JP5687573B2 - ナースコールシステムの呼出制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ナースコールシステムの呼出制御装置に関し、特に、ナースコール子機からの呼び出しを携帯用ナースコール親機へ報知するようになされたナースコールシステムに適用して好適なものである。
一般に、病院や介護施設などで使われるナースコールシステムは、患者や被介護者(以下、単に患者という)が医師や看護師、介護師(以下、単に看護師という)のサポートを必要とする際に、患者がナースコール子機の呼出ボタン等を押下することによって看護師を呼び出すことができるように成されたシステムである。
多くのナースコールシステムでは、ナースセンタに設置されたナースコール親機への呼び出しを行うが、PBX(Private Branch Exchange)を介して看護師が携帯するPHS(Personal Handyphone System)端末への呼び出しを行うナースコールシステムも提供されている。近年では、IP(Internet Protocol)電話への呼び出しを行うナースコールシステムも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1を含む従来のナースコールシステムでは、患者がナースコール子機の呼出ボタンを押下して呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことがナースコール親機や携帯用ナースコール親機(PHS端末またはIP電話)にて報知される。これに応じて看護師は、ナースコール親機のハンドセットや、自身が携帯するPHS端末またはIP電話により応答する。
一般に、IP電話を用いてシステムを構築する場合、SIP(Session Initiation Protocol)と呼ばれる通信プロトコルが用いられる。そして、SIPに従ってIP通信を制御するためのSIPサーバが設けられる。SIPは、複数のIP端末間でセッションを確立するために開発されたプロトコルであり、このプロトコルを用いてセッションの接続、切断などの操作を行うことができるようになされている。
通常、SIPサーバからIP電話への呼び出しは、INVITEコマンドによって行われる。すなわち、ナースコール子機から呼び出しが行われると、そのことがSIPサーバに伝えられる。そして、SIPサーバがINVITEコマンドを発行することによってセッションの接続が開始され、IP電話の呼び出しが行われる。IP電話にて呼び出しに応答すると、SIPサーバを介してナースコール子機とIP電話との間に通話状態が確立される。その後、通話中の間はセッションの接続状態が維持される。
なお、IP通信には、タイムアウトによるセッション切断(以下、セッションタイムアウトという)の機能が設けられている。IP通信のセッションタイムアウトは、ネットワークに繋がる多くのIP端末への資源開放やセキュリティのために設けられた機能である。このセッションタイムアウトの機能があるため、SIPサーバがINVITEコマンドによって呼び出しを行ったにもかかわらず、所定時間以内にIP電話から応答がないと、タイムアウトとなってセッションが切断される。タイムアウトによりセッションが切断されると、IP電話の呼び出しも停止してしまう。
一方、SIPには、セッションタイムアウトによりセッションが切断されないようにするためのプロトコルも用意されている。すなわち、SIPサーバがINVITEコマンドを最初に発行し、その後re−INVITEコマンドを発行することにより、接続したセッションが切断されないようにすることが可能である(例えば、特許文献2参照)。このre−INVITEコマンドを用いれば、セッションタイムアウトを回避して、IP電話から応答があるまで呼び出しを続けることが可能である。
特開2007−174451号公報 特開2010−154514号公報
しかしながら、IP電話が、SIPサーバから最初に送信されたINVITEコマンドの受信に失敗すると、そもそもセッションの接続が行われない。その場合、その後SIPサーバからre−INVITEコマンドが送られてきても、セッションは切断されたままの状態である。そのため、最初にINVITEコマンドの受信に失敗したIP電話に対しては呼び出しが全く行われないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、SIPサーバから最初に送信されるINVITEコマンドの受信に失敗したIP電話に対しても呼び出しを行うことができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、携帯用ナースコール親機に対して呼出コマンドを発行してセッションが接続された後、セッションタイムアウトとなるより前の短い所定時間以内に携帯用ナースコール親機から応答がなかった場合には、呼出復旧コマンドを発行していったんセッションを切断し、呼出コマンドを再発行してセッションを再接続するようにする。
上記のように構成した本発明によれば、最初に発行された呼出コマンドに基づきセッションの接続に失敗しても、その後に再び呼出コマンドが発行されるので、後の呼出コマンドに基づきセッションの接続に成功すれば、最初に送信された呼出コマンドに基づきセッションの接続に失敗した携帯用ナースコール親機に対しても呼び出しを行うことができる。なお、本発明では、セッションタイムアウトを回避するために、セッションタイムアウトとなる前にいったんセッションが切断されて再接続されるが、切断している時間は短いので、携帯用ナースコール親機に対する呼び出しは実質的に継続して行われることとなる。
本実施形態によるナースコールシステムの全体構成例を示す図である。 本実施形態による制御機の機能構成例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムの動作例(所定時間以内にオフフックした場合)を示すフローチャートである。 本実施形態によるナースコールシステムの動作例(所定時間以内にオフフックしなかった場合)を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態のナースコールシステムは、ハンド形子機1、壁埋込形子機2、廊下灯3、制御機4、ナースコール親機5、IPアダプタ6、SIPサーバ7、無線送受信機8およびIP携帯電話9を備えて構成されている。なお、ハンド形子機1および壁埋込形子機2が特許請求の範囲のナースコール子機に相当し、IP携帯電話9が特許請求の範囲の携帯用ナースコール親機に相当する。
ハンド形子機1は、各患者のベッド脇に設置され、看護師の呼出を指示するための呼出ボタンを備えている。患者が必要に応じて呼出ボタンを押下すると、ハンド形子機1は呼出信号を出力する。
壁埋込形子機2は、病室の各ベッドサイドの壁に埋め込み設置される。この壁埋込形子機2は、ハンド形子機1が接続される接続端子を備えている。また、壁埋込形子機2は、廊下灯3に接続されている。壁埋込形子機2は、ハンド形子機1から呼出信号を受けると、呼出元の識別情報(例えば、壁埋込形子機2の接続端子番号)を含む呼出信号を廊下灯3に出力する。
廊下灯3は、各病室に設置される。廊下灯3は、複数の壁埋込形子機2が接続される複数の入力ポートを備え、どの入力ポートから呼出信号を受けたかに応じて、呼出信号の供給元である壁埋込形子機2を示す情報(例えば、ベッド番号)を特定する。そして、廊下灯3は、壁埋込形子機2の接続端子番号およびベッド番号に廊下灯3の識別情報(例えば、部屋番号)を加えて呼出元であるナースコール子機の識別情報(以下、子機識別情報という)を生成し、当該子機識別情報を含む呼出信号を制御機4に出力する。
制御機4は、廊下灯3とナースコール親機5との間に接続され、廊下灯3から供給された呼出信号をナースコール親機5に出力する。また、制御機4にはIPアダプタ6も接続されている。制御機4は、本発明の呼出制御装置に相当するものであり、廊下灯3から呼出信号が供給されたときに、その呼出信号に含まれている子機識別情報に加えて、呼出先のIP携帯電話9の識別情報を含む呼出信号(本発明の呼出コマンドに相当。以下、呼出コマンドという)を生成してIPアダプタ6に出力する。なお、制御機4の詳細な機能構成については、図2を用いて後述する。
ナースコール親機5は、ナースセンタに設置されている。このナースコール親機5は、壁埋込形子機2を識別するための子機識別情報(部屋番号およびベッド番号)と、その壁埋込形子機2があるベッドを使用している患者の情報(氏名、年齢など)とを対応付けた患者テーブルを図示しないメモリに保持している。また、ナースコール親機5は、上述した子機識別情報と、その子機識別情報に対応する患者の担当看護師が所持するIP携帯電話9の識別情報である電話番号情報とを対応付けた端末テーブルをメモリに保持している。
ナースコール親機5は、制御機4から呼出信号を入力すると、看護師の呼び出しを行うべく所定の呼出音をスピーカから出力する。また、当該呼出信号に含まれる子機識別情報に基づき患者テーブルを参照して患者情報を特定し、当該患者情報を部屋番号やベッド番号等と共にモニタ画面に表示する。
