JP2012211056A - グラウト組成物の施工方法 - Google Patents
グラウト組成物の施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012211056A JP2012211056A JP2011078230A JP2011078230A JP2012211056A JP 2012211056 A JP2012211056 A JP 2012211056A JP 2011078230 A JP2011078230 A JP 2011078230A JP 2011078230 A JP2011078230 A JP 2011078230A JP 2012211056 A JP2012211056 A JP 2012211056A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grout
- water
- slurry
- mass
- kneading
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
【解決手段】グラウトスラリー生成装置を用いて、グラウト組成物及び水を連続して混練し、グラウトスラリーを生成する工程と、グラウトスラリーを施工現場で施工する工程と、を有するグラウト組成物の施工方法であって、グラウト組成物は、ポルトランドセメント、細骨材、増粘剤及び流動化剤を含み、ポルトランドセメント100質量部に対する流動化剤の含有量及び増粘剤の含有量が所定の関係を満たす、施工方法。
【選択図】図1
Description
Y=15X+t (1)
[式中、Xは増粘剤の含有量(質量部)を示し、Yは流動化剤の含有量(質量部)を示し、0.10≦Y≦1.40であり、tは係数を示し、−6.0≦t≦−4.5である。]
図1は、本実施形態に係るグラウトスラリー生成装置を模式的に示す図である。本実施形態に係るグラウトスラリー生成装置は、軸部材の外周面に複数の羽根が形成され、軸部材が所定方向に回転することにより、グラウト組成物及び水を混練しながら軸部材の基端側から終端側に向けて混練物(グラウトスラリー)を移送する混練スクリュー26が設けられた混練装置2bと、混練装置2bにグラウト組成物を移送するためのホッパースクリュー22を有するホッパー2aと、混練装置から吐出されたグラウトスラリーを収容するためのリザーバ2cと、リザーバ2c内のグラウトスラリーを外部へ吐出するためのスネークポンプ2dと、スネークポンプ2dから吐出されたグラウトスラリーを移送するための移送パイプ2eと、を備えることが好ましい。
次に、本実施形態に係るグラウト組成物の一例を説明する。本実施形態のグラウト組成物は、ポルトランドセメント、細骨材、増粘剤及び流動化剤を含有し、ポルトランドセメント100質量部に対する流動化剤の含有量及び増粘剤の含有量が特定の関係を満たすグラウト組成物である。
Y=15X+t (1)
Y=0.10 (3)
Y=1.40 (4)
Y=15X−4.5 (5)
Y=15X−6.0 (6)
。
本実施形態のグラウトスラリーは、上述のグラウト組成物と水とを配合し、混練することによって調製することができる。該グラウトスラリーの好適な実施形態を以下に説明する。
本発明のグラウト硬化体は、上述のグラウトスラリーを硬化させることによって得ることができる。本発明のグラウト硬化体の好適な実施形態を以下に説明する。
以下(1)〜(5)に示す原材料を準備した。
(1)ポルトランドセメント
・普通ポルトランドセメント(宇部三菱セメント株式会社製、ブレーン比表面積:3300cm2/g)
(2)細骨材
・珪砂:表1に示す粒子径の分布を有する。
・ヒドロキシプロピルメチルセルロース系増粘剤(信越化学社製、粘度:43600mPa・s)
(4)流動化剤
・流動化剤a(BASF社製、側鎖長さ:76nm、式(A2)及び(B)で表される構造単位を有し、オキシエチレン基の繰り返し単位数n:160、Na量:2700μg/g)
・流動化剤b(BASF社製、側鎖長さ:35nm、式(A)、(B)及び(C)で表される構造単位を有し、オキシエチレン基の繰り返し単位数m:42、Na量:9900μg/g)
(5)無機系膨張材
・生石灰−石膏系膨張材(太平洋マテリアル社製)
表1に示す配合割合で調製した各グラウト組成物2kgに対して、水460g(グラウト組成物100質量部に対して、水23質量部)を配合して混練し、各実施例及び各比較例のグラウトスラリーを調製した。混練は、温度20℃、相対湿度65%の条件下でケミスターラーを用いて、回転数700rpmで2分間行った。
[グラウトスラリー評価]
調製した各実施例及び各比較例のグラウトスラリーのフロー値、漏斗流下値及び懸濁物質量を以下の方法により測定した。測定結果を表3に示す。ここで、表3中の「−」は、未測定を表している。
JSCE−D 104−2007「コンクリート用水中不分離性混和剤品質規格、6.1.6(1)スランプフロー」に記載の試験方法に準拠してフロー値を測定した。フローコーンは、JIS R 5201−1997「セメントの物理試験方法」に記載のものを使用し、混練直後のグラウトスラリーをフローコーンに充填し、直ぐにフローコーンを引き上げてから5分経過した時点で、フロー値を測定した。フロー値を流動性及び施工箇所での充填性の指標とした。
図4に示すV漏斗を使用し、JSCE−F 512−2007「高流動コンクリートの漏斗を用いた流下試験方法」に記載の試験方法に準拠して、漏斗流下値を測定した。また、漏斗流下値をポンプ圧送性及び施工箇所での充填性の指標とした。
JSCE−D 104−2007「コンクリート用水中不分離性混和剤品質規格、付属書2:水中不分離性コンクリートの水中分離度試験方法」に記載の試験方法に準拠して懸濁物質量を測定した。懸濁物質量を水中不分離性の指標とした。
(3)圧縮強度
実施例5及び6で調製したグラウトスラリーを用いて作製したグラウト硬化体の水中及び気中での圧縮強度を、JSCE−D 104−2007「コンクリート用水中不分離性混和剤品質規格、6.1.6(6)圧縮強度」に準拠して測定した。ただし、供試体(グラウト硬化体)として、直径50mm、高さ100mmの円柱供試体を用いて、7日及び28日の各材齢にて測定した。測定結果を表4に示す。
