口31の後側に貼り付け、該帯板状部材26の係合溝部27に取付片25を差し込むとともに、締付ネジ22および締付ネジ24を締めることで、吹出口31の上縁(前側縁)と平板部12の後側上縁との間隔が概ね2〜10cm程度になるように竪板部11を吹出口31に相対させ、装置本体10を該エアコン30の前面に取り付ける。このとき、締付ネジ22を緩めなおすことにより、該装置本体10の取付角度を微調節することができ、暖房時は、図3に示したように、平板部12が水平または少し下向きになるように設定し、冷房時は、図4に示したように、平板部12が水平よりも少し上向きになるように設定する。
このため、暖房時は、図3に矢印で示したように、吹出口31から吹き出た暖気の多くが竪板部11に当たり下方に流れる暖気がある一方で、吹出口31から前方に吹き出す暖気も20〜40%ある。なお、通風孔14の裏側に導風用庇15が設けられていることから、吹出口31から吹き出た暖気が該導風用庇15の上面に当たって該通風孔14に導かれ易くなる。このため、比較的小さな通風孔14であっても該通風孔14に暖気が収束し、該通風孔14から吹き出した暖気の風速が維持され、該通風孔14から吹き出した暖気はエアコン30の近くにいる人の頭上を通過して数メートル離れた人に対しても暖気の微風がもたらされる。
また、冷房時は、図4に矢印で示したように、吹出口31から吹き出た冷気が同じく導風用庇15の上面に当たって該通風孔14に導かれ、該通風孔14から冷気が吹き出すことでエアコン30から数メートル離れた人に対して冷気の微風をもたらすと同時に、吹出口31から吹き出た冷気のうちの30〜40%が平板部12の上面に当たって滑送することで、その冷気は通風孔14から吹き出した冷気よりも高所を略々水平に流れ、エアコン30からさらに遠方にいる人にもこの冷気の微風を到達させられる。
このようにこの冷・暖気拡散装置をエアコン30に取り付け、その取付角度を微調整することにより、エアコン30から吹き出した冷・暖気を該エアコンの近くから遠くに至るまで略々均等に拡散させることができる。このため、エアコン30の吹出口31から吹き出す風を強くしても、その強い風が一部の地域に集中することなく、室内全体にバランスよく微風を行き渡らせる。また、この調節により、暖房時に暖気が室内天井部に溜まるのを防ぐことができるとともに、冷房時に足元に冷気が溜まるのを防ぐことができ、快適に冷暖房することが可能になる。
なお、この実施形態では、通風孔14を竪板部11の両端部寄りの計2箇所に形成したが、通風孔14を3箇所以上に形成してもよい。また、通風孔14に扉を設けて該通風孔14を開閉できるようにし、該通風孔14から吹き出す冷・暖気の風量を調節できるようにしてもよい。また、本発明の冷・暖気拡散装置は、実施形態に示したような壁掛型エアコンだけでなく、床置きタイプのエアコンに取り付けることもできる。
10 装置本体
11 竪板部
12 平板部
14 通風孔
15 導風用庇
20 支持部材
22 締付ネジ
23 アーム
24 締付ネジ
26 帯板状部材
30 エアコン
31 吹出口
11 竪板部
12 平板部
14 通風孔
15 導風用庇
20 支持部材
22 締付ネジ
23 アーム
24 締付ネジ
26 帯板状部材
30 エアコン
31 吹出口
Claims (1)
- 所定幅の竪板部の上辺に平板部を形成することで横断面略T字状に形成した装置本体と、該竪板部がエアコンの吹出口と適宜間隔を離して相対するようにして該装置本体を取付角度調節可能に支持する支持部材とからなり、該装置本体の竪板部の両端寄りに通風孔を形成し、該通風孔の下辺に導風用庇を前記吹出口側へ突出するように形成したことを特徴とするエアコン用冷・暖気拡散装置。
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