JP2012210694A - 動力工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駆動モータ10のモータスピンドル11を回転軸にして回転して駆動モータ10に風を送る送風ファン12を備えている。この送風ファン12により送られる風で駆動モータ10を冷却することができる。さらに送風ファン12により送られる風を、無段変速機構30も冷却するように導く導風構造が設けられている。これにより、送風ファン12により駆動モータ10に送られた風を利用して無段変速機構30も冷却することができる。また、導風構造は、送風ファン12により送られる風を機構本体収容ケースの外側面に接触させながら通気させる構造を有している。
【選択図】図3
Description
また、駆動モータの変速機構としては、上記のような歯車列を用いるものの他に、減速比を無段階で変化させる無段変速機構(CVT:Continuously Variable Trans-mission)が公知になっている。従来、この無段変速機構として、いわゆるトラクションドライブ機構を利用したものが公知になっている。このトラクションドライブ式の無段変速機構に関する技術が例えば下記の特許文献1〜3に開示されている。
このトラクションドライブ式の無段変速機構は、ホルダに支持した複数の円錐形の遊星ローラに太陽ローラを圧接して、これにより得られる転がり接触を利用して遊星ローラを自転させながら出力軸回りに回転させて動力を伝達するとともに、各遊星ローラの円錐面に圧接した変速リングの圧接位置を小径側と大径側との間で変位させて圧接径を変化させることにより出力回転数を無段階で変速する構成となっている。
特許文献1には、係るトラクションドライブ式の無段変速機構を内装したねじ締め工具が開示されている。このねじ締め工具では、ねじ締めビットに付加される負荷トルクの増大(ねじ締めの進行)に伴って変速リングを低速側に変位させることにより、出力モードを低速高トルク出力モードに無段階で変速することができ、これにより迅速かつ確実なねじ締め作業を楽に行うことができる。
すなわち、本発明の第1の発明に係る動力工具は、駆動源としての駆動モータと、該駆動モータの動力を変速するトラクションドライブ式の無段変速機構とを具備する動力工具であって、前記駆動モータの回転駆動軸を回転軸にして回転して該駆動モータに風を送って該駆動モータを冷却する送風ファンと、前記無段変速機構も冷却するように前記送風ファンにより送られる風を導く導風構造と、を備えることを特徴とする。
この第1の発明に係る動力工具によれば、駆動モータの回転駆動軸を回転軸にして回転して駆動モータに風を送る送風ファンを備えているので、駆動モータを冷却することができる。さらに、この第1の発明に係る動力工具によれば、無段変速機構も冷却するように送風ファンにより送られる風を導く導風構造が設けられているので、この送風ファンにより駆動モータに送られた風を利用して無段変速機構も冷却することができる。これによって、駆動モータとトラクションドライブ式の無段変速機構とを具備する動力工具において、無段変速機構を冷却することができる。
この第2の発明に係る動力工具によれば、無段変速機構は無段変速機構の機構本体を収める機構本体収容ケースを備え、導風構造は送風ファンにより送られる風を機構本体収容ケースの外側面に接触させながら通気させる構造を有しているので、送風ファンにより送られた風を利用して無段変速機構も冷却するにあたって機構本体収容ケースを介して冷却することができる。これによって、無段変速機構は、圧接された互いのローラ間の転がり接触を得るにあたって、圧接された互いのローラ間に介在されるトラクショングリス等の潤滑剤等を外部に飛ばすことなく、この無段変速機構を冷却するための風を当てることができる。したがって、無段変速機構の機能を損なうことなく、送風ファンにより送られた風を利用して無段変速機構を冷却することができる。
この第3の発明に係る動力工具によれば、機構本体収容ケースは金属製で形成されているので、機構本体収容ケースを介して無段変速機構を冷却するにあたって機構本体収容ケースの熱伝導性を向上させることができる。さらに、機構本体収容ケースの外側面には、外側に向けて張り出すフィンが設けられているので、機構本体収容ケースを介して無段変速機構を冷却するにあたって送られてくる風との接触領域を拡げることができて、この機構本体収容ケースの熱交換能力を向上させることができる。これによって、機構本体収容ケースを介して無段変速機構を冷却するにあたっての、無段変速機構の冷却性能を向上させることができる。
