JP2012219588A - 連続出窓 - Google Patents

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Kuniya Watabe
邦弥 渡部
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【課題】オフィスビルやホテル、集合住宅等において、積極的にスペースを広げようという思想のもと、出窓の側面壁による煩わしさを解消し、開放感や居住性を高めることのできる連続出窓を提供する。
【解決手段】床面から300mm以上の高さに設けられ、外壁面から500mm未満の奥行きの出窓を建物の外壁面の全周またはほぼ全周にわたって連続させて構築する連続出窓1である。従来の部分的な出窓とは異なって、空間が大幅に広がり、開放感や居住性を高めることができる。また、採光できる面積が非常に大きくなり、外部からの自然光を取り入れやすくなり、環境面への配慮にも繋がる。出窓が横方向に連続することで、横方向については建物の外壁面に大きな凹凸が生じることがなく、施工およびメンテナンスが容易である。また、出窓部分についても一般の窓と同様のサッシの組み込みが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、オフィスビルやホテル、集合住宅等において、外壁面の全周またはほぼ全周にわたって連続させて構築した連続出窓に関するものである。
出窓とは、床からの高さが300mm以上、外壁からの出寸法が500mm未満であり、見付け面積の1/2以上が窓であるものを対象としており、オフィスビルやホテル、集合住宅等において、外壁の一部に出窓が使用される場合がある。
出窓を設けることによって、部屋が広く感じられ、出窓の窓台部分に物を置くこともできる。
出窓に関する発明として、例えば特許文献1、2記載の発明がある。
特許文献1には、平面から見て略コ字状になるようにユニット化された出窓を建物の外壁の外面側に屋外側に突出するように配置し、出窓の両側の側壁に背面及び内側を開口せる嵌合凹部を設けた出窓の取り付け構造が記載されている。
建物の外壁の構造材から片持梁を突設すると共に片持梁の先端部を嵌合凹部に嵌合して片持梁にて出窓を支持し、嵌合凹部の上面部と片持梁とを固着具にて結合している。
特許文献2には、各種タイプを包含する一群の出窓サッシであって、これらの取付け側縦枠が建物躯体に対する取付け専用構成部分と各出窓サッシに共通の連結用構成部分とで形成された出窓サッシの群、各種タイプを包含する一群の半外付け窓サッシが記載されている。
これらの取付け側縦枠が建物躯体に対する取付け専用構成部分と各半外付け窓サッシの群および、半外付け窓サッシの見込み方向と平行な基壁を有し、その基壁の一側面が前記出窓サッシの連結用構成部分と結合可能に形成され、また、他側面が前記半外付け窓サッシの連結用構成部分と連結可能に形成されている一群の方立を準備し、出窓サッシ群と半外付け窓サッシ群の中から任意にサッシを選び、これらの取付け側縦枠の連結用構成部分を前記方立によって結合している。
特開平07−042450号公報 特開平05−005382号公報
一般的によく用いられる出窓形態は、外壁の一部または部屋の一部に設ける部分的な出窓であり、部屋が多少広く感じられ、窓台に物を置くスペースを確保することができるが、側面は壁に囲まれる等、開放感に乏しい。
前述した特許文献1記載の発明の場合は、平面から見て略コ字状の出窓が示されているが、側面壁に囲まれている。
特許文献2記載の発明の場合は、多様な形態の出窓サッシを簡単に構成できるようにしたものであるが、デザイン的な利点を目的としたもので、必ずしも開放感や居住性を高めるものではない。
また、背景技術の項でも述べたように、出窓を設けることによって、部屋が多少広く感じられ、出窓の窓台部分に物を置くこともできるが、一般的にはデザイン的な装飾性に加え、わずかながらスペースを広げるといった感覚で計画されており、積極的にスペースを広げるという思想によるものではなかった。
本発明は、従来技術における上述のような課題の解決を図ったものであり、積極的にスペースを広げたり、開放感を高めようという思想のもと、出窓の側面壁による煩わしさを解消し、開放感や居住性を高めることのできる連続出窓を提供することを目的としている。
本願の請求項1に係る連続出窓は、床面から300mm以上の高さに設けられ、外壁面から500mm未満の奥行きの出窓を建物の外壁面の全周またはほぼ全周にわたって連続させて構築してあることを特徴とするものである。
床面から300mm以上の高さに設けられ、外壁面から500mm未満の奥行きの出窓を建物の外壁面の全周またはほぼ全周にわたって連続させて構築することによって、従来の部分的な出窓とは異なって、空間が大幅に広がり、開放感や居住性を高めることができる。
また、採光できる面積が非常に大きくなり、外部からの自然光を取り入れやすくなり、環境面への配慮にも繋がる。
出窓を横方向に連続させることで、横方向については建物の外壁面に大きな凹凸が生じることがなく、施工およびメンテナンスが容易である。また、出窓部分についても一般の窓と同様のサッシの組み込みが可能である。
なお、ここでいうほぼ全周とは、例えば居室空間とならない部分の壁や外部条件との関係で出窓の設置メリットがない部分については、部分的に出窓が途切れてもかまわない趣旨である。
本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る連続出窓において、建物外壁面から張り出す出窓下部の膳板部分または出窓上部の庇部分ないしその両方を建物躯体の梁または床スラブの一部として構成することを特徴とするものである。
