JP2007243281A - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007243281A
JP2007243281A JP2006059147A JP2006059147A JP2007243281A JP 2007243281 A JP2007243281 A JP 2007243281A JP 2006059147 A JP2006059147 A JP 2006059147A JP 2006059147 A JP2006059147 A JP 2006059147A JP 2007243281 A JP2007243281 A JP 2007243281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
slave
master
control unit
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006059147A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Shibata
和英 柴田
Toshihiko Sakata
俊彦 坂田
Kensho Fukuoka
憲昭 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006059147A priority Critical patent/JP2007243281A/ja
Publication of JP2007243281A publication Critical patent/JP2007243281A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】高い利便性を確保しつつ、子機の軽量化および小型化を図ることが可能なコードレス電話機を提供することを目的とする。
【解決手段】親機10と子機20(21〜23)とを備えたコードレス電話機において、親機10は、子機20と無線通信する親機無線制御部と、子機20へ充電電流を供給する充電回路とを備え、子機20は、親機10から供給される充電電流で充電されるバッテリと、バッテリからの電流をバックアップ電流として親機10へ通電する切替回路と、親機10との無線リンクが途絶したことを検出して、切替回路を切り替えてバックアップ電流を親機10へ供給する子機無線制御部とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、充電された子機から親機へ電源供給が可能なコードレス電話機に関する。
従来のコードレス電話機として特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載のコードレス留守番電話機は、親機の所定の位置に子機を載置すると親機側から子機側へ充電され、親機側が停電すると子機に設けられた親機停電検出回路が停電を検出して、子機に蓄えられたバックアップ用のバッテリのエネルギを親機側へ供給するものである。このように特許文献1に記載のコードレス留守番電話機は、親機が停電で電灯線から電源の供給ができなくても、子機から電源を供給することで、親機を長時間使用することができるので、利便性が高いコードレス電話機である。
特開平6−152705号公報
コードレス電話機の子機は、持ち運びが容易なので、片手で持って移動しながら長時間の通話を行っても疲れないように、軽量化や小型化が益々進んでいくものと思われる。しかし、通常は親機側から子機側へ充電するものを、停電時は子機側から親機側へ電源供給する特許文献1に記載のコードレス留守番電話機にあっては、子機側に親機停電検出回路を設けているので、その分だけ回路規模が大きくなり、子機自体の大きさが大きくなってしまい軽量化および小型化の阻害要因となる。
そこで本発明の目的は、高い利便性を確保しつつ、子機の軽量化および小型化を図ることが可能なコードレス電話機を提供することにある。
本発明のコードレス電話機は、親機と子機とを備えたコードレス電話機において、前記親機は、前記子機と無線通信する親機無線制御部と、前記子機へ充電電流を供給する充電回路とを備え、前記子機は、前記親機から供給される充電電流で充電されるバッテリと、前記バッテリからの電流をバックアップ電流として親機へ通電する切替回路と、前記親機との無線リンクが途絶したことを検出して、前記切替回路を切り替えて前記バックアップ電流を前記親機へ供給する子機無線制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明は、親機と子機とが無線通信する際の無線リンクを、子機無線制御部が親機側での停電の検出に用いることで、親機側電源の停電を検出する停電検出回路のような大規模な回路の追加をする必要がないので、高い利便性を確保しつつ、子機の軽量化および小型化を図ることが可能である。
本願の第1の発明は、親機と子機とを備えたコードレス電話機において、親機は、子機と無線通信する親機無線制御部と、子機へ充電電流を供給する充電回路とを備え、子機は、親機から供給される充電電流で充電されるバッテリと、バッテリからの電流をバックアップ電流として親機へ通電する切替回路と、親機との無線リンクが途絶したことを検出して、切替回路を切り替えてバックアップ電流を親機へ供給する子機無線制御部とを備えたことを特徴としたものである。
停電が発生すると電灯線からの電源供給がなくなるので親機のみでは動作できなくなる。子機は、親機に設けられた充電回路から供給された充電電流によって充電されたバッテリを有しているので、停電が発生しても動作可能である。子機は親機と無線通信しているが、親機が動作不能となると無線リンクが途絶する。従って、子機の子機無線制御部は、親機との無線リンクが途絶したことで、停電が発生したと認識して、バッテリからの電流をバックアップ電流として親機へ通電するよう切替回路を切り替えて、停電で動作不能となった親機をバックアップして動作可能な状態とする。つまり親機と子機とが無線通信する際の無線リンクを、子機無線制御部が親機側での停電の検出に用いることで、親機側電源の停電を検出する停電検出回路のような大規模な回路の追加をする必要がない。
本願の第2の発明は、子機には、子機本体が親機に搭載状態であることを検出して子機無線制御部に通知する検出部が設けられ、子機無線制御部は、検出部が親機に搭載状態であることを検出し、かつ親機との無線リンクの途絶の検出を条件に、バックアップ電流を親機に供給することを特徴とする。
子機無線制御部が停電と判定したことを契機に、バックアップ電流を子機側から供給すると、例えば電波障害で無線リンクが途絶するとバックアップ電流を供給する端子にバックアップ電流が出力されてしまう。そのときに端子に金属が触れると金属に電流が流れることになる。そこで、子機に、子機本体が親機に搭載状態であることを検出して子機無線制御部に通知する検出部が設け、親機に子機本体が搭載状態であることを検出部が検出し、かつ親機との無線リンクの途絶の検出を条件に、子機無線制御部がバックアップ電流を親機に供給することで、子機を親機に搭載した状態でないとバックアップ電流が供給されないので、端子同士の短絡や利用者などが誤って端子に触れてしまうことが防止できる。従って、安全に親機のバックアップを行うことができる。
本願の第3の発明は、子機の検出部は、子機本体が親機に搭載状態であるときに押下されるスイッチであることを特徴したものである。
検出部を、子機本体が親機に搭載状態であるときに押下されるスイッチとし、その押下状態を子機無線制御部へ通知することで子機本体が搭載状態か否かを判定すれば、簡単な部品で確実に子機本体が搭載状態であることを検出することができる。
本願の第4の発明は、子機無線制御部は、親機無線制御部と周期的に通信することで無線リンクを確立し、親機無線制御部からの無線が不達となることで、無線リンクが途絶したものと判断することを特徴としたものである。
子機無線制御部が、親機無線制御部と周期的に通信することで無線リンクを確立し、親機無線制御部からの無線が不達となることで、無線リンクが途絶したものと判断することで、確実に早く親機の停電を検出できる。
本願の第5の発明は、親機と通信可能な1台以上の他の子機を備え、他の子機は、子機からのバックアップ電流が親機へ供給されている間、親機と無線リンクの確立が可能であることを特徴としたものである。
子機からのバックアップ電流が親機へ供給されている間、親機と無線リンクの確立が可能な1台以上の子機を備えることで、子機から親機へバックアップ電流が供給されている間、非停電時と同様に1台以上の他の子機を使用して親機と通話などを楽しむことができる。
(実施の形態)
本発明の実施の形態に係るコードレス電話機を図面に基づいて説明する。まずはコードレス電話機全体の構成を図1に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るコードレス電話機全体を示す外観図である。
図1に示すように、コードレス電話機1は、親機10と、3台の子機20(21〜23)とを備えている。子機21は、使用されないときには親機10に搭載され、使用するときには無線通信で親機10を介して通話するものである。また、子機22,23は、親機10とは別室に設置される子機である。例えば、親機10と子機21とのセットをリビングに配置すると、子機22を子供部屋に配置したり、子機23を寝室に配置したりして使用する。子機21は親機10に搭載されることで充電され、子機22,23は充電台30に搭載されることで充電される。本実施の形態では、子機20として、子機22および子機23の2台図示しているが、1台でも3台以上としてもよい。
親機10は、図示しない電話回線と接続され、子機20とは無線通信で接続される。親機10は、電灯線から9Vの直流に変換する平行2ピンのプラグが設けられたACアダプタ11から電源が供給される。そして親機10に搭載された子機20は、親機10から充電電流が供給され充電する。また充電台30は、電灯線から9Vの直流に変換する平行2ピンのプラグを備えたACアダプタ31から電源が供給され、子機20へ充電電流を供給する。
次に、コードレス電話機1の親機10の構成について図2および図3に基づいて説明する。図2は、コードレス電話機の親機の一例を示すブロック図である。図3は、親機の切替回路の一例を示す図である。
図2に示すように、親機10は、ACアダプタ11から入力された直流電圧を昇圧したり減圧したりするDC/DCコンバータ101と、DC/DCコンバータ101からの出力を親機全体の回路へ供給する安定化電源回路102とを備えている。DC/DCコンバータ101は、本実施の形態ではACアダプタ11からの9Vの直流電圧を4Vまで低下させるダウンコンバータである。また安定化電源回路102は、3端子レギュレータなどが使用できる。本実施の形態では、DC/DCコンバータ101と安定化電源回路102とを分けて構成しているが、ACアダプタ11からの直流電圧を親機全体の回路に合致した電圧で安定して供給可能な電源装置であれば、1つの構成としてもよい。
親機10は、安定化電源回路102から電源が供給される親機10全体の回路として、制御部103と、無線部104と、表示部105と、操作部106と、スピーカ107と、マイク108とを備えている。
制御部103は、親機10全体を統括制御する機能を備え、利用者が操作部106をボタン操作することで入力した発信先電話番号に基づいて電話回線に発信したり、電話回線からの着信を検知してスピーカ107を鳴動したりする。また、制御部103は、マイク108からの音声信号を電話回線へ出力したり、電話回線からの音声信号をスピーカ107へ出力したりする。更に、制御部103は、利用者が子機20を使用して通話するときには、電話回線からの音声信号を音声データとして無線部104へ出力したり、無線部104からの音声データを電話回線へ出力したりする。
無線部104は、制御部103からの音声データや情報データを変調してアンテナ109を介して子機20へ無線信号で送信したり、アンテナ109を介して子機20からの無線信号を受信し、復調して音声データや情報データとして制御部103へ出力したりする。このように親機10は、子機20とデータの送受信を行うときには、制御部103と無線部104とで構成される無線制御部により無線通信をする。
表示部105は、制御部103から出力された表示データを表示する。操作部106は、「0」〜「9」および「*」,「#」などの数字キーと、各種の機能キーを備えており、利用者が押下することで、押下したキーに応じてキーデータが制御部103へ出力される。スピーカ107は、制御部103からの音声信号を音声として出力する。マイク108は、利用者が発する音声を音声信号として制御部103へ出力する。
また親機10は、ACダウン検知回路110を備えている。ACダウン検知回路110は、ACアダプタ11からの出力が低下してやがて制御部103が動作不能となることを制御部103へ予告する回路である。この予告は、制御部103への割り込みの通知となる。これにより制御部103は、電圧低下により動作不能状態となる僅かな間に、書き込み途中のデータや、保存すべきデータなどの保護を行う。
また親機10は、子機21を搭載したときに、子機21を充電するための充電回路111と、充電検知回路112とを備えている。充電回路111は、子機21へ充電電流を出力する回路である。この充電電流は子機21に設けられた端子と接触する親機10本体から露出した端子113を介して出力されるので、この充電回路111には保護用のツェナーダイオードやノイズ除去用のコンデンサなどが設けられている。また、端子113を介して子機21から供給されるバックアップ電流の逆流を防止するために、出力段にダイオードが設けられている。
そして、親機10には、切替回路114が設けられている。この切替回路114は、ACアダプタ11からの電圧を監視して、電圧が低下して所定電圧以下となると、子機20からのバックアップ電流を制御部103や無線部104などに安定化電源回路102を介して出力する回路である。