また、ナースコール親機5は、制御機4から呼出信号を入力すると、その呼出信号に含まれる子機識別情報に基づき端末テーブルを参照し、担当の看護師が所持するIP携帯電話9の電話番号情報を特定し、当該電話番号情報を制御機4に通知する。この通知を受けた制御機4は、上述のように、呼出元であるナースコール子機の子機識別情報に加えて、呼出先であるIP携帯電話9の電話番号情報を含む呼出コマンドを生成してIPアダプタ6に出力する。
IPアダプタ6は、制御機4から呼出コマンドを入力したときに、その呼出コマンドをインターネットプロトコル(IP)のINVITEコマンドに変換してSIPサーバ7に出力する。
SIPサーバ7は、IPアダプタ6から出力されたINVITEコマンドを呼出先のIP携帯電話9に送信する。具体的には、SIPサーバ7は、IP携帯電話9と通信するための無線送受信機8に接続されている。SIPサーバ7は、IPアダプタ6からINVITEコマンドを入力すると、無線送受信機8を介して、当該INVITEコマンドに含まれる電話番号情報を利用して呼出先のIP携帯電話9に架電し、INVITEコマンドを送信して看護師の呼び出しを行う。
IP携帯電話9は、SIPサーバ7からINVITEコマンドを受信したときに、所定の呼出音をスピーカから出力して看護師に呼び出しを報知する。この呼び出しに応答して看護師がオフフックすると、応答信号が無線送受信機8を介してSIPサーバ7に送信され、さらにIPアダプタ6に転送される。そして、この応答信号を受信したIPアダプタ6が制御機4に対して接続要求を行うことにより、通話状態が確立し、ハンド形子機1とIP携帯電話9との間で通話を行うことが可能となる。
図2は、本実施形態による制御機4の機能構成例を示す図である。図2に示すように、制御機4は、その機能構成として、呼出コマンド発行部4aと、応答判定部4bと、呼出復旧コマンド発行部4cとを備えて構成されている。
呼出コマンド発行部4aは、ハンド形子機1で呼び出しが行われたことの通知(すなわち、廊下灯3から出力された呼出信号)を受けて、IP携帯電話9に対して呼出コマンドを発行する。すなわち、呼出コマンド発行部4aは、呼出先のIP携帯電話9の電話番号情報をナースコール親機5から取得し、当該電話番号情報を含む呼出コマンドを発行してIPアダプタ6に出力する。このとき、呼出コマンドを発行したことを応答判定部4bに通知する。
上述のように、制御機4からIPアダプタ6に呼出コマンドが出力されると、その呼出コマンドがIPアダプタ6によりINVITEコマンドに変換され、SIPサーバ7を介してIP携帯電話9に送信される。これにより、IP携帯電話9に対する呼び出しが行われる。このINVITEコマンドをSIPサーバ7からIP携帯電話9に送信するときに、SIPサーバ7とIP携帯電話9との間にセッションが接続される。
応答判定部4bは、呼出コマンド発行部4aによる呼出コマンドの発行によってSIPサーバ7とIP携帯電話9との間にセッションが接続された後、当該セッションが切断されるタイムアウト時間(例えば、3秒)より短い所定時間(例えば、2.5秒)以内に、IP携帯電話9からオフフックの応答があったか否かを判定する。具体的には、応答判定部4bは、IP携帯電話9にてオフフックが行われたときの応答としてIPアダプタ6から供給される接続要求が、呼出コマンド発行部4aより呼出コマンド発行の通知を受けてから所定時間以内に送られてきたか否かを判定する。そして、その判定結果を呼出復旧コマンド発行部4cに通知する。
呼出復旧コマンド発行部4cは、所定時間以内にオフフックの応答がなかったと応答判定部4bにて判定された場合に、IP携帯電話9に対する呼出復旧コマンドを発行してIPアダプタ6に出力する。また、呼出復旧コマンド発行部4cは、呼出復旧コマンドを発行した旨を呼出コマンド発行部4aに通知する。
制御機4からIPアダプタ6に呼出復旧コマンドが出力されると、その呼出復旧コマンドがIPアダプタ6によりCANCELコマンドに変換され、SIPサーバ7を介してIP携帯電話9に送信される。このようにCANCELコマンドをSIPサーバ7からIP携帯電話9に送信すると、SIPサーバ7とIP携帯電話9との間のセッションは切断される。
呼出コマンド発行部4aは、呼出復旧コマンドを発行した旨の通知を呼出復旧コマンド発行部4cから受けた場合、呼出復旧コマンドの発行によりセッションが切断された後、IP携帯電話9に対する呼出コマンドを再発行してIPアダプタ6に出力する。この場合も、その呼出コマンドがIPアダプタ6によりINVITEコマンドに変換され、SIPサーバ7を介してIP携帯電話9に送信されることにより、IP携帯電話9に対する呼び出しが行われる。
次に、上記のように構成した本実施形態によるナースコールシステムの動作を説明する。図3は、本実施形態によるナースコールシステムの動作例を示すフローチャートである。この図3は、制御機4が呼出コマンドを発行してから所定時間以内にIP携帯電話9でオフフックの応答があった場合の動作例を示している。図3に示すフローチャートは、ハンド形子機1において呼出ボタンが押下されたときに開始する。
図3において、ある患者がハンド形子機1の呼出ボタンを押下すると、ハンド形子機1は、呼出信号を出力する(ステップS1)。この呼出信号は、壁埋込形子機2および廊下灯3を介して制御機4に供給される。制御機4に供給される時点で、呼出信号は子機識別情報(壁埋込形子機2の接続端子番号およびベッド番号、廊下灯3の部屋番号)を含むものとなっている。
制御機4は、廊下灯3から供給された呼出信号をナースコール親機5に出力する。呼出信号を受けたナースコール親機5は、その呼出信号に含まれる子機識別情報に基づき端末テーブルを参照し、呼び出しを行った患者の担当看護師が所持するIP携帯電話9の電話番号情報を呼出先として特定する。そして、特定した電話番号情報を制御機4に通知する。電話番号情報を受けた制御機4は、廊下灯3より入力した呼出信号に含まれる子機識別情報に加えて、電話番号情報を含む呼出コマンドを発行してIPアダプタ6に出力する(ステップS2)。
IPアダプタ6は、制御機4から呼出コマンドを入力したときに、その呼出コマンドをINVITEコマンドに変換してSIPサーバ7に出力する(ステップS3)。これに応じてSIPサーバ7は、無線送受信機8を介してIP携帯電話9との間にセッションを接続し、IPアダプタ6から出力されたINVITEコマンドを呼出先のIP携帯電話9に送信する(ステップS4)。このINVITEコマンドを受信したIP携帯電話9は、所定の呼出音をスピーカから出力することによって呼び出しを行う(ステップS5)。
この呼び出しを受けた看護師が、制御機4による呼出コマンドの発行から所定時間以内にIP携帯電話9をオフフックすると(ステップS6)、そのことを表す応答信号がSIPサーバ7を介してIPアダプタ6に伝えられ、IPアダプタ6から制御機4に対して接続要求が行われる(ステップS7)。そして、この接続要求に対して制御機4がIPアダプタ6に通話開始の応答を返すことにより、ハンド形子機1とIP携帯電話9との間が通話中の状態に遷移する(ステップS8)。
図4は、制御機4が呼出コマンドを発行してから所定時間以内にIP携帯電話9でオフフックの応答がされなかった場合の動作例を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートも、ハンド形子機1において呼出ボタンが押下されたときに開始する。なお、ステップS11〜S15の処理は、図3のステップS1〜S5の処理と同じである。
図4において、呼出コマンド発行部4aによる呼出コマンドの発行から所定時間以内に、IPアダプタ6から制御機4に対して接続要求が行われなかったと応答判定部4bにて判定された場合、呼出復旧コマンド発行部4cは、IP携帯電話9に対する呼出復旧コマンドを発行してIPアダプタ6に出力する(ステップS16)。また、呼出復旧コマンド発行部4cは、呼出復旧コマンドを発行した旨を呼出コマンド発行部4aに通知する。
IPアダプタ6は、制御機4から呼出復旧コマンドを入力したときに、その呼出復旧コマンドをCANCELコマンドに変換してSIPサーバ7に出力する(ステップS17)。これに応じてSIPサーバ7は、IP携帯電話9との間に接続されているセッションを利用して、IPアダプタ6から出力されたCANCELコマンドを呼出先のIP携帯電話9に送信する(ステップS18)。このCANCELコマンドの送信によって、SIPサーバ7とIP携帯電話9との間のセッションが切断される。
その後、呼出復旧コマンドを発行した旨の通知を受けていた呼出コマンド発行部4aは、IP携帯電話9に対する呼出コマンドを再発行してIPアダプタ6に出力する(ステップS19)。この場合も、IPアダプタ6は、制御機4から入力した呼出コマンドをINVITEコマンドに変換してSIPサーバ7に出力する(ステップS20)。
これに応じてSIPサーバ7は、無線送受信機8を介してIP携帯電話9との間にセッションを再接続し、IPアダプタ6から出力されたINVITEコマンドを呼出先のIP携帯電話9に再送信する(ステップS21)。このINVITEコマンドを受信したIP携帯電話9は、所定の呼出音をスピーカから出力することによって呼び出しを行う(ステップS22)。
なお、本実施形態では、セッションタイムアウトを回避するために、セッションタイムアウトとなる前にいったんCANCELコマンドを発行してセッションを切断し、すぐにINVITEコマンドを再発行することによりセッションを再接続している。このように、セッションがいったん切断されるものの、その切断時間は短いので、IP携帯電話9に対する呼び出しは実質的に継続して行われる。よって、看護師にとって、呼び出しが中断したという感覚は殆どない。
この呼び出しを受けた看護師が、制御機4による呼出コマンドの再発行から所定時間以内にIP携帯電話9をオフフックしないと、ステップS16〜S22の処理が再び実行される。一方、制御機4による呼出コマンドの再発行から所定時間以内にIP携帯電話9を看護師がオフフックすると、図3に示すステップS7と同様の接続要求が行われ、その結果としてハンド形子機1とIP携帯電話9との間が通話中の状態に遷移する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、IP携帯電話9に対して呼出コマンドを発行してセッションが接続された後、セッションタイムアウトとなるより前の短い所定時間以内にIP携帯電話9からオフフックの応答がなかった場合には、呼出復旧コマンドを発行していったんセッションを切断し、呼出コマンドを再発行してセッションを再接続するようにしている。
上記のように構成した本実施形態によれば、最初に発行された呼出コマンド(INVITEコマンド)に基づきSIPサーバ7とIP携帯電話9との間のセッション接続に失敗しても、その後にre−INVITEコマンドが発行されるのではなく、再び呼出コマンドが発行される。そのため、再発行された呼出コマンドに基づきセッションの接続に成功すれば、最初に送信された呼出コマンドに基づきセッションの接続に失敗したIP携帯電話9に対しても呼び出しを行うことができる。
また、re−INVITEコマンドはSIPの中でも比較的新しい規格に備えられているものであるため、IP携帯電話9の機種によってはre−INVITEコマンドに対応できない場合がある。そのような未対応のIP携帯電話9では、従来の仕組みだとセッションタイムアウトによって呼び出しが停止してしまう。しかし、本実施形態によれば、re−INVITEコマンドが発行されることはないので、当該re−INVITEコマンドに対応していないIP携帯電話9でも呼び出しの中断を回避することができる。
なお、上記実施形態では、呼出コマンド発行部4a、応答判定部4bおよび呼出復旧コマンド発行部4cの機能を制御機4が備える例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、これらの機能をIPアダプタ6が備えてもよいし、SIPサーバ7が備えてもよい。IPアダプタ6またはSIPサーバ7が上記機能を備える場合には、INVITEコマンドが本発明の呼出コマンドに相当し、CANCELコマンドが本発明の呼出復旧コマンドに相当する。
また、上記実施形態では、IPアダプタ6を1つの独立したハードウェアとして備える構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、IPアダプタ6が持つ機能を制御機4あるいはSIPサーバ7に内蔵させるようにしてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 ハンド形子機
2 壁埋込形子機
3 廊下灯
4 制御機
4a 呼出コマンド発行部
4b 応答判定部
4c 呼出復旧コマンド発行部
5 ナースコール親機
6 IPアダプタ
7 SIPサーバ
8 無線送受信機
9 IP携帯電話(携帯用ナースコール親機)

Claims (1)

  1. ナースコール子機で呼び出しが行われたことを携帯用ナースコール親機に対して報知するように成されたナースコールシステムの呼出制御装置であって、
    上記ナースコール子機で呼び出しが行われたことの通知を受けて、上記携帯用ナースコール親機に対して呼出コマンドを発行する呼出コマンド発行部と、
    上記呼出コマンドの発行によりセッションが接続された後、上記セッションが切断されるタイムアウト時間よりも短い所定時間以内に、上記携帯用ナースコール親機から応答があったか否かを判定する応答判定部と、
    上記応答判定部により上記所定時間以内に上記応答がなかったと判定された場合に、呼出復旧コマンドを発行する呼出復旧コマンド発行部とを備え、
    上記呼出コマンド発行部は、上記呼出復旧コマンドの発行により上記セッションが切断された後、上記呼出コマンドを再発行することを特徴とするナースコールシステムの呼出制御装置。
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