実施例5及び6で調製したグラウトスラリーを用いて作製したグラウト硬化体の水中気中強度比を、JSCE−D 104−2007「コンクリート用水中不分離性混和剤品質規格、6.1.7(7) 水中気中強度比」に準拠して算出した。結果を表4に示す。
Claims (8)
- グラウトスラリー生成装置を用いて、グラウト組成物及び水を連続して混練し、グラウトスラリーを生成する工程と、前記グラウトスラリーを施工現場で施工する工程と、を有するグラウト組成物の施工方法であって、
前記グラウト組成物は、ポルトランドセメント、細骨材、増粘剤及び流動化剤を含み、
前記ポルトランドセメント100質量部に対する前記流動化剤の含有量及び前記増粘剤の含有量が下記式(1)で表される関係を満たす、施工方法。
Y=15X+t (1)
[式中、Xは前記増粘剤の含有量(質量部)を示し、Yは前記流動化剤の含有量(質量部)を示し、0.10≦Y≦1.40であり、tは係数を示し、−6.0≦t≦−4.5である。] - 前記増粘剤は、セルロース系増粘剤であり、20℃における前記増粘剤の2質量%水溶液の粘度が、30000〜60000mPa・sである、請求項1に記載の施工方法。
- 前記流動化剤は、ポリカルボン酸系流動化剤である、請求項1又は2に記載の施工方法。
- 前記細骨材の粒子径が、150μm以上1200μm未満である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の施工方法。
- 前記グラウトスラリー生成装置は、
軸部材の外周面に複数の羽根が形成され、前記軸部材が回転することにより、前記グラウト組成物及び前記水を混練しながら前記軸部材の基端側から終端側に向けてグラウトスラリーを移送する混練スクリューが設けられた混練装置と、
前記混練装置に前記グラウト組成物を移送するためのホッパースクリューを有するホッパーと、
前記混練装置から吐出された前記グラウトスラリーを収容するためのリザーバと、
前記リザーバ内のグラウトスラリーを外部へ吐出するためのスネークポンプと、
前記スネークポンプから吐出されたグラウトスラリーを移送するための移送パイプと、
を備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の施工方法。 - 前記グラウトスラリー生成装置が、前記グラウト組成物を前記ホッパーに供給するグラウト組成物供給装置を更に備える、請求項5に記載の施工方法。
- 前記グラウトスラリー生成装置が、前記水を前記混練装置に供給する水供給装置を更に備える、請求項5又は6に記載の施工方法。
- 前記グラウトスラリー生成装置が、車輌に搭載されている、請求項5〜7のいずれか1項に記載の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011078230A JP5699748B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | グラウト組成物の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011078230A JP5699748B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | グラウト組成物の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012211056A true JP2012211056A (ja) | 2012-11-01 |
JP5699748B2 JP5699748B2 (ja) | 2015-04-15 |
Family
ID=47265377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011078230A Expired - Fee Related JP5699748B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | グラウト組成物の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5699748B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014196224A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 宇部興産株式会社 | グラウトモルタルの施工方法 |
JP2016098537A (ja) * | 2014-11-20 | 2016-05-30 | 東興ジオテック株式会社 | 低水セメント比のセメントスラリーを用いた高圧噴射撹拌工法 |
JP2020128631A (ja) * | 2019-02-07 | 2020-08-27 | 株式会社竹中工務店 | 高圧噴射攪拌工法 |
WO2024082589A1 (zh) * | 2022-10-18 | 2024-04-25 | 中国水利水电第五工程局有限公司 | 一种低温环境下顶管施工方法、抗冻触变泥浆及制备方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07138055A (ja) * | 1993-11-10 | 1995-05-30 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 水中グラウト用混和材及びセメント組成物 |
JP2008265269A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-11-06 | Ube Ind Ltd | 水硬性モルタル(スラリー)の施工方法 |
JP2009234818A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Ube Ind Ltd | 水硬性組成物およびその硬化体 |