ここで、切替回路114の一例について図3に基づいて説明する。図3に示すように切替回路114は、ACアダプタ11からの電圧を分圧する分割抵抗R1,R2と、分割抵抗R1,R2で分圧された電圧が低下すると端子113からのバックアップ電流を安定化電源回路102へ出力する電界効果トランジスタFETとで構成されている。本実施の形態では図3に示すように切替回路114を抵抗とFETとで構成したが、リレーとすることもできる。その場合には、非停電時には開放して端子113と安定化電源回路102の入力との接続を切断状態とし、停電時にはACダウン検知回路110からの電圧低下の通知により制御部103からの指示で、端子113と安定化電源回路102の入力を短絡させて導通状態とする状態保持が可能なリレーとすることで可能である。
次にコードレス電話機1の子機20の構成について図4および図5に基づいて説明する。図4は、コードレス電話機の子機を示すブロック図である。図5は、子機の切替回路の一例を示す図である。
図4に示すように、子機20は、親機10から供給される充電電流を入力してバッテリ201に供給する充電回路202を備えている。この充電電流は、例えば子機21が親機10に搭載されたときには、親機10側の端子113と子機20側の端子203とが接触することで親機10から供給される。また子機22または子機23が充電台30に搭載されたときには、充電台30に設けられた端子と子機20側の端子203が接触することで充電台30から供給される。充電回路202は、子機20本体から露出した端子203を介して充電電流が入力され、またバックアップ電流が出力されるので、保護用のツェナーダイオードやノイズ除去用のコンデンサなどが設けられている。そして充電電流は、充電回路202から出力されバッテリ201へ供給され、バッテリ201を充電する。また、安定化電源回路204へ電源電流となって入力され、安定化電源回路204から子機20
全体の回路へ供給される。子機20の安定化電源回路204も親機10と同様に3端子レギュレータなどが使用できる。
子機20は、安定化電源回路204から電源が供給される子機20全体の回路として、制御部205と、無線部206と、表示部207と、操作部208と、スピーカ209と、マイク210とを備えている。
制御部205は、子機20全体を統括制御する機能を備え、利用者が操作部208をボタン操作することで入力した発信先電話番号を親機10へ送信したり、親機10からの着信を検知してスピーカ209を鳴動したりする。また制御部205は、マイク210からの音声信号を音声データとして無線部206へ出力したり、無線部206からの音声データを音声信号としてスピーカ209へ出力したりする。
無線部206は、制御部205からの音声データや情報データを変調してアンテナ211を介して親機10へ無線信号で送信したり、親機10からの無線信号を、アンテナ211を介して受信し、復調して音声データや情報データとして制御部205へ出力したりする。このように子機20は、親機10とデータの送受信を行うときには、制御部205と無線部206とで構成される無線制御部により無線通信をする。
表示部207は、制御部205から出力された表示データを表示する。操作部208は、「0」〜「9」および「*」,「#」などの数字キーと、各種の機能キーを備えており、利用者が押下することで、押下したキーに応じてキーデータが制御部205へ出力される。スピーカ209は、制御部205からの音声信号を音声として出力する。マイク210は、利用者が発する音声を音声信号として制御部205へ出力する。
また子機20は、親機10に搭載状態であることを検出して制御部205へ通知する検知部212を備えている。この検知部212は、子機20が親機10に搭載状態であるときに押下されて短絡し、外すと開放する押しボタン型のスイッチとすることができる。例えば、親機10に子機21を搭載して子機21のバッテリ201を充電する場合では、子機21を親機10に搭載したときに検知部212としたスイッチが子機21の自重で短絡状態となると、その状態を制御部205から読み込むことで親機10に搭載状態であることが判定できる。検知部212を押しボタン型のスイッチとしたときには、子機20を机の上や棚の上に載置したときにスイッチが押圧されて短絡しないよう、子機20本体から引っ込ませた状態で配置されるのが望ましい。そうした場合には親機10側に子機20を搭載したときに、引っ込ませた状態のスイッチを押下するリブなどの凸部を設けるようにする。また検知部212は、磁界に反応するリードスイッチやホール素子を用いたセンサとすることができる。検知部212をリードスイッチやホール素子を用いたセンサとしたときには、親機10側には永久磁石を設ける。そうすることで検知部212を非接触で作動させることができるので、親機10にリブなどの凸部を形成する必要がないので美観を向上させることができる。
そして、子機20には、切替回路213が設けられている。この切替回路213は、制御部205からの指示によりバッテリ201からの電流をバックアップ電流として親機10へ通電するものである。
ここで、切替回路213の一例について図5に基づいて説明する。図5に示すように切替回路213は、制御部205に接続される分割抵抗R3,R4と、分割抵抗R3,R4の出力がベースに接続されるトランジスタTr1と、バッテリ201とトランジスタTr1のコレクタとに接続される抵抗R5と、トランジスタTr1のコレクタがベースに接続されるトランジスタTr2と、バッテリ201とトランジスタTr2のコレクタとに接続
される分割抵抗R6,R7と、分割抵抗R6,R7の出力がベースに接続されてバッテリ201からの電流をコレクタからエミッタへ流し端子203へと通電するように接続されるトランジスタTr3とを備えている。
以上のように構成される本発明の実施の形態に係るコードレス電話機の動作を図面に基づいて説明する。まずは親機10が非停電状態にあるときの親機10および子機20の動作を、更に図6および図7を参照しながら説明する。図6は、非停電状態であるときに子機へ供給される充電電流の流れを示す親機のブロック図である。図7は、非停電状態であるときに親機から供給される充電電流の流れを示す子機のブロック図である。
図6に示すように、親機10は、電灯線を介してACアダプタ11から直流が供給される。電源が供給されるとDC/DCコンバータ101により所定電圧に減圧され、安定化電源回路102を介して制御部103や無線部104などに供給される(C1〜C3)。
制御部103や無線部104に電源が供給されることで、無線部104からパケットを送信し始める。そしてACアダプタ11からの直流は、充電回路111に入力され、充電電流となって端子113を介して子機21へ出力される(C4)。
ここで非停電状態であるときの切替回路114の動作を図3に基づいて詳細に説明する。非停電状態であるとACアダプタ11から直流が出力されるため分割抵抗R1,R2による出力電圧が電界効果トランジスタFETのゲートに印加される。従って、電界効果トランジスタFETはOFFの状態となり充電電流は安定化電源回路102へ出力されないので、充電回路111からの出力はそのまま端子113へ、DC/DCコンバータ101の出力はそのまま安定化電源回路102へ出力されて、それぞれ出力に切替回路114は影響を与えない。
親機10から出力された充電電流C5は、図7に示すように子機21の端子203から入力され、充電回路202を介してバッテリ201を充電すると共に、安定化電源回路204へ供給される。安定化電源回路204へ充電電流C5が供給されることで、安定化電源回路204から制御部205や無線部206へ電源が供給され、親機10からのパケットの受信を開始する。
ここで、親機10と子機20とが無線通信するときの手順について、図8に基づいて説明する。図8は、親機と子機とが無線通信するときの手順を示す図である。
親機10と子機20とは、親機10を主局、子機20を従局としたTDMA(Time Division Multiple Access)方式で無線通信を行っている。図8に示すように、例えば子機21がスロット「1」およびスロット「5」が割り当てられた従局である場合では、主局である親機10がスロット「1」でパケットを送信すると、従局である子機21がそのパケットを受信して親機10と同期を取る。子機21側に親機10へ送信するデータがあればスロット「1」に対するスロット「5」で送信する。つまり子機21は、親機10からスロット「1」で送信されるパケットを受信していれば、無線リンクが確立していることを認識することができる。従って、親機10が停電のために動作不能状態となると、パケットの送信ができないので、子機21はスロット「1」でのパケットが受信できなり、無線リンクが途絶したと認識して親機10が停電状態にあることが認識できる。
このTDMA方式の無線リンクは、親機10と子機20が通信を行うときには子機20は親機10と同期を取る必要があるので、従来のコードレス電話機でも行われていることである。例えば、従来のコードレス電話機では、無線リンクが確立している場合には表示画面にアンテナを模した表示を行ったり、無線リンクが途絶している場合には「圏外」な
どの文字表示を行ったりしている。従って、無線リンクが確立しているか、途絶しているかを判定するために子機20の制御部205に新たな機能の追加をする必要がない。
子機20による親機10からのスロット「1」で送信されるパケットの監視は、常に行うのが望ましい。しかし、子機20はバッテリ201により駆動されているため、消費電流が大きい無線部206を受信する度に活性化していては子機20の待機時間や通話可能時間を短縮させる要因となる。従って、例えば制御部205は、親機10からの1つのパケットを受信した後は、カウントして640ms程度休止するなどして消費電流を抑制するのが望ましい。