建物外壁面から張り出す出窓下部の膳板部分または出窓上部の庇部分ないしその両方を建物躯体の梁または床スラブの一部として構成することによって、窓部の面積が格段に増えるとともに室内空間が体積的にも大きく広がる。
また、出窓の膳板部分や庇部分を、建物躯体の梁または床スラブの一部として構成すれば、開口部とする出窓部分の剛性を確保しやすくなり、連続出窓位置での間柱等の鉛直材を省略することができる。
また、出窓全体をアルミ等のサッシで構築するのに比べ、躯体として出窓の膳板部分や庇部分を構築することにより、ローコストで出窓を構築することができる。
面積の大きい出窓を連続することによって、部分的な出窓を複数設ける場合に比べ、シームレスなすっきりとした外観が得られ、意匠性も高くなる。
本発明は以上のような構成となるため、以下のような効果が得られる。
(1)従来の特定の幅で形成された出窓に比べ、出窓が外壁面の全周またはほぼ全周に連続することで、格段に優れた開放感、居住性が得られる。
(2)部分的な出窓を複数設ける場合に比べ、シームレスなすっきりした外観が得られ、意匠性が高い。
(3)出窓の膳板部分や庇部分を、建物躯体の梁または床スラブの一部として構成すれば、サッシで出窓を構築するのに比べ、アルミニウムの使用量を抑えることができ、ローコストで出窓を構築することができる。(アルミの価格>RC躯体の価格)
(4)出窓が横方向に連続することで、横方向については建物の外壁面に大きな凹凸が生じることがないため、施工およびメンテナンスが容易である。また、出窓部分についても一般の窓と同様のサッシの組み込みが可能である。
窓の縦断面図を示しており、(a)は一般的な出窓、(b)は一般のビルやタワーマンションの窓、(c)は本発明に係る連続出窓を示したものである。 本発明に係る連続出窓を使用した実施例を概略的に示した横断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は、窓の縦断面図を示しており、(a)は一般的な出窓、(b)は一般のビルやタワーマンションの窓、(c)は本発明に係る連続出窓1を示している。
出窓は、床スラブからの高さAが300mm以上、外壁からの出寸法Bが500mm未満であり、見付け面積の1/2以上が窓となっている。
従来の一般的な出窓の例として示した図1(a)の場合では、床からの高さAが850mm程度の人の腰あたりの高さに、出幅Bが500mm程度の出窓の膳板部分3を設けている。
このような場合の膳板部分3には、物等を置くスペースとして活用することができる。また、出幅Bと同程度の幅の庇15を設け、天井上部の梁12と庇15を一体化させる場合もある。
一般的な出窓の場合、膳板部分3に物を置くことができるというメリットはあるが、部分的な出窓であり、空間が大幅に広がるという感覚は得られない。
一般のビルやタワーマンションの窓の例として示した図1(b)の場合、出窓ではなく、ガラス等の材質のものを外壁面に設置して窓の開口部2と一体化することで、シームレスな外観になり、デザイン的な利点がある。
また、開口部2からの視野が広がり、空間が広がったような視覚的な効果を得られるが、実質的に有効面積が拡大したわけではない。
本発明に係る連続出窓1の一実施形態として、図1(c)に縦断面を、図2には概略的な横断面を示した。
図1(c)に示したように、本発明に係る連続出窓1は、床からの高さAが300mm程度の足元あたりの高さに、出幅Bが500mm程度の出窓の膳板部分3を設け、開口部2としているため、採光できる面積が非常に大きく、外部からの自然光を取り入れやすい。
部分的な出窓とは異なり、ほぼ視界全面に窓部が広がり、空間の広がりを感じることができるという視覚的な効果が得られる。開放感や居住性を高めることができ、実質的な有効面積も拡大することができる。
出窓が横方向に連続することで、横方向については建物の外壁面に大きな凹凸が生じることがなく、施工およびメンテナンスが容易である。また、出窓部分についても一般の窓と同様のサッシの組み込みが可能である。
また、床16下では、梁12と膳板部分3を一体化し、天井14上の梁12と庇15を一体化することによって、連続出窓1の剛性を確保しやすくなり、連続出窓位置での間柱等を省略することが可能になる。
以上に述べたように、本発明は格段に優れた開放感、居住性を提供することができる連続出窓であり、オフィスビルやホテル、集合住宅等に適用することができる。
1…連続出窓、
2…開口部
3…膳板部分、
11…建築物、
12…梁、
13…柱、
14…天井、
15…庇、
16…床、
A…床からの高さ、
B…出幅(出寸法)

Claims (2)

  1. 床面から300mm以上の高さに設けられ、外壁面から500mm未満の奥行きの出窓を建物の外壁面の全周またはほぼ全周にわたって連続させて構築してあることを特徴とする連続出窓。
  2. 建物外壁面から張り出す出窓下部の膳板部分または出窓上部の庇部分ないしその両方を、建物躯体の梁または床スラブの一部として構成することを特徴とする請求項1記載の連続出窓。
JP2011089757A 2011-04-14 2011-04-14 連続出窓 Pending JP2012219588A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018141333A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 株式会社竹中工務店 建物

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