JP2012209606A - インターホン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】待受け状態の長いインターホン装置において、待受時の消費電力をゼロにして環境負荷を低減する。
【解決手段】インターホン子機の呼出ボタンに、温度差によって起電力を発生させるペルチェ素子を備え、子機からの呼出時に手の体温と筐体内の温度との温度差で起電力を発生させ、当該起電力による起動電流により子機電源回路が親機を起動させる起動電流を作ることにより、親機CPUが起動し、インターホン装置に動作電流を供給する。
【選択図】図2
【解決手段】インターホン子機の呼出ボタンに、温度差によって起電力を発生させるペルチェ素子を備え、子機からの呼出時に手の体温と筐体内の温度との温度差で起電力を発生させ、当該起電力による起動電流により子機電源回路が親機を起動させる起動電流を作ることにより、親機CPUが起動し、インターホン装置に動作電流を供給する。
【選択図】図2
Description
本発明は、発電素子を使用したインターホン装置に関わり、特に待受時の消費電力をゼロにするインターホン装置に関する。
インターホン装置は通話時間に比べて待受時間が大幅に長いことから、待受時に消費電力を削減することが要求されていた。過去に、呼び出しボタンの押下によって動作するリレーにより室内親機の電源回路に商用電源を供給する手段を備えた玄関子機と終話時に商用電源供給ラインを切断するための信号を直流電圧変化により玄関子機に送出する手段を備えた室内親機とで構成され待受中の消費電力をゼロにしたことを特徴とするドアホン装置が提案されていた。
しかしながら、これらの技術では待受時の消費電力をゼロにするために子機に商用電源を供給する必要があり、施工に手間がかかるほか、防水構造等の安全性に対しても問題があった。
本発明では、ペルチェ素子の起電力を利用することにより、安全かつ従来のインターホン機器と同等の施工性で待受時の消費電力をゼロにすることが可能である。
上述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるインターホン装置は、インターホン子機と、玄関子機と通話するインターホン親機とで構成され、玄関子機は待受時にインターホン親機から電源供給を受けないものであって、子機のハンドセットを握ることにより、手の体温と筐体内の温度との温度差で発電する第1のペルチェ素子と、第1のペルチェ素子からの電流により、子機を起動させるための起動電流を作るための子機電源回路とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の第2の態様であるインターホン装置は、玄関子機と、玄関子機と通話するインターホン親機とで構成され、玄関子機は待受時にインターホン親機から電源供給を受けないものであって、子機の起動ボタンを押すことにより、指の体温と筐体内の温度との温度差で発電する第2のペルチェ素子と、第2のペルチェ素子からの電流により、子機CPUを起動させるための起動電流を作るための子機電源回路とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の第3の態様であるインターホン装置は、第2の態様のインターホン装置において、起動ボタンは、呼出ボタンに内蔵したことを特徴とする。
また、本発明の第4の態様であるインターホン装置は、第1から第3の態様のインターホン装置において、インターホン親機は、起動電流により、子機の各種動作が可能となるための本給電を行なう親機電源回路を備えたことを特徴とする。
また、本発明の第5の態様であるインターホン装置は、第1から第4の態様のインターホン装置において、親機電源回路近傍に設置して親機電源回路の異常発熱を検知し、親機に通知するための第3のペルチェ素子を備えたことを特徴とする。
また、本発明の第6の態様であるインターホン装置は、第1から第5の態様のインターホン装置において、ペルチェ素子の定期診断用として、各ペルチェ素子内蔵ボタンに触れさせ回路が正常に動作するかを確認する定温発熱体を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、待受時、子機は電源供給をうけなくても親機を呼出したいとき子機のハンドセットを握ることにより発電され、この電力で子機を起動させることができる。
請求項2の発明によれば、待受時、子機は電源供給をうけなくても親機を呼出したいとき子機の起動ボタンを押すことにより発電され、この電力で子機を起動させることができる。
請求項3の発明によれば、子機の起動ボタンを呼出ボタンに内蔵することにより、呼出ボタンを押すことにより発電され、この電力で子機を起動させることができる。
請求項4の発明によれば、親機では子機の起動電流を検出して本給電を行なうため、親機の待受時の消費電力もゼロにすることができる。
請求項5の発明によれば、故障により異常発熱の可能性がある親機電源回路の近傍に検出用のペルチェ素子を配置し、電源回路の故障等による異常発熱を検知し制御装置に通知することができ、これにより機器の発熱による発煙発火を未然に防止することが可能となる。
請求項6の発明によれば、ペルチェ素子の近傍に発熱体を設置して定期的に動作試験を行なうことにより、劣化度合いを調べることができ機器の故障を早期発見することができる。
以下、本発明のインターホン装置を適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例によるインターホン装置の実施例を示すシステム構成図であり、インターホン子機2には親機1が接続されている。
図2は、本発明の実施例によるインターホン装置の一実施例を示すブロック図である。
インターホン子機2は、親機1と通話するためのマイクとレシーバーを内蔵したハンドセット212と、親機1とのデータ通信や各回路制御を行うCPU210と、ハンドセット212内に設置された発電素子である第1のペルチェ素子213と、第1のペルチェ素子213で発電された電力をCPU210が起動可能となる電圧に変換する子機電源回路208とから構成されている。
親機1は、商用電源により動作するものであって、子機との通話に使用するハンドセット101、子機を選択する子機選択ボタン102、子機選択ボタン102を押した後に呼出を確定させる呼出ボタン103と、インターホン子機2から本給電の要求があった場合に商用電源から動作電源を生成して供給する電源回路108と、インターホン子機2との信号を送受信するCPU110とから構成される。
以下動作について説明する。
インターホン子機2、親機1は待受時、電源供給をうけていないため待受時の消費電力はゼロである。インターホン子機2から親機1を呼出し、通話したい場合はペルチェ素子が内蔵されたハンドセット212をインターホン子機2から取り上げて手で握る。これによりペルチェ素子213の片面が手の体温で温められ、反対面は筐体内にあり温度が変化しないことからペルチェ素子はゼーベック効果により起電力を発生する。この起電力により発生した電力は電圧が安定しないため、電源回路208によりCPU210の起動電圧を作り出すことによりCPU210を起動させ、親機1に本給電を要求する起動電流を送る。
インターホン子機2からの起動電流によりを親機1のCPU110が起動すると、CPU110は図示しない親機スピーカで呼出音を鳴動するとともに、電源回路108を制御して親機1の回路各部だけでなく、起動電流を送信したインターホン子機2に対しても電源を供給する(本給電)。本給電を受けたインターホン子機2は機器各部に動作に必要な電力の供給を行うことにより、インターホン子機2の通話に必要な電力を確保することができる。
なお、本給電を開始した後のインターホンの動作については従来技術と同様であるため、説明を省略する。
図1は、本発明の実施例によるインターホン装置の実施例を示すシステム構成図であり、拡声型子機である玄関子機3には親機1が接続されている。
図3は、本発明の実施例によるインターホン装置の他の実施例を示すブロック図である。なお、親機1の構成については実施例1と同一であるため、説明を省略する。
玄関子機3は、親機1と通話するためのマイク306、スピーカ307と、親機1とのデータ通信や各回路制御を行うCPU310と、親機1を呼び出す際に操作する呼出ボタン301と、呼出ボタン301内に設置された発電素子である第2のペルチェ素子313と、第2のペルチェ素子313で発電された電力をCPU310が起動可能となる電圧に変換する子機電源回路308とから構成されている。
以下動作について説明する。
玄関子機3、親機1は待受時には第1の実施例と同様に待受時の消費電力はゼロである。玄関子機3から親機1を呼出し、通話したい場合はペルチェ素子が内蔵された呼出ボタン301を押下する。これによりペルチェ素子313の片面が指の体温で温められ、反対面は筐体内にあり温度が変化しないことからペルチェ素子は起電力を発生する。この起電力により発生した電力は電圧が安定しないため、電源回路308によりCPU310の起動電圧を作り出すことによりCPU310を起動させ、親機1に本給電を要求する起動電流を送る。
玄関子機3からの起動電流によりを親機1のCPU110が起動すると、CPU110は電源回路108を制御して起動電流を送信した玄関子機3に対して電源を供給する(本給電)。本給電を受けた玄関子機3は機器各部に動作に必要な電力の供給を行うことにより、玄関子機3の通話に必要な電力を確保することができる。
次に、電源回路の異常動作時にペルチェ素子を用いて異常動作を検出する方法について説明する。図2に示すように、親機1には電源回路108の近傍に第3のペルチェ素子113を備えている。異常動作等で電源回路108の負荷が上昇すると、電源回路108の温度が上昇する。第3のペルチェ素子113は、電源回路108の異常発熱により起電力を発生する。この起電力により発生した電力はCPU110で受信されると、CPU110は通話の強制終了、異常状態の報知、電力の遮断等の異常動作に対する対処を行なう。
次に、ペルチェ素子の動作確認試験について説明する。図2及び図3に示すように、第1のペルチェ素子213、第2のペルチェ素子313、第3のペルチェ素子113の近傍には、それぞれのペルチェ素子の動作試験の際に発熱する定温発熱体214、314、114が備えられている。親機1のCPU110は、図示しない親機1の操作部の操作、あるいは図示しないタイマからのトリガにより、定温発熱体214、314、114をそれぞれ順次動作させる。CPU110の指示により定温発熱体214が発熱を開始すると、近傍にある第1のペルチェ素子213では第1の実施例と同様に起電力が発生し、CPU110に起動電流が流れ、ペルチェ素子213の正常動作が確認される。同様に、定温発熱体214が発熱を開始すると、近傍にある第2のペルチェ素子313では第2の実施例と同様に起電力が発生し、定温発熱体114が発熱を開始すると、近傍にある第3のペルチェ素子113では第3の実施例と同様に起電力が発生し、CPU110はそれぞれのペルチェ素子の正常動作を確認する。もしこれらの動作が確認できなかった場合には、CPU110はペルチェ素子の異常動作を認識し、異常状態の報知等の異常動作に対する対処を行なう。
第2の実施例では呼出ボタン301内に第2のペルチェ素子313を設置したが、動作を確実にするために、図4に示すように呼出ボタン301と異なる位置に起動ボタン303を設けることも好適である。
また、本実施例ではインターホン子機2や玄関子機3のみに呼出のためのペルチェ素子を備えたが、親機1も玄関子機3と同様に呼出ボタンにペルチェ素子を有すれば、インターホン子機2や玄関子機3と同様の呼出動作を行うことが可能であるし、その他の方法としては、親機は室内に設置されており、もともと商用電源が接続されているため、親機のみ先行技術文献に記載された方法を利用し、子機について本発明を実施することもできる。
また、本実施例では戸建住宅を例にとって説明したが、これに限らず、複数の親機や制御装置が存在する集合住宅用インターホンや、病院で患者のベッドサイドに子機が設置され、ナースステーションに親機が設置されたナースコール用インターホンシステムに利用することも好適である。なお。ナースコール用インターホンシステムに本実施例を適用する際には、患者用の握りボタンにペルチェ素子を備えることにより同様の効果を奏する。
1・・・・インターホン親機
113・・・第3のペルチェ素子
114・・・定温発熱体
2・・・インターホン子機
208・・・子機電源回路
212・・・ハンドセット
213・・・第1のペルチェ素子
214・・・定温発熱体
3・・・・拡声型子機(玄関子機)
301・・・呼出ボタン
303・・・起動ボタン
308・・・子機電源回路
313・・・第2のペルチェ素子
314・・・定温発熱体
113・・・第3のペルチェ素子
114・・・定温発熱体
2・・・インターホン子機
208・・・子機電源回路
212・・・ハンドセット
213・・・第1のペルチェ素子
214・・・定温発熱体
3・・・・拡声型子機(玄関子機)
301・・・呼出ボタン
303・・・起動ボタン
308・・・子機電源回路
313・・・第2のペルチェ素子
314・・・定温発熱体
Claims (6)
- インターホン子機(2)と、前記玄関子機と通話するインターホン親機(1)とで構成され、
前記玄関子機は待受時に前記インターホン親機から電源供給を受けないものであって、
前記子機のハンドセット(212)を握ることにより、手の体温と筐体内の温度との温度差で起電力を発生する第1のペルチェ素子(213)と、前記第1のペルチェ素子からの電流により、前記子機を起動させるための起動電流を作るための子機電源回路(208)とを備えたことを特徴とするインターホン装置。 - 拡声型子機(3)と、前記拡声型子機と通話するインターホン親機(1)とで構成され、
前記拡声型子機は待受時に前記インターホン親機から電源供給を受けないものであって、
前記拡声型子機の起動ボタン(303)を押すことにより、指の体温と筐体内の温度との温度差で起電力を発生する第2のペルチェ素子(313)と、前記第2のペルチェ素子からの電流により、前記拡声型子機を起動させるための起動電流を作るための子機電源回路(308)とを備えたことを特徴とするインターホン装置。 - 前記起動ボタンは、呼出ボタン(301)に内蔵したことを特徴とする請求項2記載のインターホン装置。
- 前記インターホン親機は、前記起動電流により、子機の各種動作が可能となるための給電を行なう親機電源回路(108)を備えたことを特徴とする請求項1〜3記載のインターホン装置。
- 前記親機電源回路の近傍に設置して前記親機電源回路の異常発熱を検知し、前記親機に通知するための第3のペルチェ素子(113)を備えたことを特徴とする請求項1〜4記載のインターホン装置
- 前記第1〜第3のペルチェ素子の定期診断用として、各ペルチェ素子内蔵ボタンに触れさせ回路が正常に動作するかを確認する定温発熱体(114、214、314)を備えたことを特徴とする請求項1〜5記載のインターホン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011071294A JP2012209606A (ja) | 2011-03-29 | 2011-03-29 | インターホン装置 |
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JP2012209606A true JP2012209606A (ja) | 2012-10-25 |
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JP2011071294A Withdrawn JP2012209606A (ja) | 2011-03-29 | 2011-03-29 | インターホン装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014165712A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Aiphone Co Ltd | 無線ナースコールシステム |
-
2011
- 2011-03-29 JP JP2011071294A patent/JP2012209606A/ja not_active Withdrawn
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JP2014165712A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Aiphone Co Ltd | 無線ナースコールシステム |
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