この第4の発明に係る動力工具によれば、無段変速機構の機構本体を収める機構本体収容ケースの外側には、機構本体収容ケースを覆う樹脂製の外側ケースが設けられているので、この機構本体収容ケース内部に収められる無段変速機構の機構本体が熱を帯びる場合であっても、この機構本体収容ケース外部への熱伝導を抑えることができる。これによって、無段変速機構の機構本体が熱を帯びる場合であっても、この無段変速機構の機構本体の外部をユーザは触って把持することができることとなる。
この第5の発明に係る動力工具によれば、送風ファンにより送られる風を通気させる通風路が、機構本体収容ケースと外側ケースとの間に設けられているので、送風ファンにより送られる風は、機構本体収容ケースと外側ケースとの間に生じる熱と熱交換できることとなる。これによって、無段変速機構の機構本体が熱を帯びる場合であっても、この無段変速機構の機構本体の外部への熱伝導を効率良く抑えることができる。
この第6の発明に係る動力工具によれば、導風構造は、合わせて機構本体収容ケースの外側周囲180度以上の範囲に亘るように設けられているので、機構本体収容ケースの半分以上の範囲に亘って機構本体収容ケースを介して無段変速機構を冷却することができる。これによって、無段変速機構を冷却するにあたっての冷却効率を、向上させることができる。
第2の発明に係る動力工具によれば、無段変速機構の機能を損なうことなく、送風ファンにより送られた風を利用して無段変速機構を冷却することができる。
第3の発明に係る動力工具によれば、機構本体収容ケースを介して無段変速機構を冷却するにあたっての、無段変速機構の冷却性能を向上させることができる。
第4の発明に係る動力工具によれば、無段変速機構の機構本体が熱を帯びる場合であっても、この無段変速機構の機構本体の外部をユーザは触って把持することができることとなる。
第5の発明に係る動力工具によれば、無段変速機構の機構本体が熱を帯びる場合であっても、この無段変速機構の機構本体の外部への熱伝導を効率良く抑えることができる。
第6の発明に係る動力工具によれば、無段変速機構を冷却するにあたっての冷却効率を、向上させることができる。
図1および図2に示すように、ディスクグラインダ1は、後側から順に工具本体部2と変速部3とギヤヘッド部4とを備えている。図3に示すように、ギヤヘッド部4の下側部分には出力スピンドル51が下方へ突き出されて設けられている。この出力スピンドル51は、減速ユニット40から外部に回転駆動を出力する出力軸に相当する。この出力スピンドル51の下端部分には円形の砥石Bが取り付けられている。このギヤヘッド部4の下側部分のうち砥石Bの後側には、砥石カバー52が装備されている。この砥石カバー52は、砥石Bの後側半周範囲を覆うように設けられる砥石Bのカバー構造体であり、砥石Bによる研削粉の飛散を防止するためのものである。なお、図示符号53は、工具本体部2を右手で把持した使用者が左手で把持するためのサイドグリップである。
なお、この駆動モータ10のモータスピンドル11は、駆動モータ10から出力される出力軸として機能するとともに、トラクションドライブ式の無段変速機構30に入力する入力軸として機能する。なお、無段変速機構30は、モータスピンドル11から入力された回転駆動を減速(変速)して、出力軸として機能する中間伝達軸31から減速ユニット40に出力される。つまり中間伝達軸31は、後に詳述する減速ユニット40の入力軸として機能し、中間伝達軸31から入力された減速ユニット40の回転駆動力は、減速ユニット40にて減速されて出力スピンドル51から出力される。
無段変速機構30は、無段変速機構30として機能する機構本体300と、この機構本体300を収める機構本体収容ケース71とを備える。機構本体300は、モータスピンドル11から入力され中間伝達軸31にて出力するにあたり、太陽ローラ32、遊星ローラ33、推力ローラ34、調圧カム機構60(調圧ばね67を含む)、変速リング36、ホルダ37等を備えて構成される。これに対して機構本体収容ケース71は、これらの無段変速機構30として機能する機構本体300を構成する各種の部材を収容するケース部材として構成される。
この機構本体収容ケース71は、上記した各種の収容部材を含めてケース構造をなしている。なお、この機構本体収容ケース71は、図4および図5に示すように、各種の部材が組み付けられることにより閉塞構造をなした中空円筒形状にて形成されている。この機構本体収容ケース71は、上記した太陽ローラ32、遊星ローラ33、推力ローラ34、調圧カム機構60(調圧ばね67を含む)、変速リング36、ホルダ37を内装する。
この導風構造70は、駆動モータ10を冷却するために送風ファン12により送られる風によって、無段変速機構30も冷却するための構造であり、通風路75を含んで形成されている。この導風構造70をなすための通風路75は、変速部3における左右両側部分および下側部分にて複数設けられている。この通風路75は、機構本体収容ケース71の外側周囲360度の範囲のうち、左右両側部分および下側部分となる、合わせて機構本体収容ケース71の外側周囲180度以上の範囲に亘るように設けられている。ここで通風路75は、上記した無段変速機構30の機構本体300を収める機構本体収容ケース71に対して、送風ファン12により送られる風を機構本体収容ケース71の外側面72に接触させながら通気させる構造にて形成されている。なお、送風ファン12により送られた風は、上記した吸気口29から外気を吸気して駆動モータ10を冷却し、上記した通風路75を通じた後に下側排気口47および上側排気口49から外部に排気するようになっている。つまり、この変速ケース3aには、変速ケース3aの内外連通するように開口した下側排気口47および上側排気口49が設けられている。下側排気口47および上側排気口49は、送風ファン12により送られた風を通風路75(導風構造70)を通じた後に外部に排気する。
太陽ローラ32は、駆動モータ10のモータスピンドル11の先端部に結合されて一体で回転する。この太陽ローラ32は、軸受け32aを介して変速ケース3aに回転可能に支持されている。この太陽ローラ32は、3つの遊星ローラ33〜33のそれぞれの首部に圧接されている。出力軸として機能する中間伝達軸31の後部側は、太陽ローラ32に取り付けた軸受け31aを介して回転自在に支持されている。太陽ローラ32と中間伝達軸31は、駆動モータ10のモータスピンドル11の回転軸線と同一の回転軸線上に配置されている。また、中間伝達軸31の前部側は、後にも詳述するが、変速ケース3aに支持される軸受け31bを介して回転自在に支持されている。なお、この軸受け31bにて支持される中間伝達軸31の前側部分は、ギヤヘッド部4内に入り込むまで延びている。
推力ローラ34は、中間伝達軸31に相対回転可能かつ軸方向に変位可能に支持されている。推力ローラ34は、各遊星ローラ33の内側面に圧接されている。推力ローラ34の後面に設けたボス部34aは、遊星ローラ33〜33を支持するホルダ37を回転自在に支持している。この推力ローラ34の前側には、後に説明する調圧カム機構60の調圧ばね67が配設されている。この調圧ばね67は、駆動モータ10のモータスピンドル11からの回転駆動を受けて無段変速機構30が初期駆動するに際し、上記した太陽ローラ32、遊星ローラ33〜33、推力ローラ34、変速リング36との間で必要な摩擦伝動が得られるように、推力ローラ34を図示後ろ側に付勢している。
このように構成された無段変速機構30は、変速リング36が遊星ローラ33〜33の小径側に位置する状態では、モータスピンドル11からの回転駆動に対する無段変速機構30の減速比は小さくなる。このため、無段変速機構30は、出力スピンドル51へと向けた中間伝達軸31を高速に回転させることとなる。また逆に、変速リング36が遊星ローラ33〜33の大径側に位置する状態では、モータスピンドル11からの回転駆動に対する無段変速機構30の減速比は大きくなる。このため、無段変速機構30は、出力スピンドル51へと向けた中間伝達軸31を低速に回転させることとなる。
調圧カム機構60は、推力ローラ34の前面と押圧板61との間に複数の鋼球62〜62を挟み込んだ構成を備えている。各鋼球62は、推力ローラ34の前面と押圧板61の後面にそれぞれ設けた周方向に深さが変化するカム溝内に嵌り込んだ状態で挟み込まれている。また、推力ローラ34と押圧板61との間には調圧ばね67が介装されている。この調圧ばね67によって押圧板61は、中間伝達軸31の段差部31cに圧接されて軸方向の移動が規制されている。さらに、押圧板61は、キー68を介して中間伝達軸31にキー結合されて回転について一体化されている。
このため、中間伝達軸31に回転負荷(加工抵抗)等が作用すると、これが推力ローラ34と押圧板61との間に相対回転を発生させて各鋼球62をカム溝内の浅い側へ変位させるための外力として作用し、従って推力ローラ34に各遊星ローラ33に対する圧接力を増大させる方向の力として作用する。この外力と調圧ばね67の付勢力により推力ローラ34が各遊星ローラ33の下面に押し付けられ、その結果各遊星ローラ33の首部に太陽ローラ32が圧接され、また各遊星ローラ33の円錐面33bに変速リング36がそれぞれ同じ圧接力で圧接される。
中間伝達軸31は、上記したように無段変速機構30からの回転駆動を出力軸を構成するとともに、減速ユニット40に無段変速機構30からの回転駆動を入力する入力軸としても機能するように、無段変速機構30と減速ユニット40とに対して回転駆動の出入を兼ねる同一軸として機能している。この中間伝達軸31は、太陽ローラ32に取り付けられた軸受け31aと、変速ケース3aに取り付けられた軸受け31bとにより回転自在に支持されている。
減速ユニット40は、本発明に係る出力側歯車列であり、無段変速機構30の出力側に設けられ、無段変速機構30からの回転駆動を当該回転駆動とは相違する回転駆動に変換する。具体的には、図3に示すように、減速ユニット40は、この減速ユニット40の入力軸をなす中間伝達軸31の先端(図示前側)に嵌合固定される駆動側ギヤ41と、この減速ユニット40の出力軸をなす出力スピンドル51の基端(図示上側)に嵌合固定される従動側ギヤ45とにより構成される。なお、図示符号42は、中間伝達軸31の先端(図示前側)に嵌合固定される駆動側ギヤ41を留めておくための先端留め具である。ここで出力スピンドル51は、基端側(図示上側)と先端側(図示下側)とに配設された軸受け51a,51bにて回転自在に支持されている。なお、これらの軸受け51a,51bは、ヘッドケース4aに固定されている。
このようにして、減速ユニット40は、中間伝達軸31の回転駆動方向を当該回転駆動方向と直交する回転駆動方向となるように中間伝達軸31からの回転駆動を変換するとともに、中間伝達軸31の回転駆動速度を当該回転駆動速度から減速された回転速度となるように中間伝達軸31からの回転駆動を変換する。また、減速ユニット40に入力される中間伝達軸31の回転軸線と、減速ユニット40から出力される出力スピンドル51の回転軸線とは、互いに直交する方向にて交差している。
すなわち上記した無段変速機構30では、上記した3点圧接状態で駆動モータ10の起動に伴う太陽ローラ32の回転により各遊星ローラ33がその軸回りに自転すると、当該各遊星ローラ33の変速リング36に対する圧接状態を介して当該遊星ローラ33〜33が中間伝達軸31回りに公転する。ホルダ37に支持された遊星ローラ33〜33が中間伝達軸31回りに公転することにより、推力ローラ34が一体で回転する。推力ローラ34が回転すると、調圧カム機構60を介して中間伝達軸31が一体で回転する。こうして、駆動モータ10が起動すると、その回転動力が3点圧接状態の無段変速機構30及びギヤヘッド部4の減速ユニット40を経て出力スピンドル51に伝達されて砥石41を回転させる。
図9は、送風ファン12により送られる風の風路を示すディスクグラインダ1の縦断面図である。図9に示す太線矢印は、送風ファン12により送られる風の風路である。この太線矢印にて示す風路は、上記した通風路75を含んで形成される導風構造70により導かれている。
上記したディスクグラインダ1によれば、駆動モータ10のモータスピンドル11を回転軸にして回転して駆動モータ10に風を送る送風ファン12を備えているので、駆動モータ10を冷却することができる。さらに、このディスクグラインダ1によれば、無段変速機構30も冷却するように送風ファン12により送られる風を導く導風構造70が設けられているので、この送風ファン12により駆動モータ10に送られた風を利用して無段変速機構30も冷却することができる。これによって、駆動モータ10とトラクションドライブ式の無段変速機構30とを具備する動力工具において、無段変速機構30を冷却することができる。また、上記したディスクグラインダ1によれば、無段変速機構30は無段変速機構30の機構本体300を収める機構本体収容ケース71を備え、導風構造70は送風ファン12により送られる風を機構本体収容ケース71の外側面72に接触させながら通気させる構造を有しているので、送風ファン12により送られた風を利用して無段変速機構30も冷却するにあたって機構本体収容ケース71を介して冷却することができる。これによって、無段変速機構30は、圧接された互いのローラ間の転がり接触を得るにあたって、圧接された互いのローラ間に介在されるトラクショングリス等の潤滑剤等を外部に飛ばすことなく、この無段変速機構30を冷却するための風を当てることができる。したがって、無段変速機構30の機能を損なうことなく、送風ファン12により送られた風を利用して無段変速機構30を冷却することができる。
例えば、上記した実施の形態のディスクグラインダ1における送風ファン12は、遠心式のファンにて構成されるものであった。しかしながら、本発明に係る送風ファンとしては、これに限定されるものではなく、軸方向に風を流す軸流ファンにて構成されるものであってもよい。また、上記した実施の形態のディスクグラインダ1に設けられる排気口としては、上記した下側排気口47および上側排気口49の配設位置に限定されることなく、上記した上側排気口49のみに纏められるものであってもよい。この上側排気口49のように排気方向が上側に向いていると、排気による粉塵の舞上りを抑えることができて、ユーザの衛生上において有利である。
また、本発明に係る導風構造としては、通風路を含んで構成されるものであればよく、上記した実施の形態の通風路75の構成に対して他の構成が付加されるものであってもよい。また、上記した実施の形態では、本発明に係る動力工具としてディスクグラインダを例示した。しかしながら、本発明に係る動力工具としては、これに限定されることなく、適宜のねじ締め機や孔明け用の電気ドリル等、適宜の動力工具にて構成されるものであってもよい。さらに動力の駆動源となる駆動モータとしては、電動モータに限らず、エア工具に用いられるエアモータで代替されるものであってもよい。
2 工具本体部
2a 本体ケース
3 変速部
3a 変速ケース
4 ギヤヘッド部
4a ヘッドケース
10 駆動モータ
11 モータスピンドル(回転駆動軸)
11a,11b 軸受け
12 送風ファン
20 変速制御部
21 変速モータ
22 駆動プーリ
23 作動軸
23a 軸部
24 従動プーリ
25 駆動ベルト
26 作動スリーブ
26a 孔部
27 作動アーム
28 操作ダイヤル
29 吸気口
30 無段変速機構
300 無段変速機構の機構本体
31 中間伝達軸
31a,31b 軸受け
31c 段差部
32 太陽ローラ
32a 軸受け
33 遊星ローラ
33a 支軸部
33b 円錐面
34 推力ローラ
34a ボス部
36 変速リング
37 ホルダ
37e 支持孔
40 減速ユニット(出力側歯車列)
41 駆動側ギヤ
42 先端留め具
45 従動側ギヤ
47 下側排気口
49 上側排気口
51 出力スピンドル
51a,51b 軸受け
52 砥石カバー
53 サイドグリップ
60 調圧カム機構
61 押圧板
61c 嵌挿孔
61d カム溝
62 鋼球
65 鋼球保持部材
67 調圧ばね
68 キー
70 導風構造
71 機構本体収容ケース
72 機構本体収容ケースの外側面
73 フィン(リブ)
75 通風路
B 砥石
Claims (6)
- 駆動源としての駆動モータと、該駆動モータの動力を変速するトラクションドライブ式の無段変速機構とを具備する動力工具であって、
前記駆動モータの回転駆動軸を回転軸にして回転して該駆動モータに風を送って該駆動モータを冷却する送風ファンと、
前記無段変速機構も冷却するように前記送風ファンにより送られる風を導く導風構造と、を備えることを特徴とする動力工具。 - 請求項1に記載の動力工具において、
前記無段変速機構は、該無段変速機構の機構本体を収める機構本体収容ケースを備え、
前記導風構造は、前記送風ファンにより送られる風を前記機構本体収容ケースの外側面に接触させながら通気させる構造を有していることを特徴とする動力工具。 - 請求項2に記載の動力工具において、
前記機構本体収容ケースは、金属製で形成されており、
前記機構本体収容ケースの外側面には、前記外側に向けて張り出すフィンが設けられていることを特徴とする動力工具。 - 請求項2または請求項3に記載の動力工具において、
前記無段変速機構の機構本体を収める前記機構本体収容ケースの外側には、前記機構本体収容ケースを覆う樹脂製の外側ケースが設けられていることを特徴とする動力工具。 - 請求項4に記載の動力工具において、
前記導風構造は、前記送風ファンにより送られる風を通気させる通風路を備え、
前記通風路は、少なくとも前記機構本体収容ケースと前記外側ケースとの間に設けられていることを特徴とする動力工具。 - 請求項2から請求項5のいずれかに記載の動力工具において、
前記導風構造は、前記機構本体収容ケースの外側周囲360度の範囲のうち、合わせて該機構本体収容ケースの外側周囲180度以上の範囲に亘るように設けられていることを特徴とする動力工具。
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