本実施の形態では、親機10を主局、子機20を従局としたTDMA方式による無線通信手順としているが、子機20から親機10へパケットを送信して、その応答により無線リンクを確立する無線通信手順とすることも可能である。また他の通信手順でも子機20が親機10の存在を確認可能な通信手順であれば採用することが可能である。
図7に戻って、このようにして子機20の制御部205は、無線部206を介して親機10からのパケットを受信することで、親機10との無線リンクが確立しているものと判定しているため、バッテリ201へ流れる充電電流を端子203へ切替回路213を介して通電させていない。
ここで非停電状態であるときの切替回路213の動作を図5に基づいて詳細に説明する。図5に示すように制御部205から切り替えの指示がないときには、抵抗R3に電圧が出力されない。従って分割抵抗R3,R4の分割ポイントではLレベルとなりトランジスタTr1がOFFとなる。トランジスタTr1がOFFであるため、トランジスタTr2のベース電圧は、抵抗R5によってバッテリ201の電圧に維持されHレベルとなる。トランジスタTr2のベース電圧がHレベルとなることで、Tr2はOFFとなるので、抵抗R6によりトランジスタTr3のベース電圧はバッテリ201の電圧に維持されHレベルになる。これによりトランジスタTr3がOFFとなる。つまり、バッテリ201を充電している充電電流は端子203へは逆流しない。
次に、親機10が停電状態にあるときの動作を親機10および子機20の動作を、更に図9および図10を参照しながら説明する。図9は、停電状態であるときのバックアップ電流の流れを示す親機のブロック図である。図10は、停電状態であるときに親機へ供給するバックアップ電流の流れを示す子機のブロック図である。
図9に示すように停電が発生するとACアダプタ11からの出力電圧が低下し始める。この電圧低下が所定電圧となったことをACダウン検知回路110が検出して制御部103へ通知する。この通知を入力した制御部103は、書き込み途中のデータや保存すべきデータなどの保護を行う。そして、更にACアダプタ11からの出力電圧が低下すると制御部103および無線部104などが動作不能状態となる。また、充電回路111を介して出力されていた充電電流も出力されなくなる。
図10に示すように、停電によって親機10からパケットの送信がされなくなると、子機20の制御部205は、親機10との無線リンクの途絶を検出する。制御部205は、検知部212から子機20が親機10に搭載されているか否かの状態を読み込む。子機20が親機10に搭載されている状態であれば、切替回路213に切り替えを指示する。
ここで、停電状態であるときの切替回路213の動作を図5に基づいて詳細に説明する。図5に示すように制御部205から切り替えの指示があったときには、抵抗R3に電圧が出力される。従って分割抵抗R3,R4の分割ポイントではHレベルとなりトランジス
タTr1がONとなる。トランジスタTr1がONであるため、トランジスタTr2のベース電圧はLレベルとなる。トランジスタTr2のベース電圧がLレベルとなることでTr2はONとなり、分割抵抗R6、R7に電流が流れ、その分圧比により、トランジスタTr3のベース電圧がLレベルになる。これによりトランジスタTr3がONとなって、バッテリ201から出力されるバックアップ電流C6はトランジスタTr3を介して端子203へ出力され、親機10へ出力される(図10参照)。
図9に戻って、親機10へ出力されたバックアップ電流は、端子113を介して切替回路114へ入力される(C7)。
図3に示すように、ACアダプタ11からの出力がないときは、分割抵抗R1,R2による出力はLレベルである。つまり、電界効果トランジスタFETはONとなり、端子113から入力されるバックアップ電流は、安定化電源回路102へと通電される。このときACアダプタ11からの出力がないためDC/DCコンバータ101からの出力もない。従って、切替回路114がバックアップ電流を安定化電源回路102へ出力しても影響はない。図10に示すように、切替回路114から出力されたバックアップ電流が安定化電源回路102へ入力され、安定化電源回路102から制御部103や無線部104へ、非停電時と同様に出力される(C8およびC9)。切替回路114が停電時のみに端子113からのバックアップ電流を安定化電源回路102へ出力するので、充電電流を出力する端子と、バックアップ電流を入力する端子を、端子113で兼用することができる。従って、親機10側としては端子113を正電極および負電極の2ピンのみ備えていればよい。
このように親機10が停電したときに、子機21が親機10に搭載されていれば子機21のバッテリ201から電源を供給することができるので、親機10での操作を非停電時と同様に使用を継続することができる。
また停電の検出に子機20が親機10との無線リンクの途絶を判定の条件としているので、大規模な回路などの追加を必要としない。従って子機20の小型化、軽量化を図ることができる。
また、図10に示すように、バックアップ電流が安定化電源回路102へ入力され、安定化電源回路102から制御部103や無線部104へ電源供給されている状態であれば、親機10の主局としての機能が維持される。例えば従局である子機22や子機23が親機10の近辺にあれば、子機22または子機23から親機10へパケットを送信すると親機10がそれを受信して応答することが可能であり、子機22と親機10間で無線リンクを確立することができる。従って、子機21から親機10へバックアップ電流が供給されている間、非停電時と同様に子機22や子機23を使用して親機10と通話などを楽しむことができる。
本発明は、高い利便性を確保しつつ、子機の軽量化および小型化を図ることが可能なので、充電された子機から親機へ電源供給が可能なコードレス電話機に好適である。
本発明の実施の形態に係るコードレス電話機全体を示す外観図 コードレス電話機の親機の一例を示すブロック図 親機の切替回路の一例を示す図 コードレス電話機の子機を示すブロック図 子機の切替回路の一例を示す図 非停電状態であるときに子機へ供給される充電電流の流れを示す親機のブロック図 非停電状態であるときに親機から供給される充電電流の流れを示す子機のブロック図 親機と子機とが無線通信するときの手順を示す図 停電状態であるときのバックアップ電流の流れを示す親機のブロック図 停電状態であるときに親機へ供給するバックアップ電流の流れを示す子機のブロック図
符号の説明
1 コードレス電話機
10 親機
11 ACアダプタ
20,21,22,23 子機
30 充電台
31 ACアダプタ
101 DC/DCコンバータ
102 安定化電源回路
103 制御部
104 無線部
105 表示部
106 操作部
107 スピーカ
108 マイク
109 アンテナ
110 ACダウン検知回路
111 充電回路
112 充電検知回路
113 端子
114 切替回路
201 バッテリ
202 充電回路
203 端子
204 安定化電源回路
205 制御部
206 無線部
207 表示部
208 操作部
209 スピーカ
210 マイク
211 アンテナ
212 検知部
213 切替回路
FET 電界効果トランジスタ
R1〜R7 抵抗
Tr1〜Tr3 トランジスタ

Claims (5)

  1. 親機と子機とを備えたコードレス電話機において、
    前記親機は、
    前記子機と無線通信する親機無線制御部と、
    前記子機へ充電電流を供給する充電回路とを備え、
    前記子機は、
    前記親機から供給される充電電流で充電されるバッテリと、
    前記バッテリからの電流をバックアップ電流として親機へ通電する切替回路と、
    前記親機との無線リンクが途絶したことを検出して、前記切替回路を切り替えて前記バックアップ電流を前記親機へ供給する子機無線制御部とを備えたことを特徴とするコードレス電話機。
  2. 前記子機には、子機本体が前記親機に搭載状態であることを検出して前記子機無線制御部に通知する検出部が設けられ、
    前記子機無線制御部は、前記検出部が前記親機に搭載状態であることを検出し、かつ前記親機との無線リンクの途絶の検出を条件に、前記バックアップ電流を前記親機に供給することを特徴とする請求項1記載のコードレス電話機。
  3. 前記子機の検出部は、子機本体が前記親機に搭載状態であるときに押下されるスイッチであることを特徴する請求項2記載のコードレス電話機。
  4. 前記子機無線制御部は、前記親機無線制御部と周期的に通信することで無線リンクを確立し、前記親機無線制御部からの無線が不達となることで、無線リンクが途絶したものと判断することを特徴とする請求項1から3記載のいずれかの項に記載のコードレス電話機。
  5. 前記親機と通信可能な1台以上の他の子機を備え、
    前記他の子機は、前記子機からのバックアップ電流が前記親機へ供給されている間、前記親機と無線リンクの確立が可能であることを特徴とする請求項1から4記載のコードレス電話機。
JP2006059147A 2006-03-06 2006-03-06 コードレス電話機 Pending JP2007243281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006059147A JP2007243281A (ja) 2006-03-06 2006-03-06 コードレス電話機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006059147A JP2007243281A (ja) 2006-03-06 2006-03-06 コードレス電話機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007243281A true JP2007243281A (ja) 2007-09-20

Family

ID=38588416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006059147A Pending JP2007243281A (ja) 2006-03-06 2006-03-06 コードレス電話機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007243281A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010034867A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Aiphone Co Ltd ワイヤレスインターホン装置
WO2011016245A1 (ja) * 2009-08-06 2011-02-10 パナソニック株式会社 コードレス電話機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010034867A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Aiphone Co Ltd ワイヤレスインターホン装置
WO2011016245A1 (ja) * 2009-08-06 2011-02-10 パナソニック株式会社 コードレス電話機
CN102474547A (zh) * 2009-08-06 2012-05-23 松下电器产业株式会社 无绳电话机
US8666384B2 (en) 2009-08-06 2014-03-04 Panasonic Corporation Cordless telephone set
CN104010090A (zh) * 2009-08-06 2014-08-27 松下电器产业株式会社 无绳电话机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3610595B2 (ja) コードレス電話装置
CN102474547B (zh) 无绳电话机
CN100583658C (zh) 传感器屏幕节电器
JP2011101458A (ja) 電子装置および電源制御装置
JP4463131B2 (ja) 携帯型電子機器及び移動体通信端末
EP1686780B1 (en) Battery detection circuit for cordless telephones
US8599538B2 (en) Electronic apparatus and power-supply control apparatus and method
JP2007243281A (ja) コードレス電話機
JP4061983B2 (ja) 携帯端末装置及びその充電方式
US7065390B2 (en) Low cost power back-up system for cordless telephone system
JP4561985B2 (ja) 無線端末機
JP3088312B2 (ja) 移動電話機
JP2609995B2 (ja) コードレス電話装置
KR20060129631A (ko) 보조배터리가 구비된 이동통신 단말기 및 그 제어 방법
KR101091222B1 (ko) 백업 배터리를 내장한 휴대 단말기
KR200164773Y1 (ko) 보조 전원을 갖는 유/무선 전화기
JP2000201215A (ja) 携帯通信端末
KR0168003B1 (ko) 무선전화기의 로우밧데리 경고후 통화유지를 위한 휴대장치
JP2000165478A (ja) 通信機器
KR100627734B1 (ko) 휴대용 장치의 비상 전원 공급 방법 및 장치
JPH0923186A (ja) コードレス電話機
JP2013081063A (ja) コードレス電話システム、及び停電判定方法
KR19990076298A (ko) 무선 전화기에서 배터리가 저전압 상태인 휴대장치를사용하는 방법
JP2012209606A (ja) インターホン装置
JPH06204941A (ja) コードレス電話装置