JP2012211057A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Ube Industries Ltd | グラウト組成物、グラウトスラリー及びグラウト硬化体 |
-
2011
- 2011-03-31 JP JP2011078230A patent/JP5699748B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07138055A (ja) * | 1993-11-10 | 1995-05-30 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 水中グラウト用混和材及びセメント組成物 |
JP2008265269A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-11-06 | Ube Ind Ltd | 水硬性モルタル(スラリー)の施工方法 |
JP2009234818A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Ube Ind Ltd | 水硬性組成物およびその硬化体 |
JP2012211057A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Ube Industries Ltd | グラウト組成物、グラウトスラリー及びグラウト硬化体 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
JPN6014047854; 笠井芳夫,坂井悦郎: 新 セメント・コンクリート用混和材料 第1版, 20070115, 第210頁, 技術書院 * |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014196224A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 宇部興産株式会社 | グラウトモルタルの施工方法 |
JP2016098537A (ja) * | 2014-11-20 | 2016-05-30 | 東興ジオテック株式会社 | 低水セメント比のセメントスラリーを用いた高圧噴射撹拌工法 |
JP2020128631A (ja) * | 2019-02-07 | 2020-08-27 | 株式会社竹中工務店 | 高圧噴射攪拌工法 |
JP7187755B2 (ja) | 2019-02-07 | 2022-12-13 | 株式会社竹中工務店 | 高圧噴射攪拌工法 |
WO2024082589A1 (zh) * | 2022-10-18 | 2024-04-25 | 中国水利水电第五工程局有限公司 | 一种低温环境下顶管施工方法、抗冻触变泥浆及制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5699748B2 (ja) | 2015-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109311770A (zh) | 用于3d打印的建筑材料的流变性的在线控制 | |
JP5895589B2 (ja) | 水中不分離グラウト組成物の施工方法 | |
JP5163013B2 (ja) | 水硬性組成物 | |
JP4985233B2 (ja) | 水硬性モルタル(スラリー)の施工方法 | |
JP2006298662A (ja) | グラウト組成物及びグラウトスラリーの施工方法 | |
JP5699748B2 (ja) | グラウト組成物の施工方法 | |
JP6086585B2 (ja) | グラウト組成物及びグラウト材 | |
JP2011132041A (ja) | セメントグラウト用混和剤 | |
JP2009234818A (ja) | 水硬性組成物およびその硬化体 | |
JP5996422B2 (ja) | 粉末状の粉じん低減剤、それを用いた吹付けコンクリート及び吹付け工法 | |
JP5895625B2 (ja) | モルタルの施工方法 | |
JP5387463B2 (ja) | 水硬性組成物 | |
JP5424541B2 (ja) | セメント質硬化体の製造方法 | |
JP6212908B2 (ja) | グラウトモルタルの施工方法 | |
KR101479722B1 (ko) | 고분말 포졸란재료 기포슬러리와 라텍스의 후첨가 배합에 의한 하이브리드 콘크리트 제조방법 | |
JP2006224651A (ja) | グラウトスラリーの施工方法 | |
JP5895588B2 (ja) | 水中不分離グラウト組成物、グラウトスラリー及びグラウト硬化体 | |
JP6108654B2 (ja) | グラウト組成物、グラウトスラリー及びグラウト硬化体 | |
EP4405175A1 (en) | Dry cementitious material mixture for 3d-printing | |
JP2011195402A (ja) | 水硬性組成物 | |
JP7230740B2 (ja) | 減水剤組成物及びその製造方法、並びに水硬性組成物及びその製造方法 | |
JP3806420B2 (ja) | シラスを用いた低強度モルタル充填材 | |
JP5531714B2 (ja) | 水硬性組成物 | |
CN106630871A (zh) | 一种用于填充装配式构件间隙的座浆料及其制备方法 | |
JP2010155757A (ja) | グラウト用混和剤およびグラウト組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141008 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5699748 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |